ETERNUS LT20(LT20JLD1, LT20JLF1) テープライブラリ

C144-E253-03
ETERNUS LT20(LT20JLD1, LT20JLF1)
テープライブラリ ユーザーズガイド
はじめに
このたびは、ETERNUS LT20 テープライブラリをお買い上げいただき、誠にありがとうございます。
ご使用になる前に、本書、サーバ本体およびバックアップ用ソフトウェアに添付のマニュアルをよく
お読みになり、正しい取り扱いをされるようお願いいたします。
本書は、ETERNUS LT20 テープライブラリの操作および取り扱いの基本的なことがらについて説明し
ています。
本書の目的は、本テープライブラリ装置(以下、「テープライブラリ」、「ライブラリ」、または「本装
置」)の概要、仕様、本装置をシステムに組み込んで使用するための設置条件とその手順、清掃方法な
どについて、詳細に説明することです。
本書は、テープライブラリ装置と計算機システムの使用法についての基礎知識を持っているユーザー
を対象に書かれています。
本装置に関するマニュアルの構成と本書の記述範囲は、
「 マニュアル体系」(P.20) に示すとおりです。
必要に応じて、本書以外のマニュアルを併せてご利用ください。
第3版
2013 年 6 月
3
ETERNUS LT20 テープライブラリ ユーザーズガイド
Copyright 2013 FUJITSU LIMITED
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はじめに
このマニュアルの取り扱いについて
このマニュアルには当製品を安全に使用していただくための重要な情報が記載されています。当製品
を使用する前に、このマニュアルを熟読してください。また、このマニュアルは大切に保管してくだ
さい。
富士通は、使用者および周囲の方の身体や財産に被害を及ぼすことなく安全に使っていただくために
細心の注意を払っています。当製品を使用する際は、マニュアルの説明に従ってください。
本製品について
本製品は、一般事務用、パーソナル用、通常の産業用などの一般的用途を想定して設計・製造されて
いるものであり、原子力施設における核反応制御、航空機自動飛行制御、航空交通管制、大量輸送シ
ステムにおける運行制御、生命維持のための医療用機器、兵器システムにおけるミサイル発射制御な
ど、極めて高度な安全性が要求され、仮に当該安全性が確保されない場合、直接生命・身体に対する
重大な危険性を伴う用途(以下「ハイセイフティ用途」という)に使用されるよう設計・製造された
ものではございません。お客様は、当該ハイセイフティ用途に要する安全性を確保する措置を施すこ
となく、本製品を使用しないでください。ハイセイフティ用途に使用される場合は、弊社の担当営業
までご相談ください。
規格
電波障害の防止について
この装置は、クラス A 情報技術装置です。この装置を家庭環境で使用すると電波妨害を引き起こすことがあ
ります。この場合には使用者が適切な対策を講ずるよう要求されることがあります。 VCCI-A
JIS C 61000-3-2 適合品
本装置は、高調波電流規格 JIS C 61000-3-2 に適合しています
電源の瞬時電圧低下対策について
本装置は、落雷などによる電源の瞬時電圧低下に対し不都合が生じることがあります。電源の瞬時電
圧低下対策として、交流無停電電源装置などの使用を推奨します。
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はじめに
中国 RoHS に基づく有害物質/有毒物質(HS/TS)濃度に関する表
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はじめに
商標について
• SPARC Enterprise は、米国 SPARC International, Inc. のライセンスを受けて使用している、同社
の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
• UNIX は、米国およびその他の国におけるオープン・グループの登録商標です。
• LTO, Linear Tape-Open, Ultrium は HEWLETT-PACKARD Company, IBM Corporation, Quantum
Corporation の登録商標です。
• Microsoft, Windows, MS は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標
です。
• Linux は、Linus Torvalds 氏の登録商標です。
• Oracle と Java は、Oracle Corporation およびその子会社、関連会社の米国およびその他の国にお
ける登録商標です。
• Symantec と Symantec のロゴ、NetBackup、VERITAS と VERITAS のロゴ、Backup Exec は米国
における Symantec 社およびその関連企業の登録商標です。
• BrightStor、ARCserve、CA ロゴは、米国 CA, Inc. の米国およびその他諸国での登録商標または商
標です。
• EMC、NetWorker は、米国 EMC コーポレーションの登録商標または商標です。
• NetVault は、米国およびその他の国における Dell, Inc. の登録商標です。
• その他の会社名および製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。
Microsoft Corporation のガイドラインに従って画面写真を使用しています。
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本書の読み方
本書の内容と構成
本書は、以下に示す 9 章および付録から構成されています。
● 第 1 章 機器の説明
本装置や各機器の各部の名称および機能概要について説明しています。
● 第 2 章 設置
本装置の設置、ラックへの搭載方法、スタンドアロン・キット・オプションの取り付けについて説
明しています。
● 第 3 章 接続方法と諸注意
SCSI ケーブル・AC 電源ケーブルの接続、電源の投入・切断方法、SCSI ID の設定、システムの起
動と終了について説明しています。
● 第 4 章 オペレーターパネル
オペレーターパネルの使用方法、メニューツリー、テープライブラリおよびテープドライブの設定
方法について説明しています。
● 第 5 章 テープライブラリの設定・操作
オペレーターパネルを使用した、本装置の設定情報の確認方法、マガジンやカートリッジテープの
脱着手順など、テープライブラリの運用上必要な操作について説明しています。
● 第 6 章 イーサネット機能
本装置のイーサネット機能の概要とその利用方法について説明しています。
● 第 7 章 リモートパネル
リモートパネル設定方法、および操作方法について説明しています。
● 第 8 章 メンテナンス
テープドライブヘッドのクリーニングについて説明しています。
● 第 9 章 トラブルシューティング
本装置に不具合が生じた場合の注意点について説明しています。
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本書の読み方
● 付録 A 仕様
本装置の仕様と初期設定値を記載しています。
● 付録 B オプションおよびサプライ品
本装置のオプションおよびサプライ品の概要について記載しています。
● 付録 C テープライブラリエラーコード
テープライブラリおよびテープドライブのエラーコード一覧を記載しています。
● 付録 D 警告イベントコード
本装置の警告イベントコードを記載しています。
● 付録 E イベント一覧
テープライブラリのイベント一覧を記載しています。
警告表示について
ご使用前に、本製品を安全に正しくお使いいただくために、本書を必ずお読みください。人体や財産
に被害が及ばないように、本書に従って正しくお取り扱いください。お読みになったあとも、必要な
ときにすぐ見られるよう、大切に保管してください。
本書では、装置を安全に正しくご使用していただくために、以下のような表示をしています。
表示の内容をよくご確認のうえ、本文をお読みください。
この記号は、人が死亡または重傷を負う危険性がある内容を示します。
この記号は、人が障害を負う危険性がある内容、または物的損害だけ発生が想
定される内容を示します。
この記号は、お使いになる際の重要な注意点があることを示しています。
本書では、お守りいただく内容の種類を、以下の絵文字(注意シンボル)で区別し、説明しています。
発煙または発火の危険性があることを示します。
爆発や破裂の危険性があることを示します。
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本書の読み方
感電の危険性があることを示します。
毒性の物質によって傷害が起こる危険性があることを示します。
手や指などが挟まれけがを負う危険性があることを示します。
一般的な禁止の通告を示します。
製品の分解や改造を禁止することを示します。
製品への接触を禁止することを示します。
一般的な行動の指示を示します。
電源プラグをコンセントから抜くこと、および分電盤のサーキットブレーカーを切ることの指
示を示します。
本書の表記について
本文中の記号について
• 本書では、参照するボタンやメニューを [OK] などのように表記しています。
• 本書では以下のマークを使用しています。
操作や設定を行ううえで制限される内容や注意が必要な内容が書いてありま
す。
操作や設定を行ううえで知っておくと便利な機能や使い方など、本文を補足
する内容が書いてあります。
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本書の読み方
略称について
本書では、製品名を以下のように表記しています。
正式名称
略記
Solaris Oracle Solaris™ 9 Operating System
Oracle Solaris
Solaris Oracle Solaris™ 10 Operating System
Microsoft® Windows Server® 2003, Standard Edition
Microsoft® Windows Server® 2003, Enterprise Edition
Microsoft® Windows Server® 2003 R2, Standard Edition
Microsoft® Windows Server® 2003 R2, Enterprise Edition
Microsoft® Windows Server® 2003, Standard x64 Edition
Microsoft® Windows Server® 2003, Enterprise x64 Edition
Microsoft® Windows Server® 2003 R2, Standard x64 Edition
Windows
Microsoft® Windows Server® 2003 R2, Enterprise x64 Edition
Microsoft® Windows Server® 2008 Standard (32-bit)
Microsoft® Windows Server® 2008 Standard (64-bit)
Microsoft® Windows Server® 2008 Enterprise (32-bit)
Microsoft® Windows Server® 2008 Enterprise (64-bit)
Red Hat® Enterprise Linux® AS (v.3 for x86)
Red Hat® Enterprise Linux® ES (v.3 for x86)
Red Hat® Enterprise Linux® AS (v.4 for x86)
Red Hat® Enterprise Linux® ES (v.4 for x86)
Red Hat® Enterprise Linux® AS (v.4 for EM64T)
Red Hat® Enterprise Linux® ES (v.4 for EM64T)
Linux
Red Hat® Enterprise Linux® AS (4.x for x86)
Red Hat® Enterprise Linux® ES (4.x for x86)
Red Hat® Enterprise Linux® AS (4.x for EM64T)
Red Hat® Enterprise Linux® ES (4.x for EM64T)
Red Hat® Enterprise Linux® 5 (for x86)
Red Hat® Enterprise Linux® 5 (for Intel64)
Red Hat® Enterprise Linux® 5 (for Itanium)
Symantec™ NetBackup Enterprise Server™
Symantec NetBackup
Symantec™ NetBackup Server™
NetWorker® Power Edition
NetWorker® Network Edition
NetWorker
NetWorker® Workgroup Edition
CA ARCserve™ Backup r15 for Windows - Japanese
CA ARCserve Backup
NetVault® Backup 8
NetVault
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安全上の注意事項
製品取り扱い上の注意事項
異常発生時について
万一、装置から発熱や煙、異臭や異音がするなどの異常が発生した場合は、直ちに本装置の電源ボタ
ンを押して電源を切り、電源プラグをコンセントから抜いてください。
その後、煙が消えたことを確認してから、販売会社または当社保守サービスセンターに修理を依頼し
てください。
異常状態のまま使用すると、火災・感電の原因となります。
また、使用者自身による修理は危険ですから絶対におやめください。
異物(水・金属片・液体など)が装置の内部に入った場合は、直ちに本装置の電源ボタンを押して電
源を切り、電源プラグをコンセントから抜いてください。
その後、販売会社または当社保守サービスセンターにご連絡ください。
異物が装置内部に混入したまま使用すると、火災・感電の原因となります。
メンテナンスについて
当製品の修理は使用者自身で行わないでください。当社に連絡の上、当社の技術員または当社が認定
した技術員によるメンテナンスを受けてください。
メンテナンスの際、担当保守員が診断のため、メンテナンスツール(パソコンなど)を持参し、当該
製品に接続する場合があります。
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安全上の注意事項
なお、担当保守員が保守をする場合、以下の接続形態のいずれかになります。
● 本装置と保守員用 PC(FST)を直接接続する
● 本装置とお客様先の PC を直接接続する
● 本装置とお客様先の PC をネットワーク経由で接続する
本装置に保守員用 PC を直接接続できない場合、お客様に保守用の PC を用意していただく必要が
あります。
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安全上の注意事項
装置の取り扱いについて
装置本体のカバーは、取り外さないでください。
内部には電圧の高い部分があり、感電の原因となります。
内部の点検および修理は、販売会社または当社保守サービスセンターにご依頼ください。
オペレーターパネルに何も表示されないなどの不具合が発生し、故障している可能性がある状態で本
装置の使用を継続しないでください。そのままの状態で本装置の使用を継続すると火災・感電のおそ
れがあります。
故障の修理は、販売会社または当社保守サービスセンターにご依頼ください。
• 開口部(通風孔など)から内部に金属類や燃えやすい物などの異物を差し込んだり、落としたり
しないでください。故障・火災・感電の原因となります。
• 装置の上または近くに、花びん・植木鉢・コップなどの水が入った容器、金属物を置かないでく
ださい。故障・火災・感電の原因となります。
• 可燃性ガスを使用したダストスプレーなどは、火災の原因となりますので使用しないでください。
オプションの取り付けや取り外しをする場合は、装置本体および接続されている装置の電源を切り、電
源プラグをコンセントから抜いたあとに行ってください。感電の原因となります。
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安全上の注意事項
電源ケーブル/電源プラグについて
• 近くで雷が起きたときは、電源ケーブルなどをコンセントから抜いてください。そのまま使用す
ると、雷によっては装置を破壊し、火災の原因となります。
• 表示された電源電圧以外の電圧で使用しないでください。また、タコ足配線をしないでください。
火災・感電の原因となります。
• 濡れた手で電源プラグを抜き差ししないでください。感電の原因となります。
• 電源ケーブルを傷つけたり、加工したりしないでください。重い物を載せたり、引っ張ったり、
無理に曲げたり、ねじったり、加熱したりすると電源ケーブルを傷め、火災・感電の原因となり
ます。
• 電源ケーブルや電源プラグが傷んだとき、コンセントの差し込み口がゆるいときは使用しないで
ください。そのまま使用すると、火災・感電の原因となります。
• 電源プラグの電極、およびコンセントの差し込み口にほこりが付着している場合は、乾いた布で
よく拭いてください。そのまま使用すると、火災の原因となります。
• アース接続が必要な装置は、電源を入れる前に、必ずアース接続をしてください。万一漏電した
場合に、火災・感電の原因となります。
アース接続ができない場合は、販売会社または当社保守サービスセンターにご相談ください。
• 電源プラグは、コンセントの奥まで確実に差し込んでください。火災・故障の原因となることが
あります。
• 装置を移動する場合は、必ず電源プラグをコンセントから抜いてください。電源ケーブルが傷つ
くと、火災・感電の原因となります。
• 装置を移動する場合は、電源ケーブルなども装置から外し、作業は足元に十分注意して行ってく
ださい。電源ケーブルが絡まり、装置が落ちたり倒れたりしてけがの原因となることがあります。
• 長時間装置を使用しないときは、安全のため必ず電源プラグをコンセントから抜いてください。
火災・感電の原因となることがあります。
• 電源プラグを抜くときは電源ケーブルを引っ張らず、必ず電源プラグを持って抜いてください。
電源ケーブルを引っ張ると、電源ケーブルの芯線が露出したり断線したりして、火災・感電の原
因となることがあります。
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安全上の注意事項
使用環境について
本装置は日本国内での使用を前提にしていますので、日本国外での使用はできません。日本国外での
使用結果の影響については責任範囲外となります。
• 湿気・ほこり・油煙の多い場所、通気性の悪い場所、火気のある場所に置かないでください。故
障・火災・感電の原因となります。
• 装置に水をかけないでください。故障・火災・感電の原因となります。
• 装置の開口部(通風孔など)をふさがないでください。通風孔をふさぐと内部に熱がこもり、火
災の原因となることがあります。
• 装置の上に重い物を置かないでください。また、衝撃を与えないでください。バランスが崩れて
倒れたり、落下したりしてけがの原因となることがあります。
• 振動の激しい場所や傾いた場所など、不安定な場所に置かないでください。落ちたり、倒れたり
してけがの原因となることがあります。
当製品および梱包材などの廃棄について
当製品を廃棄する際は、保守担当者の指示に従ってください。
接続可能な機器について
当製品には、当社で指定した機器だけを接続してください。これら以外の機器を接続した場合、使用
者や周囲の方の身体や財産に予期しない損害が生じるおそれがあります。
使用可能なサプライ用品について
当製品には富士通指定のサプライ用品を使用してください。これら以外の用品を使用した場合、使用
者や周囲の方の身体や財産に予期しない損害が生じるおそれがあります。
当製品の改造/再生について
当製品に改造を加えたり、当製品の中古品をオーバーホールなどによって再生して使用する場合、使
用者や周囲の方の身体や財産に予期しない損害が生じるおそれがあります。
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安全上の注意事項
本装置の移動および移設時の取り扱いについて
本装置の移動および移設の際には、事前に販売会社または当社保守サービスセンターにお問い合わせ
ください。
• 本装置の移動、移設、および輸送の際には、ロボットの故障を防ぐために輸送金具を取り付ける
必要があります。輸送金具を取り付けるには、ロボットをホームポジションに移動させる必要が
あります。本装置の電源ボタンを使用して装置の電源を切断して、ロボットをホームポジション
に移動させてから輸送金具を取り付けてください。
• テープライブラリ内にカートリッジテープが入っている場合は、すべてのカートリッジテープを
取り出してください。
• 本装置は重量物なので、取り扱いには注意してください。
事業系の使用済み製品の回収とリサイクルについて
本装置の所有権が事業主の場合、使用済み後に廃棄される製品は産業廃棄物扱いとなり、廃棄の際に
はマニフェスト伝票(廃棄物管理票)の発行が必要となります。当社に廃棄を依頼される場合には、当
社と連携している物流会社(産業廃棄物収集運搬許可業者)で引き取りを行います。
当社担当営業または「富士通リサイクル受付センター」にお問い合わせください。
• 富士通リサイクル受付センター
Tel: 044-874-6274
受付日時: 月曜日~金曜日(祝日・当社指定休日を除く)
9 時~ 12 時、13 時~ 17 時
富士通リサイクルシステムでは、リサイクルセンターで使用済み製品の解体、分別処理により、部
品の再使用や材料へのリサイクルを行っています。
カートリッジテープの廃棄について
カートリッジテープの廃棄については、
「 事業系の使用済み製品の回収とリサイクルについて」(P.16)
の記載内容による取り扱いとなります。
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安全上の注意事項
LCD ユニット(オペレーターパネル)について
当製品の LCD ユニット(オペレーターパネル)には、水銀が使用されています。危険防止のため、以
下の事項を厳守してください。
• 口に入れないでください。水銀が体内に入ると危険です。
• LCD ユニットを、気体、粉末、および液体にはしないでください。焼く、砕く、もしくは化学的
処理により液体化するなどした水銀を、吸引、誤飲すると危険です。
• 廃棄する場合は、関係国内法、および貴社廃棄物処理規定に従ってください。
• 当製品を廃棄する場合は、一般産業廃棄物や家庭用廃棄物とは別にしてください。
LCD ユニットの液晶ディスプレイについて
当製品に搭載されている LCD ユニットの液晶ディスプレイでは、以下の事象が見られることがありま
すが、これらは液晶ディスプレイの特性によるものであり、故障ではありませんのであらかじめご了
承ください。
• 電源投入時、液晶ディスプレイに格子模様が見られる場合がありますが、時間が経過すると消え
ますので、問題はありません。
• 液晶ディスプレイは、製造工程により、各製品で色合いが異なる場合があります。
• 液晶ディスプレイは、製品の特質上、温度変化などで多少の色むらが発生する場合があります。
• 液晶ディスプレイは、非常に精度の高い技術で作られておりますが、画面の一部に点灯しない
ドットや、常時点灯するドットが存在する場合があります。
バーコードリーダー光源部について
当製品に搭載されているバーコードリーダーの光源部を直接見ないでください。光源部から発される
レーザー、フラッシュ光を見ると、目を傷めるおそれがあります。
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安全上の注意事項
型名・製造番号ラベルについて
本装置の前面には、型名(MODEL)と製造番号(SERIAL NO.)が記載されています。
担当営業または担当保守員に修理依頼で連絡する際には、本ラベルで型名・製造番号を確認し、お伝
えください。
• ETERNUS LT20
以下に本ラベルの位置と、記載されている内容の一例を示します。
警告・製造銘板ラベルについて
封印ラベル
本装置に貼り付けられている封印ラベルを以下に示します。
• 記載内容
[ 注意 ]
封印ラベルを破いたり、剥がしたりしないでください。
封印ラベルが破れたり、剥がれたりした場合、製品保証期間内であっても、サービスを受けられな
くなります。
• 貼付位置
ラックマウントタイプ装置背面の両側
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安全上の注意事項
禁止ラベル
本装置に貼付されている禁止ラベルを以下に示します。
• 記載内容
[ 禁止 ]
装置を縦置きにしないこと。
装置上面に物を置かないこと。
• 貼付位置
ラックマウントタイプ装置の上面
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マニュアル体系
以下に、ETERNUS LT20 テープライブラリに関するマニュアル構成とその内容について示します。
マニュアル名
内容
ETERNUS LT20 テープライブラリ
ユーザーズガイド(C144-E253)(本書)
第 1 章 機器の説明
第 2 章 設置
第 3 章 接続方法と諸注意
第 4 章 オペレーターパネル
第 5 章 テープライブラリの設定・操作
第 6 章 イーサネット機能
第 7 章 リモートパネル
第 8 章 メンテナンス
第 9 章 トラブルシューティング
付録 A 仕様
付録 B オプションおよびサプライ品
付録 C テープライブラリエラーコード
付録 D 警告イベントコード
付録 E イベント一覧
ETERNUS LT20/LT20 S2, ETERNUS LT40/LT40 S2,
LT60/LT60 S2 ユーザーズガイド サーバ接続編
(P3AM-5322)
第 1 章 ご使用になる前に
第 2 章 本装置の設定
第 3 章 オペレーティングシステムの設定
第 4 章 バックアップソフトウェアの設定
ETERNUS LT20 テープライブラリ 監視設置手順書
(C144-E256)
第 1 章 SNMP セットアップ
第 2 章 監視ソフトウェアのセットアップ
第 3 章 SNMP Trap 設定の確認
第 4 章 イベント一覧
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目次
第1章
1.1
1.1.1
1.1.2
28
機器の説明
テープライブラリ .................................................................................................... 28
テープライブラリ各部の名称と機能 .................................................................................................. 28
マガジンとスロット ........................................................................................................................... 31
1.2
テープドライブ ....................................................................................................... 32
1.3
カートリッジテープ ................................................................................................ 33
1.3.1
1.3.2
1.3.3
1.4
1.4.1
1.4.2
第2章
Ultrium カートリッジテープ仕様 ........................................................................................................ 33
Ultrium カートリッジテープの取り扱い ............................................................................................. 34
カートリッジテープ使用にあたっての留意点 ................................................................................... 35
ラベルの使用・取り扱い ......................................................................................... 36
バーコードラベルを貼付する場合 ..................................................................................................... 36
バーコードラベルを貼付しない場合の注意 ....................................................................................... 38
39
設置
2.1
搭載可能なラック条件について .............................................................................. 39
2.2
スタンドアロンタイプの設置について ................................................................... 41
2.3
輸送金具の取り外し ................................................................................................ 42
2.4
設置エリア ............................................................................................................... 43
2.4.1
2.4.2
2.5
第3章
3.1
3.1.1
3.1.2
3.1.3
3.2
3.2.1
3.2.2
3.2.3
3.2.4
3.2.5
ラックマウントタイプ ....................................................................................................................... 43
スタンドアロンタイプ ....................................................................................................................... 44
移動、移設、および輸送時の注意事項 ................................................................... 45
46
接続方法と諸注意
SCSI ケーブル ......................................................................................................... 46
SCSI ケーブルと終端抵抗の仕様 ....................................................................................................... 46
SCSI ケーブルの接続 ......................................................................................................................... 47
SCSI ID の設定について .................................................................................................................... 48
AC 電源 .................................................................................................................... 49
AC 電源ケーブルの仕様条件 .............................................................................................................. 49
AC 電源ケーブルの接続 ..................................................................................................................... 49
AC 電源投入とシーケンス .................................................................................................................. 50
AC 電源投入とシーケンス(Special Sequential 設定時)................................................................... 51
AC 電源切断とシーケンス .................................................................................................................. 52
21
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目次
3.3
3.3.1
3.3.2
3.3.3
第4章
4.1
4.1.1
4.1.2
システムの起動と終了 ............................................................................................. 53
システムの起動 .................................................................................................................................. 53
システムの終了 .................................................................................................................................. 53
システムの再起動 ............................................................................................................................... 54
55
オペレーターパネル
オペレーターパネル部の説明 .................................................................................. 55
LED インジケーター .......................................................................................................................... 55
オペレーターパネルのボタン ............................................................................................................. 56
4.2
オペレーターパネルの [Home(ホーム)] 画面 ...................................................... 57
4.3
オペレーターパネルから操作可能なメニュー ......................................................... 58
4.4
メインメニューの説明 ............................................................................................. 59
4.4.1
4.4.2
第5章
5.1
5.1.1
5.1.2
5.1.3
5.1.4
5.1.5
5.1.6
5.1.7
5.1.8
5.1.9
5.1.10
5.1.11
メニュー構造について ....................................................................................................................... 60
メニューとサブメニュー .................................................................................................................... 61
テープライブラリの設定・操作
64
Configuration(設定)............................................................................................... 64
管理者パスワードの変更 .................................................................................................................... 65
予約済みスロット(リザーブスロット)の数の設定 ......................................................................... 66
メールスロットの設定 ....................................................................................................................... 67
バーコードレポートのフォーマット .................................................................................................. 68
SCSI アドレスの変更 ......................................................................................................................... 69
動作の設定 ......................................................................................................................................... 70
日付と時刻の設定 ............................................................................................................................... 73
ネットワークの設定 ........................................................................................................................... 74
自動クリーニングの設定【使用禁止】................................................................................................ 76
工場出荷時設定の復元【使用禁止】.................................................................................................... 76
設定情報の記録と復元【使用禁止】.................................................................................................... 76
5.2
Unlock Mailslot(メールスロット:ロック解除).................................................... 77
5.3
Status/Information(ステータス/情報)................................................................. 78
5.3.1
5.3.2
5.3.3
5.3.4
5.3.5
5.4
5.4.1
5.4.2
5.4.3
5.4.4
インベントリ ...................................................................................................................................... 78
テープライブラリの情報 .................................................................................................................... 80
テープドライブの情報 ....................................................................................................................... 81
コンポーネントのステータス ............................................................................................................. 81
ネットワークの情報 ........................................................................................................................... 82
Operations(操作) .................................................................................................. 83
マガジンのロック解除、取り出し、交換 ........................................................................................... 83
テープドライブのクリーニング ......................................................................................................... 84
テープライブラリ内でのカートリッジテープの移動 ......................................................................... 86
カートリッジテープインベントリのアップデート ............................................................................ 88
22
ETERNUS LT20 テープライブラリ ユーザーズガイド
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目次
5.4.5
5.4.6
5.5
5.5.1
5.5.2
5.5.3
5.5.4
5.5.5
5.5.6
5.5.7
5.5.8
5.5.9
5.5.10
第6章
Reboot Autoloader(本装置の再起動)............................................................................................... 88
パスワードロックの有効化 ................................................................................................................ 89
Support(サポート)................................................................................................ 90
テープドライブの電源オン/オフ ..................................................................................................... 90
デモモードでの実行 ........................................................................................................................... 91
スロット間テストの実行 .................................................................................................................... 92
Wellness Test(ウェルネステスト)の実行 ...................................................................................... 93
ドライブファームウェアのアップデート【使用禁止】....................................................................... 94
ライブラリファームウェアのアップデート【使用禁止】................................................................... 94
テープドライブ内のカートリッジテープの強制排出 ......................................................................... 95
テープライブラリエラーログとテープライブラリ警告ログの表示 ................................................... 96
テープライブラリサポートチケットの USB 記録【使用禁止】.......................................................... 96
テープドライブサポートチケットの USB 記録【使用禁止】.............................................................. 96
97
イーサネット機能
6.1
接続構成の概要 ....................................................................................................... 97
6.2
SNMP 機能 .............................................................................................................. 97
6.2.1
6.2.2
6.2.3
6.2.4
第7章
SNMP 機能でできること ................................................................................................................... 97
SNMP 機能の設定方法 ....................................................................................................................... 98
SNMP Trap 機能での通知内容 ........................................................................................................... 99
SNMP 機能の補足 ............................................................................................................................ 100
101
リモートパネル
7.1
リモートパネル必要環境 ....................................................................................... 101
7.2
ログイン ................................................................................................................ 103
7.3
System Status ....................................................................................................... 104
7.4
ヘルプの表示 ......................................................................................................... 105
7.5
Identity(識別情報)............................................................................................... 105
7.5.1
7.5.2
7.5.3
7.6
7.6.1
7.6.2
7.6.3
7.7
7.7.1
7.7.2
7.7.3
静的なテープライブラリ情報の表示 ................................................................................................ 105
静的なテープドライブ情報の表示 ................................................................................................... 107
静的なネットワーク情報の表示 ....................................................................................................... 108
Status(ステータス)............................................................................................. 110
動的なテープライブラリ情報の表示 ................................................................................................ 110
動的なテープドライブ情報の表示 ................................................................................................... 111
カートリッジテープインベントリの表示 ......................................................................................... 113
Configuration(設定)............................................................................................. 115
システム設定の変更 ......................................................................................................................... 115
テープドライブ設定の変更 .............................................................................................................. 118
ネットワーク設定の変更 .................................................................................................................. 119
23
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目次
7.7.4
7.7.5
7.7.6
7.7.7
7.7.8
7.7.9
7.7.10
7.7.11
7.8
7.8.1
7.8.2
7.8.3
7.9
7.9.1
7.9.2
7.9.3
7.9.4
7.9.5
7.9.6
7.9.7
第8章
8.1
8.1.1
8.1.2
8.1.3
ネットワークマネジメント設定の変更 ............................................................................................ 121
管理者パスワードの変更 .................................................................................................................. 122
日付と時刻の設定 ............................................................................................................................. 123
エラーログモード設定(未サポート).............................................................................................. 124
イベント通知パラメーターの設定 ................................................................................................... 124
工場出荷時設定の復元【使用禁止】.................................................................................................. 125
管理者パスワードのリセット ........................................................................................................... 125
設定情報の保存と復元 ..................................................................................................................... 126
Operation(操作).................................................................................................. 127
カートリッジテープの移動 .............................................................................................................. 127
現在のカートリッジテープインベントリのアップデート ............................................................... 128
マガジンの解除と交換 ..................................................................................................................... 128
Support(サポート).............................................................................................. 129
全般的な診断の実行 ......................................................................................................................... 129
Service the Autoloader(未サポート).............................................................................................. 129
ファームウェアの確認とアップデート ............................................................................................ 130
本装置の再起動 ................................................................................................................................ 130
ログの表示 ....................................................................................................................................... 131
テープドライブのクリーニング ....................................................................................................... 132
サポートチケットの取得 .................................................................................................................. 133
134
メンテナンス
テープドライブのクリーニング ............................................................................ 134
クリーニングカートリッジ .............................................................................................................. 134
クリーニングの契機 ......................................................................................................................... 135
クリーニング方法 ............................................................................................................................. 135
8.2
本装置前面の清掃 .................................................................................................. 139
8.3
保守部品交換時の対応について ............................................................................ 140
8.4
部品交換後のユーザー作業 ................................................................................... 140
第9章
141
トラブルシューティング
9.1
不具合 .................................................................................................................... 141
9.2
異常 ....................................................................................................................... 148
9.3
保守を依頼するときは ........................................................................................... 148
9.4
操作ミスによる不具合の復旧方法 ......................................................................... 149
9.4.1
9.4.2
9.5
バックアップソフトウェア運用中にテープライブラリ内のカートリッジテープの
移動を実行してしまった .................................................................................................................. 149
バックアップソフトウェア運用中に電源が切断された場合 ............................................................ 151
ご使用上の注意 ..................................................................................................... 151
24
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目次
9.5.1
9.6
付録 A
サーバ起動中の本装置の電源 OFF について ................................................................................... 151
本装置に関するご質問について ............................................................................ 151
152
仕様
A.1
装置仕様 ................................................................................................................. 152
A.2
初期設定一覧 .......................................................................................................... 155
付録 B
B.1
B.1.1
B.1.2
B.1.3
B.1.4
B.2
B.2.1
B.2.2
付録 C
オプションおよびサプライ品
158
オプション.............................................................................................................. 158
マガジン・オプション .....................................................................................................................
スタンドアロン・キット・オプション ............................................................................................
200V 電源ケーブル・オプション....................................................................................................
SCSI ケーブル..................................................................................................................................
158
158
158
158
サプライ品.............................................................................................................. 159
LTO Ultrium データカートリッジ..................................................................................................... 159
その他............................................................................................................................................... 159
テープライブラリエラーコード
160
C.1
メインエラーコード ............................................................................................... 160
C.2
エラーサブコード................................................................................................... 163
C.2.1
C.2.2
C.3
付録 D
D.1
D.1.1
付録 E
E.1
E.1.1
E.1.2
E.1.3
E.1.4
ロボット機構部のエラーサブコード................................................................................................ 163
テープライブラリのエラーサブコード ............................................................................................ 165
テープドライブのエラーコード ............................................................................. 166
167
警告イベントコード
警告イベントコード一覧 ........................................................................................ 167
警告イベントコード一覧.................................................................................................................. 167
170
イベント一覧
イベント一覧 .......................................................................................................... 170
情報イベント....................................................................................................................................
警告イベント....................................................................................................................................
