No.10 キャンパス CONTENTS 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 高専制度 創設50周年記念事業 高専体育大会 アイディア対決ロボットコンテスト 高専祭・エコラン・プロコン C a m p u s 校外研修・研修旅行 夏季インターンシップ 学生相談室だより・ 事務・技術支援室だより 随筆 国際交流コーナー 卒業生・修了生からの言葉 高専制度50周年記念講演会 全国高専体育大会(ソフトテニス部) H I R O S E 高専制度創設50周年記念事業 高専制度創設50周年記念事業について 総務担当副校長 竹 茂 求 仙台高専は今年度、5月23日の「仙台高専シンポジウ ないので引き出す教育が必要なこと、 そしてそれは高専の ム」 を皮切りに、様々な行事を高専制度創設50周年記念 教育システムこそがPBL教育等により可能である、 と高専 事業の一環として実施しています。仙台サンプラザホール の可能性を展望されました。続く記念祝賀会では、奥山恵 を会場とした仙台高専シンポジウムでは、東北大学大学 美子仙台市長や佐々木一十郎名取市長をはじめとする多 院理学研究科の市川隆教授が「南極から夢見る果ての くのご来賓とともに歓談し、本校応援団のエールに続き、宮 宇宙 ̶ものづくりと天文学と̶ 」 と題する講演で、本校の 城高専・仙台電波高専・仙台高専の歴史を紹介するスラ 学生に対して“夢を持ち続け、努力を続けるとチャンスが イドに合わせて、校歌を歌いました。 巡ってくる”と励まされました。 また、現役学生を含むパネル 他にも、100のトピックを中心に仙台高専の歴史と現在 ディスカッションでは、高専の輝かしい歴史を再認識し、仙 を 一 望 する 5 0 周 年 記 念 誌「 仙 台 高 等 専 門 学 校 台高専の将来を展望しました。 Change100+Future」 を10月1日に刊行しました。 また、 10月11日には高専機構の小畑秀文理事長をはじめと 「仙台高専マスコットキャラクター」 を募集しており、 コンテ する多くのご来賓のもと、 「 高専制度創設50周年記念講 ストで選定予定です。 「卒業生や修了生とのネットワークの 演・祝賀会」 を江陽グランドホテルで開催しました。記念講 強化」 も計画しており、恒例になった高専祭の 「ホームカミ 演では、宮城高専第7代校長の四ツ柳隆夫様が 「“仙台高 ングデー」 も記念事業として実施しました。 「記念施設環境 専”その輝かしい軌跡と新たな技術者教育への展望 ̶フ 整備」 やこれらの記念事業の準備・運営および本校の教 ロンティアの発見と開拓者魂の育成を目指して」 と題して、 育研究等を支援する目的で、仙台高等専門学校教育研 高専創設から今日までの軌跡を、高専の独立行政法人 究支援基金の一環として、 「 高専制度創設50周年記念 化・高度化再編統合に携わられた経験に基づいて紹介さ 事業募金」 も募っております。教職員、後援会や同窓会の れました。 また、“知識・技法・情報”は教えることができるが、 皆様をはじめとする多くの方々のご支援とご協力をお願い 創造性に必要な“志・感性・着想・知恵”は教えることができ 申し上げます。 応援団演舞 記念講演 同窓生による 「無線放浪歌」披露 01 Campus HIROSE No.10 高専体育大会 7月5日 (金) から7日 (日) まで (ラグビー競技は10月18日 (金) から22日 (火) まで)、仙台高専広瀬キャンパスと鶴岡高専が主管校と なり、第50回東北地区高等専門学校体育大会が開催された。 また、 8月中旬から8月下旬(ラグビー競技は1月4日~)にかけて東北 地区が担当(広瀬キャンパスはソフトテニス競技担当) となり、第48回全国高等専門学校体育大会が開催され、広瀬キャンパスから は陸上・剣道・ソフトテニス・バドミントン競技に出場した。 その結果は以下のとおり。 ■ 第50回東北地区高専体育大会 仙台大会(個人種目は上位入賞者のみ掲載) 陸上競技 バスケットボール 卓球 剣道 テニス ハンドボール ラグビーフットボール (男子)学校対抗 (女子)学校対抗 (男子)走幅跳 (男子)走幅跳 (男子)砲丸投 (女子)100m (女子)100m (女子)100m (女子)800m (女子)4x100mリレー (男子) (男子)団体戦 (男子)個人戦ダブルス (男子)個人戦シングルス (女子)個人戦ダブルス (女子)個人戦シングルス (男子)団体戦 (男子)個人戦 (男子)個人戦 (女子)個人戦 (男子)個人戦 相澤 祐司(5C) 川島 和希(2IE) 菊池 雄太郎(4IS) 大村 さやか(2IN) 今野 萌衣(2IE) 鈴木 智千(1IE) 安田 波輝(1IE) 柿﨑 一崇(3IE) 伊東 祥太(5R) 第7位 第4位 第2位 全国大会出場 第7位 第7位 第1位 全国大会出場 第6位 第7位 第2位 全国大会出場 第1位 第3位 第2位 第4位 最高で3回戦進出 1回戦敗退 最高で2回戦進出 第3位 全国大会出場 第3位 全国大会出場 第4位 全国大会出場 1回戦敗退 1回戦敗退 予選敗退 第3位 ■ 第50回東北地区高専体育大会 鶴岡大会(個人種目は上位入賞者のみ掲載) バレーボール ソフトテニス 硬式野球 サッカー 水泳 バドミントン (男子) (女子) (男子)団体戦 (男子)個人戦 (男子)学校対抗 (女子)学校対抗 (男子)400mリレー (男子)400mメドレーリレー (男子)200m平泳ぎ 