Avaya IQ の新機能 - Avaya Support

Avaya IQ の新機能
リリース 5.1
2010 年 7 月
© 2010 Avaya Inc.
ライセンスの種類
All Rights Reserved.
指定システムライセンス(DS)
。 該当資料またはエンドユーザーが入
手できる他の資料に、指定プロセッサの台数が記されていない限り、
エンドユーザーは 1 つのソフトウェアを 1 台の指定プロセッサにしか
インストールできません。 Avaya は指定プロセッサの識別のため種
類、シリアル番号、機能キー、場所、他の指定情報が必要となる可能
性があります。場合によっては、この目的のために Avaya が特定し
た電子的手段でエンドユーザーの皆様にこれらの情報を Avaya まで
提供していただくこともあります。
注意事項
本ヘルプに記載する情報を作成時点で完全かつ正確なものにするため
に十分な注意を払っておりますが、Avaya はいかなる誤りに対しても
責任を一切負いません。 Avaya は個人や団体に対する事前の許可な
く、本ドキュメントに記されている情報を変更・修正する権利を保有
しています。
本ドキュメントにおける免責事項
Avaya は本ドキュメントの初版に対するいかなる変更、追加、削除に
対して、それらが Avaya により実行されたものでない限り、責任を
持ちません。 エンドユーザーは、エンドユーザーの範囲内で本ドキ
ュメントを修正、追加、削除したことによって生じる、またはそれに
関連するいかなる申し立て、訴訟、請求、判決に対しても、Avaya、
Avaya 代理人、従業員を免責することに同意するものとします。
リンクに関する免責事項
Avaya は、サイト内および Avaya が提供しているドキュメントにお
いて参照されているリンク先のウェブサイトのコンテンツや信頼性に
ついて一切責任を負いません。 Avaya は、これらのサイトに記され
ている情報、記述、内容に関して責任を負いません。また、そこで説
明・提供されている製品、サービス、情報を必ずしも是認するもので
もありません。 Avaya は、これらのリンクが常に機能することは保
証していません。当社はリンク先ページの可用性を管理することはで
きません。
保証
Avaya は、本製品に関して限定保証を提供しています。 限定保証の
条件については、売買契約書を参照してください。 また、Avaya の
標準保証規約、およびこの製品の保証期間中に利用可能なサポート情
報は、Avaya サポートウェブサイト(http://www.avaya.com/
support)に掲載されています。 米国およびカナダ以外の Avaya 認定
再販業者から本製品をご購入された場合は、保証の提供元は Avaya
ではなく、この Avaya 再販業者となることに注意してください。
ライセンス
ウェブサイト(HTTP://SUPPORT.AVAYA.COM/LICENSEINFO/)に
掲載されている AVAYA のライセンス条件は、AVAYA または AVAYA
認定再販業者の商業条件のもと、AVAYA INC. 、AVAYA 関連会社、ま
たは AVAYA 再販業者(該当する場合)から購入した AVAYA ソフトウ
ェアをダウンロード、使用、インストールしたあらゆる人物に適用さ
れます。 AVAYA、AVAYA 関連会社、または AVAYA 認定再販業者以外
からソフトウェアを入手した場合、他の書面による AVAYA との同意
がない限り、AVAYA はこのライセンスを拡張しません。また AVAYA
は、ライセンスなしにソフトウェアを使用・販売する人物に対して法
的措置を取る権利を保有します。 本ソフトウェアのインストール、
ダウンロード、使用、または他の人物に対してこれらの行動を承認す
ることで、あなた、ならびにあながた代理となって本ソフトウェアを
インストール、ダウンロード、使用している団体(以下「“あなた”」
と「“エンドユーザー”」という)は、これらの条件に従い、あなたと
AVAYA INC. または該当する AVAYA 関連会社(“AVAYA”)との間で法
的拘束力を持つ契約が締結されることに同意していただくものとしま
す。
Avaya はエンドユーザーに対して、下記に記載する種類のライセンス
の適用範囲内においてライセンスを 1 件供与します。 ライセンスの
適用数およびそれらのライセンスが供与される容量の単位は 1 としま
す。ただし、それ以外のライセンス数または容量の単位がドキュメン
トまたはエンドユーザーに提供されるその他の資料に記載されている
場合は、その限りではありません。 「“専用プロセッサ”」とは、スタ
ンドアロン型コンピュータ機器 1 台を指します。 「“サーバー”」と
は、複数のユーザーがアクセスするソフトウェアアプリケーションを
ホストする専用プロセッサです。 「“ソフトウェア”」とは、スタンド
アロン型であれ、ハードウェアにインストール済みであれ、Avaya が
ライセンス供与者、エンドユーザーが最終利用者であるオブジェクト
コードにおけるコンピュータプログラムを指します。 「“ハードウェ
ア”」とは、標準的なハードウェア製品を指し、Avaya から販売さ
れ、エンドユーザーが最終利用者となる製品です。
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Avaya IQ の新機能
コンカラントユーザーライセンス(CU)
。 エンドユーザーは、ライセ
ンス台数分のユニットに本ソフトウェアを用いてアクセスする限りに
おいて、本ソフトウェアを複数の専用プロセッサまたは 1 台以上のサ
ーバーにインストールして使用することができます。 「“ユニット”」
とは、Avaya がライセンスの価格に基づいて判断します。以下がその
対象として挙げられますが、これに限定されるものではありません:
