藻谷浩介さん講演会資料(PDF形式:4160KB

安中を変える、安中が変わる
~今、私たちに できること~
2016年3月27日
株式会社
日本総合研究所 主席研究員
株式会社 日本政策投資銀行 地域企画部 特任顧問
もたに
藻谷浩介
kosuke@motani.com
1
「イメージ」や「空気」は事実と違う
- 常に事実を数字で確認しないと間違える
日本の家の8軒に1軒が空き家
空き家が多いのは大都市圏
「高齢化率」にみる「地域間格差」
全国で同時に進んでいる「高齢化」
地域活性化って何ですか?
? 交通が便利になることだ。
? 工場や職場が増えることだ。
? もっと好景気になることだ。
? 人口が減らなくなることだ。
交通が便利になって、工場が増えて、
好景気になれば、人口は減らなくなると、
あなたは今なお本気で信じていますか?
地域活性化って何ですか?
? これ以上交通を便利にするよりも
? これ以上工場を増やそうとするよりも
? 好景気・不景気と騒ぐのでもなく
◎ 人口が減らなくなること。
◎ 若者が戻ってきて、子供
が生まれ続けること。
◎ 誇りを持って地域を残すこと。
安中市で最近起きていること
(2010年3月末→2015年年始の日本人の数の変化、住民票ベース)
総人口:2010年3月31日→15年1月1日 △2,590人
110年で人口がゼロ!になってしまうペースの、ゆっくりした減少
あと50年で現役世代がゼロ!になってしまうペースの、急速な減少
0-14歳人口の増減:
↓絶対数
↓増減
10年度末 7.8千人→15年始 6.7千人 △1,060人 △14%
15-64歳人口の増減:
↓絶対数
↓増減
10年度末 38.5千人→15年始 35.2千人 △3,330人 △9%
65歳以上の人口:
↓絶対数
↓増減
10年度末 16.9千人→15年始 18.7千人 +1,800人 +11%
↑その中の75歳以上の人口:
↓絶対数
↓増減
10年度末 8.8千人→15年始 9.4千人
+600人 +7%
高崎市で最近起きていること
(2010年3月末→2015年年始の日本人の数の変化、住民票ベース)
総人口:2010年3月31日→15年1月1日 +950人
人口はゆっくりだが増え続けている!
120年で現役世代がゼロ!になるペースの、不意打ちのような減少
0-14歳人口の増減:
↓絶対数
↓増減
10年度末 5.3万人→15年始 5.0万人 △2,340人 △4%
15-64歳人口の増減:
↓絶対数
↓増減
10年度末 23.5万人→15年始 22.6万人 △9,090人 △4%
65歳以上の人口:
↓絶対数
↓増減
10年度末 8.3万人→15年始 9.5万人 +12,380人 +15%
↑その中の75歳以上の人口:
↓絶対数
↓増減
10年度末 4.0万人→15年始 4.4万人 +4,950人 +13%
東京23区で最近起きていること
(2010年3月末→2015年年始の日本人の数の変化、住民票ベース)
総人口:2010年3月31日→15年1月1日 +23.3万人
都心居住の普及で、どんどん人口が増えている!
実は増えているのは子供と65歳以上で、多く税金を払う現役世代は減少中…
0-14歳人口の増減:
↓絶対数
↓増減
10年度末 96万人→15年始 100万人 +4.2万人 +4%
15-64歳人口の増減:
↓絶対数
↓増減
10年度末 583万人→15年始 582万人 △1.6万人 △0%
65歳以上の人口:
↓絶対数
↓増減
10年度末 173万人→15年始 194万人 +20.7万人 +12%
↑その中の75歳以上の人口:
↓絶対数
↓増減
10年度末 80万人→15年始 93万人 +12.3万人 +15%
上野村で最近起きていること
(2010年3月末→2015年年始の日本人の数の変化、住民票ベース)
総人口:2010年3月31日→15年1月1日 △38人
この減少ペースであれば人口は170年後までゼロにならない
しかも最近は、全国有数のペースで子供が増えている(!)
