計画事例 1 遮炎・遮煙性能を有する防火設備を設置する場合 遮炎性能と遮煙性能を有する防火扉、シャッター等を設置する場合の計画を以下に示す。 居室 居室 階段室 矢印は 避難経路を示す。 (以下同じ) EV EV 階段室 乗降ロビー 乗降 ロビー 認定を取得する 乗降ロビーの部分 を示す(以下同じ) 防火防煙扉 防火防煙扉 図 1 小規模の事務所ビル等で居室より階 防火防煙シャッター 図 2 小規模の事務所ビル等で専用の乗 段室への通路と乗降ロビーとを共用する 降ロビーを設け、階段室へは居室より 場合 直接出入りする場合 乗降ロビーは必要最小限の大きさとし、 避難者が取り残されることがないように 避難方法を用意すること。 防火防煙シャッター 居室 廊下 居室 EV 居室 乗降ロビー 居室 EV 乗降ロビー 廊下 廊下 スライド式防火扉 防火防煙扉 図 3 乗降ロビーが屋内廊下に面してい 図 4 乗降ロビーが屋内廊下に面してい る場合 る場合 乗降ロビーは必要最小限の大きさと し、避難者が取り残されることがない ように避難方法を用意すること。 乗降ロビーは必要最小限の大きさとし、 避難者が取り残されることがないように 避難方法を用意すること。 屋外階段 EV 屋外階段 EV 開放廊下 居室 居室 居室 図 5 居室 独立したEV昇降路が開放廊下に面 図 6 屋外階段の踊場と乗降ロビーとを共 する場合 用する場合 直接外気に開放された廊下等の部分とは 竪穴区画が要求されない。 直接外気に開放された廊下等の部分とは 竪穴区画が要求されない。 居室防火防煙扉 居室 吹抜き (高速EV側) EV EV 乗降ロビー W 吹抜き (高速EV側) EV 居室 EV 居室 防火防煙扉 図 7 事務所ビル等で4台口両側出入口の場合 乗降ロビーは必要最小限の大きさとし、避難者が取り残されることがないよ うに避難方法を用意すること。 2 WC 防火防煙扉 居室 倉庫 EV 乗降ロビー EPS WC PS 倉庫 EV WC 居室 防火防煙扉 図 8 事務所ビル等で2台口片側出入口の場合 乗降ロビーに面しているPS等の扉は防火設備であること。 防火防煙シャッタ 防火防煙扉 階段 EV EV ホール 乗降ロビー 倉庫 居室 廊下 廊下 居室 居室 廊下 階段 図 9 店舗又はホテル等で廊下に乗降ロビーが面する場合 乗降ロビーは必要最小限の大きさとし、避難者が取り残されることがないよ うに避難方法を用意すること。 3 2 複合型の防火設備を設置する場合 遮炎性能を有するエレベーターの乗場戸と、遮煙性のあるスクリーン等とを組合わせた防火設 備を設置する場合の計画事例を以下に示す。 居室 居室 防火扉 防火扉 階段室 EV EV 認定を取得する 乗降ロビーの部分 を示す(以下同じ) 乗降ロビ 乗降 ロビー 階段室 遮煙スクリーン 遮煙スクリーン 小規模の事務所ビル等で居室より 図 10 図 11 小規模の事務所ビル等で専用の 階段室への通路と乗降ロビーとを共用す 乗降ロビーを設け、階段室へ居室より直 る場合 接出入りする場合 乗場戸に近接してスクリーン等を設ける 場合は、EV 内に避難者が閉じ込められ ないようにすること(以下同じ) 。 乗降ロビーは必要最小限の大きさとし、 避難者が取り残されることがないように 避難方法を用意すること。 居室 廊下 遮煙スクリーン 防火扉 防火扉 居室 EV 居室 居室 EV 乗降ロビー 乗降ロビー 廊下 廊下 遮煙スクリーン 図 12 乗降ロビーが屋内廊下に面してい 図 13 乗降ロビーが屋内廊下に面してい る場合 る場合 人が閉じ込められないように、乗場戸と の間隔は 30cm 以下とすること。 乗降ロビーは必要最小限の大きさとし、 避難者が取り残されることがないように 避難方法を用意すること。 4 防火扉 屋外階段 延焼のおそれのある部分 EV 開放廊下 居室 図 14 居室 居室 独立したEV昇降路が開放廊下に 面する場合 直接外気に開放された廊下等の部分とは 竪穴区画が要求されない。 防火扉 防火扉 延焼のおそれのある部分 屋外階段 屋内階段 EV 居室 EV 居室 遮煙スクリーン 図 15 屋外階段の踊場と乗降ロビーとを 図 16 屋内階段の踊場と乗降ロビーとを 共用する場合 共用する場合 直接外気に開放された廊下等の部分とは 竪穴区画が要求されない。 人が閉じ込められないように、乗場戸と の間隔は 30cm 以下とすること。 5 遮煙スクリーン 居室 吹抜き (高速側) 居室 防火扉 EV EV 乗降ロビー WC 吹抜き (高速側) WC EV EV 居室 居室 遮煙スクリーン 図 17 事務所ビル等で4台口両側出入口の場合 乗降ロビーは必要最小限の大きさとし、乗降ロビーに避難者が取り残される ことがないように避難方法を用意すること。また、遮煙スクリーンから一定 の範囲にある、出火室との区画及び開口部は必要な耐火性能を有すること。 遮煙スクリーン 居室 居室 吹抜き (高速側) 防火扉 EV EV 乗降ロビー WC 吹抜き (高速側) EV 居室 EV WC 居室 遮煙スクリーン 図 18 事務所ビル等で4台口両側出入口の場合 人が閉じ込められないように、乗場戸との間隔は 30cm 以下とすること。遮煙 スクリーンから一定の範囲にある、出火室との区画及び開口部は必要な耐火 性能を有すること。 6 防火扉 階段 EV EV ホール 乗降ロビー 倉庫 居室 廊下 遮煙スクリーン 居室 廊下 居室 廊下 階段 図 19 店舗又はホテル等で廊下に乗降ロビーが面する場合 人が閉じ込められないように、乗場戸との間隔は 30cm 以下とすること。ホー ルの部分は出火の危険性が極めて小さいこと。また、遮煙スクリーンから一 定の範囲にある、出火室との区画及び開口部は必要な耐火性能を有すること。 7
© Copyright 2025 Paperzz