新学術領域研究 精神機能の自己制御理解にもとづく思春期の人間形成支援学 NEWSLETTER 自己制御と可塑性の発達的変化のスキーム P.12『発生制御とメタ認知 (岡ノ谷) 』より June%2014% Vol. 3 目次 領域代表あいさつ 精神機能の自己制御理解にもとづく思春期の人間形成支援学 東京大学大学院医学系研究科精神医学分野 笠井 清登 ...................................................... 3 研究成果 <A01> ヒトの思春期を考える 総合研究大学院大学先導科学研究科 長谷川 眞理子 ........................................................ 4 自己制御の神経経済学の発展 北海道大学・大学院・文学研究科・社会科学実験研究センター 高橋 泰城 .................... 5 青春期の健康・発達コホート研究 Tokyo Teen Cohort: 子どもの well-being を高めるカギは? 東京都医学総合研究所 西田 淳志 ..................................................................................... 6 思春期の子どもは何時間寝たらよいのか? 東京大学大学院教育学研究科 健康教育学分野 佐々木 司 ............................................... 7 <A02> 霊長類の社会行動実験を用いた自己制御の神経基盤解明 理化学研究所 適応知性研究チーム 藤井 直敬 ................................................................. 8 記憶のコントロールからみた自己制御 首都大学東京大学院 言語科学教室 橋本 龍一郎 ............................................................ 9 因果判断と行動の自己制御 広島大学大学院教育学研究科/言語と認知のプロジェクト研究センター 酒井 弘 ....... 10 精神機能についての脳画像検査の実用化 群馬大学 大学院医学系研究科 神経精神医学 福田 正人 ............................................... 11 発声制御とメタ認知 東京大学大学院総合文化研究科 岡ノ谷 一夫 ................................................................. 12 <A03> 分子から社会までの統合的アプローチによる自己制御の形成・修復支援 東京大学大学院医学系研究科精神医学分野 笠井 清登................................................... 13 言語・認知による自己制御支援方策開発~メタ認知訓練法の開発と効果の検討~ 東京都医学総合研究所 心の健康プロジェクト 山﨑 修道 ........................................... 14 うつ病発症のリスクの高い新入大学生に対する 精神の自己制御性の獲得による発症予防介入 広島大学医歯薬保健学研究院精神神経医科学 岡本 泰昌 ............................................... 15 社会における自己制御の支援方策開発 京都大学大学院医学研究科 村井 俊哉 ............................................................................ 17 身体イメージの自己修復支援神経性無食欲症の臨床研究および臨床応用を通して 名古屋大学医学部附属病院精神科 田中 聡 ..................................................................... 18 1 <公募班> 思春期コホート研究に DNA メチル化マーカーを導入する際の技術的検討 東京大学大学院 医学系研究科 分子精神医学講座 文東 美紀.......................................... 19 思春期の性成熟が 自己制御能力低下に及ぼす影響およびその遺伝・環境リスク要因の解明 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科・神経機能学 西谷 正太 ........................................ 20 思春期の精神病理に対する 情動・認知的自己制御力の影響に関する発達行動遺伝学研究 慶應義塾大学文学部 藤澤 啓子 ....................................................................................... 21 敵か味方か?-こころの理論とシミュレーションの生物学的根拠を求めて 新潟大学医学部・超域学術院 長谷川 功 ........................................................................ 22 言語の臨界期脳にせまる: 思春期とその前後の音声言語習得 慶應義塾大学・社会学研究科 皆川 泰代 ........................................................................ 23 認知神経科学と fMRI 実験による思春期の自我機能の成立とその神経基盤の解明研究 放射線医学総合研究所 伊藤 岳人 ................................................................................... 24 長期自己制御の神経基盤の解明と形成支援へのアプローチ (独)国立精神・神経医療研究センター 花川 隆 .......................................................... 25 思春期および小児期・青年期における精神疾患の治療と予防に関わる脳神経倫理学 東京大学大学院総合文化研究科 石原 孝二 ..................................................................... 26 環境からのフィードバックによる自己制御の形成とその臨床的応用 信州大学教育学部 高橋 史 .............................................................................................. 27 ヒト高次連合野の成熟前後における神経回路特性と神経可塑性の検証 横浜市立大学大学院医学研究科精神医学部門 中村 元昭 ............................................... 28 気分障害発症における思春期早発の影響 理化学研究所 脳科学総合研究センター 笠原 和起 ........................................................ 29 活動報告 領域会議 ..................................................................................................................30 国際シンポジウム Adolescent brain & mind and self-regulation ........................31 <平成 25 年国際シンポジウム Young Investigator Award 受賞> メラトニン合成能が成熟後のマウスの求愛発声に与える影響 東京大学大学院総合文化研究科 松本 結 ........................................................................ 33 発声の自己制御-聴覚フィードバックの変調による発声の変化に関する検討 首都大学東京人文社会研究科言語科学教室 萩原裕子(A02 分担研究者)研究室 徐 鳴鏑 ........................................... 34 年齢と脳白質の成熟度、意思決定の関係 群馬大学大学院医学系研究科神経精神医学 笠木 真人................................................... 36 「青春脳」第 2 回若手・女性研究者向け夏合宿 ......................................................37 平成 26 年度公募班紹介 ...........................................................................................39 業績一覧 ..................................................................................................................40 2 領域代表あいさつ 東京大学大学院医学系研究科精神医学分野 笠井 清登 概要 思春期は、人間が社会との交流を通じ て自我を育み、人間性を形成するため に極めて重要なライフステージです。 長い思春期は、進化史上人間に特徴的 であり、これは、大脳皮質のなかで最 後に前頭前野が成熟することと対応し ています。近年、従来の成人のこころ・ 脳の研究に加えて、赤ちゃんや子供の こころ・脳の研究が進展してきました が、思春期はこれらの狭間で研究対象 となってきませんでした。身体発達上、 健康度の非常に高い時期であるため、 キーコンセプトとした、新しい総合人 シリーズの企画を開始し、精神神経科 精神の発達も健康な時期であるとの誤 間科学を創出します。思春期コホート 学振興財団の協力により、中学校保健 解があったのです。しかしながら、精 からのエビデンスによる提言や具体的 体育副読本『悩みは、がまんするしか 神疾患の大半が思春期に発症すること な支援策の開発を通じて社会に貢献す ないのかな?』(こころの健康副読本 や、日本では思春期・青年期の死因の1 ることを目標とします。 編集委員会編)を作成、配布しました。 位が自殺であるなど、思春期は精神の 平成 25 年度は、本領域を新たな学 また、本学術領域の領域間の連携が 健康にとっても危機であることがわか 術領域として確立するため引き続き精 さらに進められています。A01 と A03 ってきました。 力的な活動を行いました。本領域の計 の連携による、10 代の児童に対するホ 人間は、進化過程で発達した前頭前 画研究の目玉である、東京ティーンコ ルモン・エピゲノム・神経画像の計測、 野を活用して自我機能を成立(自己像 ホートの調査は進行中です。本領域を A02 と A03 の共同研究による、サル を形成)させ、自分自身の精神機能さ 幅広い研究者層に啓発する活動として、 EcoG とヒト fMRI での共通の計測系を らには脳機能を自己制御する、「精神 平成 25 年 10 月の国際シンポジウムに 用いた社会的文脈理解の脳基盤研究、 機能の自己制御性」を持つに至りまし て思春期の精神神経発達研究の第一人 A02 と A03 の連携による、うつ病発症 た。人間は、思春期にこの自己制御機 者を 3 名 (Nicholas Allen 博士, Iroise に関するコホート研究と、自己制御の 能を用いて、自己を形成し、発展させ Dumontheil 博士, Elaine Walker 博士) 神経基盤に関する画像研究の連携が進 るのです。「汝自身を知れ」との言葉 招聘して領域のコンセプトを深めまし 行中です。 にあるように、自己制御は、古より哲 た。また、文理横断型の次世代若手育 平成 26 年度は、各計画研究・公募 学の重要なテーマでしたが、こうした 成に向け、平成 25 年 7 月に第 2 回若 研究間の共同研究をさらに推進し、7 再帰性・自己参照性を持つ概念は、脳 手研究者合宿を行いました。 月の思春期研究をテーマとした国際シ の分子メカニズムの解明を重視する還 本領域の成果を教育・社会に還元す ンポジウム、12 月の若手シンポジウム 元主義的な脳科学では扱うことが困難 る試みとして、東京大学出版会から「思 を通じて思春期における自己制御精神 でした。この自己制御性を成熟させる 春期学」の教科書を出版する企画が進 の形成に関する知見を深め、より良い ためのライフステージである思春期が 行中です。思春期の児童・生徒や養護 理解を目指します。さまざまな分野の 研究対象となってこなかったのは、最 教員への啓発のために、少年写真新聞 研究者の方々が本領域に関心を持って 後の砦としていわば必然だったのです。 社の協力により、全国の小中学校の保 いただき、ご指導いただけますよう宜 本領域は、分野横断的な研究者の連 健室へ配布される壁新聞で、「青春脳」 しくお願い申し上げます。 携により、「思春期」「自己制御」を 3 研究成果 ヒトの思春期を考える 総合研究大学院大学 概 要 長谷川 眞理子 医学、心理学、行動学的な調査を行う での間に、すでに 3000 弱の世帯から 思春期は、子ども期とともに他の霊 ことを目的としています。ヒトの進化 ご協力をいただきました。このデータ 長類の生活史にはない期間であり、自 における思春期の特殊性に着目し、進 を元に、予備的な解析を進めています。 分の周囲の社会環境に適応した自己を 化心理学・人間行動生態学からの仮説 平成 26 年夏から始まる第二期調査(12 形成するための極めて重要なライフス を導入し、発達パターンの集団内変異 歳児対象)の準備も順調に進んでいる テージです。思春期は、いつの時代も の幅を測定するとともに、自己制御の ところです。 波瀾万丈なものです。ここでの発達の 発達におけるどのような要因が、その また、A03 班と協調しながら、ティ 歪みは、深刻なこころの問題や社会病 後の精神機能自己制御に影響を及ぼす ーンコホートの参加者の一部に対して、 理に多大な影響を及ぼします。それが かを検討したいと思っています。こう 別途,唾液や MRI の調査にもご協力い 成人における精神疾患に波及して、結 して得られた結果から、思春期の発育 ただくという“サブサンプル”プロジ 果的に社会全体にも多大な損害をもた のための具体的支援方法を考察します。 ェクトも開始されました。サブサンプ らすのです。現代は、いじめ、不登校、 引きこもり、ゲーム、携帯電話、イン ルプロジェクトでの経験・知見を活か 東京ティーンコホートの推進 ターネット、塾、お受験など、子ども 平成 25 年度は、昨年度始めたティー のストレスが山ほどあります。それに ンコホートの第一期調査を順調に進め よって、思春期に問題をかかえる子ど ました。10 歳の誕生日を迎える前後の もが増えています。 