平成25年度 青少年のネット非行・被害対策情報<第 31 号> 差出人

平成25年度
青少年のネット非行・被害対策情報<第 31 号>
差出人:福井県安全環境部県民安全課
送信日:2013/12/24
大人の知らない間に子供が利用!
≪子供のオンライゲーム多額利用相談が急増≫
国民消費者センターは、オンラインゲームを利用した子供に関する今年度(4月~11 月)
の相談件数が、前年度同期の約2.5倍となり、4年前からの集計開始以来、最悪のペー
スで増加していると発表しました。
オンラインゲームは、パソコンや携帯電話、スマホ、ゲーム機など様々な機種で気軽に
利用できるようになりました。これに伴って、ゲーム会社やゲームの種類が増え、ゲーム
を提供する会社の形態もゲーム作成と提供を行う会社・ゲーム作成だけの会社・ゲーム配
信だけの会社など細分化が見られる他、その支払方法においてもクレジットカードやプリ
ペイドカードなど複数の決済方法が提供され、特に最近では、あるゲームサイトに登録す
ると別のサイトでも同じように決済が可能になるなど、利便性が急速に高まっています。
しかし、サービスが多様化、複雑化したことで、親が支払方法などのシステムの流れを
理解しにくく、トラブルが潜在化し、表面化した時には解決が困難となっているケースが
多くなっているのです。
相談事例からみたトラブルの要因としては、クレジットカードを子供の目の届くところ
に置いていたり、親が不用意に番号を教えてしまったりしたケースや、カード決済のパス
ワード入力後数分間は何度でも購入できることを親が知らなかったというケースなど様々
で、その特徴としては、
・親が子供の利用する機器やゲームの仕組みを十分に理解していない
・クレジットカードの仕組みや課金の意味を理解していなくても、子供が簡単に手続
きを行える ~子供は親が思っている以上に知識を持っている
・決済方法の多様化で、高額請求につながる危険性を親が理解していない
ことなどが挙げられます。
未成年者が法定代理人の同意を得ないで行った契約の申し込みは、電子契約の申し込みであ
っても原則として取り消すことができます。しかし、インターネット上の契約は非対面の取引
であるため正確な確認は難しいので、未成年者が親の同意を得たことにして、契約をしてしま
ったというケースでは、オンラインゲーム会社に取り消しを申し出たとしても、即座に返金さ
れるとは限りません。
子供にオンラインゲームを利用させる場合には、子供と利用
方法を話し合うとともに、親自身がゲームの仕組みを十分理解
し、クレジットカードやサイトIDの管理には細心の注意を払
うようにして下さい。
本メールに関して御質問、お問い合わせがある場合は下記まで御連絡ください。
【担当】福井県安全環境部県民安全課
電話:0776-20-0296(直通)
北出
メール:i-kitade-5u@pref.fukui.lg.jp