セイカビーム [SEIKABEAM] 紫外線・電子線硬化型コート材

83 紫外線・電子線硬化型コート材
セイカビーム [SEIKABEAM]
顔料
セイカビームは、高性能・高生産性を特徴とする放射線硬化技術を利用し、基材の表面改質や保護を目的に開発された
紫外線・電子線硬化型コーティング材・インキで、様々な基材への応用が可能です。
紫外線・電子線の照射により常温で瞬時に硬化し、その塗膜により耐擦傷性・耐汚染性・耐薬品性などのすぐれた物性
が得られると同時に、電気特性・光学特性などの機能も付与することもできます。
カラー
ベース
用途
各種プラスチック(成形品・板・フィルム)、金属・金属蒸着・メッキ、紙などの表面改質
プラス
チック
材料
特徴
1. 基材への塗工が容易にでき、紫外線・電子線を照射するだけで瞬時に硬化し、高速加工が可能です。
2.3 次元架橋による硬化皮膜より、基材の持つ弱点を改質します。
プラス
チック
用
着色剤
プラス
チック
用
機能剤
繊維・
紙用
着色剤
印刷
インキ
ウレ
タン
樹脂
接着剤
3. 常温硬化反応のため、熱に弱いプラスチック・紙などにも機能の高い皮膜が形成できます。
4. 電子線硬化型では、着色エナメル硬化・厚膜硬化・不透明基材接着・超高速硬化などの対応も可能です。
5. 塗工方法は、スプレー、ディッピング、ロール、グラビア、スピンナー、カーテンフロー、シルクスクリーンなどに対応できます。
各シリーズの塗工方法と応用用途
シリーズ名
塗工方法
応用用途
PHC / MPL シリーズ
スプレー法
プラスチックおよび金属製品(携帯電話、化粧品容器、家電製品、OA 機器等)
DP シリーズ
ディッピング法
光学製品(レンズ、メーターパネル、風防、ガラス代替樹脂等)
P シリーズ
グラビア印刷
塩ビ製品(床材、軟質および半硬質塩ビフィルム部材、硬質塩ビ部材等)
EXF シリーズ
グラビア印刷
PET フィルム製品(遮光および飛散防止、タッチパネル、FPD 等)
VDAL シリーズ
スピンナー法
光ディスク製品(CD およびメモリーディスクの反射膜の保護)
SCR シリーズ
シルクスクリーン法
光ディスク製品(レーベル印刷)
K シリーズ
グラビア印刷
紙製品(パッケージ、雑誌および書籍、ラベルおよびシール等)
EB シリーズ
各種塗工方法に対応
各種基材、用途に対応が可能
セイカビームの応用用途例
塗料・
コート
材
合成木材の表面処理
キト
サン
色彩
管理
技術
光ディスク反射膜の保護
化粧品ケースの表面塗装
お問い合わせ先/
コート材事業部
〈e-mail〉sc6@daicolor.co.jp
東日本支社 TEL:03(3662)4179 FAX:03(3669)3960
西日本支社 TEL:06(6455)9060 FAX:06(6455)9539
84
意匠性・機能性コート材
ダイプラコート [DAIPLACOAT]
ダイプラコートは、プラスチックをはじめ、金属・紙などの幅広い用途に応じて、弊社独自の技術による意匠性・触感性、
顔料
機能性を付与することのできるコーティング材です。
目的別に、
「意匠性コート材」、
「機能性コート材」があります。
また、熱膨張性マイクロスフェアや樹脂ビーズなど機能性添加剤も取り揃えています。
カラー
ベース
用途
各種プラスチック(成型品、シート)、金属、紙等の意匠付与及び表面改質。
特徴
プラス
チック
材料
1. スプレー、ロールコートなど様々な塗工方法に対応できます。
2. 触感をはじめとする意匠性の付与に対応できます。
3. 機能性付与では導電性、潤滑性に長年の技術蓄積があります。
プラス
チック
用
着色剤
4. 低 VOC 対応での水性の製品も取り揃えています。
意匠・触感用の代表的製品
ダイプラコート・シリーズ名
塗工方法
特 徴
プラス
チック
用
機能剤
スェード、SP、SFX
スプレー
耐久性にすぐれたスェード触感コーティング材です。
ソフト SO
スプレー
2 液タイプでゴム触感を付与します。
SCW
ロールコート
ウレタンビーズのソフト触感を持つ紙、プラスチック用水性スェードです。
WUS、WA
スプレー
プラスチック成形物用で意匠付与のすぐれた耐久性を持つ水性コーティング材です。
繊維・
紙用
着色剤
特 徴
印刷
インキ
機能性付与の代表的製品
ダイプラコート・シリーズ名
塗工方法
E
各種
主にカーボンを配合・分散して、帯電防止や導電性を付与します。
R
各種
主に PTFE を配合・分散して、潤滑性付を付与します。
WF
ロールコート
低 VOC の汚染防止用水性保護コーティング材です。
ウレ
タン
樹脂
塗料添加用ウレタンビーズ
シリーズ名
RHU
特 徴
平均粒径 6 〜 9 μmと 12 〜 17 μmの透明 2 タイプで柔らかいスェード感が付与できます。
接着剤
ダイプラコートの塗工例
塗料・
コート
材
キト
サン
色彩
管理
技術
お問い合わせ先/
コート材事業部
〈e-mail〉sc6@daicolor.co.jp
東日本支社 TEL:03(3662)4179 FAX:03(3669)3960
西日本支社 TEL:06(6455)9060 FAX:06(6455)9539
