SAP BusinessObjects Enterprise 公開 者ガイド SAP BusinessObjects Enterprise XI 3.1 Service Pack 3 著作権 © 2010 SAP AG. All rights reserved.SAP、R/3、SAP NetWeaver、Duet、 PartnerEdge、ByDesign、SAP Business ByDesign、および本書に記載されたその他 のSAP製品、サービス、ならびにそれぞれのロゴは、ドイツおよびその他の国々にお けるSAP AGの商標または登録商標です。Business ObjectsおよびBusiness Objects ロゴ、BusinessObjects、Crystal Reports、Crystal Decisions、Web Intelligence、 Xcelsius、および本書で引用されているその他のBusiness Objects製品、サービス、 ならびにそれぞれのロゴは、米国およびその他の国々におけるBusiness Objects S.A.の商標または登録商標です。Business ObjectsはSAPのグループ企業です。本 書に記載されたその他すべての製品およびサービス名は、それぞれの企業の商標 です。本書に記載されたデータは情報提供のみを目的として提供されています。製 品仕様は、国ごとに変わる場合があります。これらの文書の内容は、予告なしに変 更されることがあります。また、これらの文書はSAP AGおよびその関連会社(「SAP グループ」)が情報提供のためにのみ提供するもので、いかなる種類の表明および 保証を伴うものではなく、SAPグループは文書に関する誤記・脱落等の過失に対す る責任を負うものではありません。SAPグループの製品およびサービスに対する唯 一の保証は、当該製品およびサービスに伴う明示的保証がある場合に、これに規 定されたものに限られます。本書のいかなる記述も、追加の保証となるものではあり ません。 2010-05-25 目次 第1章 公開入門 7 このドキュメントについて..........................................................................8 このドキュメントの対象読者.................................................................8 公開について........................................................................................8 ワークフローの公開................................................................................9 公開の前提条件..................................................................................10 このマニュアルで使用される用語............................................................12 第2章 公開の概要 13 パブリケーションとは.............................................................................14 パブリケーションの概念.........................................................................14 レポート バースト.............................................................................14 配信ルール....................................................................................16 動的受信者....................................................................................18 出力先..........................................................................................20 形式.............................................................................................20 パーソナライゼーション.....................................................................23 パブリケーション拡張.......................................................................29 スケジュール..................................................................................30 購読.............................................................................................34 第3章 パブリケーションの使用 37 パブリケーションの使用について............................................................38 パブリケーション プロセス......................................................................38 Live Office で使用するためのパブリケーションのデザイン......................40 公開に必要な権限..........................................................................41 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 3 目次 基本的なパブリケーションのデザイン.......................................................44 CMC で新しいパブリケーションを作成する..........................................44 InfoView で新しいパブリケーションを作成する......................................44 既存のパブリケーションを開く............................................................45 新規パブリケーションに一般プロパティを入力する................................45 パブリケーション対象ドキュメントの選択...............................................46 受信者の選択と受信者コンテンツのパーソナライズ...............................47 形式、出力先、およびスケジュール オプションの指定............................51 追加のパブリケーション機能の使用.........................................................63 成功または失敗したパブリケーション ジョブに関する電子メール通知を設定 する..............................................................................................63 パブリケーション ジョブ用の監査通知を有効化する...............................64 イベントを指定する..........................................................................65 サーバー グループ オプションを設定する...........................................65 パブリケーション拡張を指定する........................................................66 プロファイルの解決方法を指定する....................................................67 レポート バースト方式を指定する.......................................................68 パブリケーションのデザイン後のタスク......................................................68 パブリケーションの最終処理.............................................................68 パブリケーションをテストする.............................................................69 パブリケーションを購読または購読解除する........................................70 パブリケーションの実行をスケジュールする..........................................70 パブリケーション結果の表示.............................................................71 パブリケーション インスタンスを再配布する..........................................74 失敗したパブリケーションを再試行する...............................................75 第4章 Crystal レポートの公開 77 Crystal レポートの公開について.............................................................78 Crystal レポートのパーソナライズ............................................................78 パラメータ値を使用して Crystal レポートをパーソナライズする................78 フィールドをフィルタリングして Crystal レポートをパーソナライズする........79 4 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 目次 Crystal レポートの配信ルールの設定......................................................80 Crystal レポートのグローバル配信ルールを設定する............................80 Crystal レポートの受信者配信ルールを設定する..................................81 Crystal レポート向け PFD のマージ........................................................82 マージされた PDF を書式設定する....................................................82 その他の Crystal レポートのパブリケーション デザイン タスク.......................84 パブリケーションの Crystal レポートに印刷オプションを設定する.............84 Crystal レポートのデータベース ログオン情報を設定する......................85 第5章 Desktop Intelligence ドキュメントの公開 87 Desktop Intelligence ドキュメントの公開について.......................................88 Desktop Intelligence ドキュメントのパーソナライズ......................................88 グローバル プロファイル ターゲットを使用して Desktop Intelligence ドキュメン トをパーソナライズする.....................................................................88 フィールドをフィルタリングして、Desktop Intelligence ドキュメントをパーソナラ イズする.........................................................................................89 Desktop Intelligence の式のプロファイル値でサポートされる演算子.........92 Desktop Intelligence ドキュメントの配信ルールの設定................................92 Desktop Intelligence ドキュメントでグローバル配信ルールを設定する.......92 Desktop Intelligence ドキュメントで受信者配信ルールを設定する............93 その他の Desktop Intelligence ドキュメントのパブリケーション デザイン タスク..94 Desktop Intelligence ドキュメントのプロンプト値を変更する.....................94 第6章 Web Intelligence ドキュメントの公開 95 Web Intelligence ドキュメントの公開について............................................96 Web Intelligence ドキュメントのパーソナライズ...........................................96 グローバル プロファイル ターゲットを使用して Web Intelligence ドキュメントを パーソナライズする..........................................................................96 フィールドをフィルタリングして、Web Intelligence ドキュメントをパーソナライズ する..............................................................................................97 その他の Web Intelligence ドキュメントのパブリケーション デザイン タスク......98 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 5 目次 Web Intelligence ドキュメントのプロンプト値を変更する..........................98 第7章 パブリケーションに関する推奨事項とトラブルシューティング 99 ソース ドキュメントの追加に関する推奨事項............................................100 動的受信者ソースの使用に関する推奨事項...........................................101 電子メールのパブリケーション インスタンスの送受信に関する推奨事項.......102 パフォーマンスの向上.........................................................................103 付録 A 6 より詳しい情報 105 索引 109 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 公開入門 1 1 公開入門 このドキュメントについて このドキュメントについて このガイドでは、BusinessObjects Enterprise の公開機能についての情報および機能 へのアクセス手順と使用方法について説明します。BusinessObjects Enterprise の外 観は、ユーザーのニーズに応じてカスタマイズできます。ユーザーのデスクトップがこ のガイドの記載と異なる場合でも、記載されている手順の多くは実行することができま す。InfoView と Central Management Console(CMC)は、BusinessObjects Enterprise でレポートを処理する際の中心となるユーザー インターフェイスです。InfoView と CMC は Web ブラウザ内で動作し、レポートの表示、エクスポート、印刷、スケジューリングを 行うことができます。BusinessObjects Enterprise に慣れているユーザーは、これらの ユーザー インターフェイスを個人用にカスタマイズすることもできます。 このドキュメントの対象読者 このガイドは、BusinessObjects Enterprise で Web を介したドキュメント作業を行うユー ザーを対象にしています。InfoView と CMC を含む BusinessObjects Enterprise の設 定、管理、およびメンテナンスは、通常 BusinessObjects Enterprise の管理者が行い ます。製品の詳細については、 『SAP BusinessObjects Enterprise 管理者ガイド 』お よび 『SAP BusinessObjects Enterprise インストール ガイド 』を参照してください。これ らのガイドの最新版はオンラインで入手できます。 http://support.businessobjects.com/documentation/product_guides/default.asp 公開について 公開とは、Crystal レポート、Web Intelligence ドキュメント、Desktop Intelligence ドキュ メントなどのドキュメントを、多くの利用者が利用できるようにするプロセスのことです。 これらのドキュメントの内容は、電子メール、FTP、ディスクへの保存、という形で自動 配布したり、Web 上で表示、アーカイブ、および受信できるように BusinessObjects Enterprise プラットフォームを通して管理したり、また、スケジュール機能を使用して自 動処理したりすることができます。InfoView または CMC 内からは、ドキュメントを取り 出して異なるそれぞれのユーザー(受信者)用にカスタマイズしたり、パブリケーション をスケジュールして間隔を指定して実行したり、、また、受信者の Business Objects 受 信ボックスや電子メール アドレスなどの複数の出力先に送信したりすることができま す。 注 公開は、公開ウィザードとは区別されます。公開ウィザードは Windows ベースの 製品で、ドキュメントを Central Management Server(CMS)に追加するための製品 8 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 公開入門 ワークフローの公開 です。公開ウィザードについては、 『SAP BusinessObjects Enterprise 管理者ガイ ド 』を参照してください。 ワークフローの公開 パブリケーションのユーザーは、ドキュメント作成者、公開者、管理者、および受信者 の 4 つのカテゴリに分類されます。 ドキュメント作成者は次のことを行います。 • パブリケーションの基になるドキュメントである、Crystal レポート、Desktop Intelligence ドキュメント、または Web Intelligence ドキュメントを設計します。 詳細については、次のマニュアルを参照してください。 • • • • 『Crystal Reports ユーザーズ ガイド 』 『SAP BusinessObjects Desktop Intelligence オンライン ヘルプ 』 『SAP BusinessObjects Web Intelligence オンライン ヘルプ 』 動的受信者ソースとして使用されるドキュメントを設計します。 詳細については、18 ページの 「動的受信者」を参照してください。 • ドキュメントをBusinessObjects Enterprise システムに追加します。 詳細については、 『SAP Busi essObjects Enterprise 管理者ガイド 』の 『リポジトリ へのオブジェクトの追加 』に関する章を参照してください。 公開者は、公開を使用して次の作業を実行します。 • 配信するパブリケーションを作成する。 パブリケーションを作成するために、公開者は次の標準ワークフローに従います。 • • • パブリケーションの基になるドキュメントを特定する。 パブリケーションを定義し、それを受信者用にカスタマイズするための情報 を提供する。 パブリケーションの実行をスケジュールする。 詳細については、44 ページの 「基本的なパブリケーションのデザイン」を参照し てください。 • パブリケーションの受信者を選択する。 詳細については、44 ページの 「基本的なパブリケーションのデザイン」を参照し てください。 • パブリケーションにプロファイルを適用して、各ユーザー グループが受信する情報 をカスタマイズする。 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 9 1 1 公開入門 公開の前提条件 詳細については、24 ページの 「プロファイルの仕組み」を参照してください。 • 正常に実行されたパブリケーションのインスタンスを再配布する。 詳細については、70 ページの 「パブリケーションの実行をスケジュールする」を参 照してください。 管理者は、次のことを行います。 • プロファイルを作成する。 詳細については、 『SAP Busi essObjects Enterprise 管理者ガイド 』の 『プロファ イルの管理 』の章を参照してください。 • メール サーバーの設定を管理する。 詳細については、 『SAP Busi essObjects Enterprise 管理者ガイド 』の 『サーバー の管理および設定 』に関する章を参照してください。 • ローカル ディスクや FTP サーバーなど外部の出力先を設定する。 受信者は、公開によって次の作業を実行します。 • パブリケーションを受信する。 詳細については、71 ページの 「パブリケーション結果の表示」を参照してくださ い。 • パブリケーションを購読および購読解除する。 詳細については、34 ページの 「購読」および70 ページの 「パブリケーションを購 読または購読解除する」を参照してください。 公開の前提条件 このタスクを開始する前に、必要なすべてのシステム コンポーネントがインストール、 設定、実行されていることを確認してください。また、ユーザーはしかるべき知識を持っ ている必要があります。 システムの前提条件 次の表に、パブリケーションを作成および配布する前に必要なシステム コンポーネン トを示します。BusinessObjects Enterprise サーバーとアーキテクチャの詳細について は、 『SAP BusinessObjects Enterprise 管理者ガイド 』を参照してください。 10 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 公開入門 公開の前提条件 公開タスク 前提条件 次のサーバーがインストール、設定、および実行 されている必要があります。 • Publication Job Server。特に次のサービスは 重要です。 すべての公開タスク • • Adaptive Processing Server。特に次のサー ビスは重要です。 • • • Publication Scheduling Service 公開サービス パブリッシング ポスト処理サービス Destination Job Server 次のサーバーがインストール、設定、および実行 Crystal レポート パブリケーション されている必要があります。 の公開 • Crystal Reports Job Server • Report Application Server Desktop Intelligence ドキュメント パブリケーションの公開 次のサーバーがインストール、設定、および実行 されている必要があります。 • Desktop Intelligence Job Server • Desktop Intelligence Processing Server 次のサーバーがインストール、設定、および実行 されている必要があります。 • Web Intelligence Processing Server Web Intelligence ドキュメント パブ • Adaptive Job Server。特に次のサービスは重 リケーションの公開 要です。 • Web Intelligence スケジュールおよび公 開サービス 知識の前提条件 このガイドでは、パブリケーションの作成と配布に必要な多くの情報について説明して います。ただし、ユーザーは各自の職務に応じて、パブリケーションの監査、動的受信 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 11 1 1 公開入門 このマニュアルで使用される用語 者ソースのデザイン、公開に使用するサーバーのステータス確認などのタスクに関す る情報が必要な場合があります。詳細については、次のガイドを参照してください。 • • • • 『SAP BusinessObjects Enterprise 管理者ガイド 』 『Crystal Reports ユーザーズ ガイド 』 『SAP BusinessObjects Desktop Intelligence オンライン ヘルプ 』 『SAP BusinessObjects Web Intelligence オンライン ヘルプ 』 パブリケーションのコンテンツを受信者向けにパーソナライズするには、公開者がプロ ファイルとフィルタの動作原理を理解しておくことをお勧めします。詳細については、 『SAP BusinessObjects Enterprise 管理者ガイド 』を参照してください。 このマニュアルで使用される用語 パブリケーション パブリケーションは、不特定多数の受信者に配信するドキュメントのコレクションです。 ドキュメントを配信する前に、公開者はメタ データのコレクションを使用してパブリケー ションを定義します。このメタ データには、ソース ドキュメント、受信者、適用されてい るパーソナライゼーションが含まれます。 受信者 受信者は、処理および配信されたパブリケーションを受け取るユーザーまたはグルー プです。