広島県医師会速報(第1993号) (81)2007年(平成19年) 11月15日 昭和26年8月27日 第3種郵便物認可 1 1 5 と き ところ 5 平成19年10月14日 海田市駐屯地グラウンド 10 10 標記大会が、29チーム計502人が参加し4ブロックに分かれトーナメント戦により行われた。 今年は、当初予定した9月1 7日が台風の影響により順延となり、迎えた当日はうって変わって の秋晴れで、一日中好天に恵まれ、各チームともいきいきとプレーをすることができた。 以下、各ブロックの優勝チームによる『優勝記』ならびに大会結果表を掲載する。 15 15 20 25 Aブロック優勝記 己斐ケ丘ドリームス監督 佐川 正治 30 わがチームは、平成7年に結成され、結成さ れてからは雨天中止になった時以外は、常に参 加してきた。今回はちょうど記念すべき10回目 の出場であった。平成16年に優勝し、以後は2 35 回戦敗退、準優勝と続き、やっと念願の2回目 の優勝を果たすことができた。過去の成績を元 にAからDまで分けるようになり、Aゾーンで 優勝できたことは、何事にも変えがたい価値の あるものと思う。常日頃よりの練習の成果が、 40 優勝につながったのではないかと思っている。 さて、試合の方は、1回戦は山崎病院との対 戦。昨年決勝戦で完敗したところである。投打 にすぐれたチームで、負けてもともとという気 持ちで臨んだ。時間制限のある試合は先攻有利 45 と考え、常に先攻をとることを心がけている。 わがチームが予定通り先攻をとり、1回表に1、 2番のバントが決まり、5番のホームランで あっさり3点をもぎとった。わがチームのピッ チャーは5日前に指を痛めていたのが功を奏し たのか、余計な力が入らず力まずに投げること ができ、好調な立ち上がりを見せた。結局、わ がチームは4本のホームランを打ち、7対2で 快勝した。ただ、1番が夜勤のため、2試合目 20 以降欠場。また、斉藤先生が肉離れを起こし2 試合目以降欠場。急きょ、監督の私が2試合目 以降出ることとなり、戦力ダウンを余儀なくさ せられた。 2回戦は準決勝で、医師会臨床検査センター 25 との対戦。練習試合もよくやっており、手の内 のわかる相手である。初回に4点をもぎとり、 楽勝かと思っていたら、いつの間にか追いつか れ、3回が終わった時点で5対5だった。4回 表のわがチームの攻撃の時、打線が続き、ホー 30 ムランも3本飛び出し、12点を入れ、試合を決 定づけた。17対5で快勝した。 決勝戦は下永病院との対戦。1回戦、準決勝 と観戦したが、堂々たる勝ちっぷりで、投打は もちろん機動力抜群のチームである。おそらく 35 Aゾーンで一番強いチームである。相手にとっ て不足はなく、負けてもともとという気持ちで 臨んだ。わがチームの先攻で始まり、打線が爆 発し、相手チームのエラーも手伝い、1回表に 6点をもぎとった。3回表にも3点をとり、そ 40 の時点で9対0で楽勝と私を含め皆も思ってい た。その油断からわがチームのエラーが続き、 4回裏には9対9の同点に追いつかれてしまっ た。簡単には勝たせてくれないチームである。 5回はどちらも点を入れることができなく、9 45 対9の引き分けに終わった。くじ引きで勝敗を 決定するという最悪の場となった。平成15年の 大会の時も決勝戦で引き分けとなり、じゃんけ んで負けた嫌な記憶が脳裏に浮かんだ。しかし、 昭和26年8月27日 1 第3種郵便物認可 広島県医師会速報(第1993号) 勝利の女神がわがチームに微笑み、くじ引きに おいて6対3で勝利した。 試合が終わり、夜はすきやき店にて祝勝会を あげ、遅くまで美酒に酔った。 5 10 15 Bブロックでの久しぶりの連覇を遂げて 東広島地区医師会 中村 雄二 20 25 30 35 40 45 年に一度の楽しみ、第38回広島県医師会ソフ トボール大会は、予想?したように台風のため 一カ月遅れ、残暑がおさまりつつある1 0月14日 に、1975年にわがチームがはじめて参加し、初 優勝した思い出深き海田自衛隊のグラウンドで 行われた。巨大ヘリコプターが鎮座する特殊な 雰囲気はあるも、以前と変わりのない懐かしい 風景を目の前にして、よくもまあ33年間も続け て参加できたものだと感慨にふけった。 