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4.企業
(有)アイ・コーポレーション
井上 一郎.......................75
秋木機械(株)
吉田 鉄蔵.......................76
(有)アースキッズ
小澤 祥司.......................77
(有)アポロンシステムズ
角田 和仁.......................79
(株)ヴァイアブルテクノロジー
大場 龍夫.......................81
NAO 設計室
篠田 尚幸........................83
OM 計画(株)
鈴木 康司........................85
樫山工業(株)
岡野 重遠.......................86
金子製材(株)
金子 真治........................88
川崎重工業(株) 技術本部
柳井 誠.........................89
上月ウディックス(株) .................................................91
上月造林(株)
三洋貿易(株)
上月 靖史
機械資材部
小林 三男.......................93
(株)ダイナックス都市環境研究所
佐藤 健明.......................94
タキ・アソシェイツ技術士事務所
高城 重厚.......................96
(株)地域システム研究所
佐藤
(株)中西鉄工
中西 勉..............
...........98
(株)日本計画機構 地域計画部
今井 文明.......................99
73
哲朗......................97
(株)日本総合研究所研究事業本部
醍醐 市朗......................101
日本マクドナルド(株)社長室環境担当部
田子 公道......................102
(株)日本林業調査会 ..................................................103
隔週刊『林政ニュース』編集部
辻 潔
(株)バイオカーボン研究所
秋月 克文......................104
日立建機(株) 関東支社 営業部
菊川 照英......................105
日立建機(株) 関東支社 販売促進部
小林 浩........................107
(有)弘前重機
須藤 廣光.....................
.108
ペンションセロ
堀口 俊子......................109
毎日新聞福井支局
横田 信行......................110
(株)丸山鐵工所
丸山 弥寿郎....................111
(有)米林製材
米林 寿美子....................112
(有)ライフテック
布目 五輪男....................114
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有限会社
アイ・コーポレーション
代表取締役
井上 一郎
〒349-1121 埼玉県北葛飾郡栗橋町伊坂 576-12
TEL 0480-55-1271 / FAX 0480-52-3558
e-mail i-7429@mvi.biglobe.ne.jp
当社は数年前よりペレットストーブの販売を行って参りましたが、昨年より沢山のお問い合わ
せを全国各地からいただき、驚いています。2月には岩手県、4月には東京都あきる野市で開催
されたシンポジュウムにも出席させていただき、最近の木質バイオマスに対する傾向が分かって
参りました。
たまたま当社はインターネットのホームページにペレットストーブを掲載しておりましたの
で、沢山のお問い合わせをいただいたものと理解しております。現在台数は少ないですが、北海
道、東北、関東、中部地方にペレットストーブを納めさせていただいておりますが、その中で話
題になることは燃料が国産であるかということです。
残念ながら当社はペレットストーブと共に燃料も輸入しておりますが、これが国産の燃料を供
給出来るようになれば当然ペレットストーブやペレットボイラーが普及し、化石燃料の消費量の
削減に貢献出来るとの信念をもって各方面にお勧めする事が出来ます。又、ペレット製造プラン
トについても同時にお問い合わせいただいておりますが、国内では未だあまりプラントの数が多
くありません。
プラントについても情報を収集いたしましたが、最近今までの製造過程を短縮出来るプラント
が開発されたと聞き、今月中旬には北米に調査に参ります。今までにお聞きした限りでは、スウ
ェーデンが主流になっているようですが、当社は北米を中心に情報収集を行っております。
今後の予定としまして、ストーブ以外のボイラーの種類やコスト。又、ペレットプラントの稼