伊勢野 侑(5I) (男子)100m平泳ぎ 伊勢野 侑(5I) (女子)50m バタフライ 松浦 星良(4IN) (男子)団体戦 (男子)個人戦ダブルス 西條 涼平(5I) ・菅野 貴晋(4IN) 阿久津 樹輝(3IE) ・津田 瑞紀(3IS) (男子)個人戦ダブルス (男子)個人戦シングルス (女子)個人戦ダブルス (女子)個人戦シングルス 予選敗退 予選敗退 予選敗退 1回戦敗退 1回戦敗退 1回戦敗退 第7位 第7位 第7位 第7位 第5位 第7位 第6位 第3位 優勝 全国大会出場 第3位 最高で3回戦進出 1回戦敗退 最高で3回戦進出 ■ 第48回全国高専体育大会 陸上競技 剣道 ソフトテニス バドミントン (男子)走幅跳 相澤 祐司(5C) (女子)100m 大村 さやか (2IN) (女子)800m 安田 波輝(1IE) (女子)4×100mリレー (オープン競技) (男子)団体戦 予選ブロック (男子)個人戦 柿﨑 一崇(3IE) (男子)個人戦 伊東 祥太(5R) (男子)団体戦 (男子)個人戦 大越 将貴(5E) ・長瀬 聖弥(1IE) 岩月 理羽(3IN) ・井上 野々花(1IE) (女子)個人戦 西條 涼平(5I) ・菅野 貴晋(4IN) (男子)個人戦ダブルス 第22位 予選敗退 予選敗退 4位(出場6チーム中) 予選ブロック敗退 1回戦敗退 1回戦勝利、 2回戦敗退 予選リーグ敗退 1回戦敗退 1回戦敗退 1回戦敗退 高専大会に向けての取り組み 剣道部主将 電子工学科5年 西山 武 先輩たちが引退し、私が部長となってスタートした新剣道部。 目標はもちろん個人戦だけではなく、団体戦でも全国大会に 出場することだった。 その理由は、剣道部では毎年のように個人戦では全国大会に出場しているが、団体戦では過去一度し か出場していなかったからだ。個々の技量は充分、 あとは自分のポジションの仕事をきっちりとこなすというチームとしての戦い 方を覚えることが課題だった。今年の練習では、団体戦形式の練習を増やし、 スキルアップを図った。 そして迎えた本番。優勝して全国大会に出場することは叶わなかった。 しかし出場枠をかけた三位決定戦。今まで練習して きたことが実り、各々が自分の仕事をきっちりとこなし、二度目の団体戦全国大会出場を決めた。 全国大会では惜しくも予選ブロック敗退。 しかし、後輩たちに全国のレベル、空気などを味わってもらういい機会になったと 思う。 この経験を活かし、来年には全国大会でも活躍できるようになってほしいと思う。 02 ア イ デ ィア 対 決 ロ ボットコ ン テ スト A チーム代表者 知能エレクトロニクス工学科3年 及川 右貴 Bチーム代表者 知能エレクトロニクス工学科4年 篠田 伊吹 A チーム ロボコン 03 ことしを振り返って この半年は長いようで短く、 しかし、 とても充実していたと思います。 何度も失敗を繰り返し、悩み考え、成功し、 また問題が生じました。 ルールが発表されてから、 ロ ボットのことを考えない日は1日もありませんでした。 迷った時は、先生方の的確なアドバイスを頂き、何度も問題を解決しました。辛い時はOBの 方々に励まされ、次に進むための勇気をいただきました。 ロボットのパーツを作ってくれる後輩。 ト ラブルを解決するために一緒に考えてくれた同級生。沢山の方々の協力によってロボコンができ ているのだと、私は改めて感じました。皆さんには心から感謝しています。 今年の結果は、去年に比べると残念なものになりますが、私にとっては去年より学んだことが 沢山あります。 それを生かせるよう、 オフシーズンを有効に使いたいと思います。 そして来年は、今 年のリベンジが果たせるよう、 日々を邁進していきたいです。応援ありがとうございました。 ボクと翔の五ヶ月間 半年前に編入学し、 あこがれのロボコンに全力を注いだこの五ヶ月間。 「あなたは入学してから今まで、何をしていたか」―そう問われれば、私は真っ先にロボコンと答え るでしょう。 ロボコン活動が本格化し、夏休みになればそのほとんどの時間をチームメンバーと過ご しました。 「充実した設備の元、 自由な発想でロボットを作ることができる。今後経験できないような、 貴重な時間を過ごしている!」 という気持ちで私は五ヶ月間メンバーたちとロボットを作ってきました。 自分を含めロボコン初参加者が多い中、幾多の苦労を乗り越えて、 しっかり出場できるロボット を作り上げることができたのは、 メンバーそれぞれの努力と、先生方や家族の多大なるサポートの おかげだった思います。 残念な結果に終わってしまったのは事実ですが、 こだわり続けたLED電飾を評価して頂き、特 別賞を受賞できたのもまた事実です。 低学年メンバーたちには、 これを大きな自信として捉え、来年の活動への足掛かりとしてもらえ ればなと思います。 Bチーム ロボコン Campus HIROSE No.10 高 専 祭 約 1 年間の集大成 高専祭実行委員長 情報システム工学科4年 郡司 翔太 私は3年連続で実行委員として活動してきた。初めて入った2年生の時から会計副部長として活 動し、3年では会計部長、 そして今年は委員長となった。昨年度の高専祭が終わった時点で今年度 の委員長は私だと決まっていたので、昨年の12月くらいから今年度へ向けて計画を練ってきた。約1 年、形の見えないものを作り上げるために必死に活動してきた。 今年度の委員が4月に決まり、5月から委員を集めて会議を重ね、幹部中心に仕事を進めて遂に 迎えた10月。 