BOM 導入事例 U S I N G S AY T E C H N O L O G I E S 株式会社大塚商会 全社員7400人が使う社内ポータルを アプリケーションレベルまで監視。 Windows Server 2003 完全対応のBOMで可用性向上を実現 大塚商会では、2003年7月から、従来のグループウェアと社内ポータルを シームレスに統合した「大塚商会EasyPortal」の全社利用を開始した。 数十台のWindows 2000/2003サーバをアプリケーションレベルで運用監視するためには、 セイ・テクノロジーズ株式会社が開発した自立分散型サーバ監視ソフト「BOM」を採用。 Windows Server 2003に完全準拠した「BOM for Windows Ver4.0」によって、 最新のExchange環境で、社内ポータルの可用性向上に成功した。 ーションを起動する社内ポータルのページと、 コミュニケーションツールとして高度に活 用されているグループウェアのページとは 別になっていたのである。 もうひとつの理由は、システムのバージョン アップだ。大塚商会のグル ープウェアは、 Microsoft Exchange 5.5をベースにし た 製 品 を 使って い た が 、信 頼 性 の 高 い Microsoft Windows Server 2003が発 売 さ れ た の を 契 機 に 、M i c r o s o f t 株式会社大塚商会 トータル情報システム室 課長代理 川崎多(まさる)氏 Windows Server 2003 ベースで社内ポータルを再構築 Exchange 2000ベースで動くグループ ウェア製品へと入れ替えることにした。 「導入したいのはWindows Server 2003。 2003は、修正しやすく融通がきくうえに、 安定したサーバOSですから、首を長くして リリースを待っていました」と、株式会社大 企 業 概 要 株式会社大塚商会 わが国最大規模のソリューション・プロバイ 塚商会 トータル情報システム室 課長代理 ダーである大塚商会。同社の最大の特長は、 川 崎 多 氏 は 言 う 。ま だ M i c r o s o f t 「お客様第一主義」のもと、人間の力を重視 Exchangeが完全にはWindows Server して、 「足で営業し足でサポートする」企業 2 0 0 3 に 対 応し て い な い た め 、当 面 は 姿勢を貫いてきたことである。そして、人間 Active Directoryの部分のみ最新の の力をより高め、顧客満足度向上に貢献し Windows Server 2003で動かしつつ、 てきたのが、コミュニケーションツールだ。 Windows 2000ベースのExchange 名称 株式会社大塚商会 本社所在地 東京都千代田区飯田橋2-18-4 大塚商会では15年も前からグループウェ 2000と併用する形で新しい社内ポータル 創業 1961年7月17日 アを導入し、電子メールや掲示板、スケジュ 構築を進めている。 代表者 取締役社長 ール管理などを活用してきた。社内ポータ 資本金 103億7,400万円 大塚裕司 従業員数 6,236人 ルも、日本で出始めた頃からいち早く導入し、 Windows Server 2003 完全準拠のBOM for Windows Ver4.0を選択 売上高 2,981億9,800万円(2002年12月期) 今や全社員の業務になくてはならない存在 事業内容 国内最大規模のソリューション・プロ となっている。 バイダー。特定メーカーにとらわれない 2003年、新しい全社社内ポータル「大塚 社内ポータルを刷新するのを好機として、 商会EasyPortal」を構築することになった 運用監視ツールも見直した。従来の運用監 対応が特徴。全人材の約半数をサポ 理由は2点挙げられる。 視ツールでは、ハードウェアレベルの監視 ート関連分野に集結させるなど、 サービ ひとつは、利用者の利便性を上げるために、 はできるが、アプリケーションやサービスの ス&サポートの手厚さには定評があり、 グループウェアと社内ポータルをシームレ 視点での監視ができなかったからだ。 マルチベンダー対応、オフィス製品全 般を幅広く提供するマルチフィールド 徹底した「お客様第一主義」が中堅・ 中小企業から幅広く支持されている。 スに統合した。これまでは、各業務アプリケ 「サーバの生死や、ディスクやメモリが壊れ BOM 導入事例 U S I N G S AY T E C H N O L O G I E S 株 式 会 社 ア ル フ ァ ネ ッ ト 武 田 信 氏 たといった情報は把握できてあたりまえ。 精読する必要なく、口頭の申し送りで使いこ 7月から全社規模へと利用を拡大した。 なせるツールを求めていました」と、大塚商 BOM for Windows Ver4.0が監視してい 会の社内システムの運用管理を担当してい るのは、SMTPを搭載したインターネットゲ る株式会社アルファネットの武田信氏は言う。 ートウェイサーバ、Active Directoryサー 第4に、価格が安い。 バ、IISを搭載したフロントエンドサーバ、メ 最終段階まで残ったもうひとつの製品と比 ールボックスやパブリックフォルダの格納 べても、導入価格はBOMが3分の1程度で 機能を果たすバックエンドサーバなど、全 圧倒的に安かった。 サーバ数十台である。