エージェント、ポートまたはユーザー、氏名または企業の部門名(例:
ウェブマスター、ヘルプデスクなど)が記された E メールまたはボイ
スメールアカウント、製品が利用する管理データベースのディレクト
リエントリー(単一のユーザーを製品へのアクセスを許可)。 ユニッ
トは特定の、認識されたサーバーにリンクすることができます。
データベースライセンス(DL)
。 カスタマーは、1 台のサーバーまた
は複数のサーバーにソフトウェアの各コピーをインストールして使用
することができます。ただし、ソフトウェアをインストールする各サ
ーバーが同一のデータベースの 1 個のインスタンスとだけ通信するこ
とが条件です。
CPU ライセンス(CP)
。 エンドユーザーは、本ソフトウェアを Avaya
が指定した台数分のサーバーにインストールして使用できますが、サ
ーバーの作業能力がソフトウェアの指定作業能力を超えないことが条
件となります。 エンドユーザーは、Avaya の事前の同意を得た上で
アップグレード料金を支払わない限り、より高い作業能力を持つサー
バー上にソフトウェアを再インストールしたり、これを操作したりす
ることはできません。
指定ユーザーライセンス(NU)
。 エンドユーザーは、(i)許可された
特定ユーザー(以下に定義) 1 人につき、1 台の指定プロセッサまた
はサーバーにソフトウェアをインストールして使用すること、あるい
は、(ii)許可された複数の特定ユーザーのみがソフトウェアにアクセ
スして使用する限り、1 台のサーバーにソフトウェアをインストール
して使用することができます。 「“指定ユーザー”」とは、Avaya がソ
フトウェアへのアクセスおよび使用を明示的に許可したユーザーまた
はデバイスです。 Avaya の判断によって以下を「“指定ユーザー”」と
できますが、これに限定されるものではありません:名前、企業の部
門(ウェブマスターやヘルプデスクなど)、氏名または企業の部門名
が記された E メールまたはボイスメールアカウント、製品が利用する
管理データベースのディレクトリエントリー(単一のユーザーを製品
へのアクセスを許可)。
シュリンクラップライセンス(SR)
。 サードパーティサプライヤーが
提供している要素を含むソフトウェアについては、エンドユーザー
は、ソフトウェアに付随または該当する「“シュリンクラップ”」また
は「“クリックラップ”」ライセンス(以下「“シュリンクラップライセ
ンス”」という)などのライセンス同意書の諸条件に従って、ソフト
ウェアをインストールして使用することができます。 シュリンクラ
ップライセンスに関する情報は、エンドユーザーのご要望に応じて
Avaya からご利用になれます(下記の「“サードパーティコンポーネ
ント”」の項を参照)。
著作権
他に明示的に記されていない限り、Avaya が提供しているサイトのコ
ンテンツ、ドキュメント、製品を使用することはできません。 Avaya
が提供している当サイトのコンテンツ、ドキュメント、製品(コンテ
ンツの選択、配置、デザインを含む)の所有権は Avaya またはその
ライセンス供与者が保有しており、著作権法や他の知的財産権法(デ
ータベース保護に関する独自の権利を含む)によって保護されていま
す。 コンテンツ全体またはその一部(コードやソフトウェアを含
む)も、その手法を問わず、修正、模写、複製、再版、アップロー
ド、投稿、転送、配布することはできません。 Avaya の書面による
明確な同意なしにこれらを複製、転送、配布、保存、使用すること
は、適用法のもとで刑事上および民事上の犯罪になる場合があります。
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サードパーティのコンポーネント
本製品に含まれる特定のソフトウェアプログラムまたはその一部は、
サードパーティとの同意書の下に提供されたソフトウェア(以下
「“サードパーティコンポーネント”」という)を含む場合があります。
この同意書には本製品の一部の使用に関する権利を拡大または制限す
る条件が含まれています(“サードパーティ条件”)
。 Linux OS ソース
コードに関する情報(Linux OS ソースコードを用いた製品)や、こ
れらに適用されるサードパーティコンポーネントおよびサードパーテ
ィ条件の権利者所有者については、Aaya サポートウェブサイト
(http://www.avaya.com/support/Copyright/)をご覧ください。
使用料詐欺を防止するために
「“不正利用”」とは、未承認の人物(例:会社の従業員、エージェン
ト、請負業者、会社を代表して勤務している者以外の何者か)がお客
様の通信システムを不正に利用することをいいます。 お客様のシス
テムに関連した不正利用のリスクがあるということ、さらに不正利用
が行われた場合、お客様の通信サービスに対して相当額の追加請求が
生じる結果になりますのでご注意ください。
Avaya の不正救済措置
不正利用の被害にあっている疑いがあり、技術的な支援またはサポー
トが必要な場合、米国およびカナダ在住のお客様は Technical Service
Center Toll Fraud Intervention Hotline (℡:+1-800-643-2353) へお電話
でご連絡ください。 サポートに関するその他の電話番号について
は、Avaya サポートウェブサイト(http://www.avaya.com/support/)
にアクセスしてください。 Avaya 製品のセキュリティ上に脆弱性が
あると思われた場合は、Avaya まで電子メール
(securityalerts@avaya.com)でご連絡ください。
商標
Avaya は、Avaya Inc. の登録商標です。
Avaya 以外のすべての商標は、それぞれの所有者に所有権があります。
資料のダウンロード