ここでまさかの台風直撃という最悪な展開が待っていた。直前になって今までの計画 が台無しになった。台風接近時のマニュアルなんて作っていなかった私達は高専祭までの1週間毎 日夜中まで会議をして必死に対策を考えたが、 その場凌ぎで考えた対策で学生をまとめるのは困難 で、前日準備はグダグダになってしまった。 しかし、高専祭当日には台風は南側に逸れて、無事に2日間高専祭を開催することができた。 更に、今年度の片付けはここ3年間で最も早く、18時過ぎには終了することができた。 目標だった 打ち上げも開催できた。1年間で得たものは少ないかもしれないけれど、打ち上げでの委員の表情を 見て、委員長をやって良かったと思えた。 それもこれも協力してくださった顧問の先生方、施設係長、学務課の皆さん、学生会の皆さんのお 陰です。本当にありがとうございました。 愛子小学校展示 雨模様の会場 アマチュア無線部 ロボコン公開 エコラン競技大会・プログラミングコンテスト エコラン競技大会を終えて エコラン競技大会ではドライバーを引き 第24回高専プロコンでは、競技部門と自 受けてくれた2IE 今野芽衣さんと1IN 阿 由部門の2チームが本選に出場しました。去 部健也君の素晴らしい走りと、当日バック 年は競技部門のみ出場し1回戦・敗者復活 アップして頂いたOBの皆さん、製作期間 戦敗退という結果に終わってしまったので、 に多くのご助言を頂いた技術職員の皆さ 今回の出場はそのリベンジでもありました。 ん、駆動システムを担当した5C佐藤拳太 今年はプログラミング愛好会という名前で愛 君、菅原延臣君のおかげで四輪部門優 好会をつくり、 より一層メンバーの団結力を 情報システム工学科4年 高めてプロコン本選に臨みました。 電子制御工学科5年 勝という結果を残せました。 本当にありがと 狩野 佳樹 高専プロコンに出場して うございました。 千坂 優佑 競技部門の内容は、 サイコロを使って通信 昨年11月からエコランに向けて四輪電気自動車の設計と製作 を行うというものでした。 いかに効率よく通信を行うかが勝負のカギとな をほぼゼロから行ってきました。 「勝負できる車を」、 「勝てる車を」 と るため、 より効率の良い通信方法についてアイディアを出し合いプログ 議論を重ねて作ってきましたが、 まだマイナーな四輪部門とはいえ、 ラムを制作しました。 その結果、決勝戦へ出場し、全国7位という成績を まさか優勝できるとは思ってもみませんでした。 エコラン競技ではま 収めることができました。 また、 自由部門では開発中の多くのトラブルに だまだ三輪車が強いですが、 いつか四輪車が逆転できる日が来る も負けずに災害対策支援ツールを制作し、敢闘賞を受賞しました。 よう今後も研究し、 後輩に引き継いでいきたいと思っています。 ご協力いただいた先生方、 プログラミング愛好会のメンバーの皆 さん、 そして応援してくださった皆 さんのおかげで良い結果を残す ことができました。本当にありが とうございます。今後もプロコン や愛好会としての活動を頑張っ ていきたいと思います。 04 校 外 研 修・研 修 旅 行 校外研修を終えて 情報システム工学科 3年 佐藤 甲斐 私たち3ISは企業見学として、岩手県立大学にお邪魔させていただきました。最初に講師の先生から、農業と 情報の関わり合い方について懇切丁寧に教えていただきました。 その後、大学生の先輩方から、車やバイク等一 歩間違えれば命に関わるもののデバックの重要さ、高専生に関わりのあるETロボコンのお話をしていただきまし た。普段生活しているだけでは聞けないことを聞き、 あらためて高専生としての在り方を認識しました。 宿泊した岩手山青少年交流の家でのOBによる進路講話はとてもためになりました。私たちは進路について 考えなければならないなと思いました。 今回の研修はこれからの学校生活を見直し、改善できる良い機会となりました。 また、 クラスメートとの仲を深め ることができ、充実した2日間だったと思います。 校外研修での体験 知能エレクトロニクス工学科 3年 古澤 晶 私たち3IEは1日目に岩手大学工学部の研究室を見学しました。興味深い研究や大学生の先輩方の姿を間 近で見ることができ、今後の自分達の進路を考えるにあたりとても良い経験になったと思います。 岩手山青少年交流の家ではOB講演会として、卒業して働いている先輩方の話を聞き、 また少し違ったか たちで自分の進路について考えるきっかけになり、学科対抗のスポーツ大会ではクラスメイトとの楽しい時間 を過ごしました。 2日目には世界遺産にもなった中尊寺と毛越寺を見学し、毛越寺では座禅というたいへん貴重な体験をしまし た。座禅や美しい景色や荘厳な堂舎を見て、心を落ち着かせることができました。 この校外研修で体験し学んだ多くのことを、 これからに活かし、進路についても考えていきたいです。 研修旅行を終えて 情報ネットワーク工学科 4年 五十嵐 太紀 私たち4INは、 11月に大阪・京都方面とタイの二つに分かれて研修旅行に行きました。 大阪・京都方面の研修旅 行は、 1日目大阪の堺にある朝日新聞の印刷工場を見学しました。 朝日新聞や堺工場の概略的説明を聞いた後、 実 際に新聞を印刷している場所を見学しました。 一秒間に25部印刷できる高速輪転機がとても印象に残りました。 2日目は、 奈良の東大寺などを観光した後に、 京都にある京セラ本社に行きました。 