受信者は、BusinessObjects Enterprise ユーザーの場合と、動的受信者など BusinessObjects Enterprise システム外のユーザーの場合があります。両タイプの受 信者に対し、パブリケーションを同時に配布することができます。 ドキュメント この用語は、Crystal レポート、Desktop Intelligence ドキュメント、および Web Intelligence ドキュメントなどの動的コンテンツ ドキュメントと、BusinessObjects Enterprise システム に保存され、公開時に処理および配信される静的ドキュメントを指します。 インスタンス インスタンスまたはパブリケーション インスタンスは、動的コンテンツ ドキュメントのパー ソナライズされたビューです。パブリケーションが実行され、受信者に配信されると、イ ンスタンスが生成されます。 関連項目 • 12 14 ページの「パブリケーションとは」 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 公開の概要 2 2 公開の概要 パブリケーションとは パブリケーションとは パブリケーションは、不特定多数の受信者に配信するドキュメントのコレクションです。 ドキュメントを配信する前に、公開者はメタデータのコレクションを使用してパブリケー ションを定義します。このメタデータには、パブリケーションのソース、受信者、および 適用されるパーソナライゼーションが含まれます。 パブリケーションを使用すると、組織内への情報提供をより効果的に行うことができま す。 • 個人またはユーザー グループに個人用またはグループ用にカスタマイズしたフィ ルタを適用して、情報を簡単に配信できます。 • イントラネット、エクストラネット、またはインターネット経由でパスワード保護された ポータルを使って個人またはグループに必要なビジネス情報を提供することがで きます。 • ユーザーが自分でドキュメント処理要求を送信する手間が省かれるので、データ ベースへのアクセスを最小限に抑えることができます。 Crystal レポート、Desktop Intelligence ドキュメント、Web Intelligence ドキュメントに基 づいて、さまざまな種類のパブリケーションを作成できます。 パブリケーションの概念 レポート バースト 公開中、ドキュメント内のデータはデータ ソースを反映して最新表 され、パブリケー ションが受信者に配信される前にパーソナライズされます。この結合されたプロセスを レポート バーストと呼びます。パブリケーションのサイズや、対象受信者の数に応じて、 いくつかのレポート バースト方法の中から選択できます。 • すべての受信者のデータベース フェッチ このレポート バーストを使用すると、データはパブリケーションの各ドキュメントにつ いて一度だけ最新表示され、ドキュメントは受信者ごとにパーソナライズされて配 信されます。このレポート バースト方式では、公開者のデータ ソース ログオン認 証情報を使用してデータが最新表示されます。 これは、Desktop Intelligence および Web Intelligence ドキュメント パブリケーショ ンのデフォルト オプションです。データベースにおける公開の影響をできる限り抑 える場合にも、このオプションが推奨されます。このオプションは、ソース ドキュメン 14 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 公開の概要 パブリケーションの概念 トが静的ドキュメントとして配信される場合にのみ安全です。たとえば、Desktop Intelligence ドキュメントをその元の形式で受信した受信者は、ドキュメントを変更し たり、他の受信者に関連するデータを表示できます。ただし、Desktop Intelligence ドキュメントが PDF として配信された場合は、そのデータは安全です。 注 • • • このオプションは、Crystal レポートが元の形式で配信されたかどうかに関 係なく、ほとんどの Crystal レポートに対して安全です。 このオプションのパフォーマンスは、受信者数によって異なります。 受信者のバッチごとのデータベース フェッチ このレポート バースト方式を使用すると、パブリケーションは最新表示され、パーソ ナライズされてから、受信者にバッチで配信されます。このレポート バースト方式 では、公開者のデータ ソース ログオン認証情報を使用してデータが最新表示さ れます。バッチは受信者に対して指定したパーソナライゼーション値に基づきま す。バッチ サイズは、指定したパーソナライゼーション値に応じて異なり、設定で きません。 これは、Crystal レポート パブリケーションのデフォルト オプションです。大容量の シナリオでも、このオプションが推奨されます。このオプションを使用すると、さまざ まなサーバーでバッチを同時に処理できるので、大量のパブリケーションに必要な 処理負荷や時間を大幅に削減できます。また、パブリケーション インスタンスのセ キュリティをできる限り高める必要がある場合は、Desktop Intelligence ドキュメント のパブリケーションにもこのオプションをお勧めします。 注 このオプションは、Web Intelligence ドキュメントでは使用できません。 • 受信者ごとのデータベース フェッチ ドキュメント内のデータは受信者ごとに最新表示されます。たとえば、1 つのパブリ ケーションに受信者が 5 人いる場合、パブリケーションは 5 回最新表示されます。 このレポート バースト方式では、受信者のデータ ソース ログオン認証情報を使用 してデータが最新表示されます。 このオプションは、パブリケーションをできる限り安全に配信する必要がある場合に 推奨されます。 注 ユニバースまたはビジネス ビューに基づく Crystal レポートは、セキュリティを 最大化するために[受信者ごとのデータベース フェッチ]をサポートします。 関連項目 • 68 ページの「レポート バースト方式を指定する」 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 15 2 2 公開の概要 パブリケーションの概念 配信ルール 注 この機能は、Web Intelligence ドキュメントでは使用できません。 配信ルールは、パブリケーション内のドキュメントの処理および配布方法に影響しま す。ドキュメントに配信ルールを設定する場合は、ドキュメント内の内容が特定の条件 と一致する場合にのみパブリケーションが配信されることを指定します。配信ルールに は次の 2 種類があります。 • 受信者配信ルール 受信者のインスタンス内のデータが配信ルールに一致すると、そのインスタンスは 受信者に配信されます。 • グローバル配信ルール 指定されたドキュメント内のデータが配信ルールに一致すると、パブリケーションは すべての受信者に配信されます。 注 グローバル配信ルールに対して指定されるドキュメントは、パブリケーションで 使用されている 1 つまたは複数のドキュメントと異なる場合があります。たとえ ば、パブリケーション内の Desktop Intelligence ドキュメントではなく、動的受信 者ソースとして使用される Desktop Intelligence ドキュメントにグローバル配信 ルールを設定できます。 パブリケーションに受信者配信ルールとグローバル配信ルールが設定されている場 合、グローバル配信ルールが最初に評価され、パブリケーションが処理されるかどうか 決まります。パブリケーションがグローバル配信ルールに一致すると、システムによっ て受信者配信ルールが評価され、受信者ごとにどのインスタンスを処理および配布す るかが決定されます。 配信ルールの設定方法は、公開するドキュメントの種類に応じて異なります。Crystal レポートの場合は、レポート デザイナが Crystal レポートで作成した名前の付いたア ラートに基づいて配信ルールを指定します。Desktop Intelligence ドキュメントの場合 は、式を指定します。配信ルールは、パーソナライズされたパブリケーションにデータ が含まれているかどうかに基づいて設定することもできます。 「グローバル配信ルールに一致している場合」の図は、アラートに基づくグローバル配 信ルールの動作を示しています。この図の例では、グローバル配信ルールは、パブリ ケーション内のドキュメントに設定されています。Crystal レポートには、100,000 を超 える金額に対する“売上げ”アラートが含まれています。公開者は”売上げ”アラートに 基づいてグローバル配信ルールを作成し、売上げが 100,000 を超えた場合にだけ 16 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 公開の概要 パブリケーションの概念 Crystal レポートがすべての受信者に配信されるようにします。この場合、配信ルール に一致すると、Crystal レポートが配信されます。 図 2-1: グローバル配信ルールに一致している場合 「受信者配信ルールに一致しない場合」の図は、受信者配信ルールの動作を示して います。公開者は、レポートに特定の受信者のデータが含まれている場合にのみレ ポートがその受信者に配信されるよう、Crystal レポートに受信者配信ルールを設定し ます。レポートが受信者ごとにパーソナライズされている場合、緑の受信者は Crystal レポートにデータを持っていません。つまり、青の受信者とオレンジの受信者だけがパ ブリケーションを受信します。 図 2-2: 受信者配信ルールに一致しない場合 複数のドキュメントおよびオブジェクトを含むパブリケーションの場合、ドキュメントごと に独自の受信者配信ルールを設定できます。これを行う場合、次の処理および配信 オプションを使用できます。 • パブリケーション内のあるドキュメントが、ある受信者の受信者配信ルールに一 致しない場合、パブリケーション全体がその受信者に対して配信されません。 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 17 2 2 公開の概要 パブリケーションの概念 • パブリケーション内のあるドキュメントが、その受信者の受信者配信ルールに 一致しない場合、そのドキュメントは配信されませんが、パブリケーション内の 他のドキュメントはすべてその受信者に配信されます。 配信ルールは、多くの受信者を対象とするパブリケーションを効率的に処理および配 布できるので有用です。保険会社の公開者が、次のオブジェクトを含む顧客向けのパ ブリケーションを作成する例を考えてみます。 • • • 保険請求書(パーソナライズされた Crystal レポート) 月間ステートメント(パーソナライズされた Crystal レポート) 支払方法に関するパンフレット(PDF) 保険請求書には、0 を超える金額に対して“支払額”アラートが存在します。公開者 は、保険請求書に対して“支払額”受信者配信ルールを作成して、顧客が保険会社 に支払を行う必要がある場合にのみ保険請求書が発行および配布されるようにしま す。また、公開者は、顧客が保険料を支払わない場合に月間ステートメントやパンフ レットを顧客が受信しないようにする必要があるため、保険請求書が配信ルールに一 致しない場合、パブリケーション全体が公開されないように指定します。パブリケーショ ンを実行すると、パブリケーションが処理されて、支払義務のある顧客にのみ配信され ます。 注 パブリケーションの実行時に Crystal レポート パブリケーションの印刷がスケジュー ルされている場合、パブリケーション内のドキュメントが配信ルールに一致せず、 受信者に配信されない場合でも、印刷ジョブは実行されます。これは、印刷ジョブ がパーソナライゼーションのときに処理され、配信ルールはパーソナライズ後のパ ブリケーションに適用されるからです。 関連項目 • 80 ページの「Crystal レポートのグローバル配信ルールを設定する」 • 81 ページの「Crystal レポートの受信者配信ルールを設定する」 • 92 ページの 「Desktop Intelligence ドキュメントでグローバル配信ルールを設定 する」 • 93 ページの「Desktop Intelligence ドキュメントで受信者配信ルールを設定す る」 動的受信者 動的受信者は、BusinessObjects Enterprise システム外に存在するパブリケーション 受信者です。動的受信者は、データベースや LDAP または AD ディレクトリなどの外 部データ ソースのユーザー情報を既に持っていますが、BusinessObjects Enterprise のユーザー アカウントは持っていません。 18 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 公開の概要 パブリケーションの概念 パブリケーションを動的受信者に配布するには、動的受信者ソースを使用します。動 的受信者ソースは、BusinessObjects Enterprise システム以外のパブリケーション受信 者に関する情報を提供するドキュメントまたはカスタム データ プロバイダです。動的 受信者ソースでは、外部のデータ ソースに直接リンクして最新データを取得すること で、動的受信者の情報を簡単に維持できます。また、動的受信者ソースを使用する と、パブリケーションを動的受信者に配布する前に動的受信者の BusinessObjects Enterprise ユーザー アカウントを作成する必要がないため、管理コストが削減されま す。 請求元の会社が、BusinessObjbects Enterprise ユーザーではない顧客に請求書を配 布する状況を考えてみます。顧客情報は既に外部データベースに存在します。公開 者は、外部データベースに基づいてドキュメントを作成し、パブリケーションの動的受 信者ソースとしてドキュメントを使用します。顧客は請求パブリケーションを受信し、公 開者とシステム管理者は動的受信者ソースを使用して最新の連絡先情報を管理でき ます。 動的受信者ソースを使用して、次のことを実行できます。 • 1 つのパブリケーションを、動的受信者と BusinessObjects Enterprise ユーザーに 同時に配布できます。 注 • • パブリケーションごとに 1 つの動的受信者ソースのみ使用できます。 動的受信者はパブリケーションから自身を自動的に購読解除できません。 • • パブリケーションを作成するときに動的受信者の一覧をプレビューできます。 パブリケーションをすべての動的受信者に配布するか、特定の動的受信者を 含めたり除外するか指定できます。 • パブリケーションを電子メールや FTP サーバーなどの外部の宛先に配布できま す。 注 動的受信者は BusinessObjects Enterprise ユーザー アカウントを持たないた め、Business Objects の受信ボックスは動的受信者には無効な宛先です。 動的受信者ソースを使用するには、次の値ごとに 1 つの列を指定します。 • • • 受信者 ID(必須) 受信者のフルネーム 電子メール アドレス 受信者 ID 列によって、パブリケーションを受信する動的受信者の数が決まります。動 的受信者ソースは受信者 ID に従って並べ替えることをお勧めします。 Crystal Reports での動的受信者ソースの作成については、 『Crystal Reports ユー ザーズ ガイド 』を参照してください。カスタム コーディングされた動的受信者ソースの SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 19 2 2 公開の概要 パブリケーションの概念 作成については、 『SAP BusinessObjects Enterprise Java SDK 開発者ガイド 』を参照 してください。 関連項目 • 48 ページの「動的受信者を指定する」 • devlibrary.businessobjects.com 出力先 出力先はパブリケーションの配信先です。出力先には、パブリケーションが格納される BusinessObjects Enterprise 内の場所、Business Objects の受信ボックス、電子メール アドレス、FTP サーバー、およびファイル システム上のディレクトリを指定できます。1 つのパブリケーションに複数の出力先を指定できます。 複数の Crystal レポートを公開している場合は、それらを出力先ごとに 1 つの PDF にマージすることもできます。 パブリケーションを 1 つの ZIP ファイルとして公開する場合は、出力先ごとにインスタ ンスを ZIP ファイルに圧縮または解凍することができます。たとえば、電子メール受信 者用のインスタンスは ZIP に圧縮し、Business Objects 受信ボックスではそれらのイン スタンスを解凍した状態にしておくことができます。 関連項目 • • • 57 ページの「パブリケーションの出力先を指定する」 58 ページの「指定可能な出力先」 61 ページの「動的コンテンツ ソース ドキュメントを電子メールに埋め込む」 形式 形式は、パブリケーションのドキュメントを公開する際のファイルの種類を定義します。 1 つのドキュメントを複数の形式で公開したり、これらのインスタンスを複数の出力先に 配信することができます。複数のドキュメントを含むパブリケーションの場合、それぞれ のドキュメントに異なる形式を指定できます。Desktop Intelligence または Web Intelligence ドキュメントを含むパブリケーションの場合は、ドキュメント全体またはドキュ メント内の 1 つのレポート タブをさまざまな形式に公開できます。 ドキュメントに対して選択したすべての形式は、パブリケーションのすべての受信者に 適用されます。たとえば、1 つのドキュメントを、ある受信者には Microsoft Excel ファイ ル形式で公開し、別の受信者には PDF 形式で公開することはできません。受信者が 20 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 公開の概要 パブリケーションの概念 それらの形式でインスタンスを受信する必要がある場合、受信者は、Microsoft Excel ファイルと PDF を 1 つずつ受信します。 関連項目 • 51 ページの「Crystal レポートの形式を指定する」 • 56 ページの「Desktop Intelligence または Web Intelligence ドキュメントの形式 を指定する」 指定可能な形式 ドキュメントの種類 形式 説明 mHTML ドキュメントは mTHML 形式で公開されます。ドキュ メントの内容を電子メールに mHTML として埋め込 むこともできます。 • Crystal レポートの場合は、1 つのレポートの内容 を電子メールに埋め込むことができます。 • Desktop Intelligence ドキュメントの場合、1 つの ドキュメントの 1 つのレポート タブまたはすべて のレポート タブの内容を電子メールに埋め込む ことができます。 • Web Intelligence ドキュメントの場合は、1 つのレ ポート タブの内容を電子メールに埋め込むことが できます。 PDF形式 (.pdf) ドキュメントは静的な PDF として出力されます。 Microsoft Excel ファイ ル(.xls) ドキュメントは Microsoft Excel ファイルとして公開さ れて、ドキュメントの元の形式ができる限り保持されま す。 すべての種類 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 21 2 2 公開の概要 パブリケーションの概念 ドキュメントの種類 形式 説明 データのみの Microsoft Crystal レポートは、データのみを含む Microsoft Excel ファイル(.xls) Excel ファイルとして公開されます。 Crystal レポート XML Crystal レポートは XML 形式で公開されます。 Crystal レポート(.rpt) Crytal レポートは元の形式で公開されます。 Microsoft Word ファイ ル(.doc) Crystal レポートは Microsoft Word ファイルとして公 開され、Crystal レポートの元の形式が保持されます。 このオプションは、受信者がパブリケーションに多く の変更を加えずに表示する場合に推奨されます。 編集可能 Microsoft Word ファイル(.rtf) Crystal レポートは簡単に編集できる Microsoft Word ファイルとして公開されます。このオプションは、受信 者がパブリケーションを表示し、その内容を編集する 場合に推奨されます。 リッチ テキスト(.rtf) Crystal レポートはリッチ テキスト形式で公開されま す。 テキスト(.txt) Crystal レポートはテキスト形式で公開されます。 ページ区切り付きテキ スト(.txt) Crystal レポートはテキスト形式で公開され、パブリ ケーションの内容がページで区切られます。 タブ区切りテキスト (.txt) Crystal レポートはテキスト形式で公開され、タブを使 用して各列の内容が区切られます。 文字区切り値(.csv) Crystal レポートは文字区切り値ファイルとして公開 されます。 Desktop Intelligence ド Desktop Intelligence ドキュメントは元の形式で公開 キュメント(.rep) されます。 Desktop Intelligence リッチ テキスト(.rtf) ドキュメント テキスト(.txt) 22 Desktop Intelligence ドキュメントはリッチ テキスト形 式で公開されます。 Desktop Intelligence ドキュメントはプレーン テキスト 形式で公開されます。 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 公開の概要 パブリケーションの概念 ドキュメントの種類 形式 説明 Web Intelligence ド キュメント Web Intelligence ドキュ Web Intelligence ドキュメントは元の形式で公開され メント(.wid) ます。 パーソナライゼーション パーソナライゼーションとは、パブリケーションの受信者に対して関連するデータのみ が表示されるように、ソース ドキュメントのデータをフィルタする処理です。パーソナラ イゼーションはデータのビューを変更しますが、必ずしもデータ ソースからクエリーさ れたデータが変更されたり保護されるわけではありません。 図パーソナライゼーションは、この作用を示しています。パーソナライゼーションされな いレポートには、データの種類 1、2、および 3 が含まれます。そのレポートにパーソナ ライゼーションが適用されると、ユーザーは自分に関連するデータのみを受け取りま す。ユーザー 2 はデータの種類 2、ユーザー 1 はデータの種類 1、ユーザー 3 は データの種類 3 のみを受け取ります。 図 2-3: パーソナライゼーション 受信者に対してソース ドキュメントをパーソナライゼーションすると、次のようなことがで きます。 • 受信者が Enterprise 受信者の場合、パブリケーションを設計するときにプロファイ ルを適用できます。 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 23 2 2 公開の概要 パブリケーションの概念 詳細については、 『SAP BusinessObjects Enterprise 管理者ガイド 』を参照してく ださい。 • 受信者が動的受信者の場合、ソース ドキュメントのデータ フィールドまたは列を動 的受信者ソースのデータにマップできます。たとえば、ソース ドキュメントの“顧客 ID”フィールドを動的受信者ソースの の“受信者 ID”フィールドにマップできます。 Crystal レポート パブリケーションの場合は、[パーソナライゼーション]セクションで使 用されるパーソナライゼーションを指定します。パーソナライゼーションが指定されて おらず、レポートにパラメータが含まれる場合、公開機能はパーソナライズされたパラ メータ値を使用します。パーソナライズされたパラメータ値が存在しない場合、公開機 能はデフォルトのパラメータ値を使用します。これらの設定のいずれも存在しない場 合、受信者に対してパーソナライゼーションは行われません。 関連項目 • • 24 ページの「プロファイルの仕組み」 50 ページの「動的コンテンツ ソース ドキュメントのパーソナライゼーション 」 プロファイルの仕組み プロファイルは BusinessObjects Enterprise システムのオブジェクトで、これを使用す るとユーザーとグループを分類できます。パブリケーションと組み合わせて、ユーザー が参照する内容をパーソナライズします。プロファイルは、レポート内のデータを個人 用にカスタマイズするために使用されるプロファイル値に、ユーザとグループをリンクし ます。プロファイルは、プロファイルのレポートへの適用方法を示した "プロファイルター ゲット" も使用します。異なるプロファイル値を割り当てることで、レポート内のデータを 特定のユーザまたはグループに合わせて調整できます。多くの異なるカスタマイズバー ジョンのレポートがユーザに配信されます。 プロファイルは、組織構造の中でのユーザとグループのロールを反映することがありま す。たとえば、部署プロファイルに組織のすべての従業員を含むようにできます。ユー ザとグループのそれぞれのプロファイル値は、組織内のロールを反映します (たとえ ば、財務、販売、マーケティングなど)。公開者がパブリケーションに部署プロファイル を適用すると、従業員は自分の部署に関連したデータを受け取ります。 プロファイルは、ユーザのデータへのアクセスは制御しません。プロファイルは、ドキュ メントの内容を詳細に設定したり、フィルタリングしたりするために使用されます。プロ ファイルを使用してデータのサブセットをユーザに表示することは、ユーザにデータ参 照の制約をかけることとは異なります。ユーザに適切なアクセス権があってドキュメント の元の形式にアクセスした場合、InfoView または CMC でドキュメントを表示すること により、そのドキュメントの完全データを参照できます。プロファイルは、データのビュー をフィルタリングします。プロファイルはデータソースからクエリされたデータを変更した り保護したりすることはしません。 24 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 公開の概要 パブリケーションの概念 プロファイル ターゲットおよびプロファイル値 プロファルを使用してパブリケーションを個人用にカスタマイズするには、プロパティの プロファイル値とプロファイル ターゲットを設定する必要があります。 プロファイルの詳細については、 『SAP BusinessObjects Enterprise 管理者ガイド 』を 参照してください。 プロファイル ターゲットについて プロファイル ターゲットとは、個人用にカスタマイズされたパブリケーションを提供する ために、プロファイル値がフィルタを適用したり、対話するデータ ソースです。