本ドキュメントの最新版に関しては、Avaya サポートウェブサイト
(http://www.avaya.com/support)を参照してください。
Avaya サポートの連絡先
Avaya はお客様がお困りの点をお知らせいただくため、または製品に
関するお問い合わせにご利用いただける電話番号を用意しておりま
す。 米国のサポート電話番号は、1-800-242-2121 です。 サポートに
関する他の連絡先については、Avaya ウェブサイト(http://
www.avaya.com/support)をご覧ください。
Avaya IQ の新機能
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Avaya IQ の新機能
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目次
章 1: Avaya IQ リリース 5.1 の新機能........................................................................................7
Avaya IQ Performance Center..........................................................................................................................8
標準ヒストリカルレポート...............................................................................................................................9
実装の変更点.....................................................................................................................................................9
サポートされている導入環境のパターン...............................................................................................10
Avaya IQ Central Installer.......................................................................................................................11
Avaya IQ の高可用性..............................................................................................................................11
システム容量の変更........................................................................................................................................12
サポート性およびサービス性.........................................................................................................................13
構成監査ツール(CAT).................................................................................................................................15
実装計画ツール(IPT)..................................................................................................................................16
Communication Manager 6.0 のサポート.......................................................................................................16
索引...........................................................................................................................................19
Avaya IQ の新機能
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Avaya IQ の新機能
2010 年 7 月
章 1: Avaya IQ リリース 5.1 の新機能
Avaya IQ リリース 5.1 は、Avaya IQ リリース 5.0 が提供する機能の他にも多数の新機能や
拡張機能を提供します。 このドキュメントには、Avaya IQ リリース 5.1 の変更や追加機能
の概要が含まれています。
このドキュメントの各トピックには、詳しい情報が記載された参照が含まれています。
ここでは、次のトピックについて説明します。
• Avaya IQ Performance Center
• 標準ヒストリカルレポート