振り返るに、わがチームには、最初から参加 の長岡監督(西条エトワール病院)と私(サン クリニック)、2回目から参加の黒瀬先生(県リ ハビリセンター所長) 、やや遅れて参加した村下 先生(西条中央病院院長)、山岡先生(三原市小 泉病院院長に転任、今年は参加できず)の5人 の物好きがおり、年に一度しかないこの大会に勝 とうと情熱を燃やした。この5人が今の常勝チー ムの礎を作ったといっても過言ではなかろう。 ところで、昨年、冷や汗物だったが、優勝と いう貴重な経験をさせてもらったお陰で、今年 はかなりいい線が出せるのではないという予感 があった。かなり前のわがチームは行くところ 敵なし常勝軍団であったが、いつの間にか高齢 化を迎え勝利の女神から見放されるようになっ た。数年前より才能抜群の新しい血を導入した が、勝つための何かが欠けており、1、2回戦 敗退が続き悔しい思いをしていた。何回も同じ メンバーで参加しているうちに、今はすでにリ タイアされた諸先輩が口うるさく教えてくれた 2007年(平成19年) 11月15日(82) 最後に、今大会の準備、進行に携われた県医 1 師会の皆さまおよび審判団の方々を始め、今大 会のご尽力いただいた皆さまに深く感謝する。 ありがとうございました。 5 1球の大切さやミスの怖さを知り、勝つための 基本的な姿勢が浸透してきた。いろいろな局面 で互いに理解しあい、対処できるようになり、 勝利へのこだわりと勝つことの楽しみを学んで 10 きた。もともと個々にはすばらしい能力のある 連中に、お互いの信頼感が加わったわけである、 勝ってしかりだ。でも今のわがチームは発展途 上の段階にあり、未だ道半ばにある。本当の力 のあるチームになるにはまだまだ修羅場の経験 15 が少なく、まだ何年も懸るだろう。わがチーム は才能豊かな逸材がそろっている、本物を目指 して努力しようじゃないか。このチームでこれ から毎年、いや死ぬまで一緒に戦えるのは楽し みでもあり、幸せである。 20 わがチームの戦士の紹介。まず長老組として 最長老の長岡監督をはじめに、中村、黒瀬、村 下の物好き4人衆、わがチームの礎。次は、中 年組、わがチームの屋台骨、40歳末になり、や やくたびれれつつある6人衆。志村司(リハセ 25 ン タ ー・整 形 外 科) 、往 年 の 広 大 の エ ー ス、 やっと自覚しスリムに。小野裕次郎(東広島医 療センター・循環器)、永遠の鉄腕エース、最 もタフ。西田寿郎(八本松病院・消化器) 、満ち 溢れる才能が開花し円熟期、やっと頼りになる 30 存在に。土肥大祐(土肥病院院長)、流れを感知 する抜群の能力、でも失敗を恐れるな次がある。 近藤彰吾(リハビリセンター)野球の天才、わ がチームのMVP。児玉尚志(医療センター・ 産婦人科)、野球大好き、体調不良にて今年も参 35 加できず。最後にはつらつ若手組、勝利の原動 力でわが軍の宝の5人衆。園田晋也(本永病 院)、頼れる大砲、君なくばわが軍は成立せず、 遅刻はダメ。舛田享祐(西条中央病院)ひょう ひょうとし意外性あり、肝心な時にはチャント 40 活躍。高田泰範(西条中央病院)万能のスポー ツマン、最も頼れる男。戸塚功二(井野口病 院)、初参加にしては上出来、頼りなった。河野 俊宏、初参加、足がある好青年、来年期待。次 に、至れり尽くせりで最も頼りになった裏方。 45 萬行医師会事務長、池本君を含め美女多数の応 援団、君らなくして今日の勝利なし。皆に唯感 謝、感謝。また来年もチャレンジしよう。 (83)2007年(平成19年) 11月15日 広島県医師会速報(第1993号) 1 5 10 Cブロック優勝記 医療法人社団更正会 草津病院 Rap i d Cyc l er監督兼キャプテン 長野 政孝 代理 高橋 篤信 15 先日行われた第38回広島県医師会ソフトボー ル大会において、Rap i d Cyc l e r(医療法人社団 更正会草津病院ベースボール部)は、優勝する 20 25 30 Dブロック優勝記 35 広島医療生協ソフトボール同好会 宏 「レッドスターズ」 松尾 台風接近による悪天候のため、10月14日に順 延となったソフトボール大会も青空のもとで迎 えられ、500人近い参加者が海田市駐屯地グラン 40 ドに集結した。大会は、4ブロックに分かれて 優勝を争い、日頃の練習どおりに結果を出し きったチームもあれば、優勝候補と思われてい たチームが初戦で逆転負けをするなど、波乱含 みの展開もあった。 45 「レッドスターズ」は、第1試合を「マツダ 病院 Zoom-Zoom」と対戦し、安定感あるピッ チャーの力投と内外野の堅い守りで相手を寄せ 付けず、0対5の完封勝利をおさめた。 