エラーイベント ................................................................................................................................
設定イベント....................................................................................................................................
170
171
173
175
25
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図目次
図 1.1
図 1.2
図 1.3
図 1.4
図 1.5
図 1.6
図 1.7
図 1.8
図 1.9
図 2.1
図 2.2
図 2.3
図 2.4
図 2.5
図 2.6
図 2.7
図 3.1
図 4.1
図 4.2
図 4.3
テープライブラリ前面のコンポーネント ............................................................................................
テープライブラリ後部のコンポーネント ............................................................................................
オペレーターパネル部拡大図 ..............................................................................................................
オペレーターパネルのボタン ..............................................................................................................
左右マガジンの位置 ............................................................................................................................
メールスロットを有効にした場合のマガジンのスロット番号............................................................
LTO Ultrium テープドライブ ...............................................................................................................
バーコードラベルの文字列..................................................................................................................
バーコードラベルの貼付位置 ..............................................................................................................
ラック固定部の形状 ............................................................................................................................
ラック寸法条件(正面図)...................................................................................................................
ラック内寸法条件(上面図)................................................................................................................
スタンドアロン・キット・オプション取り付け時の外観...................................................................
輸送金具の取り外し・保管..................................................................................................................
ラックマウントタイプ装置の設置エリア ............................................................................................
スタンドアロンタイプ装置の設置エリア ............................................................................................
SCSI ケーブルと終端抵抗 ...................................................................................................................
オペレーターパネル ............................................................................................................................
オペレーターパネルのボタン ..............................................................................................................
テープライブラリのメニューツリー ...................................................................................................
28
29
29
30
31
31
33
36
38
40
40
41
41
42
43
44
46
55
56
60
26
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表目次
表 1.1
表 1.2
表 1.3
表 1.4
表 1.5
表 1.6
表 1.7
表 1.8
表 1.9
表 3.1
表 4.1
表 4.2
表 4.3
表 5.1
表 9.1
表 9.2
表 9.3
表 9.4
表 9.5
表 9.6
表 9.7
表 9.8
表 9.9
表 9.10
表 9.11
表 9.12
表 9.13
表 9.14
表 A.1
表 A.2
表 A.3
表 A.4
表 C.1
表 C.2
表 C.3
表 C.4
表 D.1
表 E.1
表 E.2
表 E.3
表 E.4
オペレーターパネルのコンポーネント................................................................................................ 29
オペレーターパネルの LED インジケーター....................................................................................... 30
オペレーターパネルのボタン .............................................................................................................. 30
LTO Ultrium データカートリッジ仕様 ................................................................................................. 32
LTO Ultrium テープドライブ仕様 ........................................................................................................ 32
カートリッジテープ仕様 ..................................................................................................................... 33
テープドライブとデータカートリッジの互換表 ................................................................................. 34
使用可能な文字.................................................................................................................................... 37
データカートリッジのタイプと指定文字列 ........................................................................................ 37
SCSI ケーブルと終端抵抗 ................................................................................................................... 46
オペレーターパネルの LED インジケーター....................................................................................... 55
オペレーターパネルのボタン .............................................................................................................. 56
[Home(ホーム)] 画面のステータスメッセージ................................................................................ 57
インベントリでスロットに対応して表示される文字内容................................................................... 79
トラブルシューティング(電源に関する問題)................................................................................. 141
トラブルシューティング(オペレーターパネルに表示される障害/注意指標)............................... 141
トラブルシューティング(カートリッジテープ移動に関する問題)................................................. 142
トラブルシューティング(カートリッジテープに関する問題)........................................................ 143
トラブルシューティング(SCSI デバイスが検出されない)............................................................. 144
トラブルシューティング(LED インジケーターが点灯している).................................................... 145
トラブルシューティング(インベントリに関する問題)................................................................... 146
トラブルシューティング(リモートパネル接続に関する問題)........................................................ 146
トラブルシューティング(クリーニングに関する問題)................................................................... 147
トラブルシューティング(マガジンに関する問題).......................................................................... 147
トラブルシューティング(転送性能に関する問題).......................................................................... 147
トラブルシューティング(ARCserve のロングイレーズに関する問題).......................................... 147
トラブルシューティング(装置の保守交換後のバックアップソフトウェアに関する問題)............. 148
トラブルシューティング(AC 電源投入時に関する問題)................................................................ 148
LT20 テープライブラリの仕様(LT20JLD1).................................................................................... 152
LT20 テープライブラリの仕様(LT20JLF1)..................................................................................... 153
LT20 テープライブラリ初期設定値一覧表(オペレーターパネル).................................................. 155
LT20 テープライブラリ初期設定値一覧表(リモートパネル).......................................................... 156
メインエラーコード一覧 ................................................................................................................... 160
ロボット機構部のエラーサブコード一覧 .......................................................................................... 163
テープライブラリのエラーサブコード一覧 ...................................................................................... 165
テープドライブのエラーコード一覧 ................................................................................................. 166
警告イベントコード一覧 ................................................................................................................... 167
情報イベント一覧 .............................................................................................................................. 170
警告イベント一覧 .............................................................................................................................. 171
エラーイベント一覧 .......................................................................................................................... 173
設定イベント一覧 .............................................................................................................................. 175
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第1章
機器の説明
本章では、主要なハードウェアコンポーネントとテープライブラリの仕様を示します。
ETERNUS LT20 テープライブラリは、LTO Ultrium 3 テープドライブまたは LTO Ultrium 4 テープドラ
イブを 1 台搭載するテープライブラリです。テープライブラリのカートリッジテープ収納巻数は 8 巻
です。
1.1
テープライブラリ
1.1.1
テープライブラリ各部の名称と機能
1.1.1.1
装置外観図
テープライブラリの各コンポーネントの位置と概要について説明します。
■ 装置前面
図 1.1
テープライブラリ前面のコンポーネント
1.
電源ボタン
2.
メールスロット
3.
LED インジケーター
4.
LCD 画面
5.
コントロールボタン
6.
通気孔
7.
マガジン
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第 1 章 機器の説明
1.1 テープライブラリ
■ 装置背面
図 1.2
テープライブラリ後部のコンポーネント
1.
電源コネクター
3.
5.
2.
ファン通気孔
テープドライブ
4.
マガジンを解除するためのリリースホール(保守員専用)
シリアルポート(未サポート)
Ethernet ポート
6.
7.
USB ポート(未サポート)
8.
搬送用ロックの保管位置
9.
68 ピンパラレル SCSI コネクター
10.
製品情報を記載した引き抜き式タブ(未サポート)
11.
テープドライブ LED
12.
State LED
■ オペレーターパネル部
本装置前面のオペレーターパネル部の各コンポーネントについて説明します。
図 1.3
オペレーターパネル部拡大図
表 1.1
オペレーターパネルのコンポーネント
番号
1.
形状
LED インジケーター
機能
READY
2.
CLEAN
3.
ATTENTION
4.
ERROR
5.
ボタン
CANCEL
6.
ENTER
7.
PREVIOUS
8.
NEXT
9.
画面
詳細説明
「1.1.1.2 LED インジケーター」(P.30) を参照し
てください。
オペレーターパネル
「1.1.1.3 ボタン」(P.30) を参照してください。
「4.2 オペレーターパネルの [Home(ホーム)]
画面」(P.57) を参照してください。
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第 1 章 機器の説明
1.1 テープライブラリ
1.1.1.2
LED インジケーター
オペレーターパネル部には、以下の 4 つの LED インジケーターがあります。
表 1.2
オペレーターパネルの LED インジケーター
マーク
1.1.1.3
インジケーター色
点灯時状況
READY
緑色
電源が入っているときに点灯します。また、テープドライブ
またはロボット機構の動作中は点滅します。
CLEAN
黄色
クリーニングカートリッジによるクリーニングが必要なとき
に点灯します。
ATTENTION
黄色
何らかの対応が必要な状態が検出されたときに点灯します。
ERROR
黄色
回復不可能なエラーが発生したときに点灯します。対応する
エラーメッセージが LCD 画面に表示されます。
ボタン
オペレーターパネル部には、4 つのボタンがあります。オペレーターパネル画面に表示される有効なボ
タンの表示の中から、オペレーターパネル部のボタンを選択し、押すことで各種の設定ができます。画
面の表示に従って各ボタンを選択し、設定してください。
図 1.4
オペレーターパネルのボタン
表 1.3
オペレーターパネルのボタン
マーク
機能
詳細
CANCEL
(キャンセル)
キャンセルボタン
現在のメニューオプションをキャンセルし、1 つ前のメ
ニューレベルまたは [Home(ホーム)] 画面に戻ります。
ENTER
(実行)
実行ボタン
メニューに移動するか、または LCD 画面に表示されているオ
プションを選択します。
PREVIOUS
(戻る)
戻るボタン
現在表示されているメニューの、前の項目または値を選択し
ます。
NEXT
(進む)
進むボタン
現在表示されているメニューの、次の項目または値を選択し
ます。
30
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第 1 章 機器の説明
1.1 テープライブラリ
1.1.2
マガジンとスロット
本装置の左右にマガジンが装備されています。マガジンへのアクセスは、パスワード保護されていま
す。安全上の理由により、マガジンを取り出している間は、ロボット機構が停止します。
マガジンは、オペレーターパネルまたはリモートパネルを使用して解除します。
図 1.5
1.1.2.1
左右マガジンの位置
メールスロットを有効にした場合のスロット番号
左側マガジンは、図 1.6 のようにメールスロット(Mail slot)、スロット 1、スロット 2、スロット 3 と
割り当てられ、右側マガジンは、スロット 4 からスロット 7 と割り当てられます。
図 1.6
メールスロットを有効にした場合のマガジンのスロット番号
左側マガジンのメールスロットのロック機構を触らないように注意してくださ
い。メールスロットのロック状態が正しくない場合、テープライブラリ動作エ
ラーの原因になります。メールスロットのロック機構に触れるなどした場合
は、メールスロットをマガジンへ手で押し込み、確実にロックするようにして
ください。
1.1.2.2
メールスロットを無効にした場合のスロット番号
左側マガジンは、メールスロットがスロット 1 と割り当てられ、以降スロット 2 からスロット 4 と割
り当てられます。右側マガジンは、スロット 5 からスロット 8 と割り当てられます。
31
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第 1 章 機器の説明
1.2 テープドライブ
1.2
テープドライブ
本装置で使用しているテープドライブは、LTO(Linear Tape-Open)テクノロジーを使用した高性能
な LTO Ultrium 3 テープドライブまたは LTO Ultrium 4 テープドライブです。
これらのテープドライブをモジュール構造にして、本装置へ搭載しています。
LTO Ultrium 3 テープドライブで使用するデータカートリッジは、1 巻あたり最大 400GB(非圧縮時
(*1))までのデータを格納できます。
LTO Ultrium 4 テープドライブで使用するデータカートリッジは 1 巻あたり最大 800GB(非圧縮時
(*2)
)までのデータを格納できます。
*1:
*2:
400GB の容量を格納できるのは、第三世代の LTO Ultrium 3 データカートリッジです。
800GB の容量を格納できるのは、第四世代の LTO Ultrium 4 データカートリッジです。
表 1.4
LTO Ultrium データカートリッジ仕様
LTO Ultrium 3
データカートリッジ
データカートリッジの種類
容量
表 1.5
LTO Ultrium 4
データカートリッジ
非圧縮時
400GB(公称値)
800GB(公称値)
データ圧縮時(2:1)
800GB(公称値)
1,600GB(公称値)
LTO Ultrium テープドライブ仕様
項番
項目
仕様
1
ドライブ種類
LTO Ultrium 3 テープドライブ
LTO Ultrium 4 テープドライブ
2
データ転送速度
60MB/ 秒(120MB/ 秒)(*1)
80MB/ 秒(160MB/ 秒)(*1)
3
ドライブ高さ(厚さ)
ハーフハイト
ハーフハイト
4
暗号化機能
非対応
対応(*2)
*1:
*2:
データ圧縮(2:1)のときのデータ転送速度。
Ultrium 4 テープドライブの暗号化機能を使用するためには、ハードウェア暗号化機能をサポートするバック
アップソフトウェアが必要です。また、暗号化機能は、LTO Ultrium 4 テープドライブで LTO Ultrium 4 デー
タカートリッジを使用する場合にだけ有効です。LTO Ultrium 1, 2, 3 データカートリッジでは、暗号化機能
を使用できません。
32
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第 1 章 機器の説明
1.3 カートリッジテープ
図 1.7
1.3
LTO Ultrium テープドライブ
カートリッジテープ
カートリッジテープは、別売となっています。
取り扱いは富士通コワーコ株式会社です。他社の同形状のカートリッジテープであっても『Ultrium』
ロゴが付いているものは使用可能ですが、富士通コワーコ株式会社が販売している製品を推奨します。
テープライブラリで使用するカートリッジテープの仕様と取り扱い方法、注意事項について説明しま
す。
1.3.1
Ultrium カートリッジテープ仕様
表 1.6
カートリッジテープ仕様
品名
Ultrium 3
データ
カートリッジ
WORM(*2)
Ultrium 3
データ
カートリッジ
商品番号
0160320
形状
シングルリール カートリッジテープ
テープ幅
12.65 mm(1/2 インチ)
テープ長
680m
記憶容量(*1)
400GB(800GB)
外形寸法
102.0 × 105.4 × 21.5 mm
*1:
*2:
0160325
400GB(800GB)
Ultrium 4
データ
カートリッジ(*3)
Ultrium 1
クリーニング
カートリッジ U(*4)
0160330
0160280
820m
305m
800GB (1,600GB)
-
記憶容量の仕様は公称値です。また、( )内は 2:1 のデータ圧縮時の記憶容量です。
WORM(ワーム、Write Once Read Many)は、一度だけ書き込むことが可能で、消去や変更ができないデー
タカートリッジです。バックアップソフトウェアと連携して WORM 機能を使用する場合は、WORM 機能に
対応したバックアップソフトウェアが必要です。
「WORM」カートリッジテープの使用にあたっては、各バッ
クアップソフトウェアのマニュアルをお読みください。
33
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第 1 章 機器の説明
1.3 カートリッジテープ
*3:
*4:
*5:
Ultrium 4 テープドライブの暗号化機能を使用するためには、Ultrium 4 データカートリッジのほかに、ハー
ドウェア暗号化機能をサポートするバックアップソフトウェアが必要です。
クリーニングカートリッジは、富士通コワーコ株式会社が販売している純正品をご使用ください。クリーニ
ングカートリッジの最大使用回数は約 50 回です。
データカートリッジとテープドライブの互換性については、表 1.7 を参照してください。
表 1.7
テープドライブとデータカートリッジの互換表
データカートリッジ
LTO Ultrium 3
LTO Ultrium 4
LTO Ultrium 1
100GB(200GB)
再生が可能
使用不可
LTO Ultrium 2
200GB(400GB)
記録・再生が可能(*2)
再生が可能
LTO Ultrium 3
400GB(800GB)
記録・再生が可能
記録・再生が可能(*3)
LTO Ultrium 3 WORM
400GB(800GB)
記録・再生が可能
記録・再生が可能(*3)
LTO Ultrium 4
800GB(1,600GB)
使用不可(*4)
記録・再生が可能
*1:
*2:
*3:
*4:
1.3.2
テープドライブ
記憶容量(*1)
記憶容量の仕様は公称値です。また、( )内は 2:1 のデータ圧縮時の記憶容量です。
LTO Ultrium 2 データカートリッジは、Ultrium 2 フォーマットで記録されます。
LTO Ultrium 3 データカートリッジは、Ultrium 3 フォーマットで記録されます。
LTO Ultrium 4 データカートリッジは、Ultrium 3 テープドライブでは使用できません。
Ultrium カートリッジテープの取り扱い
カートリッジテープの性能と信頼性を確保するため、適切な方法での取り扱いや保管が必要です。ま
たカートリッジテープは消耗品のため、永久に使用し続けることはできません。
カートリッジテープの交換時期やメンテナンスなどの情報については、以下の URL の「テープドライ
ブによる確実なバックアップのために。」と、詳細情報として同 URL からの関連資料となる『LTO
Ultrium データカートリッジ ユーザーズガイド』を参照してください。
http://storage-system.fujitsu.com/jp/news/sp/tape-maintenance/
なお、
『LTO Ultrium データカートリッジ ユーザーズガイド』には、以下の取り扱いや保管に関する重
要な情報について記載しています。
•
•
•
•
•
•
•
•
保管上の注意
輸送上の注意
取り扱い上の注意
シャッターおよびリーダーピンに関する注意
データカートリッジの汚れに関する注意
ラベル貼り付け上の注意
データカートリッジの寿命と交換について
その他の注意
34
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第 1 章 機器の説明
1.3 カートリッジテープ
1.3.3
カートリッジテープ使用にあたっての留意点
本装置は LTO Ultrium カートリッジテープ専用です。DLT、8mm、DDS のカートリッジテープは使用
できません。
データカートリッジおよびクリーニングカートリッジは消耗品です。装置には 1 巻ずつ添付していま
すが、必ず別手配をしてください。
クリーニングカートリッジは約 50 回使用できます。回数に達したものは交換してください。
クリーニングカートリッジの使用方法については、
「第8章 メンテナンス」
(P.134)を参照してください。
クリーニングカートリッジは、使用するテープライブラリに固定して使用し、ほかのテープライブラ
リで使用したクリーニングカートリッジを本装置で使用しないでください。
ほかのテープライブラリで使用していたデータカートリッジを本装置で使用する場合、以下の項目を
点検し、該当する項目があれば修復または新品に交換してから使用してください。
• リーダーピン
リーダーピンがカートリッジから外れていないかを点検してください。
• バーコードラベル
カートリッジテープに貼り付けるバーコードラベルは、富士通コワーコ(株)純正品のバーコード
ラベルを使用してください。仕様の詳細については「1.4 ラベルの使用・取り扱い」(P.36) を参照
してください。
■ カートリッジテープの交換時期について
カートリッジテープは、消耗品です。
『LTO Ultrium データカートリッジ ユーザーズガイド』に記載し
ている交換時期を目安として、新しいカートリッジテープに交換することを推奨します。
交換時期やメンテナンスに関する情報は、以下の URL の「テープドライブによる確実なバックアップ
のために。」を参照してください。
http://storage-system.fujitsu.com/jp/news/sp/tape-maintenance/
使用するカートリッジテープが、破損していたり、変形したり、曲がっていたりしたときは使用しな
いでください。
カートリッジテープは、マガジンのスロットに確実に挿入してください。カートリッジテープを取り
出したあとの保護ケースは、しっかりと閉じて塵埃の少ない場所で保管してください。
新品のカートリッジテープを開封して使用する際には、包装フィルムや同封されているラベルがカー
トリッジテープに付着していないことを確認し、使用してください。
カートリッジテープのシャッターが開閉可能かどうかを確認してください。シャッターの開閉が正常
にできない場合には、テープドライブにロードできないことがありますので、使用しないでください。
■ カートリッジテープのデータ復旧サービスについて
破損や変形したデータカートリッジを本装置で使用すると、装置が故障する原因となります。破損や
変形したデータカートリッジに記録されているデータは、新しいデータカートリッジに複製すること
をお勧めします。
当社では、読み取れない(破損や変形した)データカートリッジのデータの復旧、複製など、お客様
のニーズに応えるため、データ復旧サービスを提供しています。
データ復旧サービスについての詳細は、以下の URL を参照し、担当部門へお問い合わせください。
http://jp.fujitsu.com/group/fict/services/technical/
35
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第 1 章 機器の説明
1.4 ラベルの使用・取り扱い
1.4
ラベルの使用・取り扱い
カートリッジテープに貼付するラベルには、カートリッジテープに添付されているラベル、または富
士通コワーコ株式会社の純正品のラベルなど、接着性の良いものを使用してください。
1.4.1
バーコードラベルを貼付する場合
LT20 では、富士通コワーコ株式会社が販売している純正品のバーコードラベルを使用してください。
カートリッジテープにバーコードラベルを貼付すると、テープライブラリ内のバーコードリーダーが
バーコードを読み取り、ボリューム登録を短時間で完了することができます。
バーコードラベル ULB(ラミネート)J:0637195
上記のバーコードラベル以外は使用できませんので、購入時にはご注意ください。
1.4.1.1
バーコードラベルの文字列の指定
バーコードラベルを購入する際には、
「ボリューム領域+メディア領域」の 8 桁の文字列を指定してく
ださい。ただし、特定のバックアップソフトウェア(Symantec NetBackup など)では、デフォルト
で下 6 桁しか参照しません。このため、バーコードラベルの参照位置を変更する場合には、バックアッ
プソフトウェアでの設定変更が必要になります。
また、バーコードラベルを使用する場合、運用に際し、バックアップソフトウェアでの設定が必要に
なります。設定に関する詳細は、各ソフトウェアのマニュアルを参照してください。
図 1.8
バーコードラベルの文字列
36
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第 1 章 機器の説明
1.4 ラベルの使用・取り扱い
(1) ボリューム領域の指定
データカートリッジのボリューム領域の文字列は、6 桁になります。
ただし、以下の文字列は使用できません。
「CLN ○○○」、
「DG ○○○○」、「CEVL ○○」
(○は任意の英数字)
使用可能な文字を表 1.8 に示します。
表 1.8
使用可能な文字
文字の種類
内容
大文字英字
A ~ Z まで 26 文字
数字
0 ~ 9 まで 10 文字
(2) メディア領域の指定
データカートリッジのタイプと指定文字列の関係を表に示します。
表 1.9 に記載している文字以外は指定できません。
表 1.9
データカートリッジのタイプと指定文字列
指定文字列
データカートリッジタイプ
L1
Ultrium 1 データカートリッジ
100GB(非圧縮時)
200GB(圧縮時)
L2
Ultrium 2 データカートリッジ
200GB(非圧縮時)
400GB(圧縮時)
L3
Ultrium 3 データカートリッジ
400GB(非圧縮時)
800GB(圧縮時)
L4
Ultrium 4 データカートリッジ
800GB(非圧縮時)
1,600GB(圧縮時)
LT
Ultrium 3 データカートリッジ WORM
400GB(非圧縮時)
800GB(圧縮時)
(3) クリーニングカートリッジ用バーコードラベルの指定
クリーニングカートリッジ用バーコードラベルのボリューム通番は「CLNU ○○ L1」と指定してく
ださい。(○は任意の英数字)
37
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第 1 章 機器の説明
1.4 ラベルの使用・取り扱い
1.4.1.2
ラベル貼り付け上の注意
• ラベル貼り付け面は清浄にし、指紋、手垢などを付けないように注意してください。
• バーコードラベルはカートリッジテープの所定の場所(ライトプロテクトスイッチ横の凹部)に
正しく貼り付けてください。貼り付け方向は図 1.9 のようにライトプロテクトスイッチを向かって
左側に見て、バーコードが下側となるように貼り付けてください。貼る位置や方向を間違えると、
バーコードを認識できない場合があります。また、貼り付け後はしっかり押しつけてください。
特に端の部分は剥がれやすいので注意してください。
• ラベルの貼り替えの際は、貼ってあったラベルを剥がしてから、新しいラベルを貼り付けてくだ
さい。
図 1.9
1.4.2
バーコードラベルの貼付位置
バーコードラベルを貼付しない場合の注意
バーコードラベルを貼付しない場合は、データカートリッジの中にどのファイルがバックアップされ
ているか、また、いつバックアップをとったものかなどが一目でわかるよう、添付のラベルに必要事
項を記入してデータカートリッジに貼り付けておくことをお勧めします。
ラベル貼付の際は以下の注意事項を守ってください。
• 簡単に剥がすことができること。
• 剥がしたあとに粘着物を残さないようなものを使用すること。
• 内容の表示を変更するときは、消しゴムで消さず、必ずラベルを貼り替えること(INDEX ラベル
は、データカートリッジに添付されています)。
• ラベルを貼るときは、指定の位置に確実に貼り、さらに取り替える場合は、古いラベルを取り除
いてから新しいラベルを貼ること。
• 添付の INDEX ラベル以外のものを使用する場合は、接着剤の残らないもので、サイズが貼り付け
位置にあったものを使用すること。
• ラベルは、指定の貼り付け位置以外には貼らないこと。
装置損傷
装置内でラベルが剥がれると、装置故障の原因となります。
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第2章
設置
本章では、本装置の設置方法と設置時の注意事項について説明します。
負傷、装置損傷
本装置のラックへの搭載、および本装置へのスタンドアロン・キット・オプ
ションの取り付けは、当社の技術員または当社が認定した技術員が行います。
お客様は絶対に作業をしないでください。
2.1
搭載可能なラック条件について
本装置を搭載するにはラックが以下の条件を満たす必要があります。搭載前に、図面、実測などで確
認してください。
•
•
•
•
EIA 規格ユニバーサルピッチの 19 インチラックであること。
前後のドアに通気口があり、装置を十分に冷却可能なこと。
ラック前後に装置を固定する部分があり、図 2.1 で図示する形状を満たすこと。
ラック内寸が図 2.3 に記載する寸法条件を満たすこと。
また、本装置の直下に PC サーバ PRIMERGY(プライマジー)や UNIX サーバ SPARC Enterprise(ス
パーク・エンタープライズ)など、保守時にラックから引き出してトップカバーを取り外す構造の製
品を搭載する場合、本装置の下に高さ 1U 分(ブランク板を取り付けるなど)を空けてください。(本
装置のオペレーターパネルとトップカバーが干渉し、トップカバーを取り外せないおそれがありま
す。
)
負傷、装置損傷
ほかの機器もラックに搭載する場合は、本装置の合計質量を考慮し、最も重い
機器をラックの下段に取り付けてください。下段に搭載した機器よりも、重い
機器をラックの上段に搭載すると、ラックが不安定になり倒れる可能性があり
ます。
39
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第 2 章 設置
2.1 搭載可能なラック条件について
図 2.1
ラック固定部の形状
図 2.2
ラック寸法条件(正面図)
40
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第 2 章 設置
2.2 スタンドアロンタイプの設置について
図 2.3
2.2
ラック内寸法条件(上面図)
スタンドアロンタイプの設置について
本装置へのスタンドアロン・キット・オプションの取り付けは、当社の技術員または当社が認定した
技術員が行います。お客様は絶対に作業を行わないでください。
図 2.4
スタンドアロン・キット・オプション取り付け時の外観
41
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第 2 章 設置
2.3 輸送金具の取り外し
2.3
輸送金具の取り外し
本装置には、輸送時に内部のロボットを固定するための金具が装置の上面に付いています。
設置後、この輸送金具を取り外し、装置背面左側にあるファンの金具に差し込んで保管してください。
スタンドアロン・キット・オプションを使用する際には、本装置をスタンドアロン・キット・オプショ
ンに組み込む前に輸送金具を取り外してください。
図 2.5
輸送金具の取り外し・保管
輸送金具は本装置を移設、移動する際に必要です。取り外したあとは、必ず図 2.5 の位置に保管し
てください。
42
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第 2 章 設置
2.4 設置エリア
2.4
設置エリア
2.4.1
ラックマウントタイプ
図 2.6
ラックマウントタイプ装置の設置エリア
• 本装置のラック搭載時の高さは、安全性および使用時の操作性から、装置最上部が床から
1,200mm 以下としてください(本装置は保守時に、装置上部からの作業があるので上記寸法を
超えるときには、保守性も十分考慮してください)。
• 保守作業時には、装置の重量でラックが転倒しないよう注意してください。
• 幅方向の保守エリアは、搭載ラックの寸法に準じます。
参考:弊社ラックの最小幅は、590mm です。
• ラックの前扉と後扉には装置冷却用の風穴を設けてください。
また、扉の仕様でパンチングメタルやメッシュなどの風穴がない場合は、本装置と扉の間を
40mm 以上確保してください。
43
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第 2 章 設置
2.4 設置エリア
2.4.2
スタンドアロンタイプ
図 2.7
スタンドアロンタイプ装置の設置エリア
設置時は、両側面に隣接して設置可能です。
装置両側面の保守エリアは、保守作業時に必要となる場合の領域です。
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第 2 章 設置
2.5 移動、移設、および輸送時の注意事項
2.5
移動、移設、および輸送時の注意事項
• 本装置内にカートリッジテープが入っている場合は、すべてのカートリッジテープを移動する前
に取り出してください。
• 装置正面の電源ボタンを押すと、装置の電源が切れる前にロボットがホームポジションに移動し
ます。電源が切れたことを確認して、輸送金具を装置上面の角穴に差し込んでください。
また、輸送金具が輸送中に外れないように、上からテープなどで固定してください。
• スタンドアロン・キット・オプションを取り付けた装置の移設や移動の際は、本装置をスタンド
アロン・キット・オプションから取り外して、輸送金具を取り付ける必要があります。詳しくは
保守員にご相談ください。
• 本装置は重量物なので、取り扱いには十分に注意してください。
装置損傷
本装置をラックに搭載した状態で移動する場合も、移動する前に本装置内のロ
ボットをホームポジションに移動させて、輸送金具を取り付けてください。
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第3章
接続方法と諸注意
本章では、本装置とサーバの接続方法、および接続時の諸注意について説明します。
3.1
SCSI ケーブル
3.1.1
SCSI ケーブルと終端抵抗の仕様
本装置とサーバを接続する際は、表 3.1、図 3.1 に記載された仕様の SCSI ケーブルおよび終端抵抗を
使用してください。
表 3.1
記号
SCSI ケーブルと終端抵抗
仕様
線長
説明
A
SCSI ケーブル
5m 以下
サーバ接続用(別手配)
ハーフピッチ 68 ピン-ハーフピッチ 68 ピン
B
SCSI ケーブル
5m 以下
サーバ接続用(別手配)
ハーフピッチ 68 ピン- VHDCI 68 ピン
C
終端抵抗
-
本装置に 1 個添付
本装置とサーバを接続する SCSI ケーブルは、5m を超えるものは使用できません。
図 3.1
SCSI ケーブルと終端抵抗
46
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第 3 章 接続方法と諸注意
3.1 SCSI ケーブル
3.1.2
SCSI ケーブルの接続
SCSI ケーブルを接続する手順について説明します。
1
2
本装置を接続する前に、ホストサーバの電源を切断します。
SCSI ケーブルの一端を、テープライブラリの背面パネルにあるコネクターの 1 つに
取り付けます。
下図では、SCSI ケーブルを上側のコネクターに接続していますが、下側のコネクターに接続し
ても構いません。
3
ケーブルの接続が完了したら、接続にゆがみがないことを確認します。
SCSI ケーブルのコネクターには接続を固定するためのネジが付いています。コネクターがネジ
で確実に固定されていることを確認してください。
4
SCSI ケーブルの接続後、本装置に添付されている終端抵抗をテープライブラリに取
り付けます。
終端抵抗を取り付けていないと、テープライブラリが正しく動作しません。
装置損傷
• テープライブラリ間およびほかの SCSI 機器とのデイジーチェーン接続はし
ないでください。
• テープライブラリは Ultra320 SCSI LVD デバイスです。Ultra320 専用また
は「マルチモード」のラベルが付いた SCSI ケーブルと終端抵抗だけを使用
してください。
• ホストバスアダプターは、低電圧差分信号型(LVDS)である必要がありま
す。シングルエンド(SE)SCSI HBA は動作しますが、パフォーマンスが
大幅に低下し、ケーブル長も制限されます。SE デバイスが同じ SCSI バス
上にあると、SCSI バスに接続されているすべてのデバイスの速度が SE の
レベルまで下がり、パフォーマンスが大幅に低下します。テープライブラ
リは、SE SCSI バスに接続しないでください。
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第 3 章 接続方法と諸注意
3.1 SCSI ケーブル
サーバへの接続方法については、サーバに添付のマニュアルを参照してください。
3.1.3
SCSI ID の設定について
本装置は、1 つの SCSI ID と 2 つの論理ユニット番号(LUN)を使用します。LUN0 はテープドライブ
を制御し、LUN1 はロボット機構を制御します。テープライブラリには、複数 LUN をサポートする
HBA が必要です。複数 LUN のサポートが無効の場合、ホストコンピュータはテープライブラリを検出
する際に、LUN0 しかスキャンすることができないため、テープドライブしか認識できません。
出荷時の本装置の SCSI ID 番号は「1」に設定されています。
「1」がすでに別のデバイスに割り当てら
れている場合、設置作業を行う際にオートローダーの SCSI アドレスを変更する必要があります。
テープドライブ:論理ユニット番号(LUN)= 0
テープライブラリ:論理ユニット番号(LUN)= 1
本装置は、テープドライブを経由してテープライブラリのロボットを制御しています。
48
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第 3 章 接続方法と諸注意
3.2 AC 電源
3.2
AC 電源
3.2.1
AC 電源ケーブルの仕様条件
本装置に接続する AC 電源ケーブルは、製品に添付されているものを使用してください。また、AC200V
で使用する場合には、オプションの 200V 電源ケーブルを使用してください。
3.2.2
AC 電源ケーブルの接続
AC 電源ケーブルを接続する手順について説明します。
1
信号ケーブルと終端抵抗の接続を完了させます。
2
AC 電源ケーブルを本装置の AC 電源コネクターに差し込みます。
プラグが完全に差し込まれていることを確認してください。
この製品には、製品を使用する地域で認定されている電源コードだけを使用し
てください。認定されていない電源コードを使用すると、以下の問題が発生す
るおそれがあります。
• 各国の特定安全要件を満たせない。
• 導体の電流容量が不足し、過熱によるけがや損害が発生する。
• 認定以外の電源コードの破損により、内部コンタクトが露出し、感電する
危険性が発生する。
製造元は、認定されていない電源コードが使用された場合の損害については一
切責任を負いません。
49
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第 3 章 接続方法と諸注意
3.2 AC 電源
3.2.3
AC 電源投入とシーケンス
本装置の電源を投入する手順について説明します。
1
Web ベースの管理インターフェースを使用するには、動作している LAN 接続と、本
装置の背面にある Ethernet ポート(
「1.1.1.1 装置外観図」(P.28) を参照)に
Ethernet ケーブルを接続します。
2
適切に設置された手近のコンセントに、電源プラグを差し込みます。
3
電源ボタンを押してテープライブラリの電源を ON にします。
4
LCD 画面で、電源が入っていることを確認します。
電源が入っていない場合は、電源ケーブルの接続と電源を調べてください。電源投入時セルフテ
スト(POST)の間は、4 つの LED がすべて短く点灯したあとで、Ready LED が点滅します。
初期化シーケンスが完了すると、[Home] 画面が表示されます。
「Autoloader Mode」で「Special Sequential」を選択した場合、電源投入後のシーケンスが、
ほかのモードを選択した場合と異なります(「3.2.4 AC 電源投入とシーケンス(Special
Sequential 設定時)」(P.51) を参照)。[Home] 画面には、カートリッジテープがテープドライ
ブ内にない場合は「1U Tape Autoldr Drive RDY」、カートリッジテープがテープドライブ内に
ある場合は「1U Tape Autoldr Drive IDLE」と表示されます。
50
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第 3 章 接続方法と諸注意
3.2 AC 電源
3.2.4
AC 電源投入とシーケンス(Special Sequential 設定時)
本装置の電源を投入する手順について説明します。
1
Web ベースの管理インターフェースを使用するには、動作している LAN 接続と、本
装置の背面にある Ethernet ポート(
「1.1.1.1 装置外観図」(P.28) を参照)に
Ethernet ケーブルを接続します。
2
適切に設置された手近のコンセントに、電源プラグを差し込みます。
3
電源ボタンを押してテープライブラリの電源を ON にします。
4
LCD 画面で、電源が入っていることを確認します。
電源が入っていない場合は、電源ケーブルの接続と電源を調べてください。電源投入時セルフテ
スト(POST)の間は、4 つの LED がすべて短く点灯したあとで、Ready LED が点滅します。
5
以下のいずれかの手順に進みます。
■ テープライブラリに左右のマガジンが搭載されており、カートリッジテープがテープドライブ内
にない場合
(1)「Left Magazine Unlocked」と表示されたら、左側のマガジンを引き出します。
(2)「Right Magazine Unlocked」と表示されたら、右側のマガジンを引き出します。
「Please Insert All Magazines」が表示されます。
(3) 必要に応じてマガジンのカートリッジテープを入れ替えて、左右のマガジンをテープライブ
ラリに搭載します。
初期化シーケンスが実行され、最も小さい番号のスロット(メールスロットを含む)に搭載
されているカートリッジテープが自動的にテープドライブにロードされたあと、[Home] 画面
が表示されます。
■ テープライブラリに左右のマガジンが搭載されており、カートリッジテープがテープドライブ内
にある場合
テープドライブに搭載されているカートリッジテープが自動的に元のスロットに戻されます。
(1)「Left Magazine Unlocked」と表示されたら、左側のマガジンを引き出します。
(2)「Right Magazine Unlocked」と表示されたら、右側のマガジンを引き出します。
「Please Insert All Magazines」と表示されます。
(3) 必要に応じてマガジンのカートリッジテープを入れ替えて、左右のマガジンをテープライブ
ラリに搭載します。
初期化シーケンスが実行され、最も小さい番号のスロット(メールスロットを含む)に搭載
されているカートリッジテープが自動的にテープドライブにロードされたあと、[Home] 画面
が表示されます。
51
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第 3 章 接続方法と諸注意
3.2 AC 電源
■ テープライブラリに左右のマガジンが搭載されておらず、カートリッジテープがテープドライブ
内にない場合
(1) 搭載されていないマガジンに合わせて「Insert Right Magazine」または「Insert Left
Magazine」と表示されるので、対応するマガジンをテープライブラリに搭載します。
初期化シーケンスが実行されます。
(2)「Left Magazine Unlocked」と表示されたら、左側のマガジンを引き出します。
(3)「Right Magazine Unlocked」と表示されたら、右側のマガジンを引き出します。
「Please Insert All Magazines」と表示されます。
(4) 必要に応じてマガジンのカートリッジテープを入れ替えて、左右のマガジンをテープライブ
ラリに搭載します。
初期化シーケンスが実行され、最も小さい番号のスロット(メールスロットを含む)に搭載
されているカートリッジテープが自動的にテープドライブにロードされたあと、[Home] 画面
が表示されます。
3.2.5
AC 電源切断とシーケンス
本装置の電源を切断する手順について説明します。
1
本装置正面にある電源ボタンを押します。
電源切断のキャンセルを受け付ける画面が約 5 秒間表示されたあと、ロボットがホームポジショ
ンに移動して、装置の電源が切断されます。
電源切断をキャンセルする場合は、LCD の画面に従い、オペレーターパネルの [Cancel] ボタン
を押します。
2
オペレーターパネルの LCD 画面と 4 つの LED がすべて消灯したことを確認します。
52
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第 3 章 接続方法と諸注意
3.3 システムの起動と終了
3.3
システムの起動と終了
3.3.1
システムの起動
システムを起動するときは、本装置(およびサーバに接続している周辺機器)、サーバの順に電源を
ON にしてください。なお、サーバの電源 ON は、本装置が起動したことを確認したあとに行ってくだ
さい。
動作不良
システムの起動前にデータカートリッジをテープドライブにロードすると、
データカートリッジに記録されたデータの読み取り/書き込みが正常にできな
い場合があります。
3.3.2
システムの終了
本装置が動作している間はシステムを終了しないでください。システムの終了は、本装置が停止して
いる(ロボットが停止し、テープドライブ内にカートリッジテープがない)ことを確認したあとに行っ
てください。
システムを終了する手順について説明します。
1
オペレーターパネルのメッセージなどで、データカートリッジがテープドライブに
ロードされていないことを確認します。
データカートリッジがテープドライブ内にロードされている場合は、テープドライブから排出
し、スロットに戻します。
2
サーバ、本装置(およびサーバに接続している周辺機器)の順に電源を OFF にしま
す。
システムが終了します。
データ破損
テープドライブ内にデータカートリッジがロードされた状態で電源を切断した
場合、テープに記録されたデータが破損するおそれがあります。
動作不良・装置損傷
データカートリッジがテープドライブにロードされたままシステムを終了する
と、次にシステムを起動したとき、データカートリッジに記録されたデータの
読み取り/書き込みに失敗したり、データカートリッジや本装置が故障したり
する原因となる場合があります。
53
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第 3 章 接続方法と諸注意
3.3 システムの起動と終了
3.3.3
システムの再起動
システムの再起動は、本装置が停止している(ロボットが停止し、テープドライブ内にカートリッジ
テープがない)ことを確認したあとに行ってください。
54
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第4章
オペレーターパネル
本章では、オペレーターパネルについて説明します。
4.1
オペレーターパネル部の説明
装置前面にあるオペレーターパネルは、液晶ディスプレイ(バックライト付き LCD、2 行× 16 文字)
、
4 つのボタン、および 4 つの LED インジケーターで構成されています。このオペレーターパネルから、
本装置のステータスを監視し、機能を制御することができます。
4.1.1
LED インジケーター
オペレーターパネル上には図 4.1 に示すとおり 4 つの LED インジケーターがあり、表 4.1 に説明する
ように、本装置のステータスの概要を示します。
図 4.1
オペレーターパネル
表 4.1
オペレーターパネルの LED インジケーター
番号
LED 色
1.