110年で現役世代がゼロになるペースだが、高崎と変わらない
0-14歳人口の増減:
↓絶対数
10年度末 125人 → 15年始 137人
↓増減
+12人 +10%
15-64歳人口の増減:
↓絶対数
↓増減
10年度末 642人 → 15年始 615人 △27人 △4%
65歳以上の人口:
↓絶対数
↓増減
10年度末 593人 → 15年始 570人 △23人 △4%
↑その中の75歳以上の人口: ↓絶対数
10年度末 366人 → 15年始 369人
↓増減
+3人 +1%
日米開戦前夜の日本在住者
在日外国人を含
む数字
15-64歳 4,295万人
75歳以上
89万人
戦後復興の頃の日本在住者
在日外国人を含
む数字
15-64歳 4,966万人
75歳以上
106万人
所得倍増計画の頃の日本在住者
在日外国人を含
む数字
15-64歳 6,000万人
75歳以上
163万人
大阪万博の頃の日本在住者
在日外国人を含
む数字
15-64歳 7,157万人
75歳以上
221万人
安定成長移行期の日本在住者
在日外国人を含
む数字
15-64歳 7,883万人
75歳以上
366万人
バブル最盛期の日本在住者
在日外国人を含
む数字
15-64歳 8,590万人
75歳以上
597万人
就職氷河期の頃の日本在住者
在日外国人を含
む数字
15-64歳 8,716万人
75歳以上
717万人
リーマンバブルの頃の日本在住者
在日外国人を含
む数字
15-64歳 8,442万人
75歳以上
1,164万人
現在の日本在住者
2005-2010年の
トレンドを
伸ばした中位推計
在日外国人を含
む数字
15-64歳 7,682万人
75歳以上
1,646万人
10年後の日本在住者
在日外国人を含
む数字
15-64歳 7,085万人
75歳以上
2,179万人
20年後の日本在住者
在日外国人を含
む数字
15-64歳 6,343万人
75歳以上
2,246万人
30年後の日本在住者
在日外国人を含
む数字
15-64歳 5,353万人
75歳以上
2,257万人
40年後の日本在住者
在日外国人を含
む数字
15-64歳 4,706万人
75歳以上
2,401万人
45年後の日本在住者
在日外国人を含
む数字
15-64歳 4,418万人
75歳以上
2,336万人
逆落としに減っていく現役世代
モノの消費量は
どんどん縮小
モノの消費量は
どんどん拡大
子持ち家族多い→
住宅や食器や車の
消費量拡大
高齢者は貯蓄に走る
高齢者が増え現役は減る中国
数字には居住外国人を含む
人口でみた都道府県の最新の成績表
20%
6
5
歳
以
上 16%
人
口
(
老
年 12%
人
口
)
増
減 8%
率
現役世代急減
現役世代減少
高
齢
者
急
増
全国平均
4%
-10%
高
齢
者
増
加
全
国
平
均
-8%
-6%
年齢階層別人口の増減
20 10 /3末~2 01 5年始-住民票ベース
-4%
-2%
0%
資料: 総務省住民基本台帳人口(外国人を除く)
住民票ベースなので、実際の居住者数とはややずれがある
15-64歳人口(生産年齢人口)増減率 人口でみた都道府県の最新の成績表
札幌
埼玉
20%
6
5
歳
以
上 16%
人
口
(
老
年 12%
人
口
)
増
減 8%
率
現役世代急減
福岡市
千葉
現役世代減少
広島市
首都圏
茨 京 石 栃 関西圏 神奈 川
4都県
城 都 川 木 6府県
横浜
愛知
兵
庫
大阪
滋賀
香 岐
神戸
川 阜
名古屋
福岡
奈良
京都市
全国平均
北海 道