第2試合は「Team Marimo」と対戦し、初 昭和26年8月27日 第3種郵便物認可 ことができた。 1 去年は、申し込みに間に合わず参加できな かった。そこで、今年は5月頃から情報収集を 行い、今回無事に参加をすることができた。し かし、雨天のため順延となり10月14日は、私用 5 やけが(アキレス腱断裂)などで不参加者が続 出した。結局、参加できたのは、初老の者や体 力に自信のない者、駐屯地という場所に浮かれ ていた9人で大会に臨まなければならなかった。 試合中「けがだけはするな、試合ができなく 10 なる」を合言葉に、選手だけでなく応援に駆け つけてくれた若々しい女性たちのおかげで優勝 をすることができた。 今回の大会を通じて、他の病院関係者の方々 と交流を図ることができた。これからは、今ま 15 で以上に野球を通じ交流を図っていきたいと考 えている。また、このような交流の場を提供し ていただいた広島県医師会関係者の方々には、 この場を借りて、お礼を申し上げたい。 20 回2点を先制したものの、すぐに同点に追いつ かれる嫌な展開。2回以降、ペットボトルを打 ち鳴らすわがチーム女性陣の黄色い応援に、疲 れの見え始めた相手ピッチャーがイラつきをみ 25 せ、コントロールを突如乱し、塁が埋まったと ころを3番の満塁ホームランで突き放し、続く バッターもフォーボールや長短打で点数を積重 ね、終わってみれば13対2の大勝。 決勝戦は「シムラアンビューズ」と対戦し、 30 初回2番バッターのホームランを含む2点で先 制したものの、疲れの見えはじめた自軍のピッ チャーが連続フォーボールを出し、相手3番・ 4番に長打を打ち込まれ4点を許し、なおも ノーアウトのまま満塁とされ、もう1本長打が 35 出れば逆転も難しくなる絶体絶命のピンチ。 ここで相手の打った地面すれすれのサードラ イナーを補給するも「フェアー」の判定に、 サードの冷静な判断で「トリプルプレイ」とし、 ピンチをなんとか逃れる。 40 2点ビハインドの2回表、7番のバントヒッ ト を 足 が か り に、ボ ー ル を よ く 見 た 8 番 の フォーボールで1・2塁とし、続く9番の意表 を突くバントが成功し満塁となり、ここから打 者一巡の猛攻撃で大量リードを奪い、なおも追 45 いすがる相手チームにとどめを刺す3本のホー ムランで試合を制し、ゲームセット! 13対6で優勝を勝ち取ったが、点差ほどゲー ム中は余裕なく、1回の裏にヒットが1本出て 昭和26年8月27日 1 5 第3種郵便物認可 広島県医師会速報(第1993号) いたらどうなっていたか…。 27年前に広島共立病院の職員で創られたソフ トボール同好会も、いろいろな諸事情で4年間 休部していた。今年、野球経験のある若い男性 職員が数名入職したことを機に再活動し、ユニ ホ ー ム を 新 調 す る 際 に「救 急 医 療 ズ」か ら 2007年(平成19年) 11月15日(84) 「レッドスターズ」と改名し臨んだ初の大会に 1 優勝できて本当に嬉しく思っている。 この場をお借りして、大会成功に向けて尽力 くださった大会役員の皆さま、並びに医師会職 員の皆さまにはお礼申し上げる。 5 10 10 15 15 20 20 25 25 30 30 おかげさまで、広島県医師会速報は平成20年1月25日号で2000号となります 募集!記念号ひとことコメント 35 35 2000号を記念して、俳句、川柳、ひとことコメント(20文字以内)など、会員の皆さまの 声をお待ちしています。採用された作品は記念誌に掲載させていただきます。 テ ー マ :「医療制度について」「医師会への提言・期待」「3000号(25年後)に向けてのメッ セージ」など医療に関すること全般 40 締め切り:平成19年11月30日 応募方法:応募は一人一点とします。必要事項を記入のうえ、メール、FAX、郵送等でご 40 応募下さい。応募作品は未発表のものに限ります。 記入事項:俳句、川柳、一言コメント(20文字以内) 45 所属医師会 会員氏名 申込・問合先:〒733‐8540 広島市西区観音本町1丁目1‐1 広島県医師会広報課 TEL082‐232‐7211 FAX082‐293‐3363 E-mail kouhou@hiroshima.med.or.jp 採否は広報委員会で選考させていただきますのであらかじめご了承ください。 45
© Copyright 2024 Paperzz