国立病院機構 福岡病院 業績集 2010 年度 国立病院機構 福岡病院 臨床研究部 巻 頭 言 独立行政法人国立病院機構 院長 岩 永 福岡病院 知 秋 臨床研究と臨床研究部は国立病院機構の際立った特色のひとつである。これは独立行政法人化す る以前の、国立病院・国立療養所の時代から営々と培われてきた学問的風土であり、それゆえに多 くの俊英をこの機関が擁してきた所以といってもよい。私たちは、日常診療を行ううえでさまざま な臨床上の疑問に遭遇するが、その中に研究のテーマを見出し、それを深く探求するこころざしが 医学・医療を推進する原動力になるものと考える。すなわち、診療と研究はお互いに裏打ちしあう 関係にあり、この 2 つの歯車がバランスよく回転することが国立病院機構の特性であり、また使命 でもある。 さらに、最近では臨床治験が臨床研究部の活動の重要な位置を占めてきており、正確で迅速な治 験への取り組みが加速されている。2010 年度の当院は臨床治験がこれまでにない増加を示し、好 成績を収めた。これは臨床研究部長の指導の下、医師、CRC、看護部、検査科、薬剤科を始め多く の職員の協力の賜物であり、また、外部企業や大学などからの臨床研究に対する当院の評価の高さ を反映したものでもある。治験プロトコールを正確にできるか否かは、その施設の診療・研究レベ ルの質に密接に関連することから、今後とも着実な実績を残していくよう希望したい。 一方、当院の臨床研究に関する業績には今一歩の努力が必要であることを指摘しておきたい。自 らの研究成果を病院の中にとどまらせず広く世に問うことによって、その研究がより良質なものに 成長し、また、研究に協力していただいた患者さんたちの貴重なご協力が生きるのである。学会発 表だけではその研究の 2-3 割程度の行程を歩んだに過ぎず、論文にしてこそ研究の価値がゆるぎ ないものになる。若い人たちの今ひとつの奮起を期待したい。 日本は今、2010 年 3 月 11 日に起こった東北大震災・大津波・福島原発事故からの復興、復旧に、 多くの力を結集すべき時期にある。当院も、2012 年に予定されている入院病棟の建替えに向けて、 さらに中身の充実に力を注がなければならない。 目 次 1.病院案内--------------------------------------------------------------------- 1 (1) 基本理念と運営方針 --------------------------------------------------------- 1 (2) 沿革 --------------------------------------------------------------------- 1 2.診療案内----------------------------------------------------------------------2 3.臨床研究部の組織概要 ---------------------------------------------------------24 4.臨床研究部の活動状況 ---------------------------------------------------------25 (1) 機能付与及び特徴 -----------------------------------------------------------25 (2) 研究室紹介 -----------------------------------------------------------------26 (3) 平成 22 年度に獲得した研究費 ------------------------------------------------46 (4) 国立病院機構共同研究への貢献 -----------------------------------------------47 1) 国立病院機構共同研究 --------------------------------------------47 2) 研修会開催 ------------------------------------------------------48 (5) 治験審査委員会委員名簿 -----------------------------------------------------49 (6) 倫理委員会委員名簿 ---------------------------------------------------------50 5.臨床研究部のその他の活動 -----------------------------------------------------51 (1) 院外活動(主な所属学会) ---------------------------------------------------51 (2) 院外活動(学会以外) -------------------------------------------------------51 (3) 院内活動-------------------------------------------------------------------52 ①最優秀論文賞・優秀論文賞 -----------------------------------------------52 ②福岡病院賞-------------------------------------------------------------52 ③西間賞-----------------------------------------------------------------52 ④臨床研究部カンファレンス -----------------------------------------------54 ⑤医局カンファレンス-----------------------------------------------------54 6.2010 年度業績 ----------------------------------------------------------------57 (A) 論文---------------------------------------------------------------------57 (Ⅰ)原著論文 -----------------------------------------------------------57 (Ⅱ)総説 ---------------------------------------------------------------63 (Ⅲ)著書 ---------------------------------------------------------------70 (Ⅳ)その他 -------------------------------------------------------------73 (B) 学会発表 -----------------------------------------------------------------76 (Ⅰ)国際学会 -----------------------------------------------------------76 (Ⅱ)国内学会 -----------------------------------------------------------79 (C) 研究会発表 ---------------------------------------------------------------94 (D) 学術講演 -----------------------------------------------------------------97 7.代表論文--------------------------------------------------------------------110 8.編集後記--------------------------------------------------------------------144 1.病院案内 (1)基本理念と運営方針 ・基本理念「思いやり」 病と闘う人への共感と、良質の医療を目指す向上心 ・運営方針 1.親切・丁寧な、人間志向の患者診察 患者さんに優しい、親切で丁寧な医療を目指します。 2.国立病院機構としての良質で専門的な医療と、地域との緊密な医療連携 国立病院機構の一員として使命感を持って臨床と研究・情報発信を行いながら、地 域医療にも積極的に全力で貢献します。 3.常に向上心を持つ、士気の高いスタッフの育成 自らを律し、新しい知識と技術の習得のためにたゆまぬ努力を払います。 4.医療を志す若人から選ばれる、魅力にあふれた病院創り 質の高い臨床研究と専門性の高い医療研修を行うことにより、次世代の優れた医療 人の育成に努めます。 5.健全・効率的で透明性の高い病院経営 病院経営を円滑に行うための確固たる財政的基盤を築くとともに、その透明性の確 保に努めます。 (2)沿革 大正15年6月10日 福岡市立屋形原病院として発足。 昭和22年4月1日 厚生省に移管され国立療養所屋形原病院となる。 昭和46年7月1日 国立療養所福岡厚生園との統合により、国立療養所南福岡病院と改称。 平成16年4月1日 独立行政法人に移行、独立行政法人国立病院機構福岡病院と改称。 平成22年~23年 重症心身障害児(者)病棟ならびに一般入院病棟の建替え整備(決定)。 -1- 2.診療案内 内 科 当院の内科は呼吸器科、アレルギー科、心療内科、リウマチ・膠原病内科、睡眠呼吸障害診療科 の5つの専門科からなっています。それら以外の一般内科も通常の診療は行っていますが、より専 門的な対応が必要なときは各々の専門病院へ紹介しています。 呼吸器科、アレルギー科、心療内科では医師がオーバーラップして診療していますが、リウマチ・ 膠原病内科と睡眠呼吸障害診療科は担当が決まっていて、その専門医が診療しています。 【呼吸器科】 1.呼吸器内科の紹介 内科部門は呼吸器内科を中心として診療してきました。スタッフは11名ですが、心療内科やア レルギー科のスタッフも呼吸器内科医としての十分なトレーニングを受けており、実戦力として 内科の患者のケアにも携わっています。院内に11名を数える呼吸器学会専門医は、大学病院を含 め福岡県内で最多です。この豊富なドクターパワーを利用して多種多様な呼吸器疾患の病因・病 態診断をはじめ、急性期の呼吸管理から維持治療、患者教育、呼吸リハビリテーション、さらに は在宅支援に至る包括的治療管理を行っています。 2.診療・症例数・実績など 年間新患数約3500名。うち約半数を気管支喘息患者が占めますが、最近の傾向として診断・治 療困難な慢性咳嗽患者が増加傾向です。新患外来は原則として経験年数10年以上の呼吸器専門医 が担当しています。緊急の検査や、即日入院が必要な患者さんに関しては、受診前にご一報いた だければあらかじめ手配いたします。新患の方のうち、気胸や腫瘍性疾患は外来医の判断で、必 要に応じて当院外科に紹介することもありますのであらかじめご理解ください。 再来では福岡県内一円からの膨大な数の呼吸器疾患患者を管理しています。重症・難治性喘息 患者も多いのですが、喘息死は、過去5年間全くいません。外来患者数が多いため、数年前まで 再来の待ち時間の長さが問題となっていましたが、最近は時間予約制を導入し、現在では受付か ら診察までの平均待ち時間はおよそ1時間以内に抑えられています。電話でも再来の予約をとる ことができ、専門の事務職員が対応いたします。 平均入院患者数は約100名。年間のべ入院患者数約1200名。入院病棟は内科専門病棟3病棟で、 それぞれに4-5床のRCUを備えています。(有料特別個室7床、重症者室18床)。近年の喘息 治療の進歩に伴い、かつて入院患者のかなりの部分を占めた喘息の発作入院は今では激減してい ます。肺炎も中等症までであれば外来治療が可能となり、その代わりに間質性肺疾患の入院患者 に占める割合が増加している現状です。在宅酸素療法を施行している慢性呼吸不全患者さんの数 は約150名で、当院を中心に「HOTの会」と名づけられた患者さんたちの情報交換の場が設けら れており、当院スタッフが講演やバスハイクのお手伝いをしています。また慢性肺疾患の患者さ んのためのセミナーとして毎月第2金曜にリハビリ棟でイキイキセミナーを開催しています。 呼吸器科における中心的な検査の気管支鏡ですが、平成22年の透視室での施行例数244例、経 -2- 気管支肺生検(TBLB)127例、となっています。気胸などの合併症発生率は全国平均の数分の 一です。 3.今後の取り組み ご要望にお答えして、紹介状をお持ちの患者さんに対しては平成16年4月より土曜日の午前中 も初診を受け付けることにいたしました。現時点では平日と比べて若干検査項目が限られていま すが、必要に応じて対応していく予定です。診察医は平日と同様、充分な経験を持つ呼吸器専門 医が担当いたします。 気管支喘息や肺炎をはじめとする急性症状を示す呼吸器疾患に関しては、これまで通り休日や 夜間を問わず対応いたします。内科当直医は全員、急性呼吸不全の管理に関する十分なトレーニ ングを受けておりますので、緊急の際は当直医まで遠慮なくご相談下さい。入院、転院のご相談 を受けた際は、ベッドの移動も含めて可能な限り対応させていただきます。また気胸、腫瘍性疾 患など外科医の協力が必要な疾患では、初診時から外科と緊密な連携を取って診療しております。 さらに今後はリウマチ・膠原病科との協力で膠原病関連の間質性肺疾患の診断・治療を包括的に 行っていく予定です。 4.可能な検査 残気量測定やCO拡散能測定を含め、保険適用の呼吸機能検査は全て予約なしで行うことがで きます。さらに喘息や慢性咳嗽に関する特殊検査として、気道過敏性検査(アストグラフ法)、 呼気一酸化窒素測定、カプサイシン咳閾値検査(検査同意書を頂くことになっております)、2 4時間食道phモニター(入院の必要)などを必要に応じて行っています。これら全てが毎週ル ティン検査として行える病院は九州・中国・四国地区では当院だけではないかと自負しています。 画像に関しては最新鋭のマルチスライスCT、RI検査として骨シンチ、Gaシンチ、換気・血流 シンチが可能です。いずれも基本的には予約制となっておりますが、当院の特徴として、ほとん どの場合、検査当日のうちに結果をご説明できます。また緊急CTにもできる限り対応させてい ただいています。 気管支鏡検査は毎週火曜、木曜午前に行っています。当院では検査合併症が少ないことはすで に述べました。原則として、2泊3日での検査入院をお勧めしております。喀血や気道異物に対 する緊急気管支鏡は曜日を問わず可能です。 喀痰の抗酸菌塗抹検査は院内で集菌法にて行っており、1時間程度でガフキーの有無を知るこ とができます。喀痰が得にくい患者さんに対しては、高張食塩水を用いた誘発喀痰を採取するこ とにしています。抗酸菌PCR検査は検体数の関係もあり、結果報告まで数日をいただいています。 平成16年3月末をもって結核病棟が閉鎖いたしましたので、外来検査の結果、明らかな塗抹陽性 結核患者は他院に紹介させていただきます。他疾患との鑑別が必要な疑い例に関しては、これま で通り診断確定まで当院で入院精査を進めさせていただきます。 -3- 【アレルギー科】 1.アレルギー科の紹介 アレルギーの内科的治療を主として行っています。 対象疾患:気管支喘息、気管支喘息に合併した花粉症、薬剤アレルギー(アスピリン喘息を含む)、 食物アレルギー(花粉症による口腔アレルギー症候群、食物アレルギー運動誘発アナフィラキシ スを含む)、じんましん(アスピリン誘発じんましん、アニサキスによるじんましんを含む) 、虫 刺症、ペットアレルギーなどが対象となります。 アレルギー科だけでなく当院の皮膚科、耳鼻咽喉科、心療内科、呼吸器内科・外科、リハビリ 棟など他科と連携して多角的に、アプローチして精査・治療にあたります。皮膚反応のプリック テスト、血液中の抗原に対する抗体の有無、喀痰や鼻汁中のエオジン、レントゲン、CT、肺機 能、気道過敏性検査、必要時QFT検査などを行い他の呼吸器疾患を鑑別しています。 2.力を入れていること 気管支喘息の治療:治療のガイドラインに則り、セルフコントロールを主として、日常生活の質 の向上を考慮した治療に取り組んでいます。 免疫療法:花粉症、通年性アレルギー性鼻炎、HDアレルギー性気管支喘息など標準化されたス ギ花粉エキス、ハウスダスト(HD)エキスを主とした減感作療法を薦めています。アレルギー の素因が強く、季節性が強く、また通年性の症状でも重症の方は一度ご相談ください。 現在約40名の方が行っています。耳鼻咽喉科と協力して行っています。最近では急速免疫(減 感作)療法を行って、1週間の入院で維持量に達し、以後外来で1回/月となります。舌下治療も しています。 アスピリン喘息負荷検査:アスピリン喘息の方はアスピリンのみでなくほとんどの解熱・鎮痛薬 になにかしら反応がおこります。激しい発作を起こすからという理由で風邪ぐすりや鎮痛薬を使 用することができず苦しい思いをしている方を対象として塩基性薬剤やごく少量の鎮痛薬を負 荷してどの位使用できるかを検査して実用可能かどうかを判定しています。これは即時的に反応 したあと遅発型の反応があるため1~2泊入院を要しています。 現在までに負荷検査のため入院されたあと、不安が解消されたとのことで喜ばれています。 食物アレルギー負荷検査:成人の口腔アレルギー症候群、食物アレルギー(小麦、肉類など)、 食物依存性運動誘発アナフィラクシス(小麦など)の検査を病棟ナースとともにリハビリ棟・栄 養管理室スタッフ・皮膚科医師と連携して行っており、実際には誘発されないこともありますが、 今後の対策をとるうえで本人にとって非常に有意義な知識を得ることができます。是非ご相談く ださい。その他、運動のみでじんましん・アナフィラキシーが出現する方も対象になります。 副腎皮質機能検査:ステロイドを長期に使用し副腎機能低下疑い、あるいは定期観察をACTH負 荷検査を用いて判定いたします。ご利用ください。 喘息の運動負荷検査:小児喘息患者では多いのですが、成人でも運動誘発喘息がかなりあります。 実際に運動負荷検査を行い、検査結果から治療対策を説明します。 花粉症の原因である空中花粉検査:現在行っていますが、季節性のあるアレルギー症状について 該当する花粉についての情報をお知らせすることができます。 -4- 咳の精査:咳が止まらない、2ヶ月以上咳が続くなどの症状でお困りの患者さんへ、呼吸中のNO 測定、気道過敏性、誘発痰中の細胞の分類などから、総合的に判断し、治療の対策をとっていま す。咳でお困りの方が非常に多く、他の疾患との鑑別も重要です。 さらにどの程度の刺激で咳が出はじめるか、咳閾値テスト(カプサイシンテスト)もあります。 化学物質過敏性(シックハウス症候群):新築の中に入ると眼がチカチカ、気分が悪くなるなど の症状でお困りの方が対象です。確実な診断はかなり困難ですが、症状における背景因子が分か ることで、同時に複数科を受診することのできるため症状緩和・日常生活へのアドバイスなどを 主に取り組んでいます。 セルクリーンルームを準備しています。症状が強くて過程で生活することができない時、2週間 以内の避難入院がセルクリーンルームで個室料なしの入院費で対応しています。 【心療内科】 1.心療内科の紹介 当院心療内科では、まず呼吸器疾患の心身症である気管支喘息(心身症)、過換気症候群、神 経性咳嗽、気道の不定愁訴患者の心身医学的診療を主体とし、その他ストレスと関連することの 多い慢性蕁麻疹、アトピー性皮膚炎を皮膚科と協力して扱い、また過敏性腸症候群、自立神経失 調症などの機能性疾患の診療、あるいは緊張性頭痛、筋痛症等の疼痛性障害の診療を行っていま す。近年、心療内科には中等症~軽症のうつ病やパニック障害その他の不安障害の受診紹介が多 く、これらも通常ストレスの関与が大きいので診療をしています。大きくまとめるとストレス関 与の大きい身体疾患と、中等症~軽症の精神神経科疾患の2種類を扱っていることになります。 ただし種々の中毒症、境界型人格障害、統合失調症は他院を紹介します。また摂食障害も患者本 人に治療意志のある場合にのみ対応します。 治療は、受容・共感・支持・保証に基づいた良好な医師患者関係を基本にし、インフォームド コンセントを大切にしています。疾患について十分に説明して納得の上で薬物療法を行い、生活 指導や食事療法や運動療法の指導を行います。これらで十分に治療効果を発揮しない場合や必要 性の高い疾患の場合、心理療法を行います。これには非指示的カウンセリング、解決志向ブリー フセラピー、認知療法、箱庭療法、行動療法を用いています。医師が自分で心理療法を行う場合 と専門の心理療法士に依頼して行う場合があります。 症例数 年間延約800名。気管支喘息(心身症)20%、不安障害10%、うつ病25%、慢性 呼吸不全20%、自律神経失調症5%、その他25%(主病名のみ)。 外来診療 初診受付は火曜日午前中で横田が担当します。できるだけ前もって電話で予約して 下さい。急ぐ場合にはその他の曜日でも時間を調節して診療するようにしていますが、止むなく 翌日に受診して頂く事もあります。紹介状はあった方がよいのですが、なくても結構です。 今後の取り組み 過換気症候群、慢性じんましんへのストレス関与が以前から指摘されていま す。安全な心理療法が治療に役立つ可能性があります。治療法をできるだけ標準化するため、ガ イドラインにできるだけ沿って診療したいと思います。典型例に対する心理も含めた検査バッテ リーを使用します。 -5- 【リウマチ・膠原病内科】 1.リウマチ・膠原病内科の紹介 1)リウマチ・膠原病内科は平成14年4月に当院に、開設された新しい診療科です。関節リウ マチや膠原病などのリウマチ性疾患を中心に内科的診療を行っています。 2)関節リウマチの薬物療法は、新しい抗リウマチ薬、特に抗TNF-α抗体に代表されるよう な生物学的製剤の開発に伴い、大きく変貌してきました。当院でもこれらの最新の治療法 取り入れた診療を行っております。 3)膠原病の診断治療も専門の一つです。特に、当院が呼吸器疾患の専門病院であることから、 間質性肺炎など膠原病に合併した呼吸器疾患の症例などを中心に多数例診療しています。 4)国立病院機構で構成される免疫ネットワークに参加し、リウマチ性疾患の疫学的研究に協 同で行い、新しい情報の発信も行っています。 2.診療内容 1)関節リウマチ、およびリウマチ類縁疾患 2)膠原病(全身性エリテマートーデス、強皮症、皮膚筋炎/多発性筋炎、シェーグレン症候 群、混合性結合組織病、ベーチェット病、血管炎症候群など) 3)骨粗鬆症 3.特殊検査 サーモグラフィー、神経伝導度速度、筋電図、骨密度など 4.外 来 新患および再来:月曜日~金曜日 午前8時30分から10時30分 【睡眠センター】 1.特 徴 平成10年4月、睡眠呼吸障害の診療部門として福岡市内で最初に設立されました。開設後患者 数は徐々に増加、10年間で約3000名の患者を登録するにいたっています。 当部門の特長の1つは、当部門の医師が長年睡眠呼吸障害の検査・解析システムの研究・開発 を手がけてきたため、精度の高い独自の検査システムを構築しており、さまざまな症例に対し柔 軟に対処できることです。例えば、無呼吸・低呼吸を伴わない単純性イビキ症については、市販 の検査装置では充分な評価は出来ませんが、当部門では、そのような症例に対しても、イビキの 程度を定量的に評価し、患者さんにフィードバックし満足していただくことが出来ます。また検 査が難しい小児領域の患者さんに対しても、小児科との連携で適切な評価を行うことが可能です。 また治療面においては、単にCPAP(経鼻的持続陽圧呼吸)療法の導入にとどまらず、食事・運 動指導などにより、CPAP離脱を目指した総合的治療が可能です。それは当院が呼吸器専門病院 -6- としての呼吸リハビリの長年の実績を基礎にしています。 このほか当院は歯科を擁しており、口腔内装具(歯科装具)による治療にも力を入れており、 非常に良好な成果を挙げています。さらに平成18年からは耳鼻科も開設され、より総合的な診療 が可能になりました。 2.診療体制 初診のあと初期評価の睡眠検査を行います。その検査は、午後7時に入院、午前7時前に退院 というスケジュールで行っています。この入院は通常1日2床体制で行っています。このほか SASのrule outが主目的の場合は簡便な自宅モニタリングでの評価も行っています。 3.今後の取り組み CPAPが必要な患者さんは非常に多く、その診療には病診連携が重要と考えております。すな わち、検査は当院でおこない、CPAP導入後の安定期の管理は診療所でお願いするシステムです。 また今後、体重減量指導の体系化・効率化、CPAP以外の治療法の開発を重要課題と考えてお ります。 4.睡眠センター開設しました 2009年2月、福岡病院に睡眠センターが設置されました。 睡眠センター設立により、診療面では、専用の診療場所とスタッフが確保され、主要な治療 方法であるCPAP治療のサポートが向上しました。またこの睡眠センターはリハビリ棟内に設 置され、運動・食事療法などの指導が円滑に出来るようになりました。 研究面では、睡眠時無呼吸のスクリーニング方法の開発・いびきの臨床的意義の解明などを 推進して参りましたが、それらのプロジェクトを加速させ、この方面の医学の進歩に寄与した いと考えております。 睡眠センターの受診方法 初診受付時間 月・火・水・・・13:00~14:00 木 ・・・ 9:00~10:00 土 ・・・16:00~16:30 -7- 外 科 1.外科の紹介 外科は3名のスタッフで診療を行っています。当院外科では肺癌、気胸、膿胸などの呼吸器疾 患に対する外科的治療が主となります。地域医師会とも定期的に症例検討会・学術講演会等を開 催し病診連携の充実を図っています。 ★肺癌=肺癌に対して、Ⅰ、Ⅱ期症例は手術療法を中心に、Ⅲ期症例では術前後の抗癌剤・放射 線治療を併用し集学的治療を行っています。化学療法については専門の内科医とも連携をとり、 患者さんに適した薬剤の選択を行っていきます。また、末梢小型肺癌に対しては肺機能の温存 とQOLの向上のため胸腔鏡補助下の手術も積極的に行っていきます。 ★自然気胸=ほとんどの症例で胸腔鏡下の手術を行っています。主に再発例を対象としています が、初発例でも積極的に手術しています。 ★感染性疾患=膿胸に対してはドレナージ、肺剥皮術、開窓術、胸郭形成術などを行っています。 非定型抗酸菌症に対しては肺切除術を行います。その他気管支拡張症、食道気管支瘻に対する 手術も行っています。 2.診療、症例数、実績など 2010年度の呼吸器疾患の手術数は101例です。肺癌33例、気胸25例が中心で、他に縦隔腫瘍、 膿胸、炎症性肺疾患などがあります。肺癌の病期別術後5年生存率はⅠ期73%、Ⅱ期43%、ⅢA 期27%、ⅢB期17%、Ⅳ期12%です。 3.可能な検査 ヘリカルCT、核医学検査、気管支鏡検査、超音波検査、胸腔鏡、縦隔鏡、胃内視鏡、レーザ ー治療など 4.外来への御紹介の際のお願い 外来診療:火・木。受付は午前8時30分~午後3時。 上田・隠土=火・木 月・水が手術日ですが、外科的疾患の患者さんが来院された際には手術日でも、外 科医師が可能なかぎり診察致します。 小児科 1.小児科の紹介 小児科は現在11名の小児科医師と2名の非常勤医師で診療しています。とくに気管支喘息や呼 吸器疾患やアトピー性皮膚炎・食物アレルギーの集学的・先進的な診断、治療を行っています。 喘息児のためのサマーキャンプ、喘息教室、水泳教室、食物アレルギー児のための食物アレルギ ー教室など患者教育も病棟・外来のスタッフの協力で実施しています。西間名誉院長が小児呼吸 器科を開設以来30年以上にわたり取り組んできた喘息児の長期入院療法も大きな特徴の一つで -8- す。附設の特別支援学校に通い学力を補い、心の問題にも取り組みながら治療を継続しています。 現在は喘息以外の難治性呼吸器疾患や食物アレルギーの児も利用しています。全国的にも小児気 管支喘息治療・管理ガイドライン作成の中心となってきた施設の一つです。在宅重症心身障害児 (者)に対応したA型通園事業を全国の国立病院機構の中では最初に取りくんでいます。現在小 児難治喘息・アレルギー疾患学会の事務局があり、小児アレルギーエデュケーター制度を3年間 に渡り実施し、全国にエデュケーターを生み出しています。 2.診療・症例数・成績など 1)力を入れていること・可能な検査 ・呼吸器検査:スパイログラム、呼気中NO測定は外来で常時行うことができます。気道過 敏性検査、運動負荷による運動誘発検査、胸部CT、気管支ファイバー検査など、喘息や 呼吸器疾患の評価や鑑別を行っています。 ・幼児、学童の気管支喘息教育入院:上記の検査を含め、喘息管理に必要な教育をご家族や 患児に行っています。入院は2泊3日~3泊4日の期間で行い、十分にトレーニングされたス タッフによって、パンフレットやビデオを使って家族、患児にわかりやすく説明を行って います。 ・乳児喘息入院:乳児喘息の診断は困難といわれていますが、当科では乳児喘息の診断また 鑑別を2泊3日で行っています。喘息の診断として、患児の睡眠下で経皮酸素分圧モニター を使用しながら気道過敏性検査を行っています。鑑別診断として、誤嚥や胃食道逆流症な どが挙げられますが、嚥下造影、食道pHモニタリングを積極的に行っています。喘息以 外の疾患に対しても対応法を具体的に指導しています。 ・食物アレルギー経口負荷検査:食物アレルギー患者に対して、診断と解除目的に経口負荷 検査を行っています。入院では毎週3回(火、水、金)に行っており、外来では患者のニ ーズに合わせて適宜行っています。食物を摂取してアナフィラキシー症状を起こしたこと がある重症な患者に対しても行っています。食物負荷で症状が出現した場合も、経験豊富 で熟練したスタッフが迅速に対応し安心して検査に臨めます。 ・食物依存性運動誘発アナフィラキシー検査:2泊3日で行います。 ・アトピー性皮膚炎スキンケア指導:アトピー性皮膚炎患児、その家族に対して、外来また は入院でスキンケア指導を行っています。