ナイジェリア 可能性と矛盾の国(7月)

2014/7/16
本資料においては、ナイジェ
リアとのビジネスにご関心の
ある方むけに、講演において
使われなかった資料について
も追加されています。
また、暫定版ですのでご注意
願います。
2014年6月21日



東洋英和女学院大学大学院における公開講演
“ナイジェリア:可能性と矛盾の国”
庄司隆一 駐ナイジェリア大使による講演の際のパワー
ポイント資料
1
2014/7/16
暫定版
ナイジェリア
~可能性と矛盾の国~
暫定版
ナイジェリアの風景
ラゴス市のスラム街
リバース州のLNG施設
市場の様子
(www.dailymail.co.uk)
(http://finimanaturepark.org/nlng/)
(http://ds-lands.com/ibadan.html)
エコアトランティック構想
オヨ州イバダン市
ナイジェリアの大地
( www.ekoatlantic.com/)
( http://ds-lands.com/ibadan.html )
(http://newnigeriaproject.com)
2
2014/7/16
暫定版
ナイジェリアの人物
暫定版
Victor Olalusi
Best graduate (2012)
Faculty of Clinical Sciences,
Russian National Research
Medical University, Moscow
世界のナイジェリア人
Nana Skari
Abel Alagbe
Best graduate (BEng.) (2012)
Faculty of Design of Computer
Systems, University of Kent, UK
First Class Degree on an IET
accredited course in the University
2012 Presidential Award
US Presidential Volunteer Service
Awards and Call to Service Award
Uwa Osamede Imafidon
Prof. Ilesanmi Adesida
Kate Anolue
Best Master Degree Graduate (2013)
University of Texas, Arlington, USA
Masters in Microbiology
4 CGPA out of 4
1st black Provost/Vice-Chancellor
for Academic Affairs
University of Illinois, UrbanaChampaign, USA
August 2012
Mayor of the London
Borough of Enfield, UK
2013
Temilola Fatoyinbo-Agueh
2012 Presidential Early Career Awards
for Scientists and Engineers the highest
honor bestowed by the US Gov on
science and engineering professionals in
the early stages of their independent
research careers
Jekwu Anyaegbuna
Chartered Accountant
Writes both poetry and prose
Regional winner for Africa in the
2012 Commonwealth Short Story
Prize
Dr. Nelson M.
Oyesiku
Dr. Bahijja RaimiAbraham
Chairman, Board of Directors
American Board of Neurological
Surgery
2012
First Graduate (PhD) of Pharmacy
University of East Anglia, Norwich, UK
2012
3
2014/7/16
ナイジェリアのGDP基準改定の影響
暫定版
○24年ぶりの基準時改定を行ったナイジェリアのGDPは、1990年基準と比べ
て約1.7倍の4,517億ドル(2012年数値),5,100億ドル(2013年推定値)
(億ナイラ)
○その結果、南アフリカを抜いてアフリカで第1位(世界第26位)
70000
○GDPの構成は、本改定によって大きく変化し、工業と農業が減少。代わっ
て、サービス産業が大幅に増加
60000
6000
5000
4000
3000
2000
1000
0
その他
0.5%
サービス
工業
50.9%
50000
名目GDP(Current US$)の比較(2012年)
(億ドル)
ナイジェリアGDP構成比較(新旧ベース)
80000
農業
40000
30000
約1.7倍増加
5100
3843
ナイジェリア(2013年推計)
南アフリカ
4517
26.2%
1989
10000
22.4%
33.1%
ナイジェリア(新ベース)
西アフリカ(ナイジェリア除く)
0
2012年旧ベース
注1:新ベースの数値は、公表時のプレゼン資料(4517億ドル)とNBS総裁スピーチの資料(4540億ド
ル)で数値が異なっている。
注2:2013年の推計値と比較した予測値は、IMFのWEOを参照(2865億ドル)。
増減率
2011年
2012年
2013年
5.09%
6.66%
7.41%
ナイジェリア(2010)
旧ベース
比 率
出典:NBS
68.0%
新ベース
63.6%
2012年新ベース
GDPに占める債務の割合(2012年)
絶対貧困層(1日1.25ドル以下で生活する者)
の人口に占める割合