85 透湿・撥水性コンクリート用塗料
ダイステンダー [DAISTAINDER]
顔料
ダイステンダーは、打ち放しコンクリート建築等のもつ素材感を十二分に活かしながら、素材を保護するために開発さ
れた透湿・撥水性クリアー塗料です。
■ホルムアルデヒド放散等級区分 : F☆☆☆☆
【ダイステンダー 2000】 水性アクリルシリコン樹脂系、汎用タイプ
カラー
ベース
【ダイステンダー 3000】 水性フッ素樹脂系、超耐候性タイプ
【ダイステンダー 3000R】水性フッ素樹脂トップコート仕上げ
特徴
プラス
チック
材料
カラーシステム
1.す穴、セパ穴の濡れ色防止
浸透性の助剤 100R を添加して塗布することにより、密着性を
保持したまま雨天時の濡れ色を防止します。
※水濡れ試験
プラス
チック
用
着色剤
プラス
チック
用
機能剤
[100R 未添加 ] [100R 添加 ]
繊維・
紙用
着色剤
印刷
インキ
2. 長期間持続する撥水性
塗膜自体が撥水性の効果を持つので、塗膜がある限り撥水性が
持続します。
カラーシステムの特長
・クリアー塗料 1 缶に対して専用の調色用カラー 1 袋を添加するだ
3. 抜群の耐久性
耐候性のすぐれた樹脂と、変褪色のない顔料を使用しています。
けで、各色対応が可能です。
・既存着色配合塗料とは異なり、必要な分だけカラーを添加する
4. すぐれた透湿性
ウレ
タン
樹脂
*ダイステンダーはクリアー塗料のため、下地の色によって塗料が同色でも
見え方が変わります。
*ダイステンダーは濃中淡と 3 段階の色彩を用意し、下地の色に対応した色
選定(MAP 方式)が可能となっています。
クリアー塗料としてはすぐれた透湿性がありますので、塗膜のフ
だけでよいので、塗料の余剰がほとんど発生しません。省資源、
省スペース化及びコストの削減が可能となります。
クレを防ぐことができます。
耐候性比較(SUV テスター)
・景観法に準ずる各種色彩ガイドラインに配慮した色彩ラインアッ
プにより、美しい街並みの創造に寄与します。
接着剤
・攪拌機等の最低限の設備で、オリジナルブランドによる塗料販売
が可能となります。
施工例
塗料・
コート
材
キト
サン
※サンシャインウェザオメーターの約 10 倍の紫外線強度照射試験
色彩
管理
技術
お問い合わせ先/
株式会社タウンアート 本社
TEL:092(471)4770 FAX:092(471)4780
東京営業所 TEL:048(992)8330 FAX:048(992)8331
道路・床用常乾型水性無機質系塗料
ダイスコート 800P [DAISCOAT 800P]
86
ダイスコート 800P は、コンクリート、アスファルト床面用カラー舗装材として、国内ではじめて開発に成功した変性高
顔料
分子シリカ系の水性無機質系塗料です。
すぐれた耐久性、耐摩耗性、防滑性をもち、透湿性が高いためアスコン塗装時にもフクレの問題を起こしません。
水性一液タイプですので、扱いやすく設計されています。
特徴
カラーシステム
1.30 年以上の実績で耐候性、耐摩耗性が実証されています。
カラー
ベース
色彩の総合メーカーならではの当社の正確な配合技術を応用し、
ベース塗料 7 色から数多くの色を生み出すようシステム化していま
2. 通気性、透湿性、耐久性等、すぐれた塗膜機能があります。
す。
3. ノンスリップ性が高く、雨天時でも効果を発揮します。
プラス
チック
材料
プラス
チック
用
着色剤
用途
・河川敷や遊水地等、透湿性が特に要求される箇所
・プールサイド等ノンスリップ性が要求される箇所
・歩道や広場等の景観に調和したカラー舗装
プラス
チック
用
機能剤
繊維・
紙用
着色剤
印刷
インキ
ウレ
タン
樹脂
接着剤
カラーシステムの特長
・ベース塗料を在庫しておけば、数多くの色に対応することができ
ます。
工法
[A −1]
アスコン向け防塵仕様、3 回塗り
[A− 3] アスコン向け超耐久仕様、4 回塗り
特殊骨材を使用し、ローラースケート等に最適
[C − 5]
コンクリート向け耐摩耗仕様、3 回塗り
強固なコンクリート密着性能
お問い合わせ先/
塗料・
コート
材
・攪拌機等の最低限の設備で、オリジナルブランドによる塗料販売
が可能となります。
・余剰な特注色を製造する必要がなく、省資源、省在庫による省ス
ペース化及びコストの削減が可能となります。
株式会社タウンアート 本社
TEL:092(471)4770 FAX:092(471)4780
東京営業所 TEL:048(992)8330 FAX:048(992)8331
キト
サン
色彩
管理
技術
87 道路・床用常乾型水性アクリル塗料
ローンコート [LAWNCOAT]・サンディーフェース [SANDY FACE]
顔料
カラー
ベース
プラス
チック
材料
ローンコート
自然石調・サンディーフェース多彩
無機・有機の超耐候性顔料を主体に、アクリル樹脂
従来の塗膜とは全く異質の自然石調仕上げのカラー
の特性をプラスし、配合物質を一つ一つ厳選して設計
舗装材で、自然に調和した快適な環境デザインを可
したスーペリア・アクリルエマルジョン塗料です。 能にします。
アクリル塗料の常識を超えた美粧性、機 能性および