富山
大 宮
分 崎
愛媛
長
崎
山口
秋田
4%
-10%
-8%
鳥 新
取 潟
島 福 岩 山
根 島 手 形
鹿
児
島
-6%
東京特別区
岡山
山
梨 長
野
沖
縄
東京
広島
群馬
福井
高知
青 徳 和
森 島 歌
山
静
岡
高
齢
者
急
増
仙台
大阪市
三重
高
齢
者
増
加
宮城
熊本
佐賀
全
国
平
均
年齢階層別人口の増減
20 10 /3末~2 01 5年始-住民票ベース
-4%
-2%
0%
資料: 総務省住民基本台帳人口(外国人を除く)
住民票ベースなので、実際の居住者数とはややずれがある
15-64歳人口(生産年齢人口)増減率 後期高齢者激増と現役世代減少
いずれも主舞台は大都市圏
人口でみた市町村の最新の成績表①
25 %
20%
27 %
28 %
年齢階層別人口の増減
20 10 /3末~2 01 5年始-住民票ベース
6
5 15%
歳 全国平均
以
上
人 10%
口
(
老 5%
年
人
口 △ 22 %
0%
)
増
減
率 -5%
高
齢
者
急
増
現役世代が減少
△ 23 %
-10%
-20%
全国平均
△ 14 %
-15%
-10%
-5%
0%
5%
資料: 総務省住民基本台帳人口 ( 外国人を除く)
住民票ベースなので、実際の居住者数とはややずれがある
15-64歳人口(生産年齢人口)増減率 人口でみた市町村の最新の成績表①
邑楽
27 %
25 %
大泉
20%
年齢階層別人口の増減
20 10 /3末~2 01 5年始-住民票ベース
6
5 15%
歳 全国平均
以
上
人 10%
口
(
老 5%
年
人
口 △ 22 %
0%
)
増
減
率 -5% 神
館林
片
品
み
な
か
み
下仁 田
愛知県
豊田市
太
ど
り
京都
前
橋
福岡
榛東
千 代田 田
北九州
渋
川 嬬
恋
札幌
明
高崎
み 和
藤岡
板倉
長 桐
野 生 安中
原
28 % 玉 村
横
浜
首都圏
4都県
仙台
吉岡
伊勢 崎
名古屋
東京特別区
大阪
甘楽
富岡
高
齢
者
急
増
沼田
昭和
草津
中之 条
高山
東吾 妻
川場
現役世代が減少
上野
流
△ 23 %
-10% 南 牧
-20%
全国平均
△ 14 %
-15%
-10%
-5%
0%
5%
資料: 総務省住民基本台帳人口 ( 外国人を除く)
住民票ベースなので、実際の居住者数とはややずれがある
15-64歳人口(生産年齢人口)増減率 交通至便でもダメな場所はダメ
埼玉県
茨城県
鳩山町
利根町
30 % 29 %
20%
△ 22 %
大阪府
千早赤阪村
27 %
25 %
大泉
年齢階層別人口の増減
20 10 /3末~2 01 5年始-住民票ベース
6
5 15%
歳 全国平均
以
上
人 10%
口
(
老 5%
年
東京都
人
奥多磨町
口 △ 22 %
0%
)
奈良県
増
吉野町
減
率 -5% 神
流
邑楽
館林
静岡県
東伊豆町
大阪府
能勢町
神奈川県
三浦市
板倉
長 桐
大阪府
野 生 安中
岬町
熱海市 原
岐阜県
関が原町
北海道
洞爺湖町
静岡県
西伊豆町
下仁 田
和歌山県
高野町
山梨県
大月市
山口県
萩市
島根県
津和野町
片
品
み
な
か
み
宮若市
草津
中之 条
札幌
太
ど
り
京都
前
橋
福岡
榛東
千 代田 田
北九州
渋
川 嬬
福岡県 恋
日光市
明日香村
静岡県
南伊豆町
愛知県
豊田市
明
高崎
み 和
藤岡
箱根町
28 % 玉 村
横
浜
首都圏
4都県
仙台
吉岡
伊勢 崎
名古屋
東京特別区
大阪
甘楽
富岡
高
