IPEJ Journal Vol.23 No. ● Introduction of Books Written by the Members 会員の著作紹介 A5 判・651 頁 ビル・工場のための 地球温暖化対策マニュアル 価格:8,000 円(税込) オーム社/雑誌局 2010 年 11 月発行 丸岡 巧美 編著 地球温暖化が地球にもたらす悪影響は,気温の上昇, げました。 異常気象,生物の生態系の異変などが生じています。ま 第二章 省 エネルギーの基本対策技術として,ビ た,海面の上昇による洪水や穀物の生産にも影響を及ぼ ル・工場,建築物及び集合住宅を取り上げ しており,早急な地球温暖化対策への取り組みが求めら ました。 第三章 再生・未利用・リサイクルエネルギーの活 れています。 我が国では,東日本大震災時の津波による東京電力福 用技術として,太陽電池,燃料電池,風 島原発の事故により,安全性への不安から原子力発電所 の見直しが迫られています。そのため,発電電力の低下 力,小水力発電などを取り上げました。 第三部 ビル・工場の省エネルギー対策技術事例集で が避けられない情勢にあります。 は,下記を取り上げました。 1.一般管理 2.受変電・配電設備 3.熱源設備 4.空調・熱変換設備 本著は,ビル・工場において地球温暖化対策を行う上 5.流体設備 6.照明設備 で必要な知識,基礎技術並びに対策事例に関して 3 部に 7.動力設備 8.給排水設備 分かれて纏めました。 9.分散形発電設備 このようなことから,ビル・工場においては一層の省 エネルギー対策が要求されています。 本書の内容はつぎの通りであります。 資料編 工 場判断基準,建築物判断基準及びエネル 第一部 地 球温暖化対策を理解する上で必要なキー ワードを,図表を交えて解説しました。 第二部 地球温暖化対策基礎技術を解説しました。 第一章 地 球環境問題の基礎知識として,エネル ギー管理標準事例を取り上げました。 本書の出版にあたりご協力いただきました ( 株 ) オー ム社雑誌局に,誌面をお借りして深く感謝します。 ( 編著者 ) ギーと人口問題及び省エネ法などを取り上 著作にあたって し,実際の作業現場で役立つように作成しました。 編著者は長年公立試験研究機関において,電気機器 球温暖化対策を推進しておられる方などの教科書並び 並びにその応用に関する試験・研究・指導を行ってき に参考資料としては必読書であり,活用されることを ました。オイルショック以後は,省エネルギー対策技 願っております。 術も長年携わってきました。 丸岡 巧美(まるおか たくみ) ビル・工場の作業現場に携わっている方,並びに地 この実務経験から世の中に役立つ著書として「地球 温暖化対策マニュアル」を取り上げました。 本著は地球温暖化対策に関しての基礎知識から対策 技術までをこの一冊の単行本として纏めました。ま た,専門知識がなくても平易に理解できるように解説 技術士(電気電子部門) 丸岡技術士事務所 所長 日本技術士会プロジェクトチーム 省エネ相談センタ-幹事 e-meil:maruokatakumi2000@yahoo.co.jp
© Copyright 2024 Paperzz