緑色
READY
電源が入っているときに点灯します。
テープドライブまたはロボット機構の動作中は点滅します。
2.
黄色
CLEAN
クリーニングカートリッジによるクリーニングが必要なときに点灯しま
す。
3.
黄色
ATTENTION
何らかの対応が必要な状態が検出されたときに点灯します。
4.
黄色
ERROR
回復不可能なエラーが発生したときに点滅します。対応するエラーメッ
セージが LCD 画面に表示されます。
機能
詳細説明
55
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第 4 章 オペレーターパネル
4.1 オペレーターパネル部の説明
4.1.2
オペレーターパネルのボタン
図 4.2 に示すように、オペレーターパネルにはボタンが 4 つあり、これらのボタンを使用してオペレー
ターパネルのメニュー構造内を移動したり、情報を入力したりすることができます。
図 4.2
オペレーターパネルのボタン
表 4.2
オペレーターパネルのボタン
表示
機能
詳細説明
CANCEL
キャンセル
現在のメニューをキャンセルし、1 つ前のメニューレベル、または
[Home(ホーム)] 画面に戻ります。
ENTER
実行
メニューに移動するか、または LCD 画面に表示されているメニューを選択
します。
PREVIOUS
戻る
現在表示されているメニューの前のメニュー項目または値を選択します。
NEXT
進む
現在表示されているメニューの次のメニュー項目または値を選択します。
56
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第 4 章 オペレーターパネル
4.2 オペレーターパネルの [Home(ホーム)] 画面
4.2
オペレーターパネルの [Home(ホーム)] 画面
[Home(ホーム)] 画面の 1 行目には、「1U Tape Autoldr」と表示されます。2 行目には、テープドラ
イブのステータスメッセージが表示されます。
表示されるテープドライブのステータスの意味は、表 4.3 を参照してください。
表 4.3
[Home(ホーム)] 画面のステータスメッセージ
状況
意味
IDLE
テープドライブにカートリッジテープが入っていますが、動作はしていません。
RDY
テープドライブは空です。
RD
テープドライブは読み取り中です。
FWD
テープドライブは順送り中です。
WR
テープドライブは書き込み中です。
LD
テープドライブはカートリッジテープをロード中です。
ULD
テープドライブはカートリッジテープをアンロード中です。
CLN
テープドライブはクリーニング中です。
RWD
テープドライブは巻き戻し中です。
SEEK
テープドライブはシーク中です。
ERS
テープドライブはテープを消去中です。
FORM
テープドライブはテープをフォーマット中です。
CAL
テープドライブは調整中です。
RMVD
テープドライブは取り外されています。
OFF
テープドライブの電源は切断されています。
NO DRIVE
テープドライブは物理的にも、論理的にも存在しません。
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第 4 章 オペレーターパネル
4.3 オペレーターパネルから操作可能なメニュー
4.3
オペレーターパネルから操作可能なメニュー
オペレーターパネルからは、以下に示す操作を実行できます。
•「Unlock All Magazines」
(左右マガジンのロック解除)(*1)
•「Unlock Mailslot」
(メールスロットのロック解除)
•「Status / Information」(ステータス/情報)
-「インベントリ」
-「テープライブラリの情報」
-「テープドライブの情報」
-「コンポーネントのステータス」
-「ネットワーク情報」
•「Configuration」(設定)
-「管理者パスワードの変更」
-「予約済みスロットの数の設定」
-「メールスロットの設定」
-「バーコードレポートのフォーマット」
-「SCSI アドレスの変更」
-「動作の設定」
-「日付と時刻の設定」
-「ネットワークの設定」
-「自動クリーニングの設定」(*2)
-「工場出荷時設定の復元」(*2)
-「設定情報の記録と復元」(*2)
•「Operations」
(操作)
-「マガジンのロック解除、取り出し、交換」
-「テープドライブのクリーニング」
-「テープライブラリ内でのカートリッジテープの移動」
-「カートリッジテープ インベントリのアップデート」
-「本装置の再起動」
-「パスワードロックの有効化」
•「Support」(サポート)
-「テープドライブの電源オン/オフ」
-「デモモードの実行」
-「スロット間テストの実行」
-「Wellness Test(ウェルネステスト)の実行」
-「テープドライブファームウェアのアップデート」(*2)
-「テープライブラリファームウェアのアップデート」(*2)
-「テープドライブ内カートリッジテープの強制排出」
-「テープライブラリエラーログの表示」
-「テープライブラリ警告ログの表示」
-「テープライブラリサポートチケットの USB 記録」
(*2)
-「テープドライブサポートチケットの USB 記録」(*2)
*1: 「Autoloader Mode」で「Special Sequential」を選択した場合にのみ表示され、選択可能となります。
*2: オペレーターパネル操作でメニュー表示されますが、未サポートメニューのため使用しないでください。
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第 4 章 オペレーターパネル
4.4 メインメニューの説明
4.4
メインメニューの説明
オペレーターパネルのメニューは、以下の 6 つのメニューに分類されています。(*1)
•
•
•
•
•
•
Unlock All Magazines(*2)
Unlock Mailslot
Status / Information
Configuration
Operations
Support
● Unlock All Magazines メニュー(*2)
マガジンのロックを解除するメニューです。左右のマガジンのロックをワンコマンドで順次解除し
ます。マガジンのロック解除と引き出しは、左のマガジン、右のマガジンの順番で行います。
● Unlock Mailslot メニュー
メールスロットのロックを解除するメニューです。テープライブラリからマガジン全体を取り出さ
ず、1 巻のカートリッジテープの挿入または排出をします。
● Status / Information メニュー
インベントリ、テープライブラリ情報、テープドライブ情報、コンポーネントのステータス、およ
びネットワーク情報を表示するメニューです。
● Configuration メニュー
テープライブラリやテープドライブの設定をするためのメニューです。
● Operations メニュー
マガジンのロック解除・取り出し、テープライブラリに収納されているカートリッジテープを移動
するときや、オペレーターパネル操作によるテープドライブのクリーニングなどをするためのメ
ニューです。
● Support メニュー
テープドライブの電源 ON/OFF、エラーメッセージの表示、テープドライブ内にあるカートリッジ
テープの強制排出などをするためのメニューです。
*1:
6 つのメニューが表示されるのは、リモートパネルの Configuration メニューから「Autoloader Mode」で
「Special Sequential」を選択した場合です。
「Autoloader Mode」で「Special Sequential」以外を選択した場
合は「Unlockall Magazines」以外の 5 つのメニューが表示されます。
*2: リモートパネルの Configuration メニューから「Autoloader Mode」で「Special Sequential」を選択した場合
にのみ表示され、選択可能となります。また、
「Special Sequential」はデータ交換ユーティリティ使用時の
みのサポートメニューですので、その他のメニューでは使用を禁止します。
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第 4 章 オペレーターパネル
4.4 メインメニューの説明
4.4.1
メニュー構造について
[Home(ホーム)] 画面で、[ENTER(実行)] ボタンを押すと、最初のメニュー(メインメニュー)が
表示されます。
メニューが表示された状態で、ほかのメニューを表示するには、[PREVIOUS] ボタンおよび [NEXT] ボ
タンを使用します。各メニューに属する最初のメニュー(メインメニュー)を表示するには [ENTER]
ボタンを押します。また、[Home] 画面に戻るには、[CANCEL] ボタンを押します。
メニューが表示された状態で、同じメニューに属する、ほかのメニューを表示するには、[PREVIOUS]
ボタンおよび [NEXT] ボタンを使用します。メニューを選択するには [ENTER] ボタンを押します。ま
た、メニューリストに戻るには、[CANCEL] ボタンを押します。
オペレーターパネルのメニュー構造については、図 4.3 を参照してください。
図 4.3
テープライブラリのメニューツリー
Home
Unlock All Magazines
(*1)
Unlock Mailslot
(*2)
Status/
Information
Configuration
Operations
Support
Inventory
Change Admin
Password
Unlock Left Magazine
Power On/off
Drive
Autoloader
Information
Set Reserved
Slot Count
Unlock Right
Magazine
Run Demo
Drive
Information
Configure
Mailslot
Clean Drive
Run Slot To
Slot Test
Component
Status
Barcode Format
Reporting
Move Tape
Run Wellness
Test
Network
Information
Change Drive
SCSI ID
Perform
Inventory
Drive FW
Upgrade (*4)
Autoloader
Behavior
Reboot
Autoloader
Autoloader
FW Upgrade (*4)
Autoloader
Date/time
Enable Autoldr
Password Locks
Force Drive
To Eject Tape
▤ℂ⠪ࡄࠬࡢ࡯࠼߇ᔅⷐ
(*3)
Configure
Network Settings
Autoloader
Error Log
Configure
Auto Cleaning (*4)
Autoloader
Warning Log
Restore
Defaults
Autoldr Support
Ticket to USB (*4)
Save/Restore
Configuration (*4)
Drive Support
Ticket to USB (*4)
ࡔ࡯ࠞ࡯ኾ↪
Service
(*4)
*1: 「Autoloader Mode」で「Special Sequential」を選択した場合にだけ表示され、選択可能となります。
*2: 「Autoloader Mode」で「Special Sequential」を選択し、「Mailslot」を Enable にした場合にだけ表示され、
選択可能となります。
*3: 「Autoloader Mode」で「Special Sequential」を選択した場合、管理者パスワードの入力は不要となります。
*4: 未サポートのため使用禁止です。
60
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第 4 章 オペレーターパネル
4.4 メインメニューの説明
4.4.2
メニューとサブメニュー
オペレーターパネルのメニューとサブメニューについて説明します。
■ Unlock All Magazines のメニュー(*1)
メニュー
機能説明
Unlock All Magazines
テープライブラリ内にある左右のマガジンロックを順次解除します。
*1: 「Autoloader Mode」で「Special Sequential」を選択した場合にのみ表示され、選択可能となります。
■ Unlock Mailslot のメニュー
メニュー
機能説明
Unlock Mailslot
テープライブラリ内のメールスロットのロックを解除します。
本サブメニューは、Mail Slot 設定を有効にする必要があります。
■ Status / Information のメニュー
メニュー
機能説明
Inventory
テープライブラリ内のメールスロット、マガジン、テープドライブに収納
されているカートリッジテープ情報を確認できます。
Autoloader Information
テープライブラリの設定情報を確認できます。
Drive Information
テープドライブの設定情報を確認できます。
Component Status
コンポーネントの設定情報を確認できます。
Network Information
テープライブラリのネットワーク設定情報を確認できます。
■ Configuration のメニューとサブメニュー
メニュー
サブメニュー
初期値
機能説明
Change Admin
Password
-
12345678
管理者パスワードの設定または変更をします。一度設
定されたパスワードを変更するには 、すでに設定され
ている管理者パスワードが必要です。
管理者パスワードは必ず 8 桁で、各桁は 0 ~ 9 までの
いずれかの数字です。
Set Reserved
Slot Count
-
0
予約済みスロットは、リモートパネルとオペレーター
パネルからは操作できますが、ホストやバックアップ
ソフトウェアからは見えないスロットです。例えば、
バックアップソフトウェアでクリーニングプロセスを
管理しないのであれば、クリーニングカートリッジを
予約済みスロットに格納しておくことができます。
最大 6 スロットを予約できます。
61
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第 4 章 オペレーターパネル
4.4 メインメニューの説明
メニュー
Configure
Mailslot
Barcode Format
Reporting
サブメニュー
初期値
機能説明
-
Disable
メールスロットの設定ができます。
メールスロットは、左側マガジンの前面にある 1 つの
スロットで、マガジン全体を取り出さなくてもアクセ
スできます。メールスロットを使用してカートリッジ
テープをロードする場合、マガジン内のほかのスロッ
トのインベントリを記録する必要がないため、マガジ
ンを開いて行うよりも高速になります。
Characters
8
バーコードラベルの文字数を 8 文字または 6 文字に設
定します。
Alignment
Alignment
Left
バーコードラベルを読み取るバーコードリーダーの位
置揃えを、左揃えか右揃えに設定します。
Change Drive
SCSI ID
-
SCSI ID = 1
SCSI テープドライブの SCSI アドレスを設定します。
Autoloader
Behavior
-
Automatic
テープライブラリの動作モード(Autoloader Mode)
を設定します。
データ交換ユーティリティ使用時以外、変更禁止で
す。
Autoloader
Date/Time
-
-
日付と時刻、SNTP を設定します。
日付: Year / Month / Day
時刻: Hours / Mins
Configure
Network
Settings
IPv4
Addressing
Enable
IPv4 のネットワークを設定します。
DHCP(IPv4)
Disable
DHCP サーバを使用する場合、Enable に設定します。
IP Address
(*1)
192.168.002.
001
ネットワークからアクセスするための IP アドレスを設
定します。
Subnet Address
(*1)
255.255.255.
000
サブネットを介してテープライブラリをアクセス可能
にします。
Gateway
Address(*1)
000.000.000.
000
サブネット間のゲートウェイ接続を示します。
IPv6
Addressing
Disable
IPv6 のネットワークを設定します(IPv6 は未サポー
ト(サポート時期未定)です)。
Configure Auto
Cleaning
-
Disable
自動クリーニングの有効/無効を設定します。
【使用禁止】
Restore Default
-
-
テープライブラリの設定値を初期化します。
【使用禁止】
本メニューを実行しても装置納入時の初期設定値には
戻りません。納入時の初期設定値については、
「A.2 初
期設定一覧」(P.155) を参照してください。
Save/Restore
Configuration
-
-
【使用禁止】
*1:
IP Address、Subnet Address、Gateway Address には、255 以下の数値のみ入力できます。
62
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第 4 章 オペレーターパネル
4.4 メインメニューの説明
■ Operations のメニュー
メニュー
機能説明
Unlock Left Magazine
左マガジンのロックを解除します。
Unlock Right Magazine
右マガジンのロックを解除します。
Clean Drive
テープドライブに対して、クリーニングすることができます。
クリーニングする際は、クリーニングカートリッジを先にテープライブラ
リ内に収納しておく必要があります。
Move Tape
テープライブラリ内のスロットに格納されているカートリッジテープを別
のスロットに移動できます。
移動元のスロット番号、移動先のスロット番号を設定してください。
Perform Inventory
テープライブラリ内のカートリッジテープのインベントリをアップデート
します。各スロットとテープドライブをチェックして、存在するカート
リッジテープがあれば、それを確認します。
Reboot Autoloader
テープライブラリを再起動します。
Enable Autoldr Password Locks
制限された領域をロックできます。通常、タイムアウトを待たずに、直ち
にロックをリセットしたい場合に使用します。電源を入れ直すか、本装置
を再起動してもロックはリセットされます。
■ Support のメニュー
メニュー
機能説明
Power On/Off Drives
ほかのデバイスの電源を切断することなく、テープドライブの電源を ON
または OFF にするために使用します。
Run Demo
本装置のデモプログラムを実行します。オペレーターパネルの [CANCEL]
ボタンを押すまで、本装置はデモモードのままになります。
Run Slot To Slot Test
ロボット機構が各スロット間でカートリッジテープを移動する機能のテス
トをします。
Run Wellness Test
指定したループ中の本体装置の状態をチェックします。テスト中に障害が
発生した場合は、エラーコードと障害メッセージを調べて詳細情報を確認
してください。
Drive FW Upgrade
テープドライブのファームウェアのアップデートをします。
【使用禁止】
Autoloader FW Upgrade
テープライブラリのファームウェアのアップデートをします。
【使用禁止】
Force Drive To Eject Tape
テープドライブからカートリッジテープを強制排出して、空きスロットに
移動します。
Autoloader Error Log
テープライブラリのエラーメッセージのログを表示します。
エラーコードの詳細は、「C.1 メインエラーコード」(P.160) を参照してく
ださい。
Autoloader Warning Log
テープライブラリの警告メッセージのログを表示します。
警告メッセージの詳細は、「付録 D 警告イベントコード」(P.167) を参照し
てください。
Autoldr Support Ticket to USB
【使用禁止】
Drive Support Ticket to USB
【使用禁止】
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第5章
テープライブラリの設定・操作
本章では、オペレーターパネルでの各設定情報の確認方法および変更方法や、マガジンのロック解除、
カートリッジテープの取り出し、交換方法など、テープライブラリの運用上必要な操作について説明
します。
5.1
Configuration(設定)
[Configuration] メニューでは、以下の設定機能にアクセスできます。
•「管理者パスワードの変更」
•「予約済みスロット(リザーブスロット)の数の設定」
•「メールスロットの設定」
•「バーコードレポートのフォーマット」
•「SCSI アドレスの変更」
•「動作の設定」
•「日付と時刻の設定」
•「ネットワークの設定」
•「自動クリーニングの設定」(*1)
•「工場出荷時設定の復元」(*1)
•「設定情報の記録と復元」(*1)
*1:
オペレーターパネル操作でメニュー表示されますが、未サポートメニューのため使用しないでください。
[Configuration] メニューにアクセスする手順について説明します。
1
[Home] 画面から、「Configuration」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンま
たは [NEXT] ボタンを押します。
[ENTER] ボタンを押して選択します。
2
目的の機能が画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタンを繰
り返し押します。
[ENTER] ボタンを押して選択します。
64
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第 5 章 テープライブラリの設定・操作
5.1 Configuration(設定)
5.1.1
管理者パスワードの変更
管理者パスワードは、工場出荷時には「12345678」に設定されています。オペレーターパネルとリ
モートパネルでは、同一の管理者パスワードを使用します。
管理者パスワードを設定または変更するには、
「Change Admin Password」を使用します。一度設定さ
れた管理者パスワードを変更するには、すでに設定されている管理者パスワードが必要です。
管理者パスワードは必ず 8 桁で、各桁は 0 ~ 9 までのいずれかの数字です。
管理者パスワードが必要な画面では、管理者パスワードの入力を求めるメッセージ「Enter Password
********」が表示され、管理者パスワードを入力すると、管理者パスワードで保護された領域へのアク
セスが許可されます。一度入力したあとは、管理者パスワードの入力を再び求められることはありま
せん。
ただし、ユーザーのオペレーターパネル操作が 5 分以上なかった場合は、管理者パスワードの再入力
が必要になります。管理者パスワードの入力を求めるメッセージが表示されたら、管理者パスワード
を入力してください。
管理者パスワードを変更する手順について説明します。
1
[Home] 画面から、「Configuration」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンま
たは [NEXT] ボタンを押します。
[ENTER] ボタンを押して、この項目を選択します。
2
3
[Change Admin Password] 画面が表示されるので、[ENTER] ボタンを押して選択しま
す。
最初の数字は点滅しています。点滅している数字の値を変更するには、[PREVIOUS]
ボタンまたは [NEXT] ボタンを押します。
点滅している数字が目的の値になったら、[ENTER] ボタンを押して選択します。
4
2 番目の数字が点滅します。手順 3 を繰り返して 8 桁すべてを入力します。
各数字を選択するには、[ENTER] ボタンを押します。
最後の数字を入力し終わると、新しく入力した管理者パスワードが設定されます。
管理者パスワードを忘れた場合、新しい管理者パスワードを入力することはできません。保
守員にご連絡ください。
65
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第 5 章 テープライブラリの設定・操作
5.1 Configuration(設定)
5.1.2
予約済みスロット(リザーブスロット)の数の設定
予約済みスロットは、リモートパネルとオペレーターパネルからは操作できますが、ホストやバック
アップソフトウェアからは見えなくなります。例えば、バックアップソフトウェアでクリーニングプ
ロセスを管理しないのであれば、クリーニングカートリッジを予約済みスロットに格納しておくこと
ができます。
最大 6 スロットを予約できます。
なお、Special Sequential モード時のクリーニングには予約済みスロットの設定が必要です。また、必
ず専用のバーコードラベルを貼ったクリーニングカートリッジを入れて運用してください。
この機能を使用するには、管理者パスワードが必要です。
予約済みスロットの数を設定する手順について説明します。
1
[Home] 画面から、「Configuration」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンま
たは [NEXT] ボタンを押します。
[ENTER] ボタンを押して、この項目を選択します。
2
「Set Reserved Slot Count」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまたは
[NEXT] ボタンを繰り返し押します。
[ENTER] ボタンを押して選択します。
3
4
管理者パスワードを求められた場合は入力します。
目的のスロット数が表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタンを繰
り返し押します。
表示されたら [ENTER] ボタンを押して選択します。
66
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第 5 章 テープライブラリの設定・操作
5.1 Configuration(設定)
5.1.3
メールスロットの設定
メールスロットは、左マガジンの前面にある 1 つのスロットで、マガジン全体を取り出さなくてもア
クセスできます。メールスロットを使用してカートリッジテープをロードする場合、マガジン内のほ
かのスロットのインベントリを記録する必要がないため、マガジンを開いて行うよりも高速になりま
す。また、メールスロットを開いている間、テープライブラリは動作し続けることができます。
この機能を使用するには、管理者パスワードが必要です。
メールスロットの有効/無効を切り替える手順について説明します。
1
[Home] 画面から、「Configuration」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンま
たは [NEXT] ボタンを押します。
[ENTER] ボタンを押して、この項目を選択します。
2
「Configure Mailslot」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボ
タンを繰り返し押します。
[ENTER] ボタンを押して選択します。
3
管理者パスワードを求められた場合は入力します。
画面に、
「Mailslot Enable(メールスロットは有効)」または「Mailslot Disable(メールスロット
は無効)」と表示されます。
4
画面に「Disable Mailslot?(メールスロット無効)」または「Enable Mailslot?(メー
ルスロット有効)」と表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタンを
押します。
目的の画面が表示されたら、[ENTER] ボタンを押します。
67
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第 5 章 テープライブラリの設定・操作
5.1 Configuration(設定)
5.1.4
バーコードレポートのフォーマット
カートリッジテープのバーコードをオペレーターパネルおよびリモートパネルに表示する場合と、ホ
ストソフトウェアにレポートする場合に使用する表示フォーマットを設定できます。表示する文字数
および数字の左揃え/右揃えを設定できます。
例えば、バーコードラベル「12345678」のうち 6 文字だけを通知するとき、左揃えの場合、テープラ
イブラリは「123456」を通知します。右揃えの場合、テープライブラリは「345678」を通知します。
初期設定では、8 文字、左揃えに設定されています。
この機能を使用するには、管理者パスワードが必要です。
バーコードレポートのフォーマットを設定する手順について説明します。
1
[Home] 画面から、「Configuration」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンま
たは [NEXT] ボタンを押します。
[ENTER] ボタンを押して、この項目を選択します。
2
「Barcode Format Reporting」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまたは
[NEXT] ボタンを繰り返し押します。
[ENTER] ボタンを押して、この項目を選択します。
3
「Display Format」または「Host Format」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボ
タンまたは [NEXT] ボタンを繰り返し押します。
画面の 2 行目には、文字数と現在のフォーマットが示されます。
現在のフォーマットを変更するには、[ENTER] ボタンを押して、
「Display」または「Host」を
選択します。
画面には、[# Of Characters 8] のように表示されます。
4
目的の文字数が表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタンを押しま
す。
[ENTER] ボタンを押して選択します。
「Alignment Left(左揃え)」または「Alignment Right(右揃え)」が表示されます。
5
[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタンを使用して、2 つの選択肢のいずれかを選択
します。
[ENTER] ボタンを押して、適切な配置を選択します。
68
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第 5 章 テープライブラリの設定・操作
5.1 Configuration(設定)
5.1.5
SCSI アドレスの変更
SCSI ID を変更した場合は、本装置を使用する前に、ホストサーバを再起動し、バックアップソフ
トウェアを再設定する必要がある場合があります。
[Change Drive SCSI ID] メニューで、テープドライブの SCSI アドレスが変更されます。テープドライ
ブの論理ユニット番号(LUN)は 0 です。テープライブラリの SCSI アドレスは、通常テープドライ
ブと同じですが、LUN 1 を使用します。
この機能を使用するには、管理者パスワードが必要です。
テープドライブの SCSI アドレスを変更する手順について説明します。
1
[Home] 画面から、「Configuration」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンま
たは [NEXT] ボタンを押します。
[ENTER] ボタンを押して、この項目を選択します。
2
「Change Drive(テープドライブの変更)
」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボ
タンまたは [NEXT] ボタンを繰り返し押します。
[ENTER] ボタンを押して、この項目を選択します。
3
管理者パスワードを求められた場合は入力します。
画面には現在の SCSI ID が表示されます。
4
SCSI ID 番号を変更するには、[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタンを押します。
[ENTER] ボタンを押して、番号を選択します。
画面には、[Drive SCSI ID=1] のように表示されます。
69
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第 5 章 テープライブラリの設定・操作
5.1 Configuration(設定)
5.1.6
動作の設定
テープライブラリの動作モードは、以下の 4 つのメニューから選択可能ですが、初期値の Automatic
からの設定変更は禁止です。
ただし、Special Sequential については、データ交換ユーティリティを使用した場合にのみ設定変更可
能です。
•
•
•
•
Automatic(自動)
Random(ランダム)
Sequential(順次)
Special Sequential(順次)
テープライブラリは、受信した一連の SCSI コマンドから自動的に必要なモードを検出します。ただ
し、[Configuration] メニューから、モードを変更することもできます。動作モードは、カートリッジ
テープの制御に使用するソフトウェアの機能に合わせて選択してください。
この機能を使用するには、管理者パスワードが必要です。
● Automatic モード(初期設定)
このモードでは、本装置の受信した SCSI コマンドに応じて、Random モードと Sequential モード
が自動的に切り替えられます。Random モードへの切り替えを行うメディアチェンジャ SCSI コマ
ンドを検出するまで、本装置は Sequential モードで動作します。本装置を Sequential モードまた
は Random モードに設定することも可能です。この設定を行うと、[Configuration] メニューで
Automatic モードに戻すまで、本装置は Sequential モードまたは Random モードのままになります。
● Random モード(未サポート)
このモードは、全機能を使用可能なバックアップソフトウェア、またはロボット機構対応のバック
アップソフトウェアで使用します。
Random モードは最も一般的な動作モードです。Random モードでは、本装置は自動的にテープド
ライブにデータカートリッジをロードしません。ソフトウェアからのコマンドを待ちます。この
モードを使用するには、ご使用のバックアップソフトウェアがロボット機構をサポートしている必
要があります。ロボット機構のサポートには、追加のソフトウェアモジュールが必要な場合があり
ます。
● Sequential モード(未サポート)
Sequential モードは、使用しているバックアップソフトウェアがロボット機構に対応していないか、
またはスタンドアロンのテープドライブ専用に設計されている場合に使用します。
Sequential モードでは、本装置はデータカートリッジのテープドライブへのロードと、テープドラ
イブからのアンロードを自動的に行います。ロードするデータカートリッジを指定するには、テー
プライブラリのオペレーターパネルを使用して、目的のデータカートリッジをテープドライブに
ロードします。
データカートリッジが、データを書き込むための空きがないか、または何らかの理由でアンロード
された場合、データカートリッジはテープドライブから自動的に取り出されます。データカート
70
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第 5 章 テープライブラリの設定・操作
5.1 Configuration(設定)
リッジが元のスロットに戻されたあとで、使用可能な次に大きな番号のスロットからデータカート
リッジがロードされます。
Sequential モードのときに、テープドライブにデータカートリッジをロードする方法をさらに細か
く指定するには、オペレーターパネルから Loop オプションおよび Autoload オプションを設定しま
す。
- Autoload モードがオンの場合、本装置は使用している中で番号が最も小さいスロットのデータ
カートリッジをテープドライブに自動的にロードします。その後は、通常の Sequential 動作に
戻ります。
- Loop モードがオンの場合、使用可能な全データカートリッジがテープライブラリによってロー
ドされたあと、1 番目のデータカートリッジがリロードされます。Loop モードがオフの場合
は、最後のデータカートリッジがアンロードされると、ほかのデータカートリッジを手動で
ロードするまでは、テープライブラリによるデータカートリッジのロードが停止します。
Loop モードの選択は慎重にしてください。Loop モードを選択すると、すでに書き込まれた
データカートリッジへデータの上書きが可能になります。
● Special Sequential モード(データ交換ユーティリティ使用時に設定可)
Special Sequential モードは、データ交換ユーティリティ使用時に設定します。
Special Sequential モードでは、データカートリッジのテープドライブへのロードと、テープドラ
イブからのアンロードを自動的に行います。
データカートリッジにデータを書き込むための空き容量がないか、または何らかの理由でアンロー
ドされた場合、データカートリッジはテープドライブから自動的に取り出されます。データカート
リッジが元のスロットに戻されたあとで、使用可能な次に大きな番号のスロットからデータカート
リッジがロードされます。
Special Sequential モードでは、カートリッジテープのロードシーケンスやオペレーターパネルの
メニュー、パスワード機能の一部がほかの 3 つのモードと異なります。
異なっている内容は以下のとおりです。
- オペレーターパネルのトップメニューに「Unlock All Magazines」が追加されます。
- マガジンのロックが解除された状態でマガジンを引き出さない場合、自動的にマガジンが再
ロックされるまでの時間が、30sec から 24H となります。
- オペレーターパネルを操作する際に、管理者パスワードの入力を要求されなくなります。
- AC 電源投入時の操作方法とシーケンスが変更となります。変更内容の詳細については、
「3.2.4
AC 電源投入とシーケンス(Special Sequential 設定時)」(P.51) を参照してください。
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第 5 章 テープライブラリの設定・操作
5.1 Configuration(設定)
SCSI モデルでは、SCSI カードの設定を Ultra160 モードとしてください。
• オペレーターパネルの操作によって、「Autoloader Mode」で「Spec.Sequential」を選択した場合
には、「Autoload Mode」および「Loop Mode」の選択はできません。
• クリーニングカートリッジを使用する際には、必ず専用のバーコードラベルを貼り、予約済みス
ロットに入れて運用してください。詳細は、「8.1 テープドライブのクリーニング」(P.134) を参
照ください。
動作モードを設定する手順について説明します。
1
[Home] 画面から、「Configuration」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンま
たは [NEXT] ボタンを押します。
[ENTER] ボタンを押して、この項目を選択します。
2
「Autoloader Behavior」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT]
ボタンを繰り返し押します。
[ENTER] ボタンを押して、この項目を選択します。
3
管理者パスワードを求められた場合は入力します。
「Autoloader Mode」と画面に表示されます。
画面の 2 行目に、「Automatic」、「Sequential」、または「Random」と表示されます。
[ENTER] ボタンを押します。
4
[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタンを押して画面をスクロールし、
「Automatic」
、
「Sequential」
、または「Random」を表示します。
[ENTER] ボタンを押して、動作モードを選択します。
5
「Autoload Mode Disable(オートロードモードは無効)」または「Autoload Mode
Enable(オートロードモードは有効)」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタ
ンまたは [NEXT] ボタンを繰り返し押します。
動作モードを変更するには、[ENTER] ボタンを押します。
「Disable Autoload Mode(オートロード無効)」または「Enable Autoload Mode(オートロード
有効)」と表示されます。
6