働状況などを調査し、必要とされている方面に情報公開を行いたいと考えています。又、林業関
係に限らず木質系の産業廃棄物にも活用の道は開けないものかも重要な事だと思っています。
以上簡単では御座いますが、当社の取り組み方をご紹介させていただきます。
今後ともよろしくご指導下さいますようお願い申し上げます。
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秋木機械株式会社
木質ペレットの取り組みについて
秋木機械株式会社
吉田 鉄蔵
〒016-0171
秋田県能代市河戸川字南西山18-9
TEL 0185-52-2171 / FAX 0185-54-7181
当社は平成9年度よりあらゆる木質関係の再利用について研究開発を重ねて、
破砕・粉砕装置、
炭化装置を完成させ、敷料、堆肥、粉炭用として、プラントを販売してきました。
しかし今後の方向として、バイオマス、特に良質の木質ペレットの必要性が必ず来るものと、
平成11年テストプラントを社内に作り、各方面よりテスト材料を提供して頂き色々な原料でテス
トを繰り返し、良質(くずれない比重の重い等)なペレットを作ることに成功した。良質なペレ
ットを作る為の条件として、粉砕物等が均一でなければならない等色々な条件が分かりました。
又、当社では破砕・粉砕装置、炭化装置を社内に設置しており、色々な実験が可能であります。
現在は、ペレットを炭化させ水質の浄化等の実験をしています。しかしながら、良質のペレット
の製造には成功しましたが、現行及び今後のペレットの需要状況等について、分からない部分が
たくさんあり、意見交換致したく申込みいたします。
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(有)アースキッズ
小澤 祥司
〒197-0027 東京都福生市志茂 243‐2‐203
TEL 0556-22-8007 / FAX 0552-22-8002
e-mail ozawa@po.gws.ne.jp
ペレットについては、岩手県バイオマス研究会でも中心テーマに据えていますが、まず「どこ
で使うのか」が、最大の問題になっています。
詳しいことを述べている時間がないのですが、原料−生産−流通−消費全てにわたって現状で
は経済性を見いだせません。
原料:林地対策の場合、間伐材や林地残材を山からどうやって持ってくるか。そのコストと技
術。
生産:バークやおがくずを使ってのペレット生産が投資に見合うか(岩手県内ではいくつかの
製材所や森林組合で否定的な見解を聞きました。現状ではコスト的に化石燃料に対抗できそうも
ない)
。
流通:域内(せっかくのカーボンニュートラルなエネルギーを移送による CO2 排出によって
台無しにしない範囲)で、誰でもが手軽に手に入れられるような利用システムが構築できるのか
(ガソリンスタンドや燃料店で販売されるような)
。
消費:安価なペレットストーブの生産・供給・メインテナンス、簡便なストレージや灰の処理
システム(灰は"不燃ごみ"です)など。
ほかにもいろいろ問題はありますし、バイオマスの利用を「ペレット」だけで考えるのも無理が
あると思いますが、それは指定された締め切り(11日)までに詳しく述べている時間がありま
せん。
なお私自身も西多摩(あきる野市)に住んでいて、家に薪ストーブ(デンマーク製)がありま
す。ところが、周辺に里山(雑木山)があるのに、薪はほとんど手に入りません。また薪ストー
ブはやはり扱いがむずかしく、家族が手軽に使えるようにするには、ペレットの方が向いている
だろうと思いますが、岩手や徳島から送ってもらうのでは、何もならないと思っています。また
今の薪ストーブも十分に活用していないにも関わらず、これから十万円以上もするペレットスト
ーブを買うのに、家族が賛成してくれるかどうか。何しろ昨年、3kW の太陽光発電と240リ
ットルの太陽熱温水器を入れたばかりですので。
さて、ペレットは自然エネルギーの中のさらにバイオマス利用システムの中の一部を構築する
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ものと思います。バイオマスだけで考えても、直接燃焼、炭化、木質ガス化、液体燃料化、バイ
オガス化、エタノール化と多様なバイオマス利用技術の中に位置づけられる必要があります。い
ずれであれ、とにかくビジネスにならなければ先には進みません。
提案1:ペレットに限らず、バイオマスを里山(薪炭林=エネルギー林)の生物多様性復元に活
かすために「里山発電所」を都市近郊に建設するこれは拙著『自然エネルギーがわが家にやって
くる』(中央法規出版)でも簡単に説明していますが、里山管理ボランティア活動によって出て
くる材を含め公園や街路樹、庭木の剪定枝など木質系資源を活用する施設を都市近郊に作り、そ
のエネルギーを福祉・医療施設に使うというものです。福祉・医療施設では熱の利用があるので、
コジェネレーションによる効率化が期待できること、ボランティア活動であり、福祉系施設で使
われるなら、理解が得やすいであろうと考えるからです。
提案2:ペレットの普及のために、施設園芸での加温熱源としての利用を促進する。