外来では入浴の仕方、軟膏の塗り方などをパン フレットで分かりやすく自宅でも実践できるように指導しています。入院ではスタッフが 実際に入浴を介助したり、軟膏塗布を介助指導しています。 ・副腎皮質機能検査:ステロイドを長期に使用し副腎機能低下、あるいは定期観察をCRH、 負荷検査を用いて判定します。 ・睡眠時無呼吸検査(小児):小児の睡眠時無呼吸の検査も内科と共同して行っています。 扁桃アデノイド肥大の評価や術前検査として行うこともあります。 ・肥満改善入院:小学生高学年を対象に夏休みの3~4週間を使って、肥満改善入院を行って います。規則的な集団生活を行い、栄養士による栄養指導、運動療法士による運動療法を 行うことで、体重減少、体脂肪減少、筋肉量増加など十分な成果が得られています。 -9- ・アレルギー児へのワクチン接種:アレルギーが強くかかりつけ医でワクチン接種ができな かった児へのワクチン接種、海外渡航者、留学者へのワクチン接種などを行っています。 2)症例数 平成22年1年間の外来患者数は2,313名です。疾患の内訳は、気管支喘息518人、RSウィル ス感染227人、アトピー性皮膚炎31人、肺炎・気管支炎・クループ512人、食物負荷入院651 人、アナフィラキシー50人、その他357人(重複あり)でした。その他の疾患も食物アレルギ ー、アレルギー性鼻炎、蕁麻疹などアレルギー疾患、結核、無気肺、気管支拡張症など呼吸器 疾患です。ワクチン外来では、837回(同日の複数接種も含む)接種を行っています。 3.今後の方針 地域の先生方との病診連携をさらに深めていきたいと切望しております。 全国で屈指の気管支喘息、アトピー性皮膚炎などアレルギー疾患の診療・研究・教育をさらに研 鑽していきます。 皮膚科 1.皮膚科の紹介 2名の専門スタッフが診療にあたっています。皮膚疾患全般を診ていますが、特にアレルギー 疾患(アトピー性皮膚炎、薬剤アレルギー、金属アレルギー、接触皮膚炎など)に力を入れてお り、重症のアトピー性皮膚炎に対するスキンケアを中心とした入院加療、アレルギー検査として のパッチテストやプリックテストも積極的に行っています。 また、2000年3月よりレーザー外来(毎週火曜日午後、予約制)を開設しており、血管腫およ び毛細血管拡張症には、パルス色素レーザーによる治療を行っています。 2.今後の方針 入院治療の必要な患者さん、レーザー治療を希望される血管腫の患者さんなどを積極的に受け 入れ、地域医療に貢献していきたいと思っています。また、金属アレルギー、薬剤アレルギー、 化粧品など身のまわりの品に対するアレルギーの検査として、パッチテストやプリックテストを 幅広く行っています。どうぞお気軽にご紹介ください。 歯 科 1.歯科の紹介 当科では、当院入院患者の診療を行っております。様々な病気や障害を持つ方や高齢の方等、 通常の診察を受けることが難しい方に対し、行動管理法や全身管理法等を駆使してより質の高い 歯科診療、あるいは摂食嚥下障害に対する介入等を提供できるよう努めています。 また近年では、睡眠時無呼吸症候群等の睡眠障害を持つ方に対し、睡眠外来と連携して歯科ス プリント療法も行っております。現在までに1,300例以上実施し、90%の高い有効率を示してい -10- ます。 2.今後の取り組み 現在歯科医師2名、歯科衛生士1名と少数体制のため、上記以外の方への診療が難しい状況で ありますが、将来的にはスタッフの増員や診療システムの改善等により積極的な診療体制を構築 し、一人でも多く質の高い歯科診療や摂食嚥下リハビリテーション等の専門的治療を提供できる ことを目指します。 3.外来へのご紹介の際のお願い 当科は現在のところ入院患者中心の診察で、完全予約制となっております。そのため外部から の患者様に対し十分な診療時間をとりにくい状況ではありますが、紹介状があれば診察可能です。 誠に申し訳ありませんが、ご紹介の際には当科に直接お電話頂いて予約日時を決めさせて頂いて おりますので、何卒ご理解の程宜しくお願い申し上げます。 耳鼻咽喉科 1.耳鼻咽喉科の紹介 外来には耳鼻咽喉科一般の診療に必要な各種機器がそろっております。外来診療が中心で、喘 息などのアレルギー疾患に伴うアレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、中耳炎などの患者さんが多く、ア レルギー性鼻炎に対する鼻粘膜アルゴンプラズマ療法、減感作療法、反復性中耳炎や難治の滲出 性中耳炎に対する鼓膜チュービングなどを行っております。 2.可能な検査 標準純音聴力検査、歪成分耳音響反射検査(DPOAE、他覚的聴力検査)、ティンパノグラム、 電子ファイバースコープによる鼻腔・咽頭・喉頭の内視鏡検査、補聴器相談、頚部エコー検査、 赤外線カメラによる眼振検査。 3.今後の取り組み One airway one diseaseと最近よく言われています。各科と協力し、下気道病変を伴う患者さ んの鼻腔、副鼻腔疾患のコントロールを進めていきたいと考えています。 放射線科 1.放射線科の紹介 当院では下記のような放射線機器を備えています。 一般撮影装置(胸部X線撮影など)は、コンピューティッドラジオグラフィ(CR)を導入し、 デジタル化された画像診断の環境を整備しております。 マルチスライスCT装置、核医学(RI)検査装置やX線透視撮影装置、骨密度測定装置、歯科パ -11- ノラマ撮影装置などが整備されています。 RI検査は、肺の血流状態や、肺梗塞の検査、腫瘍や骨のシンチグラフィーなどの検査を行ってい ます。 また当院は胸部の専門病院ですが、胃X線検査や逆腸(大腸X線検査)、胃内視鏡(経鼻内視 鏡も可能)等の消化器の検査も行っています。 平成15年2月より4列のマルチスライスCT装置(東芝製Aquilon)が稼働しています。この装 置は1回転0.5秒の高速スキャンを特徴としており、1回の息止めで全身の撮影が可能で、検査 時間の短縮により今までよりさらに楽なCT検査となっています。また2mm幅のスキャンにより 高分解能CT(HRCT:high resolution CT)を得ることにより、さらに精密な検査をすることが できます。 以上のような高性能の機能をもつCT装置を当院の患者さんのみで使用するだけでなく、病診 連携の一つとして、開業の先生方にもご利用していただいております(CT外来)。 毎日3人のCT外来枠を用意しておりますので、ぜひご利用して頂きたいと思います。 当院のCT外来の特徴は、患者さんへの説明と検査結果(CTフィルムとその読影レポート)を 当日にお返しすることが出来ることです。 希望があればCD-RでのCT画像の報告も行っています。 2.CT外来検査予約方法 誠に恐れ入りますが、あらかじめ電話で予約をお願いいたします。 予約先:放射線科受付 電 話:092(565)5534 内線341 3.CT検査概要 ・検査前の食事はしていただいてかまいません。(他施設のように禁食はしていません)胆のう の検査を希望される場合は禁食していただくようお願いします。 ・造影検査があるかもしれない旨をあらかじめ患者さんにご説明下さい。 ・造影検査の有無は当院の放射線科医におまかせ下さい。 ・簡単な臨床経過を添えて下さい。参考資料があると非常に助かります。 ・検査が済みましたら、CTフイルムと読影レポートを一緒に添えてお返しします。 ・検査と結果説明の所要時間は約1時間ですが、検査内容によっては少し長くなります。 ・CTフイルムの保管は、紹介の先生の施設でよろしくお願いします。 ・CTフイルムが必要ない場合は、読影レポートのみにさせていただきますので、その旨ご連絡 下さい。 臨床検査科 臨床検査科は、臨床検査科長(呼吸器科併任)、臨床検査技師長、副臨床検査技師長、主任、技 -12- 師の合計11名で構成されています。臨床検査技師以外の認定資格者は国際細胞検査士3名、認定輸 血検査技師1名、超音波検査士2名、認定血液検技師1名、NST専門臨床検査技師2名、二級臨床 病理検査士(循環生理学)1名、有機溶媒作業主任者3名、特定化学物質等作業主任者1名、毒物劇 物取り扱い責任者2名です。 【生体検査部門】 当検査室の肺機能検査はチェスタック8900・チェスタック33(チェスト社)を用い排気量 分画(VC)、努力性肺活量(FVC)、機能的残気量(FRC)、肺拡張能(DLCO)、クロージン グボリウム(CV)、最大換気量(MVV)等の検査をしています。低肺機能、喘息等の患者さ んが多いので1~2回で正確な検査が出来るよう毎回、慎重に行っています。超音波検査は心 エコー、腹部エコー甲状腺エコー、頸部血管エコー、下肢動静脈エコー等を、超音波検査士及 び臨床検査技師が行っています。平成10年、中野呼吸器科医長がいびき外来を開設と同時に睡 眠時無呼吸検査を始めました。検査後はautoCPAPを使用し患者様に合う圧決め(タイトレー ション)を行ったり、歯科装具を着装し治療の効果を調べています。簡易検査では、呼吸音、 脈波、酸素飽和度などを同時に計る検査器材を貸し出し、自宅で検査をしてもらっています。 サーモグラフィー検査ではリウマチ患者さんの体表温度を測定し、末梢循環不全の存在程度を 計測しています。呼吸器科と小児科の医師が担当する気道過敏性検査(アストグラフ)も実施 しています。 また、採用時健康診断に必要な視力・聴力検査も実施しています。 【検体検査部門】 生化学・免疫、一般、血液検査では、それぞれの検査機器を検査システムにつなぎ、リアル タイムに検査結果をWebで外来、病棟など何処でも、いつでも見れるようにして迅速に検査結 果の報告を行っています。生化学検査の主な基準値は平成16年4月から福岡県医師会推奨の基 準値(福岡5病委員会)を使用しますので他病院、診療所との検査結果比較が容易になります。 アレルギー検査では約200種類の特異lgEを測定しており、食物性のものではアレルギー食事療 法の重要な指標となっています。病理・細胞検査では、喀痰細胞診、胸部X線撮影、ヘリカル CTの3種を組合せた、肺癌検診の一部を担っています。 細胞検査では、一般細菌培養同定、薬剤感受性試験、迅速検査(インフルエンザA,B RSウ イルス、アデノウイルス、CD抗原、ロタウイルス抗原、尿中レジオネラ抗原、β溶連菌)結 核菌培養、結核菌・非結核性抗酸菌の薬剤感受性検査を行っています。同時に給食関係職員検 便、調理室拭き取り検査、気管支鏡消毒検査、院内感染防止対策委員会へ提出の感染症レポー ト等の多岐にわたる業務を行い、院内感染予防に積極的に取り組んでいます。 薬剤科 1.診療案内 薬剤科は薬剤科長、副薬剤科長、主任、薬剤師の合計7名で構成されています。このうち1名は -13- 臨床研究部に所属する治験主任薬剤師となっています。認定資格者としては臨床CRC認定1名、 実務実習指導薬剤師認定3名、日本糖尿病療養指導士1名、NST専門療法士各1名となっていま す。 2.業務内容 入院患者の内服処方、注射処方に対する調剤業務のほかに入院患者の薬に関するケアに重きを 置いたものとなっています。治療に用いられる薬について、患者さんの理解を得ることが必要と なっており、また上手に薬を使うように指導を行います。さらに薬の副作用をチェックしたり、 飲み合わせのチェックを行います。その他に、医師の希望により市販されていない薬の調製(院 内特殊製剤)や抗菌薬投与時のシミュレーション、チーム医療としての感染制御チームや栄養管 理チームでの職能を生かした取り組みを行っています。医薬品安全情報、医薬品回収情報、医薬 品緊急安全情報など様々な医薬品情報が届いています。これらの情報について当院の関わりの深 いものを選択して、医師をはじめとした医療関係者に伝達し、医薬品を適正に使用する役割を担 っています。現在、1つの病棟では薬剤師が常駐し、医薬品の安全性や取り扱い、患者さんへの 吸入指導、さらには医師の処方設計支援などを日常のルーチンワークとして行っており、このよ うな病棟専任薬剤師の体制とっています。 リハビリテーション 1.当院の主なリハビリ対象疾患 慢性閉塞性肺疾患(COPD) ・結核後遺症等の慢性呼吸不全、胸部外科(肺)術前術後、喘息、 小児肥満、SAS(睡眠時無呼吸症候群)患者の肥満、重度心身障害、慢性関節リウマチ(RA) 等の膠原病 等 2.呼吸リハビリテーション 当院のリハビリ棟は呼吸リハビリテーション専門施設として開設された全国的にも数少ない 施設です。スタッフは医師、看護師、理学療法士、作業療法士、健康運動指導士から構成されて おり、慢性呼吸器疾患を対象に包括的呼吸リハビリテーションを行います。その内容を評価と治 療に分けてご説明します。 1)評価 問診、QOL評価、体組成測定(筋肉・脂肪の量)、運動耐容能の評価(歩行試験、筋力測定、 エルゴメーター負荷試験)、呼吸筋力測定、夜間酸素飽和度測定などで総合的に評価します。 これにより息切れの強さとその要因が明らかになり、また、酸素吸入の要否と酸素処分(安静、 歩行、夜間の流量)、運動処方、栄養処方などが合理的に決定されます。このほか鼻マスク式 在宅人工呼吸器療法の患者さんにはとくに夜間の自発呼吸のパターンと機器の同調を連続測 定することにより適切な設定が可能になります。 これらの検査は標準的な検査法のほか、当院で独自に開発した検査方法を取り混ぜており、 -14- このような詳細な評価が出来るのは本邦でも当院以外には殆どありません。 2)治療 運動療法、呼吸法の指導、呼吸筋訓練、排痰指導、日常生活動作指導、呼吸器疾患に関する 教育などをおこないます。また酸素吸入を要する患者さんには日常生活場面での酸素吸入量の 指導をおこないます。このような総合的な評価と治療を含むリハビリを包括的呼吸リハビリテ ーションと言い、COPDなどの慢性呼吸器疾患ではQOLを改善し、急性増悪を減らすなどの効 果が証明されており、治療において非常に重要な位置を占めるものとされています。 3)呼吸リハビリテーションの対象患者 ・COPD(肺気腫)、結核後遺症、気管支拡張症などの慢性呼吸器疾患で息切れがある場合 ・慢性呼吸器疾患の急性増悪(感染、心不全など)の回復期 ・慢性呼吸器疾患での在宅酸素療法の導入時 ・在宅酸素療法患者の再評価(酸素投与量の再設定) 3.重度心身障害に対するリハビリテーション 理学療法士・作業療法士により、入院および外来・A型通園事業・デイケアでの重度心身障害 児(者)に対するリハビリテーションを行っています。 4.関節リウマチに対するリハビリテーション 理学療法士・作業療法士により、温熱療法、運動療法、作業療法、関節保護指導、ADL指導な どを行っています。 5.肥満に対するリハビリテーション 小児肥満、SAS患者の肥満に対して健康運動指導士が詳細な評価を行い、運動処方・指導を 実施しています。 重症心身障害児(者)A型通園事業について 1.概要 現在、在宅の重症心身障害児(者)は、全国で約25,000人以上と推定され、在宅支援は今後の 重症心身障害児(者)医療、療育には不可欠なものです。特に近年、高度な医療ケアを要する超 重症児者が増加の傾向にありますので、在宅支援は、国立病院機構が取り組むべき重要な課題と なっています。当院では平成13年7月に全国の旧国立病院で初めてB型通園を開始しました。ま た平成17年度よりB型からA型へと移行し、より多くの方が利用できるようになりました。 2.通園の目的 重症心身障害児(者)に関する医療、療育、看護、訓練、発達および福祉などの相談を行い、 本人およびその家族がより良い日常生活を送れるように支援を行います。また、常時医療ケアを 必要とするような重症の障害児(者)に対しても、当院の病院としての診療機能を活かした医療 -15- を提供します。 3.事業概要 対 象:福岡市在住の重症心身障害児(者)、ただし学齢児は除きます。 * 学校を卒業された障害者を優先的に受け入れます。 * 学齢児でも訪問教育を受けている方は対象となります。 * 学齢児でも通学中の方も、長期休暇中は対象となります。 * 他の施設に通園中の方も、併用して当院での通園は構いません。 * 希望者が多い場合はどこにも通園されていない方を優先します。 定 員:1回15名 月~金の週5回開催(休日は除く) 時 間:10:00~15:30 送 迎:ご希望により行います。 入 浴:希望者には週に1回程度の入浴提供をしています。 通 園 内 容:グループ療育、個別療育、理学療法、作業療法、摂食機能療法、療育相談を行いま す。療育中でも吸引、酸素吸入などのケアを行います。 家族の参加:通園時間内は保護者の同席は基本的に必要ではありませんが、療育相談、検査、他 科受診などは必要に応じて同席をお願いしています。 4.医療、健康管理 小児科医師による診察、看護師による健康状態のチェックを通園ごとに行います。必要に応じ て、血液、レントゲン検査、薬剤処方を行い、保護者の希望があれば気管カニューレなどの各種 チューブの交換、皮膚科、耳鼻咽喉科、歯科診療を行います。 5.食 事 利用者の摂食状況に合った形態、メニューで提供します。経口摂取が困難な方への経管栄養(注 入)も行います。 6.保護者の費用負担 給食費相当として1回あたり500円をご負担いただきます。また、公費負担のため保護者の直 接のご負担にはなりませんが、再診料、検査料、処方料などが別途かかります。 7.職員構成 専任スタッフ 看護師 6名、理学療法士 1名、保育士 4名、看護助手 兼任スタッフ 小児科医、歯科医、児童指導員、保育士、作業療法士、栄養士 6名 8.会場、設備 通園専用の在宅支援棟(4階)を利用します。療育室、訓練室、ホール、相談室、診察室、処 置室、排泄介助室、家族休憩室、車イス対応トイレ、浴室、通園者用ロッカールームなどを設備 -16- しています。 9.通園利用について 重症心身障害A型通園事業は福岡市の事業となっていますので、利用申請が必要となります。 当院では通園に関するご質問、通園の見学なども行っておりますので、通園を希望される保護者 は、まずは担当窓口へご連絡ください。担当窓口は福岡病院在宅支援棟担当者または療育指導室 長です。 栄養管理室 1.栄養管理室の紹介 栄養管理室は入院患者様への食事提供と、多職主協同による栄養管理、管理栄養士による栄養 アセスメント及び栄養食事指導を行っています。 また、NST(栄養サポートチーム)の一員として患者様の栄養療法を行っています。 1.おいしく安全で治療効果の上がる食事の提供 2.患者様個々に応じた栄養食事指導 を目標とし、患者様の立場から考える栄養管理を目指しています。 2.食事の提供 食 種・・・約50種類 常食、小児食、幼児食、離乳食、軟菜食、呼吸器食、エネルギーコントロール食、減塩食、 減塩食、たんぱく・塩分コントロール食、摂食嚥下訓練食、多種食物アレルギー食等 その他、個人オーダーによりすべての患者様に対応しています。 適時適温 一般病棟 食事時間は、朝食 7:45 昼食 12:00 夕食 18:00、適温は温冷配膳車により実施 しています。 季節に応じた変化のある食事 行 事 食 祝日や季節の行事の日に提供 お正月、ひな祭り、花見、子供の日、敬老の日、クリスマス等 新茶の提供 「八十八夜」には新茶を提供 イベント食 病棟バイキング、重症心身障害児(者)病棟クリスマス会、 通園クリスマスバイキング、花見弁当、初夏の季節弁当、秋の季節弁当 等 3.入院時栄養管理計画の実施 医師、看護師などと協同し、患者様ひとりひとりの栄養状態等をチェックし、適切な栄養計画 のもと、栄養管理を行っています。 -17- 4.栄養食事指導 患者様の身体計測、臨床診査、臨床検査結果などを総合的に把握し、個人に応じた内容で外来・ 入院別の栄養食事指導を行っています。 食物アレルギー教室 年9回、専門医の講義と管理栄養士による除去食調理指導及び行事食(ひな祭り、クリスマス 等)やおやつ、日常のメニュー紹介を行っています。 院外活動 保健福祉センターや保育所で地域の方々に食物アレルギーについての講演、調理指導などを行 っています。 アルコール専門外来 アルコール依存症の方に対する専門外来を開設いたしました。 国立病院機構肥前精神医療センターの専門の医師が診療いたします。 アルコール専門治療プログラム参加を勧めたい方がおられましたろ、ぜひご紹介ください。 1.対 象 ①アルコールの問題を抱え、認知行動療法を中心とする断酒教育プログラム参加が望ましい方 ・アルコールの問題とは・・・ アルコールのために身体状況が悪い、家庭生活や社会生活がうまくいっていない など ②上記の方のご家族 2.診療案内 外来日:毎週金曜日 14:00 ~ 16:00 (祝日を除く) 完全予約制 福岡病院での診療は、基本的に1回 通院・入院など継続した受診が望ましい場合、肥前精神医療センターを含む 専門の医療機関をご紹介いたします。 3.予約方法 「肥前精神医療センター 地域医療連携室」にお電話ください。 連携室スタッフが、ご予約をお取りいたします。 ・お電話は、ご本人、ご家族、医療機関・行政機関の方など、ご本人に関係のある方なら、 どなたからでも結構です。 ・ご本人に紹介状(診療情報提供書など)をお渡しいただきますよう、お願いいたします。 ・受診日はお酒を抜いた状態で来院されるよう、お伝えください。 -18- ご予約・お問い合わせ先 (0952)52-3231 肥前精神医療センター 〒840-0192 平日 8:30~17:00 地域医療連携室 佐賀県神埼郡吉野ヶ里町三津160 電話(代表) :(0952)52-3231 FAX(直通) :(0952)52-3265 地域医療連携室 地域の医療機関と連携を密接に図り、患者さんが安心して継続的に医療・看護が受けられ、希望す る生活に近づけるように支援することを目指しています。看護師1名とMSW(医療社会事業専門職 員)1名と事務員2名の4名で日々対応しています。 1.医療連携室の業務内容 1)医療連携業務 ・他医療機関からの紹介患者さんの受付 ・紹介入院患者さんの担当医と入院病棟との連絡調整 ・紹介元医療機関のお返事と経過報告の管理と送付(FAXにて連絡します) ・他医療機関へ転院、退院時の支援、連絡調整 ・紹介、逆紹介に関するデータ管理 ・在宅サービスの紹介 2)特殊外来の受付と管理 ・セカンドオピニオン外来・アスベスト外来・肺がん検診 3)重症心身障害児(者)の短期入所受付と連絡調整 4)医療相談窓口 2.患者さんをご紹介頂く場合 福岡病院専用の診療情報提供書ができましたのでご利用ください。初診・再来新患(呼吸器科) の患者さんに限り、事前にFAXを送って頂ければ診療が優先されます。 外来受診:ご紹介患者さんの外来受付時間は午前8:30~10:30までとなっております。紹介状(診 療情報提供書)をご持参の上、直接病院の受付窓口までお越しください。10:30の受付を過ぎるよ うでしたら連携室に直接ご連絡下さい。ただし、小児科のみ午前中の診療受付時間は午前8:30~ 10:30まで、午後の診療受付時間は午前10:30~15:00までとなっております。 (※午後の診療は 13:00開始です) 入院:入院希望の際は、地域医療連携室に直接お電話下さい。連携室スタッフがお話を伺い、入院 の調整を行います。緊急時は、医師がお話を伺います。診療情報提供書をあらかじめFAXして頂 -19- いても結構です。 紹介患者さんに関する情報:ご紹介患者さんが受診・入院された場合、ご紹介いただいた先生に、 FAXにてご連絡いたします。詳細につきましては、後日担当医からのご報告・診療情報提供書を 郵送、又は患者さんにご持参していただきます。 3.特殊外来の受付について アスベスト外来、肺がん検診、セカンドオピニオンの予約受付を行っています。セカンドオピニオ ンは予約が必要です。当院の総合案内受付で申し込まれるか、地域連携室にお電話下さい。 4.重症心身障害児(者)の短期入所の受付について 病院建替工事(予定)の為、新規の方のお申し込み受付はしばらくの間休止しております 地域医療連携室ご利用時間 月曜日~金曜日 午前8:30~午後5:00 ※FAXは、終日送付いただいて結構です。 お返事はご利用時間内に行いますので、ご了承下さい。 地域医療連絡室の連絡先 国立病院機構 〒811-1394 福岡病院 地域医療連携室 福岡市南区屋形原4丁目39-1 TEL 092-566-6904(直通) 092-565-5534(代表) FAX 092-566-6910(直通) 092-566-0702(代表) E-Maile:renkei@mfukuoka2.hosp.go.jp -20- 学会認定医・専門医・指導医一覧 呼 吸 器 科 岩永 知秋 2011/7/1現在 日本内科学会認定医 日本呼吸器学会専門医 日本呼吸器学会指導医 日本アレルギー学会専門医 日本アレルギー学会指導医 日本呼吸器学内視鏡学会専門医 日本呼吸器内視鏡学会指導医 野上 裕子 日本アレルギー学会指導医 日本呼吸器学会指導医 日本内科学会専門医 日本呼吸器学会専門医 日本医師会認定産業医 中野 吉田 麻生 古森 アレルギー科 博 誠 博史 雅志 日本呼吸器学会指導医 日本内科学会認定医 日本睡眠学会認定医 日本呼吸器学会専門医 日本内科学会認定医 日本呼吸器学会専門医 日本呼吸器学会指導医 日本禁煙学会専門医 日本呼吸器学会指導医 日本臨床腫瘍学会暫定指導医 日本内科学会認定医 日本呼吸器学会専門医 日本内科学会認定医 日本呼吸器学会専門医 日本呼吸器学内視鏡学会 日本呼吸器学会指導医 気管支鏡専門医 日本アレルギー学会専門医 日本呼吸器学会専門医 石松 明子 日本内科学会認定医 平原 奈奈 日本内科学会認定医 木村 妙 日本麻酔科学会認定医 古賀奈津子 日本内科学会認定医 下田 日本呼吸器学会指導医 日本アレルギー学会指導医 日本内科学会認定医 日本医師会認定産業医 日本呼吸器学会指導医 日本内科学会認定医 岸川 照文 禮子 日本アレルギー学会指導医 日本医師会認定産業医 心 療 内 科 リウマチ・ 今岡 通厳 日本内科学会認定医 日本アレルギー学会専門医 横田 欣兒 日本呼吸器学会指導医 日本心身医学会指導医 日本アレルギー学会専門医 日本内科学会認定医 日本リウマチ学会指導医 日本腎臓学会専門医 日本内科学会専門医 インフェクションコントロールドクター 吉澤 滋 膠原病内科 日本医師会認定産業医 外 科 上田 仁 日本外科学会指導医 日本胸部外科学会指導医 日本呼吸器外科学会専門医 日本呼吸器外科学会指導医 日本臨床腫瘍学会暫定指導医 日本がん治療認定医 -21- 隠土 馬場 薫 博充 日本外科学会専門医 日本呼吸器外科学会専門医 日本呼吸器内視鏡学会指導医 日本呼吸器内視鏡学会専門医 日本外科学会専門医 日本外科学会認定医 日本がん治療認定医 小 児 科 小田嶋 博 日本呼吸器学会指導医 日本アレルギー学会指導医 日本小児科学会専門医 岡田 日本小児科学会専門医 日本感染症学会指導医 日本感染症学会専門医 インフェクションコントロールドクター 柴田瑠美子 日本小児科学会専門医 日本アレルギー学会指導医 永利 日本小児科学会専門医 日本がん治療認定医 日本がん治療暫定教育医 日本血液学会認定血液専門医 日本血液学会認定血液指導医 日本臨床腫瘍学会暫定指導医 哲 日本小児科学会専門医 インフェクションコントロールドクター 本村知華子 日本小児科学会専門医 日本アレルギー学会指導医 増本 夏子 日本小児科学会専門医 村上 洋子 日本小児科学会専門医 田場 直彦 日本小児科学会専門医 網本 裕子 日本小児科学会専門医 村上 至孝 日本小児科学会専門医 新垣 洋平 日本小児科学会専門医 松本 吉洋 日本障害者歯科学会認定医 日本歯科麻酔学会認定医 絢 日本障害者歯科学会認定医 日本歯科麻酔学会認定医 本荘 歯 科 法師山 賢司 義久 -22- 日本アレルギー学会専門医 <外来担当医一覧表> 8:30~10:30 診療時間 ●午前受付時間 新患 診 療 科 月 吉 田 石 松 ※金子 ※木村 呼 吸 器 内 科 ア レ ル ギ ー 科 再来 呼 吸 器 科 再来 午 療 内 科 リウマチ・膠原病内科 前 い 呼 び 吸 小 き 器 外 外 来 科 児 火 横 田 麻 生 ※岩永 ※野上 ※古森 ※平山 ※下田 ア レ ル ギ ー 科 心 9:00~ 午 後 吉澤(新患) 吉 弘 ※中野 小田嶋 本 村 科 ワ ク チ ン 外 来 皮 膚 科 耳 鼻 咽 喉 科 歯 科 名誉院長 外来 ※岡田 西 江 岡 ※松本 2011/7/1現在 水 下 田 野 上 ※麻生 ※吉田 木 岩 永 岸 川 ※吉田 ※金子 ※石松 金 岩永/金子 古 森 ※野上 ※麻生 ※岸川 ※下田 ※岸川 ※今岡 午 後 吉 澤 横田(新患) 吉 澤 ※横田 吉澤(新患) ※中野 上田(新患) 増 本 村上(至) ※中野 西 ※柴田 本 村 網 本 大 野 江 西 ※松本 江 ※松本 ※西間(内) 午 吉 後 澤 中野(新患) 上田(新患) 急患のみ 土 (交代制) ※平山 中野(新患) 村上(洋) 新 垣 (交代制) ※岡田 西 江 杉 山 九大病院より ※松本 ※松本 ・新患の方は、予約は不要ですが、必ず受付時間内にご来院下さい。 ・心療内科(新患)受診は、火曜日の午前中(受付時間8:30~10:30)です。 ・歯科は完全予約制 ・予約、予約変更の受付時間は、13:00~15:00です。 ※予約のみ ●受付時間、診療時間は下表参照 午後診療時間 診 心 療 療 13:00~ 科 内 皮膚科14:00~ 受付時間 科 アルコール外来(金14:00~16:00) 月 火 水 ※横田 木 金 ※横田 ※平山 ※肥前精神医療 センター医師 ※中野 ※中野 アルコール外来 い び き 外 来 月~水 13:00~14:00 午 アレルギー外来 呼 吸 器 内 科 後 呼 吸 器 外 来 ※平原 火・木 10:30~15:00 児 科 10:30~15:00 皮 膚 科 10:30~16:00 鼻 科 科 平山 中野(新患) (新患・再来) ※今岡 小 歯 耳 平山(新患) 村 上洋 網 本 杉 山 上 田 隠土・馬場 田 場 本 荘 ※レーザー (西江、杉山) ※松本 増 本 手塚(隔週) 永 利 西 上 田 隠土・馬場 小田嶋 本 村 ※柴田 田 場 本 荘 江 ※松本 ※宗(月1回) ・いびき外来は睡眠センター(呼吸リハビリ棟)にて行います。 -23- ※予約のみ CT外来・アスベスト検診・肺がん検診・セカンドオピニオン外来・健康診断(就職・渡航等) お問い合わせ・申し込みは、地域医療連携室 TEL 092-566-6904 ★諸事情にて担当医が変わることもがざいます。ご了承下さい。 3.臨床研究部の組織概要 臨床研究部長の統括のもとに、アレルギー免疫研究室、呼吸生理研究室、リウマチ研究室、心 理研究室、疫学研究室、治験管理室、の6つの研究室が活動を行っている。 部員数(専任1名、併任7名) 氏 名 長 下田 照文 専 任 アレルギー免疫研究室長 岸川 禮子 併 任 アレルギー科医長 呼 吸 生 理 研 究 室 長 本 村知華子 併 任 小児科医長 治 験 管 理 室 長 下田 照文 併 任 臨床研究部長 疫 学 研 究 室 長 小 田嶋 博 併 任 副医院長 心 理 研 究 室 長 横田 欣児 併 任 心療内科医長 リ ウ マ チ 研 究 室 長 吉澤 滋 併 任 リウマチ科医長 臨 床 研 究 部 <歴代の臨床研究部長> 1985年 井上 夫 1986年 西間 三馨 1988年 広瀬 隆士 1998年 庄司 俊輔 1999年 岩永 知秋(現院長) 2002年~現在 下田 照文 -24- 専任・併任の別 備 考 4.臨床研究部の活動状況 (1)機能付与及び特徴 当院の臨床研究部は昭和57年「呼吸不全」の臨床研究を主たる対象として発足したが、平成11 年の「国立病院・療養所の再編成計画の見直し」により、政策医療として、「免疫異常」の基幹 施設、「成育、重心医療」の専門施設、「呼吸器疾患」の一般施設としての機能が付与された。 「免疫・アレルギー」の分野においては、九州の中心施設であり、外来登録患者数年間6,000 名、入院症例数1,500名の気管支喘息(小児・成人)を初めとし、アレルギー性鼻炎、アトピー 性皮膚炎、食物アレルギー、花粉症、アレルギー性血管炎などすべてのアレルギー疾患を、アレ ルギー科、呼吸器科、小児科、皮膚科、耳鼻咽喉科の連携のもとに診療、研究している。その他、 シックハウス症候群の治療、原因究明についても積極的に診療しており、いずれも準ナショナル センターと連携を図り実施している。また、平成14年4月よりリウマチ科を新設し、関節リウマ チ、膠原病の患者も徐々に増加しており、免疫・アレルギーの基幹施設として名実ともに充実し てきている。 「成育」と「重心医療」の分野においては、軽症から人工呼吸管理を要する超重症児(者)ま で診療しているが、平成13年7月より国立療養所ではじめてB型通園事業を開始した。現在、在 宅の重症心身障害児(者)は全国で約22,000人と推定され、その中には重症児(者)も多く含ま れている。国立療養所では短期入所、デイケアなどの在宅支援を行う施設が増えてきているが、 当院は全国に先駆けて在宅支援の大きな柱である「通園」に関しての政策医療を積極的に行って いる。在宅支援は今後の重症心身障害児(者)医療には不可欠であり、2005年4月よりA型通園 事業を開始し、重症心身障害児(者)の在宅支援事業を推進し、重心機能の充実を図り、障害児 (者)の総合的医療機関を目指している。また、小児救急医療については九州管内の機構病院で 最も多くの小児科医を擁しており、大学病院、こども病院、地域医師会との連携を図りながら機 能充実を図り実施している。 「呼吸不全」の分野においては、150名の在宅酸素療法患者と50名のNIPPV療法患者を擁して いる。呼吸リハビリテーションの分野では常に先駆的位置を占めている。気管支喘息、慢性閉塞 性肺疾患、肺癌、間質性肺炎、びまん性肺疾患、呼吸器感染症などすべての呼吸器疾患に対応し、 呼吸器外科を含めて西日本の呼吸不全センターとして先駆的医療を実施している。 アレルギー疾患、気管支喘息、関節リウマチ、呼吸不全、肺結核、肺癌、肺線維症に関して政 策医療ネットワークを利用して患者登録および共同研究を行っている。 -25- (2)研究室紹介 ・疫学研究室 1) 小田嶋 博 福岡市内小学校疫学調査 福岡市内6小学校で経年的疫学調査を実施した。対象は都市部として警固小学校、郊外として、 花畑小学校、東花畑小学校また柏原小学校、中間部として玉川小学校と塩原小学校の6校。米国 胸部疾患学会肺疾患部門(ATS-DLD)で作成した問診票の小児版・日本語版を用いている。小 学校でのアレルギー疾患は増加の傾向が知られているが、福岡市では横ばいの感がある。どの小 学校もアレルギー疾患の有症率は50%は超えていたがこの数年ではそれ以上にはなっていない。 有症率が高いのは警固小学校であり、少ないのは柏原小学校である。この点から都会に多く郊外 に少ないという傾向は、認められる。 問診票調査によって呼吸器症状があると判定されたものに精密検査を行い、結果を個人に返し、 結果の説明会(アレルギー教室)を実施している。説明会で相談のあった症例に関しては後日、 病院を受診していただき運動誘発喘息や気道過敏性の検査を必要に応じて行っている。 なお、2011年度は、西日本11県約50,000人を対象に1982年から10年間隔で3回行ってきた大規 模な調査の4回目に当たるために、その準備に入っている。 2) 全国のアレルギー疾患の調査 気管支喘息の有症率、ガイドラインの普及効果とQOLに関する全年齢全国調査に関する研究。 厚生労働科学研究の1つとして行ってきた。今年度はインターネット調査を行い、問診要調査と の整合性を東京都福岡で検討した。その結果、ある程度の整合性が得られ、小児においても今後 有用な方法となり得ることが分かった。ただし、一定の人数が必要であり、都市部でインターネ ットがある程度普及している場所である。ことが条件となることも分かった。 3) 小児アレルギー学会の喘息治療状況調査 小児の喘息においても、ステロイド吸入薬の導入が進んでいる。これに伴って、ほかの薬剤の 使用状況、また、重症度はどのように変化しているのであろうかについての検討のために、全国 の小児アレルギー学会疫学委員会のまとめを担当している。2010年は4年目であるが、4年間で ステロイド薬の使用が増加し、テオフィリン薬は急速に減少し、以前は約80%使用されていたも のが、最近は20%にまで落ち込んでいる。また、ロイコトリエン受容体拮抗薬はほぼ横這い、ß2 刺激薬の貼布薬は減少傾向にあることがわかった。 4) 大気汚染に係る環境保健サーベイランス 3歳児調査の対象者は全国38地域の約9万人(回答者約7万3千人)であり、6歳児調査の対象者 は全国38地域の約8万9千人(回答者は約7万3千人)であった。これらの解析の結果、呼吸器症 状のうち気管支喘息については以下の様であった。 オッズ比による検討において、3歳児調査では、昨年度に大気汚染(SPM)と気管支喘息との -26- 有意な関連性を示す結果が初めて認められたが、今年度は認められなかった。一方、6歳児調査 では、昨年度に大気汚染(SPM)と気管支喘息との有意な関連性は認められなかったが、今年度 は有意な関連性(オッズ比1.08,95%信頼区間[1.00~1.16])が認められた。SPM以外の大気汚染 物質と気管支喘息については、3歳児調査及び6歳児調査ともに、今年度も有意な関連性は認めら れなかった。大気汚染(SPM)については全般的に低下傾向にあり、さらに、対象者別背景濃度 区分ごとの呼吸器症状有症率、調査対象地域ごとの対象者別背景濃度の平均値と呼吸器症状有症 率の関係においても大気汚染物質濃度が高くなるほど気管支喘息有症率が高くなるような関連 性は認められなかった。 なお、気管支喘息以外の症状については、かぜひき回数(5回以上)で大気汚染物質濃度が高 くなるほど有症率が高くなる傾向がみられたが、ぜん鳴、ぜん鳴(かぜなし)ではみられなかっ た。 -27- ・治験管理室 下田 照文 平成22年度は、過去最高となる12件の新規治験を受託した。薬効別では、新規治験12件中、 半数以上に昇る7件が喘息治療薬であり、成人・小児共に多く実施した。 また、本年度は平成17年度のCRC定員化以降、最も多く国際共同治験(新規4件、継続2件) を実施している。治験実施に質・スピードの両方を求められる傾向がみられてきた。 -28- 本年度は、過去最高の新規治験契約件数に比例し、契約額・納入額共に過去最高の8千万円台 に達した。加えて、実施率が90%を越え、納入額が契約額を上回ったことは治験の実績として評 価できると考えられる。今後更なる実施率の向上に努力していきたい。 [治 験] 継続治験 No 課 題 名 依頼者 アクトヒブ®製造販売後臨床試験-アクトヒブ®非併用時の 1 沈降精製百日せきジフテリア破傷風混合ワクチンの免疫原 製造販売後 第一三共㈱ 性の検討 アクトヒブ®製造販売後臨床試験-アクトヒブ®と沈降精製 2 百日せきジフテリア破傷風混合ワクチンの併用接種におけ 製造販売後 第一三共㈱ る免疫原性および安全性の検討 16歳以上の気管支喘息患者を対象として、 Symbicort®Maintenance and Reliever Therapy(ST 160/4.5μgの1回1吸入1日2回定期吸入にST 160/4.5μgの 3 要時吸入を追加)と、ST 160/4.5μgの1回1吸入1日2回定期 Ⅲ相 吸入にテルブタリン吸入剤0.4mgの要時吸入を追加した場 合を比較する、12カ月投与無作為化二重盲検並行群間実対 照多国籍共同第Ⅲ相試験(国際共同治験) -29- アストラゼネカ㈱ 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者を対象としてSymbicort® Turbuhaler®160/4.5μg 1回2吸入1日2回投与とOxis® Turbuhaler 4.5μg 1回2吸入1日2回投与の有効性と安全性 4 Ⅲ相 アストラゼネカ㈱ Ⅲ相 アストラゼネカ㈱ Ⅲ相 アストラゼネカ㈱ を比較する12週間投与無作為化二重盲検並行群間実薬対 照多国籍共同第Ⅲ相試験(国際共同治験) 日本人慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者を対象としたホル モテロール1 日18μg吸入及びCOPD標準治療による52週 5 間投与時の安全性及び有効性を検討する多施設共同非盲検 並行群間比較第Ⅲ相試験 日本人慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者を対象としたST 1 日640/18μg吸入及びCOPD 標準治療による52週間投与 6 時の安全性及び有効性を検討する施設共同非盲検並行群間 比較第Ⅲ相試験 KD-332検証的試験 7 Ⅲ相 KD-332の健康小児に対する沈降精製百日せきジフテリア 8 破傷風混合ワクチン及び経口生ポリオワクチンを対照薬と 調整医師 した多施設共同二重盲検ランダム化並行群間比較試験 (一般財団法人) 化学及血清療法研究所 (一般財団法人) 化学及血清療法研究所 新規治験 No 課 題 名 依頼者 推奨される既存治療によってもコントロール不十分なア レルギー性の日本人小児気管支喘息患者(6~15歳)を対 1 象に、オマリズマブの薬物動態学・薬力学、有効性及び安 Ⅲ相 ノバルティスファーマ㈱ 全性を評価する24週、非盲検、多施設共同試験 -オマリズマブの小児気管支喘息に対する臨床試験HZA106829:A randomised,double-blind,parallel group,multicentre study of Fluticasone 2 furoate/GW642444 Inhalation Powder,fluticasone Furoate Inhalation Powder alone,and Fluticasone Ⅲ相 グラクソ・スミスクライン ㈱ Propionate alone in the treatment of Persistent asthma in adults and adolescents_(国際共同治験) 3 KD-FLUの健康小児を対象とした臨床試験 Ⅱ/Ⅲ相 4 KD-FLUの健康小児を対象とした臨床試験 調整医師 -30- (一般財団法人) 化学及血清療法研究所 (一般財団法人) 化学及血清療法研究所 日本人健康乳幼児を対象とした沈降精製百日せきジフテ リア破傷風混合ワクチン(DPT)と同時接種したときの13 5 価肺炎球菌結合ワクチンの安全性、忍容性及び免疫原性を 検討する第3相無作為化7価肺炎球菌結合型ワクチン対照 Ⅲ相 ファイザー㈱ 二重盲検比較ならびにDPTの非盲検単独接種群に対する DPTの免疫原性比較試験 A randomised,double-blind,placebo-controlled(with rescue medication),parallel group,multicentre studv of 6 Fluticasone Furoate/GW642444 Inhalation Powder and Fluticasone Furoate Inhalation Powder alone in the Ⅲ相 グラクソ・スミスクライン ㈱ treatment of persistent asthma in adults and adolescents(国際共同治験) 中等症から重症の慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者を対象 にQVA149(110/50μg1日1回)の有効性、安全性、及び忍 7 容性を評価する26週間の多施設共同、ランダム化、二重盲 Ⅲ相 ノバルティスファーマ㈱ 検、並行群間、プラセボ及び実薬(非盲検)対照比較試験 (国際共同治験) 8 9 10 ノバグノスト百日咳IgG、IgM、IgAによる百日咳臨床評価 KRP-108比較試験(第Ⅲ相)-成人気管支喘息患者を対象 としたKRP-108の実薬対照単盲検比較試験 成人気管支喘息患者を対象としたKRP-108の長期投与試 験 体 外 診 断 用 シーメンスヘルスケア・ 医薬品 ダイアグノスティクス㈱ Ⅲ相 杏林製薬㈱ Ⅲ相 杏林製薬㈱ 中等症持続型喘息患者を対象に、チオトロピウム吸入液 (2.5μgを1日1回投与及び5μgを1日1回投与)を 11 Respimatにより24週間吸入投与した際の有効性と安全性 をプラセボ及びサルメテロールHFAMDI(50μgを1日2回 Ⅲ相 日本べーリンガー インゲルハイム㈱ 液2回投与)と比較する、第Ⅲ相ランダム化、二重盲検、 プラセボ対照、並行群間比較試験(国際共同治験) 日本人健康乳幼児を対象としたジフテリア・百日せき・破 12 傷風混合ワクチン(DPT)を7価肺炎球菌結合型ワクチン と同時接種したときの安全性、忍容性及び免疫原性を検討 製造販売後 ファイザー㈱ する第4相オープン無作為化試験 推奨される既存治療によってもコントロール不十分なア レルギー性の日本人小児気管支喘息患者(6~15歳)を対 13 象に、オマリズマブの薬物動態学・薬力学、有効性及び安 Ⅲ相 全性を評価するCIGE025B1301の継続試験 -オマリズマブの小児気管支喘息に対する継続試験- -31- ノバルティスファーマ㈱ [他の受託研究] No 課 1 2 3 題 名 依頼者 シムビコート®タービュヘイラー®30吸入・60吸入長期 特定使用成績 使用に関する特定使用成績調査 調査 アズマネックスツイストへラー使用成績調査 使用成績調査 アズマネックスツイストへラー特定使用成績調査 特定使用成績 (長期使用) 調査 特定使用成績 4 オルべスコ特定使用成績調査 5 エンブレル皮下注25mgシリンジ0.5mL副作用症例調査 6 プログラフカプセル 調査 ループス腎炎長期使用に関する 特定使用成績調査 ヒュミラ皮下注40mgシリンジ0.8ml有害事象調査 8 アロキシ静注0.75㎎使用成績調査 9 アロキシ静注0.75㎎特定使用成績調査 10 ゾシン静注用2.25、4.5使用成績調査 特定使用成績 副作用・感染 症調査 使用成績調査 特定使用成績 調査 使用成績調査 ファムビル錠250mg帯状疱疹後神経痛(PHN)に関する 特定使用成績 特定使用成績調査 調査 副作用・感染 12 オゼックス細粒小児用の副作用調査 13 エンブレル有害事象詳細報告 14 トラクリア錠62.5mg特定使用成績調査(長期) 15 オレンシア®点滴静注用250mg使用成績調査 16 トラクリア錠62.5mg特定使用成績調査(長期) 17 フェントステープ使用成績調査 18 症調査 調査 7 11 副作用・感染 症調査 副作用・感染 症調査 調査 使用成績調査 シェリング・プラウ㈱ 帝人ファーマ㈱ 武田薬品工業㈱ アステラス製薬㈱ アボットジャパン㈱ 大鵬薬品工業㈱ 大鵬薬品工業㈱ 大正富山医薬品㈱ マルホ㈱ 大正富山医薬品㈱ ファイザー㈱ ジャパン㈱ ブリストル・マイヤー ズ㈱ 特定使用成績 アクテリオン ファーマシューティカルズ 調査 ジャパン㈱ 使用成績調査 久光製薬㈱ 症調査 -32- シェリング・プラウ㈱ 特定使用成績 アクテリオン ファーマシューティカルズ アレロック特定使用成績調査-小児に対する調査-(蕁麻 副作用・感染 疹・皮膚疾患に伴う痒) アストラゼネカ㈱ 協和発酵キリン㈱ 19 20 21 献血ヴェノグロブリンIH5%静注特定使用成績調査(多 特定使用成績 発性筋炎・皮膚筋炎) パルミコートタービュヘイラー小児に対する長期使用に 特定使用成績 関する特定使用成績調査 調査 ヴォリブリス錠2.5mg使用成績調査 使用成績調査 ティーエスワン特定使用成績調査 22 24 カルボプラチン・テ ィーエスワン併用療法(CBDCA+TS-1 療法)における安 全性の検討 23 調査 -進行・再発非小細胞肺癌 ヒュミラ皮下注40mgシリンジ0.8ml特定使用成績調査 特定使用成績 調査 特定使用成績 調査 ラピアクタ点滴用ハイリスク因子を有する患者に対する 特定使用成績 特定使用成績調査 調査 -33- ㈱ベネシス アストラゼネカ㈱ グラクソ・スミスクライン ㈱ 大鵬薬品工業㈱ エーザイ㈱ 塩野義製薬㈱ ・心理研究室 横田 欣児 心療内科でのH22年度研究課題 気管支喘息の薬物療法、特に吸入ステロイド薬の進歩は気管支喘息の治療を著しく改善し、多くの 患者が喘息の苦労から解放される事になったのは、本当に喜ばしい事である。以前なら心身症気管支 喘息と考えられていた症例の多くが、今では薬物によって病気から解放され、喘息自体による社会生 活上の制約が大きく減少して、患者本来の力が発揮できるようになり、それによって以前ならストレ スと考えられていた状況が克服されるようになった。今日、心身症喘息とみなす必要のある患者が非 常に減少したであろう。しかしそれでも心身症喘息とみなす必要のある患者が残っているのも事実と 思われる。そのような症例を以下のように4つのタイプに分けて考えると理解されやすい。当心療内 科では、心身症気管支喘息を以下のようにタイプ分けし、それに基づく治療法の検討を続けている。 1)ストレスで急激に発作を起こすタイプ ストレス状態である事が理解しやすく、心理的アプローチが有効なタイプ。気管気管支の狭窄によ る喘鳴でなく喉頭喘鳴と思われる例が多い。またVocal cord dysfunction の合併を疑わせる事が多く、 その鑑別には経皮的酸素濃度、Flow volume curve、呼吸音の聴取部位、気管支鏡検査による声帯の 機能障害の有無の観察が重要である。心理的にはヒステリー機序が働いているのかも知れない。 症例1 62歳 女 診断は心身症気管支喘息。 現病歴:癌を疑われ検査入院。異常無しと分かり、会社に連絡したところ首になっていた。驚いた患 者は電話直後より喘息発作が出現。当院に緊急入院した。検査成績:肺機能では肺活量90%、1秒率 63%。 CRP (-)、WBC 正常。CEA 4.6 (normal < 2.5 )。気管支鏡による観察:異常無し 治療経過:喘鳴呼吸困難あり。 PSL40mg を10 日使用するも症状は改善せず、やがて胃潰瘍症状も 出てきたため、止むなく PSL10mg に減量した。この時丁度娘が出産になり「退院して孫の世話を して欲しい」との依頼があった。患者は引き受け、5日後の退院を決めた。すると次第に発作は消失 し、元気に退院した。 2)症状は薬物で消失するが大きなストレスを抱えているタイプ 発症増悪にストレスが関与している。症状を押さえる事は、疾病による二次的な社会的障害をなく するには非常に有効だが、症状がなくなる事で元々のストレス状況が持続する事になり、他の疾患を 起こしてくる恐れがある。このような症例は多いと考えられるので薬物で治療する際には注意が必要 であろう。 症例2 37歳 男 ストレス性気管支喘息 主訴:持続する咳、時に喘鳴。既往歴:小児喘息。 現病歴:3ヶ月前から咳がひどい。最近は時に夜喘鳴がある。 -34- 検査成績:胸部X-P正常。血球生化学正常。%FVC 87%、%FEV1 76%、気管支拡張薬によるFEV1 の改善 17% (330ml)。呼気時に軽いラ音あり。治療:吸入ステロイドとロイコトルエン拮抗薬。 生活歴:住宅建設会社の営業畑の係長。3年前当地へ転勤してきたが多忙で、成績を伸ばすためには 休みが取れない状況。4月から懇意にしていた課長が転勤し、頼っていた本社の部長が退職した。現 在の上司とも部下とも何となく馬があわない(派閥?)。部下を引っ張って行くよう頑張っている。 厳しい状況なのに部下が非協力的で腹立たしく焦りがある。 経過:<気管支喘息だが発症にストレスがあるのでは?>の指摘に上記の職場の状況を話した。薬物 療法にて症状は改善。カウンセリングへの導入を考えていたがその後来院なし。 3)受療コンプライアンス不良のタイプ ひどい喘息発作でも深刻さに乏しく、少し症状が良くなれば、いくら普段の治療の必要性を説明し ていても、放置して受診しなくなる。発作がひどくなってから受診する。「悪い」と幾ら説明しても 喫煙を止めない。心理的には症状否認が疑われる。 症例 3 女性 28歳 母子家庭。診断:心身症気管支喘息 病歴:2歳で喘息発症。小児期から長期入院を含め頻回に入院。寛解期はない。小児科から内科に変 わっても、症状のひどい時のみ受診し、入院しても少し改善すると退院し、退院後は定期受診はせず、 悪い時だけ受診する。再三の指導にもかかわらず喫煙し、ステロイド吸入も一時的。内服薬はその時々 に自分が選んで服用する。当時、聴診ではラ音が常にあり、肺機能は常時低下しているが平気で、 「い つもこんなですよ」。喘息のコントロール法につき、くり返し説明し、もっと良くなるからと言って も馬耳東風。喘息に慣れて平気であり、治療は放置の状態であった。 25歳時、急に喘鳴と不安と多彩な自律神経系症状を訴えて入院した。おびえ、症状の訴えが多く、 依存が強い状態で抑うつ的になった。「自分はいったい何をしているのか、こんな事をしていて良い のか」と思い出し、急に不安になったと言う。自ら禁煙開始、ステロイド吸入を継続し、きちんと内 服もするようになった。退院後は定期受診し肺機能も改善してラ音消失した。不安依存状態は半年後 に安定してきて、28歳の今はステロイド定期吸入でほぼ健康に過ごしている。 思春期青年期の症例では、自我の成長に伴っておのずから病気への対応が変化してくる可能性が考 えられる。 4)重症難治性の気管支喘息のタイプ アレキシサイミア(Alexithymia)と考えられ、真面目、熱心、我慢強い。慢性ストレスがあると思 われるが外部には不明瞭である。性格心身症による気管支喘息と考えられる。 症例 4 69歳 男 元教師、診断:性格心身症気管支喘息、高血圧症 現病歴:20歳頃喘息発症。年1回程発作で入院してきた。普段は当院に定期受診して症状無し。今回 発作入院した。家族:妻と二人暮らし。子供無し。5年前退職。 検査成績: SpO2 91。胸写で陳旧性結核病変あり。CRP 0.67、WBC 5700。 IgE RAST:Asperg.(3), 家塵(0), ダニ(0) 。FVC 3.11(98%), -35- FEV1 1.06(48%), 118。 拡張剤で19%改善。 残気量204%, 肺拡散能 93%。 経過:ステロイド剤の点滴注射にて改善のスピードは遅かったが1ヵ月後には症状がほぼ消失し、ス テロイドも減量できていた、しかし丁度気道感染を合併して再増悪し、ステロイドの再増量にもかか わらず喘息発作が持続した。あらゆる喘息薬を可能な限り使用し、ストレス軽減のため個室に移し、 良くなると保証し続けたが改善しなかった。患者は辛抱強く不満を漏らす事はなかったが、悲観的気 分が高まっていった。抗うつ薬の併用や、精神安定剤を使用したが無効だった。その内、ステロイド の副作用で糖尿病が誘発され、インスリンを使用するようになった。半年に渡って呼吸困難のため安 静を強いられたので手足の筋力が萎縮し、歩行もままならない状態になった。7ヵ月目に入った時、 患者からちょっとの期間自宅に帰って来たいと希望があり、多量のステロイドを使っている時だった ので危険とは思ったが家族と相談して患者の望みを叶えた。自宅に帰って調子が良いので帰院を順延 し、遂にはそのまま退院になり、内服のステロイドも患者が漸減し、インスリンも不要になり、吸入 ステロイドさえ使用しないでも良くなっていった。 患者に何が良かったのかと尋ねたところ、「歩けるようになろうと、最初は廊下を這って、次に伝 わり歩きをして足のリハビリに努めた。その他は何も考えなかった」と答えた。心身症喘息を痛感し た症例であった。 まとめ 心身症喘息、或いはストレス性喘息を4タイプに分けて考えた。 ①ストレスで急激に発作を起こすタイプ 心理的な対応が必要であり、ステロイドを始め喘息薬が効きにくい。ヒステリー機序を思わせる喉 頭喘鳴や声帯機能異常症の合併或いはそのものである可能性がある。気道狭窄を伴わない、従って厳 密には気管支喘息ではないと考えるべきかも知れない。 ②社会的なストレスを抱えている気管支喘息のタイプ。薬物で症状は良くなるが、その後も社会的ス トレスを抱え続けてゆく事になりやすいタイプ。「喘息にはストレスが関係する事があるが、あなた の場合はどうですか?」とまずは問いかける。普通は自覚している事が多いので、自分からいろいろ 自分が抱えているストレスを話し出す事が多い。黙って傾聴し共感する。患者が自分で話す事でスト レスの整理ができ、対応のメドも少しづつ付いてくる。「ストレス」と心の片隅に感じている事を話 題にできる事が大切であろう。 ③受療コンプライアンス不良のタイプ 小児喘息から引き続き成人になっても喘息であり続け、どうせ自分はこんなものとの意識があると 思われる。喘息治療はより良くコントロールする事であり、完治するのでない事が納得できてないと 思われる。 心理的否認状態にある。薬物療法の進歩で今では昔よりもっと良い状態でコントロールできるように なったと繰り返し説明する事が重要。自我の成長で改善する例もある。 ④重症難治性の気管支喘息のタイプ 性格心身症型の難治性喘息。心理的に改善は困難。治療環境を変える事を考えるべきと思われる。 -36- ・リウマチ研究室 吉澤 滋 リウマチ研究室では、関節リウマチ(RA)および膠原病などリウマチ性疾患を対象に臨床症例の 蓄積を行いながら、症例研究を中心に研究活動をしています。 1)リウマチ性疾患の肺病変の検討 2001年から2010年の10年間に当院で経験したOPを合併したRA(OP-RA)の11症例(男性5例、女 性6例、平均年齢71.2歳)。OPの診断は組織診断、または画像と臨床経過による診断で行った。組織 診断は7例で試みられ、4例でOPと診断したが、他の3例は組織にての確定診断はできなかった。2例 はOP+UIPパターンと考えられた。11症例のRAとOPの発症時期の関係は、7例がRAの経過中、3例 は同時期、1例はOPの発症が2ヶ月間先行していた。治療は10例でステロイド剤投与がなされ、1例は DMARDsのみの投与であった。OPの予後は、ステロイドに対する反応性は良好であったが、5例で 再燃がなく、5例で再燃を認め、1例はOPの再燃はなかったが同時にみられたUIPの急性増悪により 12カ月後に死亡した。OP-RAの治療反応性は比較的良好であったが、治療後の再燃の頻度は高かっ た。今後さらなる症例の蓄積を行っていくとともに、画像的特徴の検討を行っていく予定である。 2)iR-netによる『関節リウマチの内科的治療の検証に関する研究』への参加 国立病院機構免疫ネットワークに平成15年度より参加し、全国規模でのリウマチ患者さんの実態調 査のデータ登録(NinJa)への患者登録を継続し、またそのデータ解析にも参加している。 今年度は65歳以上での発症した高齢発症関節リウマチ患者(LORA)の特徴を検討した。2009年度 NinJa登録患者7085名(男性1268名、女性5817名)について検討した。65歳以上での発症者群をA 群、65歳未満発症で年齢65歳以上の群をB群、年齢65歳未満の群をC群として比較検討した。A群は 1108名(男性326名、女性782名、平均罹病期間5.31年)であり男性の割合が高かった。ステロイド (ス剤)の使用はA群54.0%、B群59.7%、C群47.7%であり、ス剤単独治療はA群7.1%、B群8.1%、C 群3.8%であった。MTX使用はA群43.1%、B群53.5%、C群60.5%であり、生物学的製剤使用はA群9.7%、 B群14.5%、C群21.9%であった。疾患活動性DAS28はA群3.81、B群3.74、C群3.38であり、1年間の 入院経験割合はA群20.8%、B群21.9%、C群1.37%であった。LORAではMTXと生物学的製剤の使用 頻度が低く、DAS28は高い傾向にあった。 3)今後の展開 関節リウマチ患者症例および膠原病症例の蓄積とともに、膠原病関連肺病変の症例の蓄積がなされ てきている。今後さらに間質性肺病変の患者の症例を初回診断に登録し症例の前向きな検討も行って ゆく予定である。 -37- ・アレルギー免疫研究室 岸川 禮子 黄砂が健康に及ぼす影響調査 大分県立看護科学大学、慈恵会医科大学柏病院、日赤国際看護大学、産業医科大学保健学部および 当院と協同で調査を継続した。 福岡県北部において黄砂が健康に及ぼす調査をアレルギー・呼吸器疾患を通して行っている。通常の 生活を送っている大学生を対象として黄砂の影響を継続調査した(2009年度調査)。 黄砂飛来時の人への健康影響調査を前年同様に調査した。通常の学生生活を送っている看護大生228 名を対象に2009年2月1日から4か月間、症状日記と日本アレルギー性鼻炎標準QOL調査を行った。 