耐久性を兼ね備えた塗料です。
■ホルムアルデヒド放散等級区分 : F☆☆☆☆
ローンコートの特徴
サンディーフェースの特徴
1.30 年以上の実績で耐候性、耐摩耗性等が実証されています。
1. 仕上がりに高級感が得られ、施工費は安価です。
2.通気性、透湿性、衝撃吸収性等、すぐれた塗膜性能を有してい
2. 歩道などの曲面や縁石等の立ち上がり面もきれいに仕上がりま
ます。
プラス
チック
用
着色剤
す。
3.ハードタイプが 3 種類とソフトタイプの 4 種類の仕様がありま
す。
3. シームレス塗装が可能なため、歩行性も良好です。
4. 細かい粗面の仕上がりなので雨天でも滑りにくい塗膜です。
5. 硬質のセラミック着色骨材を使用しているので、耐摩耗性は抜
群です。
6. 塗料タイプなので傷の補修を簡単に行うことができます。
プラス
チック
用
機能剤
繊維・
紙用
着色剤
7. 耐候性にすぐれています。
ローンコートの用途
サンディーフェースの用途 ・コンクリートおよびアスコン床面のカラー舗装
・公園の遊歩道、通学路、商店街歩道、プールサイド、
・テニスコート等の全天候型カラー舗装
ジョギングコース、フェリーターミナル等
・歩道や広場等の景観に調和したカラー舗装
・コンクリートブロック、セメント成型物への塗装
印刷
インキ
ウレ
タン
樹脂
サンディーフェース
拡大図
接着剤
塗料・
コート
材
ローンコートの種類
サンディーフェースの塗膜性能
[ ローンコート H]
項目
・全天候型ハードタイプ仕様用
キト
サン
[ ローンコート S]
・全天候型ソフトタイプ仕様用
110 mg
耐酸性
JIS K5600
(2%硫酸48Hr 浸漬)
異常なし
耐アルカリ性
JIS K5600
(飽和消石灰水1ヶ月浸漬)
異常なし
温冷繰返し
JIS A6909 10 サイクル
異常なし
促進耐候性
サンシャインウェザオメーター
2000Hr
異常なし
・衝撃吸収性大、反撥弾性小のため疲れにくい舗装材
色彩
管理
技術
結果
耐摩耗性
・強靭な塗膜
・超耐久性
試験方法
JIS K5665
(CS -17、9.8 N 1000 回転)
UV テスター 200Hr
お問い合わせ先/
株式会社タウンアート 本社
TEL:092(471)4770 FAX:092(471)4780
東京営業所 TEL:048(992)8330 FAX:048(992)8331
88
シリコーン・フッ素共重合樹脂
ダイアロマー SP、FF [DAIALLOMER SP, FF]
各種ポリマーとシリコーン・フッ素を共重合したものです。
顔料
汎用溶剤で構成された溶液を、塗布・乾燥・硬化することで、シリコーン・フッ素の表面性質を強調した塗膜を得るこ
とが可能になります。
さらに、ベースポリマーに由来する機械的強度の向上が期待でき、共重合のためブリードの心配も少なくなります。
カラー
ベース
用途
・機能性フィルム用コーティング剤
プラス
チック
材料
・汚染防止付与コーティング剤
・感熱記録用コーティング剤
プラス
チック
用
着色剤
・表面特性付与コーティング剤
・剥離剤 ・撥水剤
プラス
チック
用
機能剤
特徴
・非粘着性 ・低摩擦係数 ・耐薬品性 ・防汚染性
・電気絶縁性 ・撥水性 ・耐熱・耐寒性 ・撥油性
繊維・
紙用
着色剤
印刷
インキ
構造
ウレ
タン
樹脂
ダイアロマーは下記のような 3 種類の構造を持っています。
ブロック型
グラフト型
ブロック・グラフト型
接着剤
:ベースポリマー成分
塗料・
コート
材
:シリコーンまたはフッ素成分
キト
サン
製品
ダイアロマー SP はシリコーン共重合体、ダイアロマー FF はフッ素共重合体です。
ダイアロマーは、シリコーン・フッ素の含有量および共重合させる樹脂を自由に選択することができます。
目的・用途に応じた樹脂設計が可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ先/
ファインポリマー事業部
〈e-mail〉fp@daicolor.co.jp
東日本支社 TEL:03(3661)5645 FAX:03(3669)8062
西日本支社 TEL:06(6455)9045 FAX:06(6455)9441
色彩
管理
技術
89 インクジェット受像用コーティング剤
ダイアロマー IJ [DAIALLOMER IJ]
顔料
インクジェット受像用に開発されたコーティング剤です。特殊共重合樹脂でインク吸収性にすぐれた親水性があるとと
もに、印字画像や皮膜は高い耐水性を示します。
また、PET、紙、合成擬革および不織布など各種基材に対する接着性が良好で、プライマー等の前処理の必要がなく
直接基材にコーティングすることができます。
カラー
ベース
プラス
チック
材料
プラス
チック
用
着色剤
プラス
チック
用
機能剤
繊維・
紙用
着色剤
印刷
インキ
用途
・インクジェット受像用コーティング剤 ・昇華転写受像用コーティング剤
・防曇付与コーティング剤
・合成擬革用コーティング剤
・帯電防止コーティング剤
・親水性付与コーティング剤
特徴
1. 透明性
: 塗布乾燥するだけで透過率やヘイズの損失がない無色透明な皮膜が得られます。