新基準下のGDP実質成長率
①商取引
(17%)
②情報・通
信(11%)
③不動産
( 8%)
40.6%
20000
2626
ナイジェリア(旧ベース)
サービスの
うち主要な
内訳
26.3%
約1.8倍増加(注2)
南ア(2009)
13.8%
出典:新ベースはNBS。旧ベース及び南アはWDI。
旧ベース 新ベース
19%
11%
比 率
出典:NBS
【参考】ナイジェリアと南アフリカの基本指標の比較
人口
(2012年)
16,883万人
5,119万人
ナイジェリア
南アフリカ
面積
(2011年)
GDP成長率
(2012年)
一人当たりGNI
(2012年)
6.5%
2.5%
910,770平方KM
1,213,090平方KM
電力発電量(MWh)
(2011年)
1,440米ドル
7,610米ドル
27,034,000
259,576,000
出典:WDI
注:GDP成長率には,今回の基準改定の内容は含まれていない。
注:リベース後のナイジェリアの一人当たりGDPは,2,689米ドル。
 ナイジェリアの経済規模
暫定版
2012年のナイジェリア経済規模
2025年のナイジェリア経済規模
メキシコ
タイ
スペイン
人口1/4
ポルトガル
人口
8/10
(前提条件)
1.(1)人口の4.5%が総収入の約40%を消費
(2)人口の40%が総収入の約86%を消費
(3)人口の60%が総収入の約14%を消費
人口7/10
GDP5%小
ナイジェリアの2012年
ナイジェリアの2025年
人口
158百万人
233.1百万人
GDP/人
2,689ドル
3,742ドル
2.2025年まで,経済成長率は5%/年,人口増加率2.6%で年々増加すると仮定。
(注:上記図は,あくまで見やすさを追求した結果の目安であり,実際の経済規模や境界,また地域を指定するものではありません。)
4
2014/7/16
ナイジェリア総人口に占める貧困層
(貧困の定義:Relative Poverty)
暫定版
200.0
150.0
総
人
口
(
百
万
人
)
1
日
1
ド
ル
以
下
の
生
活
を
送
る
人
々
の
割
合
約
62
%
1
日
1
ド
ル
以
下
の
生
活
を
送
る
人
々
の
割
合
約
52
%
100.0
50.0
0.0
1980年
1985年
1992年
1996年
2004年
2010年
非貧困層
(百万人)
4.0
9.1
12.7
30.0
27.8
63.1
中程度の貧困層
(百万人)
13.7
25.7
26.4
37.1
40.9
49.4
極度の貧困層
(百万人)
47.3
40.3
52.4
35.2
54.7
50.5
出典:The Nigeria Poverty Profile 2010 report、ナイジェリア統計局 WDI, World Bank
※数値は、ナイジェリアにおける相対的貧困率を使用:1人当たり平均支出の1/3以下の者を程度を貧困層、2/3以下の者を中程度の貧困層、その他の者は非貧
困層と分類。1日1ドル以下の生活を送る人々(以下、PPP)を別途掲げた。
ランキングで見るナイジェリア
暫定版
WB「ビジネス環境指数」2012~2014
WEF「世界競争指数」2011-12~2013-14
World Bank, “Ease of Doing Business Index”
World Economic Forum, “Global Competitiveness Index”
ヨルダン川西岸・ガザ
インド
133
131
ブラジル
リベリア
ベネズエラ
ナイジェリア
タンザニア
ネパール
ナイジェリア
インド
シリア
カンボジア
スーダン
タンザニア
ウズベキスタン
147
ナイジェリア
127
マダガスカル
115
スリナム
エジプト
ナイジェリア
パラグアイ
120
キルギス
パラグアイ
ナイジェリア
セネガル
ナイジェリア
キルギス
マリ
バングラデシュ
カーボベルデ
UNDP「人間開発指数」2011~2013
EIU「民主主義指数」2010~2012
United Nations Development Programme, “Human Development Index”
Economist Intelligence Unit, “Democracy Index”
パプア・ニューギニア
イエメン
152
セネガル
156
タンザニア
マダガスカル
ブルキナファソ
ナイジェリア
タンザニア
キューバ
ナイジェリア
バーレーン
モロッコ
ナイジェリア
エチオピア
ヨルダン
トーゴ
クウェート
ロシア
セネガル
153
ナイジェリア
モーリタニア
セネガル
ネパール
パプア・ニューギニア
モーリタニア
123
ヨルダン
119
アルジェリア
ナイジェリア
クウェート
120
ナイジェリア
FFP「破綻国家指数」2011~2013
TI「腐敗認識指数」2011~2013
Fund for Peace, “Failed State Index” (* 順位が高い方が破綻国家)
Transparency International, “Corruption Perceptions Index”
14
パキスタン
ギニア
パキスタン
143
コモロ諸島
139
ネパール
144
カメルーン
イエメン
パキスタン
ギニア
143
モーリタニア
139
ナイジェリア
144
中央アフリカ
ギニアビサウ
143
ナイジェリア
139
パキスタン
144
イラン
ナイジェリア
143
ロシア
144
バングラデシュ
144
ナイジェリア
143
東ティモール
144
カメルーン
144
パプア・ニューギニア
ナイジェリア
14
ナイジェリア
ニジェール
ギニアビサウ
ケニア
ケニア
16
ケニア
S&P「国債格付け&見通し」
Standard & Poor’s, “Sovereign Rating & Outlook”
2011年11月29日:B+→BB-&安定的