児童とその主たる養育者を対象に、質 本計画研究は、10 代の地域標本から なるティーンコホートを対象に、精神 問紙調査と調査員によるインタビュー を実施しています。平成 26 年 3 月ま して、東京ティーンコホート本体の第 二期調査でも、唾液の調査を行う予定 となっています。 児童虐待・少年犯罪データの分析 コホートと同時に、児童虐待・殺人 データの分析も進めています。児童虐 待 にか んする 新聞記 事を収集したり、検挙 さ れた 児童虐 待事件 の 詳細 な情報 につい て 警察 からの 情報を 取 得し たりし てきま した。少年犯罪につい ては、2000 年以降の 裁判記録を元に、デー タ の整 理と分 析を進 めているところです。 4 研究成果 自己制御の神経経済学の発展 北海道大学・大学院・文学研究科・社会科学実験研究センター 1. 自己制御の神経経済学 よく表現できるということを、これま 異時点間選択(大きいが遅延した報酬 でに繰り返し立証してきた。 高橋 泰城 3. q-指数関数モデルの神経法学 への応用 これまで、法と経済学とよばれる、 と小さいがより早く入手できる報酬の 確率割引においては、時間割引にお 間の選択)における自己制御は、「時 ける遅延時間の代わりに、確率pでも 司法制度を経済学的に分析する学 間割引」(遅延した報酬の主観的価値 らえる不確実な報酬があたるまでギャ 問において、犯罪を犯したものに が減じること)という行動・心理傾向 ンブルを繰り返したときの、あたるま 対する刑罰を与える際に、有罪確 によって研究されてきた。一方、リス での待ち時間(=1/p-1, odds against 率(検挙されて有罪となる確率) ク下の意思決定(大きいが不確実な報 と呼ばれる)を用いて、リスク下の意 と、刑罰の重さのバランスが、双 酬と小さいがより確実な報酬との間の 思決定における自己制御を、 曲関数になるようにすることが、 社会的にもっとも望ましい(功利 選択をする意思決定)における自己制 御は、行動心理学においては「確率割 なかなか当たらないギャン 主義の観点において)ことが示さ 引」という行動・心理傾向によって、 ブルを当たるまで辛抱強く れてきた。筆者らの研究により、 また行動経済学においては、プロスペ やり続けるという根気強さ 人々の実際の懲罰行動は、この社 会的に最適な双曲関数からは乖離 クト理論と呼ばれる数理モデルによっ て定式化されてきた。さらに、社会的 であると考える。この考えの下で、筆 していて、q-指数関数にしたが 意思決定における自己制御(自分だけ 者らは、時間割引の場合と同様に、確 っていることが見出された が報酬を受け取るのをがまんして他人 率割引においても、q-指数関数を用 (Yokoyama & Takahashi, 2013)。 にも報酬を分け与えるかどうかの選 いた確率割引モデルが、指数関数や双 択)は、「社会割引」(他人が受け取 曲関数よりも、人々のリスク下の意思 成果 る報酬の、自分にとっての主観的価値 決定をよく表現できることを立証した が、その他人との社会的距離の増大に (Takahashi et al., 2013)。さらに、行動 よって減じる心理傾向)によって定式 経済学におけるプロスペクト理論で用 化が行われてきた。筆者らの最近の研 いられている「確率ウェイト関数」を、 究により、以上の三種類の自己制御を、 上記の待ち時間がウェーバー・フェヒ 統一的に理解する道筋が開けつつある。 ナー則にしたがって対数的に認識され [1] T Takahashi. The q-Exponential Social Discounting Functions of Gain and Loss. Applied Mathematics 4 (3) [2] Taiki Takahashi, Ruokang Han, Hiroshi Nishinaka, Takaki Makino, Hiroki Fukui. The q-Exponential Probability Discounting of Gain and Loss. Applied Mathematics . Jun2013, Vol. 4 Issue 6, p876-881. 6p. [3] Takahashi Taiki, Han Ruokang. Psychophysical neuroeconomics of decision making: Time perception commonly explains anomalies in temporal and probability discounting Applied Mathematics Nov2013, Vol. 4 Issue 11, p1520-1525. 6p. [4] Taku Yokoyama, Taiki Takahashi. Mathematical Neurolaw of Crime and Punishment: The q-Exponential Punishment Function. Applied Mathematics . Oct2013, Vol. 4 Issue 10, p1371-1375. 5p. ているという原理から導出できること 2. q指数割引行動モデル も、心理物理学と行動経済学を組み合 行動経済学では、人々の時間割引行動 わせた実験により確証した(Takahashi が、「双曲割引」と名付けられている & 関数によって記述されることが多い。 社会割引に関して、筆者らは行動実験 そのほうが、「いったん立てた計画を を行い、報酬の社会割引も、損失の社 反故にしてしまう」という、選好の逆 会割引も両方とも、自分と他人の間の 転現象が伝統的に用いられてきた指数 社会的距離が増大するにしたがって、 割引モデルよりもうまく説明できるた q-指数関数にしたがって、自分にとっ めである。これに対し、筆者らは、指 ての主観的価値が減少することを見出 数関数を一般化した、「q-指数関数」 した。さらに、報酬よりも、損失のほ モデルを用いて、人々の時間割引行動 うが、社会的距離の増大により価値が が、指数割引や双曲割引モデルよりも 減りにくかった(Takahashi, 2013)。 Han, 2013)。 5 青春期の健康・発達コホート研究 Tokyo Teen Cohort Study: 子どもの well-being を高めるカギは? 1 10 Tokyo Teen Cohort Study well-being Tokyo Teen Cohort Study Well-being 1 26 well-being 10 3 10 well-being 3,120 well-being 3,065 1 10 4500 well-being well-being well-being well-being (p=0.001) (p < 0.001) 2 26 Teen Cohort Study Tokyo 1 12 wellbeing 2 2 2 1 iPad well-being well-being OECD well-being (5 10 ) (30%) well-being 6 研究成果 思春期の子どもは 何時間寝たらよいのか? 東京大学大学院教育学研究科健康教育学分野 睡眠と精神的健康 思春期の子どもの睡眠と心身の健康 が深く関係することは良く知られてい る。実際、睡眠時間が短い(≒夜更か しの)子どもでは抑うつの強いことが 近年の諸研究により示されている。た だ、短い睡眠と抑うつ両者の因果関係 について十分な結論は得られていない。 また思春期(10 代)の子どもは、自分 で就寝時刻を決めるようになって年齢 とともに夜更かしが進み、抑うつも年 齢とともに高くなることが多くの調査 で示されている。しかし、この夜更か し(睡眠時間減少)の進行速度と、抑 うつの増加速度との関係性については ほとんど検討されていない。これらを 明らかにするため我々は、都内の6年 制中等教育学校で年々実施している調 査データを縦断的に解析した。その結 果、1)就寝時刻の遅さ、抑うつの強 さは、翌年の抑うつ、就寝時刻の遅れ に相互に影響すること、2)年々の就 寝時刻の遅れと抑うつの増加速度は有 意に線形の相関を示すことが明らかと なった。なお1)については以前の Newsletter では、就寝時刻の遅れと翌 年の抑うつの関連のみが有意であった と紹介したが、その後調査年数を重ね て解析した結果、両要因とも翌年の値 に相互に影響し合っていることが明ら かとなった。これらの結果から睡眠時 間を確保するため就寝時刻を遅らせな いようにすればするほど、抑うつがよ り大きく改善→その結果就寝時刻の遅 れが防げる→さらに抑うつが改善、と いう正しいスパイラルにより子どもの 精神的健康改善が進む可能性を示して いる。 教育的働きかけは可能か? ただこのような睡眠に関連する行動、 そして抑うつのレベルが、遺伝的に決 定されているものなら、早く寝るよう に教育的に働きかけても無駄というこ とも考えられる。この点について同じ 中等教育学校の一卵性双生児のデータ で検討したところ、1)身長・体重な どと異なり、一卵性双生児のペア間で も抑うつ症状は相当違い得ること、2) ペア間の抑うつ症状の差は、就寝時刻 の違いと有意に関連することが明らか となった。このことから、抑うつのレ ベルや就寝時刻(及びそれにより決ま ってくる睡眠時間)等は環境因により 大きく変化すること、したがって教育 的働きかけの余地が十分あると考えら れる。 佐々木 司 ることが望ましいのではと考えられる。 なお現在の我が国の中高生の睡眠時間 は、多くの場合この推奨時間より短く、 特にその傾向は女子で顕著である。 成果 実際にどれくらい眠ればよいのか? では実際に何時間の睡眠をとるよ う子ども達に指導すれば良いのだろ う?これまで子どもの必要睡眠時間に ついては、実は実証的根拠に基づいた 提言、がほとんどなかった。そこで我々 は中高生の大規模横断データを解析し て、抑うつの出現率が最も低い睡眠時 間を検討した。その結果中学生では、 男子では8-9時間、女子でも7-8 時間(下図の上、縦軸は抑うつの出現 リスクの比)をとった方が良いこと、 高校生では男女とも7-9時間(下図 の下)は睡眠をとることが望ましいこ とが示唆された。また睡眠時間が短く なると希死念慮のリスクが増大し、睡 眠が5時間未満の子では7-8時間の 子に比べて、希死念慮の出現率が中学 生で 8‐9 倍(左図の上)、高校生で 3 -7 倍(左図の下)に上昇していた。 必要な睡眠時間には勿論個人差はある ものの、必要な睡眠時間についての指 導では、女子中高生、男子高校生でも 少なくとも7時間、男子中学生の場合 には8時間が最低限の目安として教え Matamura, Tochigi, Usami 他. J Sleep Res (in press). Ojio, Nishida 他、執筆中 霊長類の社会行動実験を用いた 自己制御の神経基盤解明 ECoG ECoG 2 A B 2 A B A B A C A A 8 C C 研究成果 記憶のコントロールからみた自己制御 首都大学東京人文社会系言語科学教室 これまでの研究 私たちのグループは、自閉症スペクト ラム障害(ASD)のメタ認知の異常の原 因と考えられる脳機能システムを研究 してきました。性格や特性など、自己・ 他者に関連する内的な特徴について反 芻することを、心理学の用語では自 己・他者参照処理とよびますが、機能 イメージングの先行研究から、自己・ 他者参照処理には大脳皮質正中部 (Cortical Midline Structure: CMS)とよ ばれる領域や下頭頂葉側部が重要であ ることがわかっています。一方、CMS や下頭頂葉側部は、単に自分の視点か らみた自己・他者参照処理だけでなく、 他者の視点をとった思考など、複雑な メタ認知機能にも関与していることが 知られています。臨床的な観察では、 ASD の方は、自己の視点からみた考え 方にとらわれる傾向が強く、他者の視 点をとる柔軟な思考が苦手であること が知られています。この観察をさらに 発展させ、ASD の自己・他者参照処理 の障害について、「視点」という要因 を取り入れた実験デザインを考案し、 fMRI 実験をおこないました。その結果、 CMS 前部の領域の活動が、ASD では 他者から自己に視点を切り替えること で活動が上昇しているのに対し、定型 発達群では逆に活動が低下することが 分かりました。このような CMS の活 動の異常が、自己・他者の視点を切り 替えた事物の見方など、日常生活で必 要とされる複雑な社会認知の障害の一 因になっているかも知れません。 記憶の制御 視点の効果を加えた自己・他者参照処 理の研究で、ASD のメタ認知に関わる 神経機構の一端を明らかにできました。 この知見をもとに、本研究領域のもう 一つの柱である、自己制御に注目し、 同じく ASD で迫りたいと考えていま す。 そのために、ASD の記憶の制御の障 害に注目しています。ASD の方の一部 には、昔の経験が非常にリアルに、そ して細部にいたるまで鮮明に意識に上 がる経験をされる方がおられ ます。これをタイムスリップ 現象と呼びますが、自分の意 思とは関係なく記憶が想起さ れるという意味で、ASD の一 部の方は、記憶、またはその 制御に異常を抱えている証拠 といえるかもしれません。 望ましくない記憶の制御の メカニズムは、これまで主に 「記憶の意図的抑制」という 心理の実験パラダイムを用い て研究されてきました。その 代表例として Think-no-think 課題があります。 以下にこの課題の代表的な 例示します(A)。まず、被験 者に単語と写真をペアで提示 し、記憶してもらいます。単 語と写真のペアは、たとえば 「新聞」という単語と池の写 真のように、意味的なつなが りがないもので、このような ペアを数十ペア用意します。 これを”study phase”と呼び、 9割程度正しく覚えられるま で繰り返します。次に、覚え たペアのうち、単語だけ(例えば「サ ラダ」)を提示します。提示する単語 の色は二通りあり、たとえば赤色で提 示した場合は、頭の中で、この単語と ペアになった写真を思い出すよう努め ます(think 条件)。一方、青色で提示し た場合は、単語とペアになった写真を なるべく意識に昇らないように努力し てもらいます(”no-think 条件”)。最後 に、単語を提示して、対で提示された 写真は何であったか、記述してもらい ま す 。 ”study phase” に は 出 て く る が、”think”あるいは”no-think”のどちら の教示をうけなかった単語の成績をベ ースラインとすると、健常者の行動実 験では、”no think”はベースラインより も低い正答率となり、意図的に記憶を 抑制できることがわかりました(B)。 現在、私たちはこの実験パラダイム を利用して、ASD の記憶の制御機構の 障害に関わる脳活動を、fMRI を用いて 検討しています。実験はまだ予備的で 9 橋本龍一郎 すが、9名の定型発達の被験者を対象 に予備実験をおこない、記憶の意図的 抑制を行動的に再現しました(B)。fMRI で”no think”条件の脳活動を調べたと ころ、”no-think”条件では、”think”条件 と比較して、記憶の制御に関わる領域 である前頭前野の活動が有意に高まり、 海馬の活動は下がっていました。