- エージェントとワークグループの稼働状況レポート
- エージェントとコンタクトの詳細レポートおよびトレースレポート
- キュー稼働状況レポート
- ルーティングポイント稼働状況レポート
• 実装の変更
- ターンキーは、単一ホストおよび複数ホストの導入環境をサポートします。
- Avaya IQ Central Installer
- 高可用性
• システム容量の変更
• サポート性およびサービス性
- データベース監視診断
- データベース診断ツール
- パンプアップ監視ツール
- ハードウェアアラーム
• 構成監査ツール(CAT)
• 実装計画ツール(IPT)
• Communication Manager 6.0 のサポート
Avaya IQ の新機能
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Avaya IQ リリース 5.1 の新機能
Avaya IQ Performance Center
Avaya IQ Performance Center は、コールセンターの毎日の監視を最適化するためのフレー
ムワークを提供します。 Avaya IQ Performance Center のフレームワークを使用すると、次
の項目を実行できます。
• エージェントとキューの現在のステータスや稼働状況を効果的に監視するため、共通入
力を共有するリアルタイムレポートをグループ化したアクティビティを作成します。
入力が共通であるレポートをグループ化することにより、1 件のレポートのデータがア
クティビティ内のその他すべてのレポートと直接的に相関することを確実にします。
• アクティビティ内の全レポートの最新データを入手します。 レポートデータは、すべ
て 3~5 秒ごとに更新されます。 この更新間隔は、必要に応じて調整できます。
• レポートを開いているアクティビティにドラッグして、アクティビティに追加します。
• アクティビティ内にあるすべてのレポートに入力を供給します。
• リアルタイムレポートで使用される開始時刻とタイムゾーンを特定するために、業務開
始時刻を設定します。
Performance Center ユーザーインターフェイス
Performance Center ユーザーインターフェイスは、スーパーバイザーユーザーに焦点を当て
ています。 Performance Center ユーザーインターフェイスを利用すると、スーパーバイザ
ーはリアルタイムレポートを実行したり、エージェントエディタにアクセスしてキュー割り
当てを変更したり、再度ログインせずに Avaya IQ の管理とレポートアプリケーションを起
動したりすることができます。
Avaya IQ Performance Center により、次のリアルタイムレポートを実行できます。
• エージェントとコンタクト余剰レポート
• エージェント動作レポート
• エージェント稼働状況レポート
• エージェントステータスレポート
• エージェント稼働率レポート
• コンタクトロケーションレポート
• キューの処理結果レポート
• キューの稼動状況レポート
• キューステータス レポート
• 最新の傾向レポート
注
最新の傾向レポートを表示できるのは、キューの稼動状況レポートとキューステータスレ
ポートのみです。
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Avaya IQ の新機能
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標準ヒストリカルレポート
Avaya IQ Performance Center の詳細については、『Avaya IQ Performance Center の使用』
を参照してください。
標準ヒストリカルレポート
既存のレポートに加えて、標準ヒストリカルレポートを使用することにより、次の稼働状況
レポートを生成することができます。
• エージェントとワークグループの稼働状況レポート
エージェント AUX - サマリー
• エージェントとコンタクトの詳細レポートおよびトレースレポート
エージェント AUX 割り込み - 詳細
• キューの稼働状況レポート
- キュー推奨スキルレベル - サマリー
- キュー放棄時間プロファイル - サマリー
- キュー放棄時間プロファイル - 傾向
- キュー受付時間プロファイル - サマリー
- キュー受付時間プロファイル - 傾向
• ルーティングポイントの稼働状況レポート
- ルーティングポイント放棄時間プロファイル - サマリー
- ルーティングポイント放棄時間プロファイル - 傾向
- ルーティングポイント受付時間プロファイル - サマリー
- ルーティングポイント受付時間プロファイル - 傾向
レポートの詳細については、「Avaya IQ の標準レポート」を参照してください。
実装の変更点
Avaya IQ および Avaya IQ Performance Center のインストールと構成を同一のインストーラ
を使用して実行できるようになりました。 ターンキーの提供はサイズおよび配布に関係な
く、全種類の Avaya IQ の構成をサポートします。
Avaya IQ リリース 5.1 には、次のような実装の拡張が含まれています。
Avaya IQ の新機能
2010 年 7 月
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Avaya IQ リリース 5.1 の新機能
サポートされている導入環境のパターン
Avaya IQ リリース 5.1 のソフトウェア単体およびターンキーの提供は、次の導入環境構成で
利用できます。
• 同じサーバー上に Avaya IQ アプリケーションおよびデータベースを含む、単一ホスト
の導入環境。