2014年 3月27日:
BB-&安定的→ネガティブ
5
2014/7/16
マクロ・エコノミー(財政規律)の改革
暫定版
オバサンジョ政策
ジョナサン政策
債務管理オフィス(2003年)の設置
財政戦略のペーパー(2004年予算より)
パリクラブ債務削減
財政責任法(2007年)
・中期(3年)歳出フレームワーク
含む-債務管理のルール
-財政規律
-歳入・歳出管理
-財政責任コミッション
◎ 中期セクター別ストラテジー
◎ デュー・プロセス・メカニズム
(政府調達手続き)
財政の健全化
●MDAsのプロジェクト予算比率引き上げ
28.5% →
32%
→
24%
2012年
2013年
2014年
●ガソリン補助金の撤廃・削減
2012年 補助金半減 → 1兆ナイラの節約
●SWFの設置(Sovereign Wealth found)
●ゴースト職員の整理
●(NIPP:石油収入の不透明性)
●インフラ(電力供給など)への傾注
●債務返済負担の管理と負担軽減
(国内と対外借入れのバランス)
●
◎
◎
◎
その他
・港湾手続きの簡素化
社会開発戦略:
NEEDS
S&P(Credit Rating): B⁺(2009年)
暫定版
2009年
総合的経済開発戦略 → Vision20:2020
S&P: BB ̄
ナイジェリアにおける金融改革
(6月)
サヌシ前CBN総裁
危機
処方
【CBN及びNDIC
による特別検査】
【対応】
2014年
(2月)
その他
【近年の諸施策】
■ CEO/取締役等の
機能不全
■ CEO/取締役等の
交代
■ 産業セクター支援
□ 2011年:イスラ
ム金融ガイドライン策定
■ 24銀行中9行の深
刻な債務危機
■ 6,200億ナイラ
の公的資金注入(8行)
■ 2012年:キャッ
シュレス政策の推進
■ 24銀行中10行の
不良債権総額:16,9
60億ナイラ(債権総額
の44.38%に相当)
【発言・対応】
■ AMCONの設立を
通じた不良債権処理
新総裁
今後
【新CBN総裁】
ゴッドウィン・
エメフィエレ総裁
(ゼニス銀行CEO)
Mr. Godwin EMEFIELE,
CBN Governor
【課題】
■(2010年:議員給
与の財政的負担を批判)
■ 政府との間合いの取
り方
■ 24銀行中10行の
自己資本比率:1.0
1%~7.4%
例:AMCON,NDICから3行
(Afribank, Bank PHB & Spring Bank)
の債務引受けのため、承継銀行3行
に6,790億ナイラを注入
■(2012年:ガソリ
ン補助金撤廃を支持)
□(2014年:NIP
C不透明資金問題提起)
■ マクロ経済政策への
信任の維持(インフレ抑
制政策の継続の有無等)
■ ユニバーサル・バン
キング制度による金融業
務の多角化:金融監督業
務の複雑化
■ 金融監督の強化
□ ユニバーサル・バン
キング制度の廃止及び銀
行分業制度への移行
■(2012年:出身州
カノのボコ・ハラム爆破
事件の被害者に公金で見
舞金1億ナイラ支払い)
■ 産業育成のための長
期金融,マイクロ・ファ
イナンス等の未完の政策
の継続
【参考】銀行数の推移
2005年:89行 → 24行(政策的及び商業的統合) → 2012年:20行(商業的統合)
【凡例】CBN:ナイジェリア中央銀行(Central Bank of Nigeria);NDIC:ナイジェリア預金保険公社(Nigerian Deposit Insurance Corporation)
【凡例】AMCON:ナイジェリア資産管理公社(Asset Management Corporation of Nigeria) 。
【出典】CBN:サヌシ前CBN総裁スピーチ(於:国際決済銀行, 2012年),現地報道等。
6
2014/7/16
石油と天然ガス
暫定版
国家総収入
原油・ガス輸出収入
75.3%
96.8%
約680億ドル
約960億ドル
(Nigeria Central Bank 2012)
PIB
石油
ガス
Delayed
No.8 OPEC
1.95m bpd
No.7 OPEC
確定埋蔵量
生産
確定埋蔵量
生産
輸出:
価格調整
No.6 OPEC
No.6 OPEC
about $ 12.4billion (12.9%)
(NCB)
ConocoPhillips
Shell
盗油
0.3m bpd
(2013)
NLNG
Brass LNG project
OK
LNG
project
• In 2012,
22% goes
to Japan
• Train 7
LNG Japan (4%)
Itochu (3%)
ENI, Total, ConocoPhillips
(17% each)
Shale gas
Gas
• Gas Power Station, Kerosene
Vandalism
• West Africa Gas Pipeline
• Petrochemical Plants Projects (Indorama, Notore,…
)
NNPC, Shell, ExxonMobil, Chevron, Total, ENI
(China, CNOOC in 2006 2 blocs in the South)
暫定版
16,000 MW
[2017]
ナイジェリアの電力事情:電力がなければ始まらない!
TRANSMISSION
(MW)
14,000 MW
[2016]
GENERATION
(MW)
Power Consumption
(KWh/capita) as at 2011
Total Electricity
Generated (MW)
(plan)
4694
700 MW (ズンゲル・ダム)
(plan)
200,000
3050 MW (マムビラ・ダム)
12,000 MW [2015]
100,000
5000
New 10 NIPP
?