この 結果は、概ね健常被験者の先行研究と 一致するもので、今後 ASD、定型発達 群ともに実験協力者の数を増やして検 討していきたいと思います。 成果 Hashimoto, R. et al. “Effects of Perspective on Brain Activation for Self- and Other-Referential Processing in Autism Spectrum Disorders” Poster presented at the 20th Annual Meeting of the organization of Human Brain Mapping 因果判断と行動の自己制御 epistemic judgment [1] [1] Noordman, L. G. M. & W Vonk (1998). 191-212. 10 Discourse Processes 26, 研究成果 精神機能についての脳画像検査の実用化 群馬大学大学院医学系研究科神経精神医学 ■real world 脳機能検査としての NIRS 精神機能の自己制御は、研究室のな かで以上に実際の生活のなかで必要と され発揮される脳機能です。近赤外線 ス ペ ク ト ロ ス コ ピ ィ NIRS (nearinfrared spectroscopy)は脳の表層を低 い空間分解能でしか捉えられないとい う制約はありますが、fMRI などに比べ るとより自然な状況で脳機能を検討で きる点で、精神機能の自己制御の検討 に向いている技術です。 ■精神疾患の診療としての NIRS 検査 2009 年に「光トポグラフィー検査 を用いたうつ症状の鑑別診断補助」と して先進医療にみとめられた NIRS は [1]、2014 年から「抑うつ症状の鑑別診 断補助に使用するもの」として保険適 用になりました。脳外科の手術前検査 からの適用拡大です。 対象として認められたのは、「うつ 病として治療を行っている患者であっ て、治療抵抗性であること、統合失調 症・双極性障害が疑われる症状を呈す ること等により、うつ病と統合失調症 又は双極性障害との鑑別が必要な患 者」です。適応のためにさまざまな条 件が定められており、保険診療として の光トポグラフィー検査の運用につい て、厚労省が慎重な姿勢を求めている ことの反映と考えられます。そのこと は、先進医療と共通する「鑑別診断補 助」という名称に端的に表れています。 ■得られるデータの有用性と限界 保険適応のひとつの根拠となったの は、全国 7 施設の共同研究の結果でし た [2]。うつ状態の双極性障害・うつ 病・統合失調症の患者さん 673 名と健 常者 1007 名を対象として、1 施設のデ ータをもとに定めた基準にもとづいて 他の 6 施設のデータを検討したところ、 うつ病の 74.6%、双極性障害・統合失 調症の 85.5%のデータを正しく分類で きました。うつ状態について、双極性 障害や統合失調症の可能性に気づく手 がかりとなることが示されました。 この結果については、いくつか前提 があります。第一は、対象となった患 者さんが診断基準にもとづいて確実に 診断できる方で、しかも高齢の方や症 状がごく軽い方を除外したことです。 そのため、最終的な結果は 185 名(双 極性障害 45 名、うつ病 74 名、統合失 調症 66 名)の方について得られたも のです。第二は、うつ状態にある「双 極性障害または統合失調症」と「うつ 病」の比較が中心であったことです。 第三は、結果に影響を与える可能性の ある要因である服薬や皮膚血流の影響 を十分に検討できなかったことです。 ■臨床検査として実用化する意義 精神疾患は、自分の思考や感情や行 動についての自己制御が支障を受ける 疾患です。その精神疾患の診断や治療 は、現状では臨床症状と病歴にもとづ いて行われています。そのことを、精 神医療関係者は当然と感じていますが、 当事者や家族にとって、検査結果が何 もないなかで「話をするだけで」病気 だと診断され、脳に作用する薬を長期 間服用する必要があると告げられるこ とは、納得できなくても無理もない側 面があります。こうした現状は、血糖 値という指標なしに糖尿病を治療して いる状況にたとえられます。 11 福田 正人 光トポグラフィー検査の精神疾患へ の応用には、まだ発展途上という側面 があります。いっぽうで、自然な状況 の脳機能を可視化することで、何も検 査がない精神医療の現状を一歩前進さ せる側面もあります。ご本人やご家族 が診断に納得し治療に励むひとつの手 掛かりとなり、ひいては患者中心の医 療を実現する基礎となるからです。 ■より自然な状況での脳機能 こうした検査法を発展させ、対人場 面というより自然な状況における自己 制御についての検討を試みています。 実際に会話を行っている最中の脳機能 を NIRS で測定しました。健常者にお いては、脳賦活と協調性や自閉症傾向 や不安特性との関連を認めました。 統合失調症においては、左側頭部の 脳賦活が陽性陰性症状評価尺度 PANSS で評価した不統合症状と負の 相関を、右下前頭部の脳賦活が PANSS の陰性症状や不統合症状および罹病期 間と負の相関を示しました [3]。この ようにして、統合失調症において臨床 的に認められる不統合症状や陰性症状 の背景に対人場面における自己制御の 障害が示唆されることを、NIRS を用 いて会話における脳機能を検討するこ とで明らかにすることができました。 成果 [1] 福田正人(2011)『NIRS 波形の臨 床判読-先進医療「うつ症状の光トポ グラフィー検査」ガイドブック』,中 山書店,東京,pp.116. [2] Takizawa et al. (2014) Neuroimaging-aided differential diagnosis of the depressive state. NeuroImage 85:498-507 [3] Takei et al. (2013) Temporal lobe and inferior frontal gyrus dysfunction in patients with schizophrenia during face-to-face conversation: a near-infrared spectroscopy study. J Psychiat Res 47:1581-9. 発声制御とメタ認知 - 1 / 25 25 - 1. Tachibana, Oosugi Okanoya (2014) PLoS ONE 9(3): e92584. 12 研究成果 東京大学大学院医学系研究科精神医学分野 笠井 清登 概要 た認知課題中の前頭前野の賦活と主観 成果 精神機能の自己制御性は、自己の精神 的Quality of Life (QOL)尺度との相関を 機能をメタ認知(自己の認知を認知す 見出し、社会的関係性などに深く関わ ること)することにより再帰的に制御 る主観的QOLの神経基盤についての し、発展的に改編することが出来る能 示唆を得ました(5)。今後はこれらの 力であり、これにより複雑な社会環境 成果を応用して、精神機能の自己制御 適応的な行動が可能となります。この 障害の治療へ繋げる試みを引き続き検 人間独自の精神機能は、進化の過程で 討して参ります。 ヒト前頭葉が格段に発達した中で獲得 ② されたもので、個体においても、前頭 A03分担研究者の山崎、連携研究者の 葉が成熟する思春期に確立します。思 石垣との連携により、言語・認知によ 春期は、社会環境に適応した自己を形 る自己制御支援法の効果と脳基盤検討 成するための極めて重要なライフステ のため、精神病症状を持つ患者にメタ ージであり、ここでの自己制御の発達 認知訓練法の施行を継続しました。プ の歪みは、現代の若年層に見られる深 ログラム前後で精神症状に対するセル 刻なこころの問題や社会病理に多大な フモニタリング、自尊心、GAFの有意 影響を及ぼします。本計画研究(A03) な改善を認め、生活機能全般の改善が は、思春期における精神機能の自己制 示唆されました。 1) Koike S, Takano Y, Iwashiro N, et al: A multimodal approach to investigate biomarkers for psychosis in a clinical setting: the integrative neuroimaging studies in schizophrenia targeting for early intervention and prevention (IN-STEP) project. Schizophr Res 143: 116-124, 2013. 2) Kasai K: Toward an interdisciplinary science of adolescence: insights from schizophrenia research. Neurosci Res 75: 89-93, 2013. 3) Nagai T, Tada M, Kirihara K, Kasai K et al.: Auditory mismatch and P3a in resonse to duration and frequency changes in the early stages of psychosis. Schizophr Res 150: 547-554, 2013. 4) Koike S, Bundo M, Iwamoto K, Kasai K et al.: A snapshot of plasma metabolites in first-episode schizophrenia: a capillary electrophoresis time-of-flight mass spectrometry study. Transl Psychiatry 4:e379, 2014. 5) Satomura Y, Takizawa R, Koike S, Kawasaki S, Kasai K et al.: Potential biomarker of subjective quality of life: prefrontal activation measurement by near-infrared spectroscopy. Soc Neurosci 9(1):63-73, 2014. 心理社会的介入研究 御の形成過程(A01)と神経基盤(A02) ③ の理解にもとづき、分子~神経モジュ 思春期の自己制御の発達の脳基盤を解 レーション~心理・社会的介入までの 明するため、A01との密接な連携によ 幅広いアプローチによって、思春期の り、東京ティーンコホート対象者(10 若者が精神機能の自己制御性を育み、 才児とその母親)のホルモン・エピゲ それによって自己を発展させ、成熟し ノム・神経画像の計測を開始し、これ た人間形成に至る過程の支援策を開発 までに40組の親子にMRI撮像を行いま します。 した。今後は、MRI、DNA、ホルモン A01との連携研究 などのバイオデータと、思春期コホー 研究の内容 ト調査で得られた質問紙データを総合 ① 的に解析することで、思春期における 総合的研究 私たちは、思春期に発症し自己制御障 自己制御精神の形成に関する知見を深 害を呈する統合失調症の、発症臨界期 め、より良い理解を目指します。 にある患者を対象として総合的研究を ④ 継続して行いました(1-3)。キャビラ A02 計画研究代表者の藤井との密接な リー電気泳動質量分析法にて、初発統 連携により、サル EcoG とヒト fMRI 合失調症患者の末梢血血漿の3物質の での共通の計測系を用いた社会的文脈 濃度を用いて、統合失調症患者と健常 理解の脳基盤研究を推進し、健常ボラ 対照群を高精度に判別できることを報 ンティア 3 名の予備的検討を行いまし 告しました(4)。また、健常者では、 た。 A02との連携研究 近赤外線スペクトロスコピーで測定し 13 言語・認知による自己制御支援方策開発 ∼メタ認知訓練法の開発と効果の検討∼ 1 25 15 40 [1] Koike S et al. (2013) A multimodal 12 approach to investigate biomarkers for psychosis in a clinical setting: The integrative neuroimaging studies in schizophrenia intervention QOL (IN-STEP) targeting for and project. early prevention Schizophrenia Research, 143, 116-124. [2] , , (MCT) 55: 1165-1171. 1 [3] MCT pp.390-391 [4] pp.208-214 A03 14 7 うつ病発症のリスクの高い新入大学生に 対する精神の自己制御性の獲得による 発症予防介入 OECD 1) QOL 2) (18,19 BDI-II ) 10 5 11-17 18 3 6 66 56 54 1 1 1 5 Furukawa et al., 2012 93 1 1 Composite International 1 1 2 Diagnostic Interview 5 1 18 3 1 32 27 18 1 15 6 1 3) 17 functional MRI Toki S, Okamoto Y, et al., Automatic and Intentional during Brain Evaluation Responses of Face Approachability: Correlations with Trait Anxiety. Neuropsychobiology.68: 156-167, 2013. 16 社会における 自己制御の支援方策開発 fMRI (Koelkebeck et al., (Isomura et al., in press) 2013) ABCL ASR MRI MRI 1. Fujino et al. Progress in Neuropsychopharmacology Biol Psychiatry, 2014 2. Koelkebeck et al. Social Neurosci, 2013 3. Isomura et al. Addiction Res Theory, 2013 (Fujino et al, 2014) MRI Moving Shape Paradigm 17 研究成果 名古屋大学医学部附属病院精神科 田中 聡 概要 神経性無食欲症 AN は思春期の女性 に好発する疾患であり、「思春期やせ 症」「拒食症」などとも呼ばれ、制限 型とむちゃ食い/排出型に大別される。 抑うつなどの二次的な精神症状がみら れることも多く、疾患による死亡率は 5~18%と高く、約半数が慢性化す ると言われている。 我々は、この疾患の病態を解明し、 既存の治療による効果の限界を探り、 新規治療法を開発することを目標とし て、AN など低栄養をきたす摂食障害 EDs の患者さんや健常ボランティアの 方々にご協力いただき、できる限り包 括的定量的なデータ採取を行なってき た。