有効/無効を切り替えるには、[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタンを押します。
[ENTER] ボタンを押して、動作モードを選択します。
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第 5 章 テープライブラリの設定・操作
5.1 Configuration(設定)
7
「Loop Mode Disable(ループモードは無効)」または「Loop Mode Enable(ループ
モードは有効)」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタ
ンを繰り返し押します。
ループモードを変更するには、[ENTER] ボタンを押します。
8
5.1.7
「Enable Loop Mode(ループモード有効)」または「Disable Loop Mode(ループモー
ド無効)」と表示されます。ループモードを選択するには、[ENTER] ボタンを押しま
す。
日付と時刻の設定
時刻は 24 時間形式で指定します。午前と午後の表記はありません。
イベントの記録に使用する日付と時刻を設定するには、
「Set Date And Time(日付と時刻の設定)
」を
使用します。
この機能を使用するには、管理者パスワードが必要です。
日付を設定する手順について説明します。
1
[Home] 画面から、「Configuration」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンま
たは [NEXT] ボタンを押します。
[ENTER] ボタンを押して、この項目を選択します。
2
「Autoloader Date/Time」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまたは
[NEXT] ボタンを繰り返し押します。
[ENTER] ボタンを押して、この項目を選択します。
3
管理者パスワードを求められた場合は入力します。
画面には以下の例のように表示されます。
「Set Date M/D/Y 12 / 21 / 2011」と表示され、数字の 1 つが点滅します。
4
点滅している数字の値を変更するには、[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタンを
押します。
[ENTER] ボタンを押して、点滅している数字の値を確定し、次の数字に移動します。
5
手順 4 を繰り返して、日付のすべての数字を正しく設定します。
[ENTER] ボタンを押します。
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第 5 章 テープライブラリの設定・操作
5.1 Configuration(設定)
6
画面には以下の例のように表示されます。
「Set Hours / Mins 16: 52」と表示され、最初の数字が点滅します。点滅している数字の値を変更
するには、[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタンを押します。
[ENTER] ボタンを押して次の数字に移動します。
7
手順 6 を繰り返して、時刻のすべての数字を正しく設定します。
[ENTER] ボタンを押します。
5.1.8
ネットワークの設定
本装置は、起動時に DHCP サーバから IP アドレスを自動的に取得できます。また、オペレーターパネ
ルから固定アドレスを設定することも可能です。
本装置は、SNMP をサポートしています。設定方法については、「7.7.3 ネットワーク設定の変更」
(P.119) を参照してください。
ネットワークの設定をする手順について説明します。
1
[Home] 画面から、「Configuration」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンま
たは [NEXT] ボタンを押します。
[ENTER] ボタンを押して、この項目を選択します。
2
「Configure Network Settings(ネットワークの設定)
」と画面に表示されるまで、
[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタンを繰り返し押します。
[ENTER] ボタンを押して選択します。
「IPv4 Networking」と表示されます。
3
[ENTER] ボタンを押すと、「IPv4 Addressing Enable」と表示されるので、
[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタンを押します。
4
「DHCP (IPv4) Disable」または「DHCP (IPv4) Enable」と表示されるまで、
[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタンを繰り返し押します。
DHCP の状態を変更するには、[ENTER] ボタンを押します。
5
DHCP が無効な場合は、[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタンを押して、画面に
[IP Address] を表示します。
画面の 2 行目に、現在の IP アドレスが示されます。
6
IP アドレスを変更するには、[ENTER] ボタンを押します。
画面に「Set IP Address」と表示され、最初の数字が点滅します。
[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタンを数回押して、点滅している数字を正しい値に変更し
ます。
74
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第 5 章 テープライブラリの設定・操作
5.1 Configuration(設定)
7
[ENTER] ボタンを押して値を選択し、次の数字を選択します。
この操作を繰り返してすべての値を設定します。画面に新しい IP アドレスが表示されます。
8
画面に「Subnet Address」と表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボ
タンを繰り返し押します。
「Subnet Address」を変更するには、[ENTER] ボタンを押します。
画面に「Set Subnet Address(サブネットアドレスの設定)」と表示され、最初の数字が点滅し
ます。
9
[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタンを数回押して、点滅している数字を正しい
値に変更します。
10 [ENTER] ボタンを押して次の数字を選択します。
この操作を繰り返して、すべての数字を設定します。画面に新しいサブネットアドレスが表示さ
れます。
11 画面に「Gateway Address」と表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボ
タンを繰り返し押します。
「Gateway Address」を変更するには、[ENTER] ボタンを押します。
画面に「Set Gateway Address(ゲートウェイアドレスの設定)」と表示され、最初の数字が点
滅します。
12 [PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタンを数回押して、点滅している数字を正しい
値に変更します。
[ENTER] ボタンを押して次の数字を選択します。
13 手順 12 を繰り返して、すべての数字を設定します。
画面に「New Gateway Address(新しいゲートウェイアドレス)」が表示されます。
[ENTER] ボタンを押します。
75
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第 5 章 テープライブラリの設定・操作
5.1 Configuration(設定)
5.1.9
自動クリーニングの設定【使用禁止】
自動クリーニングを有効にすると、本装置は、テープドライブをクリーニングする必要がある場合、自
動的にクリーニングカートリッジをロードします。
本装置では、この機能を未サポートのため、使用しないでください。
自動クリーニング機能は、バックアップソフトウェアが対応していないため、使用しないでくださ
い。初期設定(無効)のまま使用してください。
5.1.10
工場出荷時設定の復元【使用禁止】
本装置では、この機能を未サポートのため、使用しないでください。
5.1.11
設定情報の記録と復元【使用禁止】
本装置では、この機能を未サポートのため、使用しないでください。
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第 5 章 テープライブラリの設定・操作
5.2 Unlock Mailslot(メールスロット:ロック解除)
5.2
Unlock Mailslot(メールスロット:ロック解除)
左マガジン内のメールスロットの操作には、この機能をサポートするバックアップソフトウェアを必
ず使用してください。
メールスロット機能を使用すると、マガジン全体を取り出さずに、1 巻のカートリッジテープだけを挿
入または排出できます。
メールスロットを使用する利点は、テープライブラリがマガジン内のほかのスロットをインベントリ
しないため、本装置がすぐに使用可能になる点です。
メールスロットは、左マガジンにあります。
メールスロットにアクセスする手順について説明します。
1
[Home] 画面から、
「Unlock Mailslot」と画面に表示されるまで、[NEXT] ボタンを押し
ます。
[ENTER] ボタンを押して、この項目を選択します。
メールスロットが自動的に排出されます。
2
3
メールスロットをメールスロットが排出された方向に引き出してカートリッジテー
プにアクセスします。
カートリッジテープを水平方向に引き出してメールスロットから取り出します。
画面に「Close Mailslot」と表示されます。
4
メールスロット内のカートリッジテープを取り出し、別のカートリッジテープを挿
入します。
カートリッジテープがメールスロットから完全に取り出される前に、上方向に持ち上げない
でください。メールスロット故障の原因となります。
5
マガジンを押してテープライブラリ内に戻します。
77
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第 5 章 テープライブラリの設定・操作
5.3 Status/Information(ステータス/情報)
5.3
Status/Information(ステータス/情報)
[Status/Information] メニューでは、以下のステータスオプションを選択できます。
•「インベントリ」
•「テープライブラリの情報」
•「テープドライブの情報」
•「コンポーネントのステータス」
•「ネットワークの情報」
[Status/Information] メニューにアクセスする手順について説明します。
1
[Home] 画面から、
「Status/Information」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタ
ンまたは [NEXT] ボタンを押します。
[ENTER] ボタンを押して選択します。
2
目的の機能が画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタンを繰
り返し押します。
[ENTER] ボタンを押して選択します。
5.3.1
インベントリ
このメニューでは、どのスロットにカートリッジが入っており、どのスロットが空であるかが表示さ
れます。画面の 2 行目に以下のいずれかの情報が示されます。
• Full(バーコードラベルなしのカートリッジテープ)
• カートリッジテープに貼付されているバーコード識別番号
• Empty(空)
本装置内には以下のインベントリ位置があります。
•
•
•
•
Mailslot(メールスロット)
Left Magazine(左マガジン)
Right Magazine(右マガジン)
Drive(テープドライブ)
表示される情報は、位置によって異なります。
• テープドライブまたはメールスロットの場合
例えば、「Mailslot LTO123L3」と表示されます。
「LTO123L3」はカートリッジテープのバーコード番号です。
「Full」または「Empty」と表示される
場合もあります。
78
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第 5 章 テープライブラリの設定・操作
5.3 Status/Information(ステータス/情報)
• 左マガジンまたは右マガジンの場合
画面に、
「Left Magazine」または「Right Magazine」と表示されます。画面の 2 行目には、どのス
ロットにカートリッジテープが入っており、どのスロットが空であるかが示されます。左マガジン
のスロットには、1 ~ 4、または 1 ~ 3 の番号が付けられます。右マガジンのスロットには 5 ~ 8、
または 4 ~ 7 の番号が付けられます。各スロットは、表 5.1 に示す文字で表されます。
表 5.1
インベントリでスロットに対応して表示される文字内容
表示される文字
定義
X
スロットにカートリッジテープが入っています。
-
スロットは空です。
m
メールスロットは有効ですが、カートリッジテープは入っていません。
M
メールスロットにカートリッジテープが入っています。
!
カートリッジテープを確認する必要があります。カートリッジテープが損傷している
か、互換性のないカートリッジテープの可能性があります。
r
予約済みスロット(リザーブスロット)です。
メールスロットを有効にした場合、データカートリッジを格納するためのスロットが 1 巻減少
し、7 巻になります。
各スロットの内容について詳細を表示するには、画面に「Left Magazine」または「Right Magazine」
が表示されているときに、[ENTER] ボタンを押します。
カートリッジテープのインベントリを表示する手順について説明します。
1
[Home] 画面から、
「Status/Information」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタ
ンまたは [NEXT] ボタンを押します。
[ENTER] ボタンを押して選択します。
2
「Inventory」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタンを繰
り返し押します。
[ENTER] ボタンを押して選択します。
3
[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタンを使用して、以下のいずれかのインベント
リ位置を選択します。
• Left Magazine(左マガジン)- メールスロットを含みます。
• Right Magazine(右マガジン)
• Drive(テープドライブ)
4
「Left Magazine」または「Right Magazine」を選択します。
マガジン内で一番小さい番号のスロットの内容がオペレーターパネルに表示されます。カート
リッジテープのバーコード番号が表示されるか、「Full」または「Empty」と表示されます。
79
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第 5 章 テープライブラリの設定・操作
5.3 Status/Information(ステータス/情報)
5
マガジン内のほかのスロットに移動するには、[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボ
タンを使用します。
別のインベントリ位置を選択するには、[CANCEL] ボタンを押します。
6
「Drive」と表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタンを繰り返し押し
ます。
[ENTER] ボタンを押して選択します。
カートリッジテープのバーコード番号が表示されるか、
「Full」または「Empty」と表示されます。
5.3.2
テープライブラリの情報
ご使用のテープライブラリに関する情報を取得する手順について説明します。
1
[Home] 画面で、
「Status/Information」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタン
または [NEXT] ボタンを押します。
[ENTER] ボタンを押して選択します。
2
「Autoloader Information」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまたは
[NEXT] ボタンを繰り返し押します。
[ENTER] ボタンを押して選択します。
3
[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタンを使用して、以下の情報画面から選択しま
す。
•
•
•
•
•
•
•
Autoloader Time(オートローダー [ 本装置 ] 時刻)
Firmware Revision(ファームウェアリビジョン)
Product ID(製品 ID)
Serial Number(シリアル番号)
SCSI ID and LUN(SCSI ID および LUN)
Slots And Mailslots(スロットおよびメールスロット)
Odometer(オドメータ)
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第 5 章 テープライブラリの設定・操作
5.3 Status/Information(ステータス/情報)
5.3.3
テープドライブの情報
テープドライブの情報を取得する手順について説明します。
1
[Home] 画面から、
「Status/Information」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタ
ンまたは [NEXT] ボタンを押します。
[ENTER] ボタンを押して選択します。
2
「Drive Information」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボ
タンを繰り返し押します。
[ENTER] ボタンを押して選択します。
3
[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタンを使用して、以下の情報画面から選択しま
す。
•
•
•
•
5.3.4
Serial Number(シリアル番号)
Drive Type(テープドライブタイプ)
Firmware Revision(ファームウェアリビジョン)
SCSI ID(SCSI テープドライブの SCSI ID)
コンポーネントのステータス
コンポーネントのステータス情報を取得する手順について説明します。
1
[Home] 画面から、
「Status/Information」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタ
ンまたは [NEXT] ボタンを押します。
[ENTER] ボタンを押して、この項目を選択します。
2
「Component Status」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボ
タンを繰り返し押します。
[ENTER] ボタンを押して選択します。
81
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第 5 章 テープライブラリの設定・操作
5.3 Status/Information(ステータス/情報)
3
[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタンを使用して、以下の情報画面から選択しま
す。
•
•
•
•
Drive Activity(テープドライブ動作)
Autoloader Status(テープライブラリのステータス)
Drive Status(テープドライブのステータス)
Fan Status(冷却ファンのステータス)
画面の 2 行目には以下のいずれかが示されます。
•
•
•
•
5.3.5
Good(良好)
Warning(警告)
Critical(クリティカル)
Failed(障害)
ネットワークの情報
本装置のネットワーク設定にアクセスする手順について説明します。
1
[Home] 画面から、
「Status/Information」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタ
ンまたは [NEXT] ボタンを押します。
[ENTER] ボタンを押して選択します。
2
「Network Information」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT]
ボタンを繰り返し押します。
[ENTER] ボタンを押して選択します。
3
[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタンを使用して、以下の情報にアクセスできま
す。
•
•
•
•
•
Static IP(静的 IP)または DHCP Enabled(DHCP 有効)
IP Address(IP アドレス)
Subnet Mask(サブネットマスク)
Gateway Address(ゲートウェイアドレス)
MAC Address(MAC アドレス)
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第 5 章 テープライブラリの設定・操作
5.4 Operations(操作)
5.4
Operations(操作)
[Operations] メニューでは、以下のメニューを選択できます。
•「マガジンのロック解除、取り出し、交換」
•「テープドライブのクリーニング」
•「テープライブラリ内でのカートリッジテープの移動」
•「カートリッジテープインベントリのアップデート」
•「本装置の再起動」
•「パスワードロックの有効化」
[Operations] メニューにアクセスする手順について説明します。
1
[Home] 画面から、「Operations」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまた
は [NEXT] ボタンを押します。
[ENTER] ボタンを押して、この項目を選択します。
2
目的の機能が画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタンを繰
り返し押します。
[ENTER] ボタンを押して選択します。
5.4.1
マガジンのロック解除、取り出し、交換
[Operations] メニュー内の [Unlock Left Magazine] または [Unlock RightMagazine] メニューを使用する
と、左右のマガジンにアクセスできます。
マガジンにアクセスするには、管理者パスワードが必要です。
けが・感電
マガジンを取り外す際、テープライブラリ内部に手や指を入れないでくださ
い。感電したり、異常な動作をしたりしてけがをするおそれがあります。
動作異常
テープライブラリからマガジンを取り外したままにすると、ロボットは動作し
ません。取り外したあとは必ず元に戻すか、別のマガジンを装填してくださ
い。
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第 5 章 テープライブラリの設定・操作
5.4 Operations(操作)
マガジンを取り出す手順について説明します。
1
[Home] 画面から、「Operations」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまた
は [NEXT] ボタンを押します。
[ENTER] ボタンを押して、この項目を選択します。
2
画面に「Unlock Left Magazine(左マガジンのロック解除)
」または「Unlock Right
Magazine(右マガジンのロック解除)」と表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまた
は [NEXT] ボタンを押します。
[ENTER] ボタンを押して、ロック解除するマガジンを選択します。
3
管理者パスワードを求められた場合は入力します。
「Left Magazine Unlocked」または「Right Magazine Unlocked」と表示されます。
4
ロック解除されたマガジンを本装置から引き出します。
画面に「Insert Left Magazine」または「Insert Right Magazine」と表示されます。
マガジンを元の位置に戻すまで、本装置の動作はすべて停止します。
5
マガジン内のカートリッジテープを交換したら、マガジンを本装置に完全に挿入し
ます。
マガジンは正しく取り付けられると所定の位置にロックされ、本装置によるマガジンのインベン
トリが行われます。
5.4.2
テープドライブのクリーニング
CLEAN LED が点灯したときは、テープドライブのクリーニングが必要です。クリーニングにかかる時
間は数十秒~数分程度で、クリーニング中は READY LED が点滅します。
クリーニングカートリッジは、ご使用のテープドライブに適したものを必ず使用してください。
Ultrium ユニバーサルクリーニングカートリッジ以外は使用しないでください。
• クリーニングカートリッジが不適切な場合は、LCD 画面に「Invalid Tape」と表示され、クリー
ニングカートリッジは元の位置に戻されます。
• テープドライブのクリーニング後に同じデータカートリッジを挿入して、(ロードまたはアン
ロード時に)CLEAN LED、または ATTENTION LED が点灯した場合は、そのクリーニングカー
トリッジに問題がある可能性があります。
84
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第 5 章 テープライブラリの設定・操作
5.4 Operations(操作)
オペレーターパネルを使用してテープドライブをクリーニングする場合は、クリーニング手順を開始
する前に、メールスロットまたはその他の空きスロットにクリーニングカートリッジをロードしてく
ださい。
クリーニングカートリッジを本装置内に保管する場合は、バックアップソフトウェアでテープドライ
ブのクリーニングを管理するか、またはクリーニングカートリッジが入っているスロットをバイパス
するようにバックアップソフトウェアを設定する必要があります。
メールスロット、またはマガジンの一方にクリーニングカートリッジがあることを確認してから、ク
リーニング手順を開始してください。クリーニングするテープドライブを選択してから、クリーニン
グカートリッジのロード元になるスロットを選択します。
テープドライブをクリーニングする手順について説明します。
1
[Home] 画面から、「Operations」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまた
は [NEXT] ボタンを押します。
[ENTER] ボタンを押して選択します。
2
「Clean Drive」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタンを
繰り返し押します。
[ENTER] ボタンを押して選択します。
3
「Drive」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタンを繰り返
し押します。
画面の 2 行目には、「Clean Required」または「Good」と表示されます。
4
[ENTER] ボタンを押します。
画面に「Cleaning Tape Slot : 4」または「Cleaning Tape Slot XX」と表示されます。XX は、点
滅しているブロックを示します。
スロット内のカートリッジテープにクリーニングカートリッジであることを示すバーコードラ
ベルが貼付されている場合は、スロット番号が表示されます。スロット番号が表示される場合は
手順 6 に進んでください。
スロット番号が表示されない場合は、バーコードが貼付されたクリーニングカートリッジが本装
置内で検出できないことを示しています。この場合は、クリーニングカートリッジが入っている
スロットをオペレーターが選択しなければなりません。
5
6
[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタンを使用して、クリーニングカートリッジの
場所を表示します。
クリーニングカートリッジの場所が表示されたら、[ENTER] ボタンを押して選択し
ます。
テープドライブのクリーニング中には、「Cleaning Drive in Progress」が表示されます。
クリーニング動作が完了すると、画面に「Cleaning Drive Successful」または
「Cleaning Drive Failed」と表示されます。
7
クリーニング動作が失敗した場合は、[ENTER] ボタンを押して、失敗の原因を説明
するエラーコードとメッセージを確認します。
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第 5 章 テープライブラリの設定・操作
5.4 Operations(操作)
テープドライブのクリーニング完了後、クリーニングカートリッジは元のスロットに戻されます。オ
ペレーターパネルからクリーニングカートリッジをロードした場合は、この時点で、メールスロット
を使用するか、またはマガジンを取り出すことで、クリーニングカートリッジをアンロードする必要
があります。
テープドライブのクリーニング動作が完了すると、CLEAN LED は消灯します(クリーニング前に点灯
していた場合)。
5.4.3
テープライブラリ内でのカートリッジテープの移動
テープドライブ、マガジン内のスロット、またはメールスロットに入っているカートリッジテープを、
現在カートリッジテープが入っていない、ほかの場所に移動するには、 [Move Tape] メニューのコマ
ンドを使用します。この機能を使用すると、搭載されているテープドライブでカートリッジテープを
ロード/アンロードすることも可能です。最初にカートリッジテープの移動元を選択し、次に移動先
を選択する必要があります。
Move Media 機能を使用するには、管理者パスワードが必要です。
データ破壊
バックアップソフトウェアの運用中(バックアップ・リストアなど)は、以下
の操作をしないでください。
また、本装置のオペレーターパネルの操作でカートリッジテープを移動する
と、バックアップソフトウェアが管理しているカートリッジテープ情報と本装
置のカートリッジテープ状態が不一致となりますので注意してください。
カートリッジテープを移動する手順について説明します。
1
[Home] 画面から、「Operations」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまた
は [NEXT] ボタンを押します。
[ENTER] ボタンを押して、この項目を選択します
2
「Move Tape」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタンを
繰り返し押します。
[ENTER] ボタンを押して選択します。
3
管理者パスワードを求められた場合は入力します。
[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタンを使用して、以下の移動元から選択します。
•
•
•
•
4
Mailslot(メールスロット)
Right Magazine(右マガジン)
Left Magazine(左マガジン)
Drive(テープドライブ)
正しい移動元(Source)が表示されたら、[ENTER] ボタンを押して選択します。
86
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第 5 章 テープライブラリの設定・操作
5.4 Operations(操作)
5
移動元(Source)としてマガジンを選択した場合は、[PREVIOUS] ボタンまたは
[NEXT] ボタンを使用して、スロットを選択します。
カートリッジテープが入っているスロットだけが表示されます。2 行目には、カートリッジテー
プのバーコード番号または「Full」が表示されます。
6
目的のスロットが表示されたら、[ENTER] ボタンを押して選択します。
これで移動するカートリッジテープの選択は終了です。画面には、カートリッジテープの移動先
(Destination)を指定するよう指示が表示されます。
7
[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタンを使用して、以下に示す移動先から選択し
ます。
•
•
•
•
8
9
Mailslot(メールスロット)
Right Magazine(右マガジン)
Left Magazine(左マガジン)
Drive(テープドライブ)
正しい移動先が表示されたら、[ENTER] ボタンを押して選択します。
移動先にマガジンを選択した場合は、[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタンを押
して、スロットを表示します。
空きスロットのみが表示されます。
目的のスロットが表示されたら、[ENTER] ボタンを押して選択します。
10 選択した移動元から選択した移動先にカートリッジテープが移動されます。
カートリッジテープの移動中は、画面に「Moving Tape」と表示されます。
11 カートリッジテープの移動が完了すると、画面に「Move Complete」または「Move
Failed」と表示されます。
移動に失敗した場合は、[ENTER] ボタンを押して、障害の原因を説明するエラーコードとメッ
セージを確認します。
87
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第 5 章 テープライブラリの設定・操作
5.4 Operations(操作)
5.4.4
カートリッジテープインベントリのアップデート
[Perform Inventory] メニューは、本装置のカートリッジテープのインベントリをアップデートします。
本装置は、各スロットとテープドライブをチェックして、存在するカートリッジテープがあれば、そ
れを確認します。
カートリッジテープのインベントリをアップデートする手順について説明します。
1
[Home] 画面から、「Operations」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまた
は [NEXT] ボタンを押します。
[ENTER] ボタンを押して選択します。
2
「Perform Inventory」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボ
タンを繰り返し押します。
[ENTER] ボタンを押して選択します。
インベントリの進行中は、画面に「Inventory In Progress」と表示されます。
インベントリ情報をアップデートするために、テープライブラリは、テープドライブと各スロットに
カートリッジテープが入っているかどうかをチェックします。
この機能は、本装置のインベントリがオペレーターパネルに表示されているインベントリと異なる
場合にのみ使用してください。通常は、このような状況は起こりません。
5.4.5
Reboot Autoloader(本装置の再起動)
Reboot Autoloader 機能では、本装置を再起動して、新しいカートリッジテープのインベントリを強制
的に実行させることで、現在のエラー状態をクリアします。
Reboot Autoloader 機能を使用するには、管理者パスワードが必要です。
この機能を実行すると、実行中のバックアップやリストア処理が中断されて失敗となります。
本装置がエラー状態のときに使用してください。
88
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第 5 章 テープライブラリの設定・操作
5.4 Operations(操作)
装置損傷・データ破損
指定された手順どおりに再起動を実行しないと、装置やカートリッジテープが
破損したり、データが消失したりすることがあります。テープドライブ内に
カートリッジテープがないことを確認したあとでテープライブラリを再起動し
てください。
再起動する手順について説明します。
1
[Home] 画面から、「Operations」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまた
は [NEXT] ボタンを押します。
[ENTER] ボタンを押して、この項目を選択します。
2
「Reboot Autoloader」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボ
タンを繰り返し押します。
[ENTER] ボタンを押して選択します。
5.4.6
パスワードロックの有効化
パスワードロック機能では、制限された領域をロックできます。通常この機能は、タイムアウトを待
たずに、直ちにロックをリセットしたい場合に使用します。
電源を入れ直すか、本装置を再起動してもロックはリセットされます。
パスワードロック機能を使用するには、管理者パスワードが必要です。
パスワードロックを有効化する手順について説明します。
1
[Home] 画面から、「Operations」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまた
は [NEXT] ボタンを押します。
[ENTER] ボタンを押して、この項目を選択します。
2
「Enable Autoldr Password Locks」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンま
たは [NEXT] ボタンを繰り返し押します。
[ENTER] ボタンを押して選択します。
89
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第 5 章 テープライブラリの設定・操作
5.5 Support(サポート)
5.5
Support(サポート)
[Support] メニューでは、以下のサポートメニューを使用できます。
•「テープドライブの電源オン/オフ」
•「デモモードでの実行」
•「スロット間テストの実行」
•「Wellness Test(ウェルネステスト)の実行」
•「ドライブファームウェアのアップデート」(*1)
•「ライブラリファームウェアのアップデート」(*1)
•「テープドライブ内カートリッジテープの強制排出」
•「テープライブラリエラーログの表示」と「テープライブラリ警告ログの表示」
•「テープライブラリサポートチケットの USB 記録」
(*1)
•「テープドライブサポートチケットの USB 記録」(*1)
*1:
オペレーターパネル操作でメニューが表示されますが、未サポートメニューのため使用しないでくださ
い。
[Support] メニューにアクセスする手順について説明します。
1
[Home] 画面から、「Support」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまたは
[NEXT] ボタンを押します。
[ENTER] ボタンを押して選択します。
2
目的の機能が画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタンを繰
り返し押します。
[ENTER] ボタンを押して選択します。
5.5.1
テープドライブの電源オン/オフ
この機能は、ほかのデバイスの電源を切断することなく、テープドライブの電源をオンまたはオフに
するために使用します。
この機能を使用するには、管理者パスワードが必要です。
90
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第 5 章 テープライブラリの設定・操作
5.5 Support(サポート)
テープドライブの電源をオン/オフする手順について説明します。
1
[Home] 画面から、「Support」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまたは
[NEXT] ボタンを押します。
[ENTER] ボタンを押して、この項目を選択します。
2
「Power On/Off Drive(テープドライブの電源のオン/オフ)」と画面に表示されるま
で、[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタンを繰り返し押します。
[ENTER] ボタンを押して、この項目を選択します。
3
管理者パスワードを求められた場合は入力します。
画面に「Drive」と表示されます。
画面の 2 行目には、「Power On」または「Power Off」と表示されます。
4
電源ステータスを変更するには、[ENTER] ボタンを押します。
画面に、
「Press Enter To Power Off Drive(テープドライブの電源をオフにするには [ENTER] を
押してください)」、または「Press Enter To Power On Drive(テープドライブの電源をオンにす
るには [ENTER] を押してください)
」のいずれかが表示されます。
[ENTER] ボタンを押して選択します。
5.5.2
デモモードでの実行