As of 5 May, 2014:
Peak Demand Forecast
12,800.00
MEGAWATTS (MW)
MEGAWATTS (MW)
Energy Generation
3,665.06
Energy Sent Out
3,583.02
MEGAWATTS HOUR/HOUR
(MWH/H)
MEGAWATTS HOUR/HOUR
(MWH/H)
Highest Peak Generated
4,517.6 MW
684
South
Africa
155
India
Nigeria
South
Africa
India
Brazil
300
[Source: Trading Economics]
PRIVATISATION of POWER SECTOR
3600
MW
Peak Generation
3,986.90
148
[Source: Tell 03-09-2012 (Nigeria/Brazil/S-Africa)
The East African – July2013 (Kenya)
Growth Electricity Sector in India from 1947-2013]
4517 MW
Current
Capacity
Kenya
Nigeria
Current full
capacity of
the existing
facilities
6,000 1,700
Brazil
40,000
6,600
MW
2438
Kenya
New
Investment
Nigeria
Next stage (2014?
2015?)
-----10,000MW
(plan)
10,000 MW [2014?]
Y
e
a
r
2
0
1
3
P
H
C
N
POWER GENERATION
5 private companies
TRANSMISSION
TCN contract with Manitoba (Canada)
DISTRIBUTION
10 private companies
on December 23, 2012
7
2014/7/16
暫定版
ナイジェリアにおける携帯電話事業
ナイジェリアにおける携帯電話使用者数と普及率の推移
民営化の歴史
1992年
政令75発出:競争の導入,ナイジェリア通信
会(NCC)の設置
2000年
国家通信政策(NTP)策定:外国企業の参入も
通信事業の自由化を推進
2001年
GSM(2G)携帯電話事業者ライセンスの入札
ZAIN及びNITEL)
2001年
AIRTEL参入
2003年
通信法(NCA)制定:更なる競争の導入
GLO参入
携帯電話事業者
市場占有率
MTN
45%
M-Tel
0%
暫定版
Airtel
21%
Etisalat
14%
Glo
20%
ナイジェリア自動車産業育成政策
2013年10月
国家自動車産業育成計画(NAIDP)
【輸入関税・賦課金】
■
□
■
【出典】Africa & Middle East Telecom-Week
ナイジェリアにおける携帯電話事業のGDP寄与率の推移
乗用車:70%(関税35%+賦課金35%)
商用車:35%(関税35%,賦課金0%)
中古車:35%(6月30日までの時限措置)
日本企業の一部
から懸念表明
2014年現在
進捗状況
【輸入関税・賦課金】 ■ 政策の持続可能性
(法案化の要望)
□ 密輸問題への対応
■ 新関税の遡及適用
■ 発効日:2013年
10月9日→2014年
7月1日に変更
日本企業の一部
の当地進出
【投資インセンティブ】
■ 国内生産台数×2の輸入台数に対し優遇関税適用
-乗用車:35%(関税35%,賦課金0%)
-商用車:20%(関税20%,賦課金0%)
【投資環境整備】
【投資環境整備】
■ インフラ整備(例:automotive supplier parks:ラゴ
ス&オグン・クラスター等3地域における設置計画)
□ 人材育成(例:Industrial Training Fund)
■ ラゴス&オグン・ク
ラスターでのautomotive
supplier park用地取得遅延
【消費インセンティブ】
■
□
低価格自動車モデルの提供(NGN 1.2-1.5 million)
国産自動車購入ローンの提供
■
□
車両識別番号(Vehicle Identification Number)導入
自動車ディーラー認可制度導入
【密輸対策】
■
□
日産自動車
三菱ふそう,プジョー,
VW,ヒュンダイ等
(以上,報道ベース)
日本国政府の対応
■ 日本企業からの懸念及び要望のナイジェリ
ア政府への申入れ(例:2014年2月21日,
アガンガ産業貿易投資大臣への申入れ)
□ JICAを通じた支援提供を検討
-技術協力(専門家派遣&計画策策定支援)
-ABEイニシアティブを活用した人材育成
8
2014/7/16
農業の再興について
暫定版
耕作適地面積: 40%のみしか利用されていない。
産品
キ
ャ
ッ
サ
バ
目標
政策手段
○自給率高く(110~130%推定)
○輸入小麦の代替品として→
○工業原料としてを含め、輸出産業
キャッサバ粉入りパン(20%)
へ(含エタノール原料、高品質化)
○澱粉生産増→精製施設増設
○タイと比べ、単位生産量半分
パ
ー
ム
オ
イ
ル
成果
○小麦輸入40%の支払い減
○澱粉生産27%増
○中国(インド)への輸出
○高収量改良種子への供給
○製油所(10基)の設定
○輸入代替(0.3Mmt=$500m)
米
×密輸増による関税見直し
○関税引き上げになる保護(100%)
○国内消費の自給
○ドミニオン・ライス・ファーム(米)の
○高品質化:大規模米処理場の設置(P
○一日 N
の輸入代替(356ナイ
設置
PP展開)
ラ/年
(40百万ドル、3万㏊)
○北部での乾期米生産増
○世界第2位の米輸入国(約1.9mt)
△2010年:4.5百万トン→2012年:4.8
○Value Chainへのテコ入れ
