シリーズ:日本の文化を知る 京町家見学会のご案内 町家とは? 庶民の住居である民家は、農村における農家と都市における町家に大別されます。 町家と言っても定義はさまざまで、実は統一された見解はありませんが、その外壁は通りに面し、隣 の建物と近接し、軒を連ねて高密度に住む都市住宅という特徴をもっています。 京都における町家の始まりは、平安時代。江戸時代に入って、生活が豊かになると、建築技術の合理 化、規格化が進み、華奢で洗練された今日の京町家ができあがりました。 平面と構造と意匠が一体となった美しさと、そこで暮らすことにより育まれる感性を知ることは、現 代の都市住宅に暮らす私たちが豊かに暮らすヒントになることでしょう。 そこで、京都らしさあふれる「秦家」と「杉本家」で京町家 を体感しつつ、京都の暮らしの文化にふれる見学会を企画し ました。 ぜひ、ご参加ください。 ■概 要 日 時:平成28年11月26日 13:00∼16:00頃 対 象:建築士及び一般市民 募集人員:20名(先着順) 講 師 :秦 めぐみ氏(秦家住宅居住) 杉本 歌子氏(奈良屋記念杉本家保存会学芸部長) 場 所:京都市下京区周辺 参 加 費:2500円(見学料として) ■スケジュール 12:45 集合(右図参照) 13:00 出発 13:15∼13:45 秦家住宅見学 14:00∼15:30 杉本家見学 15:30∼ 近隣の京町家外観見学 ◾ 集合場所◾ COCON KARASUMA正面入口前 京都市営地下鉄烏丸線四条駅 2番出口を 上がってすぐ 16:00頃 現地解散 主催:公益社団法人 兵庫県建築士会神戸支部企画委員会 見学先について 秦家住宅(京都市登録文化財) 秦家住宅は、元治元年(1864)におこった元治の戦いによって焼 失後、明治2年(1869)上棟された「表屋造り」の京町家です。 表構えは間口が5間、南側三間半を厨子2階建。2階には額縁付 きのむしこ窓を開き、北側1間半は下屋庇付きの平屋建。二階む しこ窓の前には屋根付きの大きな看板を掲げている外観は、下京 の伝統的商家のおもむきをよく残しています。表家、玄関棟、住 居棟、土蔵(中庭・奥庭を含む)は、京都市有形文化財登録になっ ています。 杉本家住宅(重要文化財) 杉本氏庭園(名勝) 杉本家は寛保3年(1743)、呉服商「奈良屋」を烏丸四条下ルで呉服商を創業。明和元年(1764) 現在地に移りました。 現在地に本店を構えて京呉服を仕入れ、支店を千葉県の佐原・佐倉に設けて販売を行う「他国店 持京商人」でした。 初代は江戸時代の円熟期に伊勢から奉公のため上京してきました。以来、今日まで270年余に亘り 先祖を敬い、繁昌して受け継がれてきました。 現在の主屋は、元治の大火後に再建され、6代目当主により明治3年(1870)に上棟された大型表 屋造り町家で、棟梁もはっきりしています。 京町家 杉本家住宅は京都の中心部にありながら、江戸以来の大店の構えをよく伝え、表屋造りに よる大規模な町家構成の典型を示しており、 建造物全体にわたって江戸時代に熟成された京大工の 技量が遺憾なく発揮され、技術性・意匠性ともに優れたものであります。 ◾ 申込方法 氏名、電話番号、FAX番号又はメールアドレス、勤務先、所属、CPD番号を明記し、下記FAXまたはメールにてお申込下さい。 後日、受付票を送付します。FAX番号またはメールアドレスは必ずご記入ください。 ◾ 申込(問合せ)先 兵庫県建築士会神戸支部企画委員会 三島宛 FAX: 078-330-8424 mail:info@kobe-kenchikushikai.com ◾ 〆切 平成28年11月18日(金) 先着順 申込用紙(FAX送信表) FAX:078-330-8424 ふりがな 氏 名 メールアドレス 電話番号 FAX番号 勤務先名 CPD番号 所 属 建築士会 支部・その他( )
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