本装置のデモプログラムを実行するには、この機能を使用します。オペレーターパネルの [CANCEL]
ボタンを押すまで、本装置はデモモードのままになります。
この機能を使用するには、管理者パスワードが必要です。
デモを実行する手順について説明します。
1
[Home] 画面から、「Support」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまたは
[NEXT] ボタンを押します。
[ENTER] ボタンを押して、この項目を選択します。
2
「Run Demo」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタンを
繰り返し押します。
[ENTER] ボタンを押して、この項目を選択します。
91
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第 5 章 テープライブラリの設定・操作
5.5 Support(サポート)
3
管理者パスワードを求められた場合は入力します。
テストの実行中は、画面の 1 行目に「Demo Test(デモテスト)」と表示されます。画面の 2 行
目には、実行されたサイクル数とエラー数が表示されます。
デモを中止するには、オペレーターパネルの [CANCEL] ボタンを押します。
データ破壊
デモ実行にあたっては、データが格納されているカートリッジテープを使用し
ないでください。
5.5.3
スロット間テストの実行
ロボット機構が各スロット間でカートリッジテープを移動する機能をテストするには、この機能を使
用します。
この機能を使用するには、管理者パスワードが必要です。
スロット間テストを実行する手順について説明します。
1
[Home] 画面から、「Support」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまたは
[NEXT] ボタンを押します。
[ENTER] ボタンを押して、この項目を選択します。
2
「Run Slot To Slot Test(スロット間テストの実行)
」と画面に表示されるまで、
[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタンを繰り返し押します。
[ENTER] ボタンを押して、この項目を選択します。
3
4
管理者パスワードを求められた場合は入力します。
「Select Number Of Cycles」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまたは
[NEXT] ボタンを繰り返し押します。
92
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第 5 章 テープライブラリの設定・操作
5.5 Support(サポート)
5
[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタンを使用して、
「270」、
「540」、
「1080」
、また
は「Endless」を選択します。
[ENTER] ボタンを押します。
テストの実行中は、画面に進行状況が以下のように表示されます。
[Run Slot To Slot]
画面の 2 行目には、完了したサイクル数が表示されます。
6
テストが完了すると、完了したサイクル数とエラー数が画面に表示されます。
テストに失敗した場合は、[ENTER] ボタンを押して、失敗の原因を説明するエラーコードとメッ
セージを確認します。
スロット間テストを停止するには、[CANCEL] ボタンを押します。
データ破壊
スロット間テストを実行するにあたっては、データが格納されているデータ
カートリッジを使用しないでください。
5.5.4
Wellness Test(ウェルネステスト)の実行
指定したループ回数の間について本装置の状態をチェックするには、この機能を使用します。テスト
中に障害が発生した場合は、エラーコードと障害メッセージを調べて詳細情報を確認してください。
この機能を使用するには、管理者パスワードが必要です。
テスト中、本装置はメールスロットを開いてユーザーにカートリッジテープの挿入を要求します。こ
のテストには、互換性のある Ultrium データカートリッジを使用できます。
Wellness Test を実行する手順について説明します。
1
[Home] 画面から、「Support」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまたは
[NEXT] ボタンを押します。
[ENTER] ボタンを押して、この項目を選択します。
93
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第 5 章 テープライブラリの設定・操作
5.5 Support(サポート)
2
「Run Wellness Test(wellness Test の実行)」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS]
ボタンまたは [NEXT] ボタンを繰り返し押します。
[ENTER] ボタンを押して、この項目を選択します。
3
4
5
管理者パスワードを求められた場合は入力します。
「Select Cycles」と表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタンを繰り
返し押します。
[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタンを使用して、回数を選択します。
[ENTER] ボタンを押します。
テストの実行中は、画面に進行状況が以下のように表示されます。
[Wellness Test]
画面の 2 行目には、終了したループの回数が示されます。
6
テストが完了すると、画面に「Test Passed」と表示されるか、またはエラーコード
が表示されます。
エラーコードとエラーメッセージのリストは、
「C.1 メインエラーコード」(P.160) に掲載してい
ます。
Wellness Test を停止するには、[CANCEL] ボタンを押します。
データ破壊
Wellness Test を実行するにあたっては、データが格納されているデータカート
リッジを使用しないでください。
5.5.5
ドライブファームウェアのアップデート【使用禁止】
本装置では、この機能を未サポートのため、使用しないでください。
5.5.6
ライブラリファームウェアのアップデート【使用禁止】
本装置では、この機能を未サポートのため、使用しないでください。
94
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第 5 章 テープライブラリの設定・操作
5.5 Support(サポート)
5.5.7
テープドライブ内のカートリッジテープの強制排出
テープドライブからカートリッジテープを排出して空きスロットに移動するには、この機能を使用し
ます。
この機能を実行する前に、移動コマンド(「5.4.3 テープライブラリ内でのカートリッジテープの移動」
(P.86))でのカートリッジテープの取り出しを試みてください。
カートリッジテープを強制排出する手順について説明します。
1
[Home] 画面から、「Support」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまたは
[NEXT] ボタンを押します。
[ENTER] ボタンを押して、この項目を選択します。
2
「Force Drive To Eject Tape」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまたは
[NEXT] ボタンを繰り返し押します。
[ENTER] ボタンを押して、この項目を選択します。
3
[Drive] が画面に表示されるまで、
[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタンを繰り返し
押します。
画面の 2 行目には、カートリッジテープのバーコード番号、またはステータス [Full] が表示され
ます。
4
[ENTER] ボタンを押して、カートリッジテープを排出するテープドライブを選択し
ます。
カートリッジテープがテープドライブから正しく排出されると、カートリッジテープの移動先ス
ロット位置が画面に表示されます。
カートリッジテープが適切に排出されない場合は、カートリッジテープに何らかの問題があると考
えられます。
装置損傷
上位装置からテープライブラリが制御不能となった場合などの緊急時以外は、
本操作をしないでください。
データ破壊
バックアップソフトウェアの運用中(バックアップ・リストアなど)は、以下
の操作をしないでください。
また、本装置のオペレーターパネルの操作でカートリッジテープを移動する
と、バックアップソフトウェアが管理しているカートリッジテープ情報と本装
置のカートリッジテープ状態が不一致となりますので注意してください。
95
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第 5 章 テープライブラリの設定・操作
5.5 Support(サポート)
5.5.8
テープライブラリエラーログとテープライブラリ警告ログの表示
テープライブラリには、最新のエラーメッセージおよび警告メッセージのログが保存されています。エ
ラーコードの詳細については、「C.1 メインエラーコード」(P.160) を参照してください。
テープライブラリエラーログまたはテープライブラリ警告ログにアクセスする手順について説明しま
す。
1
[Home] 画面から、「Support」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまたは
[NEXT] ボタンを押します。
[ENTER] ボタンを押して、この項目を選択します。
2
[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタンを数回押して、テープライブラリエラー
メッセージを表示する場合は「Autoloader Error Log」を、テープライブラリ警告
メッセージを表示する場合は「Autoloader Warning Log」を画面に表示します。
[ENTER] ボタンを押して選択します。
3
4
5
5.5.9
管理者パスワードを求められた場合は入力します。
メッセージの説明を表示するには、[ENTER] ボタンを押します。メッセージコード
に戻るには、[CANCEL] ボタンを押します。
次のメッセージを表示するには、[NEXT] ボタンを押します。
テープライブラリサポートチケットの USB 記録【使用禁止】
本装置では、この機能を未サポートのため、使用しないでください。
5.5.10
テープドライブサポートチケットの USB 記録【使用禁止】
本装置では、この機能を未サポートのため、使用しないでください。
96
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第6章
イーサネット機能
本装置のイーサネット機能の概要とその利用方法について説明します。
6.1
接続構成の概要
イーサネット機能を利用するためには、以下の構成が必要です。
● 全般
10BASE-T/100BASE-TX の LAN(全二重、半二重とも可、Gateway は通過可能)。
● リモートパネル
Web ブラウザは、Internet Explorer 7(IE 7)、Internet Explorer 8(IE 8)、Internet Explorer 9(IE
9)、Internet Explorer 10(IE 10)を推奨します。
● SNMP(*1)機能
SNMP Manager
弊社の ETERNUS SF Storage Cruiser で Trap の受信が可能です。監視するためには、各種設定が
必要です(設定方法については、各ソフトウェアのマニュアルを参照)。
*1:
Simple Network Management Protocol
6.2
SNMP 機能
6.2.1
SNMP 機能でできること
本装置は、SNMP Trap の送信と、SNMP 経由での MIB 情報の採取に対応しています。
SNMP Manager で SNMP Trap の受信、MIB ブラウザで MIB 情報の採取が可能です。
97
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第 6 章 イーサネット機能
6.2 SNMP 機能
6.2.2
SNMP 機能の設定方法
6.2.2.1
テープライブラリのネットワーク設定
IP アドレス、サブネットマスクを正しく設定します。
本装置と SNMP Manager が別のサブネットになっている場合は、Gateway アドレスの設定も必要です。
ネットワークを設定する手順について説明します。
1
オペレーターパネルで IP アドレス、サブネットマスク、Gateway アドレスの確認・
設定をします。
2
SNMP Manager の PC サーバから ping コマンド(ping xxx.xxx.xxx.xxx、
「xxx.xxx.xxx.xxx」は本装置の IP アドレス)を送信し、正しく通信ができることを確
認します。
正しく通信できない場合は、もう一度ネットワーク設定、ネットワークケーブルの接続などを確
認してください。
3
SNMP Manager の PC サーバの Web ブラウザで、本装置のリモートパネルが正しく認
識されることを確認します。
SNMP Manager の PC サーバに Web ブラウザがない場合は、別の PC サーバから確認しても構
いません。
6.2.2.2
SNMP の設定
SNMP の通知先と通知レベルを設定する手順について説明します。
1
SNMP ManagerなどのPCサーバのWebブラウザから本装置のリモートパネルにログ
インし、[Configuration] メニューの [Network Management] ページ(SNMP
Configuration)を開きます。
2
SNMP Enabled チェックボックスをオンにし、Network ページで設定したプロトコル
(IPv4 または IPv6(*1))欄を有効にします。
SNMP Trap の通知先の IP Address を入力し、SNMP Version を選択します。
*1:
IPv6 は未サポート(サポート時期未定)です。
通知先は、3 つまで設定可能です。必要に応じて設定してください。
98
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第 6 章 イーサネット機能
6.2 SNMP 機能
3
通知レベルを確認します。
初期値ではすべてのイベント(事象)が発生した場合に送信するようになっています。
4
Community 名を確認します。
初期値では「public」になっています。
5
6.2.2.3
[Submit] ボタンをクリックし、設定されたことを確認します。
SNMP Manager の設定
Trap を受信したり、MIB ブラウザで MIB の採取をしたりすることは、特に設定をしなくても可能です
が、より見やすくするために MIB 定義ファイルの読み込みを推奨します。
MIB 定義ファイルは製品マニュアル CD-ROM 内に入っています。
Trap を整形して表示するには、ETERNUS SF Storage Cruiser での設定が必要です。
ETERNUS SF Storage Cruiser の説明書を参照してください。
6.2.3
SNMP Trap 機能での通知内容
拡張 Trap で通知される内容は以下のとおりです。
項目
内容
Generic Trap Type
6(Enterprise Specification)
ベンダー固有の Trap であり、Specific Trap Type に示された拡張 Trap が有効
であることを示します。
Specific Trap Type
2(unitEventTrap)
本装置においてイベントテーブルにイベントが登録されたことを示します。
付加情報
unitEventUnitId
本イベントに関連している構成要素の UnitId を示します。
1:other 2:controller 3:drive1
unitEventId
イベントテーブルの管理用に使用するイベント ID を示します。
0 ~(イベントテーブルに登録できる最大数 -1)までの範囲を使用します。
unitEventTime
イベントが発生した実時間を、以下のフォーマットの文字列で示します。
MMDDYYYY △ HHMMSS(△はスペース)無効であれば、空の文字列
unitEventType
イベントの種類(重要度)を示します。
1:unknown 2:emergency 3:error 4:warning 5:info
unitEventDescr
イベントの詳細を文字列で示します。
詳細は「付録 E イベント一覧」(P.170) を参照してください。
99
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第 6 章 イーサネット機能
6.2 SNMP 機能
6.2.4
SNMP 機能の補足
■ SNMP Trap の発生タイミング
SNMP Trap で非同期事象を通知するタイミングは、報告先が有効で、かつ設定した設定レベルより重
要度の高い事象(数字としては小さい事象)が発生したときに行います。
また、これ以外のイベントが発生したときは、SNMP Trap を発生させません。
■ SNMP で送信されるイベント
SNMP Trap で送信されるイベントについては、「付録 E イベント一覧」(P.170) を参照してください。
なお、送信されるイベントはロボット部分からのイベントが中心です。テープドライブからのイベン
トは限られたものしか送信されません。
100
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第7章
リモートパネル
リモートパネル機能を利用して、ネットワークに接続された任意の端末から、またはインターネット
を介して、本装置を監視や制御をすることができます。
本章では、リモートパネルの設定方法について説明します。
リモートパネルは、保守員が保守のために使用する機能と、一般ユーザーおよび管理者が本装置の
状態監視をする機能です。
7.1
リモートパネル必要環境
リモートパネルを使用するには、以下の環境が必要です。
• 10Base-T または 100BaseTX Ethernet ネットワーク
• 使用できる IP アドレス(インターネットまたはローカル)
• ネットワークにアクセスできる、Web ブラウザ(IE 7、IE 8、IE 9、IE 10 推奨)がインストール
された PC(OS は、Windows XP 以降)
• リモートパネルを使用する前に、オペレーターパネルを使用して、本装置のネットワーク設定を
し、管理者パスワードを設定する必要があります。
ネットワーク設定の際には、以下の情報が必要です(「4.4.2 メニューとサブメニュー」の
「Configuration のメニューとサブメニュー」(P.61) の「 Change Admin Password」(P.61) および
「 Configure Network Settings」(P.62) を参照)。
- IP アドレス設定
- サブネットマスク/ゲートウェイの確認および設定
• リモートパネルを使用する際は、メニュータブで操作をします。
ブラウザの [ 戻る ] ボタンは使用しないでください。
101
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第 7 章 リモートパネル
7.1 リモートパネル必要環境
リモートパネルでは、以下の機能を使用できます。
•「Identity(識別情報)」
-「静的なテープライブラリ情報の表示」
-「静的なテープドライブ情報の表示」
-「静的なネットワーク情報の表示」
•「Status(ステータス)」
-「動的なテープライブラリ情報の表示」
-「動的なテープドライブ情報の表示」
-「カートリッジテープインベントリの表示」
•「Configuration(設定)」
-「システム設定の変更」
-「テープドライブ設定の変更」
-「ネットワーク設定の変更」
-「ネットワークマネジメント設定の変更」
-「管理者パスワードの変更」
-「日付/時刻の設定」
-「エラーログモードの設定」(未サポート)
-「イベント通知パラメーターの設定」
-「工場出荷時設定の復元」【使用禁止】
-「管理者パスワードのリセット」
-「設定情報の保存と復元」
•「Operations(操作)」
-「カートリッジテープの移動」
-「現在のカートリッジテープインベントリのアップデート」
-「マガジンの解除と交換」
-「マガジンの手動解除」
•「Support(サポート)」
-「全般的な診断の実行」
-「Service」(未サポート)
-「ファームウェアの確認とアップデート」
-「テープライブラリの再起動」
-「ログの表示」
-「テープドライブのクリーニング」
-「Support Ticket の取得」
102
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第 7 章 リモートパネル
7.2 ログイン
7.2
ログイン
Web ブラウザ起動後、本装置に設定されている IP アドレスを指定すると、リモートパネルのログイン
画面が表示されます。ログインするには、
「Account Type」を選択し、必要な場合は管理者パスワード
を入力して、[Sign In] ボタンをクリックします。
アカウントの種類は、以下の 3 種類です。
• User(ユーザー)
管理者パスワードは不要です(パスワードボックスには何も入力しないでください)。
• Administrator(管理者)
管理者パスワードが必要です。リモートパネルとオペレーターパネルでは、同じ管理者パスワード
を使用します。
管理者パスワードは、工場出荷時には「12345678」に設定されています。
管理者パスワードを忘れた場合は、保守員に連絡してください。保守員が管理者アクセスを許可す
る一時的な管理者パスワードを生成します。
管理者レベルのログインの場合は、[Log configuration] および [Service] 画面以外のすべての画面に
アクセスできます。
• Service(サービス)
未サポートです。
ユーザーレベルのログインの場合、アクセスできるオプションに制限があります。
• アクセスできるオプション
- Identity(識別情報)
- Status(ステータス)
• アクセスできないオプション
- Configuration(設定)
- Operations(操作)
- Support(サポート)
103
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第 7 章 リモートパネル
7.3 System Status
7.3
System Status
[System Status] 画面には、テープライブラリとテープドライブの最新ステータスが表示されます。
[System Status] 画面には、以下が表示されます。
• Updated
最新のステータス表示の曜日、日付、および時刻。このタイムスタンプはお使いのコンピュータか
ら取得されるため、「Autoloader Time」とは異なる場合があります。システムステータスを更新す
るには、Web ブラウザの [ 最新の情報に更新 ] ボタンをクリックします。
• Status および Drive Status
テープライブラリおよびテープドライブのステータスです。
緑色の [Status Ok] アイコンは、テープライブラリが完全に機能している状態であり、
ユーザーの操作は不要であることを示します。
青色(感嘆符付き)の [Status Warning] アイコンは、ユーザーの操作が必要である
が、テープライブラリは引き続きほとんどの処理を実行可能であることを示します。
赤色(X 印付き)の [Status Error] アイコンは、ユーザーの処置が必要であり、テー
プライブラリで一部の操作が実行不能状態になっていることを示します。
• Slots (Free/Total)
Free(左側の数字)は、空きスロットの数です。
Total(右側の数字)は、バックアップソフトウェアが使用できるスロットの総数です(予約済みの
スロットは含みません)。
• Mail slot
メールスロットが開いているか、閉じているか、または無効であるかを示します。
• Autoloader Time
オペレーターパネルまたはリモートパネルから設定できるテープライブラリの日付と時刻です。
「Autoloader Time」は、システムステータスが更新されると更新されます。最新の更新時間は、
「Updated Time」です。
保守員に連絡して一時的な管理者パスワードを生成する場合は、Web ブラウザの [ 最新の情報に更
新 ] ボタンをクリックしてシステムステータスを更新し、保守員にこの「Autoloader Time」を知ら
せてください。
104
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第 7 章 リモートパネル
7.4 ヘルプの表示
7.4
ヘルプの表示
リモートパネル画面のフィールドに関する追加情報については、右上にある「Help」をクリックしま
す。ヘルプページは、ほとんどのファームウェアアップデートで更新され、本書に記載されていない
技術的な詳細情報が含まれています。
「Help」の表示が隠れて見えない場合は、ブラウザを最大表示にしてください。
7.5
Identity(識別情報)
7.5.1
静的なテープライブラリ情報の表示
[Identity]:[Autoloader] ページには、テープライブラリの静的な情報が表示されます。
これらの情報は、表示はできますが、変更することはできません。
• Serial Number
本装置のシリアル番号です。
装置前面に表示してあるシリアル番号とは番号が異なります。
担当営業または担当保守員に修理を依頼する際には、装置前面に表示してあるシリアル番号を連絡
してください。
105
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第 7 章 リモートパネル
7.5 Identity(識別情報)
• Product ID
ホストコンピュータに対するテープライブラリの識別子です。
• Currently Installed Autoloader Firmware
現在インストールされているテープライブラリのファームウェアです。
「x.xx/y.yy」の形式で表示されます。
- x.xx は、テープライブラリコントローラーファームウェアのバージョンです。
- y.yy は、ロボット機構ファームウェアのバージョンです。
• Bootcode Firmware Revision
ブートコードファームウェアのリビジョンです
• Autoloader Mode
- Automatic
本装置は、メディアチェンジャ SCSI コマンドを受信すると、Sequential モードから Random
モードに切り替わります。
- Manual
本装置は、ユーザーが別のモードを設定するまで、現在のモードに留まります。
- Random
本装置は、データカートリッジのロードとアンロードを自動的には実行しません。
その代わりに、バックアップソフトウェア、またはオペレーターパネルからのコマンドを待っ
て、データカートリッジのロードとアンロードを実行します。
- Sequential
バックアップソフトウェアからのアンロードコマンドをテープドライブが受信すると、自動的に
テープドライブ内のデータカートリッジをアンロードし、次に大きい番号の空でないスロットか
ら自動的にデータカートリッジをロードします。
- Special Sequential
バックアップソフトウェアからのアンロードコマンドをテープドライブが受信すると、自動的に
テープドライブ内のデータカートリッジをアンロードし、次に大きい番号の空でないスロットか
ら自動的にデータカートリッジをロードします。
- Loop
このモードでは、テープライブラリは、最も大きい番号の空でないスロットからデータカート
リッジをアンロードすると、最も小さい番号の空でないスロットからデータカートリッジをロー
ドします。
Loop がリストに表示されない場合、テープライブラリは、最後の空でないスロットからデータ
カートリッジをアンロードすると、自動的にデータカートリッジのロードとアンロードを停止し
ます。
ループモードではデータカートリッジを循環的に使用するので、古い
データを上書きする場合があります。保存する必要のあるデータが上書
きされないように、テープライブラリに十分なデータカートリッジがあ
るか、またはデータカートリッジが定期的に取り替えられているかを確
認してください。
- Autoload
テープライブラリは、電源投入時に自動的に最も小さい番号の空でないスロットからデータカー
トリッジをロードします
106
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第 7 章 リモートパネル
7.5 Identity(識別情報)
• WWide Node Name
テープライブラリが SCSI 経由でレポートする World Wide 一意識別子です。
OS やソフトウェアアプリケーションが、テープライブラリの識別や状況の把握に使用します。
7.5.2
静的なテープドライブ情報の表示
[Identity]:[Drive] ページは、テープドライブに関する詳細情報を提供します。
これらの情報は、表示はできますが変更はできません。
• Vendor ID
常に「HP」です。
• Product ID
テープドライブが提示する製品識別情報です。
「Ultrium 3-SCSI」または「Ultrium 4-SCSI」です。
• Serial Number
テープドライブの電子シリアル番号です。
テープドライブの物理シリアル番号と一致する必要があります。
• Firmware Revision
テープドライブのファームウェアのバージョンです。
• SCSI ID
テープドライブの SCSI アドレスで、初期値は「1」です。
テープドライブの LUN は「0」です。
• Physical Drive Slot Number
テープドライブの物理的位置です。この値は、常に「1」です。
• SCSI Element Address/Element Address
出荷時に設定され、ホストアプリケーションだけが設定できます。
107
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第 7 章 リモートパネル
7.5 Identity(識別情報)
• Library LUN Hosted By Drive/Autoloader LUN Hosted by Drive
搭載されたテープドライブがテープライブラリの LUN 1 として動作する場合、「Yes」です。
• Data Compression
ホストがテープドライブのハードウェア圧縮をオンにしている場合、「Yes」です。
• Interface Type
インターフェースの種類は SCSI です。
7.5.3
静的なネットワーク情報の表示
[Identity]:[Network] ページは、テープドライブに関する詳細情報を提供します。
• MAC Address
本装置コントローラーのネットワークインターフェースの一意識別子です。
• Full Qualified Domain Name
テープライブラリのドメイン名です。
IPv4 Address が有効であるときに見ることができますが、変更はできません。
• IPv4 Addressing
IPv4 の適用状況です。
- IPv4 DNS Server 1
DHCP が「Disable」の際に使用される DNS サーバのアドレスです。
- IPv4 DNS Server 2
DHCP が「Disable」の際に使用される DNS サーバのアドレスです。
108
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第 7 章 リモートパネル
7.5 Identity(識別情報)
- DHCPv4 Addressing
IPv4 での DHCP の適用状況です。
Enableの場合、テープライブラリが起動するごとに、DHCPサーバからIPアドレスを取得します。
- IPv4 Address
テープライブラリのネットワークアドレスです。
- Subnet Mask
テープライブラリのサブネットマスクです。
DHCP が「Disable」の際に使用されます。
- Default Gateway
テープライブラリのデフォルトゲートウェイです。
DHCP が「Disable」の際に使用されます。
- IPv6 Status
IPv6 の適用状況です。
- Clock Synchronization Configuration (SNTP)
[Configuration] の DATE/TIME で有効にすると、テープライブラリは SNTP 機能を使用できます。
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第 7 章 リモートパネル
7.6 Status(ステータス)
7.6
Status(ステータス)
7.6.1
動的なテープライブラリ情報の表示
[Status]:[Autoloader] ページには、テープライブラリの動的な情報が表示されます。
[Refresh] ボタンをクリックすると、直ちにステータスが更新されます。
これらの情報は、表示はできますが変更はできません。
• Status
テープライブラリのステータスです。
テープライブラリは正常に動作しています。
テープライブラリは動作していますが、処置が必要な問題が発生している場合があ
ります。
テープライブラリは障害状態にあります。
• Cartridge In Transport
現在ロボット機構にあるカートリッジテープのスロット番号です。
カートリッジテープがロボット機構にない場合は、「None」です。
• Odometer
装置製造後、実行した移動操作の総数です。
• Total Power On Time
装置製造後、電源が投入されていた時間の総数(日、時、分)です。
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第 7 章 リモートパネル
7.6 Status(ステータス)
• Robotic Status
ロボット機構の現在の状態およびロボット機構が現在実行している操作の説明です。
• Internal Temperature
テープライブラリの装置の内部温度です。
• Media Removal
バックアップソフトウェアがテープドライブからデータカートリッジを取り出せないようにして
いる場合、「Prevented」です。
取り出せる場合は、「Allowed」です。
• Left Magazine
左側マガジンが挿入されている場合、「Present」です。
• Right Magazine
右側マガジンが挿入されている場合、「Present」です。
7.6.2
動的なテープドライブ情報の表示
[Status]:[Drive] ページには、テープライブラリ内のテープドライブに関する詳細情報が表示されます。
[Refresh] ボタンをクリックすると、直ちにステータスが更新されます。
111
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第 7 章 リモートパネル
7.6 Status(ステータス)
これらの情報は、表示はできますが変更はできません。
• Status
テープドライブのステータスです。
テープドライブは正常に動作しています。
テープドライブは動作していますが、処置が必要な問題が発生している場合があり
ます。
テープドライブは障害状態にあります。
• Cartridge In Drive
現在テープドライブにカートリッジテープが存在する場合、そのカートリッジテープに関する情報
です。
• Media Removal
バックアップソフトウェアがテープライブラリからデータカートリッジを取り出せないようにし
ている場合、「Prevented」です。
取り出せる場合は、「Allowed」です。
• Drive Error Code
テープドライブが障害状態にある場合、現在のテープドライブエラーコードです。
テープドライブエラーコードについては、「C.3 テープドライブのエラーコード」(P.166) を参照し
てください。
正常時は、「No Error」です。
• Internal Drive Temperature
テープドライブが報告する内部温度です。
テープドライブの正常温度範囲はあくまで参考であり、テープドライブの種類で異なります。温度
によるエラーが発生する可能性がある場合、テープドライブはエラーを通知します。
「Internal Drive Temperature」は、テープドライブ内のカートリッジテープの経路や動作環境の温
度ではありません。
• Cooling Fan Active
冷却用ファンがオンの場合、チェックマークが表示されます。
• Drive Activity
現在のテープドライブの動作状況です。
• Encryption Status
データ暗号の設定状態です。
112
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第 7 章 リモートパネル
7.6 Status(ステータス)
7.6.3
カートリッジテープインベントリの表示
[Status]:[Inventory] ページには、テープドライブ内のカートリッジテープに関する詳細情報とスロッ
ト内のカートリッジテープの概要情報が表示されます。
画面の左側には、マガジンのスロット内にあるカートリッジテープの情報が表示されます。
画面の右側には、テープドライブにあるカートリッジテープの情報が表示されます。
マガジン内のスロットで、暗い四角形はカートリッジテープのあるスロット、黄色の四角形は問題の
あるカートリッジテープ、白い四角形は空のスロットを示します。
マガジン内のカートリッジテープの詳細情報を表示するには、[+] ボタンをクリックして、マガジンの
表示を展開してください。
113
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第 7 章 リモートパネル
7.6 Status(ステータス)
[Media Details] ペインの内容は、以下のとおりです。
• Slot #
マガジン内の各スロットのインデックス番号または [Mail slot] を若い順に表示します。
• Attn
スロットの注意状態やメールスロットの状態に関する情報を表示します。
• Status
「Full」または「Empty」です。
「Gen.3」および「Gen.4」はカートリッジテープの世代で、
「Gen.3」は「LTO Ultrium 3」、
「Gen.4」
は「LTO Ultrium 4」を示します。
• In Drive
このスロットにあったカートリッジテープがテープドライブにある場合に表示されます。
• Label
スロット内のカートリッジテープに関するバーコードラベルデータです。
• Media Loads
このカートリッジテープがこれまでにテープドライブにロードされた回数です。
カートリッジテープがテープドライブからスロットに戻されるとロード回数が表示されます。テー
プライブラリの電源投入後、カートリッジテープがテープドライブにロードされていないときや、
インベントリが更新されたとき、Media Loads の表示が空白になる場合があります。
• Comment
スロット内のカートリッジテープに関する追加情報です。
例えば、カートリッジテープがクリーニングカートリッジである場合、
「Clean Tape」と表示され
ます。
114
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第 7 章 リモートパネル
7.7 Configuration(設定)
7.7
Configuration(設定)
7.7.1
システム設定の変更
システム設定の変更は、[Apply] または [Submit] ボタンを選択するまでは適用されません。これらのボ
タンを選択すると、実施しようとしている変更に伴う影響を警告するページが表示されます。場合に
よっては、変更内容を確定するためのポップアップ画面が表示されることもあります。多くの場合、本
装置の再起動も必要になります。
再起動については、「7.9.4 本装置の再起動」(P.130) を参照してください。
変更可能な項目は、以下のとおりです。
• Autoloader LUN Hosted by Drive
テープライブラリにはテープドライブが 1 台しか搭載されないため、必ず、「1」になります。
• Autoloader Mode(ライブラリモード)
- Random(ランダム)
- Sequential(シーケンシャル)
• Autoload(オートロード)
• Loop(ループ)
- Special Sequential(スペシャルシーケンシャル)
- Automatic(自動)
テープライブラリの動作モードは、以下の 4 つのメニューから選択可能ですが、初期値の Automatic
からの設定変更は禁止です。ただし、Special Sequential については、データ交換ユーティリティ
を使用した場合にのみ設定変更可能です。動作モードは、データカートリッジの制御に使用するソ
フトウェアの機能に合わせて選択してください。
115
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第 7 章 リモートパネル
7.7 Configuration(設定)
- Random モード(未サポート)