2. 柔軟性
: 塗布による基材のカーリングや布等に処理しても風合いを損ないません。
3. 解像度
: インク滴の真円性が高く、滲みが少量です。
4. 発色性
: ウレタン結合および染料定着基の作用によりインクの定着と高い発色性を有します。
5. 画像の耐水性
: シリコーンの環境応答性によりインクのような少量の水滴は吸収しますが、大量の水に対しては耐水性を発揮します。
和紙を基材に印刷した時の滲み
<膨潤型と空隙型メディアのインク吸収機構> インク
受像層
受像層
基材
基材
ウレ
タン
樹脂
和紙(コーティングなし)
ダイアロマー IJ を塗布した和紙
接着剤
塗料・
コート
材
膨潤型メディア
空隙型メディア
膨潤型メディア:インク受像層の親水性バインダーがインク溶媒に膨潤してインクを保持する。
空隙型メディア:インク受像層が多孔質であり、インクはこの多孔質層を通して吸収される。
キト
サン
色彩
管理
技術
ダイアロマー IJ 代表銘柄
グロスタイプ
マットタイプ
製品名
不揮発分
粘度(dPa・s)
溶剤系
備考
IJ− 2101
25%
50 〜 150
IPA/TOL
標準品、膨潤型
IJ− 2105
8%
30 〜 100
IPA/TOL/ 水
耐ブロッキング性改良、膨潤型
IJ− 2210
15%
200 〜 700
IPA/TOL/ 水
耐ブロッキング性改良、膨潤型
IJ− 104
25%
20 〜 100
IPA/TOL
マット調、空隙型
お問い合わせ先/
ファインポリマー事業部
〈e-mail〉fp@daicolor.co.jp
東日本支社 TEL:03(3661)5645 FAX:03(3669)8062
西日本支社 TEL:06(6455)9045 FAX:06(6455)9441
90
帯電防止コーティング剤
ダイアロマー AS [DAIALLOMER AS]
透明かつ湿度依存性の少ない帯電防止機能を付与した特殊共重合樹脂を主成分としたコーティング剤です。
顔料
特殊機能性共重合体にイオン導電機構を複合化した設計で、さまざまな応用展開が可能です。
また、各種 PET フィルム、シート、紙、トレイ及び合成擬革など各種基材に対する接着性が良好で、プライマー等の
前処理の必要がなく、直接基材にコーティングすることができます。
カラー
ベース
用途
・帯電防止コーティング剤
・剥離フィルム
・電子部材、電子機器
・LCD 用保護フィルム
・フィルム、成型品、プラスチック
・ディスプレイ部材
・IC キャリアテープ
・汚染防止コーティング剤
・各種包装材料
プラス
チック
材料
特徴
1. 透明性
プラス
チック
用
着色剤
:塗布乾燥するだけで透過率やヘイズの損失がない透明な帯電防止皮膜が得られます。
2. 帯電防止性 :帯電防止性能は、湿度変化や経時変化に対して良好です。
3. 密着性
:種々の基材に対しての密着性にすぐれています。
4. 表面特性
:筆記性、耐溶剤性、磨耗性、滑り性、剥離性等の調整が可能です。
5. 塗工適性
:2 液仕様(速硬化システム)であり、薄膜でも帯電防止機能が発現できます。
6. 応用展開
:機能性塗料、インキ、コーティング剤への展開に有効です。
プラス
チック
用
機能剤
繊維・
紙用
着色剤
導電機構の体系
印刷
インキ
ウレ
タン
樹脂
接着剤
タイプ
導電機構
備考
AS シリーズ
イオン伝導
イオン導電剤を複合化したポリマー
湿度依存性が少なく安定した表面抵抗値
界面活性剤
イオン伝導
ブリードして導電層を形成(水の介在が必要)
導電ポリマー
電子伝導
導電フィラー
電子伝導
塗料・
コート
材
導電性のネットワークで静電気を除去させる
キト
サン
代表銘柄
製品名
表面抵抗率(Ω/□)
不揮発分(%)
粘度(mPa・s)
溶剤系
ダイアロマー AS-3101SP
4.0E+09
20
1〜 200
MEK/ アノン
標準品
ダイアロマー AS-3102SP
8.0E+08
20
1〜 200
MEK/ アノン
干渉模様が少ない
クロスネート XC-R
−
100
−
備考
架橋剤
測定条件:塗布量 0.5 μm・Dry、温度 23℃、相対湿度 60%
お問い合わせ先/
ファインポリマー事業部
〈e-mail〉fp@daicolor.co.jp
東日本支社 TEL:03(3661)5645 FAX:03(3669)8062
西日本支社 TEL:06(6455)9045 FAX:06(6455)9441
色彩
管理
技術
92
92
建材用機能性コーティング剤
PTC - NT
グラビアコーティングタイプの建材用トップコート剤です。
顔料
各種基材 ( 紙用・フィルム用)や要求物性に応じた製品を取り揃えています。
耐傷性にすぐれた「PTC- NT パワーグロス・パワーマットシリーズ」、木質感を付与した「PTC-NT RUB シリーズ」
をご
紹介します。
カラー
ベース
用途
・建材用薄紙シート(一般紙、強化紙、含浸紙等)の表面保護、意匠性付与
プラス
チック
材料
・建材用フィルム(オレフィン、PET、塩ビ等)の表面保護、意匠性付与
耐傷性トップコート剤の特徴
高意匠性トップコート剤の特徴