現在サンプリングは最終段階にあ り、データ解析と検討を精力的に行な う段階に進んでいる。 現在得られている成果 1) サイモン課題を用いた検討。AN の食行動における衝動コントロ ールの低下に、反応抑制という認 知機能の障害が関わっている可 能性を検討。意図した反応が自動 化された反応と不一致である場 合に生じる誤反応が、健常者より も AN 患者において多かった(in preparation)。 2) NIRS 機能画像を用いた検討。AN 患者は言語流暢性課題のスコア と質問紙調査の Social Insecurity サブスケール値が健常者よりも 有意に高く、逆に、課題中の両側 前頭葉血流は低下していた。また、 両 側 眼 窩 皮 質 の 血 流 と Social Insecurity の間には、健常者には ない正の相関がみられ、患者が示 す病識の乏しさ・社会的孤立の成 因に関与している可能性が示唆 された(in revision)。 3) MRI 構造画像解析を用いた検討。 やせた EDs 患者は健常者と比べ て、年齢による補正後に前頭前 野・頭頂連合野・帯状回で、年齢 と Body Mass Index による補正で 左側視床枕で、体積低下が見られ た。視覚情報の処理の障害(視床 枕)に、やせによる認知・実行機 能や視空間認知の障害(連合野・ 帯状回)が加わり EDs の病態が形 成されると考えられる(in preparation)。 4) 顔認知に関する検討。AN 患者の 身体像の歪みに対する自他の区 別の影響を検証するために、従来 の身体像ではなく顔写真を用い たスケールを開発中。予備実験と して、顔の横幅および肥満の判断 に対する顔の布置情報の影響を 健常成人女性群にて確認した。顔 写真を使った身体像のスケール 開発においては顔刺激ならでは の知覚条件を統制する必要があ る(in preparation)。 18 5) 質問紙にみる性格傾向・精神病理 についての検討。健常者、制限型 AN、むちゃ食い排出型 AN、低栄 養のある特定不能の摂食障害の 4群で解析。既報とは、精神病理、 性格傾向、両親とのアタッチメン ト指標において患者群で不一致 点が各所に見られたが、健常者の 指標も既報とは大きく異なる値 がみられた。患者群・健常者共に、 同じ国・民族においても、年齢層 や調査年代の違いによリ、これら の値は変化し続けていることが 示唆された(in preparation)。 6) 上記のほか、血液生化学指標、血 中生理活性物質、ゲノムについて サンプリングの大部分を完了し ており、順次サンプル解析と解釈 の作業を進行させている。 今後は、これらの成果に基づき、病的 認知傾向を修正する治療介入法の具体 化、マニュアルやメタ認知修正技法へ の導入を進め、本疾患の予後の改善に 寄与していくことを狙っている。 思春期コホート研究に DNA メチル化 マーカーを導入する際の技術的検討 DNA ” ” DNA 2 1. DNA (SLC6A4) DNA 2 450 1 R =0.953-0.995 DNA DNA 23,0910 2 1 DNA DNA % DNA R=0.97 20 DNA 3. 1. Sugawara H et al. J Genet 2 Genomics. 40(7):325-9 (2013). bp( ) 2. Ikegame T et al. J Hum Genet. 58(7):434-8 (2013) 3. Asai T, Bundo M et al. Int J Neuropsychopharmacol. 16(10):2285-94 (2013) 4. Bundo et al., Clin Epigenetics. 4(22): (2012) 11 2. DNA DNA 470 bp 20% 0-100% DNA (MiSeq) 41 19 思春期の性成熟が自己制御能力低下に 及ぼす影響およびその遺伝・環境リスク 要因の解明 Mid 1. Cohen Kadosh K, et al., (2012) Effects of Age, Task Performance, and Structural Brain Development on Face Processing, Cereb Cortex [Epub ahead of print]. 2. Workman L, et al., (2006) Development of cerebral lateralisation for recognition of emotions in chimeric faces in children aged 5 to 11, Laterality 11(6):493-507. 3. Todd M, et al., (2009) Learning in Noise: Dynamic Decision-Making in a Variable Environment, J Math Psychol. 53(3): 180-193 2 25 25 3 20 1~3 Chimeric Face Task DNA X 2 Mid A B 20 思春期の精神病理に対する情動・認知的自己 制御力の影響に関する発達行動遺伝学研究 (Plomin et al., 2008; Dick, 2011) (Dick, 2011) 2 900 26 1) PNEI 18 , , , 2013.11.30. 2) 6 DHEA 28 , 2014.1.25. 21 , , 敵か味方か?−こころの理論とシミュレー ションの生物学的根拠を求めて 6 p=0.047 8.7% +91.4% 0% +77.5% 6 +31.5% +46.3 7 9 11 28.7% 6 / 22 研究成果 慶應義塾大学・文学部心理学専攻 皆川 はじめに 方法 異なる言語は各々固有の音韻カテ ゴリーと音素配列ルールを有していま す。ヒトは胎児期より外的刺激を受容 し徐々に適応しながら、周囲で使用さ れている言語音の経験を重ね、学習し ていきます。この言語音声の無意識的 または意識的学習により、母国語に対 する巧緻な知覚能力は徐々に精錬され る一方、経験の少ない未知の言語に対 する知覚能力は減衰し、選択的な母国 語獲得が可能になると考えられていま す[1]。 こうした未知の言語音声に対する感 受性や学習能力は、思春期前後の心身 の発達時期を通じ、どのように変化し ていくのでしょうか。また、この時期 に急速に発達し、学習能力に密接に関 わると考えられる自己の意識の発達・ 統制力とはどのような関係性にあるの でしょうか。 本研究では思春期前後における音声 言語の学習メカニズムに関わる脳内基 盤とその発達的変化を、学習前後の行 動計測手法と脳機能イメージング手法 を用いて、明らかにすることを目標と しています(下左図内青矢印)。同時 に、ここで明らかになる学習能力や脳 内基盤と、思春期特有の様々な因子(自 己制御能力に関与する種々の認知能 力・第二次性徴)がどのように連関し ているかを明らかにします(下左図内 ピンク矢印)。 我々の研究グループは、機能的近赤 外分光法(fNIRS)という脳機能イメー ジング手法を用い、シルビウス裂周囲 の言語回路網における脳血流動態に外 国語音声学習効果がみられるような実 験パラダイムを開発しました[2]。 これらの実験パラダイムを参考に、 本研究では、既往歴がなく、右利き・ 母国語が日本語のみ・外国で暮らした ことがない健康な 9 才から 21 才の男 女 82 名を、学童期(9-12 才),思春期 (13-16 才),成人期(18-21 才)の三群, さらに学習群・非学習群(統制群)の 二群の群にわけ、約 1 か月間ほぼ毎日、 英語音韻学習と日本語音韻推論学習 (統制学習)をしてもらいました(下 右図)。この学習前後に fNIRS による 英語音韻同定課題と音韻変化検出課題 に取り組んでもらい、これら課題中の 血流動態反応を計測しました。全 56 チャネルの解析と共に、先行例から解 析対象領域(ROI)を上側頭回と縁上回 と設定し、ROI チャネルでの Oxy-Hb 濃度変化量からの総平均値を求めまし た。行動実験として学習前後に単語音 韻知覚実験を行い正答率と反応時間を 求めました。 これまでの成果 行動実験の結果、年齢群に関わらず、1 か月程度の音韻学習で学習群は統制群 に比べて一定の学習効果が得られるこ とが明らかになりました。正答率や音 23 泰代 韻同定曲線の傾きは有意に増加し、反 応時間も短縮しました。この結果は思 春期を超えても外国語の音韻獲得は可 能であることを示唆しました。脳機能 計測の結果では、音韻を司るとされる 連合野の下頭頂葉にある縁上回部分で 学習に伴う脳の可塑的変化が捉えられ ました。その傾向は学習の差及び年齢 群によって異なり、思春期群は特異的 な変化を示しました。現在、学習によ る脳部位のコネクティビティの可塑的 変化を解析中です。 この実験では音声学習能力ばかりで なく、下右図の第二次性徴、認知、自 己制御能力についてのデータも取得し ているので、今後これらの特徴と今回 得られた音声学習能力や脳の可塑的変 化の関係を明らかにしていく予定です。 成果 [1] Cristia, Minagawa-Kawai, Egorova et al. (in Press) Developmental Science. [2] Minagawa-Kawai, Cristia, Long et al. (2013) Frontiers in Psychology., 4:170. 認知神経科学と fMRI 実験による 思春期の自我機能の成立と その神経基盤の解明研究 2 MRI 1 4,000 24 研究成果 (独)国立精神・神経医療研究センター 花川 隆 研究概要 長年の夢を実現する人と、途中で挫 折してしまう人。この差を生むものは なんでしょうか?生まれつきの才能や 性格でしょうか、それともやりとげる という意志でしょうか?連携研究者の 細田千尋と私は、大学生を対象に、数 ヶ月の英語学習と数十分の認知課題を 実施してきました。どちらの実験にお いても、最後までやり切る人たちと、 途中で辞める人たちが出ました。私た ちは、これらの課題においては、達成 者の前頭極(大脳前頭葉の一部)が辞 退者に比べて発達していることを見い だしました。意外なことに、達成者と 辞退者の間で IQ、誠実性や固執性など の性格特性、課題への適正(英語能力 など)に、差はありませんでした。 このことは、前頭極の機能と目標を 達成する力に何らかの関係性があるこ とを意味します。しかし、まだわから ないことがたくさんあります。前頭極 の機能は、例えば運動のような全く違 った課題でも達成と辞退に関係するの か?前頭極は、直接達成と辞退を決定 するような機能を持っているのか、あ るいは目標達成に関わる何らかの認知 能力を介して、結果的に達成者と辞退 者の差を生んでいるのか? 今回私達は、この2つの疑問を解決 するために、1ヶ月以上の運動学習実 験を行い、先行研究から前頭極の機能 として示唆されているメタ認知力につ いても検討項目に加えました。 研究成果 にはメタ認知機能が重要であることを 実験参加意識の高い大学生に、1ヶ 示すことができたと考えます。今後、 月に渡る指タッピング運動の学習実験 これらの研究成果を、個人にあわせた に参加してもらいました。また、日々 効果的な学習支援法の開発に活用して の学習開始前に、その日の学習にかか いきます。 る時間を予測してもらいました。そし て、その予測時間と実際に学習にかか 成果 った時間の差分をメタ認知力と定義し 1. Hosoda C, Tanaka K, Nariai T, ました(メタ認知力が高い=予測時間 Honda M, Hanakawa T: J と実測時間の差が小さい)。達成者と Neurosci 33(34): 13663-13762. 脱落者の学習開始前の脳構造を比較し 2. 細田千尋、花川 隆、大須理英子: てみると、これまでの実験結果同様、 「性向判別器」特願2012-2 完遂者では前頭極が発達している事が 68648号 明らかになり、前頭極の機能が運動か 国内・国際 3. Hosoda C, Tanaka K, Tatekawa ら言語に至るまで幅広い行動目標の達 M, Honda M, Osu R, Hanakawa 成に関わることがわかりました。 T: Society for Neuroscience また、完遂者ではメタ認知力が高い (どれだけ時間がかかるかの予測が正 確)こともわかりました。合わせて考 えると、前頭極は自分がやろうとして いることを正確に把握するメタ認知機 能を担っており、目標を達成するため 25 2013, San Diego, USA. 思春期および小児期・青年期における 精神疾患の治療と予防に関わる脳神経倫理学 (Extended Colloquium: New Ethical Issues on Autism) Power MOOK Yasuko Kitano and Kohji Ishihara. Impact of DSM-5 on the Education for Hvidovre Adolescents Spectrum with Autism Disorder session), 2013 10 (poster 27 , Hvidovre . Kohji Ishihara. The administration of oxytocin and the ethics of the autistic sociality autistic Open Dialogue therapy of autism. Extended Colloquium: New Ethical Issues on community, autistic integrity Open Dialogue Autism, 2014 3 12 . . 24 . 2014 Open Dialogue 3 29 , . . DSM ASD. 2013 - DSM-5 2014 1 . 1950 26 25 , 環境からのフィードバックによる 自己制御の形成とその臨床的応用 10 11 30 Fig.1 Fig.2 Kazdin, 30 1997 30 Takahashi, Fig.1 F.: International The 46 th Conferences Banff on Behavioral Sciences,Banff, Canada. 50 27 ヒト高次連合野の成熟前後における 神経回路特性と神経可塑性の検証 TMS MRI fMRI TMS BOLD TMS[1] TBS 25 TMS 9 TMS-EEG TMS TMS [2,3] TMS (N45 ) 13 26 TBS TMS TBS N45 25 25 4 TBS TMS TBS TMS-EEG n=10 TBS TBS TMS N100 P180 TBS TMS TMS 28 3 1. Nakamura M. Therapeutic Application of Repetitive Transcranial Magnetic Stimulation for Major Depression. Seishin Shinkeigaku Zasshi. 