このモードは、全機能を使用可能なバックアップアプリケーション、またはロボット機構対応の
バックアップアプリケーションで使用します。
Random モードは最も一般的な動作モードです。Random モードでは、テープライブラリは自
動的にテープドライブにデータカートリッジをロードしません。バックアップソフトウェアから
のコマンドを待ちます。
このモードを使用するには、ご使用のバックアップソフトウェアがロボット機構をサポートして
いる必要があります。ロボット機構のサポートには、追加のソフトウェアモジュールが必要な場
合があります。
- Sequential モード(未サポート)
Sequential モードは、使用しているバックアップソフトウェアがロボット機構に対応していない
か、スタンドアロンのテープドライブ専用に設計されている場合に使用します。
Sequential モードでは、テープライブラリはデータカートリッジのテープドライブへのロード
と、テープドライブからのアンロードを自動的に行います。ロードするデータカートリッジを指
定するには、目的のデータカートリッジをテープドライブにロードします。
データカートリッジが何らかの理由でアンロードされた場合は、データカートリッジがテープド
ライブから自動的に取り出されて元のスロットに戻されたあとで、使用可能な次に大きな番号の
スロットからデータカートリッジがロードされます。
Sequential モードの場合に、テープドライブにデータカートリッジをロードする方法をさらに細
かく指定するには、オペレーターパネルから Loop および Autoload オプションを設定します。
• Autoload モードがオンの場合は、テープライブラリによってデータカートリッジが最も小
さい番号が付いた使用中のスロットからテープドライブに自動的にロードされます。そのあ
とは、通常の Sequential 動作に戻ります。
• Loop モードがオンの場合は、テープライブラリによって使用可能な全データカートリッジ
がロードされたあと、最初のデータカートリッジがリロードされます。
Loop モードがオフの場合は、最後のデータカートリッジがアンロードされると、ほかのデー
タカートリッジを手動でロードするまでは、テープライブラリによるデータカートリッジの
ロードが停止します。
Loop モードの選択は慎重に行ってください。
Loop モードを選択すると、すでに書き込まれたデータカートリッジへのデータ上書きが可能
になります。
- Special Sequential モード(データ交換ユーティリティ使用時に設定可)
Special Sequential モードは、データ交換ユーティリティ使用時に設定します。
Special Sequential モードでは、テープライブラリはデータカートリッジのテープドライブへの
ロードと、テープドライブからのアンロードを自動的に行います。データカートリッジが何らか
の理由でアンロードされた場合は、データカートリッジがテープドライブから自動的に取り出さ
れて元のスロットに戻されたあとで、使用可能な次に大きな番号のスロットからデータカート
リッジがロードされます。
Special Sequential モードでは Loop および Autoload オプションの選択はできません。
また、オペレーターパネルのメニュー、パスワード機能の一部がほかの 3 つのモードとは異な
ります。詳しくは、「3.2.4 AC 電源投入とシーケンス(Special Sequential 設定時)」(P.51)、お
よび「5.1.6 動作の設定」の「Special Sequential モード(データ交換ユーティリティ使用時に
設定可)」(P.71) を参照してください。
116
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第 7 章 リモートパネル
7.7 Configuration(設定)
- Automatic モード
初期設定は、Automatic モードです。このモードでは、テープライブラリの受信した SCSI コマ
ンドに応じて、Random モードと Sequential モードが自動的に切り替えられます。
Random モードへ切り替えるメディアチェンジャ SCSI コマンドを受信するまで、テープライブ
ラリは Sequential モードで動作します。
• Reserve Slots(予約済みスロット)
バックアップソフトウェアが使用できないようにするスロットの数で、スロット番号の大きいス
ロットから順に予約済みになります。初期設定では、予約済みスロットは設定されていませんが、
最大 6 スロットを予約できます。
なお、Special Sequential モードでのクリーニング時には、予約済みスロットの設定が必要です。
• Mailslot Configuration Enabled
メールスロットを設定します。
メールスロットを有効にすると、スロットの総数が減ります。
初期設定は無効です。
メールスロットは最も小さい番号のスロットが存在する位置に存在するので、メールスロットの
有効化や無効化で、ほかのスロットの番号がすべて変更されます。メールスロットの有効化や無
効化のあとには、バックアップソフトウェアのインベントリを更新してください。また、スロッ
トの数とメールスロットの存在を調整するために、バックアップソフトウェアを再設定する必要
がある場合があります。
• Auto Clean Enabled
未サポートのため使用禁止です。
初期設定は、自動クリーニングが無効です。本装置にクリーニングカートリッジが搭載されていな
い場合でも、自動クリーニング機能を有効にすることが可能です。この場合、テープライブラリは
警告メッセージを表示します。
自動クリーニング機能は、バックアップソフトウェアが対応していないため、使用しないでくだ
さい。初期設定(無効)のまま使用してください。
• Barcode Label Length Reported To Host
ホストアプリケーションに通知されたバーコードの文字数です。
このオプションは、制約のあるバーコード読み取り機能を持つテープライブラリとの情報交換互換
性を提供します。
初期設定は「8」です。
• Barcode Label Alignment Reported To Host
最大数より少ない文字をホストアプリケーションに通知する場合に、バーコードラベル文字列のど
ちらの端を通知するかを設定します。
例えば、バーコードラベル「12345678」のうち 6 文字だけを通知するとき、左揃えの場合、テー
プライブラリは「123456」を通知します。右揃えの場合、テープライブラリは「345678」を通知
します。
初期設定は左揃えです。
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第 7 章 リモートパネル
7.7 Configuration(設定)
• Ignore Barcode Media ID
無効な場合、テープライブラリは、データカートリッジのバーコードメディア ID をチェックしま
す。テープライブラリは、テープドライブに適切なデータカートリッジだけをロードします。バー
コードメディア ID は、バーコードの最後の 2 文字です。例えば、LTO Ultrium 4 のバーコードラベ
ルの貼られたデータカートリッジは、LTO Ultrium 3 テープドライブに移動されません。
[Ignore Barcode Media ID] が有効な場合、テープライブラリは、すべてのデータカートリッジをテー
プドライブに移動します。移動したデータカートリッジにテープドライブとの互換性がない場合、
メッセージが表示されます。
すべてのデータカートリッジに正しいメディア ID が記載されたバーコードラベルを貼付すること
を強くお勧めします。
• Magazine access using front panel - Admin password required
有効な場合、オペレーターパネルを使用してマガジンを取り外すときに管理者パスワードが必要に
なります。
無効な場合、管理者パスワードを入力しなくても、オペレーターパネルを使用してマガジンを取り
外すことができます。
初期設定では管理者パスワードが必要です。
「Autoloader Mode」で「Special Sequential」を選択した場合は、本機能が無効になります。
7.7.2
テープドライブ設定の変更
テープドライブの SCSI ID の変更およびテープドライブの電源投入/切断には、[Configuration]:[Drive]
ページを使用します。
SCSI ID の設定は、SCSI モデルだけです。
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第 7 章 リモートパネル
7.7 Configuration(設定)
7.7.3
ネットワーク設定の変更
現在のネットワーク設定の表示および変更には、[Configuration]:[Network] ページを使用します。変
更を要求すると、変更を確定するためのポップアップ画面が表示されます。
ユーザーは以下の情報を変更できます。
119
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第 7 章 リモートパネル
7.7 Configuration(設定)
■ 共通項目
• Protocol Version
IPv6、および IPv4+IPv6 は未サポート(サポート時期未定)です。
有効にするインターネットプロトコルを設定します。
IPv4、IPv6、IPv4+IPv6 が選択できます。初期設定は IPv4 です。
• Host Name
ネットワーク管理者から与えられたテープライブラリのホストネームを入力します。
• Domain Name
ネットワーク管理者から与えられたテープライブラリのドメインネームを入力します。
• Gateway Address
DHCP Address がオンでない場合、テープライブラリのゲートウェイアドレスを設定します。
• Enable HTTPS
チェックボックスをオンにした場合、リモートパネルは HTTPS を通した接続のみ可能となります。
■ IPv4 の項目
IPv4 について、以下の項目を変更できます。
• DHCP Address Enabled
チェックボックスをオンにした場合、テープライブラリが起動するごとに、DHCP サーバから IP ア
ドレスを取得します。初期設定はオフです。
• Static Address
DHCP の設定が Disable の場合に設定します。
• Subnet Mask
DHCP の設定が Disable の場合に設定します。
• Gateway Address
DHCP の設定が Disable の場合に設定します。
• IPv4 DNS Server1
DHCP の設定が Disable の場合に設定します。
• IPv4 DNS Server2
DHCP の設定が Disable の場合に設定します。
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第 7 章 リモートパネル
7.7 Configuration(設定)
7.7.4
ネットワークマネジメント設定の変更
SNMP
(Simple Network Management Protocol)の設定およびSNMPを有効化するには、[Configuration]:
[Network Management] ページを使用します。SNMP の送信先ターゲット IP アドレスとトラップを設
定することで、テープライブラリを管理します。SNMP の設定はリモートパネルからのみ実施可能で
あり、オペレーターパネルからは設定できません。
ユーザーは以下の情報を変更できます。
• SNMP Enabled
有効にすると、テープライブラリは SNMP Target Address 欄に記載された IP のコンピュータで管
理できます。
• SNMP Target IP Address
IPv4 SNMP 管理ソフトが動作しているコンピュータの IP アドレスを、それぞれ 3 台まで設定でき
ます。SNMP のバージョンは、ターゲットアドレスごとに指定可能です。
SNMP の設定を無効にしても IP アドレスの設定はクリアされませんが、IP アドレスを設定したコ
ンピュータにトラップ情報の送信はできなくなります。
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第 7 章 リモートパネル
7.7 Configuration(設定)
• Community Name
管理する側のコンピュータとテープライブラリ側で、同じ名前に設定する必要があります。
初期値は「public」です。
• SNMP Trap Notification Filter
テープライブラリが送信する SNMP トラップの種類を設定します。
7.7.5
管理者パスワードの変更
リ モ ー ト パ ネ ル お よ び オ ペ レ ー タ ー パ ネ ル で 使 用 す る 管 理 者 パ ス ワ ー ド を 変 更 す る に は、
[Configuration]:[Password] ページを使用します。
リモートパネルで管理者機能にアクセスする前に、オペレーターパネルで管理者パスワードを設定
する必要があります。
「4.4.2 メニューとサブメニュー」の「Configuration のメニューとサブメニュー」の「 Change
Admin Password」(P.61) を参照してください。
ユーザーは以下の情報を変更できます。
• Password
管理者パスワードは必ず 8 桁で、各桁は 0 ~ 9 までのいずれかの数字です。
• Password Time Out
ユーザーの操作がなくても、現在の管理者のログインセッションが継続される時間(5/30Minutes)
です。
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第 7 章 リモートパネル
7.7 Configuration(設定)
7.7.6
日付と時刻の設定
日付と時刻を設定するには、[Configuration]:[Date/Time] ページを使用します。
時間は 24 時間制です(例:午後 1 時は、13:00 になります)。また、SNTP(Simplified Network Time
Protocol)機能を使用することで、自動的に時刻を設定できます。
ユーザーは以下の情報を変更できます。
● Clock Synchronization Configuration (SNTP)
• Enable Clock Synchronization
有効にすると、テープライブラリは SNTP 機能を使用できます。
なお、SNTP が「Enable」にセットされており、装置の時間と SNTP サーバの時間が異なる場合、
SNTP サーバの時間に置き換えられます。
稼働中の同期タイミング(SNTP サーバにアクセスするタイミング)は、テープドライブのアン
ロード直後となります。
(設定反映後、装置の時間と SNTP サーバの時間が異なる場合、テープドライブのアンロード直
後に同期します。)
• SNTP Server Address (IPv4)
SNTP サーバの IP アドレスです。
• UTC Time Zone Offset
本装置を使用する場所のタイムゾーンを選択します。
• Daylight Saving Enabled
サマータイムを設定します。
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第 7 章 リモートパネル
7.7 Configuration(設定)
7.7.7
エラーログモード設定(未サポート)
[Configuration]:[Log] ページは未サポートです。
Administrator、User モードでログインした場合、以下のメッセージが表示されます。
7.7.8
イベント通知パラメーターの設定
[Configuration]:[Alerts] ページを使用すると、テープライブラリイベントの電子メール通知を設定で
きます。
ユーザーは以下の情報を変更できます。
• Notification Level
テープライブラリが電子メールを送信する必要があるイベントの種類です。
124
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第 7 章 リモートパネル
7.7 Configuration(設定)
• To Email Address
報告されたイベントの送信先アドレスです。
(例:firstname.lastname@example.com)
• SMTP Server Address
SMTP サーバの IP アドレスです。
7.7.9
工場出荷時設定の復元【使用禁止】
テープライブラリの設定を初期化するには、[Configuration]:[Save/Restore] ページを使用します。
本メニューについては未サポートなので、使用しないでください。
実行しても装置納入時の初期設定値には戻りません。
7.7.10
管理者パスワードのリセット
管理者パスワードをヌル(空値)にリセットするには、[Configuration]:[Save/Restore] ページを使用
します。
管理者パスワードをヌル(空値)にリセットすると、オペレーターパネルから管理者パスワードを
設定するまで、リモートパネルで管理者機能にアクセスできなくなります。
管理者パスワードを変更するには、「4.4.2 メニューとサブメニュー」の「Configuration のメニュー
とサブメニュー」の「 Change Admin Password」(P.61) を使用します。
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第 7 章 リモートパネル
7.7 Configuration(設定)
7.7.11
設定情報の保存と復元
テープライブラリの設定情報の保存と復元を行うには、[Configuration]:[Save/Restore] ページを使用
します。
Autoloader の設定をファイルに保存するには、[Save] ボタンをクリックします。リモートパネルの指
示に従って、ファイルの保存位置を指定してください。
設定情報を保存したファイルから Autoloader の設定を回復させるには、[ 参照 ] ボタンをクリックしま
す。設定を保存しているファイルを選択して、[Restore] ボタンをクリックしてください。[Restore] ボ
タンをクリックすると、設定を反映するためにテープライブラリは自動的に再起動します。
不測の事態に備えて、事前にテープライブラリの設定情報を保存してください。故障などでテープ
ライブラリを交換した際に、交換前の設定を復元できます。
ただし、以下の設定項目については、再度設定していただく必要があります。
• 管理者パスワード
• ネットワーク設定
• 日付と時刻
126
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第 7 章 リモートパネル
7.8 Operation(操作)
7.8
Operation(操作)
7.8.1
カートリッジテープの移動
本装置内でカートリッジテープを移動するには、[Operations]:[Move Media] ページを使用します。
手動でカートリッジテープを移動すると、バックアップソフトウェアの操作を妨害する場合があり
ます。
カートリッジテープを移動する前に、バックアップが完了していることを確認してください。
カートリッジテープを移動するには、移動元と移動先を選択し、画面中央の [Move] ボタンをクリック
して移動を開始させます。
127
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第 7 章 リモートパネル
7.8 Operation(操作)
7.8.2
現在のカートリッジテープインベントリのアップデート
本装置内のカートリッジテープを再スキャンしてインベントリをアップデートするようにするには、
[Operations]:[Inventory] ページを使用します。
7.8.3
マガジンの解除と交換
右側または左側のマガジンを解除するには、[Operations]:[Magazines] ページを使用します。
「Left」
、
「Right」、
「Open all magazines beginning with left side」が表示されるので、解除するマガジン
を選択して [Release](解除)ボタンをクリックすると、マガジンのロックが解除され、オペレーター
パネル画面に「Left Magazine Unlocked」または「Right Magazine Unlocked」と表示されます。ロッ
クが解除されたマガジンは、ユーザーがテープライブラリから引き出して取り出す必要があります。マ
ガジンが約 30 秒以内に取り出されない場合、マガジンは自動的にロックされます。マガジンを交換す
ると、マガジンのカートリッジテープがインベントリに記録されます。
「Autoloader Mode」で「Special Sequential」を選択した場合、マガジンが自動的にロックされるま
での時間は 24 時間となります。
128
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第 7 章 リモートパネル
7.9 Support(サポート)
7.9
Support(サポート)
一部のリモートパネル操作で、本装置がオフラインになります。この非アク
ティブモードでは、ホストベースのアプリケーションソフトウェアの処理が妨
げられて、データ損失が発生するおそれがあります。
本装置をオフラインにするリモート操作を実行するときは、本装置がアイドル
状態であることを、事前に必ず確認してください。
7.9.1
全般的な診断の実行
本装置が使用できるかどうかの確認や信頼性チェックのための全般的なテストを実行するには、
[Support]:[General Diagnostic] ページを使用します。
テストを開始する前に、テストを選択し、テストサイクルの回数を選択してください。早期の段階で
テストを取り消すには、[Stop](停止)ボタンをクリックします。
このテストに使用するデータカートリッジにはデータが上書きされます。デー
タの入っていないデータカートリッジを使用してください。
7.9.2
Service the Autoloader(未サポート)
[Support]:[Service the Autoloader] ページは、未サポートです。
Administrator、User モードでログインした場合、以下のメッセージが表示されます。
129
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第 7 章 リモートパネル
7.9 Support(サポート)
7.9.3
ファームウェアの確認とアップデート
本装置のライブラリファームウェアおよびドライブファームウェアの最新バージョンの確認や新しい
ファームウェアのアップロードには、[Support]:[Firmware] ページを使用します。
ファームウェアのアップデート後、ファームウェアをアップデートしたテープライブラリまたはテー
プドライブはリセットされます。
ファームウェアのアップデート中に、本装置を操作しないでください。
ファームウェアのアップデートではファームウェアがシリアル接続を介して転送されるため、テー
プドライブファームウェアのアップデートには数分かかる可能性があります。
7.9.4
本装置の再起動
本装置のソフトウェアリセットを実行し、電源投入時セルフテスト(POST)を実行して新しいインベ
ントリを作成するには、[Support]:[Reboot] ページを使用します。
リモートパネル Web ページの更新には、しばらく時間がかかります。この遅延時間は、ページのリ
ロードに十分な長さでなければなりません。ただし、場合によっては再起動中に本装置への接続が失
われることがあります。接続が失われた場合は、ページを手動でリロードしてください。
130
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第 7 章 リモートパネル
7.9 Support(サポート)
7.9.5
ログの表示
[Support]:[Autoloader Logs] ページから、本装置のログを表示できます。
利用可能なログは、以下の項目です。
•
•
•
•
•
Error Trace
Informational Trace
Warning Trace
Configuration Change Trace
Standard Trace
ログ項目は、新しいものから順に表示されます。
ログ項目のフォーマットは、以下のとおりです。
• YY.MM.DD HH.MM.SS.ss LIB/ERR<80 89 62 40
- YY.MM.DD
年 . 月 . 日として表示される日付です。
- HH.MM.SS.ss
時 . 分 . 秒 .100 分の 1 秒として表示される時刻です。
- 第 1 コード
ハードウェアエラーまたはソフトウェアエラー。
LIB/ERR のあとのコードは、80 または 40 です(例では 80)。
80 はハードウェアエラー、40 はソフトウェアエラーを示します。
- 第 2 コード
メインエラーコード(この例では 89)。
エラーコードについては、「C.1 メインエラーコード」(P.160) を参照してください。
- 第 3 コード
エラーサブコード(この例では 62)。
エラーサブコードのリストについては、「C.2 エラーサブコード」(P.163) を参照してください。
- 第 4 コード
エラーサブコード固有の情報で、製造時のみ使用されます。
131
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第 7 章 リモートパネル
7.9 Support(サポート)
7.9.6
テープドライブのクリーニング
テープドライブをクリーニングするには、[Support]:[Clean Drive] ページを使用します。
• Slot #
クリーニングテープのスロット番号を選択します。
132
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第 7 章 リモートパネル
7.9 Support(サポート)
7.9.7
サポートチケットの取得
テープドライブをクリーニングするには、[Support]:[Support Tickets] ページを使用します。
133
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第8章
メンテナンス
この章では本装置のクリーニング機能とメンテナンス方法について説明します。
8.1
テープドライブのクリーニング
テープライブラリに搭載されているテープドライブの磁気ヘッドは、カートリッジテープの使用回数
が多くなるにしたがって、テープから出る汚れや、空気中に浮遊している塵埃(ほこり)が付着し、書
き込み・読み取りエラーが発生しやすくなります。
書き込み・読み取りエラーを防止するために、クリーニングカートリッジで、テープドライブの磁気
ヘッドをクリーニングする必要があります。
8.1.1
クリーニングカートリッジ
• クリーニングカートリッジは、クリーニングするテープドライブに対応している専用のクリーニ
ングカートリッジをご使用ください。
• クリーニングカートリッジは、約 50 回使用できます。50 回近くになったら交換してください。
• クリーニングカートリッジの使用回数は、クリーニングカートリッジに内蔵されているカート
リッジメモリ(LTO-CM)によって管理されています。
確認方法は、「7.6.3 カートリッジテープインベントリの表示」(P.113) を参照してください。
• 規定回数を超えてクリーニングカートリッジを使おうとしても、クリーニングはできません。ク
リーニングカートリッジは元のスロットに戻り、リモートパネルに以下のエラーメッセージが表
示されます。エラーメッセージが表示されたら、クリーニングカートリッジを取り出し、新しい
クリーニングカートリッジと入れ替えて、再度クリーニングをする必要があります。
• 規定回数を超えてクリーニングカートリッジを使用した場合、オペレーターパネルの LED インジ
ケーターの ATTENTION LED(黄色)が点滅します。
• リモートパネルのエラー表示、オペレーターパネルの ATTENTION LED(黄色)点滅については、
規定回数を超えたクリーニングカートリッジをテープライブラリから取り出すことで解消します。
134
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第 8 章 メンテナンス
8.1 テープドライブのクリーニング
• 誤ってデータカートリッジでクリーニングをした場合、クリーニングは実行されません。データ
カートリッジは元のスロットに戻り、リモートパネルに以下のエラーメッセージが表示されます。
エラーメッセージが表示されたら、クリーニングカートリッジで再度クリーニングをしてくださ
い。
動作不良
規定回数(約 50 回)に達したクリーニングカートリッジを使用しても、テー
プドライブはクリーニングされません。
8.1.2
クリーニングの契機
• クリーニングカートリッジによるテープドライブのクリーニングが必要なときには、オペレー
ターパネルの LED インジケーターの CLEAN LED(黄色)が点灯します。
また、リモートパネルの [System Status] 画面にある status および Drive status に「Cleaning
required」と表示されます。
クリーニングを行うと LED インジケーター(黄色点灯)は消灯します。
LED インジケーター(黄色)が点灯した場合でも、継続しての運用は可能ですが、バックアップ
運用の安定稼働のため、早めにクリーニングをしてください。
• 定期クリーニング
安定して運用するためには、定期的なテープドライブのクリーニングが必要です。
クリーニングなどのメンテナンスに関する情報は、以下の URL の「テープドライブによる確実な
バックアップのために。」を参照してください。
http://storage-system.fujitsu.com/jp/news/sp/tape-maintenance/
8.1.3
クリーニング方法
本装置では、オペレーターパネルから操作する「手動クリーニング」による運用を標準としています。
テープドライブの磁気ヘッドをクリーニングする方法には、オペレーターパネルまたはリモートパネ
ルから操作する「手動クリーニング」と、バックアップソフトウェアでクリーニング回数を設定して
自動的にクリーニングする「自動クリーニング」があります。
バックアップソフトウェアによるクリーニングでは、テープライブラリ内にクリーニングカートリッ
ジを常時収納しておく必要があり、データカートリッジの収納巻数が 1 巻減少します。
手動でクリーニングする場合は、リモートパネルでの操作ではなく、できるだけオペレーターパネル
の操作で実行してください。
135
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第 8 章 メンテナンス
8.1 テープドライブのクリーニング
8.1.3.1
手動クリーニング
■ オペレーターパネルの操作によるクリーニング
オペレーターパネルの操作によるクリーニング方法について説明します。
1
2
3
4
サーバのコンソールから、バックアップソフトウェアのサービスを停止させます。
クリーニングをするテープドライブに対応している専用のクリーニングカートリッ
ジであることと、使用回数を確認します。
マガジンを取り出し、クリーニングカートリッジをスロットにセットします。
[Home] 画面から、「Operations」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまた
は [NEXT] ボタンを押します。
[ENTER] ボタンを押して選択します。
5
「Clean Drive」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタンを
繰り返し押します。
[ENTER] ボタンを押して選択します。
6
「Drive」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタンを繰り返
し押します。
画面の 2 行目には、「Clean Required」または「Good」と表示されます。
7
[ENTER] ボタンを押します。
画面に「Cleaning Tape Slot :X」または「Cleaning Tape Slot XX」と表示されます。X はスロッ
ト番号を示します。XX は、点滅しているブロックを示します。
スロット内のカートリッジテープにクリーニングカートリッジであることを示すバーコードラ
ベルが貼付されている場合は、スロット番号が表示されます。スロット番号が表示される場合は
手順 9 に進んでください。
スロット番号が表示されない場合は、バーコードラベルが貼り付けられたクリーニングカート
リッジが本装置内で検出できないことを示しています。この場合は、クリーニングカートリッジ
が入っているスロットを、オペレーターが選択しなければなりません。
8
9
[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタンを使用して、クリーニングカートリッジの
場所を表示します。
クリーニングカートリッジの場所が表示されたら、[ENTER] ボタンを押して選択し
ます。
テープドライブのクリーニング中には、「Cleaning Drive in Progress」が表示されます。
このメッセージは、クリーニング処理中を意味します。
このメッセージが消えるまで、パネル操作をすることはできません。
136
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第 8 章 メンテナンス
8.1 テープドライブのクリーニング
クリーニング動作が完了すると、画面に「Cleaning Drive Successful」または「Cleaning Drive
Failed」と表示されます。
10 クリーニング動作が失敗した場合は、[ENTER] ボタンを押して、失敗の原因を説明
するエラーコードとメッセージを確認します。
11 テープドライブのクリーニング完了後、クリーニングカートリッジは元のスロット
に戻されます。マガジンを取り出し、クリーニングカートリッジを取り出します。
■ リモートパネルの操作によるクリーニング
リモートパネルの操作によるクリーニング方法は、
「7.9.6 テープドライブのクリーニング」(P.132) を
参照してください。
8.1.3.2
バックアップソフトウェアによるクリーニング
各バックアップソフトウェアで設定すると、クリーニングカートリッジをテープライブラリ内のス
ロットにあらかじめ挿入しておき、自動クリーニングを実行できます。
なお、バックアップソフトウェアの設定については、各ソフトウェアのマニュアルを参照してくださ
い。
NetVault で自動クリーニングを実行する場合には、特別な設定が必要です。設定については、
『ETERNUS LT20/LT20 S2, ETERNUS LT40/LT40 S2, LT60/LT60 S2 ユーザーズガイド サーバ接続
編』を参照してください。
■ バックアップ運用中のバックアップソフトウェアでのクリーニングについて
バックアップソフトウェアでのクリーニングは、バックアップ運用中(バックアップリストア)でな
いときに操作してください。
バックアップソフトウェアによっては、運用中にクリーニング操作ができますが、バックアップ終了
後にクリーニングされます。
装置損傷・データ破損
バックアップソフトウェアでの自動クリーニングでは、誤った設定をすると、
装置やカートリッジテープを破損したり、データ損失したりします。
設定内容を十分理解したうえで設定してください。
137
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第 8 章 メンテナンス
8.1 テープドライブのクリーニング
動作不良
バックアップソフトウェアによるクリーニング操作では、オペレーターパネル
では実行中に「DRIVE CLN」と表示されますが、リモートパネルでは実行中の
表示はされません。
バックアップソフトウェアによるクリーニング中は、リモートパネルへのログ
インができない場合があります。
なお、ログインできない場合、クリーニング終了後には、ログインが可能とな
ります。
8.1.3.3
Sequential / Special Sequential モード時のクリーニング
クリーニングをする際には、予約済みスロットの設定を行ったあと、必ず専用のバーコードラベルを
貼ったクリーニングカートリッジを予約済みスロットに入れて運用してください。
■ オペレーターパネルの操作によるクリーニング
オペレーターパネルによるクリーニング方法について説明します。
1
2
3
クリーニングをするテープドライブに対応している専用のクリーニングカートリッ
ジであることと、使用回数を確認します。
マガジンを取り出し、クリーニングカートリッジを予約済みスロットにセットしま
す。
[Home] 画面から、「Operations」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまた
は [NEXT] ボタンを押します。
[ENTER] ボタンを押して選択します。
4
「Clean Drive」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタンを
繰り返し押します。
[ENTER] ボタンを押して選択します。
5
「Drive」と画面に表示されるまで、[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタンを繰り返
し押します。
画面の 2 行目には、「Clean Required」または「Good」と表示されます。
6
[ENTER] ボタンを押します。
画面に「Cleaning Tape Slot :X」または「Cleaning Tape Slot XX」と表示されます。X はスロッ
ト番号を示します。XX は、点滅しているブロックを示します。
スロット内のカートリッジテープにクリーニングカートリッジであることを示すバーコードラ
ベルが貼付されている場合は、スロット番号が表示されます。スロット番号が表示される場合は
手順 8 に進んでください。
スロット番号が表示されない場合は、バーコードラベルが貼り付けられたクリーニングカート
リッジが本装置内で検出できないことを示しています。この場合は、クリーニングカートリッジ
が入っているスロットを、オペレーターが選択しなければなりません。
138
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第 8 章 メンテナンス
8.2 本装置前面の清掃
7
8
[PREVIOUS] ボタンまたは [NEXT] ボタンを使用して、クリーニングカートリッジの
場所を表示します。
クリーニングカートリッジの場所が表示されたら、[ENTER] ボタンを押して選択し
ます。
テープドライブのクリーニング中には、「Cleaning Drive in Progress」が表示されます。
このメッセージは、クリーニング処理中を意味します。
このメッセージが消えるまで、パネル操作をすることはできません。
クリーニング動作が完了すると、画面に「Cleaning Drive Successful」または「Cleaning Drive
Failed」と表示されます。
9
クリーニング動作が失敗した場合は、[ENTER] ボタンを押して、失敗の原因を説明
するエラーコードとメッセージを確認します。
10 テープドライブのクリーニング完了後、クリーニングカートリッジは元のスロット
に戻されます。マガジンを取り出し、クリーニングカートリッジを取り出します。
■ リモートパネルの操作によるクリーニング
リモートパネルの操作によるクリーニング方法は、
「7.9.6 テープドライブのクリーニング」(P.132) を
参照してください。
8.2
本装置前面の清掃
本装置前面が汚れた場合は、乾いた柔らかい布で軽く拭き取ってください。汚れがひどいときは、水
または中性洗剤を含ませた布を固く絞って拭き取ってください。
中性洗剤を使って拭いた場合は、水に浸した布を固く絞って、中性洗剤を拭き取ってください。また、
拭き取るときは、本装置内部に水が入らないよう十分注意してください。
以下は、塗装面が剥がれる、印字文字が薄くなるなどの不具合が発生することがありますので、使わ
ないでください。
• シンナーやベンジンなどの揮発性の強いもの
• アルコール成分を含んだ市販のクリーナー
• 化学ぞうきん
139
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第 8 章 メンテナンス
8.3 保守部品交換時の対応について
8.3
保守部品交換時の対応について
本装置の故障などで、マガジン以外の保守部品を交換する場合には、バックアップソフトウェアを停
止し、本装置の電源を切断する必要があります。また、部品交換後には、サーバの再起動が必要とな
りますので注意してください。
8.4
部品交換後のユーザー作業
本装置の故障などで部品を交換した場合、以下のような作業をお客様に行っていただく場合がありま
す。
• サーバの再起動(必要な場合)
• バックアップソフトウェアの再設定作業(必要な場合)
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第9章
トラブルシューティング
本章では、本装置に不具合が発生したときの確認事項と対処について説明します。
9.1
不具合
下表の簡単なトラブルシューティングヒントを使用して、以下に示すテープライブラリ各部を確認し
てください。
表 9.1
トラブルシューティング(電源に関する問題)
