知のMAPちらし【スペイン世界の近現代史】2015年2月

僕は、スペインを知ることはヨーロッパの、
世界の創造の仕組みの半分を知ることになる
と思っている。世界の創造主たちの半分が、
イベリア半島に登壇してくるからだ。
帝国主義の誕生と衰亡、大航海と大後悔。ヨ
ーロッパの骨格たる「名家」ハプスブルクと
ブルボンの糾(あざな)い。寛容のイスラー
ムと非寛容のカトリシズムとユダヤの迫害、
その象徴でありドストエフスキーも『カラマ
ーゾフの兄弟』第五章の五「大審問官」でと
りあげた異端審問所。
中南米の文明の破壊とネオコロニアリズムに
よる再生。やがて大英帝国とアメリカのアン
グロサクソン世界を生みだす揺籃器(ようら
んき)となったオランダ独立戦争。そして、
五つの主義、自由主義・社会主義・アナキズ
ム・共産主義・ファシズムが入れ子状態でバ
トルするフィナーレ。忘れてはいけないピカ
ソ・ダリ・ガウディ・ミロといった衝撃の芸
術家たち‥。そんなわけで2015年は年初か
ら盛りだくさんでいきます。
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株式会社 LDSS
「知のMAP」係
京都・四条烏丸
info@ldss.jp
075 353 6730
1日目
2日目
2/20
(金)
3/13
(金)
■スペインが分かると、
《世界》が見えてくる。
●イベリア半島の地政学と二千年余の
6大区分年表史-ローマが・ゲルマ エル・シド
ンが・そしてイスラムがやって来た。 1045-99
●イスラム×スペイン=レコンキスタ
(国土回復運動)の八百年を読む。
■ハプスブルク家の登場
-太陽の沈まない国
●フェリーペ2世とエリザベス1世と
豊臣秀吉の16世紀末。
フェリペ2世
●カトリシズムの権化フェリーペⅡに 1527-98
謁見した天正遺欧使節団と異端審問。
●セルバンテスの『ドン・キホーテ』
■ドミニコ会カサスの告発
-ラ米のカトリック世界
●コルテスは600人でアステカ帝国を、
ピサロは180人でインカ帝国を征服。 ラス・カザス
●エンコミエンダによるコンキスタド 1484-1566
ール(征服者)達のエル・ドラド。
●カサスの〈バリャドリッド論争〉
時間割
1
時限目
10:00
-12:00
2
時限目
13:00
-15:00
3
時限目
15:00
-17:00
■独立の5年 革命の6年
-ブルボン家との斜陽
●都市化しないスペイン、外資導入す
るスペイン、取り残されるスペイン。マルクス
●1824年ペルー~ラ米植民地の独立。 1818-83
●1868年アナキズムのバクーニンが、
1871年マルクスがやって来た。
■内戦の2年8カ月
-米の介入・ソ連の影
●キューバ独立支援から、たった4時
間の米西戦争までの流れる筆致。
ダリ
●5大イズムの衝突に現れたヘミング 1904-89
ウェイ、マルロー、オーウェル。
●衝撃のモデルニスモ~ピカソ・ダリ‥
■ストイックな独裁者
-フランコ将軍の36年
●第二次大戦〈厳正中立〉と青い旅団
(反ボリシェビキ十字軍)派兵。
フランコ将軍
●冷戦構造明確化による国連の「スペ 1892-1975
イン排斥決議」撤回。
●ETA(バスク祖国と独立)の狼煙。
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