そこで、 会社の概要の説明を聞 き、 本社内にあるファインセラミックス館・ショールームで電子部品などに使われるファインセラミックス、 太陽光発電技 術、 エメラルドなどの宝石を作る技術などの説明を聞きながら見学しました。 また、 京セラ美術館でピカソの銅版画の作 品やファインセラミックスの工芸品などを見ることができました。 3日目は、 自主研修で京都を中心に研修しました。 研修旅行では様々なことを学ぶことができました。 今回得たものを活かし、 今後もがんばりたいと思います。 研修旅行を終えて 情報システム工学科 4年 武田 優花 ハウステンボス 05 4ISは研修旅行で九州の福岡、長崎に行きました。 1日目は福岡でデンソー北九州製作所に行きました。 そこでは、会社説明を聞いた後に工場見学をし ました。 工場見学の途中で1ミリの誤差のある製品を触って探す、 ということをしましたが全然わからなかったで す。製品にすると大きな不具合につながる本当に小さな誤差も機械だからこそ探せるのだと思いました。 3日目には自由行動で私はハウステンボスに行きました。ハウステンボスは思っていたよりも広くて、建物 が外国風でとてもきれいでした。特に展望台から園内を見下ろした時は特にきれいでした。 研修旅行はあっという間に終わってしまいましたが、 とても充実した時間を過ごせたと思います。 デンソー北九州製作所 放射線影響研究所 Campus HIROSE No.10 夏 季 インタ ー ン シップ インターンシップを終えて 情報ネットワーク工学科 4年 高嶋 恭佑 私は株式会社TTKに行き、 通信関係の講義や光通信設備についての実習をしてきました。 光通信設備の説明では、 学校で学習していた内容が出てきて、 授業内容が意味のあるものだと再認識できま した。勉強について、本当に重要なのは試験の点数ではなく、 きちんと学んだことについて理解できているか、実 際に使うことができるかが大切なことであると思いました。 理解せずに点数を取るだけの勉強をしていたとしても将 来後悔するのは自分です。 そうなるまえに理解できるまで先生に聞きに行くべきだと思いました。 またインターンシップを通じてコミュニケーションの取り方の難しさを痛感しました。 人と話す事が好きでコミュニケーションの取り方についてはまったく心配していませんでした。 しかし、 友人との雑 談と、 目上の方との会話の違い、 口調や言葉の使い方など、 普段意識していない部分が出てきて、 苦戦しました。 これからは、 その場に応じてTPOを守り、 しっかりとした正しい言葉遣いを身につけようと思います。 インターンシップを終えて 知能エレクトロニクス工学科 4年 後藤 光希 私は、文部科学省で10日間のインターンシップに参加しました。配属された大臣官房文教施設企画部施設 助成課では、主に小中学校の設備に関する業務を行っており、私の研修内容はその業務補助でした。具体的 には、広報や会議に使用する資料作成や、実際に会議を見学しました。 また、小学校への視察に参加した際に、 名刺交換など普段の授業では経験しないマナーに触れることができました。 今回のインターンシップを経験するまでは、文部科学省で働いている方々はもっと暗い雰囲気の中で仕事をし ているという考えが強くありました。 しかし、一緒に仕事をしてみると、何か目標を持って仕事していることが良くわ かりました。 インターンシップを通して“社会人として働くことの意義”について考える良い機会となりました。 インターンシップを通して得たもの 情報電子システム工学専攻 1年 須藤 涼介 私は長期インターンシップとしてNECネットイノベーション株式会社に行き、 ネットワークに関する知識・業務内 容について学んできました。最初の数日間は、 どうすればいいのか緊張していましたが、担当の方や社員の方々 が親身になって教えていただいたので、 とても有意義な体験となりました。本研修では、実際に使用されている ネットワーク機器の操作や、会社の業務のお手伝いなどといった貴重な体験をさせていただきました。 また、会社の雰囲気や相手方とのコミュニケーションなど経験することができました。今回のインターンシップで 学んできたことを、今後の就職活動に生かしていきたいと思います。 このような貴重な機会を与えてくださった皆 様に感謝したいと思います。 中東地域でのインターンシップを終えて 情報電子システム工学専攻 1年 保田 竜也 大阪城 私は8月中旬から6週間、横河中東アフリカ社でのインターンシップに参加しました。海外勤務がどう日本と 異なるのか、 また中東独自の文化への興味から参加を決めました。期間中はバーレーン、サウジアラビア、 UAEに滞在し、 プロセス制御を主とした業務内容についてだけではなく、業務開始前の英語でのスピーチ、 アラビア語の授業、現地の大学・企業見学など、非常に濃い研修となりました。 この6週間で中東に滞在できたことも含めて、貴重な経験をすることが出来ました。将来は今回の経験を 生かし、海外でも活躍できるエンジニアを目指したいと思います。 この機会を与えてくださった皆様に感謝申し 上げます。 朝日新聞印刷工場 東大寺 06 学 生 相 談 室 だより リフレッシュのすすめ 皆さんは普段、 どんなストレス解消法を持っていますか?運動したり、 ゲームをしたり、 美味しいものを食べたり、 誰かとおしゃべりするのも立派なストレス解消法ですね。 しかし、 いつもならスッキリするのに、 どの方法を試してみ ても気持ちが晴れないなぁ・ ・ ・という時もあります。 心と身体の健康を保つためには、 上手に休息をとる必要があります。 