プロファ イル ターゲットには次の 2 つの種類があります。 • ローカル プロファイル ターゲット ローカル プロファイル ターゲットは、Desktop Intelligence ドキュメントまたは Web Intelligence ドキュメントの変数、あるいは Crystal レポートのフィールドかパラメー タにすることができます。ローカル プロファイル ターゲットを使用する場合、ローカ ル プロファイル ターゲットを含むソース ドキュメントはパブリケーションの受信者に 対してフィルタ処理されます。 • グローバル プロファイル ターゲット グローバル プロファイル ターゲットはユニバースにすることができます。同様に、 ユニバース内のオブジェクトを指定する必要があります。このタイプのプロファイル ターゲットは、ユニバースを使用するすべてのソース ドキュメントをフィルタ処理で きます。 注 グローバル プロファイル ターゲットは、Desktop Intelligence ドキュメントと Web Intelligence ドキュメントを含むパブリケーションで使用できます。Crystal レポー トではグローバル プロファイル ターゲットは使用できません。 プロファイル値について プロファイル値は、特定のユーザーまたはグループをプロファイルに割り当てるときに、 これらのユーザーやグループの詳細を示す属性です。プロファイルがパブリケーショ ンに適用されると、そのプロファイルに割り当てられたユーザーおよびグループは、自 らに設定されたプロファイル値に従ってフィルタ処理されたパブリケーション バージョ ンを受信します。 注 プロファイル値をユーザーとグループの両方に割り当てる場合、セキュリティ設定 の場合と同様に、継承も有効になる点に注意してください。詳細については、 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 25 2 2 公開の概要 パブリケーションの概念 『SAP BusinessObjects Enterprise 管理者ガイド 』の 『アクセス権の設定 』に関す る章を参照してください。 プロファイル ターゲットとプロファイル値が有用な理由 プロファイル ターゲットとプロファイル値により、プロファイルは受信者に合わせてパブ リケーションをカスタマイズできます。プロファイルに対して指定されているユーザーと グループは、自身に最も関連するデータのみを表示する、同じパブリケーションのフィ ルタ済みバージョンを受け取ります。 グローバルな売上レポートを、北米、南米、アジアにある会社の地域営業チームに配 布する例を考えます。各地域営業チームは、その地域に固有のデータのみ表示する 必要があります。管理者は、“地域営業”プロファイルを作成し、各地域営業チームを グループとしてプロファイルに追加します。管理者は各地域の営業チームに対応する プロファイル値を割り当てます(たとえば、北米の営業チームには、北米を割り当てま す)。公開中、公開者はグローバルな売上レポートの“地域”フィールドをローカル プ ロファイル ターゲットとして使用し、レポートにプロファイルを適用します。各地域営業 チームに設定されたプロファイル値に従って、グローバルな売上レポートがフィルタ処 理されます。グローバルな売上レポートが配布されると、各地域営業チームはその地 域の売上データのみを表示する、カスタマイズされたバージョンを受信します。 プロファイル値の指定 プロファイル値として、静的な値、式、または変数を使用できます。 最も一般的なプロファイル値の種類は、静的な値で、すべてのソース ドキュメントの種 類のフィルタ処理に使用できます。1 つのプロファイルのユーザーまたはグループに 対して、複数の静的な値を入力することもできます。たとえば、複数の部署からデータ を受信する管理者は、“部署”プロファイルの静的なプロファイル値として製造、設計、 マーケティングなどを指定できます。 式は、ソース ドキュメントの種類に固有の構文を使用します。Crystal Reports、Web Intelligence、および Desktop Intelligence の式を使用して、複雑なパーソナライズと フィルタ処理を実行できます。ユーザーに対して値の範囲、または指定された値よりも 大きいあるいは小さい値の範囲をフィルタ処理する場合に、式が役に立ちます。 プロファイル値としてユーザー情報を使用する場合は、ユーザー名、フルネーム、お よび電子メール アドレスの変数を使用できます。これらの変数は、ユーザー情報にマッ プされてプレースホルダとして機能します。プロファイルをパブリケーションに適用する と、システムはユーザーの最新情報を取得します。 プロファイル値に変数を使用することによって、情報の手動入力に関連する管理コス トおよび発生する可能性のあるエラーを減らすことができます。管理者が AD ユーザー をシステムにマップし、ユーザーを 2 つのプロファイルに追加する状況を考えてみま 26 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 公開の概要 パブリケーションの概念 す。管理者はユーザーのデータに使用する変数を指定することで、プロファイル値ご とに手動で情報を入力する手間がなくなり、入力エラーは発生しなくなります。 サードパーティ ユーザーの場合、ユーザーの情報が外部のシステムで変更された場 合、BusinessObjects Enterprise システム内のデータはパブリケーションが実行された ときにそれらの変更を反映して更新されます。 ヒント サードパーティ ユーザー アカウントのデータを外部ディレクトリのユーザー属性 では上書きできない場合、そのユーザー オブジェクトの[プロパティ]ダイアログ ボックスを開いて[フル ネームと電子メール アドレスのインポート]チェック ボック スをオフにします。 以下の表に、プロファイルの外部化に使用できる変数の概要を示します。 変数 説明 タイトル この変数は、ユーザーのアカウント名に関 連付けられます。 ユーザーのフルネーム この変数はユーザーのフルネームに関連 付けられます。 電子メール アドレス この変数はユーザーの電子メールに関連 付けられます。 ヒント これらの変数はグループにも使用できます。電子メール アドレス変数をグループ 全体で共通の電子メール アドレスにマップできます。このようにすると、システムが 変数を解決して、グループの各メンバーの個別の電子メール アドレスを取得しま す。 注 • • 静的な値のプロファイル値は、ソース ドキュメントの文字列フィールドだけをフィ ルタ処理できます。不適切なタイプのフィールドをプロファイルにマップすると、 パーソナライゼーションは失敗します。 Desktop Intelligence ドキュメントの場合、式のプロファイル値は、[すべての受 信者のデータベース フェッチ]のレポート バースト方法とのみ互換します。 プロファイル間の競合の解消 複数のプロファイルが継承によってユーザーやグループに割り当てられる場合、プロ ファイル間の競合が検出される場合があります。2 つの競合するプロファイルを持つド キュメントをユーザに配布する場合、この差異を解消する必要があります。 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 27 2 2 公開の概要 パブリケーションの概念 たとえば、トニーはメキシコオフィスの製品マネージャです。彼には、メキシコのデータ のみを表示するように彼のドキュメントをパーソナライズする"地域"というプロファイル が割り当てられています。また別の"管理"プロファイルも割り当てられていて、このプロ ファイルでは製品マネージャ向けにデータを表示するようにパーソナライズします。 これらのプロファイルを両方とも使用するドキュメントでは、トニーにどのようなデータが 表示されるのでしょう。1 つのプロファイルに従えば、メキシコのデータを参照します。 もう 1 つのプロファイルに従うと、製品マネージャのデータのみを参照します。 BusinessObjects Enterprise は、こうした競合を次の 2 通りの方法で解決できます。 • マージしない BusinessObjects Enterprise は、パブリケーションで配布され、考えられる異なる ビューを判別し、それぞれの場合に固有のビューを使用します。例では、トニーは メキシコのデータを表示するようにパーソナライズされたパブリケーションと、製品 マネージャのデータを表示するパブリケーションを受け取ります。 • マージ この設定でも、BusinessObjects Enterprise はデータの異なるビューを判別します が、競合していないプロファイルがマージされます。この種類のプロファイルの解 決は、ロール ベースのセキュリティに対して設計されます。例では、トニーはメキシ コの製品マネージャのデータを表示するようにパーソナライズされた単一のパブリ ケーションを受け取ります。 注 このマージしない/マージするシナリオは、継承されたプロファイル値のみに適用 されます。ユーザーが 2 つのプロファイル値に明示的に割り当てられている場合、 パブリケーション インスタンスは必ずマージされます。 プロファイル値の競合 グループメンバーシップの結果としてユーザが 2 つの相反するプロファイル値を継承 したときに、プロファイル値の競合が発生することがあります。通常、明示的に割り当て られたプロファイル値は、グループメンバーシップから継承したプロファイル値より優先 されます。ユーザまたはサブグループに割り当てられたプロファイル値は、グループメ ンバーシップから継承したプロファイル値より優先されます。 たとえば、David は "北アメリカ営業" グループと "カナダ営業" グループに所属して います。"カナダ営業" グループは "北アメリカ営業" グループのサブグループです。 2 つのグループが両方とも "地域" プロファイルに追加されます。David は、"北アメリ カ営業" グループからは "地域" プロファイル値 "北アメリカ" を継承し、"カナダ営業" グループからは "カナダ" を継承します。この場合、サブグループに割り当てられるプ ロファイル値はグループに割り当てられるプロファイル値より優先され、David はカナダ に対するデータのパブリケーションを受信します。 28 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 公開の概要 パブリケーションの概念 ユーザに対して、グループメンバーシップから継承したプロファイルと相反するプロファ イル値が明示的に割り当てられたときにも、プロファイル値の競合が発生します。たと えば、Paula は "北アメリカ営業" グループに所属し、その "地域" プロファイル値は "北アメリカ" です。管理者が、Paula に"地域"プロファイル値として "スペイン" を割り 当てました。この場合、メンバーに割り当てられるプロファイル値はグループから継承 したプロファイル値より優先され、Paula はスペインに対するデータのパブリケーション を受信します。 しかし、2 つの異なるグループから、 1 つのプロファイルに対して異なるプロファイル 値を継承することがあります。どちらのグループも階層上は対等で、一方が他方のサ ブグループではない場合、どちらのプロファイルも他方より優先されません。この場合、 両方のプロファイルが有効になり、ユーザは各プロファイル値に対するパブリケーショ ンインスタンスを受信します。 このようにプロパティ値が競合すると、重複するレポートインスタンスが複数の異なるパ ブリケーションインスタンスに含まれ、同じユーザに送信される場合があります。たとえ ば、2 つの北米オフィスのマネージャを務める Sandra は、2 つのレポートを含むパブ リケーションを電子メールで受信しています。レポート 1 は、レポートプロファイルを使 用してカスタマイズされています。このレポートプロファイルで Sandra はグループメン バーシップから競合するプロファイル値 "米国" および "カナダ" を継承します。レポー ト 2 は役割プロファイルを使用してカスタマイズされています。この役割プロファイルで Sandra はプロファイル値 "マネージャ" を継承します。プロファイル値の競合がない場 合は、パーソナライゼーションの後に、Sandra はマージされたレポート 1 インスタンス (米国とカナダのデータ) およびレポート 2 インスタンス (マネージャデータ) を含む 1 つの電子メールを受信します。競合がある場合、Sandra は 2 つの電子メールを受信 します。1 つの電子メールには、レポート 1 の "米国" のインスタンスが含まれ、もう 1 つの電子メールにはレポート 1 の "カナダ" のインスタンスが含まれています。どちら の電子メールにも、同じレポート 2 の "マネージャ" インスタンスが含まれています。 ヒント 重複するパブリケーションインスタンスの送信の原因となるプロファイル値の競合 をできる限り防ぐには、ユーザがグループメンバーシップからプロファイルを値を 継承できるようにせずに、プロファイル値をユーザに明示的に割り当てます。 パブリケーション拡張 パブリケーション拡張とは、ビジネス ロジックをパブリケーションに適用するコードを動 的にロードしたライブラリです。パブリケーション拡張は、処理または配信後に、パブリ ケーションの自動カスタマイズを追加する必要がある場合に便利です。 たとえば、パブリケーション拡張を使用して、処理後に次のようなタスクを実行できま す。 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 29 2 2 公開の概要 パブリケーションの概念 • • • • 同じタイプのドキュメントをマージする。たとえば、複数の Excel スプレッドシー トを 1 つの Excel ワークブックにマージできます。 ドキュメントにパスワード保護を追加する、またはドキュメントを暗号化する。 ドキュメントを別の形式に変換する。 パブリケーション ジョブ用のカスタム ログ ファイルを作成する。 注 パブリケーション拡張は、CMC でのみ指定できます。InfoView でパブリケーショ ンを作成している場合は、この機能を使用できません。 パブリケーション拡張の詳細については、 『SAP BusinessObjects Enterprise SDK Java 開発者ガイド 』を参照してください。 関連項目 • 66 ページの「パブリケーション拡張を指定する」 • devlibrary.businessobjects.com スケジュール スケジュールは、オブジェクトが指定の時刻に自動的に実行されるようにする処理で す。オブジェクトをスケジュールする場合、必要な定期スケジュール パターンを選択 し、その他のパラメータを指定して、そのオブジェクトの実行時刻と頻度を正確に制御 します。 オブジェクトをスケジュールすると、システムによってスケジュールされたインスタンスが 作成されます。スケジュールされたインスタンスは個々のオブジェクトの[履歴]ダイア ログ ボックスに(“定期”または“待機”というステータスで)表示されますが、このインス タンスにはオブジェクトとスケジュール情報のみが含まれ、データは含まれません。 オブジェクトの実行時に、オブジェクトの出力インスタンス(レポートまたはプログラム イ ンスタンスなど)が作成されます。レポート インスタンスには、データベースから取得し た実際のデータが含まれます。プログラム インスタンスは、プログラム オブジェクトの 実行時に生成された標準出力および標準エラーを含むテキスト ファイルです。オブ ジェクトの[履歴]ダイアログ ボックスには出力インスタンスも表示されます。出力インス タンスのステータスは[成功]または[失敗]になります。 エンド ユーザーがオブジェクトをスケジュールして実行するには、InfoView や カスタ ム Web アプリケーションなど、Web ベースのクライアントを使用する必要があります。 InfoView は主にオブジェクトのスケジュールとレポートの表示のためのアプリケーショ ンですが、CMC ではそれらの他にオブジェクトの管理もできます。 関連項目 • 30 62 ページの「スケジュール情報を指定する」 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 公開の概要 パブリケーションの概念 定期スケジュール パターン オブジェクトをスケジュールする場合、次の表に示した定期スケジュール パターンの 中から選択することができます。 表 2-2: 定期スケジュール パターン 定期スケジュール パターン 説明 今すぐ ユーザーが[スケジュール]をクリックすると、すぐにオ ブジェクトが実行されます。 1回 オブジェクトは 1 回だけ実行されます。今すぐまたは後 で実行したり、指定したイベントが発生したときに実行 したりすることができます。 時間単位 オブジェクトは毎時実行されます。開始時間、開始お よび終了日を指定します。 日単位 オブジェクトは毎日実行されます。1 日に 1 回または 数回実行することができます。実行時刻、開始日およ び終了日を指定することができます。 週単位 オブジェクトは毎週実行されます。1 週間に 1 回また は数回実行することができます。実行する曜日、時間、 開始および終了日を指定することができます。 月単位 オブジェクトは毎月または数か月ごとに実行されます。 実行する日にち、時間、開始および終了日を指定する ことができます。 日付 オブジェクトは毎月特定の日に実行されます。実行す る日にち、開始日および終了日を指定することができ ます。 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 31 2 2 公開の概要 パブリケーションの概念 定期スケジュール パターン 説明 第 1 月曜日 オブジェクトは毎月第 1 月曜日に実行されます。開始 日と終了日を指定できます。 月末日 オブジェクトは毎月末日に実行されます。開始日と終 了日を指定できます。 月間の曜日 オブジェクトは毎月特定の週の特定の曜日に実行され ます。曜日、週、開始日および終了日を指定できます。 カレンダー オブジェクトは、既に作成されているカレンダーで指定 した日付に実行されます。 実行オプションとパラメータ ここでは、オブジェクトのスケジュール用の実行パラメータについて説明します。すべ てのパラメータがすべての場合に適用されるわけではありませんが、適用される場合 は、どの場合でも機能は同じです。 32 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 公開の概要 パブリケーションの概念 表 2-3: 実行オプション 実行オプション 説明 特定の[日単位]および[月単位]定期ス ケジュール パターンにのみ適用されま す。これらの変数を含む実行オプションを 選択すると、そのデフォルト値が表示され ます。これらの値は必要に応じて変更で きます。 X 変数と N 変数 実行日 開始時刻 たとえば、[日単位]定期スケジュール パ ターンと[X 時間 N 分ごと]の実行オプショ ンを選択した場合、レポートを 4(X)時間 30(N)分ごとなどに実行するように指定で きます。X または N の値を変更しない場 合、レポートは 1 時間ごとに実行されま す。 これらのオプションは、[週単位]定期スケ ジュール パターンを選択した場合に表示 されます。適切な曜日のチェック ボックス をオフにして、ジョブを実行する曜日を選 択できます。 ほとんどの場合に適用されますが、一部 適用されない定期スケジュール パターン と実行オプションがあります。デフォルト は、現在の日時です。開始時刻が経過し た直後のできる限り早い段階で、指定し たスケジュールに従ってオブジェクトが実 行されます。 たとえば、3 か月後の開始時刻を指定す ると、他のすべての基準が満たされてい る場合でも、その開始日が経過するまで オブジェクトは実行されません。開始日の 経過後、指定した時刻にレポートが実行 されます。 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 33 2 2 公開の概要 パブリケーションの概念 実行オプション 説明 終了時刻 ほとんどの場合に適用されますが、一部 適用されない定期スケジュール パターン と実行オプションがあります。デフォルトは 遠い将来における現在の時刻と日付で、 それまでは何度もオブジェクトが実行され ます。必要に応じて、別の終了時刻を指 定します。終了時刻が経過すると、オブ ジェクトは実行されません。 可能な再試行回数 常に適用されます。最初の試行が失敗し た場合に、システムがオブジェクトの処理 を試行する回数です。デフォルトでは、こ の数は 0 です。 再試行間隔(秒単位) 常に適用されます。最初の試行が失敗し た場合に、システムがオブジェクトの処理 を再試行するまでの待機間隔(秒単位) です。 購読 パブリケーションの受信者に指定されていないユーザーは、購読によって、パブリケー ションの実行時にパブリケーション インスタンスを受信できます。ユーザーは、パブリ ケーションを購読して最新のインスタンスを表示したり、パブリケーションを購読解除し てパブリケーションの受信をやめたりできます。適切な権限を持っているユーザーは、 他のユーザーの購読または購読解除を行うことができます。 パブリケーションの購読または購読解除を行うには、ユーザーには次のものが必要で す。 • 適切なアクセス権(次の権限を含む) • • • 34 パブリケーションに対する表示権限 Enterprise 受信者に対するパブリケーションを購読権限 InfoView または CMC へのアクセス権 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 公開の概要 パブリケーションの概念 • BusinessObjects Enterprise のアカウント 注 動的な受信者は、自動的に購読または購読解除を行うことができません。 関連項目 • 70 ページの「パブリケーションを購読または購読解除する」 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 35 2 パブリケーションの使用 3 3 パブリケーションの使用 パブリケーションの使用について パブリケーションの使用について この章では、基本的なパブリケーションのデザインおよびスケジュールに必要な情報 について説明します。さらに、追加の公開機能と、デザイン プロセスの後に実行する タスクについても説明します。 この章の情報は、すべてのパブリケーション タイプに適用されます。特定のパブリケー ション タイプに関する詳細については、次の章を参照してください。 • • • 『Crystal レポートの公開 』 『Web Intelligence ドキュメントの公開 』 『Desktop Intelligence ドキュメントの公開 』 パブリケーション プロセス パブリケーション プロセスは、大まかに次のカテゴリに分割できるさまざまなタスクで構 成されています。 • • • • 基本的なパブリケーションの作成およびデザイン 拡張機能を使用したパフォーマンスの改善 特定のソース ドキュメント タイプに対するデザイン オプションの使用 パブリケーションのデザイン後のタスク 基本的なパブリケーションの作成およびデザイン すべてのパブリケーションについて、次の基本的なタスクを実行する必要があります。 1 2 3 4 5 6 新規パブリケーション オブジェクトを作成する。 公開するソース ドキュメントを選択する。 受信者を Enterprise または動的のいずれかに指定する。 ソース コンテンツをパーソナライズする。 形式と出力先を指定する。 定期的なスケジュール情報を指定する。 詳細については、44 ページの 「基本的なパブリケーションのデザイン」を参照してく ださい。 追加の機能を使用したパフォーマンスの改善 基本的パブリケーションのデザイン タスクの完了後に、追加の機能を使用してパブリ ケーションのパフォーマンスを改善できます。これらのタスクは省略可能です。 • 38 パブリケーションの処理拡張機能を指定する。 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド パブリケーションの使用 パブリケーション プロセス • • • • パブリケーションを処理するサーバー グループを指定する。 配信ルールを設定する。 プロファイルの解決方法を指定する。 レポート バースト方式を指定する。 詳細については、63 ページの 「追加のパブリケーション機能の使用」を参照してくだ さい。 特定のソース ドキュメント タイプに対するデザイン オプションの使用 デザインしているパブリケーションの種類に応じて、以下のオプションも使用できます。 • Crystal レポート パブリケーションの場合は、印刷オプションの設定、結合 PDF の 書式設定、データベース ログオンとパラメータに関する情報の指定、配信ルール の設定。 詳細については、 『Crystal レポートの公開 』の章を参照してください。 • Desktop Intelligence ドキュメント パブリケーションの場合は、個々のレポート タブ の公開、プロンプト情報の指定、配信ルールの設定。 詳細については、 『Desktop Intelligence ドキュメントの公開 』の章を参照してくだ さい。 • Web Intelligence ドキュメント パブリケーションの場合は、プロンプト情報の指定、 個々のレポート タブの公開。 詳細については、 『Web Intelligence ドキュメントの公開 』の章を参照してくださ い。 パブリケーションのデザイン後のタスク パブリケーションのデザインを完了したら、必要に応じて以下のタスクを実行できます。 • • • • • パブリケーションをテストする。 成功したパブリケーション インスタンスを再配布する。 失敗したパブリケーションを再試行する。 パブリケーションの結果を表示する。 パブリケーションを購読または購読解除する。 詳細については、68 ページの 「パブリケーションのデザイン後のタスク」を参照してく ださい。 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 39 3 3 パブリケーションの使用 パブリケーション プロセス Live Office で使用するためのパブリケーションのデザイン Live Office で使用するためのパブリケーションをデザインする場合は、次の点に注意 してください。 • • • • 動的なコンテンツのドキュメントは、元の形式の Crystal レポートまたは Web Intelligence ドキュメントでのみ構成できます。 動的受信者はサポートされません。 使用できる出力先オプションは、デフォルトの Enterprise の場所だけです。 受信者がパーソナライゼーションの後に複数のパブリケーション インスタンス を受信した場合、最初のパブリケーション インスタンスだけが、Live Office クラ イアントから表示できます。この問題は、受信者がグループのメンバーシップ から複数のプロファイルを継承している場合に発生する可能性があります。こ の問題を解決するには、受信者に明示的にプロファイル値を割り当てます。 