2012;114(11):1131-1149. 2. Saeki T, Nakamura M, et al. Localized potentiation of sleep slow-wave activity induced by prefrontal repetitive transcranial magnetic stimulation in patients with a major depressive episode. Brain stimulation. 2013 May;6(3):390-6. 3. Noda Y, Nakamura M, et al. Potentiation on quantitative electroencephalograms following Prefrontal Repetitive Transcranial Magnetic Stimulation in Patients with Major Depression. Neuroscience Research. 2013 Sep-Oct;77(1-2):70-7. 気分障害発症における思春期早発の影響 C57BL/6J Tg C57BL/6J Aanat . 13, 212-217 (2013). Polg1 Tg [1] [1] Kasahara T et al., Mol Psychiatry 11, Tg C57BL/6J 2 577-593 (2006). [2] Ebihara S et al., Science 231, 491-493 (1986). [2,3] Tg [3] Kasahara T et al., PNAS 107, 64126417 (2010). Tg Aanat Hiomt [3] C57BL/6J MSM/Ms C57BL/6J Tg 2 Tg Tg non-Tg 29 領 域 会 議 2014 3 9 11:00-17:00 7 A01 A03 A01 A02 A03 30 A02 A03 国際シンポジウム Adolescent brain & mind and self-regulation 2013 10 27 9:00-17:10 A 15 Elaine F. Walker, Ph.D. Samuel Candler Dobbs Professor of Psychology and Neuroscience Department of Psychology, Emory University, Atlanta, USA Adolescent Neurodevelopment and Risk for Mental Illness“ Iroise Dumontheil, Ph.D. Lecturer, Department of Psychological Sciences, Birkbeck, University of London Institute of Cognitive Neuroscience, University College London, London, UK Development of executive functions during adolescence” Nicholas B. Allen, Ph.D. Professor, Melbourne School of Psychological Sciences University of Melbourne, Victoria, Australia The social neuroscience of adolescent self regulation and risk for mental disorders” Tokyo teen cohort Evolutionary psychology of adolescence Neural mechanism of social perception: Meta Module Hypothesis Evolution of language and self-regulation: insights from animal research Developmental neuroscience and psychopathology in adolescence Neural basis of cognitive behavioral therapy in major depression 31 3 A02 A03 3 A01 3 Session 1: Developmental epidemiology in adolescence (Chair: ) Session 2: Social neuroscience in adolescence (Chair: ) Session 3: Clinical psychiatry of self-regulation (Chair: ) 18 p. 33 ~ 36 Mingdi XU“ Self-regulation of speech production in response to modulated auditory feedback” Yui K Matsumoto“The Effects of Melatonin Productivity for Behavior and Ultrasonic Vocalizations on Laboratory Mice” Masato Kasagi“The Relationship of Structural and Resting Functional MRI with Gambling Task Performance in Human Brain Reward Systems of Adolescents and Adults” 32 3 25 Young Investigator Award メラトニン合成能が成熟後の マウスの求愛発声に与える影響 OHIOMT [1] [2, 3] (1) Mel (2) NAS NAS (3) NAS none 14~18 [4] Mel [5] N(AANAT) N-acetylserotonin (NAS) NAS 33 [1] Sisk, C. L. & Foster, D. L., The neural basis of puberty and adolescence. Nature Neurosci. 7, 1040–1047 (2004). [2] Paus, T. et al., Why do many psychiatric disorders emerge during adolescence? Nature Rev. Neurosci. 9, 947–957 (2008). [3] Brämswig J & Dübbers A., Disorders of pubertal development. Dtsch Arztebl Int 106, 295–304 (2009). [4] Crowley S. J. et al., Human puberty: salivary melatonin profiles in constant conditions. Dev Psychobiol. 54(4), 468–473 (2012). [5] Kasahara T et al., Genetic variation of melatonin productivity in laboratory mice under domestication. Proc. Natl. Acad. Sci. USA. 107, 6412–6417 (2010). 25 Young Investigator Award 発声の自己制御−聴覚フィードバックの 変調による発声の変化に関する検討 Self-regulation of speech production in response to modulated auditory feedback A02 [1] [2]( a) c 5 [3] 80 ±25 2 1 50 100 6 2 1 ±3% 6% 12% 2 A02 6 34 ±25 EEG NIRS TMS 3 2 1. Uddin, L. Q, et al., Trends Cogn. Sci. 11: 153-157 (2007). 2. Xu, M., et al., Front. Psychol. 4: 735 doi: 10.3389/fpsyg.2013.00735 (2013). 3. Ford, J. M. and Mathalon, D. H. Int. J. Psychophysiol. 58, 179-189 (2005). 35 25 Young Investigator Award 年齢と脳白質の成熟度、意思決定の関係 1 2 anisotropy) 0 1 FA Bet FA 1 FA Overall Proportion Bet 38 40 2 16 24 25 Cambridge gamble task 10 Overall Proportion Bet 16 24 1 10 25 40 FA Overall 1 FA ) Overall Proportion Bet ( S. Sala et al. (2012). Neurobiology of Aging 33:488-498 Proportion Bet B. D. Peters et al. (2012). 2 16 Overall Proportion FA Bet 24 FA Overall Proportion B. D. Peters et al. (2013). Biological Psychiatry (in press) Bet FA MRI FA(fractional Schizophrenia Bulletin 38:1308-1317 Overall Proportion Bet ( 2) Overall Proportion 36 「青春脳」第 2 回若手・女性研究者向け夏合宿 37 2 7 14 8:45-8:55 8:55-9:30 A01 A02 A03 9:30-12:10 A01 A02 A03 12:10-12:30 2 A01 A01 A02 A03 38 A02 A03 平成 26 年度公募班紹介 39 学術論文 【A01・欧文】 1) Takahashi T and Han R (2013) Psychophysical neuroeconomics of decision making: Time perception commonly explains anomalies in temporal and probability discounting. Applied Mathematics. 4: 1520-1525. 2) Yokoyama T and Takahashi T (2013) Mathematical Neurolaw of Crime and Punishment: The q-Exponential 3) T Takahashi, R Han, H Nishinaka, T Makino, H Fukui (2013) The q-Exponential Probability Discounting of Gain and Punishment Function. Applied Mathematics. 4: 1371-1375. Loss. Applied Mathematics. 4: 876-881. 4) Y Kawamura, T Takahashi, X Liu, N Nishida, Y Noda, A Yoshikawa, T Umekage, T Sasaki (2013) Variation in the DRD2 gene affects impulsivity in intertemporal choice. Open Journal of Psychiatry 3: 26-31. 5) Nishida A, et al. Adolescent Self-Control Predicts Midlife Hallucinatory Experiences: 40-Year Follow-up of A National Birth Cohort. Schizophrenia Bulletin. In press. 【A02・欧文】 1) Yanagawa T, Chao ZC, Hasegawa N, Fujii N. (2013) Large-scale information flow in conscious and unconscious state: an ECoG study in monkeys. PLoS One. 8: e80845. 2) Komatsu M, Namikawa J, Chao ZC, Nagasaka Y, Fujii N, Nakamura K, Tani J. (2014) An artificial network model for estimating the network structure underlying partially observed neuronal signals. Neurosci Res. In press. 3) Xu M, Homae F, Hashimoto R, and Hagiwara H. (2013) Acoustic cues for the recognition of self-voice and other-voice. Frontiers in Psychology. 4: 1-7. 4) Luo Y. (2013) Temporal distance between the cause and the effect affects the reading of causality sentences: Eye-tracking evidence. Japanese Institute of Electronics, Information and Communication Engineers Technical Report. 113: 139-144. 5) Hara Y. (2013) Projections of events and propositions in Japanese: A case study of koto-nominalized clauses in 6) Kinou M, Takizawa R, Marumo K, Kawasaki S, Kawakubo Y, Fukuda M, Kasai K. Differential spatiotemporal causal relations. Lingua: International Review of General Linguistics. 133: 262-288. characteristics of the prefrontal hemodynamic response and their association with functional impairment in schizophrenia and major depression. Schizophr Res. In press. 