・ PTC-NT パワーグロス・パワーマットは耐傷性良好な薄紙用・
フィルム用トップコート剤です。
・PTC-NT RUB シリーズは滑らかな木質感を付与することが可
能な薄紙用・フィルム用トップコート剤です。
・ スチールウールや木屑で擦っても傷がつきません。
耐傷性トップコート剤代表銘柄
用途
高意匠性トップコート剤代表銘柄
フィルム用
(オレフィン、PET、塩ビ)
薄紙用
PTC-NT
パワーグロス(K -1)
用途
PTC - NT
F パワーグロス
品名
フィルム用
(オレフィン、PET、塩ビ等)
薄紙用
PTC - NT
RUB203 グロス
PTC - NT
RUB273 グロス(V- AB)
PTC - NT
RUB203 マット
PTC - NT
RUB273 マット( V - AB)
品名
PTC-NT
パワーマット( HC -1)
PTC - NT
F パワーマット
樹脂系
アクリルポリオール系
樹脂系
アクリルポリオール系
溶剤系
エステル、ケトン系
溶剤系
エステル、ケトン系
特徴
耐傷性、耐溶剤性、
耐熱性
薄紙用
繊維・
紙用
着色剤
印刷
インキ
高意匠性トップコート剤の配合例
フィルム用
PTC-NT
F パワーグロス
合計量:100 部
プラス
チック
用
機能剤
耐傷性、耐光性、
耐加工適性
耐傷性トップコート剤の配合例
PTC -NT
パワーグロス ( K -1)
PTC - NT
パワーマット ( HC -1)
プラス
チック
用
着色剤
PTC-NT
F パワーマット
PTC HT スリップ剤 (K)
5部
合計量:100 部
PTC LT 硬化剤 (K) 20 部
PTC LT 硬化剤 (K) 10 部
薄紙用
ウレ
タン
樹脂
フィルム用
PTC - NT
RUB203 グロス
PTC - NT
RUB203 マット
PTC - NT
RUB273 グロス(V-AB)
合計量:100 部
PTC HT スリップ剤 (K)
5部
PTC LT 硬化剤 (K)
接着剤
PTC - NT
RUB273 マット(V-AB)
合計量:100 部
PTC LT 硬化剤 (K)
20 部
10 部
希釈溶剤
希釈溶剤
(酢エチ / 酢ブチ= 2/1) 適量(酢エチ / 酢ブチ= 2/1) 適量
希釈溶剤
希釈溶剤
(酢エチ / 酢ブチ= 2 /1) 適量 (酢エチ / 酢ブチ= 2/1) 適量
印刷粘度 # 3 ザーンカップで 20 秒程度に調整
印刷粘度 # 3 ザーンカップで 20 秒程度に調整
塗料・
コート
材
キト
サン
注意事項
・2液硬化型ですので使用時は充分攪拌し、当日使用量のみを配合し、速やかに使用してください。
・版、ドクター、バット等は念入りに洗浄してください。
・印刷後はエージングが必要になりますので、エージング条件を別途ご確認ください。
お問い合わせ先/
グラビアインキ事業部 東日本支社 TEL:03(3662)0688 FAX:03(3664)4077
〈e-mail〉gravure@daicolor.co.jp 西日本支社 TEL:06(6455)9085 FAX:06(6455)9484
中部支社 TEL:0568(89)0911 FAX:0568(89)0914
色彩
管理
技術
93 表面処理型帯電防止剤
エレクノン [ELECNON]
顔料
各種プラスチック用の表面処理型帯電防止剤です。界面活性剤が親水性膜層を形成することにより、静電気の漏洩を促
し帯電を防止します。
スプレー、塗布、浸漬、ローラー、グラビアコート等の方法で充分な帯電防止効果を発揮します。
カラー
ベース
プラス
チック
材料
用途
特徴
1. プラスチック製品、発泡材料、産業資材一般
1. 低湿度での帯電防止効果にすぐれています。
2. フィルム、包装材料、不織布、合成皮革、紙、合成繊維
2. 透明樹脂への仕上がりがすぐれています。
3. 静電塗装、インキの帯電防止
3. 高濃度品を調整することで経済的効率を高められます。
4. 水溶性タイプ、溶剤タイプを取り揃えています。
プラス
チック
用
着色剤
エレクノンの種類と適用使用例
品 名
プラス
チック
用
機能剤
繊維・
紙用
着色剤
タイプ
使用対象可能樹脂および基材
希釈溶媒
オレフィン系樹脂
スチレン系樹脂
PET、PC、
ナイロン
特長
水
△
○
○
防曇性、耐熱性
水
△
○
○
防曇性
アルコール系溶剤
○
○
○
密着性、防曇性
5802A
アルコール系溶剤
○
○
○
速乾性
OR − 300
アルコール系溶剤
○
○
△
速乾性
−
○
○
○
速乾性、密着性
エレクノン
FCA
水溶性タイプ
溶剤タイプ
CW
OR − 1000
印刷
インキ
エレクノンの帯電防止効果
ウレ
タン
樹脂
接着剤
試料名
希釈倍率
処理方法
表面抵抗値
( Ω /cm2)
エレクノン FCA
50 倍
浸漬
8.0 × 108
エレクノン CW
50 倍
浸漬
4.0 × 108
エレクノン 5802 A
50 倍
浸漬
7.5 × 108
エレクノン OR − 300
50 倍
浸漬
3.0 × 108
エレクノンOR−1000
原液
浸漬
2.5 × 108
> 1013
未処理
測定条件:20℃× 60% R.H.
