POLYTECHNIK バイオマスでつくるエネルギー 暖房―地域熱―プロセス熱―電力 2 はじまりは火 再生可能なエネルギー源を使ったエネルギー生産なら、私たちにお任せください ポリテクニックは、 エア・燃焼技術施設専門の大手総合メーカーです。据え付ければすぐに運転を開始 できる設備のプランニングと製造には定評があります。 ポリテクニックグループの総従業員数は約130名、 ヴァイセンバッハ・トリースティング(オーストリ ア)本社工場のほか、 ハンガリー、 ポーランド、 フランス、 スイス、 ルーマニア、 ロシアの各国に拠点があり ます。現在、 ポリテクニックグループにおける輸出率は約80%に達し、 すでに世界各国で合計2200を 超えるポリテクニック製施設が稼動しています。 ポリテクニックが取り扱う燃焼施設は、生物資源を燃料とする設備です。施設の規模は 200kwから20,000kW(一基あたりの出力)まであり、投入する燃料の種類や含水率に合 った燃焼システムをそれぞれの施設に利用します(階段式ストーカ炉、水平式ストーカ炉な ど)。 熱媒には、温水、高温水、蒸気、 サーモオイルを使っています。 施設では、暖房、 プロセス熱や電力(蒸気タービンやサーモオイルによるORCプロセスを利 用)を生産できます。 その出力範囲は、200 5000kWel(電力)に達します。 ポリテクニックの燃焼施設は、製材・木材加工業ばかりでなく、一般産業部門や公共部門 で利用されているほか、地域集中熱供給、地域熱供給、 エネルギー配給会社での電力生産 に役立っています。 また、国内外にあるポリテクニックのステーションでは、顧客のニーズに 合った迅速なサービスを提供しています。 ヴァイセンバッハ本社(オーストリア) POLYTECHNIK 3 バイオマス! 再生可能でカーボンニュートラルなエネルギー源 バイオマス― 木材は太陽エネルギーを蓄積した、永久に再生可能な天然のエネルギー源です。 エネルギー価格が上昇し続ける一方で石油・ガス備蓄量が減少する時代、代替エネルギー というものがますます重要になります。 それにもかかわらず、有り余るほどあって、採取後も すぐに増える資源をエネルギー生産に利用しないという手はありません。 しかも、 こうした エネルギー源は環境に最もやさしい給源です。木材の燃焼時に発生する二酸化炭素は植 物の生育で吸収され、 そこで酸素に変換されているためです。 O2 CO2 ソーラー エネルギー エネルギー 特殊な仕組みの燃焼室と制御システムの導入によって、今日では木材のほかにも農業副産 物や各種バイオマスを燃料として利用できるようになりました。 こうして排出量の少ないエ ネルギー生産に役立っています。 燃料の例: ヒマワリの種皮 ペレット おが屑 穀類 バーク おが粉 ツルカメソウ トウモロコシ 馬糞 廃材チップ 端材チップ もみ殻 4 最先端技術を用いて 最新鋭のコンピューター制御システムで、 エネルギー生産を最適化 バイオマス燃焼施設全体の制御・監視作業は、ポリテクニック が独自に開発した特殊なプログラムSPS(メモリー操作式制御 システム)によって全自動で行なわれています。 施設関連の重要データは、 いずれもビジュアル化制御ソフトを 使って一覧できます。 そのため、現場で、 または遠隔管理操作で いつ何時でも制御・監視状況をコントロールできます。 設備には酸素・出力制御システムが装備されています。 このシステムを利用して、酸素量、燃 焼室温度、 リサーキュレーション、排ガス温度、燃焼空気温度、燃料の分量、燃料の含水量、 出入口の温度などによる影響や各ユーザーの消費量を全自動制御・監視システムのSPSで 算出し、命令信号に変換します。 バイオマス燃料の投入、燃焼状況の制御・監視、煤塵除去からポンプの運転にいたるまで、 ボイラーは全自動運転です。 このビジュアル化システムでは、画面上やメモリーで運転状況を確認できるほか、 パソコン やモデムを使って各パラメーターを変更したり、 目標値を設定したりすることができます。 POLYTECHNIK 5 経験を生かしたノウハウ 2200件を超える200 20,000kWの設備が世界各国で稼動しています さまざまな要求事項を満たす施設を世界各国向けに設計・製造・建設し続けて35年間。 その豊富な経験から、今やなくてはならないノウハウが生まれました。 ポリテクニックでは、 お客様の個々のニーズに合った、費用対効果の高いリーズナブルな解 決策を短期間で考案し、実現させています。 施設にはいろいろなタイプのものがあります。 