黄砂日は気象月報(目視法)、スギ花粉は福岡県医師会花粉情報網を引用した。花粉症またはアレル ギー性鼻炎申告(A群)は87名(38%)、なし(B群)136名(60%)、不明(c群)5名であった。 A群のうち治療者は12名であった。今回、目視法で観測された2月12日の黄砂日の前2日間、黄砂日 中2日間、後1日間の鼻・眼症状、咽頭症状に悪化が見られた。健康な生活を送っている20代を中心と した世代では38%以上が花粉症・アレルギー性鼻炎症状があった。アレルギー性鼻炎患者とともに非 鼻炎患者において軽微だが黄砂で悪化または症状が出現し、QOLが低下した。2008、2009年とも に黄砂が健康に影響を及ぼす可能性が示された。今井 透ら:2010年日本アレルギー学会で報告した (厚生科学研究費による)。 日本列島の空中花粉調査2009年7月~2010年6月 各施設で(土)日祭日を除く毎日ワセリンを薄く塗布したスライドグラスをDurhamの花粉捕集器 に設置し24時間放置して一定の時間に交換して空中花粉を採取した。原則として1ヶ月毎に当施設に 郵送された。カルベルラ液(塩基性フクシン)で染色し光学顕微鏡下で算定した。1cm2あたりの花 粉数に換算し、1個/cm2以下は小数点1桁を四捨五入した。7月~12月・1月~6月に分けてグラフを作 成し、今年のスギ・ヒノキ科花粉などについて飛散状況を検討した。また、スギ花粉については環境 省花粉観測システムはなこさんと比較した。 1)2009年6月~12月Grass Weed seasonでは秋咲きのイネ科、キク科ヨモギ属、ブタクサ属、カナ ムグラ、秋のスギ、イラクサ科、モミ科ヒマラヤスギが目立っていた。 2)2010年1月~6月Tree seasonではスギ、ヒノキ科が全国で捕集されたが、非常に少なかった。ブ ナ科、マツ型、カバノキ科など他の樹木花粉も昨年に比べて少なかった。その他和歌山、浜松、長崎、 宮崎、屋久島でヤマモモ科が他地区より多く捕集された。春咲きのイネ科は最近4年間で最も少ない 地域が多かった。 3)今年のスギ花粉は2月上旬から飛散開始し、最近4年間で最も少ない少飛散年であった。ヒノキ 科は3月中旬頃から飛散開始したが、飛散量が極端に少ない地区では開始日・終了日決定に苦慮し、 判定不可の地区もあり、捕集量も最も少なかった。 4)環境省花粉観測システムはなこさんのリアルタイムモニターによる測定値を各地のダーラムのス ギ花粉測定値と比較した結果、相関していない地区が一部で見られており、今後検討する必要性があ ると考えられた。 -38- 5)経年的に年間の空中花粉抗原を把握し、アレルギー疾患の予防・治療に役に立てて行きたい。 以上、第60回日本アレルギー学会で報告した。 日本におけるスギ花粉症患者のための新しい花粉情報システムについて 第13回国際花粉学会日本開催に向けてアルゼンチン首都ブエノスアイレスで開催された第9回国 際空中生物学会、韓国蔚山で開催されたアレルギーセミナーで我が国の花粉情報システムの歴史と現 況、将来構想について我が国を代表して紹介した。 We introduced our history and circumstance of rapid increasing Cedar and Cupressaceae pollinosis, and Japanese government has worked multi field studies against cure and prevention of this disease. Historically we have used gravitational pollen continued to use it monitor, Durham sampler, to collect pollen and making pollen information and prediction for patients with pollinosis. We admitted the adequate network system particularly at Japanese circumstance. Burkard sampler data is important comparing foreign country data. The automatic particle counter (KH3000), Hanako-san which can measure only conifer pollen grains, has invented, developed and popularized all Japan as a project of Ministry Environment in a few decades. Patients with pollinosis have got pollen information easy and always for avoiding antigen. Moreover we will try to begin Numerical Pollen Forecast from every 1 hour data of the real time pollen monitor around Tokyo. We’ll continue to investigate the amount of dispersion pollen and symptoms degree of conifer pollinosis in Japan.( 9th ICA, Buenos Aires, Argentina, EST5 24th Aug. 2010 Allergy seminar 2010 October 22nd Ulsan Korea) 当院屋上における空中花粉調査(4日間対応型重力法による調査) 当院の屋上ではダーラムの標準花粉捕集器、ISロータリー式捕集器、ダーラム型の4日間対応自動 測定器の重力法とバーカード花粉捕集器(Burkard-7days record aspiration sampler)の国際標準 法体積法で年間の空中花粉を調査している。さらにKH-3000(大和)、KP-1000(興和)の体積法 による年間の空中花粉およびスギ・ヒノキ花粉をリアルタイムモニターとして環境省花粉情報網「は なこさん」、日本気象協会九州支社との共同で調査している。結果アレルギー学会、花粉学会などで 報告、また他の協同研究施設より報告していただいた。重力法による4日間対応型花粉捕集器の調査 結果では花粉が少なかった2010年は通常のダーラムよりカウント数が多かったが、他の1施設ではよ く相関していたと報告された。継続して調査検討する。 平成23年度のスギ・ヒノキ科花粉捕集数を予測した 国立病院機構福岡病院(福岡市南区)における来年の予測(重力法)を行った。 1)2011年のスギ+ヒノキ科花粉予測数 過去の平均数(24年間) 2609個/cm2/season 2388個/cm2/season -39- 2010年 1153個/cm2/season 総数 気温、湿度、全天日射量の重回帰分析で算出した。 (有意水準1%で、重回帰の式に各変数を代入した。r=0.75、p=0.0002、変数:2010年7月平均 気温:27.7℃、平均湿度:73%、全天日射量15.6 MJ/m2から総数は24年平均の1.1倍、 昨年の2.3 倍と算定した。 2)スギ予測を同様の方法で行った。 スギ 花粉数 1137個 (24年間平均1048、 2010年880)、平均の1.1倍、昨年の1.3倍 と予測 した。 3)ヒノキ科予測も同様の方法でおこなった。 ヒノキ科花粉数 1472個 (24年間平均1340、2010年273)、平均の1.1倍、昨年の5.4倍と予測した。 しかし、実際のスギ雄花は非常に多く花粉をつけており、これらの予測以上に飛散する可能性が高い。 ヒノキ科は昨年の少量飛散を考慮すると元来ヒノキ科の多い九州北部では予測よりさらに大量に花 粉が飛散する可能性がある。NPO花粉情報協会の専門家が6月・7月・8月の気象条件と福岡のデータ から予測し他結果は約4000個で我々の予測より約2倍多いとされており、最近の気象条件の変動から 我々が今まで行ってきた7月からの気象条件のみでは予測が困難になってきていることも考える必要 がある。 2011年度福岡県、九州花粉情報結果 平成23年2月1日~4月15日まで福岡県・九州花粉情報を行った。 平成23年は初観測日が1月6日(対馬市)、7日(大村市)、11日(長崎市)、24日(諫早市)、25日 (島原)で初観測され、福岡県では、1月13日(行橋市:福岡県)、1月14日福岡市南区、1月15日飯塚 市、久留米市に見られた。花粉情報開始した1月31日には、菊池市、津久見市、国東市、延岡市、2 月3日福岡市早良区、2月4日北九州市八幡東区、2月7日豊前市、糸島市、唐津市、北松浦郡、2月8日 熊本市、宮崎市、都城市、肝属郡と各地で少しずつ観測されるようになった。福岡市では予防的治療 の受診が多く、軽度の症状でも受診しはじめていた。 スギ花粉は、2月16日の長崎県北松浦郡をはじめに2月17日~21日にかけて九州地区の一部(延岡、 菊池)を除いてスギ花粉が定義上の飛散開始となった。 長崎では飛散開始早々に非常に多い地区が複数個所見られ、最初の飛散ピークを形成した。 福岡県では2月7日~12日が528名、14日~19日が593名と増加し、予防投与より増悪して受診する方 が増えた。スギ花粉は、2月23日頃から気温上昇と晴天が続き、九州全域で急増しました。25日、 26日、27日では、更に最高気温が17~20度となり、飛散ピークを形成した。福岡県では花粉飛散 ピーク時期にやや遅れて21日~26日耳鼻科が1117名(前週の約2倍)、眼科138名(前週の約3倍) と増加した。 耳鼻科から症状は、中等症が主ですが、眼のかゆみが強いとコメントされています。呼吸器科では、 ここ1,2日咳が主症状で受診される方も出現した。 耳鼻科からのコメントによると3月14日頃よりむしろ重症者が多く、初期療法の薬剤を変更する症 例が多くなり、受診数は横ばい状態で今年は昨年よりかなり花粉飛散量ですが、寒さの影響で飛散開 始が遅れた日数分延長傾向にあった。 -40- 九州北部と中部の一部ではヒノキ科が3月末に飛散最盛期に入り、29日は400~600個/cm2/日観測 されています。例年ヒノキ科がかなり多くても耳鼻科受診数はスギ花粉の飛散時期に比較すると急に 増加することもなく目立たないが、症状悪化やスギ花粉の減感作(免疫)療法を行っている方のなか にスギ花粉飛散時期は軽くて経過しているが、ヒノキ科になると急に悪化する方が見られており、治 療が必要となっている例が見られた。 スギ花粉は4月18日ころまで飛散し、ヒノキ科は4月末まで飛散が延長した。飛散開始が1月の長 期気温低下が影響して遅れたため期間はほぼ同じだが10日前後遅れて飛散終了した印象であった。当 院のスギ花粉捕集総数は2022個で昨年の2.3倍、ヒノキ科は4492個で昨年の約17倍を示し、予測数を 上回った。福岡県花粉情報ネットワークの耳鼻科を受診した患者数は8622名で昨年の1.2倍、眼科954 名で1.5倍をしめした。 スギ・ヒノキ科花粉飛散が終了した後、当院のイネ科花粉数と宗耳鼻咽喉科医院を受診したイネ科 花粉症患者受診数を1週間毎にまとめて福岡県医師会のメデイカルセンターに送ってHPに掲載して いる。 福岡県の医師会花粉情報における有用性の調査結果を学会で報告した。 1988年 から2010年 の 23年間の スギ・ヒノキ 花粉飛散数 をまとめ、耳鼻咽喉科、眼科の スギ・ ヒノキ 花粉症患者 受診数の動向と比較し、花粉情報の有用性の検討 を行った。 1)福岡市ではス ギ花粉 42%、ヒノキ花粉 58% と ヒノキ花粉が多い 特徴が認められた。2)スギヒノキ花粉数と 耳鼻咽喉科受診数とは 強い相関関係(R=0.87)がみられた。3)最もスギ花粉が少なかった2004年 でも、最もスギ花粉が多かった2005年の45%の受診があった。(スギ花粉量は約6%、約18倍)2010 年は、最もスギ花粉が多かった2005年の44%の花粉量であったが、2005年の70%の受診があった。4) スギヒノキ花粉数と眼科受診数は 中等度の相関関係(R=0.68)がみられた。スギ、ヒノキの花粉の 種類による差は あまり認められなかった。5)飛散数の増加は 当日から3日以内に受診数に反映し ていた。ヒノキ花粉が少ない年は、ヒノキ花粉飛散時期に受診数のピークが認められなかった。6) 福岡県の花粉飛散数(2001~2010年の10年平均)は1988年からの10年平均に比べ 倍、ヒノキ花粉は 2.1倍 と スギ花粉は 1.4 花粉飛散数の増加が認められた。7)花粉飛散数がかなり少ない年でも ある一定の受診数を認めており、そのシーズンの花粉数予想の多い少ないに関わらず、花粉症対策が 必要であると考えられる。結論)花粉症 受診患者数は、花粉飛散数 に 有意差をもって反映してお り、花粉情報は花粉症治療対策に 有用な情報 の1つであると考えられる。押川千恵ら:日本アレル ギー学会、耳鼻咽喉科地方会で報告した。 美容石鹸定期使用中に生じたコムギ食品による食物依存性運動誘発アナフィラキシー (FDEIAn)症例 を職業アレルギー学会で紹介した。 小児期より食物アレルギーの既往がなく、コムギ食品によるFDEIAnが起こり始めた原因を検討し た。 FDEIAnを主訴に受診した患者の主な原因とする食物・運動負荷検査を行い食物アレルギー・ 食物依存性運動誘発アナフィラキシーと診断し、外来治療で経過観察した。美容石鹸定期使用中に生 じたコムギ食品による食物依存性運動誘発アナフィラキシー (FDEIAn)症例について報告をした。 1. 症例1は元来アレルギー素因が強く、バイアスピリンを常用するようになって食物アレルギー -41- 症状が誘発したことがうかがわれたが、実際には加水分解小麦末の入った美容石鹸を中止して全ての 症状が改善したことから石鹸使用による発症が最も疑わしいと考えられた。 2.症例2,3は各々異なった環境で小麦に関する職業歴もなく、症例1と同じ石鹸を使用して通常の 生活を送るなかで小麦関連抗体を有し、小麦食品によるFDEIAn(WDEIAn)が発症したことがうか がわれた。 3.可溶性抗原の抗体を検出する免疫拡散法(オクテルロニー法)では患者血清は特異的な反応を示 さなかった。 4.同様な主訴で受診した症例は全て女性で、長期に同じ美容石鹸を使用していたが、1例のみ小麦 関連抗原が陰性であった。食物回避より石鹸使用中止で、症状が軽快したことがうかがわれたが、抗 体陰性症例は生活パタンを変更せず症状を反復していた。 5.石鹸使用者全てが症状を発症するわけではなく、危険因子を探し注意を喚起する必要がある。ま た石鹸の感作過程についてさらに症例を重ねて検討したい。岸川ら:平成22年職業アレルギー学会で 報告した。 気管支喘息患者の気道過敏性における考察 当院では日常臨床で主に新患患者を対象に気管支喘息の診断を目的としてメサコリン連続吸入負 荷法(アストグラフ)検査を行い、アレルギー素因の程度、肥満と気道過敏性・気道炎症の程度など を検討し、下記の結果を得た。 1)多数の横断研究により、肥満人における喘息有病率の増加が示されているが、この関係の基盤に ある機序は不明である; 肥満と喘息との関係における性の役割について言及している研究も多数ある。 我々は、ステロイド未投与の軽症成人喘息患者における肥満の気道過敏性に及ぼす性特異的影響につ いて検討した。 ステロイド未投与の軽症成人喘息患者計236例(男性90例および女性146例;(年齢 20~81歳))の気道過敏性を測定し、肥満群(BMI≧25)および正常体重群(18.5≦BMI<25)にお けるD minを、男女別に比較した。 90例の男性患者において、肥満群31例と正常体重群59例との間 に、D min の値に統計学的有意差はなかった(D min 値は、順にそれぞれ1.88±1.84 単位と1.94± 1.81 単位、; P=0.88)。同様に、146例の女性患者においても、肥満群34例と正常体重群112例との間 に、D min の値に統計学的有意差はなかった(D min値は、順にそれぞれ2.26±1.81 単位と2.35± 1.93 単位、; P=0.79)。ステロイド未投与の軽症成人喘息患者において、肥満が気道過敏性を有意に 増強させる結果は得られず、また肥満と気道過敏性の関係における性差も認めなかった。maoka M, Tanahashi T, et al: Gender-specific impact of overweight and obesity on airway hyperresponsiveness in adults with mild asthma. The 29th EAACI Annual Congress,London, Jun, 2010 2)高い血清IgE値を産生する性質は気道過敏性とともに遺伝するとされている。 ステロイド未投与 の成人のアレルギー性および非アレルギー喘息患者における、血清IgE値が高値の気道過敏性に対す る影響について検討した。対象は、ステロイド未投与の成人のアレルギー性および非アレルギー喘息 患者計238例(女性64%、年齢中央値48.5歳(20-81歳))。呼吸コンダクタンスが減少し始める変曲点 に達するまでに要したメサコリン吸入負荷の累積量(D min)を気道過敏性の指標とした。D min 1 単位は、メサコリンエアゾール1.0mg/mlの1分間の吸入量に相当する。その結果、今回血清総IgE値 -42- 上昇例の気道過敏性におよぼす有意な影響は示されなかった。さらに特異的IgEとの関係など条件 を考慮して継続調査する。Imaoka M, Tanahashi T et al: Effect of elevated serum IgE on airway hyper- responsiveness in adults with allergic and non-allergic asthma. 14th International Congress of Immunology,Kobe, Aug, 2010 3)肥満は喘息の危険因子であることが示されている。また、肥満と喘息との関係における性の役割 について言及している研究も多数ある。ステロイド未投与の成人喘息患者における肥満の気道炎症に 及ぼす性特異的影響について検討した。 ステロイド未投与の非発作時成人喘息患者計216例(男性74 例および女性142例; (年齢20~88歳))について検討した。気道炎症の指標として、オンライン法に より呼気中一酸化窒素濃度を用い、肥満群(BMI≧25)および正常体重群(18.5≦BMI<25)におけ る呼気中一酸化窒素濃度を、男女別に比較した。 74例の男性患者において、肥満群26例の呼気中一 酸化窒素濃度は正常体重群48例に比し高値であったが統計学的に有意ではなかった(呼気中一酸化窒 素濃度は、順にそれぞれ54. 4±62.4 ppbと42. 3±38.4 ppb、; P=0.19)。一方、142例の女性患者にお いては、肥満群36例の呼気中一酸化窒素濃度は正常体重群106例に比し統計学的に有意に低値であっ た(呼気中一酸化窒素濃度は、順にそれぞれ26.8±21.1 ppbと38.2±33.9 ppb、; P<0.01)。成人女性 の喘息患者においては、肥満と喘息との関連の基盤にある機序に、気道炎症以外の因子が含まれる可 能性が示唆された。Imaoka M, Tanahashi T et al.:Gender-specific effect of overweight and obesity on airway inflammation in adults with asthma. 67th AAAA&I,San Francisco, Mar, 2011 対象症例が少ないため層別解析などができておらず、さらに軽症成人喘息症例を増やして肥満に関す る気道過敏性との関係を検討する。 -43- ・呼吸生理研究室 本村 知華子 H22年度の研究内容を紹介する。 (1)嚥下障害により喘鳴が認められた児の気道過敏性の推移(林:日児ア誌24:225-30:2010) 乳児喘鳴で嚥下障害が併存し気道過敏性が亢進している場合、増粘剤の使用で誤嚥を予防する と気道過敏性が改善する可能性を示唆した。この論文は、平成22年度日本小児アレルギー学会臨 床研究奨励賞(フクロウ賞)を受賞した。 (2)サマーキャンプにおける呼気中NOの変化とアドヒアランスとの関係 (網本:第27回難治喘息学会) 呼気中NO測定によって、吸入ステロイド薬(ICS)のアドヒアランスを評価できる可能性を 示唆した。 (3)当院で経験した新型インフルエンザ感染入院のまとめ(児玉:第27回難治喘息学会) 新型インフルエンザ感染で入院した小児は季節性インフルエンザ感染で入院した小児に比較 し、気管支喘息と初めて診断され、また低酸素血症をきたしていたなど新型インフルエンザ感染 症の特徴をまとめた。 (4)小児における運動誘発喘息の実態(村上洋子:第22回アレルギー学会春季) ISSACの問診票を用いた調査では幼稚園児、小学生に比較し、中高生に運動誘発喘息が多く認 められた。 (5)呼吸困難感 ・喘息コントロールテストは気管支喘息児の呼吸困難感受性に影響される (本村:第22回アレルギー学会春季) 呼吸困難感が低下している喘息児ではACTが良好でも喘息コントロールは不良である可能 性がある。 ・気管支喘息児の運動誘発喘息(EIA)における自覚的呼吸困難感(本村:第60回アレルギー学会) EIA重症児では呼吸困難を強く感じているが、軽症児では陰性群と差はない。 (6)当院で経験した小児気管支喘息に合併したAir leak syndrome11例の検討 (新垣:第43回小児呼吸器学会) 喘息発作に合併したALSの合併頻度は減少している。 (7)重症心身障害児者における気管支喘息の実態調査(増本:第60回アレルギー学会) 吸入療法を行っている者は気管切開や人工呼吸器を装着している割合が多かった。 (8)症例 ・気管支喘息、慢性気管支炎として経過をみられていたFollicular Bronchitisの1症例(村上洋子: 第47回小児アレルギー学会) 胸腔鏡下肺生検を施行し診断した小児ではまれな症例。 ・在宅気管切開下陽圧換気(TPPV)を導入した気管支拡張症の1例(網本:第43回小児呼吸器 学会) 誤嚥を繰り返し、気管支拡張症の増悪が見られた15歳男児に、喉頭気管分離術およびTPPVを -44- 施行し改善した。 ・肺分画症の2例(田場:第43回小児呼吸器学会) 肺炎を繰り返し肺分画症と診断された。 ・好酸球性細気管支炎にシクロスポリンを投与した一例(田場:第60回アレルギー学会) (12)その他 ・平成22年10月29日、30日に九州大学医学部百年講堂において、第43回日本小児呼吸器疾患学 会が岡田賢司統括診療部長を会長に開催された。 -45- (3)平成22年度に獲得した研究費 厚生労働科学研究費 ・中野 博:睡眠呼吸障害による生活習慣病に関する医療情報提供とその効果の評価(分担課題: 睡眠呼吸障害スクリーニング妥当性の調査) ・岡田 賢司:インフルエンザ及び近年流行が問題となっている呼吸器感染症の分析学研究 ・岡田 賢司:成人感染が問題となりつつある小児感染症への対応に関する研究 ・吉田 誠:黄砂の呼吸器疾患への影響調査と遺伝子解析によるアレルギーの増悪・感受性要因の 解明(分担研究:花粉症呼吸器疾患患者の調査) ・岸川 禮子:黄砂の呼吸器疾患への影響調査と遺伝子解析によるアレルギーの増悪・感受性要因の 解明(分担研究:花粉症呼吸器疾患患者の調査) ・岩永 知秋:慢性呼吸不全に対するグレリンの臨床応用研究(分担研究:グレリンの臨床研究の実 施と考察) ・岡田 賢司:ワクチン戦略による麻疹および先天性風疹症候群の排除、およびワクチンで予防可能 疾患の疫学並びにワクチンの有用性に関する基礎的臨床的研究 ・岡田 賢司:ウイルス検出を目的とした体外診断薬の再評価技術基盤に関する研究 ・岡田 賢司:新しく開発されたHib、肺炎球菌、ロタウイルス、HPV等の各ワクチンの有効性、安 全性並びにその投与方法に関する基礎的・臨床的研究 ・小田嶋 博:アレルギー疾患の全国全年齢有病率および治療ガイドライン普及効果等疫学調査に基 づく発症要因・医療体制評価に関する研究 その他研究費 ・本荘 哲:がん検診の評価とあり方に関する研究(分担課題:小児や障害者など社会的弱者のが ん検診及びその他のがん対策) ・小田嶋 博:心身症診断・治療ガイドラインの標準化とその検証に関する研究(分担研究:小児気 管支喘息の心身症におけるガイドラインの臨床的有用性の検討) ・岩永 知秋:重症心身障害児(者)の病因・病体解明、治療・療育、および施設のあり方に関する 研究(分担研究:国立病院機構の重症心身障害児(者)のSMIDデータベース・シ ステムの運用(九州)) ・下田 照文:喘息治療における臨床研究 ・下田 照文:気管支喘息患者における中枢・末梢気道炎症についての研究 ・岸川 禮子:平成21年度福岡・九州花粉情報 ・柴田留美子:アレルゲンコンポーネント「食物Ⅱ」臨床性能試験 -46- (4)国立病院機構共同臨床研究への貢献 1)NHOネットワーク共同研究 分野 呼吸器疾患 国際的感染症 国際的感染症 呼吸器疾患 呼吸器疾患 免疫異常 呼吸器疾患 研究課題名 深部静脈血栓症および肺塞栓症に対する悉皆登録研究 非トンネル型中心静脈カテーテル挿入時のカテーテル関連 血流感染のリスク要因分析 インフルエンザ入院患者の実態と重症化予測因子の検討 小児喘息におけるステロイド薬使用の実態と問題点に関す る研究 小児喘息におけるステロイド薬使用の実態と問題点に関す る研究 Web化iAネット(食物アレルギー)の開発および食物アレル ギー患者実態調査研究 本邦の成人喘息における原因アレルゲンの地域差、ならびに 新規重要室内アレルゲンの意義に関する研究 主任・ 分担 研究者 分担 野上 裕子 分担 上田 仁 分担 岡田 賢司 主任 小田嶋 分担 本村知華子 分担 柴田瑠美子 分担 下田 照文 分担 吉澤 滋 分担 下田 照文 分担 本荘 哲 分担 杉田 祥子 分担 松本 吉洋 分担 西村 敏弘 分担 松本 吉洋 分担 上田 仁 博 関節リウマチにおける治療対効果の新しい評価法:総合的診 免疫異常 療評価指標の確立を目指したNHOネットワーク共同臨床研 究 日本での医療施設関連肺炎(HCAP)の特徴を明らかにする 呼吸器疾患 初めての多施設共同研究-呼吸不全、急性増悪との関連性の 新規エビデンスの確立- 重症心身 障害児(者) 重症心身 障害児(者) 重症心身 障害児(者) 重症心身 障害児(者) 歯科 呼吸器疾患 国立病院機構における重症心身障害医療の福祉・生活支援の 視点での組織的・実践的取り組みに関する総合的研究 国立病院機構における重症心身障害医療の福祉・生活支援の 視点での組織的・実践的取り組みに関する総合的研究 重症心身障害児(者)における摂食機能療法の普及推進のた めの研究 重症心身障害児(者)における摂食機能療法の普及推進のた めの研究 口腔ケアの導入と標準化に関する研究 国立病院機構肺がん研究会(NHOSGLC)による肺癌登録・予 後調査データベースの更新と保守管理 -47- 2)研修会開催 研 修 会 名 回 数 医薬研究みなみ 6 PSDカンファランスみなみ 4 福岡南呼吸器検討会・南区医師会病診連携の会 6 食物アレルギー講習会 2 喘息教室 12 イキイキセミナー 12 アレルギー週間記念講演会 1 南福岡4病院検討会 2 アレルギー疾患予防講演会 1 福岡病院健康フェア 1 専任看護師研修会 1 西日本小児アレルギー研究会 1 九州呼吸病態生理カンファランス 1 喘息治療管理研究会 1 福岡南部リウマチ研究会 2 福岡地区小児科勤務医会 6 福岡小児呼吸器疾患研究会 3 小児気道アレルギー研究会 1 福岡口腔ケア研究会 1 アレルギー講習会-福岡- 1 筑紫呼吸器検討会 3 福岡南地区小児科カンファランス 2 訪問看護師ケアマネージャー講習会 2 市民公開講座 2 -48- (5)治験審査委員会委員名簿 治験審査委員会委員長:小田嶋 氏 名 博(国立病院機構 2011/4/1現在 福岡病院・副院長) 所属・職名 資格 専門分野他 小田嶋 博 国立病院機構 福岡病院・副院長 医 師 呼吸器、アレルギー 岡田 賢司 国立病院機構 福岡病院・統括診療部長 医 師 小児科、感染症 下田 照文 国立病院機構 福岡病院・臨床研究部長 医 師 呼吸器、アレルギー 横田 欣児 国立病院機構 福岡病院・心療内科医長 医 師 心療内科 吉田 誠 国立病院機構 福岡病院・臨床検査科長 医 師 呼吸器科 松本 純一 国立病院機構 福岡病院・事務部長 国立病院機構 福岡病院・看護部長 井出野 由美子 病院管理 看護師 看護 八代 祐二 国立病院機構 福岡病院・企画課長 病院管理 中村 明洋 国立病院機構 福岡病院・管理課長 病院管理 山口 雅生 国立病院機構 福岡病院・経営企画室長 病院管理 佐保 正直 国立病院機構 福岡病院・薬剤科長 薬剤師 楠窪 マスミ 福岡市花畑公民館・館長 高田 浩美 福岡市立屋形原特別支援学校・校長 教 和智 凪子 和智法律事務所・弁護士 弁護士 -49- 薬剤 地域活動 員 障害教育 法律 2011/4/1現在 (6)倫理委員会委員名簿 区 委 分 員 職 長 名 氏 名 副院長 小田嶋 副 委 員 長 統括診療部長 岡田 賢司 委 臨床研究部長 下田 照文 事務部長 松本 純一 員 看護部長 博 井出野 由美子 医局長 吉田 誠 薬剤科長 佐保 正直 セーフティマネージャー 奥村 良子 屋形原養護学校校長 高田 浩美 花畑公民館主事 楠窪 マスミ 弁護士 和智 -50- 凪子 5.