• Avaya IQ アプリケーション専用とデータベース専用の 2 つのホストを含む、デュアル
ホストの導入環境。 これには、データコレクションホストも含めることができます。
• データベース処理、データコレクション、レポート、管理およびデータベース専用の個
別のホストを含む、マルチホストの導入環境。
ソフトウェア単体およびターンキーの両方の導入環境において、Avaya IQ には次の項目が必
要です。:
• Red Hat Enterprise Linux
• Oracle サーバー
• Oracle クライアント
Linux および Oracle がサポートされているバージョンについては、『Avaya IQ Product Version
Interoperability Document (製品バージョンの相互運用性についてのドキュメント)
』を参照
してください。
単一ホストまたはマルチホストの導入環境における、Avaya IQ のインストールおよび構成の
詳細については、『Avaya IQ の実装』を参照してください。
データコレクションホストを追加できる可能性
ソフトウェア単体またはターンキーの提供に関わらず、1 台以上のデータコレクションホス
トを Avaya IQ の導入環境に追加できるようになりました。 ターンキーの提供を選択した場
合、単一、デュアルまたはマルチホストのどの導入環境であっても、データコレクションホ
ストを順序付けることができます。 いずれかの提供に関わらず、マルチサイト構成を持つ場
合は、メインサイトは単一、デュアルまたはマルチホストの導入環境を所有できます。
Avaya は、次のシナリオの場合にデータコレクションホストを追加することを推奨します。
:
• 各リモート Communication Manager にデータコレクションホストを導入する場合。
Communication Manager が地理的に分散している場合に、上記の導入が必要になる可
能性があります。
• 複数の Communication Manager を使用するために、データコレクションホストを導入
する場合。 いくつかの Communication Manager が同じ建物内または同じ市内のリモー
トの建物内にある場合に、上記の導入が必要になる可能性があります。
注意
すべてのホストがメインサイトにあるマルチホストの導入環境では、追加のデータコレク
ションホストを導入しないでください。
データベースから離れたサイトでの、データコレクションホスト以外のホストの導入は、
信頼性およびパフォーマンスの問題が生じる可能性があるため推奨できません。
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Avaya IQ の新機能
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実装の変更点
Avaya IQ Central Installer
Avaya IQ Central Installer を使用すると、デュアルホストおよび複数ホストの導入環境で
Avaya IQ/Avaya IQ Performance Center ソフトウェアをデータベースホストを除くすべての
ホスト上にインストールできます。
Avaya IQ Central Installer は、管理ホスト上で Avaya IQ ソフトウェアのインストールを開始
し、その他のホスト上でインストールをリモートで実行します。 また、早期に失敗またはキ
ャンセルした Avaya IQ ソフトウェアのインストールから回復する試みとして、サーバーの
サブセット上でインストーラを実行できます。
Avaya IQ Central Installer の実行中は、対話型、サイレントまたはテンプレートの中から動
作モードを指定し、必要に応じてその他の任意パラメータをコマンドで追加しなければなり
ません。
• テンプレートモード- Avaya IQ Central Installer をテンプレートモードで実行すると、
インストールに必要なシステムデータを格納するテンプレート入力ファイルを生成しま
す。
• 対話型モード- Avaya IQ Central Installer を対話型モードで実行すると、インストーラ
に入力を促された時にシステムデータを提供して、インストレーションを段階的に案内
します。
• サイレントモード-必要な情報が含まれているシステムデータファイルを所有している
場合は、Avaya IQ Central Installer をサイレントモードで実行します。
注
ルートユーザーまたは各リモートホストに同等の権限を持つルートユーザーのみが、Avaya
IQ Central Installer を実行できます。
Avaya IQ Central Installer を使用した Avaya IQ のインストールおよび構成の詳細について
は、『Avaya IQ 5.1 の実装』を参照してください。
Avaya IQ の高可用性
Avaya IQ の高可用性機能を使用すると、ソースへのアクティブリンクや Avaya IQ システム
およびネットワークに障害が発生した際に、ソースデータを復旧することができます。
高可用性機能は、次の 2 種類のデータ同期を提供します。
• 管理データ同期-頻繁に変化する管理データを保存し、管理データをバックアップシス
テムに手動でコピーすることを不要にします。
• 履歴データ同期- Avaya IQ システムまたは Communication Manager のリンクに障害が
発生した場合に、履歴データを保存します。
高可用性機能では、並列に動作する完全な Avaya IQ システムを 2 つ使用します。 この 2 つ
のシステムは、同じような構成を持ち、Avaya IQ の全機能を提供し、同じソースからデータ
を収集し、同じダウンストリームのウォールボードと従業員管理システムへのインターフェ