一日の終わりに、 その日感じたイライラ や不安、 疲れや緊張を和ら げ、 心身を じ っ く り と休めてあげる こ と が大切です。 そ こで、 短時間で手軽にで きるリフ カウンセラー レッシュの仕方をご紹介します。 お風呂上がりまたは寝る前にやるのが効果的です。 濱中 ミオ ① 両足を伸ばし、 足の指をひっぱり前後交互にゆっくり動かし血流を良くする。 ② 足の裏を伸ばし、 握りこ ぶしでポンポンと軽く叩く。 気持ちいいと感じるところを探しながら指圧をし、 足首をぐるぐる回す。 ③ ふくらはぎやすねをもみほぐし、 ひざ の裏側をゆっくりと指圧する。 ④ 股関節をぐるぐる回す。 足が軽く温かくなった感覚を味わう。 ⑤ 上半身を手の指先からほぐす。 両手 でグーパーグーパーを繰り返す。 ⑥ 手首を左右に回し、 腕をもみほぐす。 ⑦ 肩を軽く回し、 も みほぐす。 ⑧ 思いっきり伸びをする。 ⑨ 鼻から吸って口から出す呼吸法でゆっくりと穏やか に深呼吸をする。 ⑩ 目を閉じて今日あった良いことを3個以上あげてみる。 例) 「天気が晴 れだった」 「髪を洗ってサッパリした」 「好きな歌手をTVで観た」 など気持ちいいと感じるところを探 しながら、 温かさや軽さを感じながら自分自身の身体のメンテナンスをしているイメージでリフレッ シュをこころがけてくださいね。 もちろん、 この他の方法として相談室でカウンセラーとお話しながら自分の気持ちを言葉にし て表現することで心をすっきりさせるのも有効です。 みなさんのご来室をお待ちしています。 学生相談室 事 務・技 術 支 援 室 だ よ り 図書館の紹介 総務課図書係 小飯塚 猛 みなさんは広瀬キャンパス図書館を身近に感じているでしょうか? 「古い本ばっかりだろうし、規則がうるさそ うだし、 あまり行ったことないな…」 という人も多いのではないでしょうか (自分は学生の頃そんな時期がありま した)。 でも、実際はそんなことはありません。毎年、先生方や学生図書委員の協力によって新しい本を選んで 購入し、職員一同、 みなさんにぜひ図書館を役立ててもらいたいと思い日々の業務にあたっています。 広瀬キャンパス図書館は、勉強に部活に趣味にといった幅広いジャンルの本を所蔵しています。 また、昔 から定評のある本も近年話題になった本も、両方を手にとって見ることができるのが、図書館のいいところ です。図書館の本はインターネットで検索することができますし、実際に本棚を眺めてみても読んでみたい本 がたくさん見つかると思います。 ぜひ気軽に足を運んでください。図書館はきっとみなさんの学生生活に役 立ちます。 より快適で使いやすい図書館になるよう、 がんばっていきたいと思います。 青 春 教育研究技術支援室 菅原 浩弥 07 先日 「あなたの青春は?」 という問いを見かけました。 それに対する答えは、 やはり学生時代のことを挙げる 人がほとんどでした。私の学生時代を振り返ってみると、何かの部活や委員会をしていたわけでもなく、高専 祭や球技大会に燃えていた、 ということもありませんでした。今思うと、 もったいないことをしたものです。 まあ、 それも今だからこそ思えることではありますが。 そんな私から学生の皆さんにひとつアドバイスを。部活でも委員会でも学校行事でも勉強でも、何でもい いので、 ひとつ熱中してみよう。 その経験は、今後の皆さんの人生において、必ずプラスになるでしょう。幸い なことに、技術職員という私の仕事は学生の皆さんと接することが多く、学校行事への参加もあり、今が第2 の青春時代と楽しんでおります。 最後に、 「君たちの、 そして私の青春はこれからだ!」 と、打ち切り漫画のように、 この原稿も唐突に締めた いと思います。菅原先生の次回作にご期待ください。 Campus HIROSE No.10 随 筆 ゴッホ美 術 館 便り お便り有難うございました。無事に帰国されたそうですね。 ゴッホ美術館の喫茶室でお話しができて幸いでし た。私はクレタ島の会議の帰りにアムステルダムに立寄りました。 ゴッホ美術館にはアトリエのような部屋から吹 き抜けのホールまで絵やスケッチが展示されていて、階段を昇るにつれて画風の変化がよく分かりました。広重の 版画とその模写のコーナーは特別ですね。 お便りではパリ近くのオヴェールを訪問されたそうですが、晩年の滞在 先や主治医の家なども訪問されたことでしょう。 また、 オランダの国立公園でのサイクリングは如何でしたか。 情報システム工学科 教授 海野 啓明 私は朝に宿の近くの沼の散策路を抜けてバス通りに出て小一時間歩き、 教会前でバスに乗りコンセルトへボウ の建物前で降りましたが、 帰りもそこで待合せの方に尋ねたら 「私も空港迄行くのよ」 と言われて一緒にバスに乗り ました。 来仙の際はお知らせ下さい。 ブリュッセル、 ジヴェルニーの話を楽しみにしています。 遠 い 国 の 仲 間たち テロのニュースが相次いでいるイラクであるが、少数民族クルド人が住むイラク北部のクルド自治区は、他から 入る車両を徹底的に検査するなどして独自に治安を保ちながら、豊富な石油資源を支えに高層ビルの建設が相 次ぐなど、第二のドバイと呼ばれるほど経済成長が著しいらしい。 私は、80年代のイランイラク戦争のなか、 イラクの電波関連サイト建設プロジェクトに携った。 エンジニア教育 担当だった。若い軍人のエンジニアたちは、人試しであろうか、 アッラーとブッダなどを話の種に、私にまとわりつい てきた。