臨床研究部のその他の活動 (1)院外活動(主な所属学会) 日本アレルギー学会 日本小児アレルギー学会 日本小児難治喘息・アレルギー疾患学会 日本小児呼吸器疾患学会 日本小児科学会 日本小児感染症学会 日本内科学会 日本呼吸器学会 日本結核病学会 日本呼吸管理学会 日本肺癌学会 日本呼吸器外科学会 日本胸部外科学会 日本皮膚科学会 日本重症心身障害学会 日本リウマチ学会 日本呼吸器内視鏡学会 日本心療内科学会 (2)院外活動(学会以外) 西日本小児アレルギー研究会 福岡地区小児科勤務医会 福岡小児呼吸器疾患研究会 福岡アレルギー研究会 福岡ロイコトリエン研究会 福岡南呼吸器検討会 筑紫呼吸器検討会 福岡吸入療法研究会 九州呼吸病態生理カンファランス PSDカンファランスみなみ 医薬研究ふくおか 小児気道アレルギー研究会 小児気管支喘息治療管理研究会 福岡南地区小児科カンファランス -51- (3)院内活動 ① 最優秀論文賞・優秀論文賞 1年間に発表されたすべての論文の中から最優秀論文賞と優秀論文賞を選出し表彰を行っ ている。 ・平成21年度最優秀論文賞:impact factor 本村 6.36 知華子(小児科医師) Motomura C, Odajima H, Tezuka J, Murakami Y, Moriyasu Y, Kando N, Taba N, Hayashi D, Okada K, and Nishima S: Effect of age on relationship between exhaled nitric oxide and airway hyperresponsiveness in asthmatic children ,CHEST2009;136:519-525,2009 ・平成21年度優秀論文賞: 該当なし ②「第4回福岡病院賞」 最優秀賞:泊 由布子(9病棟) 「気管カニューレ固定紐による皮膚トラブル対策 ~アセスメントスコア表と皮膚トラブルケア表の作成~」 優秀賞 :金子 恵美(5病棟) 「思春期にある気管支喘息患者をもつ子どものセルフケア能力促進へのケア」 特別賞 :佐藤 栄梨(治験管理室) 「事前スクリーニングを活用した確実な被験者エントリーへの取り組み」 ③「平成22年度 西間賞」 西間賞制定 平成21年8月1日制定 西間 三馨先生は、平成21年3月31日付けにて、福岡病院長を定年退職し、名誉院長に就かれまし た。西間先生は、病院長在職中、第21回(平成20年)「人事院総裁賞」個人部門を受賞されました。 人事院総裁賞は、昭和63年、人事院創立40周年を記念して創設されました。人事院総裁賞の顕彰対象 者は、多年にわたり、同一の職種に従事して不断の努力を続けてきた職員や、生活の著しく不便な地 において労苦の多い勤務を続けてきた職員、国民生活の向上や、生命、財産の保護等に顕著な功績の -52- あった職員です。すなわち、国民全体の奉仕者としての強い自覚の下に職務に精励し、公務の信頼を 高めることに寄与した職員(個人)または職域グループに授与されます。西間先生は、小児喘息の治 療や管理のレベルアップに努め喘息死亡者数を激減させるとともに、開かれた重症心身障害児(者) 病棟を実現させるなど、医療・教育の充実に貢献したことが認められ受賞しました。 当院では、鶴谷賞・廣瀬賞を引き継ぎ平成19年に制定された「福岡病院賞」があります。福岡病院 賞は、職員が応募し、研究内容を発表し、審査して決定されます。一方、今回制定された「西間賞」 は応募形式ではありません。西間賞の基本的な考えは、人事院総裁賞の福岡病院版です。すなわち、 西間賞の対象は、以下の3つです。 ① 多年にわたり同一の職種に従事して不断の努力を続け地道に仕事に打ち込んで仕事内容と仕事 ぶりに信頼を高めた職員 ② 福岡病院の医療の充実に顕著な功績があり感銘を与えた職員 ③ 福岡病院の診療に寄与し将来も医療の実践・管理等に貢献が期待できる職員 このように、長年努めてこつこつと仕事をしてきた職員、また短期間の勤務であっても優れた業績 をあげ今後も活躍が期待される職員等全ての職員が対象となります。 選考は、福岡病院幹部職からなる選考委員会が、各職場から推薦された職員について、厳正な審査・ 選考を行って決定します。受賞者には賞状及び副賞が贈呈されます。本賞の副賞は西間先生が私財か ら拠出された「西間賞基金」から贈呈されます。授賞式は、南福会総会において、福岡病院賞授賞式 と同時に行われます。 平成22年度「西間賞」(第2回) ● 柴田 瑠美子 (小児科医師) ・受賞理由 小児科医長として福岡病院に25年間勤務し、食物アレルギーをはじめ小児アレルギー診 療に多大なる貢献を果たし、福岡病院を質の高いアレルギー専門施設として全国的な地位に 築き上げ優れた功績に関して。 ● 高倉英子 (プールコーチ) ・受賞理由 31年間福岡病院プールコーチとして職務され、水泳教室での小児喘息児の指導とプールの 管理に勤められました。さらに近年はリウマチ患者、重症心身障害児(者)、また保育園児 の水泳教育を行ってきました。喘息児に水泳が極めて有用な非薬物的療法であることを確立 され、その指導の子供への全人格的教育に優れた効果に関して。 -53- ④ 臨床研究部カンファレンス 臨床研究部カンファレンスを定期的に開催し、現在進行中の研究課題の討議を行うことに より研究の活性化を図っている。また、外部講師を招聘し臨床研究部講演会も開催している。 ⑤ 医局カンファレンス 毎週木曜日朝8時より、医局の全医師、およびコメディカルが集まって、臨床研究部が中 心となってカンファレンスを定期開催している。各自の研究やトピックスなどについて、基 礎から臨床にいたる幅広い内容について発表、討論を行っている。 2010年 4月 1日(木)心理テスト紹介 横田 欣児 先生 4月 8日(木)ワクチン接種後アナフィラキシーの新しい分類 岡田 賢司 先生 法師山 拡行 先生 中野 博 先生 知華子 先生 押川 千恵 先生 今岡 通厳 先生 村上 洋子 先生 松本 吉洋 先生 6月10日(木)癌薬物療法における制吐薬とガイドライン 麻生 博史 先生 6月17日(木)関節リウマチ患者に見られる器質化肺炎像の検討 吉澤 滋 先生 6月24日(木)気管支鏡検査の安全性について 古森 雅志 先生 7月 1日(木)肺切除術後の血液凝固第13因子の変動について 上田 仁 先生 7月 8日(木)睡眠呼吸障害と眠気の調査報告 平山 健司 先生 7月15日(木)創傷被覆材 西江 温子 先生 7月22日(木)肺炎の2例 田場 直彦 先生 9月 岸川 禮子 先生 吉田 誠 先生 法師山 拡行 先生 4月15日(木)「ブラキシズム」について 4月22日(木)睡眠呼吸障害外来の新患者数動向とその影響因子、対策 5月 6日(木)喘息コントロールテストと呼吸困難感 本村 5月13日(木)好酸球性中耳炎 5月20日(木)学会報告 ERS 2009 5月27日(木)気管支喘息児における全身ステロイド薬投与後の副腎機能への影響 6月 3日(木)口腔ケアの個別化、標準化を目指して 9日(木)美容石鹸定期使用中に発症したFDEIAn症例 9月16日(木)慢性呼吸不全に対するグレリンの臨床応用 9月23日(木)~お休み(秋分の日)~ 9月30日(木)~さよなら講演~デンタルインプラントについて 10月 7日(木)FeNOとhs-CRPの気道炎症の指標としての有用性に関する比較検討 下田 照文 先生 棚橋 徳成 先生 木本 泰孝 先生 10月28日(木)小児肥満と気管支喘息 増本 夏子 先生 11月 小田嶋 10月14日(木)インターネットを利用したいびき調査 10月21日(木)不明熱の一例 ~リンパ節腫脹を来さない悪性 リンパ腫~ 4日(木)小児の喫煙 -54- 博 先生 11月11日(木)再燃を繰り返す胸膜結核腫の一例 金子 靖子 先生 11月18日(木)在宅酸素療法 石松 明子 先生 12月 2日(木)過敏性肺炎 平原 奈奈 先生 12月 9日(木)臨床医学・看護研究で用いる統計手法 本荘 哲 先生 12月16日(木)サマーキャンプにおける呼気中一酸化窒素濃度の変化とアドヒアランスとの関係 網本 裕子 先生 2011年 1月 6日(木) ~中止~ 1月13日(木)胸水ADA高値を呈した70症例の検討 水田 佑一 先生 新垣 洋平 先生 1月27日(木)ステロイド忌避のアトピー性皮膚炎症例 村上 至孝 先生 2月 杉山 晃子 先生 2月10日(木)がん終末期における呼吸困難の治療 隠土 薫 先生 2月17日(木)~さよなら講演~肺化膿症 内田 奈菜 先生 瑠美子 先生 1月20日(木)小児気管支喘息に合併したAir Leak Syndrome 11例の検討 3日(木) 抗腫瘍薬と皮膚症状 2月24日(木)~さよなら講演~福岡病院小児科の26年: 重心医療と食物アレルギー診療の進歩 3月 柴田 3日(木)~さよなら講演 ~リウマチ・膠原病の進歩~福岡病院の3年間~ 木本 泰孝 先生 岡崎 寛士 先生 押川 千恵 先生 3月24日(木)~さよなら講演~ボクが心療内科医をやめないワケ 棚橋 徳成 先生 3月31日(木)~さよなら講演~当院で経験した初めての○○ 水田 佑一 先生 3月10日(木)~さよなら講演~ロイコトリエンは悪者? ~ロイコトリエンB4の研究から~ 3月17日(木)~さよなら講演~スギとハウスダストの急速減感作療法のまとめ -55- 2010 年度業績 (A) 論 文 (Ⅰ)原著論文 (症例報告を含む) 1. Kato S, Kato TA, Nishie H, Nishima S, Iwanaga T, Monji A, Nakano M, Takeshita H, Furue M: Successful treatment of chronic urticaria with a Japanese herbal medicine. The Journal of Dermatology. 37:1066- 1067, 2010. 2. Yuma Fukutomi,Hiroyuki Nakamura,Fumio Kobayashi,Masami Taniguchi,Satoshi Konno, Masaharu Nishimura,Yukiko Kawagishi,Junko Watanab,e Yuko Komase,Yasuhiro Akamatsu,Chiharu Okada,Yasushi Tanimoto,Kiyoshi Takahashi,Tomoaki Kimura,Akira Eboshida,Ryoji Hirota,Junko Ikei,Hiroshi Odajima,Takemasa Nakagawa,Akira Akasawa, Kazuo Akiyama: Nationwide Cross-Sectional Population-Based Study on the Prevalences of Asthma and Asthma Symptoms among Japanese Adults.Int Arch Allergy Immunol 2010;153:280-287. 2010. 3. Jun Nagano,Chikage Kakuta,Chikako Motomura,Hiroshi Odajima,Nobuyuki Sudo,Sankei Nishima: The parenting attitudes and the stress of motherspredict the asthmatic severity of their children.BIOPSYCHOSOCIAL MEDICINE.Nagano at al BiopsychoSocial Medicine 2010:1-10.2010. 4. Kayo Ueda,Hiroshi Nitta,Hiroshi Odajima: The effects of weather,air pollutants,and Asian dust on hospitalization for asthma in Fukuoka.Environ Health Prev Med(2010)15:350-357.2010. 5. Naomi Kondo,Tshiyuki Nishimuta,Sankei Nishima,Akihiro Morikawa,Yukoh Aihara Toru Akasaka,Akira Akasawa,Yuichi adachi,Hirokazu Arakawa,Takao Ikarashi,Toshiichi Ikebe, Toshishige Inoue,Tutomu Iwata,Atsuo Urisu,Motohoro Ebisawa,Yukihiro Ohya,Kennji Okada,Hiroshi Odajima,Toshiuo Katsunuma,Makoto Kameda,Kazuyuki Kurihara, Yohichi Kohno,Tatsuo Sakamoto,Naoki Simojoh,Yutaka Suehiro,Kennichi Tokuyama, Mitsuhiko Nannbu,Yuhei Hamasaki,Takao Fuzisawa,Takehiko Matsui,Tomoyo Matsubara, Mitsufumi Mayumi,Tokuko Mukoyama,Hiriyuki Mochizuki,Koichi Yamaguchi and Shigemi Yoshihara: Japanese pediatric guidelines for the treatment and management of bronchial asthma 2008.Pediatrics Intemational(2010)52:319-326.2010. -57- 6. Uchida A, Tsukamoto H, Nakashima H, Yoshizawa S, Furugo I, Mitoma H, Oryoji K, Shimoda T, Niiro H, Tada Y, Yano T, Nonaka T, Oishi K, Akashi K, Horiuchi T: Tacrolimus is effective for lupus nephritis patients wit persistent proteinuria. Clin Exp Rheumatol 2010; 28: 6-12. 7. Kimoto Y, Horiuchi T, Tsukamoto H, Kiyohara C, Mitoma H, Uchino A, Furugo I, Yoshizawa S, Ueda A, Harashima S, Sawabe T, Tahira T, Hayashi K, Shimoda T, Akashi K, Harada M.: Association of killer cell immunoglobulin-like receptor 2DL5 with systemic lupus erythematosus and accompanying infections. Rhematology 2010; 49: 1346-53. 8. Horiuchi T, Mitoma H, Harashima S, Tsukamoto H, Shimoda T: Transmembrane TNF-a: structure, function and interaction with anti-TNF agents. Rhematology 2010; 49: 1215-28. 9. Nishihara-Fujihara M, Shoji S, Maeda I, Shimoda T, Nishima S, Okamoto K: Involvement of Fibronectin and Matrix Metallproteinases in airway smooth muscle cell migration for the process of airway remodeling. Allergology International 2010; 59: 267-275. 10. Ikeo D, Kamachi K, Kino Y, Harada S, Yoshida K, Tochihara S, Itamura S, Odagiri T, Tashiro M, Okada K, Miyazaki C and Ueda K : Immunogenicity of an inactivated adjuvanted whole‐virion influenza A(H5N1, NIBRG14)vaccine administered by intramuscular or subcutaneous injection 54(2) :81-88,2010. 11. Nakamura Y,Kamachi K,Toyoizumi-Ajisaka H,Otsuka N,Saito R,Tsuruoka J,Katsuta T,Nakajima N,Okada K,Kato K and Arakawa Y: Marked difference between adults and children in Bordetella pertussis DNA load in nasopharygeal swabs 17(3):365-370,2011. 12. Kondo A, Nishimuta T, Nishima S, Morikawa A, Aihara Y, Akasaka T, Aasaka A、Adachi Y, Arakawa H, Ikarashi T, Ikebe T, Inoue T, Iwata T, Urisu A, Ebisawa M, Ohya Y, Okada K, etc : Japanese pediatric guideline for the treatment and management of bronchial asthma 2008 Pediatrics International 52(2):319-326, 2010. 13. Okada K, Komiya T, Yamamoto A, Takahashi M, Kamachi K, Nakano T, Nagai T, Okabe N, Kamiya H, Nakayama T: Safe and effective booster immunization using DTaP in teenagers Vaccine 28:7626-7633, -58- 2010. 14. Nishie H, Kato M, Furue M: Symptom flares of atopic dermatitis during the Japanese cedar pollen season ― a Website questionnaire study. Eur J Dermatol 20(4): 537-538, 2010. 15. Petcharin Srivatanakul, Satoshi Honjo, Pacharin Kittiwatanachot, Adisorn Jedpiyawongse, Thiravud Khuhaprema, Masanao Miwa: Hepatitis Viruses and Risk of Cholangiocarcinoma in Northeast Thailand. Asian Pacific J Cancer Prev 11(4): 985-8, 2010. 16. Kitajima J, Ohga S, Kinjo T, Ochiai M, Takahata Y, Honjo S, Hara T.: Serum prohepcidin concentrations at birth and 1 month after birth in premature infants. Pediatr Blood Cancer 56: 267-272, 2011. 17. Kinjo T, Ohga S, Ochiai M, Honjo S, Tanaka T, Takahata Y, Ihara K, Hara T.: Serum chemokine levels and developmental outcome in preterm infants. Early Hum Dev 87:439-443, 2011. 18. Yamagishi K, Ohira T, Nakano H, Bielinski SJ, Sakurai S, Imano H, Kiyama M, Kitamura A, Sato S, Konishi M, Shahar E, Folsom AR, Iso H, Tanigawa T.: Cross-cultural comparison of the sleep-disordered breathing prevalence among Americans and Japanese.Eur Respir J. 36:379-84, 2010. 19. Furukawa T, Nakano H, Hirayama K, Tanahashi T, Yoshihara K, Sudo N, Kubo C, Nishima S: Relationship between snoring sound intensity and daytime blood pressure Sleep & Biological Rhythms 8:245-253, 2010. 20. Muramatsu H, Kojima S, Yoshimi A, Atsuta Y, Tono C, Kato K, Nagatoshi Y, Inoue M, Koike K, Kawase T, Kawa K, Shimada H: Outcome of 125 children with CML who received transplants from unrelated donors: the Japan Marrow Donor Program (JMDP). Biol Blood Marrow Transplant. 16:231-238, 2010. 21. Kudo K, Ohga S, Morimoto A, Ishida Y, Suzuki N, Hasegawa D, Nagatoshi Y, Kato S, Ishii E: Improved outcome of refractory Langerhans cell histiocytosis in children with hematopoietic stem cell transplantation in Japan. Bone Marrow Transplant. 45: 901-906, 2010. -59- 22. Oshima K, Hanada R, Kobayashi R, Kato K, Nagatoshi Y, Tabuchi K, Kato Shunichi, for the Hematopoietic Stem Cell Transplantation Committee of the Japanese Society of Pediatric Hematology: Hematopoietic stem cell transplantation in patients with severe congenital neutropenia: An analysis of 18 Japanese cases. Pediatr Transplant. 14: 657-663, 2010. 23. Nagatoshi Y, Matsuzaki A, Suminoe A, Inada H, Ueda K, Kawakami K, Yanai F, Nakayama H, Moritake H, Itonaga N, Hotta N, Fujita K, Hidaka Y, Yamanaka T, Kawano Y, Okamura J: Randomized trial to compare LSA2L2 type maintenance therapy to daily 6-mercaptopurine and weekly methotrexate with vincristine and dexamethasone pulse for children with acute lymphoblastic leukemia. Pediatr Blood Cancer. 55: 239-247, 2010. 24. Morimoto A, Shioda Y, Imamura T, Kanegane H, Sato T, Kudo K, Nakagawa S, Nakadate N, Tauchi H, Hama A, Yasui M, Nagatoshi Y, Kinoshita A, Miyaji R, Anan T, Yabe M, Kamizono J: Nationwide survey of bisphosphonate therapy for children with reactivated Langerhans cell histiocytosis in Japan. Pediatr Blood Cancer. 56: 110-115, 2010. 25. Kimura T, Kashiwase S, Makimoto A, Kumagai M, Taga T, Ishida Y, Ida K, Nagatoshi Y, Mugishima H, Kaneko M, Barrett JS: Pharmacokinetic and pharmacodynamics investigation of irrinotecan hydrochloride in pediatric patients with recurrent or progressive solid tumors. Int J Pharmacol Therapeutics. 48: 3237-334, 2010. 26. Baba H, Tomiyasu M, Makino H, Yamamoto A, Yokoyama H, Oshiro Y : A Surgical Resection for Primary Pulmonary Epithelioid Hemangioendothelioma in the Bilateral Lungs. Gen. Thorac. Cardiovasc. Surg. 58:431-433, 2010. 27. 原和子、山口晶子、原田恵美子、吉浦円香、橋爪磨美子、平田順子、林田千秋、井出野由美子、 岩永知秋: 内服薬与薬業務における統一した確認行動手順の作成と効果.主任&中堅.20: 35-39, 2010. 28. 林 大輔、小田嶋 博、漢人直之、村上洋子、手塚純一郎、本村知華子、岡田賢司、柴田瑠美子、 西間三馨: 嚥下障害により喘鳴が認められた児の気道過敏性の推移.日本小児アレルギー学会誌24(2): 225-230.2010. -60- 29. 岡部美恵、足立雄一、小田嶋 博、他: 乳幼児喘息の疫学調査のための質問票の妥当性に関する検討、日本小児アレルギー学会誌、2 4〔⑤〕:705~712、2010. 30. 福富 友馬、谷口 敦子、中村 正実、粒来 好一、秋山 崇博、岡田 千春、下田 照文、尾仲 章男、坂 英雄、定金 一男: 本邦における病院通院成人喘息患者の実態調査―国立病院機構ネットワーク共同研究―.アレ 2010;59:37-46. ルギー 31. 松井猛彦、岩田力、勝沼俊雄、南部光彦、岡田賢司、近藤直実: 速報 新型インフルエンザ入院例に関する緊急第二次調査報告:基礎疾患のない症例との比較 -呼吸器症状を呈した症例を中心に 日本小児アレルギー学会誌 24(1):155-166,2010. 32. 岡田賢司: 百日咳、結核を中心とした細菌感染症の院内制御 小児感染免疫 22(2):173-179,2010. 33. 岡田賢司: 百日咳の臨床-成人と小児- 日本内科学会雑誌 99(5):150-157,2010. 34. 永田弾、野口貴之、三原由佳、三井敬一、日高靖文、手塚純一郎、岡田賢司: 9歳で診断されたびまん性汎細気管支炎の1例 日本小児科学会雑誌 114(7):1077-1081, 2010. 35. 三根由起子、石川浩三、蓑田誠治、福原佳世子、古田翼、松本吉洋、石川敏三: ラット慢性疼痛における脊髄グリア細胞およびp38-MAPK活性の変調と神経栄養因子型治 療:薬理と治療、38(3) : 285-295, 2010. 36. 足立仁志、中野 博: Sniff Maneuver時横隔膜筋音図解析における関心周波数帯域の検討.薬理と臨床, 20(5) : 287-292, 2010. 37. 足立仁志、中野 博、小田嶋 博: 小児の無気肺に対する持続的陽圧呼吸器具(Ez-PAP)を用いた呼吸理学療法の効果. 小児難治喘息アレルギー疾患学会誌,8(1):17-23,2010. 38. 安達 知子: 閉塞性睡眠時無呼吸低呼吸症候群と不整脈の関係.国臨協九州,vol.10.No.2,2010.5. -61- 日本 39. 内田 彩加、師岡 津代子、西浦 明彦: 当院で分離したMycobacterium seoulense の一症例.国臨協九州,vol.10.No.2,2010.5. 40. 堀越泰雄、小林良二、遠藤幹也、渡辺新、菊田敦、小池和俊、花田良二、細谷亮太、小原明、生 田孝一郎、後藤裕明、浅見恵子、杉田完爾、堀部敬三、鶴澤正仁、堀壽成、原純一、西村真一郎、 永利義久、麦島秀雄、太田茂、足立壮一、月本一郎.: 再発および難治性急性白血病患児を対象としたシタラビン大量療法の寛解導入効果 液 臨床血 51:104−113,2010. 41. 渡辺修大、足立壮一、堀部敬三、永利義久、加藤剛二、田渕健、吉見礼美、加藤俊一、矢部普正: 日本小児白血病リンパ腫研究グループ(JPLSG)SCT委員会. 小児急性骨髄性白血病第1寛解 期でのHLA一致同胞間骨髄移植におけるGVHD予防(MTX単独vs.CyA群)の比較.日本小児 血液学会雑誌 24:32-36,2010. 42. 松野良介、康勝好、荒川歩、三井佳奈子、小倉友美、牛腸義宏、内坂直樹、望月慎史、永利義久、 花田良二: 小児再発急性前骨髄性白血病に対して亜ヒ酸単独療法が有効であった1例.日本小児血液学会 雑誌 24:297-300,2010. -62- (Ⅱ)総説 1. 岩永知秋: サイエンスを重視したadvanced COPDの集学的治療の現状と問題点―在宅酸素療法と在宅人 工呼吸.呼吸 29: 444-446、2010. 2. 