関連項目 • 40 23 ページの「パーソナライゼーション」 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド パブリケーションの使用 パブリケーション プロセス 公開に必要な権限 ロール タスク 必要な権限 ドキュメント デザイナ パブリケーションが基づくドキュメ なし ントを作成する。 ドキュメント デザイナ ドキュメントを BusinessObjects • Enterprise システムに追加する。 ドキュメントを追加するフォルダまたはカ テゴリに対する表示および追加権限 ドキュメント デザイナ 動的受信者ソースとして使用す るドキュメントを作成する。 • ドキュメントを追加するフォルダまたはカ テゴリに対する表示および追加権限 Publisher • パブリケーションが保存されるフォルダに 対する追加権限 受信者となるユーザーおよびグループに 対する表示権限 パーソナライゼーションに使用されるプロ ファイルに対する表示権限 ドキュメントおよびパブリケーション用のそ の他のドキュメントに対する表示権限 ドキュメントに対するスケジュール権限 Enterprise 受信者に対するパブリケーショ ンを購読権限 パブリケーションを作成する。 • • • • • SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 41 3 3 パブリケーションの使用 パブリケーション プロセス ロール タスク 必要な権限 Publisher パブリケーションをスケジュール 注 する。 これらの権限は、公開者だけが持つことをお 勧めします。 • • • • • • • • • • • • • 42 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド パブリケーションに対する表示、スケ ジュール、追加、およびセキュリティの変 更権限 パブリケーションに対するインスタンスの 削除権限 受信者となるユーザーおよびグループに 対する表示権限 パーソナライゼーションに使用されるプロ ファイルに対する表示権限 ドキュメントに対する表示およびスケジュー ル権限 動的受信者ソースに対する表示および最 新表示権限 配信ルールが設定されるドキュメントに対 する表示および最新表示権限 パブリケーションのオブジェクトで使用す るすべてのユニバースに対するデータ ア クセス権限 使用されるすべてのユニバース接続に対 するデータ アクセス権限 受信者の Business Objects 受信ボックス に対する追加および表示権限(受信ボッ クスをスケジュールした場合) 受信者に対するパブリケーション購読権 限 公開者がパブリケーション インスタンスを 印刷する場合は、Crystal レポート ソース ドキュメントに対する印刷権限 Enterprise 受信者に対する[他のユー ザーの代理としてスケジュール]権限([受 信者ごとのデータベース フェッチ]を使 用している場合) パブリケーションの使用 パブリケーション プロセス ロール タスク 必要な権限 公開者 失敗したパブリケーション インス • タンスを再試行する。 • 公開者 パブリケーション インスタンスを 再配布する。 • • • 受信者 パブリケーションを表示する。 • • パブリケーションをスケジュールするため の権限と同じ権限が必要 パブリケーション インスタンスに対する編 集権限 パブリケーションに対する表示、スケ ジュール、追加、およびセキュリティの変 更権限 受信者の Business Objects 受信ボックス に対する追加および表示権限 パブリケーション インスタンスに対するイ ンスタンスの表示および編集権限 パブリケーションに対する表示権限 パブリケーションに対するインスタンスの 表示権限 注 これらの権限は、BusinessObjects Enterprise システムでパブリケーション オブジェクトを表 示するめに必要です。これらの権限は、 Business Objects 受信ボックスに送信された 内容を表示する場合は必要ありません。 受信者 パブリケーションを購読および購 • 読解除する。 • パブリケーションに対する表示権限 Enterprise 受信者に対するパブリケーショ ンを購読権限 公開者と受信者:表示する内容とアクセス権 通常、公開者(パブリケーションを所有し、スケジュールするユーザー)は、すべての受 信者のすべてのパブリケーション インスタンスを表示できます。受信者は、自分用に パーソナライズされたパブリケーション インスタンスを表示できます。このアクセス権の 設定では、パブリケーションをスケジュールするためのアクセス権と、公開者のみにす べてのパブリケーション インスタンスを表示するアクセス権が保留されるため、パブリ ケーション データのセキュリティを最大にすることができます。 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 43 3 3 パブリケーションの使用 基本的なパブリケーションのデザイン ヒント 公開者が自身をパブリケーションに受信者として追加する場合は、自分用に、公 開者アカウントと受信者アカウントの 2 つのユーザー アカウントを使用します。公 開者アカウントでは、パブリケーションを作成およびスケジュールするときに必要 なアクセス権が付与され、受信者アカウントでは通常の受信者のアクセス権が付 与されます。 基本的なパブリケーションのデザイン 新しいパブリケーションをデザインするには、まず BusinessObjects Enterprise の公開 機能にアクセスします。公開機能には、BusinessObjects Enterprise で所有している権 限と Web ベース アプリケーションへのアクセス権に応じて、Central Management Console(CMC)または InfoView でアクセスできます。 パブリケーション デザイン プロセスでは、任意の時点でパブリケーションの変更、終 了、レポート、および追加変更ができます。 CMC で新しいパブリケーションを作成する このタスクでは、CMC で公開機能にアクセスし、パブリケーションの作成を開始できま す。 1 2 3 4 CMC の[フォルダ]エリアを表示します。 ツリー パネルで、パブリケーションを作成するフォルダを探します。 フォルダを選択して、その内容が詳細パネルに表示されるようにします。 [管理] > [新規] > [パブリケーション]の順にクリックします。 [新規パブリケーション]ページが表示されます。 [新規パブリケーション]ページで、ソース ドキュメント、受信者、配信形式と配信先、 およびドキュメントのパーソナライズ方法など、パブリケーションに必要なすべての情報 を指定できます。 InfoView で新しいパブリケーションを作成する このタスクでは、InfoView で公開機能にアクセスし、パブリケーションの作成を開始で きます。 1 [ドキュメント一覧]をクリックします。 44 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド パブリケーションの使用 基本的なパブリケーションのデザイン 2 ツリー パネルで、パブリケーションを作成するフォルダを探します。 3 フォルダを選択して、その内容が詳細パネルに表示されるようにします。 4 [新規] > [パブリケーション]をクリックします。 [新規パブリケーション]ページが表示されます。 [新規パブリケーション]ページで、ソース ドキュメント、受信者、配信形式と配信先、 およびドキュメントのパーソナライズ方法など、パブリケーションに必要なすべての情報 を指定できます。 既存のパブリケーションを開く この手順では、既存のパブリケーションを開いてそのメタデータを編集します。 1 パブリケーションを選択します。 • InfoView を使用している場合は、[ドキュメント一覧]をクリックし、パブリケー ションを参照します。 • CMC を使用している場合は、[フォルダ]領域に移動し、パブリケーション を参照します。 2 パブリケーションのプロパティを開きます。 • InfoView の場合 a [アクション] > [プロパティ]をクリックします。 b ナビゲーション一覧で[プロパティ]を展開します。 • CMC の場合 a [管理] > [プロパティ]をクリックします。 b ナビゲーション一覧で[プロパティ]を展開します。 これでパブリケーションのメタデータが編集可能になりました。 新規パブリケーションに一般プロパティを入力する 1 ナビゲーション一覧で[一般プロパティ]をクリックします。 2 [タイトル]フィールドに、パブリケーションのタイトルを入力します。 注 残りのパブリケーション デザイン プロセスを続行するには、タイトルを入力す る必要があります。 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 45 3 3 パブリケーションの使用 基本的なパブリケーションのデザイン 3 [説明]フィールドに、パブリケーションの説明を入力します。 4 [キーワード]フィールドに、パブリケーションの内容に関連するキーワードを入 力します。 5 [カテゴリ]領域で、必要に応じてパブリケーションを含めるカテゴリを選択しま す。 パブリケーション対象ドキュメントの選択 複数のドキュメントの公開 パブリケーションは動的コンテンツのドキュメントに基づいており、1 つ以上の Crystal レポート、Desktop Intelligence ドキュメント、または Web Intelligence ドキュメントを含 める必要があります。BusinessObjects Enterprise では、複数の動的コンテンツ ドキュ メントや静的ドキュメントを、電子メールなどの 1 つのエンティティとして配信できます。 また、受信者に配信するときにインスタンスを zip で圧縮したり、Crytal レポートの場合 は、複数のインスタンスをページ番号の付いた 1 つの PDF にマージすることもできま す。 複数のドキュメントを含むパブリケーションを設計する場合、そのパブリケーション内の すべての動的コンテンツのドキュメントが同じ種類のオブジェクトであることが必要で す。たとえば、同じパブリケーションで 3 つの Crystal レポートを公開することはできま すが、2 つの Crystal レポートと 1 つの Desktop Intelligence ドキュメントを公開するこ とはできません。 パブリケーションには、CMS リポジトリに格納されている次のような静的ドキュメントを含 めることもできます。 • • • • Microsoft Excel/Word/PowerPoint ファイル テキスト ファイル PDF その他のドキュメント ソース ドキュメントを選択する パブリケーションの一般オプションを入力したら、パブリケーションに含めるソース ド キュメントを選択します。それ以降のオプションは、動的コンテンツ ドキュメントの種類 によって異なります。 1 ナビゲーション一覧で[ソース ドキュメント]をクリックします。 2 [追加]をクリックします。 [ソース ドキュメントの選択]ダイアログ ボックスが開きます。 46 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド パブリケーションの使用 基本的なパブリケーションのデザイン 3 パブリケーションに含めるソース ドキュメントを探し、選択します。 注 動的コンテンツ ドキュメントは、同じドキュメント タイプである必要があります。 ヒント Ctrl + クリックまたは Shift + クリックを使用して複数のソース ドキュメントを選択 するか、1 つのソース ドキュメントをダブルクリックして選択します。 4 [OK]をクリックします。 [ソース ドキュメントの選択]ダイアログ ボックスが閉じます。選択したソース ド キュメントが[選択]一覧に表示されます。 5 ソース ドキュメントの横にある[実行時に最新表示]チェック ボックスを選択ま たは選択解除します。 この選択によって、パブリケーションの実行時に、個々のソース ドキュメントが データ ソースを反映して最新表示されるかどうかが決定されます。ソース ド キュメントを最新表示する必要がない場合は、パブリケーションのパフォーマン スを向上させるために、そのドキュメントの[実行時に最新表示]チェック ボック スをオフにすることをお勧めします。 ソース ドキュメントを添付ファイルまたはマージされた PDF として送信する場合は、ド キュメントの表示順序を変更できます。順序を変更するには、[選択]一覧からドキュメ ントを選択し、[上へ移動]または[下へ移動]をクリックします。 受信者の選択と受信者コンテンツのパーソナライズ Enterprise 受信者を選択する Enterprise 受信者がパブリケーションを受信できるようにするには、このタスクを実行し ます。 1 ナビゲーション一覧で[Enterprise 受信者]をクリックします。 2 [利用可能]領域で、受信者に含める、または受信者から除外するユーザーま たはグループを探します。 a ナビゲーション一覧で[ユーザー一覧]をクリックすると、BusinessObjects Enterprise の全ユーザーの一覧が表示されます。[グループ リスト]をクリッ クすると、全グループの一覧が表示されます。 b 詳細枠でユーザーとグループを選択します。 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 47 3 3 パブリケーションの使用 基本的なパブリケーションのデザイン ヒント 複数のユーザーまたはグループを選択するには、Shift + クリックまたは Ctrl + クリックを使用します。 3 選択したユーザーを受信者に含める場合は、それらのユーザーを[選択]一覧 に移動します。 4 選択したユーザーを受信者から除外するには、それらのユーザーを[除外す る]一覧に移動します。 動的受信者を指定する 動的受信者を指定するには、動的受信者ソースがすでに作成されており、使用可能 な状態であることが必要です。動的受信者ソースには受信者のデータが格納され、 Crystal レポート、Desktop Intelligence ドキュメント、Web Intelligence ドキュメント、ま たはカスタム コーディングされたデータ プロバイダ形式が適用されます。 カスタム コーディングの動的受信者ソースの作成については、 『SAP BusinessObjects Enterprise SDK Java 開発者ガイド 』を参照してください。 ヒント パブリケーションの処理効率を高めるには、受信者データを受信者 ID フィールド に基づいて並べ替えることをお勧めします。 BusinessObjects Enterprise ユーザー以外の受信者がパブリケーションを受信できる ようにする場合は、このタスクを実行します。 1 ナビゲーション一覧で[動的受信者]をクリックします。 2 [動的受信者のソースの選択]一覧から動的受信者ソースの形式を選択しま す。 3 右側の枠で、動的受信者ソースとして使用するオブジェクトを探して選択し、 [OK]をクリックします。 4 動的受信者ソースとして Web Intelligence ドキュメントまたは Desktop Intelligence ドキュメントを使用する場合は、[ドキュメントのデータ ソース名の 選択]一覧からドキュメントに表示されるクエリーを選択します。 注 • 48 動的受信者ソースとして使用され、データが削除されるように設定されてい る Desktop Intelligence ドキュメントは、[開く時にドキュメントを更新]を有 効にする必要があります。この機能を有効にしない場合、ドキュメントには 動的受信者データが示されません。このオプションを有効にするには、 Desktop Intelligence で、ドキュメントを開きます。[ツール] > [オプション]を 選択します。[オプション]ダイアログ ボックスで、[保存]タブをクリックし、 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド パブリケーションの使用 基本的なパブリケーションのデザイン • [開く時にドキュメントを更新]チェック ボックスがオンになっていることを確 認します。ドキュメントをリポジトリに再エクスポートします。 動的受信者データはクエリーから取得され、ドキュメントを表示すると表示 されるデータと一致していない場合があります。クエリーの作成方法に応じ て、Web Intelligence および Desktop Intelligence 動的受信者ソースには、 パブリケーションのソース ドキュメント内のデータに対応しない値が含まれ る場合があります。たとえば、レポート内のフィルタで関連の値を除外した り、クエリーが重複行を取得するように設定されているために重複するレ コードが表示される場合があります。パブリケーションの作成中に、動的受 信者の完全な一覧を確認することをお勧めします。 5 [受信者の識別子]一覧から、受信者の ID 値が含まれるフィールドを選択し ます。 6 必要に応じて、[フルネーム]一覧から受信者のフルネームが含まれるフィー ルドを選択します。 7 パブリケーションを電子メール アドレスに配信する場合は、[電子メール]一覧 から受信者の電子メール アドレスが含まれるフィールドを選択します。 8 動的受信者ソース別に一覧表示された動的受信者全員にパブリケーションを 配信するかどうかを決定します。 • パブリケーションを動的受信者全員に配布するには、[完全リストの使用] を選択します。 • 一部の動的受信者を含める、または除外するには、次の手順を実行します。 a [完全リストの使用]をオフにします。 b [利用可能]一覧で、含める、または除外する受信者の横にあるチェッ ク ボックスを選択します。 c 選択したユーザーを受信者に含める場合は、それらのユーザーを[選 択]一覧に移動します。 d 選択したユーザーを受信者から除外するには、それらのユーザーを[除 外する]一覧に移動します。 パブリケーションの動的受信者を指定したら、ソース ドキュメントのフィールドを動的受 信者ソースの列にマップして、パブリケーションを動的受信者向けにパーソナライズで きます。 関連項目 • 18 ページの「動的受信者」 • 79 ページの「フィールドをフィルタリングして Crystal レポートをパーソナライズ する」 • 89 ページの「フィールドをフィルタリングして、Desktop Intelligence ドキュメント をパーソナライズする」 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 49 3 3 パブリケーションの使用 基本的なパブリケーションのデザイン • 97 ページの「フィールドをフィルタリングして、Web Intelligence ドキュメントを パーソナライズする」 • 101 ページの「動的受信者ソースの使用に関する推奨事項」 動的コンテンツ ソース ドキュメントのパーソナライゼーション 動的コンテンツ ソース ドキュメントは、Crystal レポート、Desktop Intelligence ドキュメ ント、または Web Intelligence ドキュメントとして使用できます。[パーソナライゼーショ ン]セクションのオプションを使用すると、関連するデータだけが受信者に表示される よう、これらのソース ドキュメント タイプをフィルタリングすることができます。すべての 動的コンテンツ ソース ドキュメントは、2 とおりの方法でパーソナライズできます。動的 コンテンツ ソース ドキュメントのパーソナライズ方法は、ドキュメントのタイプとパーソナ ライゼーションのタイプによって決定されます。 ヒント パーソナライゼーションの完了後、パーソナライズされていないパブリケーション インスタンスを受信する受信者の一覧を表示するには、ナビゲーション一覧で[詳 細]をクリックし、[パーソナライゼーションが適用されない完全なパブリケーション を受信するユーザーを表示します。]を選択します。 関連項目 • 78 ページの「パラメータ値を使用して Crystal レポートをパーソナライズする」 • 79 ページの「フィールドをフィルタリングして Crystal レポートをパーソナライズ する」 • 88 ページの 「グローバル プロファイル ターゲットを使用して Desktop Intelligence ドキュメントをパーソナライズする」 • 89 ページの「フィールドをフィルタリングして、Desktop Intelligence ドキュメント をパーソナライズする」 • 96 ページの「グローバル プロファイル ターゲットを使用して Web Intelligence ドキュメントをパーソナライズする」 • 97 ページの「フィールドをフィルタリングして、Web Intelligence ドキュメントを パーソナライズする」 50 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド パブリケーションの使用 基本的なパブリケーションのデザイン 形式、出力先、およびスケジュール オプションの指定 Crystal レポートの形式を指定する 1 ナビゲーション一覧で[形式]をクリックします。 2 [タイトル]一覧から Crystal レポートを選択します。 [形式オプション]が表示され、選択した Crystal レポートのパブリケーション形 式を選択できます。 3 [形式オプション]一覧で形式を選択し、[追加]をクリックします。 選択した形式が、下にある選択した形式一覧に表示されます。 4 選択した形式一覧から形式を選択します。 注 形式オプションによっては、次の手順が適用されない場合があります。 追加オプションが表示され、形式をカスタマイズできます。一部のオプションに ついては、51 ページの 「Crystal レポート形式向けの追加カスタマイズ オプ ション」 を参照してください。 5 ソース ドキュメントに定義されているデフォルトのエクスポート オプションを使 用するには、[レポートで指定されたエクスポート オプションを使用]が選択さ れた状態にしておきます。それ以外の場合は、[レポートで指定されたエクス ポート オプションを使用]をオフにします。 6 追加情報を入力し、選択した形式の表示をカスタマイズします。 7 Crystal レポートを公開する各形式に対し、手順 4 ~ 6 を繰り返します。 終了後、パブリケーションの各 Crystal レポートに対し、手順 3 ~ 7 を繰り返す必要 があります。 関連項目 • • 20 ページの「形式」 21 ページの「指定可能な形式」 Crystal レポート形式向けの追加カスタマイズ オプション ここでは、追加カスタマイズ オプションを使用できる形式を示します。 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 51 3 3 パブリケーションの使用 基本的なパブリケーションのデザイン Microsoft Excel(97-2003) 次のオプションは、Excel ファイル形式で公開される Crystal レポートに使用できます。 • ページ範囲 [すべて]をクリックすると、レポート全体を Excel ファイル形式で公開できます。特 定のレポート ページを公開するには、[ページ]をクリックし、[公開先]および[公 開元]フィールドにページ範囲の数字を入力します。 [レポートで指定されたエクスポート オプションを使用]をオフにすると、次のオプショ ンも使用できます。 • 列幅の設定 [列幅を次のオブジェクトに合わせる]をクリックし、一覧からオプションを選択する と、レポートのオブジェクトの列幅を定義できます。[列幅を一定にする(ポイント単 位)]をクリックし、フィールドに数値を入力すると、すべての列に一定の列幅を定 義できます。 • ページ ヘッダーとページ フッターをエクスポートする 一覧からオプションを選択して、Excel ファイルでのヘッダーとフッターの表示頻度 を設定できます。 • ページごとにページ区切りを作成 このオプションを選択すると、レポートのページ区切りを反映するページ区切りを 作成できます。 • 日付の値を文字列に変換する このオプションを選択すると、データ値をテキスト文字列に変換できます。 • グリッドラインの表示 このオプションを選択すると、Excel ファイルにグリッドラインを表示できます。 Microsoft Excel(97-2003)(データのみ) [レポートで指定されたエクスポート オプションを使用]をオフにすると、次のオプショ ンを使用できます。 • 列幅の設定 [列幅を次のオブジェクトに合わせる]をクリックして、レポートのオブジェクトに相対 的な列幅を定義し、隣接する一覧からオプションを選択します。または、[列幅を一 52 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド パブリケーションの使用 基本的なパブリケーションのデザイン 定にする(ポイント単位)]をクリックして、すべての列に一定の列幅を定義し、隣接 するフィールドに数値を入力します。 • オブジェクトの書式設定をエクスポートする オブジェクトの書式設定を維持するには、このオプションを設定します。 • 画像をエクスポートする Excel ファイルでレポート画像を公開するには、このオプションを選択します。 • 集計にワークシートの関数を使用する レポートの集計を使用して Excel ファイルのワークシート関数を作成するには、こ のオプションを選択します。 • オブジェクトの相対位置を維持する レポート オブジェクトの相対位置を維持するには、このオプションを選択します。 • 列の配置を維持する レポートの列の配置を維持するには、このオプションを選択します。 • ページ ヘッダーとページ フッターをエクスポートする Excel ファイルにヘッダーとフッターを含めるには、このオプションを選択します。 • ページ ヘッダーを簡略化する ページ ヘッダーを簡略化する場合は、このオプションを選択します。 • グループのアウトラインを表示する レポートのグループ アウトラインを表示するには、このオプションを選択します。 Microsoft Word(97-2003) 次のオプションは、Word ファイル形式で公開される Crystal レポートに使用できます。 • ページ範囲 [すべて]をクリックすると、レポート全体を Word ファイル形式で公開できます。特 定のレポート ページを公開するには、[ページ]をクリックし、[公開先]および[公 開元]フィールドにページ範囲の数字を入力します。 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 53 3 3 パブリケーションの使用 基本的なパブリケーションのデザイン Microsoft Word - 編集可能(RTF) 次のオプションは、編集可能な Word ファイル形式で公開される Crystal レポートに使 用できます。 • ページ範囲 [すべて]をクリックすると、レポート全体を Word ファイル形式で公開できます。特 定のレポート ページを公開するには、[ページ]をクリックし、[公開先]および[公 開元]フィールドにページ範囲の数字を入力します。 [レポートで指定されたエクスポート オプションを使用]をオフにすると、次のオプショ ンも使用できます。 • レポートのページごとに改ページする このオプションを選択すると、レポートのページ区切りを反映するページ区切りを 作成できます。 PDF 次のオプションは、PDF ファイル形式で公開されるソース ドキュメントに使用できます。 • ページ範囲 [すべて]をクリックすると、ソース ドキュメント全体を PDF ファイル形式で公開でき ます。特定のページを公開するには、[ページ]をクリックし、[公開先]および[公 開元]フィールドにページ範囲の数字を入力します。 [レポートで指定されたエクスポート オプションを使用]をオフにすると、次のオプショ ンも使用できます。 • グループ ツリーからブックマークを作成 注 目次が含まれた、マージ済みの PDF 形式で Crystal レポートを公開する場合 は、このオプションを選択する必要があります。 リッチ テキスト形式(RTF) 次のオプションは、リッチ テキスト ファイルで公開される Crystal レポートおよび Desktop Intelligence ドキュメントに使用できます。 • 54 ページ範囲 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド パブリケーションの使用 基本的なパブリケーションのデザイン [すべて]をクリックすると、ソース ドキュメント全体を PDF ファイル形式で公開でき ます。特定のページを公開するには、[ページ]をクリックし、[公開先]および[公 開元]フィールドにページ範囲の数字を入力します。 テキスト [レポートで指定されたエクスポート オプションを使用]チェック ボックスをオフにする と、テキスト ファイル形式で公開する Crystal レポートおよび Desktop Intelligence ド キュメントに次のオプションを使用できます。 • インチあたりの文字数 値を入力し、テキスト ファイルに表示する 1 インチ当たりの文字数を定義します。 ページ区切り付きテキスト [レポートで指定されたエクスポート オプションを使用]チェック ボックスをオフにする と、ページ区切り付きテキスト ファイル形式で公開する Crystal レポートに次のオプショ ンを使用できます。 • 1 ページあたりの行数 値を入力し、ページ区切り付きテキスト ファイルの各ページにおける行数を定義し ます。 • インチあたりの文字数 値を入力し、ページ区切り付きテキスト ファイルに表示する 1 インチあたりの文字 数を定義します。 カンマ区切り値(CSV) [レポートで指定されたエクスポート オプションを使用]をオフにすると、カンマ区切り 値ファイル形式で公開する Crystal レポートに次のオプションを使用できます。 • 囲み文字 囲み文字として使用する文字を入力します。 • 区切り文字 値を区切るために使用する文字を入力するか、[タブ]を選択します。 • モード SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 55 3 3 パブリケーションの使用 基本的なパブリケーションのデザイン 標準モードかレガシー モードを選択します。標準モードでは、CSV 出力における レポート ページとグループ ヘッダー およびフッターの表示方法を制御できます。 標準モードはデフォルトのオプションです。 • レポート セクションとページ セクション この領域のオプションを使用して、レポートおよびページ セクションをエクスポート するかどうか、また、これらのセクションを切り離すかどうかを設定します。 • グループ セクション この領域のオプションを使用して、グループ セクションをエクスポートするかどうか、 また、切り離すかどうかを設定します。 XML [レポートで指定されたエクスポート オプションを使用]をオフにすると、XML 形式で 公開する Crystal レポートに次のオプションを使用できます。 • XML エクスポート形式 一覧からオプションを選択して、XML 形式を指定します。 Desktop Intelligence または Web Intelligence ドキュメントの形式を指定する 1 ナビゲーション一覧で[形式]をクリックします。 2 [ドキュメント]一覧でドキュメントを選択します。 3 [出力形式]一覧で、ドキュメントを公開する形式を 1 つまたは複数選択しま す。 4 [出力形式]一覧の形式オプションが強調表示された状態にし、[出力形式の 詳細]領域で、ドキュメント全体またはドキュメント内の 1 つのレポート タブのい ずれを公開するかを選択します。 • ドキュメント全体を公開する場合は、[すべてのレポート]が選択された状態 のままにしておきます。 • 1 つのレポート タブを公開する場合は、[1 つのレポートを選択]をクリック し、一覧からレポート タブを選択します。 5 ドキュメントを公開する形式ごとに、手順 4 を繰り返します。 1 つのドキュメントに対してこのタスクを完了したら、パブリケーションのその他の動的 コンテンツ ソース ドキュメントに対して手順 2 ~ 5 を繰り返す必要があります。 56 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド パブリケーションの使用 基本的なパブリケーションのデザイン パブリケーションの出力先を指定する 1 ナビゲーション一覧で[出力先]をクリックします。 2 [送信先の選択]領域で、目的の出力先の横にあるチェック ボックスを選択し ます。 ヒント システムでパブリケーション インスタンスを保持しない場合は、パブリケーショ ンの作成時にデフォルトの Enterprise の場所を選択解除し、パブリケーション オブジェクトに対するインスタンス制限を低く設定します。オブジェクトへの制 限の設定については、 『SAP BusinessObjects Enterprise 管理者ガイド 』を参 照してください。 3 [選択した出力先のオプションを表示]一覧で、選択した出力先オプションをク リックします。 出力先のその他の設定オプションが表示されます。 4 追加情報を入力し、その出力先へのパブリケーションの配信をカスタマイズし ます。 ヒント パブリケーションをデフォルトの Enterprise の場所と受信者の電子メール アド レスに送信している場合は、電子メールの本文に Enterprise の場所へのリン クを埋め込むことができます。それには、カーソルを[メッセージ]フィールドに 置き、[メッセージ]フィールドの下にある[プレースホルダの追加]一覧で[ビュー アのハイパーリンク]をクリックします。プレースホルダ %SI_VIEWER_URL% が電 子メールに挿入されます。このプレースホルダは、パブリケーションが実行され るとリンクに置換されます。ただし、リンクを埋め込む場合は次の制限があるこ とに注意してください。 • • 動的受信者は、BusinessObjects Enterprise アカウントを所持していないた め、パブリケーション インスタンスにアクセスできません。 Enterprise 受信者がパブリケーション インスタンスを表示するには、そのパ ブリケーションの表示権限を所持している必要があります。 関連項目 • • 20 ページの「出力先」 58 ページの「指定可能な出力先」 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 57 3 3 パブリケーションの使用 基本的なパブリケーションのデザイン 指定可能な出力先 出力先 説明 デフォルトの Enterパブリケーションには、そのパブリケーションを作成したフォルダからアクセスでき prise の場所 ます。デフォルトの出力先について、次のオプションがあります。 • • すべての PDF ドキュメントをマージする(Crystal レポートのみ)。 パブリケーションを Zip ファイルとしてパッケージ化する。 注 パブリケーションの配信先としてデフォルトまたは受信者の Business Objects 受 信ボックスを選択する場合、パブリケーションの出力先としてすべての受信者がア クセスできるフォルダを選択する必要があります。 Business Objects 受信ボックス パブリケーションは、受信者の Business Objects 受信ボックスに送信されます。 Business Objects 受信ボックスには、次のような選択肢があります。 • • • • • 各ユーザーにオブジェクトを配信する。 ターゲット名が自動生成されるようにする、名前を指定する、またはプレースホ ルダの一覧から適切な名前を選択する。 パブリケーションをショートカットまたはコピーとして送信する。 すべての PDF ドキュメントをマージする(Crystal レポートのみ)。 パブリケーションを Zip ファイルとしてパッケージ化する。 電子メール 58 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド パブリケーションの使用 基本的なパブリケーションのデザイン 出力先 説明 パブリケーションは、電子メールで受信者に送信されます。電子メール受信者の 場合は、[差出人]フィールドに必要な情報を入力することをお勧めします。[差出 人]フィールドに入力しない場合、BusinessObjects Enterprise では、パブリッシャ のアカウントに関連付けられている電子メール アドレスが使用されます。パブリッ シャのアカウントに電子メール アドレスがない場合、BusinessObjects Enterprise では、Destination Job Server の設定が使用されます。 注 [差出人]フィールド、パブリッシャのアカウント、または Destination Job Server で 差出人が指定されていない場合は、パブリケーションは失敗します。 次のような選択肢もあります。 • • • • • • • • • 各ユーザーにオブジェクトを配信する。 [宛先]フィールドに入力する、または電子メール アドレスのプレースフォルダ を入力する。 [Cc]フィールドに入力する。 件名を入力するか、またはこのフィールドに使用するプレースホルダを選択す る。 パブリケーションと一緒に配信される [メッセージ] フィールドにテキストを入力 する。プレースホルダの一覧から[メッセージ]フィールドに挿入する内容や、 電子メールの本文に埋め込む動的なコンテンツのドキュメントの内容を選択す ることもできます。 ソース ドキュメントのインスタンスを電子メールに添付する。 添付ファイル名が自動生成されるようにする、名前を指定する、またはプレー スホルダの一覧から適切な名前を選択する。 すべての PDF ドキュメントをマージする(Crystal レポートのみ)。 パブリケーションを Zip ファイルとしてパッケージ化する。 注 • • この出力先を使用する前に、Destination Job Server で電子メールが正しく設 定されていることを確認してください。 パブリケーションを電子メールで送信している場合は、[宛先]フィールドにプ レースホルダ %SI_EMAIL_ADDRESS% があり、[各ユーザーにオブジェクトを配 信]が選択されていることを確認してください。 FTP サーバー SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 59 3 3 パブリケーションの使用 基本的なパブリケーションのデザイン 出力先 説明 FTP サーバーの場合は、[ホスト]フィールドに入力します。[ホスト]フィールドに 入力しない場合、Destination Job Server に設定されているオプションが使用され ます。次のような選択肢もあります。 • • • • • ローカル ディスク ポート番号、ユーザ名とパスワード、およびアカウントを指定する。 ディレクトリ名を入力する。 ファイル名が自動生成されるようにする、名前を指定する、またはプレースホ ルダの一覧名から適切な名前を選択する。[指定の名前]を選択した場合、 ファイルの拡張子も追加することができます。 すべての PDF ドキュメントをマージする(Crystal レポートのみ)。 パブリケーションを Zip ファイルとしてパッケージ化する。 出力先としてローカル ディスクを選択した場合、パブリケーションのディレクトリを 入力する必要があります。次のような選択肢もあります。 • • • • • 各ユーザーにオブジェクトを配信する。 ファイル名が自動生成されるようにする、名前を指定する、またはプレースホ ルダの一覧名から適切な名前を選択する。名前を指定する場合は、ファイル の拡張子を選択して追加することもできます。 ファイルの場所にアクセスするためのユーザ名とパスワードを入力する。 すべての PDF ドキュメントをマージする(Crystal レポートのみ)。 パブリケーションを Zip ファイルとしてパッケージ化する。 注 • • 60 デフォルトでは、すべての出力先に対して [各ユーザにオブジェクトを配信] がオンになっています。ただし、場合によっては、各ユーザにオブジェクトを配 信しないようにする場合もあります。たとえば、3 人の受信者が同一のパーソナ ライズ値を持っていると、各パブリケーションインスタンスの同じデータが受信 されます。[各ユーザにオブジェクトを配信] をオフにした場合は、1 つのパブ リケーションインスタンスが生成され、それが 3 人の受信者すべてに配信され ます。[各ユーザにオブジェクトを配信] をオンにした場合は、同じパブリケー ションインスタンスが 3 回(受信者ごとに 1 回ずつ)配信されます。また、パブリ ケーションを FTP サーバーまたはローカル ディスクの出力先に送信し、何人 かの受信者が同じパーソナライゼーション値を持っている場合は、[各ユーザー にオブジェクトを配信]を無効にすると、処理時間全体を短縮できます。 [各ユーザーにオブジェクトを配信]をオフにした場合は、出力先を設定すると きに使用するすべてのプレースホルダに、受信者ではなく公開者の情報が含 まれます。 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド パブリケーションの使用 基本的なパブリケーションのデザイン 動的コンテンツ ソース ドキュメントを電子メールに埋め込む 動的コンテンツ ドキュメントから、電子メールの本文にコンテンツを埋め込むことがで きます。Crystal レポートの場合は、レポートのコンテンツを埋め込むことができます。 Desktop Intelligence および Web Intelligence ドキュメントの場合は、ドキュメント全体 または 1 つのレポート タブを埋め込むことができます。 1 ナビゲーション一覧で[形式]をクリックします。 [形式]セクションが表示されます。 2 電子メールに埋め込む動的コンテンツ ドキュメントを選択します。 ドキュメントの種類 選択方法 Crystal レポート [タイトル]一覧から Crystal レポートを選択します。 Desktop Intelligenceドキュ [ドキュメント]一覧から Desktop Intelligence ドキュメ メント ントを選択します。 Web Intelligence ドキュメ [ドキュメント]一覧から Web Intelligence ドキュメント ント を選択します。 3 選択した動的コンテンツ ドキュメントのパブリケーション形式として、mHTML を選択します。 ドキュメントの種類 選択方法 Crystal レポート [形式オプション]一覧から[mHTML]を選択し、[追 加]をクリックします。 Desktop Intelligenceドキュ [出力形式]一覧で、[mHTML]の横にあるチェック メント ボックスを選択します。 Web Intelligence ドキュメ [出力形式]一覧で、[mHTML]の横にあるチェック ント ボックスを選択します。 4 Desktop Intelligence および Web Intelligence ドキュメントの場合は、ドキュメン ト全体を公開するか、あるいはドキュメント内の単一のレポート タブを公開する かを選択します。 a [出力形式]一覧の[mHTML]が強調表示されていることを確認します。 b ドキュメント全体を公開する場合は、[すべてのレポート]が選択された状態 にしておきます。単一のレポート タブを公開する場合は、[1 つのレポート を選択]をクリックし、一覧からレポート タブを選択します。 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 61 3 3 パブリケーションの使用 基本的なパブリケーションのデザイン 5 ナビゲーション一覧で[出力先]をクリックします。 [出力先]セクションが表示されます。 6 [送信先の選択]領域で、[電子メール]を選択します。 7 [オプションの表示]一覧で、[電子メール]をクリックします。 電子メール送信先オプションの追加の設定オプションが表示されます。 8 [送信元]フィールドに、名前または電子メール アドレスを入力します。 たとえば、「Robert」、「公開者」、「publisher@businessobjects.com」などを入力 できます。名前を入力すると、Publisher@emailserver のように、その名前が電 子メール サーバーに追加されます。 9 件名を[件名]フィールド、電子メールに含めるテキストを[メッセージ]フィール ドにそれぞれ入力します。 10 ドキュメント コンテンツを埋め込む[メッセージ]フィールドにカーソルを置き、 [メッセージ]フィールドの下にある[プレースホルダの追加]一覧で[レポート HTML]をクリックします。 [メッセージ]フィールドに、%SI_DOCUMENT_HTML_CONTENT% と表示され ます。パブリケーションが実行されると、このプレースホルダはユーザーが指定 した動的コンテンツ ドキュメントのパーソナライズ済みコンテンツに置換されま す。 11 パブリケーションに他のソース ドキュメントが含まれている場合は、[添付ファイ ルを追加する]が選択され、その下のオプションが正しく設定されていることを 確認してください。 パブリケーションの実行時、パブリケーション内のその他のソース ドキュメント は、添付ファイルとして電子メールに追加されます。 スケジュール情報を指定する このタスクは、パブリケーションのスケジュール情報を指定する場合に実行します。ここ で指定したスケジュール情報は、パブリケーショの実行をスケジュールするときに変更 できます。 1 ナビゲーション一覧で[追加のオプション]を展開し、[繰り返し]をクリックしま す。 2 [オブジェクトの実行]一覧で、パブリケーションを実行する頻度について、定 期的スケジュールのパターンを選択します。 3 必要に応じて、定期的スケジュール パターンの実行オプションとパラメータを 設定します。 62 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド パブリケーションの使用 追加のパブリケーション機能の使用 関連項目 • • • 30 ページの「スケジュール」 31 ページの「定期スケジュール パターン」 32 ページの「実行オプションとパラメータ」 追加のパブリケーション機能の使用 この節のタスクはオプションであり、パブリケーションの正常なデザインおよびスケジュー ルには必要ありません。ただし、これらのタスクを実行すると、パブリケーションのパ フォーマンスを向上させることができます。 成功または失敗したパブリケーション ジョブに関する電子メール通知 を設定する 電子メール通知に Destination Job Server を使用する場合は、Destination Job Server を正しく設定する必要があります。 パブリケーション ジョブの実行後に電子メール通知を受信するには、次のタスクを実 行します。 注 この機能は CMC のみで使用できます。 1 ナビゲーション一覧で[追加オプション]を展開し、[通知]をクリックします。 2 [電子メール通知:無効]を展開します。 3 成功したパブリケーション ジョブに関する電子メール通知を受信するには、 [ジョブの実行の成功]を選択し、下に表示されるオプションを設定します。 • Destination Job Server のデフォルトを使用するには、[Job Server のデフォ ルト値を使用する]をクリックします。 • ユーザー独自の設定を使用するには、[ここで使用する値を設定する]をクリッ クし、適切なフィールドに独自の設定を入力します。 • • • • [差出人]フィールドに、電子メール アドレスまたは名前を入力します。 [宛先]フィールドに、電子メールの送信先アドレスを入力します。 [CC]フィールドに、電子メール通知を受信するユーザーの電子メール アドレスを入力します。 [件名]フィールドに、電子メールの件名を入力します。 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 63 3 3 パブリケーションの使用 追加のパブリケーション機能の使用 • [メッセージ]フィールドに、電子メール通知に添付するメッセージを入 力します。 4 失敗したパブリケーション ジョブに関する電子メール通知を受信するには、 [ジョブの実行の失敗]を選択し、下に表示されるオプションを設定します。 • Destination Job Server のデフォルトを使用するには、[Job Server のデフォ ルト値を使用する]をクリックします。 • ユーザー独自の設定を使用するには、[ここで使用する値を設定する]をクリッ クし、適切なフィールドに独自の設定を入力します。 • • • • • [差出人]フィールドに、電子メール アドレスまたは名前を入力します。 [宛先]フィールドに、電子メールの送信先アドレスを入力します。 [CC]フィールドに、電子メール通知を受信するユーザーの電子メール アドレスを入力します。 [件名]フィールドに、電子メールの件名を入力します。 [メッセージ]フィールドに、電子メール通知に添付するメッセージを入 力します。 パブリケーション ジョブ用の監査通知を有効化する パブリケーション ジョブ用の監査通知を有効にする場合は、このタスクを実行します。 監査の詳細については、 『SAP BusinessObjects Enterprise 管理者ガイド 』を参照し てください。 注 この機能は CMC のみで使用できます。 1 ナビゲーション一覧で[追加オプション]を展開し、[通知]をクリックします。 2 [監査通知:無効]を展開します。 3 成功したパブリケーション ジョブを監査する場合は、[ジョブの実行の成功]を 選択します。 4 失敗したパブリケーション ジョブを監査する場合は、[ジョブの実行の失敗]を 選択します。 64 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド パブリケーションの使用 追加のパブリケーション機能の使用 イベントを指定する イベントベースのスケジュールを使用すると、パブリケーションのスケジュールをより詳 細に制御できます。たとえば、指定したイベントが発生した後にのみパブリケーション が処理されるように、イベントを設定できます。 イベントの発生後にパブリケーション ジョブを実行する場合、または、パブリケーション ジョブの完了時に他のイベントを呼び出す場合には、このタスクを実行します。 イベントの詳細については、 『SAP BusinessObjects Enterprise 管理者ガイド 』を参照 してください。 1 ナビゲーション一覧で[追加のオプション]を展開し、[イベント]をクリックしま す。 2 パブリケーションにファイルベースのカスタム イベントを指定する場合は、それ らのイベントを[利用可能なイベント]一覧から[待機するイベント]一覧に移動 します。 これらのイベントにより、パブリケーション ジョブが起動されます。 3 パブリケーションにスケジュール イベントを指定する場合は、それらのイベント を[利用可能なスケジュール イベント]一覧から[完了時に発生させるイベント] 一覧に移動します。 パブリケーション ジョブの実行後、これらのイベントが発生します。 サーバー グループ オプションを設定する このタスクは、特定のサーバーを使用してパブリケーションを処理する場合に実行しま す。サーバー グループの詳細については、 『SAP BusinessObjects Enterprise 管理 者ガイド 』を参照してください。 注 フェデレーションのサイトをまたいでパブリケーションをスケジュールすることはで きません。 1 ナビゲーション一覧で[追加のオプション]を展開し、[スケジュール サーバー グループ]をクリックします。 2 サーバー グループ オプションを選択します。 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 65 3 3 パブリケーションの使用 追加のパブリケーション機能の使用 オプション 説明 最初に見つ かった利用可 能なサーバー を使用する パブリケーション ジョブは、十分な処理能力を持ち、最初に見 つかった利用可能なサーバーによって処理されます。このオプ ションは、デフォルトで選択されています。 選択したグ ループに所属 するサーバー を優先して使 用する パブリケーション ジョブは、まず指定されたサーバー グループ のサーバーを使用して試行されます。これらのサーバーの処理 能力が不足している場合、他のサーバー グループを使用して ジョブが試行されます。このオプションを選択する場合は、利用 可能なサーバー グループの一覧からもサーバー グループを選 択する必要があります。 選択したグ ループに所属 するサーバー だけを使用す る パブリケーション ジョブには、指定されたサーバー グループの サーバーだけが使用されます。このオプションを選択する場合 は、利用可能なサーバー グループの一覧からもサーバー グ ループを選択する必要があります。 注 CMC にサーバー グループが存在しない場合は、このオプショ ンのみを使用できます。 パブリケーション拡張を指定する パブリケーション拡張を使用する前に、拡張機能が、Adaptive Processing Server が動 作するマシンにデプロイされている必要があります。場所は、オペレーティング システ ムによって変わります。 オペレーティング シ 場所 ステム Windows C:\Program Files\Business Objects\common\4.0\java\lib\publishingPlugins UNIX INSTALLDIR/bobje/java/lib/publishingPlugins 拡張機能が配布されたら、Adaptive Processing Server と、公開サービスをホストする その他のサーバーを再起動する必要があります。 66 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド パブリケーションの使用 追加のパブリケーション機能の使用 パブリケーション拡張の詳細については、 『SAP BusinessObjects Enterprise SDK Java 開発者ガイド 』を参照してください。 1 ナビゲーション一覧で[追加のオプション]を展開し、[パブリケーション拡張] をクリックします。 2 [パブリケーション拡張名]フィールドに、拡張の名前を入力します。 3 [クラス名]フィールドに、拡張の完全修飾クラス名を入力します。 