イスを持っています。 しかし、これらのシステムは互いに独立して動作します。
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Avaya IQ リリース 5.1 の新機能
Avaya IQ の高可用性機能は、Avaya IQ の構成中に両方のシステム上で構成されます。 各シ
ステムの適切なライセンスを使用して、一方の Avaya IQ ホストをプライマリシステム、も
う一方のホストをセカンダリシステムに指定します。
同期ツールは、オンデマンドで実行できます。 また、管理データの定期的な自動同期をスケ
ジュールできます。
Avaya IQ の高可用性機能の詳細については、『Avaya IQ の実装』を参照してください。
システム容量の変更
システム容量の増加
レポートユーザー数およびビジーアワーコールレートに対する Avaya IQ 5.1 の容量制限は、
前回のリリースよりも大きく増加しています。 具体的な容量は、各システム上で IPT (実装
計画ツール)を使用して評価する必要があります。
次の表は、おおよその制限の比較です。 性能や容量は、システムによって異なります。 例
えば、Avaya IQ 5.1 デュアルホストターンキーは、Avaya IQ 5.0 デュアルホストターンキー
の約 6~8 倍の容量があります。
Avaya IQ 5.0
ターンキー
Avaya IQ 5.1
ソフトウェア単体
ターンキーまたはソフトウェア単体
デュアルホ デュアルホ 複数ホスト 単一ホスト デュアルホ 複数ホスト
スト
スト
スト
レポートユ 50
ーザー容量
ビジーアワ 20,000
ー通話容量
(BHCC)
データソー 8
ス数
75
200
200
400
900
50,000
200,000
65,000
130,000
300,000
8
16
4
8
16
Avaya IQ 5.1 のレポートユーザー容量の数は、Avaya IQ 5.1 のレポートユーザーは主に新し
い Performance Center リアルタイムダッシュボードを使用しており、レガシー(5.0 スタイ
ル)リアルタイムレポートは使用していないという前提に基づいているということに注意す
る必要があります。 レガシーリアルタイムレポートは Avaya IQ 5.1 でもサポートされてい
ますが、使用頻度が高いとシステムのパフォーマンスや容量を大幅に低下させます。
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Avaya IQ の新機能
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サポート性およびサービス性
サポート性およびサービス性
注
このセクションで説明したサポート性およびサービス性のツールは、ターンキー導入環境
のみで利用できます。
Oracle データベースおよびデータベースサーバーの安定性
Avaya IQ 5.1 ターンキーのデータベースサーバーは、Oracle データベースおよびデータベー
スサーバーの安定性に重要な状態を監視するための一連のツールを装備しています。 次のよ
うなツールがあります。
• データベース監視診断
• データベース診断ツール
これらのツールは、Avaya IQ の動作に問題が生じる前に、データベースが持つ潜在的な問題
点を管理する機能を提供します。 データベース診断を使用すると、次の項目を実行すること
ができます。
• プライマリデータベースサーバーの状態やデータベースサーバーの障害を監視しま
す。 診断ツールは、自動修正アクティビティを実行します。
• 自動修正アクティビティで修正できない問題が生じた場合、自動的にアラームを生成し
ます。
• 診断テストを定期的に実施するための値を設定します。
• 問題についての詳細情報を表示します。
• 特定の監視状態のしきい値を設定します。
• 特定された問題の修正を実行します。
データベース監視診断:
システムは、インストール時に自動的にデータベース監視診断を実行します。 また、Oracle
およびデータベースサーバーの状態を監視し、許容される動作しきい値を超えた状態に対し
てアラームを生成します。 このアラームにより、障害の予兆や可能性が特定されます。 こ
のアラームが重視している点は、障害が発生する前にその予兆を警告することです。 このア
ラームには、Avaya IQ の管理クライアント経由で、管理対象の SNMP アプリケーションク
ライアントからアクセスすることができます。
データベース診断ツール:
Avaya IQ5.1 では、データベースの安定性を維持するためのデータベース診断ツールを提供
しています。 データベース診断ツールは、データベース監視診断と併せて使用します。 こ
のツールは、多様な診断テストを実行してエラーを特定し、必要に応じて修正する Oracle
診断の実施に役立ちます。 また、このツールを使用してデータベースサーバーの状態を特定
し、アラーム状態を調査することができます。
Avaya IQ の新機能
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Avaya IQ リリース 5.1 の新機能
診断ツールを実行すると、次の状態を監視することができます。
• Oracle 表領域の状態
• アーカイブログの管理
• Redo ログの管理
• データベースサーバーリソースの状態
• Oracle アラートログの管理
• Oracle バックアップの管理
• データベースインターフェイス
• 管理機能
パンプアップ監視ツール
パンプアップ監視ツールは、Communication Manager のパンプアップ ステータス、および
Avaya IQ の管理と RDR/HDR/RDR_JMS コンポーネントや RBAC との同期ステータスを追