岩永知秋、金子靖子、石松明子、古森雅志、吉田誠: COPD症例の呼吸リハビリテーションにおける酸素療法と非侵襲的陽圧換気の効果 医療 64(4): 251-256, 2010. 3. 岩永知秋、平原奈奈、棚橋徳成、石松明子、金子靖子、古森雅志、吉田誠、野上裕子、麻生博史、 中野博: 呼吸器疾患のリスク管理:在宅医療に伴うリスク管理.呼吸と循環、58(8): 791-796, 2010. 4. 岩永知秋、内田奈菜、平原奈奈、水田佑一、金子靖子、石松明子、棚橋徳成、古森雅志、吉田誠、 麻生博史、野上裕子、中野博: 骨・関節結核の薬物療法.関節外科 29(12): 58,64, 2010. 5. 小田嶋 博: 小児喘息の性差.Topics in Atopy®アトピーはいま9(1):4-10.2010. 6. 小田嶋 博: 「小児アレルギー疾患―診断と治療―」アレルギー性鼻炎.アトピー性皮膚炎診断ガイドライ ン改定のポイント-薬剤評価・位置づけを中心に-.PM PROGRESS IN MEDIDINE ライ フ・サイエンス 30(1):116.2010. 7. 小田嶋 博: Editorial「疾患のパンフレット」.日本小児難治喘息・アレルギー疾患学会誌8(1):8-11.2010. 8. 小田嶋 博: 難治アレルギー疾患児の教育上の配慮事項 ~就学指導では、小・中・特別支援学校では、担 任、養護教諭、栄養教諭は~ アレルギー医療の進歩とコメディカルに求めること.日本小児 難治喘息・アレルギー疾患学会誌8(1):35-39.2010. 9. 小田嶋 博: 検査の実際 in vivo 2呼吸検査⑦運動誘発試験.アレルギー・免疫17(5) :922-927.2010. -63- 10. 小田嶋 博: 進学・進級、転職の季節 アレルギー疾患の心身医学的側面の重要性.Info Allergy インフォ アラジー.2010. 11. 小田嶋 博: 小児喘息における性差.小児喘息情報誌AIR 9(2):6-7.2010. 12. 上原すゞ子、小田嶋 博: ワークショップ2 小児呼吸器感染症診療ガイドラインの活用法.日本小児呼吸器疾患学会雑誌. 21(1):44-45.2010. 13. 小田嶋 博: 小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2008解説「ガイドラインをどう読むか」運動誘発喘息 (EIA),運動療法.日本小児アレルギー学会誌24(3):337-340. 2010. 14. 小田嶋 博: アレルギー疾患の性差.臨床免疫・アレルギー科 科学評論社 54(2):195-201.2010. 15. 児玉隆志、小田嶋 博: 生理学的検査 血液ガス,パルスオキシメータ.小児科診療73(10) 診断と治療社:66-70.2010. 16. 小田嶋 博: 運動誘発喘息(小児):喘息23(2).メディカルレビュー社:32-37.2010. 17. 小田嶋 博: 思春期喘息と喘息死.小児科臨床12 18. 小田嶋 63(12):2579-2589.2010. 博: 小児アレルギーエデュケーターはアレルギー医療にどう貢献するか.日本小児難治喘息・アレ ルギー疾患学会誌8(3):200-203.2010. 19. 小田嶋 博、及川 郁子: 小児アレルギーエデュケーターは医療にどう貢献するか?-座長のまとめ-.日本小児難治喘 息・アレルギー疾患学会誌8(3):244.2010. 20. 小田嶋 博: 体に現れる子どもの心SOS、咳が出る子ども、教育と医学、4月号、慶應義塾大学出版会、東 京、pp.376-383. -64- 21. 谷口 正実、下田 照文、中村 陽一、白井 敏博: 軽症喘息の長期管理はどうあるべきか.内科 22. 下田 照文: 喘息発作の薬物治療.Mebio 23. 下田 2010;105:665-676. 2010;27:46-55. 照文: プライマリケアにおける喘息をうまくコントロールするこつとは? Medical Tribune 2010; 2: 1-3. 24. 岡田賢司: 微生物学 破傷風抗体価が低い年齢層 No.4485(4):82-83,2010. 日本医事新報 25. 岡田賢司: 新型インフルエンザワクチンとアナフィラキシー小児科臨床63(6) :1223-1229,2010. 26. 岡田賢司: インフルエンザワクチンは吸入か皮下注射か、いずれがベターか 吸入療法2(2)医薬ジャー ナル社:62-67,2010. 27. 岡田賢司: 喘息が新型インフルエンザの重症化に関与Medical Tribune 43(26):21,2010.7. 28. 岡田賢司: 乳幼児からのRSウイルス感染予防が成長に伴う喘息予防にMedicalTribune43(26):26, 2010.7. 29. 岡田賢司: 百日咳 診断と治療-最近の感染症にどう挑むか- 診断と治療社 98(8):1257-1263,2010. 30. 岡田賢司: 成人百日咳の診断方法‐質疑応答‐ 日本医事新報 No4504:78-79,2010.8.21. 31. 岡田賢司: 増 え る 成 人 の 百 日 咳 ‐ 早 期 診 断 で 乳 児 へ の 感 染 防 止 を ‐ Medical Tribune 43(34):57 2010.8.26. -65- 32. 岡田賢司: 百日咳疑い例の診断-質疑応答- 日本医事新報 No4508:79-80,2010.9.18. 33. 岡田賢司: RSウイルス感染症の最近の動向 Medical Tribune 43( 37):52 2010.9.16. 34. 岡田賢司: 新型インフルエンザ(パンデミックH1N12009)の臨床と治療(小児)PROGRESS IN MEDICIN-新型インフルエンザの教訓と今後の対策- ライフサイエンス 30(9) :23-26, 2010.9. 35. 岡田賢司: 百日咳 JOHNS 26(11) : 1783-1786, 2010. 36. 岡田賢司: インフルエンザup date‐インフルエンザワクチンとアナフィラキシーの新しい分類‐ Allergy From the Nose to the Lung 8(4):13-17, 2010. 37. 岡田賢司: ジフテリア・破傷風・百日咳(DTP)ワクチン 小児内科 東京医学社 42(12):1980-1983,2010. 38. 岡田賢司: 今、ワクチンを考える 臨床と研究 87(12):119-126,2010. 39. 岡田賢司: RSウイルス感染と反復性喘鳴・喘息 Fetal & Neonatal Medicine メディカルレビュー社 2 (3):112-119,2010 .12. 40. 岡田賢司: DTPワクチン(DTP-IPVも含めて)-百日咳、破傷風対策- 臨床とウイルス ス学会 日本臨床ウイル 38(5):393-399,2010.12.31. 41. 岡田賢司、中野貴司、神谷齊: 小児における侵襲性細菌感染症の全国サーベイランス調査と福岡県の状況 報 No.48:12-17 2010. -66- 福岡県小児科医 42. 岡田賢司: 新型インフルエンザワクチンとアナフィラキシー 小児科 金原出版株式会社 52(1) :81-87, 2011.1.1. 43. 岡田賢司: 感染症・予防接種レター(第53号)小児保健研究 日本小児保健協会 70(1) :76-77,2011.1.31. 44. 岡田賢司: DTaPワクチン 医薬ジャーナル 医薬ジャーナル社 47(2):73-7,2011. 45. 岡田賢司: ワクチン接種完了,重症例の早期診断などが重要(第42回日本小児感染症学会)Medical Tribune 44(7) : 44 , 2011.2.17. 46. 岡田賢司: 11,12歳へのDTワクチン接種~百日咳成分を含むDTaPワクチンに変更すべき~(第14回日 本ワクチン学会) 47. 林大輔 青木健 Medical Tribune メディカルトリビュー社 44(9):19,2011.3.3. 市川邦男: 柴田瑠美子 アサリによるfood-induced enterocolitis syndorome の一例 59:1628-1633、 アレルギー 2010. 48. 柴田瑠美子: 食物アレルギー経口負荷試験ガイドライン2009解説 レルギー学会誌 第Ⅲ章 実施体制の整備 日本小児ア 24:253-256、2010. 49. 柴田瑠美子: 食物アレルギーの関与する乳児アトピー性皮膚炎(FA/AD)の管理方法 会誌 食物アレルギー研究 10:40-45.2010. 50. 柴田瑠美子: 食物アレルギー経口負荷試験の標準化 小児科 51:1705-1710、2010. 51. 柴田瑠美子: 食物アレルギーの症状と診断 アレルギー・免疫 17:1014-1021、2010. 52. 柴田瑠美子: 健康づくりQ&A 食物アレルギーの遺伝、発症予防について2010. -67- 53. 柴田瑠美子: 小児アトピー性皮膚炎の治療に対するタクロリムス軟膏の使い方 小児科 51:957-961、 2010. 54. 柴田瑠美子: アレルギー疾患発症予防 チャイルドヘルス 14:942-946、2010. 55. 柴田瑠美子: こどもの蕁麻疹:食物アレルギーによる蕁麻疹を中心に 学ぼう-こどもの皮膚疾患 No3 学ぼう-こどもの皮膚疾患 No3 2010. 56. 柴田瑠美子: OAS(Oral allergy syndrome 口腔アレルギー症候群) 2010. 57. 柴田瑠美子: じん麻疹 小児の薬剤の選び方・使い方 小児内科 42(増刊号):718-721,2010. 58. 柴田瑠美子: 栄養指導レッスン アレルギー疾患 Nutrition Care2010 秋季増刊 p223-225.メディカ出 版. 59. 本荘哲: 統計学入門編(2).日本小児難治喘息・アレルギー疾患学会誌 8(3) :266-267, 2010. 連載 60. 本荘哲: 連載 統計学入門編(3).日本小児難治喘息・アレルギー疾患学会誌 9:73-75, 2011. 61. 本村知華子: 若手女性研究者、夢を語る 子育ち、親育ち、医者育ち~アレルギー診療を通して~、日本小 児アレルギー学会誌、24:397-400、2010. 62. 本村知華子、岡田賢司: 特集 アレルギー疾患の治癒を考える小児の気管支喘息は治癒するか、Topics in Atopy 2010. -68- 9/2 63. 岸川禮子: 原因花粉の検索とその対策、増加するアレルギー疾患―内科医にとっての最良のアプローチと は、内科105(4):606-611.2010. 64. 岸川禮子: 黄砂に関する質疑・応答、日本医事新報No4516(11月13日):79-80,2010,日本医事新報社. 65. 岸川 禮子: 鼻アレルギー診療の新しい視覚 空中花粉の新しい測定法と有用度(スギ花粉症に焦点をあて て)耳鼻咽喉科免疫アレルギー(JJIAO) 28(3):245-247, 2010. 66. 増本夏子、小田嶋 博: 症例報告〈小児科〉施設入院療法の臨床像の変遷 67. 増本夏子、小田嶋 アレルギーの臨床 30(9):68-71, 2010 博: 小児気管支喘息発作の救急対応 アレルギー・免疫 17(8):20-27, 2010. 68. 増本夏子: データ・画像検査で学ぶ呼吸器疾患の理解「気管支喘息」 こどもケア 5(4):91-99, 2010. 69. 石川敏三、松本吉洋、仲西修、石川浩三: 痛みの分子機構:脊髄の神経可塑性と脊髄上位下行性抑制系:日本歯科麻酔学会誌、38(3)、 249-255、2010. 70. 西浦 明彦: 日本検査血液学会 認定血液検査技師制度 認定試験 誌,vol.11.No.3,2010. -69- 問題とその解説.日本検査血液学会雑 (Ⅲ)著書 1. 岩永知秋、平原奈奈、平田 恵: 疾患別ナースが悩むQ&A.pp45-51、メディカルレビュー社、2010. 2. 岩永知秋、平原奈奈、棚橋徳成、金子靖子、石松明子、古森雅志、吉田誠、野上裕子: COPDガイドライン・ガイダンスー治療と管理:予後、pp87-93, 2010 3. 岩永知秋: 「いきなり名医!その咳と喘鳴、本当に喘息ですか?」-β刺激薬の使い方とそのコツは? jmedmook, pp146-151, 2010. 4. 岩永知秋: 在宅酸素療法.今日の治療指針、pp275-6, 2011 5. 岩永知秋: 呼吸不全・在宅酸素療法.ガイドライン外来診療pp417-422, 2011、日経メディカル、2011. 6. 小田嶋 博: 小児の気管支喘息.経静脈治療 オーダーマニュアル.Otska株式会社大塚製薬工場:356-364. 2010. 7. 小田嶋 博: 不登校の不定愁訴のまま経過し、診断が遅れた胃癌.小児科症例集40話 これから出会う物語. 中山書店.東京都:45-50.2010. 8. 小田嶋 博: 第3章アレルギー治療薬の作用機序 テオフィリン薬―小児―.アレルギー疾患イラストレイテ ッド第2版 9. 小田嶋 メディカルレビュー社:242-249.2010 博: アトピー性皮膚炎 学校生活での指導.インフォームドコンセントのための図説シリーズ 医 学ジャーナル社.:66-69.2010. 10. 小田嶋 博: 小児の気管支喘息、経静脈輸液オーダーマニュアル、小川龍、島崎修次、飯野靖彦、五十嵐 福島亮治編、メディカルレビュー社、東京、2011, pp.364-372. -70- 隆、 11. 小田嶋 博: 小児喘息の長期予後の現状、アウトグローの可能性、第30回六甲カンファランス、2010年に おける気管支喘息のすべて、ライフサイエンス出版、東京、2011年2月pp.145-151. 12. 小田嶋 博: アレルギー性鼻炎、こどもの咳嗽、診断ガイドブック、編集ニューロペプタイド研究会、診断 と治療社、東京、2011年pp.59-61. 13. 小田嶋 博: 呼吸困難、市川幸太郎編、小児救急治療ガイドライン、診断と治療社、東京、2011年、pp.105 -108 14. 下田 照文: ロイコトリエン受容体拮抗薬の使い方とそのコツは?jmed mook (長坂 行雄編集)pp 162-170、日本医事新報社、東京、2010. 15. 岡田賢司: 気管支喘息発作で吸入しても喘息が完全に改善しない場合は、発作以外の誘因を念頭におく P68-P72 これから出会う物語 中山書店 2010.04.28 16. 岡田賢司: 肺炎球菌感染症 P94-96 小児科診療-小児の治療指針-診断と治療社 2010.04.30 17. 岡田賢司: 百日咳 P100-101 小児科診療-小児の治療指針-診断と治療社2010.04.30 18. 岡田賢司: 最 新 感 染 症 ガ イ ド ・ ア ト ラ ス - 日 本 版 RED BOOK ATLAS - 日本小児医事出版社 2010.6.10 19. 岡田賢司: 百日咳・ジフテリア P2437-2438 六訂版 家庭医学大全科 法研 2010.10.10 20. 岡田賢司: 百日咳とボルデテラ属 P510-512 戸田新細菌学改訂33版 -71- 南山堂 2010.9.30 21. 岡田賢司: 気管支炎 P289-291 小児の薬の使い方 小児内科(42)増刊号 東京医学社 2010 22. 岡田賢司: これからのワクチンを考える-肺炎球菌ワクチンと子宮頸がん予防ワクチンを中心に- 佐賀県 小児科医報第23(11):14-21、2010 23. 岡田賢司: 新規ワクチン開発のターゲット 臨床検査-増刊号- 54(11):1284-1289, 2010 24. 岡田賢司: 小児感染症治療ハンドブック2011-2012(第2版) 診断と治療社 2010.12.3 25. 岡田賢司: 2~3か月間せきが続く百日咳 P93-94 保健総合大百科~中・高校 2011 少年写真新聞社 2011.2.1 26. 岡田賢司: RSウイルス抗原(RSウイルス抗体検査) 堂 P774-777 2011-2012 臨床検査ガイド 文光 2011.3.14 27. 岡田賢司: 百日咳 P176-183 小児感染症-最新カレンダー&マップ 中山書店 2011.3.22 28. 岡田賢司: 最新感染症ガイドR-2009(日本版Red Book) 翻訳 日本小児医事出版社 2011.3.20 29. 野上裕子: 喘息と紛らわしい感染症。百日咳と喘息をどう鑑別し、対応するか。いきなり名医!その咳と 喘鳴、本当に喘息ですか?jmed10、Pp66-70、長坂行雄編集、日本医事新報社、東京、2010 -72- (Ⅳ)その他(報告書等) 1. 岩永知秋、杉本峯晴、異質棟英、近澤章二、樋口重典、山田正三、杉田祥子、本荘哲: 九州・沖縄地区国立病院機構におけるSMID利用の現状.重症心身障害児(者)の病因・病態 解明、治療・療育、および施設のあり方に関する研究.総括研究報告書.厚生労働省精神・神 経疾患研究開発費.平成22年度報告書.pp30-31, 2011. 2. 小田嶋 博(研究分担者): 気管支喘息の有症率に影響する因子の検討.厚生労働科学研究費補助金 免疫アレルギー疾患 等予防・治療研究事業 気管支喘息の有症率、ガイドラインの普及効果とQOLに関する全年齢 全国調査に関する研究 平成19-21年度 総合研究報告書 研究代表者 赤澤 晃:29-33.2010 年3月 3. 小田嶋 博(研究分担者): 気管支喘息の有症率、ガイドラインの普及効果QOLに関する全年齢全国調査に関する研究.厚 生労働科学研究費補助金 免疫アレルギー疾患等予防・治療研究事業気管支喘息の有症率、ガ イドラインの普及効果とQOLに関する全年齢全国調査に関する研究 平成21年度 総括・分担 研究報告書 研究代表者 赤澤 4. 小田嶋 晃:5-7.2010. 博(研究分担者): 全国小児気管支喘息調査における運動誘発喘息の頻度、および喘息(アレルギー疾患)の性比 に関する研究.厚生労働科学研究費補助金 免疫アレルギー疾患等予防・治療研究事業 気管 支喘息の有症率、ガイドラインの普及効果とQOLに関する全年齢全国調査に関する研究 平成 21年度総括・分担研究報告書研究代表者 赤澤 5. 小田嶋 晃:23-27.平成22年3月. 博(班員): 気中一酸化窒素測定による自己管理の向上に関する研究.独立行政法人環境再生保全機構委託 業務 気道炎症評価にもとづく小児ぜんそく患者の有効的な長期管理法と自己管理支援の確立 に関する研究報告書 平成21年度 藤澤隆夫研究班 6. 小田嶋 :125-132.2010. 博(研究分担者): 気管支喘息の有症率、ガイドラインの普及効果QOLに関する全年齢全国調査に関する研究.平 成21年度 厚生労働科学研究費補助金 免疫アレルギー疾患等予防・治療研究事業 研究報告書 (免疫アレルギー疾患分野)第1分冊 厚生労働省:241-243.2010. 7. 小田嶋 博(研究分担者): 全国小児気管支喘息調査における運動誘発喘息の頻度および喘息(アレルギー疾患)の性比に -73- 関する研究.平成21年度 厚生労働科学研究費補助金 免疫アレルギー疾患等予防・治療研究事 業 研究報告書(免疫アレルギー疾患分野)第1分冊 厚生労働省:257-261.2010. 8. 下田 照文: 環境再生保全機構委託事業研究班 分担研究報告書「気管支喘息患者の年齢階層毎の長期経 過・予後に関する研究」 9. 下田 照文: 国立病院機構共同臨床研究 分担研究報告書NHOネットワーク共同研究 領域:呼吸器疾患 「日本での医療施設関連肺炎(HCAP)の特徴を明らかにする初めての多施設共同研究―呼吸 不全、急性増悪との関連性の新規エビデンスの確立」 10. 岡田賢司、今田義夫、宮河真一郎、江上経誼、原口洋吾、江藤仁治、浦本恭子、服部愛子、友枝 新一、島田康: 「乾燥細胞培養日本脳炎ワクチン(エンセバック皮下注用)第2期接種における有効性、安全 性に関する臨床研究」 厚生労働科学研究費補助金 新型インフルエンザ等新興・再興感染症 研究事業「ワクチン戦略による麻疹および先天性風疹症候群の排除、およびワクチンで予防可 能疾患の疫学並びにワクチンの有用性に関する基礎的臨床的研究」平成22年度 総括・分担研 究報告書 11. 岡田賢司: 「女子大生を対象としたDTaPワクチン接種の有効性と安全性」厚生労働科学研究費補助金 新型インフルエンザ等新興・再興感染症研究事業 「成人感染が問題となりつつある小児感染 症への対応に関する研究」平成22年度研究報告書 12. 岡田賢司: 「百日咳ワクチンの有効性に関する症例対照研究」厚生労働科学研究費補助金 新型インフル エンザ等新興・再興感染症研究事業「インフルエンザ及び近年流行が問題となっている呼吸器 感染症の分析疫学研究」平成22年度研究報告書 13. 岡田賢司: 「小児細菌性髄膜炎及び全身性感染症調査に関する研究」厚生労働科学研究費補助金 医薬 品・医療機器等レギュラトリーサイエンス総合研究事業「新しく開発されたHib、肺炎球菌、 ロタウイルス、HPV等の各ワクチンの有効性、安全性並びにその投与方法に関する基礎的・臨 床的研究」平成22年度研究報告書 14. 岡田賢司: 「現行インフルエンザウイルス体外診断薬の新型インフルエンザウイルス検出に関する研究」 -74- 厚生労働科学研究費補助金 医薬品・医療機器等レギュラトリーサイエンス総合研究事業「ウ イルス検出を目的とした体外診断薬の再評価技術基盤に関する研究」平成22年度 総括・分担 研究報告書 15. 小田嶋博、本村知華子(国立病院機構福岡病院小児科)、赤坂 ンター)、亀田 誠(大阪府立、呼吸器アレルギー医療センター小児科)、黒沼 忠由樹(国立病 院機構青森病院)、佐藤 小児科)、土生川 小児科)、村上 徹(岩手愛児会子育て医療支援セ 一樹(国立病院機構下志津病院小児科)、鶴田 千珠(国立病院機構南和歌山医療センター小児科) 、港 靖(三沢市立三沢病院 敏則(公立豊岡病院 佳津美(近畿大学付属病院小児科): 小児気管支喘息の心身症におけるガイドラインの有用性H22年小牧班分担研究(分担研究者、 研究協力者) -75- 2010 年度業績 (B) 学 会 発 表 (Ⅰ)国際学会 1. Ueda K,Nitta H, Odajima H: Does the effect on asthma differ between particles from Asian dust and those from local air pollutants?.国際疫学会西太平洋地域学術会議 第20回日本疫学会学術総会.2010年1月9-10 日.埼玉 2. Odajima H,Motomura C,Murakami Y,Taba ,Masumoto N,Amimoto Y: 「Nasal and asthmatic symptom in asthmatic children」.第20回国際喘息学会 日本・北ア ジア部会.平成22年7月2-3日.東京 京王プラザホテル研究会発表 3. Odajima H,Murakami Y,Mtomura C: ‘‘Influence of smoking on the infant at 4 months old‘‘,ERS,18-22,Sep.Barcelona,2010. 4. Odajima H, Motomura C, Tezuka J, Murakami Y, Amimoto Y Taba N: Deresive tendencyand smoking an/or allergi dseases among high school student, APCAACI 2010, Nov 6-9、Singapore. 5. T Shimoda, M Imaoka, R Kishikawa, T Iwanaga, S Nishima, Y Obase, A Miyatake, S Kasayama: A comparative study of the cut-off values of fractional exhaled nitric oxide level and serum high-sensitivity C-reactive protein level for the differentiation between bronchial asthma and cough-variant asthma. AAAAI New Orleans, USA, February, 2010. 6. Rumiko Shibata, Yasuhiro Koga, Yoshimitsu Suzuki: Clinical effects of kestose, a prebiotic oligosaccharide, on the treatment of atopic dermatitis in infants (Key note lecture) The International Scientific Conference on Probiotics and Prebiotics IPC2010(Košice 7. Slovakia. 15 – 17 June 2010) Hiroko Nogami, Tomoaki Iwanaga: The effect of inhaled anticholinergic drugs (tiotropium bromide) on asthma patients with persistent obstructive ventilatory impairment (remodeling) 106 ATS international conference in New Orleans 8. USA. 2010, 5.14-5.19 Petcharin Srivatanakul, Satoshi Honjo, Pacharin Kittiwatanachot, Adisorn Jedpiyawongse, Masanao Miwa: Hepatitis viruses and risk of cholangiocarcinoma in the northeast Thailand. 5th -76- Conference of Asian Pacific Organisation for Cancer Prevention (Istanbul, 3-7 April, 2010) 9. Murakami Y, Odajima H, Adachi Y, Yoshida K, Ohya Y, Akasawa A: Exercise-inducued Asthma prevalence in Japanese children. European Respiratory Society (Barcelona, September, 2010) 10. Murakami Y, Odajima H, Adachi Y, Yoshida K, Ohya Y, Akasawa A: Exercise-inducued Asthma prevalence in Japanese children. APAPARI (Singapore, December, 2010) 11. Motomura.C, Odajima.H, J. Tezuka, T.Kodama, Y. Amimoto, N. Masumoto, Y. Murakami, N. taba, K. Okada, S. Nishima: Exhaled Nitric Oxide Predicts Bronchial Responsiveness according to Age in Asthmatic Children. ATS international conference(New Orleans May,2010) 12. Motomura.C, Odajima.H, Tezuka.J, taba.N, Amimoto.Y, Masumoto.N, Murakami.Y, Okada.K, Nishima.S,: Perception of dyspnea during acetylcholine- induced bronchoconstriction effects Asthma Control Test in asthmatic children. 8thAPCAACI-APAPARI 2010 (Singapore Nov,2010) 13. Reiko Kishikawa , Motoo Suzuki , Toshio Fujita and Norio Sahashi: NEW MONITORIG SYSTEM OF POLLEN INFORMATION FOR JAPNESE POLLINOSIS IN JAPAN, 9th ICA,(Oral) CEDAR Buenos Aires, Argentina, EST5 24th Aug. 2010. 14. R. Kishikawa, T. Imai, T. Ichinose,Y. Okuno, K. Arashidani, M.Nishikawa, T. Shimoda, T. Iwanaga: Effects of Asian Sand Dust on Human Health and Allergic Symptom, Fukuoka, Japan ,AAAA&I(Poster.), March 20th,San Fransisco,2011. 15. Imaoka M, Tanahashi T, Kishikawa R, Shimoda T, Iwanaga T: Gender-specific impact of overweight and obesity on airway hyperresponsiveness in adults with mild asthma. The 29th EAACI Annual Congress( London, Jun, 2010 ) 16. Imaoka M, Tanahashi T, Kishikawa R, Shimoda T, Iwanaga T: Effect of elevated serum IgE on airway hyperresponsiveness in adults with allergic and non-allergic asthma. 