万トン
コ
コ
ア
農産品輸出に単品として最大
(世界第4位の生産量、生産量:
○○)
○新種の導入(2-4期作)
○既存農園のリハビリ
綿
花
1969/70年に最盛期
以後衰退
○新品種の導入、無償の提供
暫定版
セクター
マ
ク
ロ
経
済
(
財
政
セクター別進捗状況(その1)
課題
○成長の持続
○健全なマクロ経済の安定
○雇用の創出
○インフラ整備
アプローチ
◎債務管理
○財政規律
○優先分野への資金提供
○若者雇用創出資金
△SWFの設置(雨の日対策)
△予算における投資資金確保
進捗他
○インフレ 一桁台(9.0%)(2013年1月)
(10.7%)(2012年)
△事業予算 2011年~2014年
(25.6%→28.5%→31.9%→27.29%)
○SWF 10億ドル
○債務・GDP比率:11%(旧:19%)
○S&P評価:BB ̄
×失業率:27.4%(2012年)(上昇傾向)
)
金
融
関
係
電
力
○金融機関の体質強化
○為替の安定
○インフレの抑制
○産業振興への資金の流れ確保
○ファイナンシャル・インクルー
ジョン
○10,000MWの供給を確保
◎不良債権処理:脆弱な銀行への公的資
金注入→銀行管理強化
○為替は安定的に推移
○インフレ・一桁台に(2014年)
○長期開発資金の確保やマイクロファイ
ナンスへの手当などは今後の課題
◎電力会社(発電+配電)の民営化実
施(水力はコンセッション)
○新規火力発電10基完成間近
○トランスミッション網整備
(5,000MW)
(4,517MW → 10,000MW )
△トランスミッション建設資金を調達中
○安定的ガス供給の確保
(WB、AfDB、イスラム開発銀行、日本等)
○水力発電プロダクト(ズンゲルダム、 ×電力供給は4000MWで低迷
マムナビダム、推進)
×ガス供給・トランスミッション不足が障害
○GE他民間の動きあり
9
2014/7/16
暫定版
セクター
港
湾
オ
イ
ル
ガ
ス
製
造
業
課題
○港湾能力増強
○物資のクリアランス時間短縮
○原油の安定的採掘
○ローカルコンテンツ
アプローチ
○製造業の育成
○中小企業へのテコ入れ
○PIB(Petroleum Industry Bill)法案
×BIP成立見通し立たず、セクターの不透
明感解決されず
×オイル・ガス管の破壊、窃盗活動
30万BdPの被害(oil)(2013年)
△原油セクターの金の不透明性
△BrassLNG計画の停滞
△NLNG第7トレイン建設計画始動はまだ
△オイル&ガス:GDPの16%貢献(新)
×バンダリズム
○NEDP(企業育成計画)
○自動車産業育成政策発表
○NIRP(Nigeria Industry Revolution
Plan)、国家インフラ総合プランを発表
○鉄鋼業育成
○繊維にも肩入れの方向
△今後の実施ぶりをみる必要あり
○日産組み立て開始
プジョー、ヒュンダイなど、その他数社が前
向き
セクター別進捗状況(その4)
課題
アプローチ
○農業をビジネスに変える
○米、キャッサバ、ソルガム、ココ ○PPP(Public Private Partnership)
ア、綿花のバリューチェーン構築 ○新種の導入
(人口の2/3が従事)
農
業
進捗他
○Epe, Lekki, Ibaka, Agge, Olakola,
Badagryにディープシポート建設計画あ △港の規制官庁を減らす(14→7)
り
△通関に迅速化
○税関のクリアランスの円滑化
△24時間/日体制
○ガスの安定的供給
○LNG生産増強
暫定版
セクター
セクター別進捗状況(その2)
○米の自給を達成
○増収
○アグロインダストリー育成
進捗他
○キャッサバ粉輸出
○補助金付肥料、種配布の合理化
○関税引き上げ(50%→100%)
○85万トンの精米能力向上設備新設
○乾燥期米作
○精米能力:85millionトン
×米禁輸贈による混乱
△生産増
○新種の導入
○アグロ・エアポートの整備
○小麦の代用品として、キャッサバ粉
の使用(小麦関税:100%)
○関連資材への関税ゼロ政策(キャッ
サバ)
○補助金付肥料・種子の適正配布化
○農業分野がノンオイル輸出の75%
○肥料生産への民間投資(ノトーレ、ダン
ゴテ、インドラマ
[GDP貢献22%(新)]
10
2014/7/16
セクター別進捗状況(その3)
暫定版
セクター
課題
アプローチ
産
業
育
成
○電力供給不足
○ビジネス環境・インフラ未整備
○重複課税
○長期産業育成資金の欠如
○治安
I
C
T
○ICTインフラの整備
○ローカル・コンテンツの拡大
○e-government
進捗他
○ローカル製造施設稼働率の引き上げ
○ローカルコンテントの引き上げ
○ビジネスコストの引き下げ
◎セメント輸出国に転換
○産業育成の長期資金アクセス改善 ○WEMPCOスティール工場への支援
○砂糖産業強化(自給率60%目標)
○オネ・ガスフリーゾーン好調・拡大へ
○有給施設へのテコ入れ
○人材育成
○高等教育機関・官庁におけるITの普
及
○NigcomSat-IR打ち上げ(2011年)
○iPad相当機器の自国生産
○(4G(LTE)普及支援)
○2011年通信技術省新設
4つの円グラフから見えてくるもの
暫定版
GDP (after rebasing) per
Federally-collected Revenue FY 2012
Agriculture 21.97%
Others 42.15%
Crude Oil 14.40%
Industry 25.03%
Non-Oil Revenue
24.7%
Services 52.26%
Oil Revenue 75.3%
Others 0.74%
Motion picture
1.42%
Source: BusinessDay online, April 7 2014 ‘Breaking down Nigeria rebased