地域集中熱供給設備 230kW温水95 C 設計 組立 地域熱供給施設 1500kW 2基 高温水110 C コージェネ施設 8000kWth(1370kWel) 高圧蒸気440 C 32バール 設置 コージェネ地域熱供給施設 6500/4000 kWth (1100kWel) サーモオイル300 C サービス 6 カリニングラード(ロシア)のレソバルト社での 油圧式燃料供給装置付き6000kW高温水ボイラー設備(120 C)3基の建設風景 POLYTECHNIK 7 大型装置の輸送 耐火煉瓦を使用した装置の積み込み 煙突のある熱供給設備 積み下ろしと据付 8 プロジェクト例 ワイヤー バイオマス熱供給施設1000/4000kW(オーストリア) 燃焼炉タイプ:階段式ストーカ炉 燃料:端材チップ、 バーク 運転開始:2002年 ライト・イム・ヴィンクル バイオマス熱供給施設4000kW(ドイツ) 燃焼炉タイプ:階段式ストーカ炉 燃料:ウッドチップ、バーク 運転開始:2000年 POLYTECHNIK 9 ヴェルトハイム実業学校600kW(ドイツ) ホッパ フィーダー付き燃料庫 油圧シリンダ 燃焼炉タイプ:階段式ストーカ炉 燃料:ウッドチップ 運転開始:2001年 アシャッハ地域熱供給施設1450/2500 kW(オーストリア) 燃焼炉タイプ:階段式ストーカ炉 燃料:流木、バーク、廃材チップ 運転開始:1990年 マンク地域熱供給施設1500/1500 kW(オーストリア) 燃焼炉タイプ:階段式ストーカ炉 燃料:バーク、端材チップ 運転開1994年 10 プロジェクト例 ホルツホフ・アルンバッハ500 kW(オーストリア) 総合設備:吸入・フィルター装置、燃料供給装置、燃焼装置 燃焼炉タイプ:水平式ストーカ炉 燃料:ウッドチップ、 おが屑、鉋屑、 おが粉 運転開始:2001年 ピシュ地域熱供給施設21,000 kW(ポーランド) 施設の規模:6000kWボイラー3基、3000kWボイラー1基 燃焼炉タイプ:階段式ストーカ炉 燃料:ウッドチップ、 バーク、製材残渣 運転開始:2003年 11 POLYTECHNIK ネオプラン700/1800 kW(ドイツ) 燃焼炉タイプ:階段式ストーカ炉 燃料:廃材チップ、木材パレット、梱包材 運転開始:1999年、2001年 OOOソヴェツクレスプロム30,000 kW(ロシア) 設備の規模TORSKY LPH: 設備の規模ZAMZASSKY LPH: 設備の規模ZELENOBORSKY LPH: 設備の規模ALIABZEVSKY LPH: 設備の規模MALINOVSKY LPH: 燃焼炉タイプ:階段式ストーカ炉 燃料:製材残渣、 バーク 運転開始:2003年 ツァイルレルン地域集中熱供給施設230 kW(オーストリア) 燃焼炉タイプ:水平式ストーカ炉 燃料:端材チップ 運転開始:2000年 2500 2500 2500 3000 4500 kW kW kW kW kW 2基 2基 2基 2基 2基 12 プロジェクト例 オーバーアルゴイ バイオマス熱供給施設4500 kW(700 kWel) (ドイツ)コージェネ施設 高圧蒸気450 C 、32バール 地域熱供給設備 燃焼炉タイプ:階段式ストーカ炉 燃料:ウッドチップ、 バーク 運転開始:2005年 TIWAGレンゲンフェルド熱供給施設6500/4000 kW(1100 kWel) (オーストリア)コージェネ施設 6500kWサーモオイルボイラー(300 C)と4000kW高温水ボイラー(110 C) 燃焼炉タイプ:階段式ストーカ炉 燃料:ウッドチップ、 バーク 運転開始:2004年 POLYTECHNIK 13 イージング農場1000 kW(ドイツ) 燃焼炉タイプ:階段式ストーカ炉 燃料:馬糞と藁の混合物 運転開始:2003年 NUON8000 kW (1370 kWel) (オランダ)コージェネ施設 蒸気出力:最高10,000kg/h 運転圧力:最高32バール 燃焼炉タイプ:階段式ストーカ炉 燃料:ウッドチップ、 バーク、末木枝条 運転開始:1998年 BACOフィンフォレスト800/5000/7000 kW(ルーマニア) 総合設備:吸入・フィルター装置、燃料供給装置、燃焼装置 燃焼炉タイプ:階段式ストーカ炉 燃料:製材残渣、 おが粉 運転開始:2000年 14 プロジェクト例 ヴィトー・パルケット3000 kW(オーストリア) 総合設備:吸入・フィルター装置、燃焼装置 燃焼炉タイプ:水平式ストーカ炉 燃料:製材残渣(おが粉、鉋屑、 ウッドチップ) 運転開始:2000年 OIE AG/HSエネルギー施設28,500 kW (8600 kWel) (ドイツ) 蒸気ボイラー(450 C、63バール) 燃焼炉タイプ:流動床式燃焼装置 燃料:廃材(法定排出許容限度を超えないもの) 運転開始:2003年 POLYTECHNIK 15 研究開発 研究活動でリード 協力機関 ミュンヘン工科大学との提携 ヒートパイプリフォーマー―バイオマスから水素含有ガスをつくる新機軸の装置。 