状況
処置
テープライブラリの電源がオン
にならない。
1. すべての電源ケーブルの接続を確認します。
2. オペレーターパネルの電源ボタンが押されており、緑色の READY
LED が点灯していることを確認します。
3. コンセントに電力が供給されていることを確認します。
使用できるほかのコンセントを試します。
4. 当社保守員へ連絡してください。電源ケーブルに原因があるかもしれ
ませんので、電源プラグをコンセントから外してください。
オペレーターパネルに何も表示
されない。
1. 電源ケーブルの接続を確認します。
2. オペレーターパネルの電源ボタンが押されており、緑色の READY
LED が点灯していることを確認します。
3. 本装置の電源を入れ直します。
4. 本装置の電源が入っていてもオペレーターパネルに何も表示されない
場合は、リモートパネルから本装置の状態、またはエラーコードを控
えたあと、当社保守員へ連絡してください。
表 9.2
トラブルシューティング(オペレーターパネルに表示される障害/注意指標)
状況
処置
[!] がオペレーターパネルのイン
ベントリ画面に表示される。
インベントリで [!] が表示されているデータカートリッジを取り出します。
データカートリッジが、損傷しているか、テープドライブと互換性がない
か、データカートリッジの種類が実行した操作に適していません。
詳細は、「5.4.3 テープライブラリ内でのカートリッジテープの移動」
(P.86) を参照してください。
オペレーターパネルにエラー
コードが表示される。
エラーコードを調べて障害を解決し、電源を入れ直します(「付録 C テー
プライブラリエラーコード」(P.160) を参照)。
オペレーターパネルで、[ENTER] ボタンを押してエラーコードに関するエ
ラーメッセージを確認します。
障害が解決しない場合は、当社保守員へ連絡してください。
オペレーターパネルに ”Slot
unexpectedly full” が表示され、
マガジンのロック解除ができな
くなる。
[Move Tape] 操作や、メールスロットを開けてカートリッジテープを取り
出すなどを行い、元のスロットにカートリッジテープが入っていない状態
にしてください。[Force Drive To Eject Tape] 操作でカートリッジテープを
移動することも可能です。
ただし、これらの操作を行った場合、カートリッジテープの並び順が元の
状態と異なってしまいますので注意が必要です。
141
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第 9 章 トラブルシューティング
9.1 不具合
表 9.3
トラブルシューティング(カートリッジテープ移動に関する問題)
状況
処置
カートリッジテープがテープド
ライブに詰まっている。
以下の手順を、示されている順番どおりに実行して、詰まっているカート
リッジテープを取り出します。
• テープドライブでテープが巻き戻されていないと、カートリッジテー
プを排出することはできません。巻き戻しには、巻き戻す長さにより、
約 5 分かかる場合があります。テープが巻き戻されたら、排出時間は
約 16 秒です。
• テープの巻き戻し中は、READY LED が点滅します。巻き戻しが完了
してから、以下の操作を行ってください。
1. バックアップソフトウェアからカートリッジテープのアンロードを試
みます。
2. バックアップソフトウェアをシャットダウンし、オペレーティングシ
ステムのリムーバブルストレージサービスを停止します。オペレー
ターパネルから、スロットへのカートリッジテープのアンロードまた
は移動を試みます(「5.4.3 テープライブラリ内でのカートリッジテー
プの移動」(P.86) を参照)。
3. 本装置の電源を切り、テープドライブからケーブルを抜き、本装置の
電源を入れ直し、テープドライブがアイドルまたは READY 状態にな
るまで待ちます。オペレーターパネルから、スロットへのカートリッ
ジテープのアンロードまたは移動を試みます。
4. オペレーターパネルから、カートリッジテープの強制排出または緊急
アンロードを試みます(「5.5.7 テープドライブ内のカートリッジテー
プの強制排出」(P.95) を参照)。
詰まっていたカートリッジテープを点検します。カートリッジテープ
に損傷があったり、ラベルの貼付が不適切だったりすると、それに
よってロード/アンロード障害が発生した可能性があります。問題が
発生したカートリッジテープは廃棄してください。
カートリッジテープが排出されない場合は、エラーコードを確認し、
当社保守員に連絡してください。
カートリッジテープがスロット
に詰まっている。
スロットから詰まったカートリッジテープを除去するには、以下の手順に
従います。
オペレーターパネルまたはリモートパネルが機能している場合は、以下の
手順に従います。
1. MOVE TAPE コマンドを使用して、テープドライブからマガジンへ
カートリッジテープを移動します(「5.4.3 テープライブラリ内での
カートリッジテープの移動」(P.86) を参照)。
2. マガジンの取り出し手順に従ってマガジンを解除し、本装置から取り
出します。オペレーターパネルの使用方法は、「5.4.1 マガジンのロッ
ク解除、取り出し、交換」(P.83) を参照してください。リモートパネ
ルでの使用方法は、「7.8.3 マガジンの解除と交換」(P.128) を参照して
ください。どちらの操作も機能しない場合は、当社保守員へ連絡して
ください。
3. マガジンの背面にある穴に指を入れて、マガジンからカートリッジ
テープを手で取り出します。場合によっては、カートリッジテープを
何回か出し入れするように動かして、マガジンから自由に出し入れで
きるように慣らします。
142
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第 9 章 トラブルシューティング
9.1 不具合
表 9.4
トラブルシューティング(カートリッジテープに関する問題)
状況
処置
クリーニングカートリッジまた
はデータカートリッジとテープ
ドライブの互換性がない。
テープドライブと互換性のあるデータカートリッジおよびクリーニング
カートリッジを使用していることと(「1.3 カートリッジテープ」(P.33) を
参照)、実行する操作で使用する正しい種類のカートリッジテープを使用
していることを確認します。
互換性のないデータカートリッジはテープドライブによって自動的にアン
ロードされ、ATTENTION LED が点滅し、インベントリ画面で問題のス
ロット番号に対して感嘆符(!)が表示されます。この状態を解消するに
は、本装置からカートリッジテープを排出する必要があります。
テープドライブと互換性のない
データカートリッジを、オペ
レーターパネルまたはリモート
パネルの操作で、テープドライ
ブへ移動させたが、
ATTENTION LED が点滅しな
い。
1. リモートパネルまたはオペレーターパネルに、次のポップアップまた
はメッセージが表示されていることを確認します。
操作ミスでリモートパネルのポップアップまたはオペレーターパネル
のメッセージを消してしまった場合も、次項を実施してください。
• バーコードラベルを貼り付けたデータカートリッジ
- リモートパネルからの操作時:「Cartridge is incompatible with
Drive!」
- オペレーターパネルからの操作時:「Cartridge Invalid」
• バーコードラベルを貼り付けていないデータカートリッジ
- リモートパネルからの操作時:「illegal request, incompatible
medium - Code: 51」
- オペレーターパネルからの操作時:「Move Failed」
2. リモートパネルの [Status]:[Inventory] ページ(「7.6.3 カートリッジ
テープインベントリの表示」(P.113) を参照)から、互換性のないデー
タカートリッジを確認し、本装置からカートリッジテープを排出する
必要があります。
143
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第 9 章 トラブルシューティング
9.1 不具合
状況
処置
データカートリッジの書き込み
または読み取りができない。
• カートリッジテープが、すでに使用された WORM データカートリッ
ジではないことを確認します。
• データカートリッジが書き込み可能になっていることを確認します。
ライトプロテクトスイッチがオンになっていたら、オフにします。
• データカートリッジがテープドライブと互換性があることを確認しま
す。LTO Ultrium テープドライブは、2 世代前のデータカートリッジか
らの読み取りと 1 世代前のデータカートリッジへの書き込みが可能で
す(「1.3 カートリッジテープ」(P.33) を参照)。
• 消磁されていないデータカートリッジを使用していることを確認しま
す。データカートリッジは絶対に消磁しないでください。
• カートリッジテープが過酷な環境や電気条件にさらされていなかった
こと、また何らかの物理的な損傷を受けていないことを確認します。
• ほとんどのバックアップソフトウェアでは、別のバックアップソフト
ウェアを使用して作成されたデータカートリッジの読み取りまたは書
き込みはできません。この場合、データカートリッジの消去、フォー
マット、ラベル処理が必要になる可能性があります。
• バックアップソフトウェアで使用されているデータ保護や上書き防止
の方式を確認します。これによって、特定のデータカートリッジが書
き込み不能になっている可能性があります。
• 別の正常なデータカートリッジを使用して、操作をやり直します。
• テープドライブをクリーニングします。
(「5.4.2 テープドライブのクリーニング」(P.84) を参照)。
最近別の環境から本装置に格納
したカートリッジテープが問題
を引き起こしている。
表 9.5
ある環境から別の環境へ移動したカートリッジテープは、新しい条件に順
応するまで問題を引き起こす場合があります。本装置の温度や湿度と大幅
に違う環境でカートリッジテープが保管されていた場合は、特に使用する
前にカートリッジテープを 24 時間以上放置して、環境に順応させる必要
があります。
トラブルシューティング(SCSI デバイスが検出されない)
状況
デバイスが検出されない。
処置
• HBA で複数の LUN がサポートされており、この機能が有効になって
いることを確認します。有効になっていないと、テープドライブしか
検出されません。
• 競合している SCSI ID がないか確認します。
• バックアップサーバの電源を入れる前に、本装置の電源を入れます。
• 本装置のテープドライブがオフラインではなく、本装置がテストを実
行していないことを確認します。
• 本装置を LVDS SCSI HBA/ バスに接続します。
• SCSI ケーブルが長すぎる可能性があります。SCSI ケーブルの全長が
5m 以下であることを確認します。ほかのデバイスが接続されていれ
ば、そのデバイスをバスから取り外します。
• SCSI バスの終端処理が適切になされていない可能性があります。終端
抵抗の接続状態を確認します。
• 本装置の電源投入が完了していて、エラー状態でないことを確認しま
す。
• SCSI コネクターおよび終端抵抗を調べて、曲がっているピンがないか
どうかを確認します。
144
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第 9 章 トラブルシューティング
9.1 不具合
表 9.6
トラブルシューティング(LED インジケーターが点灯している)
状況
処置
ATTENTION LED と CLEAN
LED が点灯している。
テープドライブの汚損のため、テープを読み取ることができず、データ
カートリッジに無効マークが付いています。
1. リモートパネルでインベントリを表示します。カートリッジテープに
[!] マークの付いているスロットに注意します。
2. [!] マークが付いているカートリッジテープを含むマガジンをすべて取
り出します。
3. [!] マークが付いているカートリッジテープを取り出します。
4.「1.3 カートリッジテープ」(P.33) を参照してください。取り出した
カートリッジテープの損傷を調べ、カートリッジテープがテープドラ
イブと互換性があることを確認します。取り出したカートリッジテー
プに損傷がある場合は、廃棄してください。そのカートリッジテープ
に損傷がない場合でも、データの読み書きに影響の出る可能性があり
ますので、カートリッジテープの交換を推奨します。テープドライブ
と互換性がないデータカートリッジは、使用しないでください。
5. 良好なカートリッジテープや新しいカートリッジテープをマガジンに
再挿入して、不良カートリッジテープと置き換えます。
6. マガジンを元に戻します。
7. テープドライブをクリーニングします。
特定のカートリッジテープで
CLEAN LED が点灯した。
カートリッジテープにほこりや塵が付着していないか調べます。
カートリッジテープに損傷がない場合でも、データの読み書きに影響の出
る可能性がありますので、カートリッジテープの交換を推奨します。
カートリッジテープをテープド
本装置が、選択したカートリッジテープで要求した操作を完了することが
ライブにロードしたとき、
できませんでした。
ATTENTION LED が点灯する
• テープドライブのタイプと互換性があるデータカートリッジ以外は使
が、CLEAN LED は点灯しない。
用しないでください(「1.3 カートリッジテープ」(P.33) を参照)。
• 実行する操作で使用する正しい種類のカートリッジテープを使用して
ください。例えば、クリーニングにはクリーニングカートリッジを使
用します。
• Ultrium ユニバーサルクリーニングカートリッジを使用していることを
確認します(「1.3 カートリッジテープ」(P.33) を参照)。
クリーニングカートリッジを使
用したあとで CLEAN LED が点
灯する。
クリーニングカートリッジの使用回数が、使用限度を超えています。ク
リーニングカートリッジの使用限度は、約 50 回です。新しいクリーニン
グカートリッジに交換してください。
特定のカートリッジテープで
ATTENTION LED が点灯した
(CLEAN LED も点灯する場合が
ある)。
ATTENTION LED が消えて、テープドライブのクリーニングが終了したあ
と、特定のカートリッジテープをリロードするとすぐに ATTENTION LED
が点灯する場合は、そのカートリッジテープに欠陥がある可能性がありま
す。
• この場合、そのカートリッジテープを排出して、正常なカートリッジ
テープをロードします。カートリッジテープが磨耗していたり、カー
トリッジメモリに欠陥があったりする可能性があります。
• 欠陥や汚れの可能性があるカートリッジテープは、ほかのテープドラ
イブでも使用しないでください。
• 不良カートリッジテープがクリーニングカートリッジの場合は、使用
限度を超えている可能性があります。
ERROR LED が点灯する。
エラーコードを確認し、当社保守員に連絡してください。
保守員作業時に装置電源を切断しますので、サーバの再起動が必要になり
ます。
145
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第 9 章 トラブルシューティング
9.1 不具合
表 9.7
トラブルシューティング(インベントリに関する問題)
状況
処置
インベントリの結果、カート
リッジテープのバーコードラベ
ルがバーコードでなく、Full と
読み取られる。
• バーコードラベルが正しく貼付されていることを確認します。(「1.4 ラ
インベントリ動作に時間がかか
る。
• すべてのカートリッジテープに指定のバーコードラベルを貼付します。
ベルの使用・取り扱い」(P.36) を参照)
• バーコードラベルが汚れていないことを確認します。
(「1.4 ラベルの使用・取り扱い」(P.36) を参照)インベントリ動作中、
バーコードリーダーは、カートリッジテープを識別するか、スロット
が空であると判定するまで、カートリッジテープのバーコードラベル、
またはスロットの内側に貼り付けてあるバーコードラベルを読み取ろ
うと試みます。通常、バーコードリーダーは、バーコードラベルが正
しく貼り付けられたカートリッジテープを初回で識別することができ
ますが、バーコードラベルのないカートリッジテープがスロットにあ
ると判定するのには、約 4 倍の時間がかかる場合があります。
• マガジンを取り出し(「5.4.1 マガジンのロック解除、取り出し、交換」
(P.83)、「7.8.3 マガジンの解除と交換」(P.128) を参照)、各スロットに
あるライトパイプ(透明なプラスチック部品)に破損がないかを確認
します。破損がある場合は、当社保守員に連絡してください。
表 9.8
トラブルシューティング(リモートパネル接続に関する問題)
状況
リモートパネルに接続できな
い。
処置
• 本装置が CAT 5、6、または 6E Ethernet ケーブルで LAN に接続され
ていることを確認します。
• 本装置の電源が入っているときに RJ-45(LAN)コネクターのリンク
LED が点灯していることを確認します。LED が点灯していない場合
は、本装置が LAN と通信していません。ネットワーク管理者に確認し
てください。
• 本装置が有効な静的ネットワークアドレスで設定されているか、
DHCP が有効になっていて本装置がネットワークアドレスを取得でき
ることを確認します。DHCP を使用する場合は、オペレーターパネル
の [Information] メニューから本装置のネットワークアドレスを書き留
めます。本装置が DHCP によって有効なアドレスを取得していない場
合は、DHCP サーバが起動していて、本装置がそのサーバにネット
ワーク経由でアクセスできることを確認します。必要に応じて、代わ
りに静的ネットワークアドレスを設定します。
• 本装置と同じ LAN に接続されている Web ブラウザのアドレスバーに、
本装置の IP アドレスを入力します。リモートパネルに Web ページが
表示されない場合は、本装置の IP アドレスを ping します。ping が成
功しない場合は、本装置が有効なネットワークアドレスを持っている
ことと、Web ブラウザを備えたコンピュータと本装置の間にファイ
アーウォールやその他のネットワークトラフィック障害がないことを
確認します。ネットワーク管理者に確認してください。
• Web ブラウザのセキュリティ設定を高で使用する場合は、Web ブラウ
ザの信頼済みサイトの欄に、接続する LT20 の IP アドレスを登録して
ください。
リモートパネルの応答が遅い
• リモートパネルの応答には最大 10 分程度時間を要する場合がありま
す。
• リモートパネルの応答が 10 分以上返ってこない場合は、装置背面の
State LED(「1.1.1.1 装置外観図」(P.28) を参照)の状態を確認してく
ださい。正常状態では State LED は点滅しています。State LED が点灯
または消灯している場合は当社保守員へ連絡してください。
146
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第 9 章 トラブルシューティング
9.1 不具合
表 9.9
トラブルシューティング(クリーニングに関する問題)
状況
クリーニングカートリッジが
ロードできない。
処置
• Ultrium ユニバーサルクリーニングカートリッジを使用していることを
確認します(「1.3 カートリッジテープ」(P.33) を参照)。
• クリーニングカートリッジが使用限度を超えていないことを確認しま
す。クリーニングカートリッジの使用限度は、約 50 回です。
• 当社保守員へ連絡してください。
表 9.10
トラブルシューティング(マガジンに関する問題)
状況
処置
Mail Slot が閉じているにも関わ
らず、オペレーターパネルに
Close Mail Slot が表示されてい
る。
装置の電源を入れ直してください。復旧しない場合は、当社保守員へ連絡
してください。
B9 C4 エラーが表示される。
マガジンの故障が考えられます。当社保守員へ連絡してください。
表 9.11
トラブルシューティング(転送性能に関する問題)
状況
処置
データカートリッジ
不良箇所のあるテープが使用されるとリトライ処理により性能が低下しま
す。使用環境やバックアップの周期に応じて定期的なデータカートリッジ
の交換が必要です。
詳細は『LTO Ultrium データカートリッジ ユーザーズガイド』を参照して
ください。
バックアップするデータ
圧縮が効きにくいデータやすでに圧縮されたデータでは、十分な性能が出
ないことがあります。
ファイルサイズ
ファイルサイズの小さなデータのバックアップでは、十分な性能が出ない
ことがあります。
処理ブロックサイズ
バックアップソフトウェアの処理ブロックサイズの詳細については、バッ
クアップソフトウェアのマニュアルを参照してください。
ネットワーク帯域
ネットワーク経由でのバックアップは、使用できるネットワーク帯域に
よって性能が制限されます。
バックアップサーバのリソース
バックアップサーバには、バックアップ/リストアに必要な十分なメモリ
が確保されている必要があります。
テープドライブ
テープドライブは定期的なクリーニングが必要です。
クリーニング方法の詳細は、「5.4.2 テープドライブのクリーニング」
(P.84) を参照してください。
表 9.12
トラブルシューティング(ARCserve のロングイレーズに関する問題)
状況
処置
ARCserve のロングイレーズが
失敗し、< メディアの読み取り
不可 > と表示される。
ARCserve と Ultra160 SCSI カードの組み合わせでロングイレーズを行っ
た場合、消去エラーにより、ロングイレーズが失敗することがあります。
エラーが発生したデータカートリッジは、以下の操作で復旧します。
• < メディアの読み取り不可 > と表示されたデータカートリッジをク
イック消去してください。
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第 9 章 トラブルシューティング
9.2 異常
表 9.13
トラブルシューティング(装置の保守交換後のバックアップソフトウェアに関する問題)
状況
装置の保守交換
表 9.14
9.2
処置
故障などでテープライブラリまたはテープドライブを交換した場合、バッ
クアップソフトウェアに対してテープライブラリ、テープドライブの新し
いシリアル No. の組み込み作業が必要となります。
トラブルシューティング(AC 電源投入時に関する問題)
状況
処置
テープライブラリに、左右マガ
ジンのどちらか一方のマガジン
が搭載されていないとき、テー
プドライブの中にカートリッジ
テープがある
搭載されていないマガジンに合わせて [Insert Right Magazine]、[Insert Left
Magazine] が表示されますので、対応するマガジンをテープライブラリに
搭載してください。左右のマガジンがテープライブラリに搭載され、初期
化シーケンスが完了すると [Home] 画面が表示されます。このとき、テー
プドライブにマウントされていたカートリッジテープは、テープドライブ
にマウントされたままとなります。
テープドライブにカートリッジ
テープが入っており、"Slot
unexpectedly full" と表示される
オペレーターパネルで [Move Tape] 操作や、メールスロットを開けてカー
トリッジテープを取り出すなどを行い、元のスロットにカートリッジテー
プが入っていない状態にしてください。また、ほかにカートリッジテープ
の入っていないスロットがある場合は、[Force Drive To Eject Tape] 操作で
テープドライブからカートリッジテープを空きスロットに移動することが
可能です。ただし、これらの操作を行った場合、カートリッジテープの並
び順が元の状態と異なってしまいますので、注意が必要です。
異常
• 万一、煙、異臭、異音などが生じた場合は、直ちに電源ボタンでテープライブラリ装置の電源を
切断し、電源プラグをコンセントから抜いてください。そのまま使用すると、火災のおそれがあ
ります。
• 本装置が故障、あるいは損傷した場合は、電源ボタンでテープライブラリ装置の電源を切断し、
電源プラグをコンセントから抜いてください。
• なお、テープライブラリの動作中に電源を切断した場合、データが壊れることがあります。
9.3
保守を依頼するときは
修理や部品の交換などで保守を依頼するときは、LED 表示やオペレーターパネルの表示内容をメモし
ておいてください。これらの情報は保守をする際の有用な情報となります。
148
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第 9 章 トラブルシューティング
9.4 操作ミスによる不具合の復旧方法
9.4
操作ミスによる不具合の復旧方法
9.4.1
バックアップソフトウェア運用中にテープライブラリ内のカートリッジ
テープの移動を実行してしまった
バックアップソフトウェアの運用中に、テープライブラリのオペレーターパネルでカートリッジテー
プ操作(MOVE TAPE など)を実行してしまった場合、バックアップソフトウェアが管理しているカー
トリッジテープ情報とテープライブラリのカートリッジテープ状態が不一致となります。
このような場合は、以下の手順に従って、再度カートリッジテープ情報を更新してください。
操作方法の詳細は、各バックアップソフトウェアのマニュアルを参照してください。
9.4.1.1
Symantec NetBackup(Oracle Solaris OS/Windows/Linux)の場合
NetBackup 使用時の復旧方法について説明します。
通常のインベントリ手順と同様の操作を実行します。
1
GUI を立ち上げます。
2
画面左の「Media」項目を右クリックし [Robot Inventory] 画面を立ち上げます(バー
コードラベルによる運用時)。
3
「Compare contents with volume configuration」を選択して [Start] ボタンをクリック
し、更新する内容を確認します。
4
「Update volume configuration」を選択し、[Start] ボタンをクリックします。
149
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第 9 章 トラブルシューティング
9.4 操作ミスによる不具合の復旧方法
9.4.1.2
NetWorker の場合
NetWorker 使用時の復旧方法について説明します。
1
リセットを実行します。
# nsrjb -HE
2
インベントリを実行します。
# nsrjb -I
9.4.1.3
CA ARCserve Backup(Windows)の場合
CA ARCserve Backup(Windows)使用時の復旧方法について説明します。
1
9.4.1.4
ARCserve のデバイス管理のインベントリ機能でインベントリを実行します。
その他のバックアップソフトウェアの場合
各バックアップソフトウェアのインベントリ操作に類似する操作を実行してください。
その他のバックアップソフトウェアの詳細については、それぞれのマニュアルを確認して実行して
ください。
150
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第 9 章 トラブルシューティング
9.5 ご使用上の注意
9.4.2
バックアップソフトウェア運用中に電源が切断された場合
9.4.2.1
バーコード運用時
電源を投入後、オペレーターパネルを操作し、テープドライブ内にあるカートリッジテープをスロッ
トに戻します。次に、バックアップソフトウェアによるインベントリ動作を実行してください。
9.4.2.2
NetVault での運用時
NetVault での運用時に、テープドライブにデータカートリッジがロードされた状態で電源が切断され
た場合の復旧方法について説明します。
1
本装置の電源を再度投入します。
2
NetVault のデーモンを停止します。
3
4
本装置のオペレーターパネルを操作して、テープドライブ内のデータカートリッジ
を取り出します。
NetVault のデーモンを起動します。
9.5
ご使用上の注意
9.5.1
サーバ起動中の本装置の電源 OFF について
サーバ起動中に本装置の電源を OFF にした場合、サーバの再起動が必要です。
システムの再起動は、本装置(ならびにサーバに接続している周辺機器)の電源を ON にしたあと、起
動したことを確認してからサーバの電源を ON にしてください。
9.6
本装置に関するご質問について
本装置に関するご質問は、担当 SE または営業担当にお尋ねください。
製品の最新情報は、以下の URL を参照してください。
http://storage-system.fujitsu.com/jp
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付録 A
仕様
この付録では、本装置の仕様と初期設定値を記載しています。
A.1
装置仕様
表 A.1
LT20 テープライブラリの仕様(LT20JLD1)
項目
仕様
型名
LT20JLD1
カートリッジテープ収納巻数
8巻
対応カートリッジテープ (* 1)
LTO Ultrium 1, 2, 3
データカートリッジ
記憶容量(最大)
LTO Ultrium 3
3.2TB(非圧縮時)、
6.4TB(2:1 圧縮時)
データ転送速度
LTO Ultrium 3
60MB/ 秒(非圧縮時)、
120MB/ 秒(2:1 圧縮時)
搭載テープドライブ
種類
LTO Ultrium 3 テープドライブ
搭載数
1
暗号鍵管理オプション
非対応
外形寸法
ラックマウント
スタンドアロン(* 2)
質量
(* 3)
高さ
44 mm
幅
480 mm
奥行き
806 mm
高さ
60 mm
幅
480 mm
奥行き
806 mm
ラックマウント
11.5 kg 以下
スタンドアロン
20.4 kg 以下
Ultra320 LVD SE
SCSI インターフェース
論理ユニット番号
(LUN)
ライブラリコントローラー
設定値:1
テープドライブ
設定値:0
電源電圧(* 4)
AC100-240V
周波数
50/60 Hz
消費電力
最大 110W / 平均 60 W
騒音
待機時
50 dBA
動作時
58 dBA
152
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付録 A 仕様
A.1 装置仕様
項目
環境条件
仕様
[ 動作時 ]
[ 非動作時 ]
[ 輸送時 ]
周囲温度
10 ~ 35 ℃
相対湿度
20 ~ 80%RH
最大湿球温度
26 ℃
周囲温度
-30 ~ 60 ℃
相対湿度
20 ~ 80%RH
最大湿球温度
26 ℃
周囲温度
-40 ~ 60 ℃
相対湿度
20 ~ 90%RH
最大湿球温度
26 ℃
5年
装置寿命
*1:
*2:
*3:
*4:
LTO Ultrium 1 データカートリッジは、読み取りだけです。
スタンドアロンで使用する場合には、「スタンドアロン・キット・オプション」が必要です。
カートリッジテープの質量は含みません。
200V で使用する場合は、「200V 電源ケーブルオプション」が必要です。
表 A.2
LT20 テープライブラリの仕様(LT20JLF1)
項目
仕様
型名
LT20JLF1
カートリッジテープ収納巻数
8巻
対応カートリッジテープ (* 1)
LTO Ultrium 2, 3, 4
データカートリッジ
記憶容量(最大)
LTO Ultrium 4
6.4TB(非圧縮時)、
12.8TB(2:1 圧縮時)
データ転送速度
LTO Ultrium 4
80MB/ 秒(非圧縮時)、
160MB/ 秒(2:1 圧縮時)
搭載テープドライブ
種類
LTO Ultrium 4 テープドライブ
搭載数
1
暗号鍵管理オプション
外形寸法
非対応
ラックマウント
スタンドアロン(* 2)
質量
(* 3)
高さ
44 mm
幅
480 mm
奥行き
806 mm
高さ
60 mm
幅
480 mm
奥行き
806 mm
ラックマウント
11.5 kg 以下
スタンドアロン
20.4 kg 以下
Ultra320 LVD SE
SCSI インターフェース
論理ユニット番号
(LUN)
ライブラリコントローラー
設定値:1
テープドライブ
設定値:0
電源電圧(* 4)
AC100-240V
周波数
50/60 Hz
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付録 A 仕様
A.1 装置仕様
項目
仕様
消費電力
最大 110W / 平均 60 W
騒音
待機時
50 dBA
動作時
58 dBA
周囲温度
10 ~ 35 ℃
相対湿度
20 ~ 80%RH
最大湿球温度
26 ℃
周囲温度
-30 ~ 60 ℃
相対湿度
20 ~ 80%RH
最大湿球温度
26 ℃
周囲温度
-40 ~ 60 ℃
相対湿度
20 ~ 90%RH
最大湿球温度
26 ℃
環境条件
[ 動作時 ]
[ 非動作時 ]
[ 輸送時 ]
5年
装置寿命
*1:
*2:
*3:
*4:
LTO Ultrium 2 データカートリッジは、読み取りだけです。
スタンドアロンで使用する場合には、「スタンドアロン・キット・オプション」が必要です。
カートリッジテープの質量は含みません。
200V で使用する場合は、「200V 電源ケーブルオプション」が必要です。
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付録 A 仕様
A.2 初期設定一覧
A.2
初期設定一覧
初期設定値は、以下のとおりです。
表 A.3
LT20 テープライブラリ初期設定値一覧表(オペレーターパネル)
項目
内容
設定値
Change Admin Password
12345678
Set Reserved Slot Count
0
Configure Mailslot
Disable
Barcode Format
Reporting
Display Format
8 Left
Host Format
8 Left
Change Drive SCSI ID
Drive SCSI ID
1
Autoloader Behavior
Autoloader Mode
Automatic
Autoload Mode
Disable
Loop Mode
Disable
Set Date M/D/Y
xx / xx / xxxx
Set Hour / Mins
xx : xx
IPv4 Networking IPv4 Addressing
Enable
IPv4 Networking DHCP (IPv4)
Disable
IPv4 Networking IP Address
192.168.002.001
IPv4 Networking Subnet Mask
255.255.255.000
IPv4 Networking Gateway Address
000.000.000.000
IPv6 Networking IPv6 Addressing
Disable
Auto Cleaning
Disable
Autoloader Date/Time
Configure Network
Settings
Configure Auto Cleaning
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付録 A 仕様
A.2 初期設定一覧
表 A.4
LT20 テープライブラリ初期設定値一覧表(リモートパネル)
項目
内容
System
設定値
Library LUN Hosted by Drive
1
Autoloader LUN Hosted by Drive
1
Autoloader Mode
Automatic (Checked)
Reserve Slots
0
Mailslot Enabled
(No Check:Disable)
Auto Clean Enable
(No Check:Disable)
Barcode Label Length Reported To Host
8
Barcode Label Alignment Reported To Host
Left
Ignore Barcode Media ID
(No Checked)
Magazine access using front panel
-Admin Password required
(Checked)
Drive
Drive SCSI ID (LUN)
1 (Checked "Power On")
Network
Protocol Version
IPv4 Only
Host Name
Network Management
FLXE7CF85
(装置ごとに異なる)
Domain Name
空白
IPv4 DHCP Address Enabled
(No Checked)
IPv4 Static Address
192.168.002.001
IPv4 Subnet Address
255.255.255.000
IPv4 Gateway Address
000.000.000.000
IPv6 DNS Server 1
0:0:0:0:0:0:0:0 (Disabled)
IPv6 DNS Server 2
0:0:0:0:0:0:0:0 (Disabled)
Stateless Addressing
(Checked and Disabled)
DHCPv6 Addressing
(No Checked and Disabled)
Static Assigned Address
(Please select a Prefix : 空白
and Disabled)
Enable HTTPS
(No Checked)
SNMP Enabled
Checked
IPv4 SNMP Target Addresses
IPv4 Target 1, Version
192.168.002.001, SNMPv1
IPv4 SNMP Target Addresses
IPv4 Target 2, Version
0.0.0.0 , SNMPv1
IPv4 SNMP Target Addresses
IPv4 Target 3, Version
0.0.0.0 , SNMPv1
IPv6 SNMP Target Addresses
IPv6 Target 1, Version
0:0:0:0:0:0:0:0 , SNMPv1
(Disable)
IPv6 SNMP Target Addresses
IPv6 Target 2, Version
0:0:0:0:0:0:0:0 , SNMPv1
(Disable)
IPv6 SNMP Target Addresses
IPv6 Target 3, Version
0:0:0:0:0:0:0:0 , SNMPv1
(Disable)
Community Name
public
SNMP Trap Notification Filter
Critical, Warning, Configuration
and Information Events
(Checked)
156
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付録 A 仕様
A.2 初期設定一覧
項目
Password
Date/Time
Alerts
内容
設定値
New Password
(Enter Exactly Eight Numbers)
12345678
(表示 ●●●●●●●● )
Repeat Password
12345678
(表示 ●●●●●●●●)
Password Time Out
5 Minutes
Time(24H)
xx : xx: xx
Date
Month : xx Day : xx Year : xx
Enable Clock Synchronization
(No Checked)
SNTP Server Address
空白
UTC Time Zone Offset
Osaka,Sapporo,Tokyo,Seoul,Ya
kutsk
Daylight Saving Enabled
(No Checked)
Notification Level
No Events (Checked)
To Email Address
空白
SMTP Server Address(IPv4)
0.0.0.0
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付録 B
オプションおよびサプライ品
この付録では、本装置のオプションやサプライ品について概要を説明します。
B.1
オプション
B.1.1
マガジン・オプション
製品名
製品概要
LT20 用左右マガジンのセット
マガジン・オプション
B.1.2
スタンドアロン・キット・オプション
製品名
製品概要
スタンドアロン・キット・オプション
B.1.3
ラックマウント型からスタンドアロン型に変換するためのキット
200V 電源ケーブル・オプション
製品名
製品概要
200V 電源ケーブル・オプション
B.1.4
200V 電源を使用するためのケーブル
SCSI ケーブル
製品名
線長
製品概要
SCSI ケーブル
5 m 以下
LVD 用 ハーフピッチ 68pin- ハーフピッチ 68pin
SCSI ケーブル
5 m 以下
LVD 用 VHDCI 68pin- ハーフピッチ 68pin
158
ETERNUS LT20 テープライブラリ ユーザーズガイド
Copyright 2013 FUJITSU LIMITED
C144-E253-03
付録 B オプションおよびサプライ品
B.2 サプライ品
B.2
サプライ品
本装置のサプライ品は、富士通コワーコ(株)で取り扱っています。
• サプライ品に関するお問い合わせ
富士通コワーコ株式会社 お客様総合センター