4 必要に応じて、[パラメータ]フィールドにパラメータを入力します。 5 処理の後、パブリケーションを配信する前に拡張を使用する場合は、[パブリ ケーション配信前]の上にある[追加]ボタンをクリックします。 拡張が[パブリケーション配信前]一覧に追加されます。 6 パブリケーションの配信後に拡張を使用する場合は、[パブリケーション配信 後]の上にある[追加]ボタンをクリックします。 拡張が[パブリケーション配信後]一覧に追加されます。 7 追加するすべての拡張に対し、それぞれ手順 2 ~ 6 を繰り返します。 ヒント 拡張の実行順序を設定するには、各一覧の下にある[上へ移動]または[下へ 移動]をクリックします。 関連項目 • devlibrary.businessobjects.com プロファイルの解決方法を指定する プロファイルの競合が発生した場合、インスタンスを個別のドキュメントとしてマージま たは配信するかどうかは、ユーザーが指定したプロファイルの解決方法によって決定 されます。 1 ナビゲーション一覧で[追加のオプション]を展開し、[詳細設定]をクリックしま す。 2 [プロファイルの解決方法]の下で、[マージする]または[マージしない]をクリッ クします。 関連項目 • 27 ページの「プロファイル間の競合の解消」 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 67 3 3 パブリケーションの使用 パブリケーションのデザイン後のタスク レポート バースト方式を指定する ユーザーが指定したレポート バースト方式により、ソース ドキュメントのパーソナライ ゼーション、処理、および配信方法が決定されます。 注 • パブリケーションが動的受信者のみを対象にしている場合、[受信者ごとのデー タベース フェッチ ]は使用できません。 • パブリケーションに、[実行時に最新表示]が無効になっている Desktop Intelligence ドキュメントが含まれている場合、[受信者ごとのデータベース フェッチ]または[受信者のバッチごとのデータベース フェッチ]は使用できま せん。 • Desktop Intelligence ドキュメントの場合、式のプロファイル値は、[すべての受 信者のデータベース フェッチ]のレポート バースト方法とのみ互換します。 1 ナビゲーション一覧で[追加のオプション]を展開し、[詳細設定]をクリックしま す。 2 [レポート バースト方式]の下にあるオプションのいずれか 1 つを選択します。 関連項目 • 14 ページの「レポート バースト」 パブリケーションのデザイン後のタスク この節で説明するタスクはオプションであり、パブリケーション デザイン プロセスの後 に実行することができます。 パブリケーションの最終処理 デザイン プロセス中または完了後のいずれかの時点で、[要約]ページを使用すると、 パブリケーションのプロパティの要約を表示できます。[要約]ページには、パブリケー ションのタイトル、場所、ソース ドキュメントが表示されます。また、受信者のタイプ別、 すなわち Enterprise 受信者または動的受信者のパブリケーションの受信者数、パブ リケーションのパーソナライズ方法、配信形式、出力先も表示されます。 [要約]ページにアクセスするには、ナビゲーション一覧で[要約]をクリックします。ナ ビゲーション一覧の他のオプションを使用して、プロパティの変更や、パブリケーション の保存およびスケジュールを実行できます。 68 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド パブリケーションの使用 パブリケーションのデザイン後のタスク パブリケーションをテストする テスト モードを使用すると、受信者への送信前にパブリケーションを自分自身に送信 し、テストすることができます。テストでは、受信者と同じ情報を受信できます。パブリ ケーションの受信者ではなく、ユーザーの Business Objects 受信トレイまたは電子メー ル アドレスが使用されるよう、出力先は自動的に更新されます。テスト モードでは、元 の受信者グループから一部の受信者を除外することもできます。 1 ナビゲーション一覧で[テスト モード]をクリックします。 2 必要に応じて Enterprise 受信者の一覧を変更します。 a ナビゲーション一覧で[Enterprise 受信者]をクリックします。 b [電子メール受信者]の下の[宛先]フィールドに、所有している電子メール アドレスを入力します。 このフィールドは、パブリケーションが電子メール出力先向けである場合に のみ表示されます。BusinessObjects Enterprise では、テスト モード中に生 成されたすべての電子メール パブリケーション インスタンスを、ここで指定 した電子メール アドレスに送信します。 c ユーザーまたはグループを[利用可能]一覧から[選択]または[除外する] 一覧に移動します。 3 必要に応じて動的受信者の一覧を変更します。 a ナビゲーション一覧で[動的受信者]をクリックします。 b [電子メール受信者]の下の[宛先]フィールドに、所有している電子メール アドレスを入力します。 このフィールドは、パブリケーションが電子メール出力先向けである場合に のみ表示されます。BusinessObjects Enterprise では、テスト モード中に生 成されたすべての電子メール パブリケーション インスタンスを、ここで指定 した電子メール アドレスに送信します。 c 受信者 ID、フルネーム、および電子メール アドレスにマップされる列が正 しいことを確認します。 d [完全リストの使用]を選択または選択解除します。 e [完全リストの使用]をオフにした場合は、[利用可能]一覧に含める、ある いは一覧から除外するユーザーまたはグループを、[選択]または[除外す る]一覧に移動します。 4 [テスト]をクリックします。 パブリケーションがテスト モードで実行されます。 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 69 3 3 パブリケーションの使用 パブリケーションのデザイン後のタスク パブリケーションを購読または購読解除する 適切な権利を所持する Enterprise 受信者は、パブリケーションを購読または購読解 除することができます。パブリケーション インスタンスの購読または購読解除も可能で す。たとえば、パブリケーションが週 2 回実行されるようスケジュールされている場合、 受信者は最初のパブリケーション インスタンスを購読し、2 回目のインスタンスは購読 しないよう指定できます。 注 動的な受信者は、自動的に購読または購読解除を行うことができません。 1 パブリケーションを参照し、選択します。 2 [アクション]メニューで[購読]または[購読解除]をクリックします。 [購読]をクリックすると、パブリケーションの受信者として追加されます。[購読 解除]をクリックすると、パブリケーションの受信者から除外されます。 ヒント パブリケーション インスタンスを購読または購読解除するには、パブリケーション を選択し、[アクション] > [履歴]をクリックします。パブリケーション インスタンスを選 択し、[アクション] > [購読]または[アクション] > [購読解除]をクリックします。 パブリケーションの実行をスケジュールする パブリケーションをデザインおよび保存した後、それを実行するスケジュールを設定で きます。 パブリケーションをスケジュールする場合は、[定期]セクションで行った設定を使用す るか、あるいは新しい設定を入力することができます。パブリケーションをスケジュール するたびに、受信者を変更することもできます。 1 2 3 4 5 70 パブリケーション デザイン ページを閉じます。 パブリケーションを選択します。 [アクション] > [スケジュール]をクリックします。 定期的なスケジュールの情報が正しいことを確認します。 [スケジュール]をクリックします。 パブリケーションが指定どおり実行されます。 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド パブリケーションの使用 パブリケーションのデザイン後のタスク ヒント 実行中にパブリケーション ジョブの進捗状況を表示する場合は、[アクション] > [履歴]をクリックします。[ステータス]列で、ステータス([成功]、[失敗]、[実行 中])をクリックし、[パブリケーションの履歴]ダイアログ ボックスの下にある[ログ ファイルの表示]リンクをクリックします。 関連項目 • • 31 ページの「定期スケジュール パターン」 32 ページの「実行オプションとパラメータ」 パブリケーション結果の表示 公開者によるパブリケーション結果の表示 パブリケーションの結果はさまざまな方法で表示できます。パブリケーションを実行す ると、パブリケーション履歴が表示されます。パブリケーション履歴には、パブリケーショ ンのインスタンス、実行時間、およびその成否が一覧表示されます。[インスタンスの日 時]列でパブリケーション インスタンスのリンクをクリックすると、その日時にパブリケー ションが実行されたときに受信者全員に対して生成されたインスタンスを表示できま す。 ヒント 任意の時間にパブリケーション履歴にアクセスするには、InfoView または CMC でパブリケ ションを選択し、[アクション] > [履歴]に移動します。 パブリケーション ジョブ用のログ ファイルの表示 ログ ファイルは、パブリケーションをトラブルシューティングしたり、パブリケーション イ ンスタンスを受信しなかった受信者を特定する場合に便利です。BusinessObjects Enterprise では、パーソナライズされたパブリケーション インスタンスの各バッチが処 理されると、パブリケーション ジョブの詳細をログに記録し、これらの詳細を 1 つまた は複数のログ ファイルにまとめます。ログ ファイルの最大サイズは 10 MB で、この値 は変更できません。多数の詳細を含む大容量のパブリケーションを実行している場合、 パブリケーション インスタンスのログ ファイルが複数になる場合があります。 パブリケーション インスタンスのログ ファイルを表示するには、次の 2 つの方法があり ます。 • 一連のログ ファイルの最後のログ ファイルを表示するには、[アクション] > [履歴] をクリックします。[ステータス]列で、ステータス([成功]、[失敗]、[実行中])をク SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 71 3 3 パブリケーションの使用 パブリケーションのデザイン後のタスク リックし、[パブリケーションの履歴]ダイアログ ボックスの下にある[ログ ファイルの 表示]リンクをクリックします。 ヒント この操作は、パブリケーションの実行中にも実行できます。 • すべてのログ ファイルを表示するには、[アクション] > [履歴]をクリックします。 [インスタンスの日時]列で、パブリケーション インスタンスのリンクをクリックしま す。パーソナライズされたインスタンスの後にログ ファイルがリストされます。 ログ ファイルは、2 分おきに新しい詳細で更新されます。パブリケーション ジョブが 2 分未満しか実行されなかった場合、ログ ファイルのステータスは“待機”になります。 受信者によるパブリケーション結果の表示 パブリケーションの表示方法を次の表に示します。 72 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド パブリケーションの使用 パブリケーションのデザイン後のタスク 出力先 パブリケーション結果の表示方法 デフォルトの Enterprise 受信者は、自身のパーソナライズ済みパブリケーション インスタンスのみを の場所 BusinessObjects Enterprise で表示できます。他の受信者向けにパーソナラ イズされたパブリケーション インスタンスは表示できません。 注 動的受信者が BusinessObjects Enterprise にログインしてパブリケーション 結果を表示することはできません。 1 CMC を起動します。 • • Windows で、[スタート] > [すべてのプログラム] > [BusinessObjects XI 3.1] > [BusinessObjects Enterprise] > [BusinessObjects Enterprise セントラル管理コンソール]を選択します。 あるいは、お使いの Web ブラウザを開いて次のように入力します。 http://servername:connectionport/CmcApp ここで、servername はお使いの CMS 名、connectionport はインス トール時に指定された接続ポート番号を表します。デフォルトの接続 ポート番号は 8080 です。 2 ログオン認証情報を入力します。 • • • 3 4 5 6 7 [システム]フィールドで、CMS 名と CMS ポートが正しいことを確認し ます。 ユーザー名とパスワードを入力します。 [認証]一覧から認証タイプを選択します。 [ログオン]をクリックします。 [フォルダ]領域に移動し、目的のパブリケーションを探して選択します。 [アクション] > [履歴]をクリックします。 [インスタンスの日時]列のリンクをクリックします。 表示するインスタンスをダブルクリックします。 Business Objects 受信 ボックス SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 73 3 3 パブリケーションの使用 パブリケーションのデザイン後のタスク 出力先 パブリケーション結果の表示方法 注 動的受信者が InfoView にログインしてパブリケーション結果を表示すること はできません。 1 InfoView を起動します。 • • Windows で、[スタート] > [すべてのプログラム] > [BusinessObjects XI 3.1] > [BusinessObjects Enterprise] > [BusinessObjects Enterprise Java InfoView] または[BusinessObjects Enterprise .NET InfoView] を選択します。 あるいは、お使いの Web ブラウザを開いて次のように入力します。 • Java InfoView http://servername:connectionport/InfoViewApp ここで、servername はお使いの CMS 名、connectionport はイン ストール時に指定された接続ポート番号を表します。デフォルトの 接続ポート番号は 8080 です。 • .NET InfoView http://servername/InfoViewApp/logon.aspx 2 ログオン認証情報を入力します。 • • • [システム]フィールドで、CMS 名が正しいことを確認します。 ユーザー名とパスワードを入力します。 [認証]一覧から認証タイプを選択します。 3 [ログオン]をクリックします。 4 [マイ受信ボックス]をクリックします。 5 表示するインスタンスをダブルクリックします。 電子メール 電子メールにログオンし、埋め込まれたパブリケーション コンテンツを表示す るか、添付ファイルをダウンロードします。 FTP サーバー FTP ホストにログオンします。 ローカル ディスク パブリケーションのデザイン時に指定された場所に移動します。 パブリケーション インスタンスを再配布する 74 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド パブリケーションの使用 パブリケーションのデザイン後のタスク 成功したパブリケーション インスタンスは、最初のパブリケーション実行時に指定され た Enterprise 受信者および動的受信者に再配布できます。この機能は、パブリケー ション全体を再実行せずに受信者にインスタンスを送信する場合に便利です。 1 パブリケーションを参照し、選択します。 2 [アクション] > [履歴]をクリックします。 パブリケーションの履歴が表示されます。 3 成功したパブリケーション インスタンスを選択します。 4 [アクション] > [再配布]をクリックします。 5 再配布されたインスタンスを受信する受信者を選択します。 注 再配布されたインスタンスを受信できるのは、パブリケーションが最初に実行さ れたときに指定された受信者だけです。 • Enterprise 受信者にインスタンスを再配布する手順は、次のとおりです。 a [Enterprise 受信者]を展開します。 b Enterprise 受信者を[利用可能]一覧から[選択]一覧に移動します。 • 動的受信者にインスタンスを再配布する手順は、次のとおりです。 a [動的受信者]を展開します。 b 受信者 ID、フルネーム、および電子メール アドレスにマップされる列が 正しいことを確認します。 c 動的受信者全員にパブリケーションを再配布する場合は、[完全リスト の使用]を選択します。それ以外の場合は、[完全リストの使用]をオフ にします。 d 動的受信者を[利用可能]一覧から[選択]一覧に移動します。 6 [再配布]をクリックします。 パブリケーションの履歴が表示され、再配布の対象として選択したインスタンス のステータスが“実行中”になります。[インスタンスの日時]列に表示される日 付は、再配布の日時に合わせて更新されます。 失敗したパブリケーションを再試行する このタスクを開始する前に、失敗したパブリケーション インスタンスのログ ファイルを確 認し、エラーを修正し、パブリケーションを再スケジュールすることをお勧めします。 1 失敗したパブリケーション インスタンスが含まれるパブリケーションを選択しま す。 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 75 3 3 パブリケーションの使用 パブリケーションのデザイン後のタスク 2 [アクション] > [履歴]をクリックします。 パブリケーションの履歴が表示されます。 3 失敗したパブリケーション インスタンスを選択します。 4 [アクション] > [再試行]をクリックします。 インスタンスのステータスが“実行中”になります。 パブリケーションが再び失敗した場合は、新しいログ ファイルを参照し、発生したエ ラーを修正してください。 76 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド Crystal レポートの公開 4 4 Crystal レポートの公開 Crystal レポートの公開について Crystal レポートの公開について この節のタスクは、Crystal レポートのパブリケーションに適用されます。Crystal レポー トのパブリケーションでは、次の操作を実行できます。 • • • • • 動的受信者ソースのパラメータ、プロファイル、または値に基づいて、Crystal レポート ドキュメントをパーソナライズする。 パブリケーションの条件処理に配信ルールを設定する。 Crystal レポートを PDF にマージし、書式設定する。 パブリケーション実行時の印刷オプションを設定する。 Crystal レポートにパラメータ情報とデータベース ログオン情報を設定する。 一般的なパブリケーション タスクの詳細については、 『パブリケーションの使用 』の章 を参照してください。 Crystal レポートのパーソナライズ パラメータ値を使用して Crystal レポートをパーソナライズする 注 このタスクを実行するには、Crystal レポートにパラメータが含まれている必要があ ります。 [パーソナライゼーション]セクションでは、各受信者に対して事前に定義されたパラ メータ値に基づいて、受信者の Crystal レポートをパーソナライズできます。 パラメータ値に基づくパーソナライゼーションは、他のパーソナライゼーション方法で 上書きされる場合があります。たとえば、プロファイルがパラメータにマップされ、 Enterprise 受信者のプロファイル値がパラメータ値と競合する場合は、パブリケーショ ンが実行されると、プロファイル値によってパラメータ値が上書きされます。同様に、動 的受信者ソースの値が動的受信者のパラメータ値と競合する場合、パブリケーション が実行されるとパラメータ値は上書きされます。 注 可能な場合は、Crystal レポートをローカル プロファイル ターゲットでパーソナラ イズすることをお勧めします。パラメータがレコード選択式、コマンド、テーブル、ま たはストアド プロシージャで使用される場合、パラメータ ベースのパーソナライ ゼーションでは受信者ごとにデータベース フェッチを 1 回行う必要があります。こ のため、パブリケーションの処理時間が増加する場合があります。 78 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド Crystal レポートの公開 Crystal レポートのパーソナライズ 1 ナビゲーション一覧で[パーソナライゼーション]をクリックします。 2 [パラメータ]領域で、リストされているパラメータのデフォルト値が正しいことを 確認します。 デフォルト値を変更する場合は、パラメータ値の横にある[編集]ボタンをクリッ クします。パラメータ値を選択または入力し、[OK]をクリックします。 3 デフォルトのパラメータのパーソナライゼーションを、Enterprise 受信者のプロ ファイル値で上書きする場合は、[Enterprise 受信者のマッピング]列の一覧 からプロファイルを選択します。 注 • • このオプションは、お使いのパブリケーションが Enterprise 受信者向けの 場合にのみ表示されます。 デフォルトのパラメータ値のみを使用してレポートをパーソナライズする場 合は、[Enterprise 受信者のマッピング]を[デフォルト]に設定することをお 勧めします。 4 デフォルトのパラメータのパーソナライゼーションを動的受信者のパーソナライ ゼーション値で上書きする場合は、[動的受信者のマッピング]列の一覧から 動的受信者ソースの列を選択します。 注 • • このオプションは、お使いのパブリケーションが動的受信者向けの場合に のみ表示されます。 デフォルトのパラメータ値のみを使用してレポートをパーソナライズする場 合は、[動的受信者のマッピング]を[指定なし]に指定することをお勧めし ます。 フィールドをフィルタリングして Crystal レポートをパーソナライズする Crystal レポートのフィールドをフィルタリングして Crystal レポートをパーソナライズす る場合は、このタスクを実行します。フィルタを使用すると、ViewTime 選択式がレポー トに追加され、データがフィルタリングされます。この式は、パブリケーションが実行さ れ、レポートに保存されていない場合に適用されます。Crystal レポートでは、複数の フィールドをフィルタリングできます。 注 静的な値のプロファイル値は、Crystal レポートの文字列フィールドだけをフィルタ 処理できます。他の種類のフィールドをフィルタ処理する場合は、式のプロファイ ル値を使用します。不適切なタイプのフィールドをプロファイルにマップすると、 パーソナライゼーションは失敗します。 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 79 4 4 Crystal レポートの公開 Crystal レポートの配信ルールの設定 1 ナビゲーション一覧で[パーソナライゼーション]をクリックします。 2 [フィルタ]領域で、[レポート フィールド]列の一覧から Crystal レポート フィー ルドを選択します。 使用可能なフィールドの一覧には、メイン レポートまたは非オンデマンド型サ ブレポートのすべてのデータベース フィールドおよび繰り返し式が含まれてい ます。 3 [Enterprise 受信者のマッピング]列の一覧からプロファイルを選択します。 この設定により、レポート フィールドが Enterprise 受信者に定義されたプロファイ ル値にマップされます。 注 このオプションは、お使いのパブリケーションが Enterprise 受信者向けの場合 にのみ表示されます。 4 [動的受信者のマッピング]列の一覧から動的受信者ソースの列を選択しま す。 この設定により、レポート フィールドが対応する値を持つ動的受信者ソースの列に マップされます。 注 このオプションは、お使いのパブリケーションが動的受信者向けの場合にのみ 表示されます。 5 フィルタリング対象の各レポート フィールドに対し、手順 2 ~ 4 を繰り返しま す。 関連項目 • • • 23 ページの「パーソナライゼーション」 24 ページの「プロファイルの仕組み」 25 ページの「プロファイル ターゲットおよびプロファイル値」 Crystal レポートの配信ルールの設定 Crystal レポートのグローバル配信ルールを設定する 注 グローバル配信ルールを設定する Crystal レポートには、アラートが含まれている 必要があります。 80 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド Crystal レポートの公開 Crystal レポートの配信ルールの設定 グローバル配信ルールでは、パブリケーションを処理してすべての受信者に配信する かどうかを決定します。グローバル配信ルールは、BusinessObjects Enterprise システ ムの任意の Crystal レポートで設定できます。 1 ナビゲーション一覧で[追加のオプション]を展開し、[配信ルール]をクリックし ます。 2 [グローバル配信ルール]領域で[参照]をクリックします。 ダイアログ ボックスが開き、グローバル配信ルールを設定する Crystal レポー トを選択できます。 3 目的の Crystal リポートを探して選択し、[OK]をクリックします。 ダイアログ ボックスが閉じます。 4 [条件]一覧で、グローバル配信ルールに従ってレポートに含める必要がある アラート値を選択します。 関連項目 • • 16 ページの「配信ルール」 81 ページの「Crystal レポートの受信者配信ルールを設定する」 Crystal レポートの受信者配信ルールを設定する 受信者配信ルールでは、処理およびパーソナライゼーションの後、各受信者にパブリ ケーションを配信するかどうかを決定します。 1 ナビゲーション一覧で[追加のオプション]を展開し、[配信ルール]をクリックし ます。 2 [受信者配信ルール]領域で、[条件に一致するときに個々のドキュメントを配 信する]または[すべての条件が一致する場合のみすべてのドキュメントを配 信する]をクリックします。 3 各レポートの横にある一覧で、パブリケーションを配信する場合に一致すべき 条件を指定します。 配信ルールのデフォルト設定を次の表に示します。レポートにアラートが含まれる 場合は、アラート値に基づくオプションも使用できます。 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 81 4 4 Crystal レポートの公開 Crystal レポート向け PFD のマージ 配信ルール オ 説明 プション 常に配信する レポートは常に受信者に配信されます。 配信しない レポートは受信者に配信されません。