$510 billion GDP’
Labour Force per sector
Source: CBN Annual Report 2012 – Chapter 5
Export in 2012 per sector,
Agriculture 70%
Prepared Foodstuff, Beverages,
Spirits, Vinegar, Tobacco 3.0%
Industry 10%
Mineral Products 84.1% (with
crude oil 69.2%)
Services 20%
Crude oil 69.2%
Plastic, Rubber & Articles
thereof 7.1%
Others 5.8%
Source: 2014 CIA World Fact Book
Source: National Bureau of Statistics, Foreign Trade Statistics No 505, 03/06/2013
11
2014/7/16
汚職問題
暫定版
•
•
ジョナサン大統領:「ナイジェリアにおける汚職は未だ許容できるレベルにある(at tolerable level)」(2013.9.29)
タンブワル下院議長:「ジョナサン大統領のボディランゲッジは,汚職行為を助長しているようにみえる(encourage
corrupt practices)」 (2013.12)
経済金融犯罪委員会
(EFCC)の訴追事例
(結審は過去に一件のみ)
元知事
元大臣
12件(係争中)
3件(係争中)
Alamieyeseigha case
有罪確定の
ハイ・プロファイルケース
Former Governor of Bayelsa State,
Ibori case
2005.9: 英国で逮捕(逃げ帰る)
2007.7: ナイジェリアで12の実刑
(資金洗浄,不正蓄財)
2013.3: 恩赦
2012.4: 英国裁判所で資金洗浄他の
罪で13年の実刑
直近のケース
警察年金基金横領不正事件
○年金基金の大規模不正:430億ナイラ+30億ナイラ/月
○ユスフ被告「230億ナイラを搾取したのみ」→2年間の収監か75万ナイラ(約
47万円)の罰金のみ。持ち家32軒は没収。
ガソリン補助金不正事件
○下院調査委員会や大統領委員会などが設置され調査(2012.1~)
○3820億ナイラが不正と指摘されている(内430億ナイラは回収)
○EFCCが訴追,係争中(与党PDP要人の親族の関与など)
NNPC不明資金
(120~200億ナイラ)問題
○前サヌシ中央銀行総裁の問題提起が発端。
○120~200億ナイラの資金につき,事後会計検査を行うなどとされている。
暫定版
新投資見込み分野
(投資者集計:2012年11月時点(除:オイル,ガス,アップストリーム)
MITI Investment Pipeline as of Nov 2012 (US$46 billion)
石油化学肥料 39%
不動産 18%
鉱物資源 4%
砂糖・精糖業 5%
テレコミュニケーション 15%
鉄鋼業 5%
建設資材 1%
資本財 2%
消費財 3%
ロジスティックス 1%
製造業・サービス業 7%
12
2014/7/16
暫定版
ガソリン補助金撤廃騒動から見えてくるもの
石油製品への補助金
総国家収入
23% of total state
2100
2012.1
2012 Budget
補助金全面撤退発表
N888 billion
を計上
revenue
ガソリン価格(N/l)
[N billion]
mass
demonstration
129
不正
受給
半減に妥協
97
平均
1兆ナイラ
(6億ドル)
の節約
65
隣国
への
密輸
256
2006
2011
Targ
“Plan”
2011
1,000,000
bpd
Dangote
Oil Refinery
($8-9billion)
Port Harcourt 1, 2
Warri
220,000 bpd
Kaduna
81,000 bpd
Current
Capacity
暫定版
Import
Gasoline Subsidy Scam
下院調査委員会 –
Lawan Committee
445,000 bpd
Installed
Capacity
Internal
Demand
2012
2320億ナイラ(約1.4億
ドル)の不明金
400,000 bpd
(2013年)
N971 billion
EFCCによる
一部関係者の訴追
(6% money
recovered?)
$600,000 bribery case
灯油
スキャンダル
(灯油に補助金
は付いているの
か?)
(NNPC)
地域経済
ナイジェリアとベナンのコメ密輸騒動
ベナンに輸入される年間2,300万
トンのコメ(パーボイルド・ライス)は
ほぼ全てナイジェリアに再輸出。
①主要紙THISDAYの主張(2014年3月4日)
②Nigerian Orient Newsの主張(2013年3月22日)
ナイジェリア,ベナン
のコメの関税・賦課金
ナイジェリア・ベナン
間のコメの価格差
ベナンのパーボイルド・
ライスの輸入量
コトヌー
ラゴス
②ベナンのコメの方が
1トン当たり200ドル安い
①230万トン
(※ベナン人はパーボイルド・ライスを消費せず,
ほぼ全量がナイジェリアに再輸出)
コメの密輸による
ナイジェリア政府の損失
①年間1,200億ナイラ
≒7.74億米ドル
②2012年:320億ナイラ
≒2.06億米ドル
(注)1米ドル=155ナイ
ラ
(注)2003年,オバサン
ジョ政権による国境封鎖
①ベナン政府が有効な密
輸取締りをするまで
230万トン
コメ(パーボイルド・ライス)
①ナイジェリア:110%
②ベナン:15%
13
2014/7/16
西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)