普段なら適当にいなしてしまうが、 この時ばかりは最後までつき合った。仕事はやりにくかった。 そのうち、 あ トワーク工学科 るエンジニアが、敵に捕まった仲間が斬首されても助ける術もなく、戦車の機銃を乱射しながら命からがら逃げた 情報ネッ 教授 ことなどを話してくれた。 しだいに仲間意識が芽生え、仕事が順調に進み始めたある日、私は、絵本で見たアリバ バと40人の盗賊の恰好をしたくなった。 クルド地方の民族衣装を着ることで、少しでも同じ気持ちになりたかった。 石井 誠四郎 一緒に探しに行くことになったが、 さまざまな理由から実現できなかった。今でもニュースを耳にするたび彼らの安 否が気になっている。 いつかまた遠い国の仲間達に会える日が来るのだろうか。 人 生 いたるところに 青 山あり 私が働き始めたのは、 1972年(昭和47年) でした。学生の皆さんの親御さんが生まれた頃でしょうか。 日 本列島改造論にわき、 日本が元気いっぱいでした。給与は毎年10%をこえて上昇していました。若さもあり ましたが仕事も遊びも良くしました。 42年後に退職することは分かっていましたが実感は勿論ありませんで した。 7回の転勤により沢山の人との出会いや様々な経験をすることもできました。人生いたるところに青 山ありという言葉がありますが、先の事はあまり気にやまなくても、今を真摯に生きていれば、明るくて良いこ 事務部長 川﨑 信之 とがきっとあります。皆さん今を大切に、楽しんで生活されるといいでしょう。私も、 これからいろいろなことに 楽しく挑戦していきます。 宇 宙 流って?! 囲碁と出会ってから何年経っただろう。 白と黒を並べて何が面白いんだと思っていたがやり始めたらこれが結構面 白くはまってしまった。 ルールは至って簡単、 碁盤の交差した線の上に交互に石を置いていく、 ここに置かなきゃならな いなんてない、 全くの自由だ。 そのかわり、 せっかく置いた石が盤上から召し上げられるだけだ。 何でもそうだが取られる と結構腹が立つので取られないように工夫をしていくが、 それだけだと結局は勝負に負ける。 勝負に勝つには全体の 構想や細かい計算が必要になる、 これが結構面倒くさいが是非もない。 囲碁は家を建てるのに似ていると思う。 四隅に柱を立ててまわりに壁をこしらえていき、 最後に大きさを自慢しあうの だが相手はこれを邪魔しに来て、 せっかくの壁を破壊していくので、 これを防ぎ良い家を建てるために日々の研究が必 要になってくる。 10級から始めて四段ぐらいにはなれたが五段の壁を登れない。 碁盤の真ん中に家を建てるのが好き だ、 いわゆる宇宙流というやつだ。 しかし、 宇宙流は手数が掛かって邪魔をされやすい形である。 せっかく築いてきた壁を一枚一枚破壊されていく。 し かしながら出来上がったとき広大な土地に豪邸が広がる光景は満足感でいっぱいになる。 これからも豪邸を目指して 頑張ろうっと ! ! 技術長 岡 義次 08 国際交流コーナー 自己紹介 私はヘルシンキメトロポリア応用科学大学のサンテリ・レパネンです。今は大学の3年生で、 ソフトウェア工学 を専攻しています。9月の中旬から5か月間仙台高専に滞在し、千葉先生の所で研究プロジェクトに参加しま す。今は、 日本人学生と一緒にPBLコースを受けています。 日本に着いたとき、 もっと寒い気候を予想していた のですが、 フィンランドの夏に近い気温に少しびっくりしました。 ここも少しずつ寒くなってきましたが、 フィンランド からは、 すでに雪の便りも届きました。 ヘルシンキメトロポリア フィンランドの学生寮はだいぶ違った感じです。似たような設備とシステムですが、 アパートを借りて共同の台 応用科学大学 所を使う といったイ メ ージで、 も う少し学生の自由があ り ます。 ただ し、 食堂もな く 経費はずっ と高くつきます。 ここ Santeri Leppänen に滞在中にもっと日本語を上手になりたいですが、 いまのところなかなか進んでいません。 (原文は英文) こんにちは トゥルク応用科学大学 Heini Saari ハイ!私は、 ヘイニ、 トゥルク応用科学大学4年生です。現在、與那嶺先生の研究室で3か月間のインターンシップを 行っています。 すでに半分の期間が過ぎ、 11月末には帰国します。 今は言語聴覚士のためにタブレットPCで動くアプリ ケーションを作っています。 先日、 日本の言語聴覚士の職場を訪問しましたが、 いろいろな道具が所狭しと置いてあり、 も しタブレットPCが使えるようになるとずいぶんと便利になると思いました。 私の専門が福祉情報学なので、 このテーマには とても興味があります。 日本での生活は毎日がとても楽しいです。 みなさんとても温かく迎えてくれて、 ここの生活にすぐに 溶け込むことができました。 研究の他には、 生け花やお茶、 琴の演奏なども挑戦しました。 仙台市は、 私が住む街よりずっと大きく、 観るところも一杯です。 これまでに、 八木山動物園、 仙台城跡、 博物館を訪ね ました。 温泉が近いそうなので温泉や新鮮な海の幸が豊富な松島、 そして東京ディズニーランドにもぜひ行きたいと思っ ています。 残り少ない時間ですが精一杯楽しんで、 そしてまた、 いつか必ず戻ってきたいと思っています。 (原文は英文) タイに行って感じたいこと 私は高専に入ってからマレーシア、アメリカ、 フィリピンなど海外に行くことが多くなりました。 海外で強く感じることは英語を話せることが自分を縦に伸ばしてくれるものではなく、 1つのツールとして 横の広がりを持たせてくれるものだということです。 