特許技術。 ウィーン工科大学との提携 熱交換スペースの設計、計画、計算。 オーストリア研究機関ÖFIとの提携 燃焼技術、燃料分析、燃料性質調査など。 技術と製作 品質保証への取り組み 品質保証への取り組みには、 とくに力を入れています。製品は国際規格(PED、DIN、TRD、 EN、ÖNORMなど)を満たし、施設はTÜV、UDT、ISCIR、GOST等から認定されています。 総合設備技術 信頼のポリテクニック総合設備 その他の製品 エア技術製品(吸塵・フィルター 設備) 燃料供給システム 出火探知・消火設備 ターンキー設備 排ガス浄化システム サーキュレーション設備 POLYTECHNIK 本社: - AUSTRIA, Hainfelderstrasse 69, A-2564 Weissenbach, Tel. +43/2672/890-0, Fax: +43/2672/890-13 , E-Mail: office@polytechnik.at 拠点: SWITZERLAND Swiss Polytechnik Kasernenplatz 2; CH-6000 Luzern 7 Tel. +41/41/784 10 40 SLOWENIA Adut International, Michael Ban, Trzaska 132, Slo-1000 Ljubljana, Tel. +386/1/29 12 769 HUNGARY Polytechnik HUNGARIA Kft, H-2133 Szödliget/Szeszgyar, Tel. +36/27/ 353 617 IRELAND, GREAT BRITAIN Lakeland Biofuels Ltd., Mr. Sean Gilbride, 14, The Brook, Enniskillen CO Fermanagh, BT 74, 7 EU, N. IRELAND, Tel. +353/55/80147 POLAND Polytechnik POLSKA sp.z.o.o., ul Bytomska 14, PL-81509 Gdynia, Tel. +48/58/664 63 12 ROMANIA SC Sieta s.a., Str. Fabricii de Zahor 98, RO-3400 Cluj-Napoca, Tel. +40/264/415 037 FRANCE Polytechnik FRANCE S.A.R.L, Le Grand Breuil N°8, F-27190 Portes Tel.: + 33/02 32 30 42 86 UKRAINE Scientific Eng. Centre Biomass, PO Box # 66, Kiev 67, UKR-03067, Tel. +380/44/456 94 62 RUSSIA Polytechnik MOSCOW i.G., Kontact: 007/095/970 97 56 ESTONIA, LATVIA, LITHUANIA Tauners sia, 3 Smerla Str., LV-1006 Riga, Tel. +371/7/525124 NETHERLANDS, BELGIUM, LUXEMBOURG OPTIMUM, Environmental Technologies b.v., Delta 54, NL-6825 MS Arnhem, Tel. +31/26/3760 250 ITALY Welo Umwelttechnik KG, Via Josef Aigner 4, I-39011 Lana, Tel. +390/473/564 984 ITALY Cesea s.a.s., Corso Cassale 472/8, I-10132 Torino, Tel. +390/11/898 1052 w JAPAN Sumitomo Corporation Tokyo: 8-11, Harumi 1-chome, Chuo-ku, Tokyo 104-8610 Japan Tel: +81-3-5166-7892, Fax: +81-3-5166-6977 SOUTH KOREA Kenertec CO., LTD, #15, 5F, Hansin IT Tower 235, Guro-dong, Guro-gu, Seoul Tel. +82/2/2108 7911 e t c y l h o n p ik.co . w w m ンニュートラルで再生可能―地 ボ ー カ 球を ー― 守る ギ エネ ル ネ ルギ エ 質 ー 木
© Copyright 2024 Paperzz