このオプションは、パブリ ケーション全体を再作成せずに、特定のパブリケーション実行か ら Crysyal レポートを除外する場合に便利です。 レポートに データが含ま れる場合のみ 配信する パーソナライゼーションの後、レポートに受信者向けのデータが 含まれる場合にのみ、レポートが受信者に配信されます。このオ プションは、高ボリュームのパブリケーションの処理負荷を低減 する必要がある場合に便利です。 関連項目 • • 16 ページの「配信ルール」 80 ページの「Crystal レポートのグローバル配信ルールを設定する」 Crystal レポート向け PFD のマージ Crystal レポートの PDF インスタンスと静的 PDF ドキュメントは、受信者の利便性を高 めるために 1 つの PDF にマージすることができます。PDF ファイル以外の静的ソー ス ドキュメントは、マージされた PDF から除外されます。すべての静的 PDF ソース ド キュメントは、マージされた PDF に格納されます。 マージされた PDF では、次の操作も可能です。 • • • • 目次を追加および書式設定する。 実行中のページ番号を挿入する。 PDF の表示および編集に必要なユーザー パスワードと所有者パスワードを追 加する。 受信者が PDF で実行できる処理に対して制限を設定する。 マージされた PDF を書式設定する このタスクを開始する前に、次のことを確認してください。 • 82 マージされた PDF に含める Crystal レポートにはタイトルがあります。レポート のタイトルを設定するには、Crystal Reports でレポートを開き、[ファイル] > [プ ロパティ]を選択します。[概要]タブの[タイトル]フィールドに、レポートのタイト ルを入力します。レポートを保存し、リポジトリに再エクスポートします。 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド Crystal レポートの公開 Crystal レポート向け PFD のマージ • • • [ソース ドキュメント]セクションで、マージする Crystal レポートおよび PDF が 正しい順序で表示されている。 [書式設定]セクションで、マージされた PDF に含める各 Crystal レポートの 形式として PDF が選択されている。 [出力先]セクションで、マージされた PDF を送信する各出力先に対し、[エク スポートされた PDF をマージ]が選択されている。 [結合 PDF オプション]セクションのオプションを使用すると、Crystal レポートのパブリ ケーションで生成されたマージ済み PDF をカスタマイズできます。 1 ナビゲーション一覧で[追加のオプション]を展開し、[結合 PDF オプション] をクリックします。 2 マージされた PDF の目次を作成し、書式設定します。 注 この書式設定オプションを有効にするには、[形式]セクションの[タイトル]一 覧で Crystal レポートを選択します。[レポートで指定されたエクスポート オプ ションを使用]をオフにし、[グループ ツリーからブックマークを作成]を選択し ます。この操作をしなかった場合、マージされた PDF の目次に Crystal レポー トは表示されません。 a [目次の作成]を選択します。 目次の書式設定オプションが使用可能になります。 b [タイトル]フィールドに、目次のタイトルを入力します。 c 目次のタイトルおよび項目に使用するフォント、ポイント単位のフォント サイ ズ、フォントの色を設定します。 3 マージされた PDF のページ番号の書式設定オプションを指定します。 a [実行中のページ番号を適用]を選択します。 ページ番号の書式設定オプションが使用可能になります。 b [数値の形式]フィールドに、ページ番号の表示形式を入力します。 デフォルトでは、Page &p of &P が設定されています。この形式は変更でき ます。ただし、現在のページ番号のプレースホルダには &p、ページ総数 のプレースホルダには &P を使用する必要があります。 c [数値の場所]一覧で、マージされた PDF のページ番号の向きを選択しま す。 d ページ番号に使用するフォント、ポイント単位のフォント サイズ、フォントの 色を設定します。 e 目次にページ番号を含める場合は、[目次ページにページ番号を適用]を 選択します。 4 受信者のログオン認証情報と受信者アクションに関する許可を設定します。 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 83 4 4 Crystal レポートの公開 その他の Crystal レポートのパブリケーション デザイン タスク a [ユーザー パスワード]フィールドに、マージされた PDF を受信者が表示 する場合に必要なパスワードを入力します。 b [所有者パスワード]フィールドに、マージされた PDF を受信者が編集す る場合に必要なパスワードを入力します。 c 適切なチェック ボックスを選択または選択解除し、ユーザー アクションの 許可を設定します。 これらの許可について、次の表に示します。 オプション 説明 印刷を許可 受信者に PDF の印刷を許可するには、このオプ ションを選択します。 コンテンツの変更を許可 受信者に PDF の変更を許可するには、このオプ ションを選択します。 コピーと貼り付けを許可 受信者に PDF コンテンツのコピーと貼り付けを 許可するには、このオプションを選択します。 注釈の変更を許可 受信者に PDF の注釈の変更を許可するには、 このオプションを選択します。 その他の Crystal レポートのパブリケーション デザイ ン タスク パブリケーションの Crystal レポートに印刷オプションを設定する デフォルトのプリンタを使用する場合は、そのプリンタがインストールされ、正しく設定 されていることを確認してください。 注 Crystal Reports Job Server は、指定したプリンタにアクセスする権限を持つアカ ウントによって実行される必要があります。詳細については、SAP BusinessObjects Enterprise 管理者ガイドの 『サーバーの管理および設定 』に関する章を参照して ください。 Crystal Reports Job Server のデフォルト プリンタまたはその他のプリンタを使用して パブリケーションを実行するたびに、Crystal レポート形式の印刷インスタンスを選択で 84 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド Crystal レポートの公開 その他の Crystal レポートのパブリケーション デザイン タスク きます。BusinessObjects Enterprise は、パブリケーションがパーソナライズされた後、 それが配信される前にインスタンスを印刷します。 1 ナビゲーション一覧で[追加のオプション]を展開し、[出力設定]をクリックしま す。 2 [タイトル]一覧で、パブリケーションの実行時に印刷する Crystal レポートを選 択します。 3 [Crystal レポートの印刷]を選択します。 4 Job Server のデフォルト プリンタで印刷する場合は、[デフォルト プリンタ]を 選択したままにしておきます。それ以外は、[プリンタを指定する]を選択しま す。 5 プリンタのパスと名前を入力します。 • Job Server が Windows で実行されている場合には、[プリンタを指定する] フィールドに次のように入力します。 \\printserver\printername ここで、printserver はプリンタ サーバーの名前、printername はプリンタの名前 を表します。 • Job Server が UNIX で実行されている場合には、[プリンタを指定する]フィー ルドに、通常使用している印刷コマンドを入力します。たとえば、次のように入 力します。 lp -d printername 注 (UNIX で)使用しているプリンタが非表示ではなく表示になっていることを 確認してください。 6 印刷部数と印刷ページ範囲を選択します。 7 部単位の印刷およびページの縮小/拡大オプションを設定します。 8 レポートのコンテンツをページ中央に配置するには、[ページの中央揃え]を 選択します。 9 Crystal レポートの幅が広く、印刷時にレポートをページの大きさに合わせるに は、[横方向のページを 1 ページに合わせる]を選択します。 Crystal レポートのデータベース ログオン情報を設定する このタスクを開始する前に、Crystal レポートのデータベース設定が適切かどうか確認 することをお勧めします。CMC の[フォルダ]領域で Crystal レポートを選択し、[マー SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 85 4 4 Crystal レポートの公開 その他の Crystal レポートのパブリケーション デザイン タスク ジ] > [デフォルト設定] > [データベース設定]に移動し、データベース情報を確認す るか、新しい情報を入力します。 場合によっては、Crystal レポートが内部的に参照するデータ ソース情報を修正する 必要があります。その場合は、[Crystal レポート]で Crystal レポートを開き、[データ ベース] > [データソースの保存場所の設定]に移動します。[データソースの保存場所 の設定]ダイアログ ボックスで、接続を選択するか、新しい接続を作成します。 このタスクでは、受信者がデータベースにログオンしたり、Crystal レポートのデータを 最新表示したりする場合に必要なデータベース ログオン情報を変更できます。 1 ナビゲーション一覧で[追加オプション]を展開し、[データベース ログオン]を クリックします。 2 [タイトル]一覧から Crystal レポートを選択します。 Crystal レポートのデータベース情報が[タイトル]一覧の下に表示されます。 3 [データベース サーバー]および[データベース]フィールドに表示されている 情報が正しいことを確認してください。 4 [ユーザー]フィールドに、受信者がログオンに使用するユーザー名を入力し ます。 5 [パスワード]フィールドにパスワードを入力します。 86 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド Desktop Intelligence ドキュメントの 公開 5 5 Desktop Intelligence ドキュメントの公開 Desktop Intelligence ドキュメントの公開について Desktop Intelligence ドキュメントの公開について この章のタスクは、Desktop Intelligence ドキュメントのパブリケーションのみに適用され ます。Desktop Intelligence ドキュメントを使用すると、パブリケーションで次のことを実 行できます。 • • • 受信者がグローバルまたはローカル プロファイル ターゲットを使用して表示 できるよう、データをパーソナライズする。 配信ルールを設定し、処理と配信に関する条件を指定する。 Desktop Intelligence ドキュメントのデフォルト プロンプト値を変更する。 一般的なパブリケーション タスクの詳細については、 『パブリケーションの使用 』の章 を参照してください。 Desktop Intelligence ドキュメントのパーソナライズ グローバル プロファイル ターゲットを使用して Desktop Intelligence ドキュメントをパーソナライズする 注 このパーソナライゼーション オプションを使用するには、指定するプロファイルに グローバル プロファイル ターゲットがある必要があります。 [パーソナライゼーション]セクションの[グローバル プロファイル]領域では、グローバ ル プロファイル ターゲットをフィルタリングすることで、Desktop Intelligence ドキュメン トを Enterprise 受信者用にパーソナライズできます。 1 ナビゲーション一覧で[パーソナライゼーション]をクリックします。 2 [グローバル プロファイル]領域で、[Enterprise 受信者のマッピング]列の一 覧からプロファイルを選択します。 この設定により、Desktop Intelligence ドキュメントが、Enterprise 受信者でフィ ルタリングされたユニバース フィールド(グローバル プロファイル ターゲット) にマップされます。 関連項目 • • • 88 23 ページの「パーソナライゼーション」 24 ページの「プロファイルの仕組み」 25 ページの「プロファイル ターゲットおよびプロファイル値」 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド Desktop Intelligence ドキュメントの公開 Desktop Intelligence ドキュメントのパーソナライズ フィールドをフィルタリングして、Desktop Intelligence ドキュメントを パーソナライズする ドキュメントのフィールドをフィルタリングして Desktop Intelligence ドキュメントをパーソ ナライズするには、このタスクを実行します。 注 静的な値のプロファイル値は、ソース ドキュメントの文字列フィールドだけをフィル タ処理できます。他の種類のフィールドをフィルタ処理する場合は、式のプロファ イル値を使用します。不適切なタイプのフィールドをプロファイルにマップすると、 パーソナライゼーションは失敗します。 1 ナビゲーション一覧で[パーソナライゼーション]をクリックします。 2 [レポート フィールド]列のフィールドにフィールド名を入力し、[追加]をクリッ クします。 注 ファイル名は、Desktop Intelligence ドキュメントで表示されるとおり正確に入力 する必要があります。そうでないと、パーソナライゼーションは失敗します。 3 [Enterprise 受信者のマッピング]列の一覧からプロファイルを選択します。 この設定により、フィールドが Enterprise 受信者に定義されたプロファイル値 にマップされます。 4 [動的受信者のマッピング]列の一覧から動的受信者ソースの列を選択しま す。 この設定により、Desktop Intelligence ドキュメントのフィールドは、対応する値 を持つ動的受信者ソースの列にマップされます。 5 フィルタリング対象の各フィールドに対し、手順 2 ~ 4 を繰り返します。 関連項目 • 23 ページの「パーソナライゼーション」 • 24 ページの「プロファイルの仕組み」 • 25 ページの「プロファイル ターゲットおよびプロファイル値」 • 90 ページの「クエリー レベルまたはキューブ レベルでの Desktop Intelligence ドキュメントのフィルタリング」 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 89 5 5 Desktop Intelligence ドキュメントの公開 Desktop Intelligence ドキュメントのパーソナライズ クエリー レベルまたはキューブ レベルでの Desktop Intelligence ドキュメントのフィルタ リング [パーソナライゼーション]セクションで入力した設定と[詳細]セクションで選択したレ ポート バースト方式が連携して、Desktop Intelligence ドキュメントをキューブ レベルま たはクエリー レベルでパーソナライズします。次の表に、これらの設定と方式の組み 合わせを示します。 90 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド Desktop Intelligence ドキュメントの公開 Desktop Intelligence ドキュメントのパーソナライズ フィルタ レポート バースト レベル 方式 パーソナライゼーション セクションの設 その他の詳細 定 キューブ すべての受信者の [レポート フィールド]列のフィールドに 公開者のデータ ソース ログ データベース 変数名またはオブジェクトを入力します。 オン認証情報を使用して、 フェッチ データが最新表示されます。 データは 1 度だけ最新表示 されます。指定可能なユニ バース接続オーバーロードは ありません。 クエリー 受信者のバッチご ドキュメントに単一のユニバースが使用 公開者のデータ ソース ログ とのデータベース されている場合は、[レポート フィール オン認証情報を使用して、 フェッチ ド]列のフィールドに「class_nameob データが最新表示されます。 ject_name」と入力し、複数のユニバース データの最新表示は複数回 が使用されている場合は、「uni 行われます。指定可能なユニ verse_nameclass_name.object_name」と入 バース接続オーバーロードは 力します。 ありません。 ここで、universe_name はユニバース、 class_name はクラス、object_name はオ ブジェクトを表します。 クエリー 受信者ごとのデー ドキュメントに単一のユニバースが使用 タベース フェッチ されている場合は、[レポート フィール ド]列のフィールドに「class_nameob ject_name」と入力し、複数のユニバース が使用されている場合は、「uni verse_nameclass_name.object_name」と入 力します。 受信者のデータ ソース ログ オン認証情報を使用して、 データが最新表示されます。 データの最新表示は複数回 行われます。ユニバース接続 オーバーロードが可能です。 ここで、universe_name はユニバース、 class_name はクラス、object_name はオ ブジェクトを表します。 関連項目 • 23 ページの「パーソナライゼーション」 • 14 ページの「レポート バースト」 • 89 ページの「フィールドをフィルタリングして、Desktop Intelligence ドキュメント をパーソナライズする」 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 91 5 5 Desktop Intelligence ドキュメントの公開 Desktop Intelligence ドキュメントの配信ルールの設定 Desktop Intelligence の式のプロファイル値でサポートされる演算子 式のプロファイル値をいずれかのレポート バースト方法と共に使用して、Desktop Intelligence ドキュメントをパーソナライズできます。次の表に、Desktop Intelligence ド キュメントの式のプロファイル値で使用できる演算子を示します。プロファイルの作成 および管理の詳細については、 『SAP BusinessObjects Enterprise 管理者ガイド 』を 参照してください。 注 [受信者のバッチごとのデータベース フェッチ]または[受信者ごとのデータベー ス フェッチ]を使用している場合、AND または OR などの複合演算子は Desktop Intelligence の式のプロファイル値でサポートされません。ただし、[すべての受信 者のデータベース フェッチ]を使用している場合、それらの演算子はサポートされ ます。 演算子 説明 > より大きい (>) >= 以上 (≧) < より小さい (<) <= 以下 (≦) <> 等しくない(≠) = 等しい(=) InList Inlist 演算子 Between Between 演算子 Desktop Intelligence ドキュメントの配信ルールの設定 Desktop Intelligence ドキュメントでグローバル配信ルールを設定す る グローバル配信ルールでは、パブリケーションを処理してすべての受信者に配信する かどうかを決定します。グローバル配信ルールは、パブリケーション内の Desktop 92 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド Desktop Intelligence ドキュメントの公開 Desktop Intelligence ドキュメントの配信ルールの設定 Intelligence ソース ドキュメント、または、動的受信者ソースなどのパブリケーションに 含まれていない Desktop Intelligence ドキュメントで設定できます。Desktop Intelligence の構文の詳細については 『Desktop Intelligence オンライン ヘルプ 』を参照してくだ さい。 1 ナビゲーション一覧で[追加のオプション]を展開し、[配信ルール]をクリックし ます。 2 [グローバル配信ルール]領域で[参照]をクリックします。 ダイアログ ボックスが開き、グローバル配信ルールを設定する Desktop Intelligence ドキュメントを選択できます。 3 右側の枠で目的の Desktop Intelligence ドキュメントを探して選択し、[OK]を クリックします。 ダイアログ ボックスが閉じます。 4 [条件]フィールドに、Desktop Intelligence の式を入力します。グローバル配 信ルールに一致するには、この式が有効である必要があります。 関連項目 • 16 ページの「配信ルール」 • 93 ページの「Desktop Intelligence ドキュメントで受信者配信ルールを設定す る」 Desktop Intelligence ドキュメントで受信者配信ルールを設定する 受信者配信ルールでは、処理およびパーソナライゼーションの後、各受信者にパブリ ケーションを配信するかどうかを決定します。受信者配信ルールは、複数の Desktop Intelligence ドキュメントに設定できます。Desktop Intelligence の構文の詳細について は 『Desktop Intelligence オンライン ヘルプ 』を参照してください。 1 ナビゲーション一覧で[追加のオプション]を展開し、[配信ルール]をクリックし ます。 2 [条件]フィールドに、Desktop Intelligence の式を入力します。グローバル配 信ルールに一致するには、この式が有効である必要があります。 関連項目 • 16 ページの「配信ルール」 • 92 ページの 「Desktop Intelligence ドキュメントでグローバル配信ルールを設定 する」 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 93 5 5 Desktop Intelligence ドキュメントの公開 その他の Desktop Intelligence ドキュメントのパブリケーション デザイン タスク その他の Desktop Intelligence ドキュメントのパブリ ケーション デザイン タスク Desktop Intelligence ドキュメントのプロンプト値を変更する 注 Desktop Intelligence ドキュメントには、既にプロンプト値が含まれています。 このタスクはオプションです。ユーザーは、Desktop Intelligence ドキュメントに含まれ る定義済みプロンプト値をそのまま使用できます。プロンプト値が空であり、Desktop Intelligence ドキュメントが元の形式で配布される場合は、受信者がレポートを表示す ると、プロンプト値の入力を求めるプロンプトが表示されます。 1 ナビゲーション一覧で[追加オプション]を展開し、[プロンプト]をクリックしま す。 注 プロンプトが含まれた Desktop Intelligence ドキュメントだけが表示されます。 2 [変更]をクリックします。 [プロンプト]ダイアログ ボックスが表示されます。 3 [値の最新表示]をクリックします。 左側に、指定可能なプロンプト値の一覧が表示されます。 4 プロンプト値を左側の一覧から右側の一覧に移動します。 5 [適用]をクリックします。 [プロンプト]ダイアログ ボックスが閉じ、プロンプト値の一覧が更新されます。 94 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド Web Intelligence ドキュメントの公開 6 6 Web Intelligence ドキュメントの公開 Web Intelligence ドキュメントの公開について Web Intelligence ドキュメントの公開について この章のタスクは、Web Intelligence ドキュメントのパブリケーションにのみ適用されま す。Web Intelligence ドキュメントのパブリケーションでは、次のことができます。 • • データをパーソナライズして、受信者がローカルまたはグローバル プロファイ ル ターゲットを使用して表示できるようにする。 Web Intelligence ドキュメントのデフォルトのプロンプト値を変更する。 一般的なパブリケーション タスクの詳細については、 『パブリケーションの使用 』の章 を参照してください。 Web Intelligence ドキュメントのパーソナライズ グローバル プロファイル ターゲットを使用して Web Intelligence ドキュ メントをパーソナライズする 注 このパーソナライゼーション オプションを使用するには、指定するプロファイルに グローバル プロファイル ターゲットがある必要があります。 [パーソナライゼーション]セクションの[グローバル プロファイル]領域では、グローバ ル プロファイル ターゲットをフィルタリングすることで、Web Intelligence ドキュメントを Enterprise 受信者用にパーソナライズできます。 ヒント [グローバル プロファイル]領域でパーソナライゼーション オプションを使用する 場合、[フィルタ]領域でパーソナライゼーション オプションを使用する必要はあり ません。 1 ナビゲーション一覧で[パーソナライゼーション]をクリックします。 2 [グローバル プロファイル]領域で、[Enterprise 受信者のマッピング]列の一 覧からプロファイルを選択します。 この設定により、Web Intelligence ドキュメントが、Enterprise 受信者でフィルタ リングされたユニバース フィールド(グローバル プロファイル ターゲット)にマッ プされます。 関連項目 • 96 23 ページの「パーソナライゼーション」 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド Web Intelligence ドキュメントの公開 Web Intelligence ドキュメントのパーソナライズ • • 24 ページの「プロファイルの仕組み」 25 ページの「プロファイル ターゲットおよびプロファイル値」 フィールドをフィルタリングして、Web Intelligence ドキュメントをパーソ ナライズする ドキュメントのフィールドをフィルタリングして Web Intelligence ドキュメントをパーソナラ イズするには、このタスクを実行します。 注 静的な値のプロファイル値は、ソース ドキュメントの文字列フィールドだけをフィル タ処理できます。他の種類のフィールドをフィルタ処理する場合は、式のプロファ イル値を使用します。