7) Marumo K, Takizawa R, Kinou M, Kawasaki S, Kawakubo Y, Fukuda M, Kasai K. (2014) Functional abnormalities in the left ventrolateral prefrontal cortex during a semantic fluency task, and their association with thought disorder in patients with schizophrenia. Neuroimage. 85: 518-526. 8) Takizawa R, Fukuda M, Kawasaki S, Kasai K, Mimura M, Pu S, Noda T, Niwa S, Okazaki Y, JPSY-NIRS Group. (2014) Neuroimaging-aided differential diagnosis of the depressive state. Neuroimage. 85: 498-507. 9) Sato H, Yahata N, Funane T, Takizawa R, Katura T, Nishimura Y, Kinoshita A, Kiguchi M, Koizumi H, Fukuda M, Kasai K. (2013) A NIRS-fMRI investigation of prefrontal cortex activity during a working memory task. Neuroimage. 83: 158-173. 10) Takei Y, Suda M, Aoyama Y, Yamaguchi M, Sakurai N, Narita K, Fukuda M, Mikuni M. (2013) Temporal lobe and inferior frontal gyrus dysfunction in patients with schizophrenia during face-to-face conversation: a near-infrared spectroscopy study. J Psychiat Res. 47: 1581-9. 11) RO Tachibana N Oosugi, K Okanoya.(2014) Semi-automatic classification of birdsong elements using a linear support vector machine. PLoS One. 9: e92584. 40 【A03・欧文】 1) Toki, S., Okamoto, Y, et al. (2013) Automatic and Intentional Brain Responses during Evaluation of Face Approachability: Correlations with Trait Anxiety. Neuropsychobiology. 68:156-167. 2) Koike S, Takano Y, Iwashiro N, Satomura Y, Suga M, Nagai T, Natsubori T, Tada M, Nishimura Y, Yamasaki S, Takizawa R, Yahata N, Araki T, Yamasue H, Kasai K (2013) A multimodal approach to investigate biomarkers for psychosis in a clinical setting: The integrative neuroimaging studies in schizophrenia targeting for early intervention and prevention (IN-STEP) project. Schizophrenia Research. 143:116-124. 3) Ando S, Yamasaki S, Shimodera S*, Sasaki T, Oshima N, Furukawa TA, Asukai N, Kasai K, Mino Y, Inoue S, Okazaki Y, Nishida A (2013) A greater number of somatic pain sites is associated with poor mental health in adolescents: a cross-sectional study. BMC Psychiatry. 13:30. 4) Sakakibara E, Takizawa R, Nishimura Y, Kawasaki S, Satomura Y, Kinoshita A, Koike S, Marumo K, Kinou M, Tochigi M, Nishida N, Tokunaga K, Eguchi S, Yamasaki S, Natsubori T, Iwashiro N, Inoue H, Takano Y, Takei K, Suga M, Yamasue H, Matsubayashi J, Kohata K, Shimojo C, Okuhata S, Kono T, Kuwabara H, Ishii-Takahashi A, Kawakubo Y, Kasai K (2014) Genetic influences on prefrontal activation during a verbal fluency task in adults: a twin study based on multichannel near-infrared spectroscopy. Neuroimage. 85:508-517. 5) Kanie A, Hagiya K, Ashida S, Pu S, Kaneko K, Mogami T, Oshima S, Motoya M, Niwa S, Inagaki A, Ikebuchi E, Kikuchi A, Yamasaki S, Iwata K, Roberts DL, Nakagome K (2014) A new instrument for measuring multiple domains of social cognition: Construct validity of the Social Cognition Screening Questionnaire (Japanese version). Psychiatry and Clinical Neurosciences. In Press. 6) Fujino et al. (2014) Impaired empathic abilities and reduced white matter integrity in schizophrenia. Progress in Neuro-Psychopharmacology & Biological Psychiatry. 48:117-123. 7) Koelkebeck et al. (2013) Impact of gray matter reductions on Theory of mind abilities in patients with schizophrenia. 8) Isomura et al. (2013) Paradise lost: the relationships between neurological and psychological changes in Social Neuroscience. 8:631-639. nicotine-dependent patients. Addiction Research & Theory. In Press. 9) Saeki T, Nakamura M, Hirai N, Noda Y, Hayasaka S, Iwanari H, Hirayasu Y. (2013) Localized potentiation of sleep slow-wave activity induced by prefrontal repetitive transcranial magnetic stimulation in patients with a major depressive episode. Brain stimulation. 6(3):390-396. 10) Nestor PG, Nakamura M, Niznikiewicz M, Thompson E, Levitt JJ, Choate V, Shenton ME, McCarley RW. (2013) In search of the functional neuroanatomy of sociality: MRI subdivisions of orbital frontal cortex and social cognition. Social cognitive and affective neuroscience. 8(4):460-467. 11) Watanabe H, Nakamura M, Ohno T, Itahashi T, Tanaka E, Ohta H, Yamada T, Kanai C, Iwanami A, Kato N, Hashimoto R. (2013) Altered orbitofrontal sulcogyral patterns in adult males with high-functioning autism spectrum disorders. Social cognitive and affective neuroscience. May 5 Epub ahead of print. 12) Noda Y, Nakamura M, Takashi Saeki T, Inoue M, Iwanari H, Kasai K. Potentiation on quantitative electroencephalograms following Prefrontal Repetitive Transcranial Magnetic Stimulation in Patients with Major Depression. (2013) Neuroscience Research. 77(1-2):70-77. 13) Nestor PG, Kubicki M, Nakamura M, Niznikiewicz M, Levitt JJ, Shenton ME, McCarley RW. (2013) Neuropsychological variability, symptoms, and brain imaging in chronic schizophrenia. Brain imaging and behavior. 7(1):68-76. 14) Koike S, Bundo M, Iwamoto K, Suga M, Kuwabara H, Ohashi Y, Shinoda K, Takano Y, Iwashiro N, Satomura Y, Nagai T, Natsubori T, Tada M, Yamasue H, Kasai K. A snapshot of plasma metabolities in first-rpisode schizophrenia: A capillary electrophoresis time-of-flight mass spectrometry study. Translational Psychiatry. In Press. 15) Kuwabara H, Araki T, Yamasaki S, Ando S, Kano Y, Kasai K. Regional defferences in post-traumatic stress symptoms among children after the 2011 tsunami in Higashi-Matsuhima, Japan. Brain & Developmment. In Press. 16) Bundo M, Toyoshima M, Okada Y, Akamatsu W, Ueda J, Nemoto-Miyauchi T, Sunaga F, Toritsuka M, Ikawa D, Kakita A, Kato M, Kasai K, Kishimoto T, Nawa H, Okano H, Yoshikawa T, Kato T, Iwamoto K. (2014) Increased l1 retrotransposition in the neuroral genome in schizophrenia. Neuron. 81:306-313. 41 17) Chou P-H, Koike S, Nishimura Y, Kawasaki S, Satomura Y, Kinoshita A, Takizawa R, Kasai K. (2014) Distinct effects of duration of untreated psychosis on brain cortical activities in different treatment phases of schizophrenia: a multi-channel near-infrared spectroscopy study. Prog Neuropsychopharmacol Biol Psychiatry. 49:63-69. 18) Iwashiro N, Yahata N, Kawamuro Y, Kasai K, Yamasue H. (2013) Aberrant interference of auditory negative words on attention in patients with schizophrenia. PLos ONE. 8:e83201. 19) Satomura Y, Takizawa R, Koike S, Kawasaki S, Kinoshita A, Sakakibara E, Nishimura Y, Kasai K. (2014) Potential biomarker of subjective quality of life: prefrontal activation measurement by near-infrared spectroscopy. Soc Neurosci. 9:63-73. 20) Sakakibara E, Takizawa R, Nishimura Y, Kawasaki S, Satomura Y, Kinoshita A, Koike S, Marumo K, Kinou M, Tochigi M, Nishida N, Tokunaga K, Eguchi S, Yamasaki S, Natsubori T, Iwashiro N, Inoue H, Takano Y, Takei K, Suga M, Yamasue H, Matsubayashi J, Kohata K, Shimojo C, Okuhata S, Kono T, Kuwabara H, Ishii-Takahashi A, Kawakubo Y, Kasai K. (2014) Genetic influences on frontal activation during a verbal fluency task: a twin study based on multichannel near-infrared spectroscopy. Neuroimage. 