跡するために開発されました。 このツールを使用すると、Avaya サービスエンジニアはパン
プアップや同期のステータスを追跡して、カスタマーの問題をトラブルシューティングする
ことができます。
Communication Manager のパンプアップや同期のステータスを表示するには、Avaya IQ の
インストール後に管理ホスト上でこのツールを実行する必要があります。 パンプアップ監視
ツールをバックグラウンドで実行し、呼び出して最新のステータスを表示することもできま
す。 ステータスは、Communication Manager からの呼量が開始され、 Avaya IQ 各ユーザー
の権限が認証された時点で表示されます。
データベース診断ツールおよびパンプアップ監視ツールの詳細については、「Avaya IQ のト
ラブルシューティング」を参照してください。
ハードウェアアラーム
Avaya IQ のターンキーソリューションでは、SAS ハードドライブ、MR10i および MR10m
RAID コントローラのハードウェアをプロアクティブに監視する、電源管理用に設計された
2 つの診断ツールを提供しています。
統合管理モジュール(IMM)はシステムを継続的に監視して、システムの潜在的な異常や変
化を SNMP アラームや IMM の Web インターフェイスによって通知することにより、サー
バーの可用性を高めます。 IMM の Web インターフェイスには、光路診断の光アラームがす
べて表示されるため、S8800 サーバーの前面パネルを実際に確認する必要がなくなります。
MegaRAID ストレージマネージャ(MSM)は、SAS ストレージ トポロジ用に設計された高
度な RAID アレイ設定・管理アプリケーションです。 これを利用すると、仮想ディスク、物
理ディスクおよび RAID コントローラのステータスのような重要な情報を監視することがで
きます。 ご使用の SNMP MIB ブラウザ アプリケーション サーバーに導入できる MSM の
MIB は 2 つあります。
次は、ハードウェアアラーム機能の対象となるものです。
• 温度設定
• 電圧
• ファンおよびファンの速度
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Avaya IQ の新機能
2010 年 7 月
構成監査ツール(CAT)
• CPU[CPU]
• 電源
• DIMM
• PCI バックプレーン
• RAID コントローラ
• バッテリ
Avaya では、ハードウェアアラームをサポートするために、 Avaya IQ の要件に応じてサー
バーを構成するためのコンポーネントを提供しています。
• ファームウェア更新用 CD
• uEFI 設定ツール用 CD
• S800 RAID 構成および設定ツール用 CD
• Linux 5.X アップグレード用 DVD
構成監査ツール(CAT)
RTD ホストの監査
更新された CAT ツールは、RTD ホストのステータスを評価し、RTD ホストシステムの仕様
を確認する多様なテストを実行します。 CAT ツールは、RTD ホストシステムが RTD ホスト
として構成されるための必要条件を満たしているかどうかを確認するために、25 種類のテス
トを実行します。
新しい個別監査テスト
既存の監査のほかに、CAT はさまざまなホストの個別監査を実行しながら、次の追加テスト
を実行します。
• OpenPorts:Avaya IQ に必要なすべてのポートが開いていることを確認します。
• Clock Setting:ハードウェアとソフトウェア クロックが両方一致することを確認し
ます。
• Ulimit_Setting:開いているファイル数と Avaya IQ に必要な最大ユーザープロセス
数を確認します。
• LDAP:LDAP が適切に動作していることを確認します。
• Oracle_Client:Oracle クライアントが適切にインストールされていることを確認し
ます。
• NIC_Bond:NIC ボンディングが構成されていないことを確認します。
• Hist_DB_Dim_Table_Space:履歴ディメンションの表領域が存在することを確認し
ます。
• Hist_DB_Fact_Table_Spaces:履歴ファクトの表領域が存在することを確認します。
Avaya IQ の新機能
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Avaya IQ リリース 5.1 の新機能
• Hist_DB_Index_Table_Spaces:履歴インデックスの表領域が存在することを確認
します。
• Hist_DB_Temp_Table_Space:履歴データベースの一時表領域の容量を確認します。
• Hist_DB_Undo_Table_Space:履歴データベースの undo 表領域の容量を確認します。
• Realtime_DB_Temp_Table_Space:リアルタイムデータベースの一時表領域の容量
を確認します。
• Realtime_DB_Undo_Table_Space:リアルタイムデータベースの undo 表領域の容
量を確認します。
実行時のエラーの修正
CAT では、監査実行中に検知されたエラーを修正し、特定のポイントから監査を再開できま
す。 CAT 実行中にテストが失敗した場合は、別のウィンドウからホストにログオンしてエ
ラーを修正し、監査を再開できます。 CAT は、最初に解決方法が適切であったかを再確認
してから次の確認に進みます。 従って、CAT の実行中に監査を中断することなく、実行時
修正を行うことができます。
CAT の詳細については、『Avaya IQ の実装準備』および『Avaya IQ の実装』を参照してく