齢
者
急
増
沼田
昭和
高山
東吾 妻
川場
現役世代が減少
上野
徳島県
上勝町
△ 23 %
-10% 南 牧
-20%
全国平均
△ 14 %
-15%
-10%
-5%
0%
5%
資料: 総務省住民基本台帳人口 ( 外国人を除く)
住民票ベースなので、実際の居住者数とはややずれがある
15-64歳人口(生産年齢人口)増減率 交通不便でも元気な場所は元気
埼玉県
茨城県
鳩山町
利根町
30 % 29 %
20%
△ 22 %
大阪府
千早赤阪村
27 %
25 %
大泉
年齢階層別人口の増減
20 10 /3末~2 01 5年始-住民票ベース
6
5 15%
歳 全国平均
以
上
人 10%
口
(
老 5%
年
東京都
人
奥多磨町
口 △ 22 %
0%
)
奈良県
増
吉野町
減
率 -5% 神
流
邑楽
館林
静岡県
東伊豆町
大阪府
能勢町
神奈川県
三浦市
板倉
長 桐
大阪府
野 生 安中
岬町
熱海市 原
岐阜県
関が原町
北海道
洞爺湖町
静岡県
西伊豆町
下仁 田
和歌山県
高野町
片
山梨県 品
大月市
山口県
萩市
島根県
津和野町
み
な
か
み
宮若市
草津
中之 条
太
横
浜
京都
前
橋
沼田
昭和
岐阜県
白川村
高山
名古屋
現役世代が減少
鹿児島県
与論町
上野
沖縄県
伊是名村
徳島県
上勝町
東京特別区
大阪
北海道
鶴居村
鹿児島県
龍郷町
北海道
黒松内町
吉岡
伊勢 崎
北海道
中札内村
川場
仙台
首都圏
4都県
東京都
御蔵島村
甘楽 鹿児島県
鹿屋市
富岡
沖縄県
伊平屋村
長野県
売木村
沖縄県
石垣市
-15%
-10%
-5%
青森県
六戸町
山形県
東根市
東京都
利島村
高
齢
者
急
増
北海道
ニセコ町
沖 縄 県 17 %
北大東村
沖縄県
宮古島市
沖縄県
竹富町
島根県
海士町
北海道
西興部村
沖縄県
渡名喜村
沖縄県
座間味村
福島県
檜枝岐村
北海道
音威子府村
沖縄県
南大東村
全国平均
△ 14 %
東京都
小笠原村
福岡
榛東
東吾 妻
△ 23 %
-10% 南 牧
-20%
ど
り
長 野 県 23 %
軽井沢町
札幌
千 代田 田
北九州
渋
川 嬬
福岡県 恋
日光市
明日香村
静岡県
南伊豆町
愛知県
豊田市
明
高崎
み 和
藤岡
箱根町
28 % 玉 村
0%
沖縄県
渡嘉敷村
鹿児島県
十島村
15 %
8%
新潟県
粟島浦村
5%
資料: 総務省住民基本台帳人口 ( 外国人を除く)
住民票ベースなので、実際の居住者数とはややずれがある
15-64歳人口(生産年齢人口)増減率 後期高齢者激増と現役世代減少
いずれも主舞台は高崎市と前橋市
止められないこと・できること
× 止められないこと
→ 今の住民が毎年1歳ずつ歳を取っていくこと
→ (多くの)若者が地域外に就職して出て行くこと
△ 変えられること
→ これまでは一度出て行ったきり帰ってこなかった
若者たちを、今後は工夫次第で呼び戻せる
→ 子育て世代の支援で、出生率を高くできる
○ むしろ前向きにできること
→ 子育てしながら働く若い世代を呼び込める
→ 無病息災で天寿を全うする高齢者を増やせる
→ 来訪・滞在・短期定住する外来者を増やせる
里山資本主義とは
お金の世界で成長を目指す「マネー資本主義」の反対語。
お金にならない価値も重視、循環再生で社会を持続。
「物々交換」や「恩送り」の重視+原状不稼動の「原価0円資産」活用:
! お金を使わない分GDPは減るが、幸福度と持続性は増大
! 資源購入の減少 → 金銭換算された域際収支も改善
