里 山 の 救 世 主

里 山 の 救 世 主 !?
~ モンキードッグ只今参上 ~
1.モンキードッグとは?
4.養成講座の内容
飼い主と飼い犬が一緒に参加する訓練士派遣型モンキードッグ養成講座がおすす
めです。1週間に1回訓練士が地域に出張して、2時間程度の養成講座を開催しま
す。講座のない日は、自宅で15~30分程度の訓練を行います。これを4~5か
農作物を食べに里へ下りて来たサルを山へ追い払う訓練を受けた犬のことです。
月間続けます。養成講座では、飼い犬が飼い主の言う通りに行動できるようになる
モンキードッグの候補生は、地域住民の方の飼い犬です。犬の適性年齢は、生後
服従訓練や、サルに対して吠えさせたり、追い払う等の訓練を行います。
6か月から6歳ぐらいですが、飼い主の年齢・性別は関係ありません!
被害対策としては、保護柵の設置や捕獲も同時に進めていく必要がありますが、
モンキードッグには即効性があります。サルも、犬に追われると逃げずにはいら
5.交付金情報
農林水産省では、市町村が作成した「被害防止計画」に基づく取組みを支援し
れません。
※犬の放し飼いは原則禁止ですが、環境省告示の「家庭動物等の飼養及び保管に関する基準」
では、人・家畜・農作物等に対する野生鳥獣による被害を防ぐための追い払いに使役する場合、
適正なしつけ及び訓練がなされており、人の生命、身体及び財産に危害を加えず、人への迷惑
や自然環境保全上の問題を生じさせる恐れのない場合には、放すことが可能です。
ています。「鳥獣被害防止総合対策交付金」は、サルの捕獲や追い払いをはじめと
する地域ぐるみのサル被害防止活動も対象になっており、通常2分の1の補助金
(200 万円以内)が国から支援されます。さらに、新規地区の取組み等の場合には、
市町村1団体当たり定額(200 万円以内)が支援されます。この他、周囲の市町村
と一緒に連絡協議会を立ち上げて活動することで、支援が受けられる場合がありま
2.期待される効果
す。
① サルは賢い動物です。モンキードッグに何度も追われることで、そこでは餌が
食べれないことを学習し、その地域に来なくなります。
② 地域住民主導でサル被害に対応できるようになります。
③ 地域住民の話題に上ることで、サル被害対策への意識が高まります。
④ 導入後は何年にもわたり効果が続くことを考えると、長期的にみると経済的な
【その他の取組み】
弊社では、サルの他にも、シカやイノシシ、外来種等の鳥獣被害対策に関わる
様々な取組みを行っています。鳥獣被害でお困りの方は、お気軽にご相談下さい。
サル被害対策となります。
① 被害実態調査
⑤ 営農意欲の衰退に歯止めをかけることができます。
② 生息環境・生息分布・餌資源調査
③ 生体捕獲・行動追跡調査(発信機を用いたテレメトリー調査)
3.モンキードッグ導入までの流れ
④ 生息密度・個体数調査
【モンキードッグ養成講座】
地域住民説明会
服従訓練
モンキードッグ
認定試験
⑤ 効率的な管理捕獲法の普及啓発
⑥ GIS(地理情報システム)解析
⑦ 外来種生息状況調査
合意形成・
参加者募集
犬の適性検査
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⑧ 有害鳥獣の捕獲機器製作・販売
追い払い訓練
終了試験
導入
⑨ 総合的な被害防止対策の提案
問合せ先:( 株 ) 九州自然環境研究所
野生動物保護管理室
〒869-1102 熊本県菊池郡菊陽町原水 1159-5
TEL 096-232-7590、FAX 096-292-3056
E-mail ksken@sysken.or.jp