塗料・
コート
材
エレクノン CW
エレクノン FCA
キト
サン
使用方法
色彩
管理
技術
1. エレクノンを希釈溶媒にて 50 〜100 倍に希釈してご使用ください。
2. エレクノン OR -1000 は原液のままご使用ください。
3. エレクノンは、スプレー・浸漬・ロールコート等の方法で対象樹脂に塗布してください。
※ここに記載された事項は細心の注意を払って行った実験結果に基づくものですが、実際の現場結果を確実に保証するものではありません。
お問い合わせ先/
九州大日精化工業株式会社 営業部 化成品課 TEL:092(411)1425 FAX:092(473)1573
http://www.daicolor.co.jp/users/kyusyu/index.htm
94
94
オフセット輪転機用表面処理型帯電防止剤
WEB エレクノン [WEB ELECNON]
オフセット輪転機用の表面塗布型帯電防止剤です。印刷紙表面に発生した静電気を、界面活性剤が親水性膜層を形成
顔料
することにより静電気の漏洩を促し、帯電を防止します。
WEBエレクノンの特徴
使用方法
1. すぐれた帯電防止性能があります。
1. 原液を水で 5 〜10%に希釈してご使用ください。
2. 高濃度品を調整することで経済的効率を高めることができます。
希釈した WEBエレクノンは通常のインラインコーターでご使用
3. すぐれた滑性があり、紙詰まりやくっつきを防止し、紙揃えの向
ください。
上、印刷のスピードアップが期待できます。
4. 用紙に柔軟性を与える特殊成分を含んでおり、しっとりとした風
カラー
ベース
2. 紙質やドライヤーの温度等の条件により希釈濃度を調節してく
合いの付与が期待できます。
ださい。
5. 高い消泡性があります。
プラス
チック
材料
代表銘柄
製品名
管理方法
特徴
WEB エレクノン EA
汎用(非シリコン系)
1. 通気の良い場所で、容器を密閉し保管してください。
WEB エレクノン 除電強化剤 WE
高帯電防止(非シリコン系)
2. アルカリ性物質と一緒に保管しないでください。
WEB エレクノン OU
高帯電防止、滑性(非シリコン系)
WEB エレクノン JU
高帯電防止、高滑性(シリコン系)
滑性評価および帯電防止効果
プラス
チック
用
着色剤
プラス
チック
用
機能剤
試験方法 各種原液を、水で10%に希釈し、微塗コート紙に 0.3 〜 1.1g /m 2 の割合で塗布。
乾燥後 23℃ 50% R.H.の恒温恒湿内で滑性および帯電防止効果の評価を行いました。
コート紙に何も塗布しないものを BLANK としています。
繊維・
紙用
着色剤
帯電防止剤 10%希釈 滑り性比較
5
4.5
印刷
インキ
4
Load:N
3.5
BLANK
3
2.5
WEB エレクノン EA
2
WEB エレクノン JU
1.5
1
ウレ
タン
樹脂
0.5
0
5
10
15
Stroke : mm
動摩擦係数
静摩擦係数
Blank
(無塗布)
0.295
0.329
WEB エレクノン EA
0.232
0.287
WEB エレクノン JU
0.191
0.222
20
25
30
【静摩擦係数】
紙の最初の動きを阻止しようとする摩擦力と
紙に垂直に加わる力の比
【動摩擦係数】 動いている紙の動きを阻止しようとする摩擦力と
垂直に加わる力の比
WEB エレクノン 帯電防止性能
8.0 × 1010
WEB エレクノン EA
8.6 × 109
WEB エレクノン 除電強化剤 WE
5.7 × 109
WEB エレクノン JU
6.2 × 109
WEB エレクノン OU
3.1 × 10
9
【表面抵抗値 使用測定器】 三菱化学 Hiresta − UP MCP − HT450
測定条件:23℃ 50% R.H.
※ここに記載された事項は細心の注意を払って行った実験結果に基づくものですが、実際の現場結果を確実に保証するものではありません。
お問い合わせ先/
塗料・
コート
材
キト
サン
表面抵抗値(Ω /cm2)
Blank(無塗布)
接着剤
九州大日精化工業株式会社 営業部 化成品課 TEL:092(411)1425 FAX:092(473)1573
http://www.daicolor.co.jp/users/kyusyu/index.htm
色彩
管理
技術
95 太陽熱高反射コート剤
クールライフ SP [COOL LIFE SP]
近年、都市圏においてヒートアイランド現象を緩和させる施策が急がれています。
顔料
その対策の一つとして、建築物や道路、素材への蓄熱を減らす遮熱コート剤に期待が集まっています。蓄熱を抑えるこ
とで、省エネ、省資源化対策に有効であり、注目されています。
クールライフ SP は、太陽光に含まれる熱線といわれる赤外線を高レベルで反射する太陽熱高反射コート剤です。屋根
や壁面への赤外線を効率的に反射して室内の温度上昇を抑制し、夏場の消費電力削減とそれに伴うCO2 削減にも貢献
カラー
ベース
します。
特徴
プラス
チック
材料
1. 遮熱用特殊顔料の採用によるすぐれた遮熱効果があります。
2. 反応硬化型アクリルシリコン樹脂の使用により高耐候性、耐汚
染性を実現します。
3. 水性タイプの低 VOC コート剤です。
プラス
チック
用
着色剤
4. 刷毛、ローラー、スプレーなどで塗工できます。
工場・住宅などの鋼板屋根、スレート屋根および外壁
ホワイト
代表銘柄
プラス