「客数」や「売上」よりも、「地域内でどれだけお金が回るか」を重視:
! 「地消地産」で、地域外に出て行くコストを減らす
← 地元民と観光客の消費するものは、なるべく地元産にする
← 地域内消費を、地元民の給料と地元産の原材料費に回す
目先の「経済成長」よりも、「人口」と「天然資源」の循環再生を重視:
! 出生率1.1、自給率0%の東京の限界を直視
! 農山村への若者回帰促進、子育て支援への投資
マネー資本主義と里山資本主義
動機
目標
戦略
マネー資本主義
里山資本主義
自分が、いま、一番になる
社会が滅びずに続いていく
お金儲けの一番を目指して
代わりのない中継者になる
際限なく稼ぎ、貯め込む
= 稼いでは回しバトンをつなぐ
粗暴バージョン:
素朴バージョン:
他者/他集団から奪い取る
何でも自給自足する
知能バージョン:
成熟バージョン:
未来/次世代から搾取する
循環・再生が可能な範囲で
ほどほどに稼ぎ、使う
←簿外資産を浪費して蓄財する
(地下資源、水、土壌、大気、子供、絆...)
手法
←借金や汚染物質を後世に残す
← 使ったものは元に返す
← インフラと清浄な環境を残す
等価交換 / 金融投資
自由競争 / リスクの個人化
物々交換・贈与 / 実物投資
協働 / リスクの社会化
里山資本主義・エネルギーの大逆転
× 20世紀: 建物は鉄筋コンクリか新建材プレハブ
○ 21世紀: 木造近代建築の登場で革命が進行
→ 燃えない、丈夫で長持ちで地震に強い、集成材建築が新登場
欧米では7階建てや9階建ての木造高層建築も増加中
→ 日本でもうすぐ国産集成材の利用が増えれば、林業や製材
業が再生するうえ、木屑やチップを燃やすことで、灯油よ
り何割も安く(場合により半額で)暖房や発電ができる!
× 20世紀: 木を燃やすより灯油や電気が安い
○ 21世紀: 原油高で、雑木林の価値が大復活
→ 薪ボイラー、薪ストーブの技術革新で燃焼効率が急上昇
→ 遠くから送電/油を輸送するより、近くの薪の方が安い
→ 20年毎に雑木林を伐採して薪にするサイクルが復活へ?
里山資本主義・産業の大逆転
× 20世紀: 「ハイテク工業」で経済成長・雇用増
○ 21世紀: 「6次産業」で循環・再生の拡大
1次(栽培/漁獲)×2次(加工)×3次(ブランド化)=6次産業
→ ハイテク産業地域の苦境:商品陳腐化加速・低収益・雇用減
→ 地元の農水産品に根ざしたブランド品や集客交流は好調
→ 国際競争に強いのはスイスや仏伊など6次産業の強い国
→ 世界中から一番安くて大量に作られたものを買ってくる
のではなく、地元産の質を上げてもっともっと使う生活へ
観光客に地元産以外の食材を出していないか?
地元民は、地元内産を買っているか?
何も考えずにお金を地元の外に戻していないか?
「里山資本主義」的地域活性化を
①
安さでは勝負せず高品質の商品で外貨獲得:
当地独自の生活文化に支えられた、ハイセンス・少量
・高単価の「地域ブランド商品」「生活文化観光」で
外から稼ぐ(=「いま」「ここ」にしかないものを売る)。
②
お金と遊休資産をもっと地域内でぐるぐる回す:
地域内産の食材、建材、人材の質を上げて地元で使い
倒し 、未就労女性や障碍者を雇用し、時短で「時給」
を高め、兼業を奨励し、空き不動産は安く賃貸する。
③
省エネ・新エネ投資でエネルギー代を大幅削減:
建物の改築・断熱改修を進めて大幅な省エネを実現。
建材にはなるべく地元産材を使い、木屑を燃料利用。
小水力・風力・地中熱・廃油・廃熱を余さず使う。
お金の使い方次第で地域が変わる
売上
都会に預け
ず地域内に
再投資!