ださい。
実装計画ツール(IPT)
更新された実装計画ツールは、次の Avaya 製品をサポートします。
• Communication Manager 6.0 コールセンター
• Voice Portal 5.1
IPT 5.1 は、ターンキー導入環境の単一ホスト、デュアルホストおよび複数ホストの構成を
サポートします。
IPT 5.1 では、次の機能を使用することができます。
• 多様な Avaya IQ バージョンの異なる IPT バージョンにアクセスする、IPT バージョン
ページ。
• 高可用性構成に、履歴データ同期をサポートするために十分なメモリおよびディスク容
量があることを確認する IPT。
IPT の詳細については、『Avaya IQ デザインの計画』を参照してください。
Communication Manager 6.0 のサポート
Avaya IQ 5.1 は、 Communication Manager リリース 6.0 をサポートします。 Communication
Manager 6.0 のサポートにより、Avaya IQ とその他の Avaya 製品の相互運用性が高まります。
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Avaya IQ の新機能
2010 年 7 月
Communication Manager 6.0 のサポート
Avaya IQ 5.1 は、次の Communication Manager リリース 6.0 の機能をサポートします。
機能
割り込み可 AUX
説明
キューの割り込み状態の指定方法。 以下の
割り込み状態を設定することができます。
• 割り込み不可
• オートイン
• マニュアルイン
• 通知
稼働率割り当てルーティング
この機能を使用すると、指定された稼働率
割り当てに基づいてコールを一連のコール
センターや VDN に分配することができま
す。 特定の VDN に到着したさまざまな種
類の着信呼は、ベクターの代わりに Policy
Routing Table (PRT)に渡すことができま
す。 次に、PRT は指定された稼働率割り当
て目標に基づいて、設定されたルートから
VDN にコールを分配します。
この機能は、分割された通話処理、アウト
ソーシング、複数の場所に分散している企
業の通話処理の最適化などに役立ちます。
稼働率割り当てルーティングを使用する
と、目標の稼働率を割り当てることができ
ます。例えば、次の項目を実行することが
できます。
• 同様のスキルを持つ複数の応答グループ間
にある特定のコールの種類を割り当てます。
• より経済的なコールグループに最大限のコ
ールを割り当てます。
• 組織がサービスレベル契約の使用条件を満
たしていることを確認します。
拡張ダイヤル計画
Avaya IQ では、最大 13 桁の内線番号のた
めの拡張ダイヤル計画 (EDP) をサポートし
ます。
二重化プロセッサイーサネット接続
この機能を使用すると、Communication
Manager プロセッサが二重化されている場
合でも、Communication Manager イベント
を受け取る Avaya IQ リンクを
Communication Manager プロセッサイーサ
ネット ポートに接続することができます。
Communication Manager は、
Communication Manager プロセッサ交換の
イベント時にリンクを停止させ、リンク復
元による Avaya IQ データの損失が無いこと
Avaya IQ の新機能
2010 年 7 月
17
Avaya IQ リリース 5.1 の新機能
機能
説明
を保証します。 これは、Communication
Manager リンクを Avaya IQ に二重化する際
に、複数の Communication Manager CLAN カードが不要になるコスト節約機能で
す。この機能がサポートされているのは、
Communication Manager バージョン 5.2.1
以降のみです。
Communication Manager 6.0 のサポートの詳細については、『Avaya IQ の管理』を参照して
ください。
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Avaya IQ の新機能
2010 年 7 月
索引
A
P
Avaya IQ Performance Center .....................................8
Avaya IQ リリース 5.1 の新機能 ..................................7
Performance Center ユーザーインターフェイス .........8
C
CAT の変更点 .............................................................15
Communication Manager 6.0 .....................................16
I
さ
サービス性
データベース診断ツール .....................................13
サポート性 .................................................................13
は
IPT の変更点 ..............................................................16
パンプアップ監視ツール ............................................13
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