私は進学を希望していて、英語を勉強するために大学に行くのではなく英語で何か自分のしたいことを 大学で学び、 より多くの情報、意見を取り入れられるようになることで成長したいと考えています。 しかし、 知能エレクトロニクス工学科 まだ自分がやりたいというものがはっきりと見えていないのでタイの学生と交流し、 タイの文化に触れて何 4年 志田 共晶 かきっかけになるようなものを見つけられるといいなと思っています。 ベトナムでの 3 週間のインターンシップ 今回私は、高専機構主催の海外インターンシッププログラムに参加し、 日本ユニシス株式会社の子会社 である、ベトナムのUSOL VIETNAM Co., Ltd. において3週間のインターンシップを実施しました。 約160名の従業員の中で駐在している日本人の方は4人のみでしたが、研修はベトナム人の従業員の 中に通訳の方がおり、 日本語で行われました。英語で研修を行うだろうと思っていたのでこのような業務形 態であったことはとても驚きでした。研修期間では、 システム開発のプロセスや報告スキルについての研修 情報電子システム工学専攻 を行いました。 ベトナムでの生活を通して文化や習慣の違いを感じ、改めて異国の文化に適応することの重 1年 要性を認識できた3週間でした。 森谷 優大 寮生と焼き芋 09 福祉施設訪問 近隣のお祭に参加 Campus HIROSE No.10 卒 業 生・修 了 生 か ら の 言 葉 相手が思っていることを事前に察する ~若い人達と接して感じること~ 設備計画~保守、 システム開発を経験し、事業者間の相互接続業務に従事しています。 最近、若い人達と接して感じるのは、 「 言われたことしかやらない」 ということです。組織で働くうえで 大切なのは、①期日を守る、②レスポンスが早い、③相手が思っていることを事前に察する、 ことで す。特に③の能力の有無は人によって大きく差がつくところ。以前、参考資料を揃えてくれるよう頼ん だとき、別ケースの資料まで揃えてくれ、 それが大きく役に立ったことがありました。 そういう先回りの行 動は、 たとえ頼まれた仕事であっても、 「自分がその仕事をするならどうするか」 という発想があるからこ そできること。 これは普段から高い意識で仕事をしている証明ですし、 そういう人は伸びしろも大きく、 平成5年度 周囲からも重宝され大切に育てられます。 情報通信工学科卒業 「●●先生のテスト、予想どおりの問題だったので100点!」、 「 先を読んで行動しないとマネージャ 東日本電信電話 (株) 宮城支店 は務まりません」・・・面目ない。 そのままのキミでヨシ。 ぜひ我が社へ。 加藤 兵一郎 『人間の最大の武器は、信頼と習慣だ。』 平成18年度 電子工学科卒業 東京エレクトロン宮城 (株) 石川 風生 信頼は相手が必要ですが、習慣は自分自身で変えることができます。 僕は仕事をするうえで 【事前調査の徹底】 を心がけていて、 5年目でやっと習慣になってきたと感じ ています。新人の頃、 たった数時間で済む調査を怠った為に設計ミスをしてしまい、結果として数日の 遅れをだしてしまったことが事前調査に対する意識改革のきっかけでした。 常に迅速な業務対応を要求される中で、 すぐに作業や設計に着手したくなりがちですが、 『 後戻り のない仕事』 を前提に、今は十分な調査をいかに効率よく実施するかを追求しています。 僕は5年かかりましたが、習慣付ける事は容易ではなく、悪い習慣を正すのは更に難しいことです。 みなさんも今の自分を見つめなおし、必要な習慣、捨てるべき習慣を考えてみてください。 社会人になれば、必要な習慣も変わるかもしれません。 それでも 『習慣化する』習慣を身につけて おけば、 きっと役に立つはずです。忙しい日々の中、仕事を上手くこなすだけでなく、 プライベートでの 心の余裕を維持する為にも、時間を有効に使うことの大切さを感じています。 ※タイトルは僕が共感した小説の一説です。 高専と大学院 平成23年度 情報電子システム工学専攻修了 東北大学大学院工学研究科 江藤 隆紀 北寮前 平成22年3月に電子工学科を卒業し、 平成24年3月に専攻科を修了した私は、 東北大学大学院工学 研究科へ進学しました。研究テーマは、炭素材料のグラフェンを用いた次世代デバイスの開発で、毎日ク リーンルームに入り、 実験を行っています。 授業をはじめとした高専の教育内容は東北大と比較しても遜色 ないと思います。 一方で、 最先端の研究に触れることや、 様々な共同研究や国際会議等を通して得たもの は新鮮なことばかりで、 高専では得られないものだと感じました。 特に、 今年の夏にマサチューセッツ工科大 学(MIT) へ留学した際には、勤勉だと言われる私たち日本人ですら驚く程に、 日々努力する学生達に会 え、 とても刺激的な毎日を送ることができました。 こうした機会は、大学院に入れたからこそ得られたことで、 私の人生でとても貴重な経験です。 また、 努力を重ねれば東北大やMITの学生とも、 対等に議論し合える ことがわかったことは大きな収穫です。限られた範囲の中では、知ることができないことは沢山あります。 で すから、 常に視野を広く保ち、 高専の枠に留まらず、 向上心を持って前へ外へと進んでもらいたいです。 鉄塔と紅葉 中庭から2号棟 10 図 書 館コーナー L I B R A RY C O R N E R 学生図書委員会委員長より活動報告 知能エレクトロニクス工学科 2年 山城 恵介 まずはじめに、 学生図書委員会の活動について軽く紹介させてください。 