加盟国:15か国
委員長:ウエドラオゴ委員長
本部:アブジャ(ナイジェリア)
ECOWAS
インフラプロジェクト
ECOWAS地域統合
2015.1
2020
人の自由な
移動
物のより自
由な移動
共通通貨
共通旅券
(ECO
Passport)は、
現在加盟国10
か国で導入さ
れている。
ECOWAS対外
共通関税
(CET)(035%)を2015年
1月に導入す
ることを決定。
(注)
現在
分野
投資予定額
(単位:百万ドル)
2,698
鉄道 (4)
ECOWAS共
通通貨を
2020年導入
目標を決定。
(注)6,000の関税分類品目の3%以内において例外的に70%の関税を設定可
ECOWAS(15か国)全体の経済規模(2012)
総人口
総GDP
一人あたりの
GDP
GDP成長
率
EAC(5か
国)のGDP
約3億2千万人
約610 billion
(米ドル)
1917.7
(米ドル)
3.45%~
15.22%*
約98 billion
(米ドル)
*紛争国(ギニア・ビサウ、マリ)及びカーボヴェルデは除く。
道路 (2)
938
エネルギー
(11)
65,260
水 (4)
1,077
IT (1)
600
(注)括弧内はプロジェクト数
ECOWASインフラ・プロジェクトマップ
淡水化システム
鉄道既存
鉄道新設
出所:世界開発指標(WDI)(2012)
EU-ECOWAS 経済パートナーシップ協定
EU: 今後5年間で€6.5 billionの開発支援パッケージ、EU市場へのフルアクセス
ECOWAS: 西アフリカ市場へのアクセスを今後20年にわたり75%の関税引下げ
を確保。
主にナイジェリアが反対
1. ナイジェリア産業改革計画(NIRP)と合致しない(特定育成産業)
2. EU市場にはいずれにしても輸出品がない
(ガーナ、コートジボワールのように、ココアなどの輸出用一次産品がない)
3. ナイジェリアは輸入依存国。国内産業育成が達成されないうちに、市場を
開放するのは国にとって損害
回廊
ガス・パイプライン
提供:JICA
暫定版
ある日の新聞見だし(2014年4月)
CPC leader, others arrested over
attack on Fayose’s office
Gunmen kidnap
Kogi speaker’s sons
14
2014/7/16
ナイジェリア進出企業
暫定版
日本企業の進出数
在ナ日本企業からの要望
(社)
査証・入国
STR・査証発給の簡素化・迅速
化など
インフラ
電力供給、道路整備
貿易・投資
ルールの明確化・公正な適用
課税
同上(みなし課税、付加価値税
の還付を含む)
外国送金
同上
治安
安全の確保
生活環境
日常的なハラスメント、
交通混雑、道路
50
40
20
10
0
47社
16社
1980年
TICADV前
22社
【増加した6社の内訳】
○ 豊田通商
○ 日産
○ 太陽インダストリー
○ サンヨー食品
○ 東洋水産・味の素
○ 横河電機
TICADV後
【主な進出企業】
○ 商社(三菱、双日、丸紅、西澤等)
○ 製造(味の素、ホンダ(2輪、発電機)等)
○ IT、家電等(NEC、パナソニック等)
○ 自動車(トヨタ、ホンダ)
*STR:Subject to Regularization for Redidence
Work Permit
暫定版 公的助成(JICA、総務省事業等)を活用した当地への企業進出例
○ ナイジェリアは潜在性は高いが、市場への取りかかりが難しい。
○ このため、パートナー探しや現地に合ったビジネスモデルを構築することが最も重要
○ JICA等のスタートアップ支援も有効
<総務省等による支援>
<JICAによる支援>
会宝産業
NEC(日本電気)
日東建設
事業名:
BOPビジネス連携促進準備
調査
(JICA)
事業名:
民間技術普及促進事業
(JICA)
事業名:
民間提案型普及・実証事業
(JICA)
事業概要:
アブジャに自動車リサイクル
工場を設立予定。主に、現地
BOP層を雇用し、使用済み自
動車を収集、工場で解体・分
別。中古部品としてリサイクル
し、使えない部分はスクラップと
して国内電炉メーカーなどに販
売する。
事業概要:
NECが技術的優位性を持つ
指紋認証技術を活用し、オス
ン州向けに「住民登録管理シ
ステム」を開発。近隣南西部地
域や国内各地への同技術を
活用したシステムの普及を目
指す。
事業概要:
コンクリートテスター(非破壊検
査機)を、ナイジェリア公共事業
省に対して実務実習を含めた橋
梁維持修繕計画などの立案に使
用。そこで、製品の優位性を普
及し、国内、更にナイジェリアを
拠点としたアフリカ大陸での事業
展開を目指す。
支援金額: 5000万円
支援金額: 2000万円
支援金額: 5000万円
【リサイクル産業育成】
・街道沿いに放置され
ているくず鉄状の自動
車が資源となり再利用
される。
【e-Government】
・行政の効率化
(幽霊公務員、幽霊年金受
給者の解消)
・治安の確保への応用
・住民登録制度問題の解
消
【事故予防・検査効率化】
・ラゴス州などでの建物
崩壊事故の解消
・無駄な再建設を省く
太陽インダストリー
事業名:
○グローバル市場の開拓に向け
た国際共同制作に関する調査研
究事業
(総務省)及び、
○中小企業サービス業等海外現
地人材研修支援事業(財団法人
海外産業人材育成協会)を複合
活用
事業概要:
アフリカ発のアニメ制作、現地
Channels TVと共同でテレビチャ
ンネルを開設予定
※ それ以外にも、農業資材販
売など手広く事業展開を模索
【日本文化啓発に貢献】
・アニメ制作、TV放映を
通じた日本のポップ・カル
チャーの紹介・文化啓発
15
2014/7/16
TICAD V 後の対ナイジェリア経済協力
暫定版
民間主導の成長
TICAD
V成長への参加(Empowerment)
インフラ
産業人材育成