地域か
ら資金
調達!
儲け
地域か
ら資金
調達!
地域の自
然エネル
ギー活用!
地域外への売り上げを増やし、
もっと「外貨」を獲得!
地域内
向けは
安く!
地域の
業者に
発注!
コスト
地消地
産物々
交換を
促進!
雇用増!
賃上げ!
兼業奨励!
内部
配当 金利 光熱 地代 設備 原材 給料
留保
費 家賃 費 料費
地域内の誰かの 地域外に出て 受け取った人が
行ってしまう 地域内でまた使う
貯金に回る
多くは結局、地域内
では使われないまま
地域内では循環せずに
都会や海外を活性化させる
地域内で循環し、雇用
と若者人口を増やす!
地域外に出て行くお金を減らそう
安中市民1人が年間に
消費する額を200万円とすると
地域外への売り上げを増やし、
売上
もっと「外貨」を獲得!
→ その1%=2万円 市内産品の消費を増やせば
賃上げ!
地域か 地域の自 地域内 地域の
都会に預け 地域か +12億円が地元に回る
地産地
儲けら資金 ら資金 然エネル 向けは
コスト
ず地域内に
業者に
消物々 兼業奨励!
→ これは給与+福利厚生400万円/人の
調達! 調達! ギー活用! 安く! 発注!
再投資!
交換を 地域通貨支給!
雇用300人分の額! 促進!
内部
配当 金利 光熱 地代 設備 原材 給料
留保
費 家賃 費 料費
安中市民1人が年間に
払うエネルギー代を40万円とすると
→ その10%=4万円省エネを進めれば
地域外に出て 受け取った人が
地域内の誰かの
行ってしまう 地域内でまた使う
貯金に回る+24億円が地元に回る
→ これは給与+福利厚生400万円/人の
地域内では循環せずに
多くは結局、地域内
地域内で循環し、雇用
雇用600人分の額!
では使われないまま
と若者人口を増やす!
都会や海外を活性化させる
「里山資本主義」的地域活性化を
①
安さでは勝負せず高品質の商品で外貨獲得:
当地独自の生活文化に支えられた、ハイセンス・少量
・高単価の「地域ブランド商品」「生活文化観光」で
外から稼ぐ(=「いま」「ここ」にしかないものを売る)。
②
お金と遊休資産をもっと地域内でぐるぐる回す:
地域内産の食材、建材、人材の質を上げて地元で使い
倒し 、未就労女性や障碍者を雇用し、時短で「時給」
を高め、兼業を奨励し、空き不動産は安く賃貸する。
③
省エネ・新エネ投資でエネルギー代を大幅削減:
建物の改築・断熱改修を進めて大幅な省エネを実現。
建材にはなるべく地元産材を使い、木屑を燃料利用。
小水力・風力・地中熱・廃油・廃熱を余さず使う。
子供が増える安中にするには?
× 行政が入学時にランドセルを配る
← 祖父がやることを行政がやるな!(爺世代の発想…)
← 当事者=現に子育て中の母親の意見を聞け!
× 乳幼児の母は仕事を辞めて子育てに専念できるようにする
← 何人産んでも働いて稼げる、母親が早期に職場
復帰 でき、柔軟に休める雇用環境をつくる
← 父親も子育て中は柔軟に休める文化をつくる
← 学童保育、病児保育、小児科医療を徹底充実
× 皆が結婚し2人ずつ子供を持つような時代に戻す
← そんな時代など、昔から一度も存在しない!!
← 3人、4人兄弟姉妹が、家庭の事情に係わらず
食べて着て育つ仕組みをつくる(里親の普及が鍵)