85:508-517. 21) Ishii-Takahashi A, Takizawa R, Nishimura Y, Kawakubo Y, Kuwabara H, Matsubayashi J, Hamada K, Okuhata S, Yahata N, Igarashi T, Kawasaki S, Yamasue H, Kato N, Kasai K, Kano Y. (2013) Prefrontal activation during inhibitory control measured by near-infrared spectroscopy for differentiating between autism spectrum disorders and attention deficit hyperactivity disorder in adults. Neuroimage Clin. 4:53-63. 22) Ikegame T, Bundo M, Sunaga E, Asai T, Nishimura F, Yoshikawa A, Kawamura Y, Hibino H, Tochigi M, Kakiuchi C, Sasaki T, Kato T, Kasai K, Iwamoto K. (2013) DNA methylation analysis of BDNF gene promoters in peripheral blood cells of schizophrenia patients. Neurosci Res. 77:208-214. 23) Kinou M, Takizawa R, Marumo K, Kawasaki S, Kawakubo Y, Fukuda M, Kasai K. (2013) Differential spatiotemporal characteristics of the prefrontal hemodynamic response and their association with functional impairment in schizophrenia and major depression. Schizohphr Res. 150:459-467. 24) Nishimura Y, Takizawa R, Koike S, Kinoshita A, Satomura Y, Kawasaki S, Yamasue H, Tochigi M, Kakiuchi C, Sasaki T, Iwayama Y, Yamada K, Yoshikawa T, Kasai K. (2013) Association of decreased prefrontal hemodynamic response during a verbal fluency task with EGR3 gene polymorphism in patients with schizophrenia and in healthy individuals. Neuroimage. 85:527-534. 25) Sumiyoshi C, Uetsuki M, Suga M, Kasai K, Sumiyoshi T. (2013) Development of brief versions of the Wechsler Intelligence Scale for schizophrenia: considerations of the structure and predictability of intelligence. Psychiatry Res. 210:773-779. 26) Nagai T, Tada M, Kirihara K, Yahata N, Hashimoto R, Araki T, Kasai K. (2013) Auditory mismatch and P3a in resonse to duration and frequency changes in the early stages of psychosis. Schizophr Res. 150:547-554. 27) Natsubori T, Inoue H, Abe O, Takano Y, Iwashiro N, Aoki Y, Koike S, Yahata N, Katsura M, Gonoi W, Sasaki H, Takao H, Kasai K, Yamasue H. Reduced frontal glutamate+glutamine and N-acetylaspartate levels in patients with chronic schizophrenia but not in those at clinical-high risk for psychosis or with first-episode schizophrenia. Schizophr Bull. In Press. 28) Miyashita M, Arai M, Yuzawa H, Niizato K, Oshima K, Kushima I, Hashimoto R, Fukumoto M, Koike S, Toyota T, Ujike H, Arinami T, Kasai K, Takeda M, Ozaki N, Okazaki Y, Yoshikawa T, Amano N, Miyata T, Itokawa M. (2014) Replication of enhanced carbonyl stress in a subpopulation of schizophrenia. Psychiatry Clin Neurosci. 68:83-84. 29) Ando S, Kasai K, Matamura M, Hasegawa Y, Hirakawa H, Asukai N. (2013) Psychosocial factors associated with suicidal ideation in clinical patients with depression. J Affect Disord. 151:561-565. 30) Sato H, Yahata N, Funane T, Takizawa R, Katura T, Atsumori H, Nishimura Y, Kinoshita A, Kiguchi M, Koizumi H, Fukuda M, Kasai K. (2013) A NIRS–fMRI investigation of prefrontal cortex activity during a working memory task. Neuroimage. 83:158-173. 31) Watanabe T, Abe O, Kuwabara H, Yahata N, Takano Y, Iwashiro N, Natsubori T, Aoki Y, Takao H, Kawkubo Y, Kamio Y, Kato N, Miyashita Y, Kasai K, Yamasue H. (2014) Mtigation of sociocommunicational deficits of autism through oxytocin-induced recovery of medial prefrontal activity: a randomized trial. JAMA Psychiatry. 71:166-175. 42 32) Koike S, Takizawa R, Nishimura Y, Kinou M, Kawasaki S, Kasai K. (2013) Reduced but broader prefrontal activity in patients with schizophrenia during n-back working memory tasks: a multi-channel near-infrared spectroscopy study. J Psychiatr Res. 47:1240-1246. 33) Aoki Y, Orikabe L, Takayanagi Y, Yahata N, Mozue Y, Sudo Y, Ishii T, Itokawa M, Suzuki M, Kurachi M, Okazaki Y, Kasai K, Yamasue H. (2013) Volume reductions in frontopolar and left perisylvian cortices in methamphetamine induced psychosis. Schizophr Res. 147:355-361. 34) Marumo K, Takizawar R, Kinou M, Kawasaki S, Kawakubo Y, Fukuda M, Kasai K. (2014) Functional abnormalities in the left ventrolateral prefrontal cortex during a semantic fluency task, and their association with thought disorder in patients with schizophrenia. Neuroimage. 85:518-526. 35) Koike S, Nishimura Y, Takizawa R, Yahata N, Kasai K. (2013) Mismatch negativity as a “translatable” brain marker toward early intervention for psychosis: a review. Front Psychiatry. 4:1-10. 36) Ikegame T, Bundo M, Murata Y, Kasai K, Kato T, Iwamoto K. (2013) DNA methylation of the BDNF gene and its relevance to psychiatric disorders. J Hum Genet. 58:434-438. 【A03・和文】 1) 笠原和起.松果体.分子精神医学 13: 212-217, 2013. 2) 山崎修道.回復・社会復帰における CBTp 統合失調症の認知行動療法(CBTp)-わが国での現状と今後の展望-. 精神神経学雑誌 115: 379-384, 2013. 3) 細野正人、石垣琢麿、山崎修道.デイケアにおけるメタ認知トレーニング(MCT)日本語版の利用可能性の検討.精 4) 石原孝二.精神病理学と薬物療法.Power MOOK 精神医学の基盤(学樹書院)(近刊) 2014. 神医学 55: 1165-1171, 2013. 講演/学会発表/アウトリーチ活動 【A01】 1) 長谷川眞理子:「コーホート研究の進め方〜私たちの研究事例〜」第 65 回日本産科婦人科学会学術講演会 年 5 月 13 日 2) 長谷川眞理子・森本裕子・西田 淳志・笠井清登:「思春期の進化生物学と東京ティーンコーホート研究」日本人間 行動進化学会第 6 回大会 3) 2013 札幌 2013 年 12 月 07 日 広島 T Takahashi:General theory of decision making. Third Symposium on Biology of Decision Making (SBDM 2013), May 2013, パリ大学 4) 西田淳志、安藤俊太郎、ほか:「思春期の脳と心の発達軌跡:Tokyo Teen Cohort Study」第 33 回日本社会精神医 学会 5) 2014 年 3 月 21 日 安藤俊太郎、西田淳志、ほか:「地域思春期コホート 防学会 6) 2013 年 11 月 24 日 Tokyo Teen Cohort の立ち上げ」第 17 回日本精神保健・予 東京 藤川慎也、西田淳志、ほか:「思春期・青年期のいじめのリスク因子としての親からの暴力」第 33 回日本社会精神 医学会 7) 東京 2014 年 3 月 21 日 東京 杉本徳子、西田淳志、ほか:「前思春期におけるやせ願望について」第 33 回日本社会精神医学会 日 2014 年 3 月 21 東京 【A02】 1) Y Nagasaka, S Wakisaka, T Notoya, N Fujii: “Substitutional Reality for research in animal cognition” Neuroscience 2013, 2013/11/10, Washington, USA. 2) T Yanagawa, N Oosugi, N Hasegawa, N Fujii: “Estimation of the number of internal states in the brain as an indicator for the conscious level and content: An FCoG study in monkeys” Neuroscience 2013, 2013/11/12, Washington, USA. 3) M Komatsu, J Namikawa, ZC Chao, Y Nagasaka, N Fujii, K Nakamura, J Tani: “Estimating a network structure that underlies partially observed neuronal signals” Neuroscience 2013, 2013/11/12, Washington, USA. 4) N Fujii, M Fukushima, RC Saunders, M Mullarkey, M Mishkin: “An electrocorticographic electrode array for simultaneous recording from medial, lateral, and intrasulcal surface of the cortex in the macaque monkey” Neuroscience 2013, 2013/11/13, Washington, USA. 43 5) ZC Chao, K TakauraN Fujii: “Mapping retinotopic organization in monkey cortex by independent component analysis on electrocortical signals” Neuroscience 