送電網強化事
業(円借款)
(100億円程度
を想定)

アベイニシア
ティブによる官
民連携人材育
成

自動車クラス
ター・マスター
プラン作成
(案件形成中)

太陽光を活用
したクリーンエ
ネルギー導入
計画(無償)

JICA研修生
約100人/年

一村一品等を
通じた中小企
業産業育成
(技協)(要請
中)


FCT電力供給
リハビリ事業
(無償)
産業育成
産業人材育成
センター(検討
中)
保健

ポリオ撲滅事
業(円借款)

ラゴス母子保
健強化プロジェ
クト(技協)

農業

オヨ州小学校
建設計画(無
償)

小学校建設(草
の根・人間の安
全保障無償資
金協力)
コミュニティレベ
ルの診療所建
設・機材供与支
援(草の根)

米収穫後処理
技術・マーケ
ティング゙能力強
化プロジェクト
(技協)

CARD事業に
よる米の国家
戦略の実践支
援
ビジネス環境指数2014から見えてくるもの
暫定版
Doing Business
パキスタン
エチオピア
ガーナ
Starting Business
インド
ケニア
ナイジェリア
パキスタン
エチオピア
ガーナ
110
134
128
122
147
0
パキスタン
エチオピア
ガーナ
インド
ケニア
ナイジェリア
179
166
91
175
111
166
85
189 0
185
189 0
189
Trading across Borders Protecting Investors
Paying Taxes
パキスタン
エチオピア
ガーナ
Getting Electricity
インド
ケニア
ナイジェリア
105
134
125
129
67
パキスタン
エチオピア
ガーナ
インド
ケニア
ナイジェリア
インド
ケニア
ナイジェリア
パキスタン
エチオピア
ガーナ
91
166
158
166
156
166
157
98
109
68
34
158
170
189
0
インド
ケニア
ナイジェリア
34
34
132
109
0
教育
68
189 0
189
16
2014/7/16
大統領選挙を巡る治安情勢
暫定版
前回選挙(2011)
次回選挙(2015)
○選挙前の情勢
・各地で選挙絡みの事件が発生(騒動,殺人・
誘拐事件等)
・選挙の数ヶ月前から直前期にかけて頻発
・発生現場,被害対象者は限定的
○選挙前の情勢(予想)
・与野党による接戦が予想
○選挙後の情勢
・選挙結果に対する不満からの暴動が発生
・カノ州を始めとする北部各地が中心
・5州において死者(カノ州:約150人)
○選挙後の情勢(予想)
・与野党勢力の従来以上の拮抗
・小差であれば,負けた側の選挙結果に対す
る不満も大きいことが予想される
○「ボコ・ハラム」
・選挙前後を問わず北東部を中心に襲撃事件
が頻発
・教会,政府機関に対するテロ攻撃を指向
・大統領就任式後に北部でテロ攻撃
・アブジャにおける警察本部爆弾テロ事件
(2011.6)
・アブジャにおける国連ビル爆弾テロ事件
(2011.6)
○「ボコ・ハラム」
・北東部3州における非常事態宣言の発令
(2013.5~)にも関わらず,同地域外でもテロ
行為(ソフト・ターゲットへのテロ,アブジャ郊
外におけるバス・ターミナル爆破事件の発
生)
○「MEND」等
・恩赦プログラムを通じた武装解除により全般
的に沈静化
・反面,選挙に対する強い関心を示し,南出身
の大統領が選出されなければ,対決姿勢に
転じる可能性を示唆する発言もあり。
○「MEND」等
・アブジャでの爆弾テロ事件(選挙前年の独立
記念日)
・南部地域におけるパイプラインの爆破等
暫定版
2015年大統領選挙の足し算
2011年大統領選挙結果
②与野党州別
投票者数
PDP
知事州
21百万人
野党
知事州
13百万人
③2011年候補者得票率
*2014年知事色分けに基づく。
*数字は2011年のもの。
①与野党知事の配分状況
候補者
政党
得票数
得票率
ジョナサン
現大統領
PDP
22,495,187票
58.87%
ブハリ
候補
CPC
12,214,853票
2014年現在
31.96%
リバドゥ
候補
ACN
2,079,853票
5.44%
シェカラウ
候補
ANPP
917,012票
2.39%
PDP系
APC系
その他
知事(36州)
18
16
上院(109席)
61
44
2
4
下院(360席)
178
168
14
(2014年現在)
17
2014/7/16
ボコ・ハラム
暫定版
初期
(2002~2009)
拡大期
(2010~2013)
現在:北東部での戦闘
(2013~)
【沿革】
●シェカウの下,大規模爆弾テロを敢
行
【沿革】
●モハメド・ユスフが創設
●シャリア法の導入を目指す
(2011.5 ジョナサン現大統領就任式後に
北部でテロ:カノ・カドナ州等)
(2011.6 首都・警察本部に車両爆弾テロ)
(2011.8 首都・国連ビルに車両爆弾テロ)
【対象・手口】
●警察署・銀行・宗教施設
●オノ・ナタを使用
●オートバイを使用
●分派組織「アンサル」が誕生
【地域的拡大・外国人を標的とする「ア
ンサル」】
●北西部で外国人の誘拐・殺害
※北部の状況
○死者数:数千人(2009~)
(本2014年に入ってから,既に1,500名以上が殺害されている)
○国外避難民:約40,000人
○失業率(2011年(%))
全国
ボルノ州
ヨベ州
アダマワ州
全国若年(15-24歳)
23.9
29.1
35.6
33.8
25.2
【政府の対応】
・2013.5 北東部3州に対する非常事態
宣言
【対象・手口】
・数百人での大規模攻撃
・民間人標的の無差別テロ
※その他
●「ボコ・ハラム」は,ハウサ語で「西洋の教育は罪」という意味で,
シャリア法に基づいた国家建設のためテロ活動を敢行している。
●約1年にも及ぶ非常事態宣言下における軍の掃討作戦はな
かなか成果を上げていない。
●来2015年2月に実施予定の大統領選挙に向けたテロの動向を
注視する必要がある。
ナイジャーデルタ解放運動
暫定版
(Movement for the Emancipation of the Niger Delta:MEND)
【恩赦・懐柔,現状】(2009~)
【結成・テロ活動】
1.恩赦
(2006~2008)
●連邦政府は,2009年10月を投降期限とし,恩赦プ
ログラム(職業訓練や恩赦金等)を実施
1.結成
●南部地域の分離独立,石油利権の
地元住民への還元を要求
2.現状
●上記プログラムの登録者数は3万人。組織的。
●活動は現在下火。
2.活動内容
●石油関連施設の爆破・襲撃,石油関
連企業等の外国人従業員等を誘拐
3.展望
●恩赦プログラムは2015年で終了予定
●2006年以降,250名以上の外国
人が誘拐被害に。
●ドグボ・アサリ氏の発言「ジョナサン大統領が再選
しなければ,ナイジェリアは戦場となるであろう」
※南部は豊かである
人口 (2011概算)
自州の収入 (2012)
予算 (2013)
リバース州
6,144,673
₦66b
₦490b
カツィナ州 (北西部)
6,725,626
₦5b
₦114b
10,668,139
₦219b
ラゴス州
○原油:ネオ石油・ガス経済特区
○ガス:NLNG(Nigeria LNG)ボニーアイランド
○体制:NDDC(Niger Delta Development Comission)
NDDC予算:4,870億ナイラ(2012年連邦予算の約1%)
石油収入の13%が産油州に還元
南西
1,368
21%
南南
2,037
32%
₦499b
○治安問題
○盗油(バンカリング)
南東
628
10%
北中
694
11%
北東
678
11%
北西
953
15%
18
2014/7/16
 以上の情報につきお気づきの
点がありましたらどうぞコンタ
クトしてください。
 :ryuichi.shoji@mofa.go.jp
19