チック
用
機能剤
繊維・
紙用
着色剤
ベース顔料
用途
部材
鋼板屋根
下塗
スレート屋根
上塗
製品名
プライマーAR
プライマー
SL
標準塗布量
kg/m2/ 回
0.10 〜 0.20
0.20 〜 0.40
0.15
標準塗布
回数
1回
1回
2回
クールライフ SP
ホワイト
調色カラー 800g 缶 遮熱顔料
イエロー 9151
ブラウン 9211
ブラウン 9270
グリーン 9310
ブルー 9454
ブラック 9510
ブラック 9581
ブラック 9596
施工例
印刷
インキ
プレハブ倉庫鋼板屋根への施工データ(2010年10月測定)
屋根表面温度(℃)
55
ウレ
タン
樹脂
クールライフ SP
他社遮熱白
46
未塗装
施工実績
外気温
37
接着剤
施工前
28
施工後
19
23:00
22:00
測定時刻
室内温度(℃)
40
クールライフ SP
他社遮熱白
34
キト
サン
21:00
20:00
19:00
18:00
17:00
16:00
15:00
14:00
13:00
12:00
11:00
10:00
9:00
8:00
7:00
6:00
5:00
4:00
3:00
2:00
1:00
10
0:00
塗料・
コート
材
未塗装
外気温
28
22
色彩
管理
技術
16
23:00
22:00
21:00
20:00
19:00
18:00
17:00
16:00
15:00
14:00
13:00
12:00
お問い合わせ先/
11:00
9:00
10:00
8:00
7:00
6:00
5:00
4:00
3:00
2:00
1:00
0:00
10
測定時刻
グラビアインキ事業部 東日本支社 TEL:03(3662)0688 FAX:03(3664)4077
〈e-mail〉gravure@daicolor.co.jp 西日本支社 TEL:06(6455)9085 FAX:06(6455)9484
中部支社 TEL:0568(89)0911 FAX:0568(89)0914
96
窓ガラス用紫外線赤外線吸収水性コート剤
アクアクール W - 2 [AQUACOOL W- 2]
2009 年 4 月より省エネ改正法が施工され、工場、住宅等の省エネ対策が義務付けられることになりました。建物の中
顔料
で熱の出入りが最も高い窓ガラスの省エネ対策は進んでいないのが現状です。
アクアクール W-2 は水性ガラス遮熱コート剤で、太陽光の紫外線、近赤外線を吸収することにより室内の温度上昇を
抑制し、夏場の消費電力を削減することができます。さらに水性のため溶剤臭も少なく、室内塗装ができます。
カラー
ベース
特徴
窓ガラスに塗工することにより、紫外線・赤外線を吸収しカットする性能があり、西日対策、紫外線対策に有効です。
熱線遮蔽により建物の熱の出入りを抑え、空調効率を上げることで省エネが期待できます。
性状および使用方法
アクアクール硬化剤
(E)
アクアクールW- 2
赤外線吸収材/ウレタン系
アジリジン系
固形分
26 〜 28%
9 〜 11%
溶剤含有量
4 〜 6%
89 〜 91%
配合比率
100 部
10 部
屋外側
赤
外
紫
可
外
視
線
屋内側
熱線
吸収
線
ガラス
内容
希釈
プラス
チック
材料
太陽熱カットのメカニズム
光
線
アクアクール
W-2
日射透過率(62%)
透過赤外線
UV
カット
原液をご使用ください。
乾燥が速すぎるなどやむを得ない場合は水希釈してください。
可視光透過率
(80%)
※本数値は理論値であり、物性を保証するものではありません。
塗工方法
諸耐性試験方法
1. アクアクールW- 2を100部に対しアクアクール 硬化剤 25部を
混合し撹拌してください。
プラス
チック
用
機能剤
繊維・
紙用
着色剤
左記方法で作製した塗布物で耐性試験を行う。
1. 密着性〜塗膜をセロテープ剥離試験で評価する。
2. 塗布量は 20g/㎡ wet 以上になるように塗装してください。
2. 表面硬度〜鉛筆硬度試験を行い、表面硬さを試験する。
3. 塗装はガラス温度が 25 ℃以下で行い、短時間(数分以内)で
3. 耐沸騰水性〜沸騰水により塗膜が白化するかどうか試験する。
塗装してください。
4. 耐薬品性〜耐酸性、耐アルカリ性試験を行い塗膜の劣化度合い
4. 雨天時、高湿度下での塗装は問題ありません。
5. 塗装後硬化するまで数週間要しますので水拭きはしないでくだ
さい。
すのでお控えください。
印刷
インキ
を試験する。
5. 耐溶剤性〜トルエン、IPAを塗膜上に滴下し塗膜の劣化度合い
を試験する。
6. テープを貼ったままにしておくと塗膜が剥離する可能性がありま
6. 耐光性〜アイスーパー UV試験機で資料に照射し光による劣化度
合いを試験する。
試験結果
物性
プラス
チック
用
着色剤
ウレ
タン
樹脂
測定データ
評価結果
試験内容
合格
25mm ニチバンセロハンテープにより強剥離する。
接着剤
本製品を25g /㎡ wet塗布した場合の分光スペクトルチャート例
100
90
密着性
鉛筆硬度
H(5/5) 手掻き法により塑性変形を生じない鉛筆硬度
80
70
60
50
塗料・
コート
材
40
耐沸騰水性
合格
沸騰水に2hrs 浸漬し塗膜の白化度合いを調べる。
耐酸性
合格
5%酢酸水溶液を滴下し24時間後の劣化を調べる。
耐アルカリ性
合格
1% 炭酸ソーダ水溶液にて 24時間後の劣化を調べ
る。
30
