東日本大震災の被災者の方々に謹ん でお見舞い申し上げますと共に、一日も 早い被災地の復興をお祈り致します。 この『シリコン電池』の開発により、 全地球に希望の光をお届け出来る よう、実用化に努力を致します。 ファイラックインターナショナル株式会社 1 薄膜全固体 シリコン二次電池 薄膜全固体シリコン 二次電池の実用化 発表者 ファイラックインターナショナル株式会社 代表取締役社長 市村 昭二 2 薄膜全固体 シリコン二次電池 Display IT 3 薄膜全固体 シリコン二次電池 特許取得経過 【特許番号】 特許第 4685192号 【出 願 日 】 2010年7月27日 【認 証 日 】 2011年2月18日 【公報発行日】 2011年5月18日 【国際特許出願】 中国(大陸、台湾) 韓国 米国 EU 4 薄膜全固体 シリコン二次電池 環境に優しく、かつ安全で、資源的に 安定供給できる素材『シリコン』を用い た大容量型電池・蓄電池の開発 地球環境保全 現行『リチウムイオン二次電池』の 課題をクリアする 5 薄膜全固体 シリコン二次電池 金金 Ⅰ Ⅱ 半金属 半導体 半導体 属属 Ⅲ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ 非金属 非金属 Ⅴ Ⅵ Ⅶ H Li Li 0 He Be B Na Mg Na C Mn Mn K Ca Sc Ti V Rb Sr Y Zr Nb Mo Cs Ba La Hf Ta Fr Ra Ac La = La Ce Ac = Ac Th C C Si Si N N O F Ne P Se Cl Ar Fe Co Ni Cu Zn Ga Ge As Se Br Kr Tc Ru Rh Pd Ag Cd In Sn Sb Te I Xe W Re Os Ir Pt Au Hg Ti Pb Bi Po At Rn Pr Nd Pm Sm Eu Gd Tb Dy Ho Er Tm Yb Lu Pa U Np Am Cm Bk Cf Es Fm Md No (Lr) Pu 6 薄膜全固体 シリコン二次電池 直径20㎜ 厚さ400μm 全固体薄膜 試作単電池の構造 電極 正極 負極 (SiC) (Si3N4) 固体電解質 集電層 基盤 (アルミ箔) 150µm 150µm 100µm 上部 2µm 下部 2µm 2µm 7 薄膜全固体 シリコン二次電池 8 薄膜全固体 シリコン二次電池 性 電気容量 厚さ400µm 能 エネルギー密度 単位Ah/kg 単位 WH/L 理論値 1,900 5,000 実験値 1,300 3,300 試作 シリコン二次電池 9 薄膜全固体 シリコン二次電池 (pSiC | P/A 電解質膜 | n Si3N4 ) セル電圧 (V) 2.7 実線:1,000サイクル 放電充・放電特性 破線:4,000サイクル 2.3 充電 実験では 2.5-2.8V に設定した。 1.9 最も安定した範囲 1.5 0.0 0.2 電解質膜組成 = 0.4 0.6 0.8 1.0 A/P [P:イオン交換樹脂/A:共重合ポリマー] 10 薄膜全固体 シリコン二次電池 20℃ 電圧(V) 4.0 0℃ 3.0 -10℃ 2.0 1.0 0 500 1000 1500 2000 容量 (mAh/g) 11 薄膜全固体 シリコン二次電池 長寿命シリコン二次電池 5 初 回 充電 4 電 位 3 ( V 1 万 回 ) 2 放電 1 0 1000 2000 3000 容量(mAh/g) 12 薄膜全固体 シリコン二次電池 2.2 端 子 電 圧 ( V / セ ル ) 温度 25℃ 2.1 2.0 1.9 1.8 0.1C 1.7 0.24C 0.24C 1.6 3C 1.5 1.4 10 100 2C 0.65C 1C 1000 10000 放電持続時間 13 薄膜全固体 シリコン二次電池 シリコン二次電池 充 電 急速充電 充/放電圧 電気容量 1時間 6分 2.0V / 4.6V 1,330Ah/kg (参考) リチウムイオン二次電池 10時間以上 40分 2.9V / 3.7V 500Ah/kg サイクル 寿命 10,000回以上 (約5年間相当) 安全性 原料コスト 熱的に安定で、発火の恐れは無い。 充電過程において発火の恐れがある。 安価 高価 軽量化 資源供給 環境 自己放電 (1万回で5%ダウン) 500回以上 高電気容量により、電池重量が軽量になる。 低電気容量のため、電池重量が重くなる。 地球に広く分布しているため、 供給が安定している。 地域的に偏在しているため、 供給が不安定となる。 環境汚染の恐れがない。 廃棄したときに環境汚染の恐れがある。 自己放電は殆ど見られない 月間約5%の自己放電 14 薄膜全固体 シリコン二次電池 電気容量が大きい為、EV車の連続走行距離が延 び、充電時間も短縮され、ガソリン車並みとなる。 発熱・発火の恐れが無い為、安全である。 資源的に偏在していない為、安定供給が担保される。 家庭の電化、非常用電源として優れている。 シリコンは環境汚染の恐れが無い。 