ご利用時間 :月~金 9:00 ~ 17:30(祝日・年末年始を除く)
フリーダイヤル:0120-505-279
B.2.1
LTO Ultrium データカートリッジ
商品番号
製品概要
Ultrium 4 データカートリッジ
記憶容量 800GB(非圧縮時)の LTO Ultrium 4
データカートリッジ。
購入単位:1 巻
0160320
Ultrium 3 データカートリッジ
記憶容量 400GB(非圧縮時)の LTO Ultrium 3
データカートリッジ。
購入単位:1 巻
0160325
0160310
*1:
B.2.2
品名
0160330
Ultrium 3 データカートリッジ WORM
(* 1)
Ultrium 2 データカートリッジ
記憶容量 400GB(非圧縮時)の LTO Ultrium 3 用
WORM データカートリッジ。
購入単位:1 巻
記憶容量 200GB(非圧縮時)の LTO Ultrium 2
データカートリッジ。
購入単位:1 巻
バックアップソフトウェアと連携して WORM 機能を使用する場合は、WORM 機能に対応したバックアップ
ソフトウェアが必要となります。
その他
商品番号
品名
製品概要
0160280
Ultrium 1 クリーニングカートリッジ U
LTO Ultrium テープドライブ用クリーニングカー
トリッジ。約 50 回使用可能。
購入単位:1 巻
0637195
バーコードラベル ULB(ラミネート)J
LTO Ultrium テープドライブ用バーコードラベル。
20 枚/セット
159
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付録 C
テープライブラリエラーコード
この付録では、本装置のエラーコードの内容について説明します。
なお、エラーコードの内容は、改善のため事前連絡なしに変更することがあります。
C.1
メインエラーコード
表 C.1 は、メインエラーコードと、その内容についてまとめたものです。
表 C.1
メインエラーコード一覧
エラーコード
説明
80
バーコードリーダーを初期化できない
81
バーコードリーダーから応答がない
82
ロボット機構コントローラー上の EEPROM から応答がない
83
ロボット機構コントローラーの全般的な問題
84
グリッパモーターパラメーターの設定の失敗(* 1)
85
スライダモーターパラメーターの設定の失敗(* 2)
86
エレベータモーターパラメーターの設定の失敗(* 3)
87
回転軸モーターパラメーターの設定の失敗(* 4)
88
スレッド モーターパラメーターの設定の失敗(* 5)
89
グリッパがふさがれている(* 1)
8A
スライダがふさがれている(* 2)
8B
エレベータがふさがれている(* 3)
8C
回転軸がふさがれている(* 4)
8D
スレッドがふさがれている(* 5)
8E
グリッパ移動の両端が予想範囲を超えている(* 1)
8F
スライダ移動の両端が予想範囲を超えている(* 2)
90
エレベータ移動の両端が想定範囲を超えている(* 3)
91
回転軸移動の両端が想定範囲を超えている(* 4)
92
スレッド移動の両端が想定範囲を超えている(* 5)
93
グリッパの到達位置が想定範囲を超えている(* 1)
94
スライダの到達位置が想定範囲を超えている(* 2)
95
エレベータの到達位置が想定範囲を超えている(* 3)
96
回転軸の到達位置が想定範囲を超えている(* 4)
97
スレッドの到達位置が想定範囲を超えている(* 5)
160
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付録 C テープライブラリエラーコード
C.1 メインエラーコード
エラーコード
説明
98
カートリッジテープ確認センサーが見つからない
99
スライダのホームセンサーが見つからない(* 2)
9A
回転軸のホームセンサーが見つからない(* 4)
9B
スレッドの位置センサーが見つからない(* 5)
9C
グリッパの動作範囲が仕様を超えている(* 1)
9D
スライダの動作範囲が仕様を超えている(* 2)
9E
エレベータの動作範囲が仕様を超えている(* 3)
9F
回転軸の動作範囲が仕様を超えている(* 4)
A0
スレッドの動作範囲が仕様を超えている(* 5)
A1
メールスロットのオープンの失敗
B0
テープライブラリコントローラーからロボット機構コントローラーへのコマンドが、割
当時間内に完了しなかった
B1
テープライブラリコントローラーから渡されたコマンドについて、ロボット機構コント
ローラーがフォーマットエラーを返した
B2
テープライブラリコントローラーからロボット機構への通信が失敗した
B3
解除されたマガジンが原因でロボット機構が停止した
B4
「Tape in gripper1」センサーから期待していた値が通知されませんでした
B5
ロボット機構コントローラーがテープライブラリコントローラーからのコマンドに応答
しない
C0
ネットワーク初期化の失敗
C1
Telnet インターフェース初期化の失敗
C2
Web サーバ初期化の失敗
C6
Ping コマンドがターゲットに到達しなかった
C7
ファームウェアを USB からアップグレードできない
C8
ファームウェアを FTP からアップグレードできない
C9
ロボット機構のファームウェアを USB からアップグレードできない
D0
ROM チェックサムが正しくない
D1
電源投入時セルフテスト(POST)中の RAM エラー
D2
テープライブラリコントローラー上の NVRAM に対する読み取りまたは書き込みの失敗
D3
電源投入時セルフテスト(POST)中のタイムコントローラーの失敗
D4
内部 UART シリアル通信エラー
D5
ディスプレイに対する通信の失敗
D6
テープライブラリコントローラーのメモリエラー
D7
致命的なシステムエラー
D8
テープライブラリコントローラーのデータベースエラー
D9
SCSI IC が検出されない
DA
WELLNESS TEST の実行時に、バーコードが、そのカートリッジテープについて以前に
読み取られた値と一致しない
DB
外部冷却ファンエラー
DC
I2C バス障害
161
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付録 C テープライブラリエラーコード
C.1 メインエラーコード
エラーコード
説明
E2
サポートされていないハードウェアが検出されたため、ライブラリファームウェアの
アップデートが必要
F0
テープドライブ温度が仕様を超えている
F1
テープライブラリコントローラーとテープドライブ間の接続が失われている
F2
テープドライブスレッドが存在しない(* 6)
F3
テープドライブのハードウェアエラー
F4
テープドライブロードが割当時間内に完了しなかった
F5
テープドライブアンロードが割当時間内に完了しなかった
F6
テープドライブがテープライブラリに搭載されているか認識されていない
F8
テープドライブのコマンドが間違っている
F9
テープドライブのパラメーターが間違っている
FA
SDCI マイクロコードエラー
FB
テープドライブがログアウトされた
FC
チェックコンディションによる SCSI コマンドの内部エラー
FD
SCSI コマンドのタイムアウト
*1:
*2:
*3:
*4:
*5:
*6:
グリッパ:ロボット機構アセンブリの一部で、カートリッジテープを挟んで保持します。
スライダ:ロボット機構アセンブリの一部で、取り出し操作や挿入操作のために、押し出したり引き戻した
りします。
エレベータ:ロボット機構アセンブリの一部で、垂直方向に動きます。
回転軸:ロボット機構アセンブリの一部で、ロボット機構をそれぞれのマガジンやテープドライブに向けて
回転させる働きをします。
スレッド:ロボット機構アセンブリの一部で、ロボット機構をオペレーターパネルまたはテープドライブの
方に移動させる働きをします。
スレッド:ロボット機構アセンブリの一部で、ロボット機構をオペレーターパネルまたはテープドライブの
方に移動させる働きをします。
162
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付録 C テープライブラリエラーコード
C.2 エラーサブコード
C.2
エラーサブコード
C.2.1
ロボット機構部のエラーサブコード
表 C.2 は、ロボット機構部のエラーサブコードと、その内容についてまとめたものです。
表 C.2
ロボット機構部のエラーサブコード一覧
エラーコード
説明
00
エラーの定義なし
01
機械的な初期化の失敗
02
スレーブロボット機構への接続の失敗
03
モーターの初期化の失敗
04
グリッパのクローズ中の失敗(* 1)
05
スライダの定位置決めの失敗(* 2)
06
エレベータの定位置への移動の失敗(* 3)
07
スレッドの回転軸位置への移動の失敗(* 4)(* 5)
08
回転軸初期化中の範囲取得の失敗(* 4)
09
エレベータの初期化の失敗(* 3)
0A
回転軸の遠端位置への移動の失敗(* 4)
0B
最初のスレッド初期化中のセンサー位置への移動の失敗(* 5)
0C
スレッドの回転軸位置への移動の失敗(* 4)(* 5)
0D
回転軸のスライド位置への移動の失敗(* 4)
0E
スライダ初期化中の範囲取得の失敗(* 2)
0F
スライダの前進中の失敗(* 2)
10
グリッパ初期化中の範囲取得の失敗(* 1)
11
スライダの定位置への移動の失敗(* 2)
12
回転軸の遠端位置への移動の失敗(* 4)
13
スレッド初期化中のセンサー位置への移動の失敗(* 5)
14
輸送金具が取り外されていないためスレッド移動が失敗(* 5)
20
インベントリスキャンの失敗
21
グリッパのクローズ中の失敗(* 1)
22
スライダの定位置への移動の失敗(* 2)
23
グリッパのスキャン位置への移動の失敗(* 1)
24
バーコードラベルの読み取りの失敗
28
追加のインベントリスキャンの失敗
29
グリッパのクローズ中の失敗(* 1)
2A
スライダの事前位置決めの失敗(* 2)
2B
グリッパのオープン中の失敗(* 1)
2C
スレッドのセンサー位置への移動の失敗(* 5)
163
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付録 C テープライブラリエラーコード
C.2 エラーサブコード
エラーコード
説明
2D
スライダ事前位置決めの後退中の失敗(* 2)
30
スロットの事前位置決めの失敗
31
FLMoveRotation 機能におけるスレッド移動の失敗(* 5)
32
ロボット機構へのコマンド送信の失敗
33
FLMoveRotation 機能におけるエレベータ移動の失敗(* 3)
34
FLMoveRotation 機能における回転軸動作の失敗(* 4)
35
FLMoveRotation 機能におけるエレベータ移動の失敗(* 3)
36
FLMoveSled 機能におけるスレッド移動の失敗(* 5)
37
FLMoveSled 機能におけるスレッドのメールスロット位置への移動の失敗(* 5)
38
FLMoveSled 機能におけるスレッドのメールスロット位置への移動の失敗(* 5)
39
センサーなしのスレッド *5 位置決めの失敗(* 5)
40
スロット位置への移動、またはスロット位置からの移動の失敗
41
最初のスライダ移動の失敗(* 2)
42
最初のグリッパ移動の失敗(* 1)
43
2 番目のスライダ移動の失敗(* 2)
44
2 番目のグリッパ移動中の範囲取得の失敗(* 1)
45
3 番目のスライダ移動中の、定位置への移動の失敗(* 2)
50
テープドライブの事前位置決めの失敗
51
エレベータのホームセンサー位置への移動の失敗(* 3)
52
スレッドのホームセンサー位置への移動の失敗(* 5)
53
スレッドのテープドライブ位置への移動の失敗(* 5)
54
回転軸のテープドライブ位置への移動の失敗(* 4)
55
エレベータのテープドライブ位置への移動の失敗(* 3)
56
スレッドのテープドライブ位置への移動の失敗(* 5)
57
回転軸の終了位置への移動の失敗(* 4)
60
テープドライブ位置への移動、またはテープドライブ位置からの移動の失敗
61
最初のスライダ移動の失敗(* 2)
62
最初のグリッパ移動の失敗(* 1)
63
2 番目のスライダ移動の失敗(* 2)
64
2 番目のグリッパ移動中の範囲取得の失敗(* 1)
65
3 番目のスライダ移動中の、定位置への移動の失敗(* 2)
70
マガジン解除の失敗
71
スレッドの回転軸位置への移動の失敗(* 4)(* 5)
72
回転軸のロック解除位置への移動の失敗(* 4)
73
スレッドのブロックへの移動の失敗(* 5)
80
メールスロットのオープンの失敗
81
メールスロットオープン位置への移動の失敗
82
後方への移動中の失敗、センサーは検出
90
定位置への移動の失敗
91
エレベータの定位置への移動の失敗(* 3)
164
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付録 C テープライブラリエラーコード
C.2 エラーサブコード
エラーコード
スレッドの回転軸位置への移動の失敗(* 4)(* 5)
93
回転軸の定位置または遠端位置への移動の失敗(* 4)
94
スレッドのホームセンサー位置への移動の失敗(* 5)
95
スレッドの搬送位置への移動の失敗(* 5)
A0
メールスロットへの移動の失敗
A1
スレッドのセンサー位置への移動の失敗(* 5)
A2
スレッドの回転軸位置への移動の失敗(* 4)(* 5)
A3
エレベータの定位置への移動の失敗(* 3)
A4
回転軸の遠端位置への移動の失敗(* 4)
A5
スレッドのメールスロット位置への移動の失敗(* 5)
B0
リードライト動作中に、ロボットコントローラーの EEPROM にアクセスできないかエ
ラーが発生した
C0
マガジンのタイプチェックが失敗した
C1
マガジンのタイプチェック動作における回転動作エラー(* 4)
C2
マガジンのタイプチェック動作における昇降動作エラー(* 3)
C3
マガジンのタイプチェック動作におけるスレッド動作エラー(* 5)
C4
マガジンのタイプチェック動作におけるスレッドのセンサーエラー(* 5)
*1:
*2:
グリッパ:ロボット機構アセンブリの一部で、カートリッジテープを挟んで保持します。
スライダ:ロボット機構アセンブリの一部で、取り出し操作や挿入操作のために、押し出したり引き戻した
りします。
エレベータ:ロボット機構アセンブリの一部で、垂直方向に動きます。
回転軸:ロボット機構アセンブリの一部で、ロボット機構をそれぞれのマガジンやテープドライブに向けて
回転させる働きをします。
スレッド:ロボット機構アセンブリの一部で、ロボット機構をオペレーターパネルまたはテープドライブの
方に移動させる働きをします。
*3:
*4:
*5:
C.2.2
説明
92
テープライブラリのエラーサブコード
表 C.3 は、テープライブラリのエラーサブコードと、その内容についてまとめたものです。
表 C.3
テープライブラリのエラーサブコード一覧
エラーコード
説明
81
テープドライブの起動の失敗
88
スロットステータスのアクセスエラー
90
ロボット機構のロードがカートリッジテープ確認センサーに到達しない
91
ロードコマンド後に動作がない
92
カートリッジテープロードのタイムアウト
93
ロードコマンド後に動作がない
94
テープドライブアンロードのタイムアウト
95
テープドライブの終端処理が適切に行われていない
96
ロボット機構のアンロード時にカートリッジテープが排出されない
97
ロボット機構のアンロード時にスロットが解放されない
165
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付録 C テープライブラリエラーコード
C.3 テープドライブのエラーコード
C.3
テープドライブのエラーコード
表 C.4 は、テープドライブのエラーコードと、その内容についてまとめたものです。
表 C.4
テープドライブのエラーコード一覧
エラーコード
説明
01
テープドライブ故障
02
温度が限度を超過
03
カートリッジテープエラー
エラーコード「09」で報告されることもあります。
04
クリーニングカートリッジが使用回数を超過
05
テープドライブのクリーニングが必要
06
テープライブラリがテープドライブと通信不能
07
カートリッジテープの使用期限が迫っているという警告
166
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付録 D
警告イベントコード
この付録では、本装置の警告イベントコードの内容について説明します。
なお、警告イベントコードの内容は、改善のため事前連絡なしに変更することがあります。
D.1
警告イベントコード一覧
D.1.1
警告イベントコード一覧
表 D.1 は、警告イベントコードと、その内容についてまとめたものです。
表 D.1
警告イベントコード一覧
イベント
コード
説明
詳細と解決策
51
互換性のないカートリッジテープ
52
すべてのスロットが使用されているた
め、カートリッジテープを搬送できない
カートリッジテープ搬送用のスロットを確保するた
めに、テープライブラリからカートリッジテープを
取り出します。
53
WELLNESS TEST 実施時のカートリッ
ジテープの配置が間違っている
WELLNESS TEST に使用するカートリッジテープ
は、マガジンの両端のスロットに搭載します。
58
パリティエラー
59
エラーログオーバーフロー
60
クリーニングカートリッジは装填済み
クリーニング操作を実行し、操作をやり直します。
61
クリーニング障害。
クリーニング操作を実行できない
クリーニングカートリッジの代わりに、データカー
トリッジが装填されている可能性があります。
• クリーニングカートリッジを確認し、必要なら
交換します。
• 操作をやり直します。
62
クリーニングカートリッジが使用回数を
超過
クリーニングカートリッジを交換します。
カートリッジテープがテープドライブと互換性があ
ることを確認します。
「1.3 カートリッジテープ」(P.33) を参照してくださ
い。
• 同じ操作をやり直してください。
• 問題が解決しないときは、当社保守員にお問い
合わせください。
• 同じ操作をやり直してください。
• 問題が解決しないときは、当社保守員にお問い
合わせください。
167
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付録 D 警告イベントコード
D.1 警告イベントコード一覧
イベント
コード
63
64
65
説明
詳細と解決策
不正カートリッジテープ。
テープドライブが不正カートリッジテー
プを拒否した
• カートリッジテープの損傷を調べます。
不正クリーニングカートリッジ。
テープドライブが不正カートリッジテー
プを拒否した
• カートリッジテープがクリーニングカートリッ
不正アップグレードカートリッジ。
テープドライブが不正カートリッジテー
プを拒否した
• カートリッジテープが、データカートリッジや
カートリッジテープに欠陥がある可能性があり
ます。
• カートリッジテープがテープドライブと互換性
があることを確認します。
「1.3 カートリッジテープ」(P.33) を参照してく
ださい。
• カートリッジテープがファームウェアのアップ
グレードカートリッジテープでないことを確認
します。
ファームウェアのアップグレードカートリッジ
テープをテープドライブにロードする前に、
ファームウェアのアップグレードプロセスを開
始します。
ジであることを確認します。
• カートリッジテープの損傷を調べます。
カートリッジテープに欠陥がある可能性があり
ます。
• カートリッジテープがテープドライブと互換性
があることを確認します。
「1.3 カートリッジテープ」(P.33) を参照してく
ださい。
• カートリッジテープがファームウェアアップグ
レードカートリッジでないことを確認します。
ファームウェアアップグレードカートリッジを
テープドライブにロードする前に、ファーム
ウェアアップグレードプロセスを開始します。
クリーニングカートリッジでなく、ファーム
ウェアのアップグレードカートリッジであるこ
とを確認します。
• カートリッジテープの損傷を調べます。
カートリッジテープに欠陥がある可能性があり
ます。
• カートリッジテープがテープドライブと互換性
があることを確認します。
「1.3 カートリッジテープ」(P.33) を参照してく
ださい。
80
ロボット機構の動作リトライ
移動操作のエラーが回復されました。処置は必要あ
りません。
時々実行される再試行は正常な操作です。
81
テープドライブの冷却ファン停止
テープライブラリのバックパネルを確認し、テープ
ドライブの冷却ファンの回転を阻害している物がな
いか確認してください。
冷却ファンは必要な場合だけ動作します。
82
テープドライブがクリーニングを要求
クリーニングテープを使用して、テープドライブを
クリーニングしてください。
168
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付録 D 警告イベントコード
D.1 警告イベントコード一覧
イベント
コード
83
説明
詳細と解決策
• カートリッジテープがテープドライブと互換性
カートリッジテープ異常
があることを確認します。
「1.3 カートリッジテープ」(P.33) を参照してく
ださい。
• カートリッジテープに損傷がないか確認してく
ださい。
• カートリッジテープが使用寿命に達していない
か確認してください。
• 同じ操作をやり直してください。
84
テープドライブが警告か緊急警報を報告
• カートリッジテープがテープドライブと互換性
があることを確認します。
「1.3 カートリッジテープ」(P.33) を参照してく
ださい。
• カートリッジテープに損傷がないか確認してく
ださい。
• カートリッジテープが使用寿命に達していない
か確認してください。
• 同じ操作をやり直してください。
85
• DHCP サーバに接続できるかネットワークを確
DHCP 要求が失敗した
認してください。
• DHCP サーバが正常に動作しているか確認して
ください。
• DHCP サーバが準備できない場合は、静的な
ネットワークアドレスを使用してください。
86
オートクリーニングをサポートしている
クリーニングカートリッジがない
テープライブラリの中に有効なバーコードラベルが
貼ってあるクリーニングカートリッジがあることを
確認してください。
87
テープライブラリがサポートしていない
テープドライブのため使用できない
テープドライブのタイプとファームウェアが正しい
か確認してください。
88
テープドライブのファームウェアの版数
がファームウェアのアップグレード後に
変化していない
• アップグレードに使用したテープドライブの
ファームウェアの版数を確認してください。
• テープドライブのファームウェアと異なる版数
のファームウェアで再度アップグレードしてく
ださい。
• 問題が解決しないときは、当社保守員にお問い
合わせください。
8C
DB
ロボット機構のファームウェアが間違っ
ている
外部冷却ファンエラー
(ファンの回転停止)
• テープライブラリのファームウェアアップグ
レードに使用したファイルが正しいか確認して
ください。
• もう一度ファームウェアのアップグレード操作
をしてください。
• 問題が解決しないときは、当社保守員にお問い
合わせください。
問題の冷却ファンのファンが動作可能で、回転が妨
げられていないことを確認します。
冷却ファンは必要な場合だけ動作します。
169
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付録 E
イベント一覧
この付録では、LT20 テープライブラリのイベント一覧の内容について説明します。
なお、イベント一覧の内容は、改善のため事前連絡なしに変更することがあります。
E.1
イベント一覧
SNMP で報告するイベントを以下に示します。
表示文字列などは、F/W Revision によって変更になる場合があります。
E.1.1
情報イベント
表 E.1
情報イベント一覧
イベント
イベントコード
説明
Move Element
0x01
エレメントの移動コマンド
Inventory rescan
0x02
インベントリの再スキャンがされた
Drive Clean
0x03
テープドライブのクリーニング処理
Mailslot Open
0x04
メールスロットのオープンコマンド
Mailslot Close
0x05
メールスロットのクローズ
Magazine Remove
0x06
マガジンの取り外しイベント
Magazine Reinsertion
0x07
マガジンの挿入イベント
Power On
0x08
電源投入イベント
Power Off
0x09
電源切断イベント
User Login
0x0A
インターフェースでのユーザーログイン(RMU、OCP)
User Logout
0x0B
System Test Run
0x0C
システムテストの実行
Wellness Test Run
0x0D
Wellness Test(ウェルネステスト)の実行
Bus Reset occurred
0x0E
バスがリセットされた
Device Reset
0x0F
デバイスのリセットコマンド
Abort
0x10
SCSI タスクが中断された
Drive tape alert flag
0x11
テープドライブが情報を示すテープアラートフラグを報
告した
インターフェースでのユーザーログアウト
(RMU、OCP)
170
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付録 E イベント一覧
E.1 イベント一覧
E.1.2
警告イベント
表 E.2
警告イベント一覧
イベント
イベントコード
説明
SCSI invalid opcode
0x30
SCSI の不正なオペレーションコード
invalid element address
0x31
不正なエレメントアドレス
invalid field in CDB
0x32
CDB の不正なフィールド
invalid SCSI ID message
0x33
不正な SCSI ID メッセージ
invalid LUN
0x34
不正な LUN
invalid drive specified
0x35
不正なドライブ指定
SEND DIAG: invalid test
number
0x36
SEND DIAG:不正なテスト番号
command sequence error
0x37
コマンドシーケンスエラー
invalid boot code
0x38
不正なブートコード
invalid personality
0x39
不正なパーソナリティ
invalid checksum
0x3A
不正なチェックサム
parameter length error
0x3B
パラメーター長のエラー
parameter list: invalid field
0x3C
パラメーターリスト:不正なフィールド
parameter list: invalid value
0x3D
パラメーターリスト:不正な値
invalid parameter value
0x3E
不正なパラメーター値
saving parameters not
supported
0x3F
パラメーターの保存はサポートされていない
destination element full
0x40
移動先のエレメント(スロット)にカートリッジテープ
が存在する
transport element full
0x41
搬送エレメント(ロボット機構)にカートリッジテープ
が存在する
no cartridge in slot
0x42
スロットにカートリッジテープが存在しない
source slot or drive empty
0x43
移動元のスロットまたはテープドライブにカートリッジ
テープが存在しない
magazine not accessible
0x44
マガジンにアクセスできない
drive media removal
Prevented
0x45
テープドライブ内のカートリッジテープの取り出しが妨
げられた
library media removal
Prevented
0x46
ライブラリ内のカートリッジテープの取り出しが妨げら
れた
drive not enabled
0x47
テープドライブが使用できない
mailslot not enabled
0x48
メールスロットが使用できない
bad status library Controller
0x49
ライブラリコントローラーが異常状態
source not ready
0x4A
移動元の準備ができていない
destination not ready
0x4B
移動先の準備ができていない
reservation failed
0x4C
予約の失敗
wrong drive type
0x4D
間違ったテープドライブタイプ
invalid robotic request
0x4E
不正なロボット機構の要求
robotic not initialized
0x4F
ロボット機構が初期化されていない
parity error
0x50
パリティエラー
171
ETERNUS LT20 テープライブラリ ユーザーズガイド
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付録 E イベント一覧
E.1 イベント一覧
イベント
イベントコード
説明
err log overflow
0x51
エラーログがオーバーフロー
invalid cartridge
0x60
不正なカートリッジテープ
invalid upgrade Cartridge
0x61
不正なアップグレードカートリッジ
invalid cleaning cartridge
0x62
不正なクリーニングカートリッジ
cleaning tape installed
0x63
クリーニングカートリッジは装填済み
cleaning failed
0x64
クリーニングの失敗
cleaning tape expired
0x65
クリーニングカートリッジの規定回数を超過した
echo buffer overwritten
0x6A
エコーバッファが上書きされた
SCSI message error
0x70
SCSI メッセージエラー
SCSI parity error
0x71
SCSI のパリティエラー
SCSI invalid message
0x72
SCSI の不正なメッセージ
overlapped command
Attempt
0x73
重複したコマンドが試行された
SCSI invalid opcode
0x74
SCSI の不正なオペレーションコード
invalid element address
-
不正なエレメントアドレス
invalid field in CDB
-
CDB の不正なフィールド
overlapped command
Attempt
-
重複したコマンドが試行された
Move Retry
0x80
移動の再試行
Fan Alert
0x81
ファンのアラート
Clean Request
0x82
テープドライブからのクリーニング要求
Media Attention
0x83
Drive tape alert flag
0x84
テープドライブが警告または重大なテープアラートフラ
グを報告した
Network problem
0x85
-
Autoclean media warning
0x86
自動クリーニングのために十分なメディアが存在しない
Drive not supported
0x87
このライブラリでは使用できないため、テープドライブ
が自動的に使用不可になった
Drive FW unchanged after
Upgrade
0x88
テープドライブのファームウェアがアップデート後に変
更されない
Power Supply Fan operation
warning
0x89
電源ユニットのファンの障害
Power Supply Failed
0x8A
電源ユニットの障害
No Power Good Signal
0x8B
電源ユニットからの Power Good 信号がない
Invalid Robotic FW
0x8C
メディア・アテンション
(カートリッジテープ注意)
不正なロボット機構のファームウェアが検出された
(自動アップグレード)
172
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付録 E イベント一覧
E.1 イベント一覧
E.1.3
エラーイベント
表 E.3
エラーイベント一覧
イベント
イベントコード
説明
BCR Failure
0x80
HE:バーコードリーダーを初期化できない
BCR Failure
0x81
HE:バーコードリーダーから応答がない
Hardware Error
0x82
HE:EEPROM から応答がない
Robotic Error
0x83
HE:ロボット機構コントローラーのエラー
Rob. HW Error
0x84
HE:グリッパ PIC の制御の失敗
Rob. HW Error
0x85
HE:スライダ PIC の制御の失敗
Rob. HW Error
0x86
HE:エレベータ PIC の制御の失敗
Rob. HW Error
0x87
HE:回転軸 PIC の制御の失敗
Rob. HW Error
0x88
HE:スレッド PIC の制御の失敗
Mechanical Block
0x89
HE:グリッパがふさがれている
Mechanical Block
0x8A
HE:スライダがふさがれている
Mechanical Block
0x8B
HE:エレベータがふさがれている
Mechanical Block
0x8C
HE:回転軸がふさがれている
Mechanical Block
0x8D
HE:スレッドがふさがれている
Robotic Failure
0x8E
HE:グリッパのブロックが見つからない
Robotic Failure
0x8F
HE:スライダのブロックが見つからない
Robotic Failure
0x90
HE:エレベータのブロックが見つからない
Robotic Failure
0x91
HE:回転軸のブロックが見つからない
Robotic Failure
0x92
HE:スレッドのブロックが見つからない
Robotic Failure
0x93
HE:グリッパが想定範囲を超えている
Robotic Failure
0x94
HE:スライダが想定範囲を超えている
Robotic Failure
0x95
HE:エレベータが想定範囲を超えている
Robotic Failure
0x96
HE:回転軸が想定範囲を超えている
Robotic Failure
0x97
HE:スレッドが想定範囲を超えている
Robotic Failure
0x98
HE:カートリッジテープの確認センサーを検出できない
Robotic Failure
0x99
HE:スライダのホームセンサーが見つからない
Robotic Failure
0x9A
HE:回転軸のホームセンサーが見つからない
Robotic Failure
0x9B
HE:スレッドの位置センサーが見つからない
Robotic Failure
0x9C
HE:不正なグリッパの範囲
Robotic Failure
0x9D
HE:不正なスライダの範囲
Robotic Failure
0x9E
HE:不正なエレベータの範囲
Robotic Failure
0x9F
HE:不正な回転軸の範囲
Robotic Failure
0xA0
HE:不正なスレッドの範囲
Mailslot failure
0xA1
HE:メールスロットのオープンの失敗
Rob. Comm.-Error
0xB0
HE:ロボット機構が割当時間内に応答しなかった
Rob. Comm.-Error
0xB1
HE:ロボット機構から NACK を受信した
173
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付録 E イベント一覧
E.1 イベント一覧
イベント
イベントコード
説明
Rob. Comm.-Error
0xB2
HE:ロボット機構の通信の失敗
Robotic Stopped
0xB3
HE:ロボット機構の緊急停止
Transp. Failed
0xB4
HE:カートリッジテープの移動の失敗
Rob. Comm.-Error
0xB5
HE:ロボット機構が応答しない
Network Failure
0xC0
HE:ネットワークの初期化の失敗
Network Failure
0xC1
HE:Telnet インターフェースの失敗
Network Failure
0xC2
HE:Web サーバ
Net HW Failure
0xC3
HE:EEPROM のパラメーター
Net HW Failure
0xC4
HE:LAN カードを初期化できない
Net HW Failure
0xC5
HE:EEPROM へのデータ書き込みの失敗
Network Failure
0xC6
HE:ping(ターゲットに到達しない)
Upgrade failed
0xC7
HE:USB からアップグレードできない
Hardware Error
0xD0
HE:ROM のエラー
Hardware Error
0xD1
HE:RAM のエラー
Hardware Error
0xD2
HE:NVRAM のエラー
Hardware Error
0xD3
HE:CTC のエラー
Hardware Error
0xD4
HE:UART のエラー
Hardware Error
0xD5
HE:ディスプレイのエラー
Hardware Error
0xD6
HE:メモリのエラー
System Error
0xD7
HE:致命的なシステムエラー
System Error
0xD8
HE:データベースのエラー
SCSI HW Error
0xD9
HE:SCSI IC が検出されない
Invalid Barcode
0xDA
HE:バーコードラベルが異なる
Hardware Error
0xDB
HE:ファンの障害
Hardware Error
0xDC
HE:内部 I2C バスのエラー
Hardware Error
0xDF
HE:電源ユニットの障害
Drive Overtemp.
0xF0
HE:テープドライブの温度過上昇
Drive Comm.-Err.
0xF1
HE:テープドライブの通信エラー
Drive Sled Miss.
0xF2
HE:テープドライブスレッドが存在しない
Drive Broken
0xF3
HE:テープドライブの故障:修理が必要
Load Timeout
0xF4
HE:テープドライブのロードが割当時間内に完了しな
かった
Unload Timeout
0xF5
HE:テープドライブのアンロードが割当時間内に完了し
なかった
174
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付録 E イベント一覧
E.1 イベント一覧
E.1.4
設定イベント
表 E.4
設定イベント一覧
イベント
イベントコード
説明
Drive SCSI changed
0x41
テープドライブの SCSI ID が変更された
Library SCSI changed
0x42
ライブラリの SCSI ID が変更された(*1)
Drive Enable
0x43
テープドライブが使用可能になった
Drive Disable
0x44
テープドライブが使用不可になった
Master Drive assigned
0x45
テープドライブのマスタが割り当てられた
Drive Sled added
0x46
テープドライブスレッドが追加された
Drive Sled removed
0x47
テープドライブスレッドが削除された
Library Mode changed
0x48
Element address
0x49
エレメントアドレスが変更された
Net Parameter
0x4A
ネットワークパラメーターが変更された
Slots reserved
0x4B
スロットが予約された
Mailslot support
0x4C
メールスロットがサポートされている
Admin Password
0x4D
管理者パスワードが変更された
Date/Time set
0x4E
RTC の日付と時刻が設定された
Barcode Format
0x4F
バーコードのフォーマットの揃え方が変更された
Default Config set
0x50
デフォルトが設定された
FW Upgrade Library
0x51
ライブラリのファームウェアがアップデートされた
FW Upgrade Drive
0x52
テープドライブのファームウェアがアップデートされた
Autoclean Feature set
0x53
自動クリーニングがオンまたはオフに切り替えられた
Drive FC parameters
0x54
テープドライブのファイバチャネルパラメーターが変更
された
*1:
ライブラリモードが変更された
(シーケンシャル、ランダム)
デュアル SCSI 構成でのみ有効です。
175
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ETERNUS LT20(LT20JLD1, LT20JLF1)
テープライブラリ ユーザーズガイド
C144-E253-03
発行日 2013 年 6 月
発行責任 富士通株式会社
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● 本書の内容は、細心の注意を払って制作致しましたが、本書中の誤字、情報の抜け、
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了承願います。
● 本書に記載されたデータの使用に起因する第三者の特許権およびその他の権利の侵害
については、当社はその責を負いません。
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