14th International Congress of Immunology( Kobe, Aug, 2010 ) -77- 17. Imaoka M, Tanahashi T, Kishikawa R, Shimoda T, Iwanaga T: Gender-specific effect of overweight and obesity on airway inflammation in adults with asthma. 67th Annual Meeting of the American Academy of Allergy, Asthma and Immunology( San Francisco, Mar, 2011) 18. Natsuko Masumoto, Hiroshi Odajima, Yoko Murakami, Chikako Motomura; Kenji Okada; Sankei Nishima : Effect of Weight loss on Respiratory Function in Obese Children with Asthma.The 20th Congress of INTERASTHMA Japan/North Asia. July3-4,2010, Tokyo, Japan 19. Makimoto A, Mugishima H, Taga T, Ishida Y, Nagatoshi Y, Ida K, Kumagai M, Kimura T, Ohashi Y, kaneko M: Investigator-initiated registration-directed phase I/II clinical trial of irrinotecan hydrochroride for refractory pediatric solid tumors. 46th Annual Meeting of American Society of Clinical Oncology (Chicago, June, 2010.) 20. Y.Amimoto, N. Masumoto, N Taba, Y. Murakami, N. Kando, J. Tezuka, T. Honjo, C. Motomura, R. Shibata, K. Okada, H. Odajima: The relationship between exhaled nitric oxide and adherence before and after the summer camp for asthmatic children2010.9.18-22 EUROPEAN RESPIRATORY SOCIETY BARCELONA 2010 -78- (Ⅱ)国内学会 (1) 招待講演、特別講演、シンポジウム等 1. 岩永 知秋: 第64回日本総合医学会シンポジウム「これからの重症心身障害を考える:問題点とその解決に 向けて」2010.11.27 2. 小田嶋 博、及川育子: シンポジュウム3 「小児アレルギーエデュケーターは医療にどう貢献するか」 座長の言葉. 日本小児難治喘息アレルギー疾患学会.平成22年5月29-30日.東京 3. 小田嶋 博: 重症喘息の病型と治療戦略.第47回日本小児アレルギー学会 、平成22年12月5日.パシフィ コ横浜. 4. 小田嶋 博: 2「感染とアレルギー」.第18回臨床薬理・アレルギー・免疫研究会.2010年1月30日.四日 市市. 5. 岡田賢司: ランチョンセミナー ついて わが国における成人への予防接種(adultimmunization)今後の展開に 日本感染症学会総会 2010.04.05-06 京都 6. 岡田賢司: シンポジウム 百日咳 第2回小児気道アレルギーフォーラム 2010.04.10 名古屋 7. 岡田賢司: シンポジウム 小児科領域の感染症とワクチン 第58回日本化学療法学会 2010.06.04 長崎 8. 岡田賢司: シンポジウム 方会 ワクチンの現状と課題「肺炎球菌ワクチン」 第80回日本感染症学会西日本地 2010.11.19 松山 9. 岡田賢司: 特別講演 Combination Vaccines Pediatric combination vaccines including Hib component, and others. The 4th International Vaccinology Workshop 2010 2010.11.21 東京 -79- 10. 岡田賢司: シンポジウム 慢性疾患をもつこどもと日常生活:「基礎疾患を持つ児と予防接種」第64回国 立病院総合医学会 2010.11.26 福岡 11. 岡田賢司: 会長講演 「小児呼吸器疾患の予防戦略」 第43回小児呼吸器疾患学会20010.10.29 福岡 12. 岡田賢司: ランチョンセミナー (SCREW)」 「 RS ウ イ ル ス 感 染 症 と 反 復 性 喘 鳴 ~ 前 方 視 的 研 究 の 中 間 報 告 第55回日本未熟児新生児学会 2010.11.06 神戸 13. 岡田賢司: ワークショップ2-小児呼吸器感染症診療ガイドライン2011改定に向けて- 新型インフルエン ザ(インフルエンザH1N1 2009)第42回日本小児感染症学会総会・学術集会 2010.11.27 仙 台 14. 柴田瑠美子: (教育講演) 4月 学校での食物アレルギーへの対応 第109回日本皮膚科学会総会 (平成22年 大阪) 15. 柴田瑠美子: (ミニシンポジウム)アトピー性皮膚炎と食物第22日本アレルギー学会春季臨床大会 (平成 22年5月 京都) 16. 柴田瑠美子: (シンポジウム). 乳幼児アトピー性皮膚炎における腸内細菌叢とオリゴ糖(ケストース)の 臨床効果 第15回日本食物繊維学会 (平成22年12月 札幌) 17. 柴田瑠美子: 食物アレルギーと痒み 第113回 日本小児科学会 教育セミナー (平成22年4月 盛岡) 18. 柴田瑠美子: テーマ館講演 22年5月 食物アレルギーの積極的治療 第22日本アレルギー学会春季臨床大会 (平成 京都) 19. 下田照文: 喘息患者の呼吸機能の経年的変化に及ぼす吸入ステロイドの影響 臨床大会、京都、5月、2010. -80- 日本アレルギー学会春季 20. 中野 博: 携帯型モニターの特性と問題点 21. 中野 日本睡眠学会第35回定期学術集会(平成22年7月、名古屋) 博: 睡眠時モニターとしてのパルスオキシメータの基礎と応用 会(平成22年7月、名古屋) -81- 日本睡眠学会第35回定期学術集 (2)一般演題 1. 岩永 知秋: 第6回呼吸ケアカンファレンス(日本呼吸器学会) 「低酸素血症のメカニズムと治療」2010. 4.24 (京都市) 2. 岩永 知秋: 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会ランチョンセミナー「在宅酸素療法」2010.10. 1 3. 日下部正和、平岡 誠、宇都宮 彬、小田嶋 博: 「九州北部におけるPM2.5の観測およびデータ解析―2002年度~2007年度観測データ―」.大 気環境学会九州支部総会第10回研究発表会講演要旨集・室内環境学会九州支部総会第3回研究 発表会講演要旨集.平成22年1月26日.アクロス福岡. 4. 児玉隆志、網本裕子、田場直彦、村上洋子、増本夏子、本荘哲、本村知華子、柴田瑠美子、岡田 賢司、小田嶋博: 「当院で経験した新型インフルエンザ感染入院症例のまとめ」.第458回日本小児科学会福岡地 方例会.平成22年2月13日.九州大学医学部百年講堂. 5. 福冨友馬、谷口正実、中村裕之、小林章雄、今野 安、高橋 清、鳥帽子田彰、小田嶋 哲、西村正治、河岸由紀男、岡田千春、谷本 博、中川武正、赤澤 晃、秋山一男: 本邦の成人喘息有病率とその危険因子:日本語版調査票によるNationwide cross-sectonal population-based study.日本呼吸器学会誌48(増刊号):152 第50回日本呼吸器学会.平成 22年4月23-25日.京都. 6. 小田嶋 博: 臨床アレルギー「小児気管支喘息」.第22回日本アレルギー学会春季臨床大会.平成22年5月 8-9日、京都. 7. 板澤寿子、足立雄一、吉田幸一、大矢幸弘、小田嶋 博、赤澤 晃、宮脇利男: 「幼児における体格とアレルギー疾患との関係」.第22回日本アレルギー学会春季臨床大会. 平成22年5月8-9日.京都. 8. 児玉隆志、網本祐子、田場直彦、村上洋子、増本夏子、本荘 田賢司、小田嶋 哲、本村知華子、柴田瑠美子、岡 博: 当院で経験した新型インフルエンザ感染入院症例のまとめ.第27回日本小児難治喘息・アレル ギー疾患学会、平成22年5月29-30日.東京 -82- 9. 井越有香、下条直樹、森田慶紀、落合伸伍、島 正之、小田嶋 博、近藤直実、水野克巳、河野 陽一: 4か月までの栄養法と6か月時のアトピー性皮膚炎有症との関係―全国複数地域における出生 コホート研究―.第60回日本アレルギー学会秋季学術大会.平成22年11月25~27日.東京. 10. 今野 哲、福冨友馬、谷口正実、中村裕之、小林章雄、河岸由起夫、岡田千春、谷本 清、烏帽子田彰、小田嶋 博、中川武正、秋山一男、西村正治、赤澤 安、髙橋 晃: 本邦のアレルギー性鼻炎有病率とその危険因子:日本語版ECRHS調査票による疫学調査.第 60回日本アレルギー学会秋季学術大会.平成22年11月25~27日.東京. 11. 岡部美恵、板澤寿子、足立雄一、吉田幸一、小田嶋 博、赤澤 晃、宮脇利男: 4―5歳児における肥満と喘息の関係.第60回日本アレルギー学会秋季学術大会.平成22年11 月25~27日.東京. 12. 日下部 正和、平岡 誠、宇都宮 彬、岩本 真二、小田嶋 九州北部地域におけるPM2.5項濃度イベントの解析、第11回 博: 大気環境学会九州支部研究発表 会、福岡市、23年1月28日 13. 下田照文、今岡通厳、岸川禮子、岩永 知秋: 気管支喘息患者で吸入ステロイドと併用するロイコトリエン受容体拮抗薬と長時間作用性吸 入β2-刺激薬の中枢及び末梢気道炎症に対する効果の比較検討.日本呼吸器学会総会、京都、4 月、2010. 14. 下田照文、今岡通厳、岸川禮子、岩永知秋: 吸入ステロイドとロイコトリエン拮抗薬あるいは長時間作用性吸入β2-刺激薬併用及び配合剤 の気道炎症の検討.日本アレルギー学会春季臨床大会、京都、5月、2010. 15. 下田照文、今岡通厳、岸川禮子、岩永知秋: Impulse oscillometry(IOS)による気管支喘息患者の中枢及び末梢気道の評価と気道炎症の 解析.日本アレルギー学会総会、東京、11月、2010. 16. 柴田瑠美子 小田嶋博: 乳児のバナナアナフィラキシーと0~1歳のバナナ特異IgE抗体感作率 ギー学会 (平成22年11月 第60回日本アレル 東京). 17. 野上裕子、岩永知秋: 高齢者気管支喘息の特徴、成人発症と高齢発症の比較、第22回日本アレルギー学会春季臨床大 -83- 会 2010年5月 京都 18. 野上裕子、岩永知秋: 高齢者気管支喘息の特徴、成人発症と高齢発症の比較、第60回日本アレルギー学会秋季学術大 会、2010年11月 東京. 19. 野上裕子、岡田賢司、岩永知秋: 成人の遷延性慢性咳嗽における百日咳感染の関与、第50回日本呼吸器学会学術講演会、2010 年4月 京都. 20. 野上裕子: 呼吸器疾患の医療連携-呼吸不全と肺癌でのオーバーラップした連携の模索-呼吸器専門病院の 立場から、第65回日本呼吸器学会九州支部秋季学術講演会、2011.11月 21. 吉澤 熊本. 滋、木本泰孝、當間重人: NinJaデータベースにおける超高齢者(80歳以上)関節リウマチ患者の治療状況の検討.第54 回日本リウマチ学会総会(平成22年4月、神戸) 22. 堀内孝彦、塚本 平、中島 浩、新納宏昭、井上 靖、吉澤誠司、西坂浩明、吉澤 滋、大塚 毅、長澤浩 衡、赤司浩一: ループス腎炎に対するタクロリムスの有効性と安全性―投与2年経過した29例の解析―.第54 回日本リウマチ学会総会(平成22年4月、神戸) 23. 福田孝昭、池田 実、石西 貴、大塚 毅、金崎克也、黒田康二、島内 祐、末松栄一、都留智巳、中島康晴、長嶺隆二、原田 澤誠司、和田 卓、城島 宏、生野英 洋、堀内孝彦、宮原寿明、吉澤 滋、吉 研、近藤正一: 関節リウマチに対するインフリキシマブ増量効果の多施設共同研究―第一報―.第40回九州リ ウマチ学会(平成22年9月、鹿児島) 24. 木本泰孝、吉澤 滋: 難聴にて発症したウェゲナー肉芽腫症の一例.第41回九州リウマチ学会(平成23年3月) 25. 吉澤 滋、木本泰孝: 強直性脊椎炎の経過中に肺胞出血を来たした一例.第41回九州リウマチ学会(平成23年3月) 26. 末永康夫、吉澤 滋、末松栄一、本川 哲、河部庸次郎、豊原一作、潮平芳樹、税所幸一郎、當 間重人: NinJaにみる高齢リウマチ患者治療の現状.第41回九州リウマチ学会(平成23年3月) -84- 27. 小野伸之、綾野雅宏、木本泰孝、澤部琢也、西坂浩明、古郷 史、堀内孝彦、長澤浩平、上田 功、吉澤誠司、吉澤 滋、多田芳 章: ウェゲナー肉芽腫症患者の臨床像及び予後についての多施設共同調査.第41回九州リウマチ学 会(平成23年3月) 28. 隠土 薫、岡崎 寛士、小副川 敦、米谷卓郎、平井文彦、濱武基陽、瀬戸貴司、杉尾賢二、一 瀬幸人: 非小細胞肺癌に対する分子標的治療:Gefitinib治療後のErlotinib治療効果 学会総会 29. 隠土 2010年4月 薫、岡崎 第110回日本外科 名古屋 寛士、小副川 敦、米谷卓郎、平井文彦、濱武基陽、瀬戸貴司、杉尾賢二、一 瀬幸人: 肺区域切除術における区域境界線同定法の工夫―注射器を用いた、切除区域への空気注入法― 第27回日本呼吸器外科学会総会 2010年5月 仙台 30. 本荘哲: 重症心身障害者のがん対策.日本がん疫学研究会(平成22年7月, 札幌) 31. 増本夏子、本荘哲、小田嶋博、村上洋子、岡田賢司、柴田瑠美子、西間三馨: 重症心身障害児(者)における気管支喘息の実態調査(1).第60回日本アレルギー学会秋季学 術集会(平成22年11月26日 東京) 32. 本荘哲、増本夏子、小田嶋博、田場直彦、網本裕子、村上洋子、本村知華子、新垣洋平、村上至 孝、横田 欣児、古森雅志、高嶋和子、石本範子、神代幸枝、平田順子、花田藤子、原和子、岡 田賢司、西間三馨: 重症心身障害児(者)における喘息と喘息治療・看護の実態と関連要因に関する調査・研究. 第33回九州地区重症心身障害研究会(平成23年3月5日 熊本) 33. Masanao Miwa, Satoshi Honjo, Lu Zeng, Hideaki Tanaka, Gyokuko You, Emi Ota, Takahiro Fujii, Masakazu Tanaka: Genetic and environmental determinants of risk of cholangiocarcinoma in Thailand 69th Annual meeting of the Jpn Cancer Assoc (Osaka, 23 October, 2010) 34. 村上洋子、泉田純子、野田美由紀、松井京子、西江温子、加藤しおり、柴田留美子、小田嶋博: スキンケア入院指導を行ったアトピー性皮膚炎児8例. 第27回日本小児難治喘息・アレルギー 学会(平成22年5月、東京) -85- 35. 村上洋子、小田嶋博、足立雄一、吉田幸一、大矢幸弘、赤澤 晃: 小児における運動誘発喘息の実態. 第22回日本アレルギー学会春季臨床大会(平成22年5月、 東京) 36. 村上洋子、泉田純子、野田美由紀、西江温子、加藤しおり、柴田留美子、小田嶋博:スキンケア 入院指導が必要であったアトピー性皮膚炎児8例. 第34回日本小児皮膚科学会(平成22年7月、愛 媛) 37. 村上洋子、林大輔、手塚純一郎、本村知華子、岡田賢司、小田嶋博: 気管支喘息:慢性気管支炎として経過をみたFollicular Bronchitisの1症例. 第43回日本小児呼 吸器疾患学会(平成22年10月、福岡) 38. 村上洋子、林大輔、手塚純一郎、本村知華子、岡田賢司、小田嶋博: 気管支喘息:慢性気管支炎として経過をみたFollicular Bronchitisの1症例. 第47回日本小児ア レルギー学会(平成22年12月、横浜) 39. 本村知華子、手塚純一郎、村上洋子、児玉隆志、田場直彦、網本裕子、増本夏子、岡田賢司、小 田嶋博、西間三馨: 喘息コントロールテストは気管支喘息児の呼吸困難感感受性に影響される:第22回日本アレル ギー学会春季臨床大会(2010年5月、京都) 40. 本村知華子、村上洋子、新垣洋平、村上至孝、田場直彦、網本裕子、増本夏子、手塚純一郎、岡 田賢司、小田嶋博、西間三馨: 気管支喘息児の運動誘発喘息(EIA)における自覚的呼吸困難感、第60回日本アレルギー学会 (2010年10月、東京) 秋季学術大会 41. 本村知華子、村上洋子、新垣洋平、村上至孝、田場直彦、網本裕子、増本夏子、手塚純一郎、柴 田瑠美子、岡田賢司、小田嶋博、西間三馨: 食物依存性運動誘発アナフィラキシー誘発試験におけるアスピリンの有用性、第47回日本小児 アレルギー学会 42. 岸川禮子、今井 (2010年12月、横浜) 透、市瀬孝道、奥野由美子、嵐谷奎一、欅田尚樹、西川雅高、吉田成一、下田 照文、岩永知秋: 黄砂が健康に及ぼす影響調査、アレルギー、59(3,4)、p421、2010. 43. 押川千恵、岸川禮子、宗 信夫、下田照文、岩永知秋: 吸入アレルゲン(HD,スギ)に対するプリックテストの各種判定基準についての検討、アレ ルギー、59(3,4)、p422、2010. -86- 44. 岸川禮子、下田照文、市瀬孝道、吉田 誠、古森雅志、今岡通厳、麻生博史、岩永知秋: 福岡市における黄砂現象の影響調査―気管支喘息患者のPEF値の変動―、第64回日本呼吸器 学会・日本結核病学会九州支部春季学術講演会プログラム・講演抄録、p85、2010. 45. 岸川禮子、嶋田清隆、下田照文、岩永知秋: 美容石鹸定期使用中に生じたコムギ食品によるFDEIAn症例、日本職業・環境アレルギー学会 誌18(1)38、2010. 46. 岸川禮子、市瀬孝道、下田照文、岩永知秋: 黄砂が健康に及ぼす調査、呼吸器学会九州地方会2010.11.12.熊本市 47. 岸川禮子、児塔栄子、下田照文、押川千恵、岩永知秋、西間三馨、宗 信夫、齋藤明美: 日本列島の空中花粉分布(2009年7月~2010年6月)、アレルギー59(9,10)、p1459,2010. 48. 今井 透、岸川禮子、市瀬孝道、奥野由美子、嵐谷奎一、欅田尚樹、西川雅孝、吉田成一、下田 照文、岩永知秋: 黄砂が健康に及ぼす影響調査(第2報)、アレルギー59(9,10)、p1395,2010. 49. 岸川禮子、鈴木基雄、佐橋紀男、藤田敏男、松原 篤、西川恵子、榎本雅夫、宇佐神 篤、奥田 稔: 我が国における花粉自動計測器リアルタイムモニターと重力法Durham Sampler によるス ギ花粉情報の有用性に関する問題点、日本花粉学会第51回大会講演要旨集p30、2010. 50. 荒川歩、康勝好、加藤元博、牛腸義宏、松野良介、高橋寛吉、関正史、永利義久、関根広、小熊 栄二、花田良二: 全身放射線照射時の年少児への鎮静剤使用を減らす取り組みについての検討.第33回日本造血 細胞移植学会総会 (平成23年3月、松山) 51. 松野良介、康勝好、荒川歩、関正史、高橋寛吉、牛腸義宏、加藤元博、永利義久、清水正樹、日 根幸太郎、花田良二: 当院で経験した乳児血管腫に対してプロプラノロールが著効した4症例.第141回日本小児科学 会埼玉地方会 (平成22年9月、埼玉) 52. Okamoto Y, Nagatoshi Y, Suminoe A, Kawakami K, Yanai F, Nakayama H, Moritake H, Ueda K, Hotta N, Fujita K, Inagaki J, Kawano Y, Okamura J: Combined analysis of treatments for pediatric T-ALL in KYCCSG protocols, ALL-96 and ALL-02. The 72nd Annual Meeting of the Japanese Society of Hematology (Yokohama, Sep, -87- 2010) 53. Matsuno R, Kou K, Arakawa A, Gocho Y, Takahashi H, Seki M, Uchisaka N, Kato M, Mochizuki S, Nagatoshi Y, Kurihara J, Nishimoto H, Nozawa K, Oguma E, Kishimoto H, Hanada R: Acute myeloblastic leukemia presenting with acute hydrocephalus. The 72nd Annual Meeting of the Japanese Society of Hematology (Yokohama, Sep, 2010) 54. 加藤元博、康勝好、関正史、荒川歩、高橋寛吉、松野良介、牛腸義宏、永利義久、花田良二: MRIを契機に発見された小児急性白血病.第142回日本小児科学会埼玉地方会 (平成22年12 月、埼玉) 55. 松野良介、康勝好、関正史、荒川歩、牛腸義宏、高橋寛吉、加藤元博、永利義久、内田広夫、岸 本宏志、野澤久美子、小熊栄二、花田良二: 右心房腫瘍塞栓を伴ったWilms腫瘍の1症例.第26回日本小児がん学会 (平成22年12月、大 阪) 56. 荒川歩、康勝好、加藤元博、牛腸義宏、松野良介、高橋寛吉、関正史、永利義久、内田広夫、岸 本宏志、野澤久美子、小熊栄二、花田良二: Triple tandemの大量化学療法を施行して奏功した標準的化学療法抵抗性のstage IV卵黄嚢癌 の1例.第26回日本小児がん学会 (平成22年12月、大阪) 57. 関正史、荒川歩、牛腸義宏、松野良介、加藤元博、永利義久、康勝好、花田良二、内田広夫、野 澤久美子、小熊栄二、岸本宏志、清水健司、大橋博文: Noonan症候群に合併した卵黄嚢がん.第26回日本小児がん学会 (平成22年12月、大阪) 58. 高橋寛吉、康勝好、関正史、荒川歩、牛腸義宏、松野良介、加藤元博、永利義久、花田良二: ダウン症候群に合併した頭蓋内胚細胞腫の1例.第26回日本小児がん学会 (平成22年12月、 大阪) 59. 松野良介、康勝好、関正史、荒川歩、牛腸義宏、高橋寛吉、加藤元博、永利義久、岩間達、鍵本 聖一、内田広夫、岸本宏志、野澤久美子、小熊栄二、花田良二: 胃原発バーキットリンパ腫の1症例.第52回日本小児血液学会 (平成22年12月、大阪) 60. 加藤元博、康勝好、関正史、荒川歩、高橋寛吉、牛腸義宏、松野良介、永利義久、内田広夫、小 熊栄二、野澤久美子、岸本宏志、菊地陽、花田良二: 進行神経芽腫に対する初回化学療法の安全性に関する検討.第26回日本小児がん学会 (平成 22年12月、大阪) -88- 61. 加藤元博、康勝好、関正史、高橋寛吉、荒川歩、牛腸義宏、松野良介、小熊栄二、野澤久美子、 永利義久、花田良二: 画像所見を契機に診断された小児白血病の臨床的検討.第52回日本小児血液学会 (平成22 年12月、大阪) 62. 関中悠仁、永利義久、関正史、荒川歩、高橋寛吉、松野良介、牛腸義宏、加藤元博、康勝好、花 田良二: 少量Ara-C療法を試みた、Down症候群に伴う一過性骨髄異常増殖症(TAM)の一例.第143 回日本小児科学会埼玉地方会 (平成23年2月、埼玉) 63. 松野良介、康勝好、荒川歩、牛腸義宏、高橋寛吉、関正史、加藤元博、望月愼史、永利義久、高 野忠将、大石勉、今井耕輔、中川紀子、釜江智佳子、野々山恵章、花田良二: HLA一致同胞から前処置なしで同種骨髄移植を施行したX-SCIDの1症例移植後の免疫再構築 についての考察.第33回日本造血細胞移植学会総会 (平成23年3月、松山) 64. 三井佳奈子、康勝好、荒川歩、松野良介、牛腸義宏、加藤元博、永利義久、花田良二: 同種骨髄移植後にリンパ腫様肉芽腫症が疑われる脳・肺病変を合併した重症再生不良性貧血の 1例.第33回日本造血細胞移植学会総会 (平成23年3月、松山) 65. 牛腸義宏、康勝好、加藤元博、関正史、荒川歩、高橋寛吉、松野良介、永利義久、花田良二: HomozygousのHLA座を有する子に対して親からhetero to homo骨髄移植を施行した6症例の 検討.第33回日本造血細胞移植学会総会 66. 馬場 博充、三浦 奈央子、横山 (平成23年3月、松山) 秀樹、大城 由美、竹下 盛重: 肺原発結節硬化型ホジキン病の一切除例. 第51回日本肺癌学会総会(2010年11月 67. 木村 広島) 妙: 医療不信と罪悪感への支持的アプローチと自律訓練法が有用であった疼痛性障害の一例. 第 4回 68. 木村 西日本心身医学セミナー (2010年7月24日 大阪) 妙: レボチロキシンナトリウム投与が症状の悪化の一因と考えられた神経性食欲不振症の一例第 50回 69. 田場 心身医学会九州地方会 直彦: 好酸球性細気管支炎にシクロスポリンを投与した一例.第60回日本アレルギー学会秋季学術大 会(平成22年11月) -89- 70. 田場 直彦: 肺分画症の2例.第43回日本小児呼吸器疾患学会(平成22年10月) 71. 古森雅志、吉田誠、吉澤滋、平原奈奈、平田恵、金子靖子、木本泰孝、石松明子、野上裕子、野 邊奉文、岩永知秋: 肺結核症を合併していた顕微鏡的多発血管炎の一例.第64回日本呼吸器学会・日本結核病学会 九州支部春季学術講演会(2010年6月、福岡県大牟田市) 72. 上田 仁、亀山敏文、山口正史: 肺癌肺葉切除術における血漿血液凝固第XII因子の変動.第27回日本呼吸器外科学会総会 (2010年5月13,14日、仙台) 73. 上田 仁、隠土 薫、麻生博史: 特発性間質性肺炎合併肺癌の治療.第51回日本肺癌学会総会(2010年11月3,4日、広島) 74. 麻生博史、岩永知秋、上田仁: 肺非扁平上皮癌に対するCBDCA+Pemetrexed併用化学療法の臨床的検討.第50回日本肺癌学 会九州支部会(平成22年7月10日、福岡) 75. 横田欣児、中村ひとみ、平原奈奈、岩永知秋: 心因性咳嗽の2症例と心因性喘息の1症例、第65回日本呼吸器学会九州地方会、 (熊本)2010 11、12 76. 横田欣児、中村ひとみ、平原奈奈、平山健司、棚橋徳成、岩永知秋: 心因の関与した持続性咳嗽の4症例、第50回日本心身医学会九州地方会、2011(福岡)2011 2 25 77. 網本裕子、小田嶋博、漢人直之、手塚純一郎、増本夏子、児玉隆志、田場直彦、村上洋子、本村 知華子、柴田瑠美子、岡田賢司、西間三馨: サマーキャンプにおける呼気中一酸化窒素の変化とアドヒアランスとの関係.第26回日本小児 難治喘息・アレルギー疾患学会(2010.5.29-30) 78. 網本裕子、手塚純一郎、新垣洋平、村上至孝、増本夏子、田場直彦、村上洋子、本荘哲、本村知 華子、柴田瑠美子、岡田賢司、小田嶋博: 在宅気管切開下陽圧換気(tracheostomy positive pressure ventilation; TPPV)を導入した気管 支拡張症の1例. 第43回日本小児呼吸器疾患学会(2010.10.29-30) -90- 79. 網本裕子、新垣洋平、村上至孝、増本夏子、田場直彦、村上洋子、本荘哲、本村知華子、柴田瑠 美子、岡田賢司、小田嶋博: サマーキャンプ前後における呼気中一酸化窒素の変化とアドヒアランスとの関係 2010.11.25-27 第60回日本アレルギー学会秋季学術大会 80. 石松明子、中野博、内田奈菜、平原奈奈、古森雅志、吉田誠、野上裕子、岸川禮子、下田照文、 岩永知秋: 在宅酸素療法患者の予後調査」 第65回日本呼吸器学会・結核病学会 九州支部秋季学術講演 会(平成22年11月13日、熊本市) 81. 石松明子、吉田誠、平原奈々、古森雅志、野上裕子、岸川禮子、下田照文、岩永知秋: 「当院で経験したChurg-Strauss syndromeの8例についての検討」第64回日本呼吸器学会・結 核病学会 九州支部春季学術講演会(平成22年6月19日、熊本市) 82. 平田恵、平原奈奈、金子靖子、石松明子、古森雅志、吉田誠、野上裕子、岩永知秋: 「両側気胸を繰り返したウェステルマン肺吸虫症の一例」第64回日本呼吸器学会・結核病学会 九州支部春季学術講演会(平成22年6月19日、熊本市) 83. 平原奈奈、平田恵、金子靖子、石松明子、古森雅志、吉田誠、野上裕子、亀山敏文、山口正史、 上田仁、野辺奉文、岩永知秋: 「多発小結節影を呈し胸腔鏡下肺生検にて診断されたNodular sarcoidosisの1例」第64回日本 呼吸器学会・結核病学会 84. 今岡 通厳、岸川 九州支部春季学術講演会(平成22年6月19日、熊本市) 禮子、下田 照文、岩永 知秋: 高齢者の細菌性肺炎におけるbiapenemの有効性および腎毒性の検討. 会・日本結核病学会九州支部春季学術講演会 第64回日本呼吸器学 (平成22年6月、大牟田) 85. 増本夏子、本荘 哲、小田嶋 博、村上洋子、柴田瑠美子、岡田賢司、西間三馨: 重症心身障害児(者)における気管支喘息の実態調査(1)吸入療法に関する検討 日本アレルギー学会秋季学術大会 2010.11.25-27 第60 回 東京 86. 増本夏子、柴田瑠美子、新垣洋平、網本裕子、田場直彦、村上至孝、村上洋子、本村知華子、本 荘 哲、岡田賢司、小田嶋 博: 即時型食物アレルギーで緊急受診した症例の臨床背景と治療経過 究会 2011.2.19 第11回食物アレルギー研 東京 87. 山本悟、西光晴、佐々木宏典、石川浩三、松本吉洋、石川敏三: 新しく開発した家庭用超短波治療器の安全性及び難治性疼痛に対する効果の検討.第32回日本 -91- 疼痛学会(平成22年7月、京都) 88. 蓑田誠治、安田聖子、三根由起子、佐々木宏典、掛田崇寛、松本吉洋、叶辰宣、石川敏三: ラット坐骨神経損傷後の慢性疼痛に随伴する気分障害は痛覚閾値を低下させる.第32回日本疼 痛学会(平成22年7月、京都) 89. 