私たち図書委員会の主な活動は図書室にある 「図書委員会コーナー」 の整理整頓と、 年2回のブックハ ンティングです。 ブックハンティングは仙台駅前の本屋さんで、 図書室に入れたいと思う本を図書委員が選定 する活動のことです。 1人当たり約15,000円の予算を割り振られ、 そのうち約半分を担当のジャンル、 (ジャンルは 「洋書・芸術」 「人文・社会・教育」 「医学・理学・工学」 「語学・学参」 「コンピューター」 「実用書・旅行」 「文芸」 「ビジネス・経 済・資格・法律」 の8つです。) そして残り半分を自分の好きな本に使えます。 学生自ら本を選ぶことで学生の目線でわかりやすい、 使いやすい本を書架に並べることができます。 この活動を通して考えることは 「他人の目線」 です。 自分の好みの本を入れるのではなく、 図書室を利用し ているすべての人に手に取っていただけるような本を入れなければなりません。 「どういう本が今求められてい るのか」、 それを考えることは、 本を通して図書室の人たちと繋がることです。 そのような形で図書室に貢献が できる図書委員会に所属していることを私は誇りに思います。 なにか調べごとがあればぜひ図書室に足を運んでください。 もしかしたら、 手に取ったその一冊はブックハン ティングにより書架に並んだ本かもしれませんよ。 トピックス(HPからの抜粋。日付はトピックス掲載日) 8月 1日 8月 9日 8月 29日 8月 30日 9月 3日 9月 12日 9月 26日 10月 2日 10月 3日 10月 7日 10月 8日 10月 10日 10月 21日 10月 22日 10月 24日 10月 27日 T O P I C S 広瀬キャンパスラグビー部員が地域貢献として小学生にタグラグビーを指導しました 平成25年度オープンキャンパスを開催しました ▶ 気仙沼みなとまつりの新居浜太鼓台に本校学生も参加しました ▶ 情報ネットワーク見学ツアー (第二弾)を実施しました ▶ 全国高専将棋大会へ参加しました ▶ 電気自動車SEV-U'13がエコラン4輪車部門で優勝しました ▶ 専攻科1年生が中東で海外インターンシップに参加しました ▶ 陸上競技部が愛子小学校でボランティアで競技指導をしました ▶ 平成25年度第2回ブックハンティングを実施しました ▶ 萩花寮の新役員に対する委嘱状授与式が催されました ▶ フィンランドから研修生3名を受け入れました ▶ 愛子小学校ハロウィンフェスティバルの運営ボランティアに参加しました ▶ 仙台高専同窓会から高専制度創設50周年記念募金への寄附金をいただきました ▶「高専制度創設50周年記念講演・祝賀会」 を開催しました ▶ ETソフトウェアデザインロボットコンテスト (ETロボコン)に出場しました ▶ ドイツ フェリックス・フェッヒェンバッハ・ベルーフスコレーク (FFB)を訪問しました ▶ 絆づくり田んぼアート・稲刈りに参加しました ▶ 宮城地区防犯・交通安全街頭キャンペーンに参加しました ▶ プログラミングコンテスト本選に出場しました ▶ ▶ 教 育 研 究 支 援 基 金 事 務 室 からの お 知らせ 「仙台高等専門学校教育研究支援基金」 は、 ①教育・研究の推進等、 ②学生への奨学金等、 ③産学連携・地域貢献、 ④国際交流 活動等、 ⑤キャンパスの環境整備等、 ⑥その他基金の目的達成に必要な支援等のために活用させていただいています。 本校は、 「仙台高等専門学校教育研究支援基金」 を生かして更なる向上を目指して参ります。今後とも、 皆様のご理解と格段のご支 援・ご協力を賜りますよう、 心よりお願い申し上げます。 ご寄附の方法は本学ホームページに詳細を掲載しております。 ご不明な点等につ いては遠慮なく、 お問い合せ願います。なお、平成26年3月までは「高専制度創設50周年記念事業募金」についてもご案内して おりますので、併せてご賛同をお願い申し上げます。 「仙台高等専門学校教育研究支援基金」 についての問い合わせ先 //////////////////// 編集後記 //////////////////// 仙台高等専門学校教育研究支援基金事務室(総務課総務係) TEL:022-391-5508 E-mail:kikin@sendai-nct.ac.jp 編集担当として毎回気になるのは、限られた誌面の中で、 はたして本キャンパスの様子をどれだけ 的確にお知らせできているかということです。 その評価は読み手側に委ねることになりますが、 もし 「開き直り」 が許されるのであれば、不充分な部分、 あるいはもっと知りたい部分については、本キャン パスの関係者にお尋ねいただければと思います。 学級担任をしていると、保護者面談の際に 「子どもが家でさっぱり学校の様子を話さない」 というこ とをよくお聞きしますが、本通信がご家庭の会話のきっかけになれば幸いです。本校での生活を振り 返り、 あるいは想像しながら。 (武田 拓) キャンパス広瀬 第10号 平成25年(2013年)12月 仙台高等専門学校 広瀬キャンパス 〒989-3128 仙台市青葉区愛子中央四丁目16番1号 電話 022-391-5513(総務課情報企画係) ホームページ http://hirose.sendai-nct.ac.jp/
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