フロントエンドサー BOMは、定価ももちろんリーズナブルであ バはNLB、バックエンドサーバはクラスタリ るが、標準パッケージで提供している機能 ング、Active Directoryサーバはコールド が最初から豊富であるため、オプション価格 スタンバイのバックアップサーバを用意す 社内ポータルの可用性を高めるためには、 を積み上げていく必要がない。他の製品は、 るなど、冗長化には細心の配慮を行っている。 アプリケーションレベルあるいはサービス 基 本 O S 監 視 に 、E n t e r p r i s e 対 応 、 BOM for Windows Ver4.0を選択したメ レベルのよりきめ細かい監視のできるツー Advanced対応、NLB対応、クラスタ対応、 リットは、まずインストールのときに現れた。 ルが必要でした」と川崎氏は言う。 Exchangeと次々に積み上げていくため、 Windows Server 2003に対応した監視 数多くの運用管理ツールを慎重に比較検討 最終的には大変なコスト差になってしまう。 テンプレートを標準添付しているため、定義 した結果、セイ・テクノロジーズ株式会社が 「監視ツールは、ダウンタイムを減らすため 済みのポリシーを利用しながら、導入が容 開発した自立分散型サーバ監視ソフト「BOM に、すべてのサーバに導入するべきものです。 易にできた。 for Windows Ver4.0」を選んだのは、次 だからこそセイ・テクノロジーズには、今後も、 ユーザーインターフェースが優れているの の5つの特長を高く評価したためだ。 より安くより軽くBOMを進化させてもらい もBOMの特長だ。アイコンデザインはわか 第1は、アプリケーションレベル、サービス たい」と武田氏は言う。 りやすく、 「口頭での申し送りだけで、教育 レベルのきめ細かい監視ができること。 そして第5は、国産メーカーならではのサ 不要」という大塚商会の条件を十分に満た ポートの良さである。 していた。 第2に、 「BOM」は、Windowsシステムの 標 準 監 視 ツ ー ル とし て 定 評 が あり 、 「大塚商会グループの約7400人が使うシ しかも、監視レベルは深い。OSのメッセー Windows 2003への対応も早かった。し ス テ ム で す から 、たった 1 分 止 まって も ジだけでなく、アプリケーション単位でキャ かも、Microsoftの認定ロゴ「Certified 7400分の損失になります。システムの細 パシティの監視もできる。万一異常が起き Windows Server 2003」を取得したこ 部までわかっている担当者が対応してくれ た場合には、担当者へのメール送信で知ら とでもわかるとおり、Windows Server るという安心感は大きい」と川崎氏は強調 せてくれる。 2003に完全準拠し、その良さを最大限に する。 障害が起きたとき、次の動作をするプログ 引き出せる運用監視ツールである。 第3に、ユーザーインターフェースが優れて いて、使いやすい。 自社開発の 自動復旧プログラムとの連携も可能 ラムを自動実行することもできる。 従来のツールではアプリケーションレベル の監視ができなかったため、大塚商会では、 「情報システム部門には、社内ポータル監 「 大塚商会EasyPortal 」は、Windows さまざまなプログラムを自社開発して対応し 視の専任者はいません。したがって、運用管 Server 2003のリリースを待って稼働を ていた。これらのプログラムで、Windows 理者に教育をしたり、いちいちマニュアルを スタートさせ、大塚商会の年度変わりとなる Server 2003環境でも継承したいものは、 BOMから呼び出せるように連携予定である。 大塚商会 インターネット ゲートウェイサーバ (SMTPサーバ) 社内ポータルのシステム概念図 フロントエンド バックエンド Active Directory サーバ サーバ サーバ (IISサーバ) (Exchangeサーバ) (ドメインコントローラ) 「たとえば、IISがダウンしたときには再起動 をかける、一定数のセッションを一定時間保 持したまま状況が変化しない場合は、自動 的に再起動をかけるなど、長年の運用管理 を通じて得た経験値を盛り込んだプログラ ムがいくつもあります。今後は、BOMにこ れらスクリプトとの連携を作り込み、 『通報 NLB クラスタリング ツール』から『復旧ツール』へと進化させて 合計数十台 すべて BOMエージェントを インストール いければと考えています」と川崎氏は語る。 BOM for Windows Ver4.0は、いち早く BOM監視コンソール 集中監視 Windows Server 2003を導入した大塚 商会の社内ポータルを支え、可用性向上を 実現したのである。 ※Microsoft、 Windows、 Windows NT、BackOffice は米国 Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標です。 ※その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。※記載されている内容は予告なく変更する場合がございます。予めご了承ください。 製造・開発元 〒102-0074 東京都千代田区九段南3-9-12 九段ニッカナビル2F TEL.03-3512-5556 FAX.03-3512-5558 ご質問・ご相談は、E-mail:sales@say-tech.co.jp
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