不適切なタイプのフィールドをプロファイルにマップすると、 パーソナライゼーションは失敗します。 1 ナビゲーション一覧で[パーソナライゼーション]をクリックします。 2 [ローカル プロファイル]領域で、[レポート フィールド]列の一覧からフィール ドを選択します。 3 [Enterprise 受信者のマッピング]列の一覧からプロファイルを選択します。 この設定により、レポート フィールドが Enterprise 受信者に定義されたプロファ イル値にマップされます。 4 [動的受信者のマッピング]列の一覧から動的受信者ソースの列を選択しま す。 この設定により、ソース ドキュメントのフィールドは、対応する値を持つ動的受 信者ソースの列にマップされます。 5 フィルタリング対象の各フィールドに対し、手順 2 ~ 4 を繰り返します。 関連項目 • • • 23 ページの「パーソナライゼーション」 24 ページの「プロファイルの仕組み」 25 ページの「プロファイル ターゲットおよびプロファイル値」 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 97 6 6 Web Intelligence ドキュメントの公開 その他の Web Intelligence ドキュメントのパブリケーション デザイン タスク その他の Web Intelligence ドキュメントのパブリケー ション デザイン タスク Web Intelligence ドキュメントのプロンプト値を変更する 注 Web Intelligence ドキュメントには、既にプロンプトが含まれています。 このタスクはオプションです。ユーザーは、Web Intelligence ドキュメントに含まれる定 義済みプロンプト値をそのまま使用したり、プロンプト値の一覧を編集したりすることが できます。 1 ナビゲーション一覧で[追加オプション]を展開し、[プロンプト]をクリックしま す。 注 プロンプトが含まれた Web Intelligence ドキュメントだけが表示されます。 2 [変更]をクリックします。 [プロンプト]ダイアログ ボックスが表示されます。 3 [値の最新表示]をクリックします。 左側に、指定可能なプロンプト値の一覧が表示されます。 4 プロンプト値を左側の一覧から右側の一覧に移動します。 5 [適用]をクリックします。 [プロンプト]ダイアログ ボックスが閉じ、プロンプト値の一覧が更新されます。 98 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド パブリケーションに関する推奨事項 とトラブルシューティング 7 7 パブリケーションに関する推奨事項とトラブルシューティング ソース ドキュメントの追加に関する推奨事項 ソース ドキュメントの追加に関する推奨事項 この節では、パブリケーションに動的コンテンツ ドキュメントを追加する際の推奨事項 について説明します。 パブリケーション ログ ファイルを使用して、失敗したパブリケーションをトラブルシュー ティングする。 パブリケーションの実行をスケジュールすると、ログ ファイルが生成され、パブリケー ションの実行時に発生したエラーが記録されます。パブリケーション インスタンスのロ グ ファイルをすべて表示するには、[アクション] > [履歴]をクリックします。[履歴]ペー ジで、インスタンスの[インスタンスの日時]列にあるリンクをクリックします。 Crystal レポートでパラメータを使用したパーソナライゼーションを使用する場合は、パ ラメータをデフォルトに設定する。 パラメータ ベースのパーソナライゼーションを実行すると、パブリケーションのパフォー マンスが低下する場合があります。Enterprise 受信者のプロファイルまたは動的受信 者のパーソナライゼーション値にフィールドをマップして、Crystal レポートのパブリケー ションをパーソナライズすることを強くお勧めします。ただし、パラメータを使用して Crystal レポートをパーソナライズする必要がある場合は、[パーソナライゼーション]セ クションのパラメータを[デフォルト]に設定します。 動的コンテンツ ドキュメントをパブリケーションに追加する前に、それらを表示してスケ ジュールする。 動的コンテンツ ドキュメントを正しく表示およびスケジュールできた場合は、データ ソー ス接続が正しく機能し、パブリケーションをスケジュールするときにソース ドキュメント データを最新表示できます。動的コンテンツ ドキュメントを正しく表示およびスケジュー ルできない場合は、データ ソース接続の設定が間違っています。設定の確認方法を 次の表に示します。 100 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド パブリケーションに関する推奨事項とトラブルシューティング 動的受信者ソースの使用に関する推奨事項 ドキュメントの種 データ ソース接続の設定の確認方法 類 Crystal レポート CMC で Crystal レポートを選択し、[管理] > [デフォルト設定]に移 動します。[デフォルト設定]ダイアログ ボックスで、ナビゲーション 一覧の[データベース設定]をクリックします。 Desktop Intelli- CMC で Desktop Intelligence ドキュメントを選択し、[管理] > [デ genceドキュメン フォルト設定]に移動します。[デフォルト設定]ダイアログ ボックス ト で、ナビゲーション一覧の[レポート ユニバース]をクリックします。 Web IntelliCMC で Web Intelligence ドキュメントを選択し、[管理] > [デフォル gence ドキュメン ト設定]に移動します。[デフォルト設定]ダイアログ ボックスで、ナ ト ビゲーション一覧の[レポート ユニバース]をクリックします。 場合によっては、適切なデザイナで動的コンテンツ ドキュメントを開いてデータベース ソース接続を設定し、CMS リポジトリにファイルを再エクスポートして、前のコピーを上 書きする必要がある場合があります。動的コンテンツ ドキュメントのデータ ソース接続 の設定については、次のガイドを参照してください。 • • • 『Crystal Reports オンライン ヘルプ 』 『SAP BusinessObjects Desktop Intelligence オンライン ヘルプ 』 『SAP BusinessObjects Web Intelligence リッチ クライアント オンライン ヘルプ 』 不必要なデータの最新表示をしない。 動的コンテンツ ドキュメントのデータを最新表示する必要がない場合は、[ソース ド キュメント]セクションで、そのドキュメントの[実行時に最新表示]チェック ボックスをオ フにします。これにより、パブリケーションの全体的なパフォーマンスが向上します。 動的受信者ソースの使用に関する推奨事項 この節では、動的受信者ソースを使用する際の推奨事項について説明します。 動的受信者ソースは受信者 ID列 に従って並べ替える。 一般的に、動的受信者ソースは受信者 ID 列に従って並べ替えることをお勧めしま す。特に、高ボリュームのパブリケーションを実行している場合、または[受信者のバッ チごとのデータベース フェッチ]を有効にしている場合は、複数のパーソナライゼー ション値を持つ受信者への配信数を低減できるため、この並べ替えは重要です。 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 101 7 7 パブリケーションに関する推奨事項とトラブルシューティング 電子メールのパブリケーション インスタンスの送受信に関する推奨事項 Crystal レポートの動的受信者ソースの場合は、データベースの設定情報が正しいこ とを確認する。 CMC で動的受信者ソースを選択し、[管理] > [デフォルト設定]に移動し、次のことを 確認します。 • • [データベース設定]セクションで、データベース ログオン情報が正しく設定さ れており、[レポート実行時と同じデータベース ログオン情報を使用する]が選 択されている。 [パラメータ]セクションで、すべてのパラメータに値が指定されており、パラメー タのすべての[表示時にプロンプトを表示]チェック ボックスがオフになってい る。 Crystal レポートの動的受信者ソースを使用する場合は、Report Application Server (RAS)が正しく設定されていることを管理者に確認する。 RAS は、少なくとも動的受信者ソースの受信者と同数のデータベース レコードを読み 込むよう設定する必要があります。たとえば、100,000 人の受信者のデータを持つ動 的受信者ソースを処理するには、100,000 件以上のデータベース レコードを読み込 むよう RAS を設定する必要があります。詳細については、 『SAP BusinessObjects Enterprise 管理者ガイド 』のパフォーマンスの向上に関する章を参照してください。 電子メールのパブリケーション インスタンスの送受信 に関する推奨事項 この節では、電子メール パブリケーション インスタンスに関する推奨事項について説 明します。 可能であれば、電子メール パブリケーション インスタンスに埋め込まれたコンテンツを Outlook 2003 で表示する。 電子メール パブリケーション インスタンスに埋め込まれたコンテンツを Outlook 2007 や、Hotmail、Gmail などの Web 電子メール アカウントで表示すると、形式上の問題 が発生する場合があります。 Destination Job Server で電子メールが正しく設定されているか管理者に確認する。 電子メールで送信するパブリケーションは、Destination Job Server の出力先が正しく 設定されていないことが原因で失敗する場合があります。詳細については、 『SAP BusinessObjects Enterprise 管理者ガイド 』のパフォーマンスの向上に関する章を参 照してください。 102 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド パブリケーションに関する推奨事項とトラブルシューティング パフォーマンスの向上 パフォーマンスの向上 次の作業を行うことで、パブリケーションのパフォーマンスを改善し、処理および配信 をより迅速に行うことができます。 • • • 高ボリュームの Crystal レポート パブリケーションの場合は、レポート バースト 方式を[受信者のバッチごとのデータベース フェッチ]に設定し、受信者の小 規模なバッチを同時に処理できるようにする。 可能であれば、パラメータではなくフィルタを使用して Crystal レポートをパー ソナライズする。 動的コンテンツのドキュメントを、元の形式ではなく静的ドキュメント形式(PDF など)で公開することを検討する。これにより、Desktop Intelligence ドキュメント や Web Intelligence ドキュメントのパブリケーション、または[すべての受信者 のデータベース フェッチ]を使用するパブリケーションのパフォーマンスを向 上させることができます。 メモリ不足エラーの解決 高ボリュームのパブリケーションを実行中、java.lang.OutOfMemoryError:新しいネ イティブ スレッドを作成できませんというエラー メッセージが表示された場合は、 Adaptive Processing Server と公開サービスに、生成された公開スレッドを処理できる だけの十分なスタック メモリがないことが原因です。このエラーは、管理者がスタック メモリを Java ヒープ スペースとして指定した場合に発生する可能性があります。この エラーが発生する場合は、管理者に連絡してください。このエラーの解決方法の詳細 については、 『SAP BusinessObjects Enterprise 管理者ガイド 』のパフォーマンスの向 上に関する章を参照してください。 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 103 7 より詳しい情報 A A より詳しい情報 情報リソース 場所 SAP BusinessObjects http://www.sap.com 製品情報 http://help.sap.com から SAP BusinessObjects を選択しま す。 SAP ヘルプ ポータルでは、すべての SAP BusinessObjects 製品とそのデプロイメントについて扱った最新のドキュメンテー ションにアクセスできます。PDF 版またはインストール可能な HTML ライブラリのダウンロードが可能です。 SAP ヘルプ ポータル 一部のガイドは SAP サービス マーケットプレイスに格納され ており、SAP ヘルプ ポータルからは入手できません。ヘルプ ポータルのガイド一覧で、そのようなガイドには SAP サービ ス マーケットプレイスへのリンクが付いています。メンテナン ス契約を締結されたお客様には、このサイトにアクセスするた めの正規ユーザー ID が付与されます。ID の入手方法につ いては、お客様担当のカスタマー サポート担当者までお問 い合わせください。 http://service.sap.com/bosap-support > ドキュメンテーショ ン • • SAP サービス マー ケットプレイス 106 インストール ガイド:https://service.sap.com/bosap-inst guides リリース ノート:http://service.sap.com/releasenotes SAP サービス マーケットプレイスには、一部のインストール ガイド、アップグレードおよび移行ガイド、デプロイメント ガイ ド、リリース ノート、サポート対象プラットフォームに関するド キュメントが格納されています。メンテナンス契約を締結され たお客様には、このサイトにアクセスするための正規ユーザー ID が付与されます。ID の入手方法については、お客様担当 のカスタマー サポート担当者までお問い合わせください。SAP ヘルプ ポータルから SAP サービス マーケットプレイスにリダ イレクトされた場合は、左側のナビゲーション ペインのメニュー を使用して、アクセスするドキュメンテーションが含まれている カテゴリを探します。 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド より詳しい情報 情報リソース 開発者向けリソース 場所 https://boc.sdn.sap.com/ https://www.sdn.sap.com/irj/sdn/businessobjects-sdklibrary SAP Community Net- https://www.sdn.sap.com/irj/boc/businessobjects-articles work 上の SAP BusinessObjects に関する これらの記事は、以前はテクニカル ペーパーという名称でし た。 記事 https://service.sap.com/notes ノート これらのノートは、以前はナレッジ ベース記事という名称でし た。 SAP Community Nethttps://www.sdn.sap.com/irj/scn/forums work 上のフォーラム http://www.sap.com/services/education トレーニング 伝統的な教室での学習から的を絞った e ラーニング セミナー まで、それぞれのニーズと希望する学習スタイルに応じた幅 広いトレーニング パッケージを提供しております。 http://service.sap.com/bosap-support SAP サポート ポータルには、カスタマー サポート プログラム とサービスに関する情報が含まれています。また、さまざまな オンライン カスタマー テクニカル情報およびダウンロードへのリンクも用意されてい サポート ます。メンテナンス契約を締結されたお客様には、このサイト にアクセスするための正規ユーザー ID が付与されます。ID の入手方法については、お客様担当のカスタマー サポート 担当者までお問い合わせください。 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 107 A A より詳しい情報 情報リソース 場所 http://www.sap.com/services/bysubject/businessobjectscon sulting コンサルティング 108 コンサルタントは、初期の分析段階からデプロイメント プロ ジェクトの実現まで一貫したサポートを提供します。リレーショ ナル データベースと多次元データベース、接続、データベー ス設計ツール、カスタマイズされた埋め込みテクノロジなどの トピックに関する専門的なサポートを行います。 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 索引 B D Business Objects 受信ボックス パブリケーションの送信先 58 BusinessObjects Enterprise 8 Desktop Intelligence ドキュメント 形式の指定 56 公開形式 21 トラブルシューティング 100 パーソナライゼーション グローバル プロファイル ターゲット 88 ローカル プロファイル ターゲット 89 パーソナライゼーション/レポート バーストの設 定 90 パブリケーション タスク 88 プロンプト値の変更 94 Destination Job Server 102 C CMC パブリケーション結果の表示 71 パブリケーションの作成 44 Crystal Reports 公開形式 21 Crystal レポート PDF のマージ 82 書式設定 82 印刷 84 形式 指定 51 追加のオプション 51 データベース ログオンの設定 85 動的受信者ソースのトラブルシューティング 101 トラブルシューティング 100 パーソナライゼーション パラメータを使用した 78 ローカル プロファイル ターゲット 79 パブリケーション タスク 78 Crystal レポート パブリケーションの印刷オプショ ン 84 Crystal レポートでのデータベース ログオン 85 Crystal レポートのパラメータ パーソナライズ 78 E Enterprise 受信者の追加 47 Enterprise の場所とパブリケーション 58 F FTP(出力先) パブリケーション 58 I InfoView パブリケーション結果の表示 71 パブリケーションの作成 44 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 109 索引 インスタンス 12 再配布 75 L Live Office パブリケーション 40 M mHTML 61 P PDF のマージ 82 お オブジェクト スケジュール 定期スケジュール パターン 31 オブジェクトのスケジュール実行オプション 32 か 外部受信者 18 監査通知の有効化 64 R Report Application Server 101 き W 基本的なパブリケーション 44 キャッシュ サーバー 100 Web Intelligence ドキュメント 形式の指定 56 公開形式 21 トラブルシューティング 100 パーソナライゼーション グローバル プロファイル ターゲット 96 ローカル プロファイル ターゲット 97 パブリケーション タスク 96 プロンプト値の変更 98 く グローバル プロファイル ターゲット 25 Desktop Intelligence ドキュメント 88 Web Intelligence ドキュメント 96 グローバル配信ルール Crystal レポート 80 Desktop Intelligence ドキュメント 92 あ け アクセス権 公開者と受信者 43 公開の要件 41 形式 Crystal レポート 51 mHTML 61 指定 Crystal レポート 51 Desktop Intelligence ドキュメント 56 Web Intelligence ドキュメント 56 パブリケーション 20, 21 結果の表示 71 い 一般プロパティ 45 イベントの指定 65 110 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 索引 こ 公開 8 公開者と受信者の権限 43 必要な権限 41 用語 12 ワークフロー 9 購読 34, 70 高ボリュームのパブリケーション 103 大容量パブリケーション 14 さ サーバー トラブルシューティング 103 必須 10 最新表示 ソース ドキュメント データ 14, 100 作成 パブリケーション 38 CMC 44 InfoView 44 し システムおよび知識の要件 10 システムの前提条件 10 失敗したパブリケーションの再試行 75 指定 イベント 65 パブリケーション拡張 66 プロファイルの解決方法 67 レポート バースト方式 68 受信者 12 インスタンスの再配布 75 動的 18 配信ルール Crystal レポート 81 Desktop Intelligence ドキュメント 93 パブリケーションのパーソナライゼーション 23 出力先 指定 57 出力先 (続き) 電子メール 61 パブリケーション 20, 58 処理サーバー 100 す スケジュール 30 イベント 65 オブジェクト 実行オプション 32 定期パターン 31 サーバー グループの指定 65 パブリケーション 62, 70 スケジュール用サーバー グループ 65 せ 成功したパブリケーション インスタンスの再配布 75 設定 Crystal レポートでのデータベース ログオン 85 Crystal レポートの印刷オプション 84 グローバル配信ルール Crystal レポート 80 Desktop Intelligence ドキュメント 92 受信者配信ルール Crystal レポート 81 Desktop Intelligence ドキュメント 93 電子メール通知 63 選択 Enterprise 受信者 47 ソース ドキュメント 46 動的受信者 48 前提条件 10 そ ソース ドキュメント 12 電子メールへのコンテンツの埋め込み 61 トラブルシューティング 100 パーソナライゼーション 50 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 111 索引 ち 知識の前提条件 10 つ 追加 Enterprise 受信者 47 ソース ドキュメント 46 動的受信者 48 て 定期パターンでのオブジェクトのスケジュール 31 データの最新表示 14, 100 データベースのフェッチ 14 Desktop Intelligence ドキュメント 90 選択 68 デザイン パブリケーション 38 テスト モード 69 電子メール 通知の設定 63 パブリケーション インスタンスのトラブルシュー ティング 102 パブリケーション コンテンツの埋め込み 61 電子メール(出力先) パブリケーションの送信先 58 と 動的コンテンツ ドキュメントのパーソナライゼーショ ン 50 統合された PDF, 書式設定 82 動的受信者 18 追加 48 動的受信者ソース 18 トラブルシューティング 101 ドキュメントの種類の公開 46 トラブルシューティング 失敗したパブリケーションの再試行 75 112 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド トラブルシューティング (続き) ソース ドキュメント 100 電子メール パブリケーション インスタンス 102 動的受信者ソース 101 パフォーマンス 103 は パーソナライゼーション 50 Crystal レポート パラメータを使用した 78 ローカル プロファイル ターゲット 79 Desktop Intelligence ドキュメント グローバル プロファイル ターゲット 88 パーソナライゼーション/レポート バースト の設定 90 ローカル プロファイル ターゲット 89 Web Intelligence ドキュメント グローバル プロファイル ターゲット 96 ローカル プロファイル ターゲット 97 パブリケーション 23 配信ルール 16 グローバル Crystal レポート 80 Desktop Intelligence ドキュメント 92 受信者 Crystal レポート 81 Desktop Intelligence ドキュメント 93 パフォーマンスの向上 103 パブリケーション 12, 14 Enterprise 受信者の追加 47 Live Office 用 40 一般プロパティ 45 基本的 44 形式 20, 21 購読と購読解除 34, 70 最終処理 68 作成 CMC 44 InfoView 44 出力先 20, 58 スケジュール 62, 70 索引 パブリケーション (続き) ソース ドキュメントの追加 46 追加のオプション 63 デザイン 38 テスト 69 動的受信者 18, 48 パーソナライゼーション 23, 50 配信ルール 16 パブリケーション拡張 29 開く 45 複数ドキュメント 46 レポート バースト 14 パブリケーション インスタンスの再配布 75 パブリケーション データのフィルタ処理 23 パブリケーション拡張 29 指定 66 パブリケーション結果の表示 71 パブリケーションの一般プロパティ 45 パブリケーションの購読解除 70 パブリケーションの最終処理 68 パブリケーションの追加のオプション 63 パブリケーションを開く 45 ふ 複数のドキュメントの公開 46 プロファイル 24 競合 27 プロファイル ターゲット 25 プロファイル値 25 競合 28 種類 26 プロファイルの解決方法の指定 67 プロファイル ターゲット 25 プロファイル値 25 競合 28 種類 26 プロンプト値の変更 Desktop Intelligence ドキュメント 94 Web Intelligence ドキュメント 98 へ 変更 プロンプト値 Desktop Intelligence ドキュメント 94 Web Intelligence ドキュメント 98 ま マージされた PDF のカスタマイズ 82 マージされた PDF の書式設定 82 ゆ 有効化 監査の通知 64 よ 用語集の公開 12 用語の公開 12 要約ページ 68 れ レポート タブの公開 56 レポート バースト 14 Desktop Intelligence ドキュメント 90 方法の指定 68 ろ ローカル プロファイル ターゲット 25 パーソナライゼーション Crystal レポート 79 Desktop Intelligence ドキュメント 89 Web Intelligence ドキュメント 97 ローカルディスク 58 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド 113 索引 ワークフロー (続き) 公開 9 わ ワークフロー 114 SAP BusinessObjects Enterprise 公開者ガイド
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