シリコン太陽電池による充電が容易である。 15 薄膜全固体 シリコン二次電池 2,000 1,500 シリコン二次電池 1次電池 電 気 容 量 理論値 1,900 5,000 2次電池 (Ah/kg) 200 リチウムイオン 150 アルカリマンガン 100 を 目 指 す ! マンガン 50 0 目 標 値 ニッケル水素 ニッケルカドミウム 0 100 200 300 400 500 4,000 2 体積エネルギー密度(Wh/cm 5,000 ) 16 薄膜全固体 シリコン二次電池 PN半導体 シリコン二次電池 格子 結 P 正 晶 極 格 結 超 格 子 超 格 子 子 格 子 e- 炭化シリコン SiC 晶 N 負 極 窒化シリコン Si3N4 界 面 界 面 固体電解質 無機イオン交換樹脂と アルホン酸基 カルボキシル基 17 薄膜全固体 シリコン二次電池 正極はSiC化合物 充電時反応式: 2SiC SiC2 + Si+ +e– 放電時反応式: SiC2 + Si+ + e- 負極はSi3N4化合物 充電時反応式: 3 Si3N4+ e放電時反応式: 4 Si2N3 + Si- 2 SiC 4 Si2N3 + Si3Si3N4 + e- 18 薄膜全固体 シリコン二次電池 充電 充電 2SiC+ 3Si3N4 SiC2 + 4Si2N3 + Si++Si 放電 19 薄膜全固体 シリコン二次電池 窒化シリコン 炭化シリコン 20 薄膜全固体 シリコン二次電池 21 薄膜全固体 シリコン二次電池 【特許出願番号】 特願 2010-285293 【申 請 日 】 2010年12月12日 (早期審査申請中) 22 薄膜全固体 シリコン二次電池 (1) 大容量蓄電池としての活用 太陽光発電、 風力発電 (2) 非常用電源として期待 病院、オフィス、公共施設 (3)窒素収集・アンモニア生成 窒素肥料の原料供給 23 薄膜全固体 シリコン二次電池 正極はSi2C化合物 充電時反応式: Si2C → SiC + Si+ + e放電時反応式: SiC + Si+ +e– → Si2C 負極はSi2N3化合物 充電時反応式: Si2N3+ 2 Si ++N2 + 1/4O2 + 2e- → 1/2 Si2N2O + Si3N4 放電時反応式: 1/2 Si2N2O + Si3N4 → Si2N3+ 2 Si ++N2 + 1/4O2 + 2e24 薄膜全固体 シリコン二次電池 Si2C+Si2N3 + Si + + N2 +1/4O2 + 2e充電 SiC+ 1/2 Si2N2O + Si3N4 放電 25 薄膜全固体 シリコン二次電池 窒化酸化ケイ素によるもの と考えられるピーク状況 蛍 光 分 光 強 度 381 382 383 26 薄膜全固体 シリコン二次電池 27 PN半導体 シリコン二次電池 格子 P 正 極 N 超 格 子 超 格 子 N 負 極 1/2Si2N2O e- Si2C Si2N3 界面 界面 固体電解質 無機イオン交換樹脂と アルホン酸基 カルボキシル基 28 薄膜全固体 シリコン二次電池 空気 N O O 充 電 N N N N N N 電子 顕微鏡 画像 N 窒素放出 電極 酸素 O N N N 窒素 窒素 放 電 N 窒素固定 窒素 窒素 窒素 窒素 電極 シリコン太陽発電と容易に直結できる為、大容量蓄電池として期待される。 29 薄膜全固体 シリコン二次電池 窒素固定 N回収 充電 放電(配電) 二次電池 系 充放電 空気 ポンプ O2 分 離 膜 N2回収 触媒 NH3 生成 NH3 回収 NH3の生成は常温・常圧で可能 30 薄膜全固体 シリコン二次電池 【定置用】 窒素固定 家庭用電源 + Si2C シリコン二次電池 グラフェン 炭化シリコン 【移動用】 EV・携帯電話等 + SiC 電解質(ゼオライト) Si2N3 - 窒化シリコン グラフェン Si3N4 - 基盤(アルミ箔) 31 薄膜全固体 シリコン二次電池 次 世 代 電 車 電 気 バ ス 自 動電 車気 航 空 機 電 住池 宅付 フォークリフト 無人搬送車 水 力 発 電 風力発電 クレーン 携帯・パソコン 32 薄膜全固体 シリコン二次電池 豊橋技術科学大学 産業技術総合研究所 静岡理工科大学 ふぁファイラックインターナショナル(株)いらっく ファイラックインターナショナル(株) 33 薄膜全固体 シリコン二次電池 ファイラックインターナショナル株式会社 〒437-1203 静岡県磐田市福田455-1 Tel: 0538(55) 4258 Fax: 0538(58) 2823 E-mail: info@firac.com スリーエス株式会社 〒437-1203 静岡県磐田市福田455-7 Tel: 0538(58) 2801 Fax: 0538(58) 2823 E-mail: info@firac.com 34 薄膜全固体 シリコン二次電池 info@firac.com E-mail 35
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