佐藤 栄梨、家入 幸枝、渡辺 幸美、岩松 朋子、真鍋 健一、下田 照文: 呼吸器疾患の治験における確実な被験者エントリーへの取り組み~事前スクリーニングを実 施して~ 90. 杉田 第10回CRCと臨床試験のあり方を考える会議(平成22年10月、別府) 祥子: 「重症心身障害支援の展望」国立病院総合医学会シンポジウム「これからの重症心身障害支援 を考えるー問題点とその解決に向けて」(平成22年11月27日 福岡) 91. 工藤麻由子: 「超重症児、準超重症児における唾液アミラーゼ活性値を指標に取り入れた療育時の反応評 価」 92. 上野 国立病院総合医学会(平成22年11月26日福岡) 淑子、松谷 佳代子、宮崎 智子: アレルギー疾患における管理栄養士の専門性について.第8回九州国立病院機構管理栄養士協議会 栄養管理学会パネルディスカッション(平成22年9月鹿児島) 93. 藤村 淑子、松谷 剛、宮崎 智子、井上 聡美、池本 美智子: 調理室におけるヒヤリハット減少のための取り組み~特にアレルギー食除去食の安全な提供 について~.第64回国立病院総合医学会 ポスターセッション(医療安全)(平成22年11月福 岡) 94. 高武 志奈、田中 嘉道、曽我部 誠、高島 伸也、真鍋 健一: 病棟業務におけるチーム医療の推進.第34回九州地区国立病院薬剤師会薬学研究会(平成2 2年7月、福岡市) 95. 田中 誠、曽我部 志奈、高島 伸也、真鍋 健一: 一般病棟における常駐薬剤師の取り組み. 第19回日本医療薬学会(平成22年11月、千葉) 96. 稲富真理恵、足立仁志、竹下明伸、石井美里、川﨑紗織、荒畑 創: 筋ジストロフィー患者における下肢近位筋及び体幹筋力と座位保持能力との関連性の検討.第 32回九州理学療法士・作業療法士合同学会(平成22年11月、沖縄) -92- 97. 今村 彰吾、清家 直樹、岸本 明久、西浦 明彦: 胸水に認められたrhabdomyosarcoma の一症例、第26回日本臨床細胞学会九州連合会学会、 平成22年9月、長崎市 98. 山里 和郎、安達 知子、進 史津江、西浦 明彦: 当院における睡眠検査の現状、第23回国立病院臨床検査技師協会九州学会、平成22年7月、福 岡市 99. 師岡 津代子、内田 彩加、西浦 明彦: 当院におけるHeamophilus inflienzae の薬剤耐性菌の分離状況、第20回福岡県医学検査学会、 平成22年7月、福岡市 100. 内田 彩加、師岡 津代子、西浦 明彦: 当院における百日咳菌分離状況と患者背景について、第45回九州医学検査学会、平成22年9月、 別府市 101. 師岡 津代子、内田 彩加、西浦 明彦: 当院におけるインフルエンザウイルスの検出状況、第45回九州医学検査学会、平成22年9月、 別府市 102. 内田 彩加、師岡 津代子、西浦 明彦: 当院において胸水より繰り返し検出されたStreptococcus sp. について、第22回日本臨床微生 物学会総会、平成23年1月、岡山 103. 中野 博、貞光由美子、平山 健司、古川 智一、棚橋 徳成、進 史津江、山里 和郎、安達 香: 知子、大西徳信、上森栄和、千﨑 睡眠外来の初診患者数の変動要因 日本睡眠学会第35回定期学術集会(平成22年7月、名古屋) -93- 2010 年度業績 (C) 研 究 会 発 表 1. 岩永 知秋: 68回九州肺機能談話会「COPDの薬物療法」(長崎市)2010. 4.17 2. 岩永 知秋: 九州喘息セミナー:パネルディスカッション「高齢者喘息」(福岡市)2010.10. 9 3. 柴田瑠美子: 食物アレルギーの治療とQOL 4. 第11回食物アレルギー研究会(平成23年2月 東京) 松野良介、康勝好、荒川歩、牛腸義宏、高橋寛吉、関正史、加藤元博、望月慎史、永利義久、花 田良二、高野忠将、大石勉、今井耕輔、野々山恵章: 姉から前処置なしで同種骨髄移植を施行したX-SCIDの1症例.第10回埼玉細胞治療研究会 (平成22年6月、埼玉) 5. 加藤元博、野澤久美子、康勝好、関政史、高橋寛吉、荒川歩、牛腸義宏、松野良介、永利義久、 小熊英二、花田良二: 画像所見を契機に診断された小児白血病.第85回埼玉県小児血液同好会 (平成22年7月、埼 玉) 6. 高橋寛吉、康勝好、関正史、荒川歩、牛腸義宏、松野良介、加藤元博、永利義久、花田良二: ダウン症候群に合併した頭蓋内胚細胞腫の1例.TCCSG秋季例会 7. (平成22年9月、東京) 加藤元博、康勝好、関正史、荒川歩、高橋寛吉、松野良介、牛腸義弘、永利義久、花田良二: 移植前処置とGVHDの関連についての検討.第16回小児H-SCT研究会 (平成22年10月、東 京) 8. 高橋寛吉、康勝好、関中悠仁、関正史、荒川歩、牛腸義宏、松野良介、加藤元博、永利義久、花 田良二: 再発未分化大細胞型リンパ腫再発例に対する治療方針の検討.第26回小児血液腫瘍症例検討会 (平成22年10月、東京) 9. 関中悠仁、康勝好、関正史、荒川歩、高橋寛吉、松野良介、牛腸義宏、加藤元博、永利義久、花 田良二: 低ガンマグロブリン血症、monosomy 7を伴う骨髄異型性、多発小奇形を呈する一例.第27回 小児血液腫瘍症例検討会 (平成23年1月、東京) -94- 10. 牛腸義宏、康勝好、高橋寛吉、関中悠仁、関正史、荒川歩、松野良介、加藤元博、永利義久、花 田良二: 骨 髄 非 破 壊 的 前 処 置 ( Flu+BU+ATG ) に よ る 非 血 縁 者 間 HLA 一 致 骨 髄 移 植 を 行 っ た Wiskott-Aldrich症候群の兄弟例.第4回日本免疫不全研究会 (平成23年1月、福岡) 11. 松野良介、康勝好、荒川歩、牛腸義宏、高橋寛吉、関正史、加藤元博、望月慎二、永利義久、高 野忠将、大石勉、今井耕輔、野々山恵章、花田良二: 姉から前処置なしで同種骨髄移植を施行したX-SCIDの1症例.第4回日本免疫不全研究会 (平 成23年1月、福岡) 12. 高橋寛吉、加藤元博、関中悠仁、関正史、荒川歩、牛腸義宏、松野良介、永利義久、康勝好、花 田良二: 当施設における5 g/m2大量メソトレキセート療法の安全性に関する検討.TCCSG冬季例会 (平成23年2月、東京) 13. 関正史、永利義久、荒川歩、牛腸義宏、関中悠仁、高橋寛吉、松野良介、加藤元博、康勝好、花 田良二: 自家末梢血幹細胞移植後に自己免疫疾患用の症状を呈したHodgkinリンパ腫の1例.さいたま 小児血液ミーティング (平成23年3月、埼玉) 14. 隠土 薫、岡崎 寛士、網本 裕子、小田嶋 博、上田 仁: 小児の特発性気管支拡張症に伴う荒蕪肺に対して左肺全摘を施行した1例 2011年2月 症例検討学術会 15. 隠土 仁、星野 薫、上田 第29回南区合同 福岡 祐二、伊東 啓行: 術中発症が疑われた急性下肢動脈閉塞症の1例 第24回術後管理研究会 2010年11月 福 岡 16. 隠土 薫: 肺癌の化学療法 17. 中野 第15回筑紫呼吸器検討会 2010年6月 福岡 博: SDB/SASスクリーニング法の信頼性と妥当性について 第45回睡眠呼吸障害研究会(平成22 年7月、名古屋) 18. 古森雅志、吉田誠、吉澤滋、平原奈奈、平田恵、金子靖子、木本泰孝、石松明子、野上裕子、野 辺奉文、岩永知秋: 肺結核症を合併していた顕微鏡的多発血管炎の一例.第28回南区合同症例検討学術会(2010 -95- 年10月、福岡市) 19. 村上至孝、本村知華子、新垣洋平、網本裕子、田場直彦、増本夏子、村上洋子、本荘哲、柴田瑠 美子、岡田賢司、小田嶋博: 入院加療を必要とした小児のカポジ水痘様発疹症について 第38回 西日本小児アレルギー 研究会(平成22年8月、福岡) 20. 村上 至孝、村上 洋子、新垣 洋平、網本 裕子、増本 夏子、田場 直彦、本村 知華子、本荘 哲、 岡田 賢司、柴田 瑠美子、小田嶋 博: ステロイド忌避を伴ったアトピー性皮膚炎患児における食物アレルギーの臨床的特徴 第 11回食物アレルギー研究会(平成23年2月、東京) 21. 池田啓介、尾上正亮、重冨祐樹、森田伸二、小柳公彦: 九州国立病院療養所放射線技師会福岡地区研修会 平成22年7月3日 NHO福岡東医療 センター(福岡県古賀市) 22. 上野 佳代子、宮崎 淑子、松谷 智子、藤木 あかね: 超重症者の栄養管理を体組成より検討した一症例.第33回九州地区重症心身障害児(者)研究 会(平成23年3月熊本) 23. 内田 彩加: 喀痰の塗抹検査(基礎編)、福岡県臨床衛生検査技師会福岡支部微生物検査研修会、平成22年5 月、福岡市 24. 今村 彰吾: 症例検討会、福岡県臨床衛生検査技師会福岡支部病理・細胞診分野勉強会、平成23年1月、福 岡市 25. 師岡 津代子、下田 照文: 医療施設関連肺炎(HCAP)の分担発表、NHOネットワーク共同研究領域:呼吸器疾患 究班会議、平成23年1月、東京 -96- 研 2010 年度業績 (D) 学 術 講 演 1. 岩永 知秋: 福岡病院いきいきセミナー「COPDってどんな病気?」2010. 4. 7 2. 岩永 知秋: KBCアレルギー談話室「エアコンとアレルギー」2010. 6. 6 3. 岩永 知秋: メディカル・トリビューン「シムビコート」座談会2010. 8.23 4. 岩永 知秋: 東花畑公民館講演「私たちの気管支と肺」2010.11.10 5. 岩永 知秋: 福岡市南区結核研修会講演「まだまだ多い肺結核:診療のポイントと注意点」2011. 2.14 6. 岩永 知秋: 第19回九州アレルギー講習会(福岡市) 「アレルギー診療ガイドライン2010 成人喘息」2011. 2.19 7. 岩永 知秋: 第17回アレルギー週間記念講演会:「成人喘息:日常生活の注意点」2011. 2.20 8. 岩永 知秋: 福岡市城南区結核研修会「日常臨床に潜む肺結核:診断の遅れを防ぐには」2011. 3. 1 9. 小田嶋 博: 「小児気管支喘息診断の注意点」.第1回香川小児アレルギー談話会.平成22年6月26日.高松 市. 10. 小田嶋 博: 「アトピー性皮膚炎の病態と治療」講義.日本小児難治喘息・アレルギー疾患学会小児アレル ギー疾患基礎講習会.平成22年7月10日.横浜. 11. 小田嶋 博: 「小児気管支喘息の心身症におけるガイドラインの臨床的有用性の検討」.平成22年度厚生労 働省精神・神経疾患研究委託費 小牧班(20委-7)第一回半会議.平22年7月16日.東京. -97- 12. 小田嶋 博: 「小児喘息治療上の注意点」第158回 南予小児科医会.平成22年7月17日.宇和島. 13. 小田嶋 博: 「小児気管支喘息における気道の過敏性と刺激因子」.栃木県小児アレルギーフォーラム2010. 日本小児科学会専門医療制度研修集会 日本医師会生涯教育講座;カリキュラムコード5・10・ 76.平成22年7月22日.宇都宮. 14. 小田嶋 博: 「アレルギー疾患の管理と予防」.平成22年度福岡県新規採用養護教諭研修第4回・5回校外研 修会.平成22年7月22-23日.福岡. 15. 小田嶋 博: 座長「小児気管支喘息における気道炎症」.第155回福岡アレルギー研究会.平成22年7月23日. 福岡. 16. 小田嶋 博: 「アレルギー疾患(アナフィラキシー)について」.苅田町人権教育研究会 健康保障部学習 会.平成22年8月20日.京都郡苅田町. 17. 小田嶋 博: 「小児喘息と食物アレルギーとの関わり」.平成22年度栄養管理実習技能研修.平成22年10月 20-21日.福岡. 18. 小田嶋 博: 「小児喘息治療の注意点」.第2回山口小児感染・アレルギー研究会.平成22年10月14日.山 口. 19. 小田嶋 博: ぜん息キャンプの基礎知識.平成22年度フォローアップ研修~効果的なぜん息キャンプ実施の あり方~.地方公共団体ぜん息キャンプに従事する指導員保健師、看護師、栄養士、事務担当 者等研修会.平成22年11月29日.東京. 20. 小田嶋 博: 気管支喘息の予防(環境対策)と予防、第21期食物アレルギー児のためのアレルギー教室、 福岡. -98- 21. 小田嶋 博: 重心での気管支喘息について、平成22年度 児童指導員・保育士特定技能派遣研修プログラム. 平成22年2月15日.福岡. 22. 小田嶋 博: 食物アレルギーとその対応、北九州市小児保健研究会 23. 小田嶋 研修会、平成23年2月18日、北九州. 博: アレルギーと心、第9回指宿カンファランス、平成23年2月26日、鹿児島. 24. 小田嶋 博: 患者教育のための小児ぜん息の基礎知識及び最新治療、平成22年ぜん息患者教育スタッフ養成 研修、大阪、平成23年3月12日 25. 小田嶋 博: アレルギーとの付き合い方、糸島一般向け地域講演会、糸島市、2011年3月13日 26. 下田 照文: シムビコートの喘息治療における有用性 27. 下田 2010年2月10日 2010年2月18日 松山 2010年3月11日 姫路 照文: 照文: 新規配合剤シムビコートの喘息治療における有用性 32. 下田 島原 照文: 新規配合剤シムビコートの喘息治療における有用性 31. 下田 福岡 照文: 新規配合剤シムビコートの喘息治療における有用性 30. 下田 2010年1月29日 シムビコートの喘息治療における有用性 新規配合剤の喘息治療における有用性 29. 下田 大分 照文: 新規配合剤 28. 下田 2010年1月21日 2010年4月9日 照文: 新規配合剤の喘息治療における有用性 2010年4月20日 -99- 倉敷 水俣 33. 下田 照文: 最新の喘息治療 34. 下田 2010年5月28日 金沢 照文: 新規配合剤の喘息治療における有用性 35. 下田 福岡 2010年8月26日 大村 照文: 新規配合剤の喘息治療における有用性 36. 下田 2010年5月31日 照文: 気管支喘息の治療におけるロイコトリエン受容体拮抗薬の役割 2010年11月15日 福山 37. 岡田賢司: VPD(ワクチンで防げる病気)に役立つ今後期待されるワクチン 講演会 第44回福山小児科医会学術 2010.4.2 広島 38. 岡田賢司: HPVワクチンにおける小児科医の役割 八千代市小児科医会学術講演会 2010.4.15 八千代 (千葉) 39. 岡田賢司: これからのワクチンを考える-PCV・HPVワクチンを中心に定例総会・学術講演会 2010.5.15 佐賀県医師会小児科医部会 佐賀 40. 岡田賢司: 子宮頸がん予防対策~HPVワクチンを中心に~ 大分県三医会合同学術講演会 2010.5.17 大分 41. 岡田賢司: VPDに役立つ今後期待されるワクチン 第206回筑豊小児医会2010.5.20 飯塚(福岡) 42. 岡田賢司: 長引く咳嗽の診断と治療:百日咳を中心に 第149回三重県小児科医会2010.5.23 津(三重) 43. 岡田賢司: わが国における成人への予防接種 平成22年度第1回北部感染症研究会2010.5.26 44. 岡田賢司: -100- 北九州 新型インフルエンザと小児喘息の関係 第23回小児気管支喘息治療管理研究会 2010.6.12 岡山 45. 岡田賢司: 子どもたちを守るワクチンとは 新米・プレママ わくわくセミナー 2010.6.13 福岡 46. 岡田賢司: 機能訓練事業の留意点①~新型インフルエンザ対応~ 講師 平成22年公害健康被害予防事業研修 2010.7.5 東京 47. 岡田賢司: 2010年度の予防接種に関する話題 八尾市医師会学術講演会 2010.7.8 八尾(大阪) 48. 岡田賢司: 百日咳を考える 第8回大阪小児感染免疫カンファレンス 2010.7.10大阪 49. 岡田賢司: 2010年度の予防接種に関する話題-麻疹風疹対策、日本脳炎対策、新しいワクチンを中心に平成22年度福井県予防接種研修会 2010.7.28 福井 50. 岡田賢司: 予防接種を考える 神戸薬科大学エクステンションセンター兵庫生涯研修2010.9.12 神戸 51. 岡田賢司: 予防接種をめぐる今年度の話題 福岡市医師会予防接種実施登録医療機関研修会 2010.9.28 福岡 52. 岡田賢司: 予防接種の安全な実施法について 名取市医師会予防接種研修会2010.10.13 名取(仙台) 53. 岡田賢司: インフルエンザの予防と治療 インフルエンザフォーラム千葉2010.10.14 千葉 54. 岡田賢司: 予防接種-今季のインフルエンザ予防接種 インフルエンザ予防接種研修会 岡 55. 岡田賢司: -101- 2010.10.15 福 今年度の予防接種の話題 2010.10.19 筑紫医師会予防接種研修会 大宰府 56. 岡田賢司: 百日咳-診断と今後の対策を中心に- 宗像小児科医会学術講演会2010.10.21 宗像 57. 岡田賢司: 日本脳炎ワクチンの現状と課題 沖縄県小児科医会ワクチン講演会2010.11.11 那覇 58. 岡田賢司: 今話題のワクチン 福岡県保険医協会・地域医療部講演会 2010.11.24 福岡 59. 岡田賢司: 小児呼吸器感染症をめぐる話題~百日咳・RSウイルス感染を中心に~八幡小児科医会 2010.12.9 八幡 60. 岡田賢司: ワクチンで予防できる病気は全てワクチンで! 予防接種フォーラムin郡山 2010.12.19 郡山 61. 岡田賢司: 小児感染症と予防接種 薬物療法研究会 2010.12.21 福岡 62. 岡田賢司: 感染性胃腸炎・食中毒について(主に、ノロウイルス対策について)平成22年度国立病院機構 院内感染対策研修会 2011.1.19 熊本 63. 岡田賢司: 百日咳をめぐる話題 第19回沖縄小児感染症研究会 2011.2.3 沖縄 64. 岡田賢司: アレルギー児への予防接種 第7回愛媛小児アレルギー疾患臨床セミナー2011.2.5 松山 65. 岡田賢司: 子宮頸がん・ヒブ・小児肺炎球菌ワクチンの最新情報について 2011.2.45 平成22年度予防接種講演会 遠賀郡水巻 66. 岡田賢司: ヒブワクチン及び小児用肺炎球菌ワクチン接種について -102- 福岡市医師会予防接種講演会 2011.2.17 福岡 67. 岡田賢司: 「子宮頸がん等ワクチン接種について」 平成22年度北九州市子宮頸がん等ワクチン接種緊急 促進事業研修会2011.2.18 北九州 68. 岡田賢司: 「予防接種を取りまく最近の話題」 プレベナー発売1周年記念講演会2011.2.20 東京 69. 柴田瑠美子: 食物アレルギー 最近の話題 日本皮膚科学会長崎地方会 第310回例会 (平成22年4月 長崎) 70. 柴田瑠美子: 医療の現場から食物アレルギーの現状と課題について 学習会 (平成22年5月 食物アレルギーとその表示に関する 宮崎市) 71. 柴田瑠美子: 食物アレルギーの関与する乳児アトピー性皮膚炎 月 第12回小児あれこれ勉強会 (平成22年6 小倉) 72. 柴田瑠美子: 食物アナフィラキシー 最近の知見 第57回医薬研究ふくおか (平成22年6月 福岡) 73. 柴田瑠美子: アレルギーと食事 直方市・鞍手地区学校給食調理員研修会 (平成22年7月 鞍手郡小竹) 74. 柴田瑠美子: アナフィラキシーに対する緊急時の対応について(エピペン講習会) 日田市学校教育委員会 (平成22年 7月 日田市) 75. 柴田瑠美子: 食物アレルギーの正しい理解と対応について 母子保健従事者研修会 (平成22年8月 米) 76. 柴田瑠美子: 食物アレルギー 全国学校栄養士協議会研修会 -103- (平成22年9月 東京) 久留 77. 柴田瑠美子: 子どもの食物アレルギーの現状と対応法 第52回福岡地区小児保健研究会(平成22年10月 福岡市) 78. 柴田瑠美子: 食物アレルギーにおける経口負荷試験と積極的治療 年.11月 東京アレルギーシンポジウム (平成22 東京) 79. 柴田瑠美子: 食物アレルギーの現状と診療ガイドラインに基づく治療 ァレンス (平成22年11月 福岡大学小児科クリニカルカンフ 福岡市) 80. 柴田瑠美子: 子どもの食物アレルギー及びアドレナリン自己注射器エピペン等について 専門職研修 (平成22年11月 春日市養護教諭 春日市) 81. 柴田瑠美子: こどもの食物アレルギーの理解とその対応 成22年11月 母子保健従事者研修会・アレルギー講演会 (平 広島) 82. 柴田瑠美子: 食物アレルギー 市民公開講座 第47回日本小児アレルギー学会 (平成22年12月 横浜) 83. 柴田瑠美子: 食物アレルギーの現状~診療ガイドラインによる診断と治療第256回沖縄皮膚科勉強会 成22年12月 (平 沖縄) 84. 柴田瑠美子: 食事とアレルギー 福岡県栄養士協議会研修会 (平成23年1月 福岡市) 85. 柴田瑠美子: 食物アレルギー 第17回アレルギー週間記念講演会 (平成23年2月 福岡市) 86. 柴田瑠美子: 食物アレルギーの現状と診断・治療の進歩 宮崎県小児科医会学術研究会 (平成23年3月 崎市) 87. 西江 温子: -104- 宮 アトピー性皮膚炎.第59回医薬研究ふくおか(平成22年9月、福岡) 88. 西江 温子: アトピー性皮膚炎、乾燥肌のスキンケア.第6回福岡病院アレルギー・喘息教室 市民公開講 座(平成22年11月、福岡) 89. 西江 温子: スキンケアとステロイドの使用法.第21回食物アレルギー児のためのアレルギー教室 市民公 開講座(平成22年12月、福岡) 90. 西江 温子: 痒みって実は難しい!痒みを知って痒み対策を.区民と医師との会 公開講演会(平成23年3 月、福岡) 91. 野上裕子: 慢性咳嗽と成人百日咳、Taishotoyama Medical Symposium in Fukuoka 2010年10月、福岡 92. 野上裕子: 長引く咳の診断と治療、-成人百日咳を中心に-南近畿呼吸器感染症検討会、2010年10月、 大阪府堺市. 93. 野上裕子: 肺の構造と働きについて・呼吸不全とは?・慢性閉塞性肺疾患について、呼吸器疾患講演会、 2010年6月、福岡当院. 94. 野上裕子: 息切れと肺の生活習慣病について、あいれふファーラム『薬と健康』2011年2月、福岡 95. 野上裕子: 外来で診る遷延性咳嗽と成人百日咳、アボット電話回線講演会、2010年9月、福岡 96. 野上裕子: 長引く咳と気道感染症、知っ得!感染症トピックス、インターネット配信、2010年9月 97. 野上裕子: 百日咳の診断と治療、知っ得!感染症トピックス、インターネット配信、2011年1月 98. 野上裕子: -105- 高齢者喘息、アレルギー談話室、KBCラジオ、2010年8月 99. Motomura C: Airway inflammation in asthmatic children. Korean Academy of pediatric Allergy and Respiratoy Disese (KAPARD)(2010.10.23. Seoul) 100. 本村知華子: 小児気管支喘息の長期管理、第14回福岡南呼吸器検討会特別講演会 (2010.4.7、福岡) 101. 本村知華子: 小児気管支喘息における気道炎症、第155回福岡アレルギー研究会 (2010.7.23、福岡) 102. 本村知華子: 喘息児の成長と気道炎症、宮崎県アレルギー講演会 (2011.3.4、宮崎) 103. 岸川禮子: 空中飛散花粉の新しい測定法と有用度、第22回日本アレルギー学会春季臨床大会、テーマ館学 会アワー(T6-2)、第36回耳鼻咽喉科アレルギー懇話会、京都、2010.5.9. 104. Reiko Kishikawa: Mnagement for Pollinosis in Japan、Allergy Seminar October 22nd 2010, Ulsan, Korea 105. 岸川禮子: 黄砂が健康に及ぼす影響調査、日本耳鼻咽喉科学会山梨県地方部会研修会、2011.1.15、甲府 市 106. 岸川禮子: アレルギー性鼻炎治療戦略2011、今年度の九州における花粉飛散予報と黄砂の影響について、 2011.1.22、福岡市 107. 岸川禮子: 第19回大分アレルギー講習会、内科から診たアレルギー性鼻炎の診断と治療、2011.3.5大分市 108. 岸川禮子: 第4回相模原臨床アレルギーセミナー「日本列島の空中花粉分布」2010.8、横浜市 109. 麻生博史: 肺がんは怖い、でも怖くない、内科の立場から. -106- 福岡病院市民公開講座(平成23年3月4日、 福岡) 110. 横田欣児: ストレスと気管支喘息、One airway 研究会(福岡)2010. 12 111. 横田欣児、中村ひとみ: 遷延する女性うつ病の数症例、第123回心療内科フォーラム(福岡)2011.2 112. 横田欣児: うつと生きる、いきいきゼミナ-(福岡病院)2011.2.18 113. 野辺奉文: 福岡南呼吸器検討会 「今月の症例」22.2.9 今月の症例 「patient's delay & docter'sdelay」 HN 62 M & TK62 M 114. 野辺奉文: 「今月の症例」22.6.2 RUL無気肺とLULの気管支拡張症 II 81 福岡南呼吸器検討会 115. 野辺奉文: 福岡南呼吸器検討会 「今月の症例」22.9.1 inverted S sign HS 70 M 「今月の症例」22.11.16 先天性気管食道瘻 116. 野辺奉文: 福岡南呼吸器検討会 MY 70 F & MK 67M 117. 野辺奉文: 福岡南呼吸器検討会 「今月の症例」23.4.6 講演 胸部X線写真の読み方「異常像のとらえ 方」 118. 野辺奉文: 筑紫呼吸器検討会 22.3.10 講演 「胸部X線写真の読み方」『肺癌を見逃さないために』 119. 野辺奉文: 筑紫呼吸器検討会22.6.16 胸部X線写真を読むヒント 「小肺癌をひっかける読み方」 120. 野辺奉文: 筑紫呼吸器検討会22.10.13 胸部X線写真を読むヒント「気管支結核」 121. 吉田誠: -107- 第20回福岡呼吸器カンファランス、症例検討会「浸潤影」 (平成22年7月16日、福岡市) 122. 吉田誠: 第14回福岡南呼吸器検討会講演会「成人気管支喘息の長期管理」(平成22年4月7日、福岡市) 123. 吉田誠: 福岡南呼吸器検討会、呼吸機能検査ミニレクチャー「スパイロメトリー」(平成23年2月1日、 福岡市) 124. 吉田誠: 医師対象治験講習会「呼吸器疾患の治験における事前スクリーニングの有用性」(平成23年1 月26日、福岡市) 125. 上野 佳代子: 乳幼児の栄養(アレルギーを含む)について.博多区子どもプラザ「ミニ講座」(平成22年4 月福岡) 126. 上野 佳代子: 保育園、小中学校における食物アレルギー食について.糸島地区保育所および小中学校栄養士 等給食関係者食物アレルギー食研修会(平成22年10月福岡) 127. 上野 佳代子: 卵、乳、小麦、大豆の除去食と調理法について.糸島地区保育連盟給食関係者食物アレルギー 食研修会(平成23年1月福岡) 128. 上野 佳代子: 家庭で出来る食物アレルギー食対応食と調理法について.沖縄県久米島町食物アレルギー研修 会(平成23年3月沖縄) 129. 上野 佳代子: 食物アレルギーについて.沖縄県久米島町ホテル調理担当者食物アレルギー研修会(平成23 年3月沖縄) 130. 高島 伸也: 薬剤管理指導について.国立病院機構九州ブロック平成22年度新規採用者研修(コメディカ ル・療育職) (平成22年5月、福岡市) 131. 田中 誠: -108- 一般病棟における常駐薬剤師の取り組み.第4回福岡地区勤務薬剤師会実務研修会(平成22年 12月、福岡市) 132. 足立仁志、西村敏弘、吉岡由希子: 小児の気道感染・喘息発作後の呼吸理学療法(排疾法). 第43回日本小児呼吸器疾患学会 ハ ンズオンセミナー3(平成22年10月30日、福岡) 133. 足立仁志: 小児の気道感染・喘息発作後の呼吸理学療法 (排痰法). 第330回福岡東地区小児科医会(平 成22年11月4日、福岡) 134. 足立仁志: 実地で役立つ呼吸器系の機能解剖.平成22年度福岡県理学療法士会 基礎理学療法研修会(平 成22年11月11日、福岡 135. 西浦 明彦: 認定血液検査技師の受験および更新のための講座(リンパ節)、行列ができるスキルアップ研 修会、平成22年5月、神戸市 136. 西浦 明彦: 国立病院機構における臨床検査技師の役割、平成22年度新規採用者研修、平成22年5月、福岡 市 137. 西浦 明彦: 臨床検査部門における医療事故対策について、平成22年度 国立病院機構九州ブロック 第1 回医療安全管理研修会、平成22年5月、福岡市 138. 西浦 明彦: 臨床検査専門職報告、平成22年度(第31回)国立病院臨床検査技師長協議会、平成22年6月、 佐賀 139. 西浦 明彦: 臨床検査専門職報告、平成22年度大分県合同研修会、平成22年11月、大分市 -109- 2010 年度業績 代 表 論 文 別 刷 編集後記 平成22年度(2010年度)福岡病院業績集が出来上がりました。国立病院機構本部へ報告した業績 が集計された結果、福岡病院の平成22年度臨床研究活動実績評価合計ポイントは1,051点です。 昨年度が1,037点でしたので少し増加しております。福岡病院の診療の特色である呼吸器、アレ ルギー、小児医療を中心に業績が産生されております。今後も、学会発表や論文投稿などの業績発 表・独自研究、治験・EBM 研究・NHO ネットワーク共同研究の症例数、文部科学省や厚生労働省関 連研究費及び民間セクターからの寄附金などの競争的資金獲得額、特許・知的財産収入の4分野に おいてさらに努力し一生懸命汗を流していきたいと思っています。来年度も1,000点以上が目標で す。 治験に関しては、平成22年度は過去最高の収益をあげることができました。福岡病院の診療の特 徴を生かし、小児のワクチン、小児及び成人気管支喘息、COPD の治験が貢献しました。CRC の積極 的なスリーニングによる患者エントリーの増加とそれに伴う治験実施率の上昇がみられました。治 験推進に協力していただきました分担医師ならびにコメディカルの皆様方に感謝いたします。 福岡病院は、臨床と研究が両立した質の高い病院の創造を目指しています。 臨床研究部長 下田 照文
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