20
アイスーパー UV にて 200 時間後の評価。
(ヤヤへイズ)(ガラス塗布物にて評価)
24.0
7月17日~
お問い合わせ先/
7月18日~
2500
2000
7月19日~
グラビアインキ事業部 東日本支社 TEL:03(3662)0688 FAX:03(3664)4077
〈e-mail〉gravure@daicolor.co.jp 西日本支社 TEL:06(6455)9085 FAX:06(6455)9484
中部支社 TEL:0568(89)0911 FAX:0568(89)0914
22:00
18:00
12:00
6:00
0:00
18:00
22.0
12:00
300nm 〜 2500nm
横図参照 日立分光光度計 U4100、
26.0
6:00
合格
1500
500
300
28.0
0:00
吸収スペクトル
30.0
18:00
耐光性試験
キト
サン
32.0
アイスーパー UV にて 100 時間後の評価。
(ガラス塗布物にて評価)
合格
アクアクール施工
34.0
12:00
合格
IPA で湿潤した布を置き24 時間後の塗膜の状態を調
べる。
未塗布ガラス
36.0
6:00
トルエンで湿潤した布を置き 24 時間後の塗膜の状
態を調べる。
A 社施工温度計測〈7月〉
38.0
0:00
耐 IPA 性
合格
温度↑
耐トルエン性
0
1000
10
色彩
管理
技術
97 PET用紫外線赤外線吸収水性コート剤
アクアクール PET [AQUACOOL PET]
省エネ改正法にともない、工場や住宅等の省エネ対策が義務付けられることになりました。建物の中で熱の出入りが最
顔料
も高い窓ガラスの省エネ対策として、太陽光の紫外線、近赤外線を吸収する遮熱フィルムを貼付する方法も有効な手段
です。
アクアクールPET は、PET フィルム用の遮熱コート剤で熱線、紫外線をカットするフィルムに加工することができます。
カラー
ベース
性状および使用方法
アクアクール PET
プラス
チック
材料
内容
赤外線吸収材/ウレタン系
エポキシ系
固形分
39 〜 41%
13 〜 15 %
溶剤含有量
4 〜 5%
50 〜 60%
配合比率
100 部
20 部
希釈
プラス
チック
用
着色剤
プラス
チック
用
機能剤
繊維・
紙用
着色剤
粘度調整で希釈する場合は水希釈してください。
塗工方法
1. アクアクール PE Tを100 部に対しアクアクール硬化材(P)20 部を混合し撹拌する。
2. 塗布量は 30g/㎡ wet 以上になるように版を選定してください。希釈すると赤外線吸収剤量が低下しますので、できるだけ原液でコーティ
ングしてください。原反は処理PETをご使用ください(未処理 PET には密着しません)。 3. 乾燥は100℃以上で30秒以上行ってください。
4. 乾燥後は50℃前後で1日以上エージングを行ってください。
5. エージングした印刷物に指定の UV ハードコート剤をコーティングしてください。
試験結果
印刷
インキ
物性
ウレ
タン
樹脂
評価結果
密着性
合格
試験内容
25mm ニチバンセロテープにより強剥離する。
鉛筆硬度
H(5/5)
耐沸騰水性
合格
沸騰水に 2 時間浸漬し塗膜の白化度合いを調べる
耐酸性
合格
5%酢酸水溶液を滴下し 24 時間後の劣化を調べる。
耐アルカリ性
合格
1%炭酸ソーダ水溶液にて 24 時間後の劣化を調べる。
耐トルエン性
合格
トルエンで湿潤した布を置き 24 時間後の塗膜の状態を調べる。
耐 IPA 性
合格
IPA で湿潤した布を置き 24 時間後の塗膜の状態を調べる。
合格
アイスーパー UV にて 100 時間後の評価(ガラス塗布物にて評価)。
合格(ヤヤへイズ)
アイスーパー UV にて 200 時間後の評価(ガラス塗布物にて評価)。
耐光性試験
接着剤
吸収スペクトル
手掻き法により塑性変形を生じない鉛筆硬度(UV ハードコート剤をコートすると 3H 以上になります)
日立分光光度計 U4100
、
300nm ~ 2500nm
下図参照
光学性能試験結果 分光スペクトルチャート
塗料・
コート
材
100
試験項目
90
80
50
日射反射率 ρ e (%)
11.6%
面)
20
室外側
本製品を 25g /㎡ wet 塗布した場合のチャート例
2500
2000
1500
1000
500
10
300
51.8%
(フィルム貼付
30
70%
日射透過率 τ e (%)
室内側
40
0
3.8%
可視光線透過率 τV (%)
60
色彩
管理
技術
測定結果
紫外線透過率 τ UV (%)
70
キト
サン
アクアクール 硬化剤(P)
垂直放射率 ε ni (-)
0.94
修正放射率 ε i (-)
0.878
垂直放射率 ε ne(-)
0.896
修正放射率 ε e (-)
0.842
遮蔽係数 S (-)
熱貫流率 U (-)
0.73
5.9
(本製品を 25g/㎡ wet 塗布した場合) ※上記は当社実験データであり、これを保証するものではありません。
お問い合わせ先/
グラビアインキ事業部 東日本支社 TEL:03(3662)0688 FAX:03(3664)4077
〈e-mail〉gravure@daicolor.co.jp 西日本支社 TEL:06(6455)9085 FAX:06(6455)9484
中部支社 TEL:0568(89)0911 FAX:0568(89)0914