地域の林産資源の活用と組み合わせる。
いまのところ、このあたりで。
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(有)アポロンシステムズ
代表
角田 和仁
〒228-0024 神奈川県座間市入谷 5-1816
e-mail appo-ron@zb3.so-net.ne.jp
私、自然エネルギー事業協同組合REXTA理事で、(有)アポロンシステムズの代表をやってお
ります。角田和仁(つのだかずひと)と申します。以前からバイオマスエネルギー利用について
は興味があり、その導入については、力になりたいと思っている一人です。このたびNEDO「住
宅建築物高効率エネルギーシステム導入促進事業」に太陽熱温水器とペレットボイラーを組み合
わせて 100%自然エネルギーによる給湯暖房システムを提案する予定にしております。幾つかの
地方でペレット燃料製造の動きがあるとの話は承知しておりますが、岩手・葛巻と徳島の現状で
現実的ではなさそうですが、卵が先か鶏が先かといったところでまずは提案することに意味があ
るとの認識であります。提案書は、5/22 締切りに向け鋭意用意しているところ(薪ボイラーそ
の他の組合せも予定している)で、当日未完成ながら参考資料になればと思っております。微力
ながら、ペレット燃料利用が急進展することを願っております。では。
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木質エネルギーに関する取り組み
(株)ヴァイアブルテクノロジー
大場 龍夫
〒171-0021 豊島区西池袋 3-31-7 夏目ビル3F
TEL 03-5954-7561 / FAX 03-5954-7564
e-mail ooba-viatech@pop11.odn.ne.jp
木質ペレット関連
○スウェーデン製木質ペレットストーブの共同購入
○スウェーデン製木質ペレットバーナーのサンプル輸入
○木質エネルギー関連調査委託
・ 秋田県二ツ井町「木のまちプロジェクト」
・ 産業廃棄物発電動向調査
・ 長野県あずみ野地区「クリーンエナジーみさと構想」(エネルギー自給型木材リサイクル工
場)
・ 東京都木質バイオマス利用可能性予備調査
小型木材ガス化コージェネレーションシステムの開発
・ 「木質バイオマスエネルギー利用技術研究組合」
、H11 年∼H15 年、林野庁補助事業
・ 中小企業創造的事業活動法認定(東京都 11 労経計計創第 1431 号)
・ 試験場所:東京都青梅市梅郷
(目的)
本事業は、木材加工工場で排出される廃木材や林地残材などをガス化して、内燃機関により
発電を行い、併せてその排熱を乾燥・給湯・暖房等の熱源とすることができる木材ガス化コー
ジェネレーションシステムの研究開発を行うことを目的とする。
(効果)
本システムを木質系資源が経済的に入手可能な廃棄物処理施設、木材加工工場、公共施設等
へ多数導入されることにより、地球温暖化防止対策を始め、導入工場における運転管理費の低
減化、また林業経営、中山間地域の産業育成等経済的波及効果が期待できる。
(従来システムとの対比)
これまで、木質エネルギー利用としては、木屑ボイラー等により蒸気を製造し、これを蒸気タ
ービンあるいは、乾燥器の熱源としてしている例がある。しかしながら以下のデメリットがあ
る。
・ 蒸気タービンは高価であり、製造メーカーも限られている。(地域で生産・メンテナンスが
できない)
・ ボイラー水の管理が繁雑である。
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・ 全体システムが複雑である。
・ 小規模な設備では経済性が成り立ちにくい。
・ ボイラー技師及び発電を行う場合は、ボイラータービン主任技術者が必要となる。
一方、小規模においても木質エネルギーが効率的に利用可能であるシステムとして、ガス化エ
ンジン発電システムがある。
ボイラータービン
小規模では発電不能
燃料
受注生産
主任技術者が必要
高温・高圧蒸気
ボイラー
タービン
発電機
電力
繁雑
ポンプ
ボイラー水処理
復水器
図1 従来型発電システム(ボイラー−蒸気タービンシステム)
ボイラータービン
極小規模でも発電可能
燃料
汎用品の利用可
主任技術者不用
木ガス
ガス化炉
ガス清浄器
比較的シンプルなシステム
エンジン
発電機
電力
排気温度が高く排熱利用容易
図2 ガス化−エンジン発電システム
(システムの開発コンセプト)
・ 発電に有利なダウンドラフト炉
・ 排熱回収(木材乾燥、給湯・暖房等に利用)
によエネルギー利用効率向上
・ 汎用品多様によるイニシャルコストの低減化
・ 地元でメンテナンスできるわかりやすい技術
(現在の状況)
・ 出力はガソリン機関転用で約 1/2(ポータブル発電機)
・ 本年度、自動供給装置・発電機(42kVA)を設置予定
・ またガス化炉安定化・最適化試験、自動運転制御試験を実施予定
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ダウンドラフトガス化炉の原理