2013, 2013/11/13, Washington, USA. 6) K TakauraN N Tsuchida, Fujii: “Retinotopic organization of the monkey visual cortex studied with electrocorticogram (ECoG) recording” Neuroscience 2013, 2013/11/13, Washington, USA. 7) Xu M, Homae F, Hashimoto R, and Hagiwara H: “Voice recognition of self versus others” Neuroscience 2013(日本 神経科学会第 36 回大会)2013/6/20-23, 京都 8) Xu M, Tachibana R, Homae F, Hashimoto R, Okanoya K, and Hagiwara H: “Self-regulation of speech production in response to modulated auditory feedback” International Symposium Adlescent Brain & Mind and Self-Regulation, 2013/10/27, 東京 9) 橋本龍一郎:「非侵襲脳画像とニューロフィードバック」Neuro2013 (日本神経科学学会・日本神経化学会・日本神 経回路学会 合同大会) 2013/6/21, 京都 10) 橋本龍一郎:「結合ニューロフィードバックによる精神疾患の治療の可能性」Neuro2013 (日本神経科学学会・日本 神経化学会・日本神経回路学会 合同大会) 2013/6/22, 京都 11) 板橋貴史、山田貴志、神保大樹、渡部洋実、中村元昭、山県文、金井智恵子、鳥居塚和生、加藤進昌、橋本龍一郎: 「成人高機能自閉症の脳機能的ネットワークの変化」Neuro2013 (日本神経科学学会・日本神経化学会・日本神経回 路学会 合同大会) 2013/6/22, 京都 12) 八幡憲明、森本淳、橋本龍一郎、柴田和久、今水敏、福田恵、川久保友紀、山田貴志、佐々木由香、加藤進昌、渡 邊武男、笠井清登、川人光男:「安静時脳機能画像を用いた機能学習による自閉症スペクトラム障害のバイオマーカ ー開発」Neuro2013 (日本神経科学学会・日本神経化学会・日本神経回路学会 合同大会) 2013/6/22, 京都 13) Hasegawa S, Tani M, Mimura M, Nakamura D, Iwanami A, Kato N, Hashimoto R:“A multiple level investigation of abnormal auditory processing in schizophrenia: An fMRI study” 11th World Congress of Biological Psychiatry, 2013/6/24, Kyoto. 14) Yahata N, Morimoto J, Hashimoto R, Shibata K, Imamizu H, Fukuda M, Kawakubo Y, Yamada T, Sasaki Y, Kato N, Watanabe T, Kasai K, Kawato M: “A machine-leaning-based biomarker for autism spectrum disorder using resting-state functional magnetic resonance imaging” 11th World Congress of Biological Psychiatry, 2013/6/24, Kyoto. 15) Itahashi T, Nakamura M, Jimbo D, Yamada T, Watanabe H, Kanai C, Yamagata B, Shioda S, Toriizuka, K, Kato N, Hashimoto R: “Joint gray and white matters’ alterations in adults with autism spectrum disorder revealed by joint independent component analysis” 11th World Congress of Biological Psychiatry, 2013/6/24, Kyoto. 16) Yamada T, Nakamura M, Itahashi T, Watanabe H, Kanai C, Takayama Y, Ohno T, Tani M, Iwanami A, Kato N, Hashimoto R: “Neural substrates for cognitive control of metacognition in high-functioning adults with autism spectrum disorder” International Symposium “Adolescent brain & mind and self-regulation” 2013/10/27, Tokyo. 17) Sakai H: “Self-Recognition in Socio-Cultural Context: Linguistic, Behavioral, and Neurophysiological Evidence” Tokyo Conference on Philosophy of Psychiatry 2013/9/20, Tokyo. 18) Luo Y: “Order, Temporal Distance and Causal Relatedness in Representing Causation: Evidence from Eye-Tracking” Adolescent Brain & Mind and Self-Regulation 2013/10/27, Tokyo. 19) Luo Y: “Temporal Distance between the Cause and the Effect Affects the Reading of Causality Sentences: Eye-Tracking Evidence” Mental Architecture for Processing and Learning of Language 2014 2014/8/4, Umeda. 20) Fukuda M, Suda M, Takei Y, Sakurai N, Yamaguchi M, Aoyama Y, Takahashi K, Narita K: “Real-world Neuroimaging in Psychiatry using Near-infrared Spectroscopy” The 15th Anniversary Meeting of Korean Society for Schizophrenia Research 2013/10/25 Seoul. 21) Sato T, Narita H, Takei Y, Suda M, Sakurai N, Yamaguchi M, Narita K, Fukuda M, Mikuni M: “Frontal lobe dysfunction in pervasive developmental disorder revealed by multichannel near-infrared spectroscopy (NIRS)” The 11th World Congress of Psychiatry 2013/6/27, Kyoto 22) Suda M, Takei Y, Kawasaki S, Sakurai N, Narita K, Fukuda M, Mikuni M: “Two brain coherence during face-to-face conversation: near infrared spectroscopy study” The 11th World Congress of Psychiatry 2013/6/27, Kyoto 44 23) Takei Y, Suda M, Aoyama Y, Narita K, Sakurai N, Yamaguchi M, Kameyama M, Fukuda M, Mikuni M: “Hemodynamic changes of psychiatric diseases during a face-to-face conversaion” The 11th World Congress of Psychiatry 2013/6/27, Kyoto Fukuda M: “Real-world neuroimaging in psychiatry using near-infrared spectroscopy” The 11th World Congress of 24) Psychiatry 2013/6/25, Kyoto 25) 福田正人:「Real-world neuroimaging としての NIRS の意義」第 43 回,日本臨床神経生理学会学術大会 2013/11/8, 高知 26) 福田正人、須田真史、武井雄一、山口実穂、桜井敬子、成田耕介:「精神疾患についての臨床応用の現状」第 15 回 日 本ヒト脳機能マッピング学会 2013/7/5, 東京 RO Tachibana, K Okanoya: “Multiple sources of temporal variability in song of Bengalese finches (Lonchura striata 27) var. domestica)” Behaviour 2013 2013/8/4-8, UK. RO Tachibana, NA Hessler, K Okanoya: “Control mechanism of temporal pattern in birdsong of Bengalese finch 28) (Lonchura striata var domestica)” Neuro 2013 2013/6/20-23, Kyoto. RO Tachibana, NA Hessler, K Okanoya: “Adaptive adjustment of local temporal structure in song of Bengalese 29) finches” Neuroscience 2013 2013/11/19-13, USA. RO Tachibana, NA Hessler, K Okanoya: “A neural mechanism for adaptive song regulation in Bengalese finches” 30) International symposium of adolescent brain & mind and self-regulation 2013/10/27, Tokyo. RO Tachibana, NA Hessler, K Okanoya: “Neural basis for adaptive adjustment of local temporal structure of birdsong” 31) The 18th Auditory Research Forum 2013/12/14-15, Shiga. 32) 松本結, 岡ノ谷一夫, 笠原和起:「メラトニン合成能が C57BL/6J マウスの行動に与える影響」日本動物心理学会第 73 回大会 2013/9/15, 茨城 YK Matsumoto, T Kasahara, K Okanoya: “The Effects of Melatonin Productivity for Courtship Ultrasonic Vocalization 33) in C57BL/6J Mice” International symposium of adolescent brain & mind and self-regulation 2013/10/27, Tokyo. H Maeshima, Y Yamashita, K Okanoya: “Bilateral transcranial direct current stimulation (tDCS) modulates the 34) evaluation of the valence in facial expression” International symposium of adolescent brain & mind and self-regulation 2013/10/27, Tokyo. 35) 結城笙子,岡ノ谷一夫:「酬量水準はラットの時間割引場面での選好に影響する」 第 73 回日本動物心理学会 2013/9/15, 茨城 36) Yuki S, K Okanoya: “Metacognitive self-regulation in rats” International symposium of adolescent brain & mind and self-regulation 2013/10/27, Tokyo. 【A03】 1) Takaoki Kasahara, Mizue Kametani, Mizuho Ishiwata, Fumiko Isono, Tadafumi Kato.: “Episodic behavioral change in mutant Polg1 transgenic mice meets clinical diagnostic criteria for major depressive episode. (招待講演)” Neuro2013, 2013 年 6 月 22 日, 京都. 2) Takaoki Kasahara, Mizue Kametani, Mizuho Ishiwata, Fumiko Isono, Tadafumi Kato.: “DSM-based assessment of episodic behavioral change in mutant Polg1 transgenic mice. (招待講演)” 11th World congress of Biological Psychiatry, 2013 年 6 月 27 日, 京都. 3) Takaoki Kasahara, Tadafumi Kato.: “Mice with neuron-specific accumulation of mtDNA deletions, the DSM-5validated animal model for mood disorder. (招待講演)”16th Annual Conference of the International Society for Bipolar Disorders, 2014 年 3 月 19 日, 韓国・ソウル. 4) 高橋史:「行動分析に基づく認知的反応への介入が奏功した窒息恐怖の症例(招待講演)」日本行動療法学会第 39 5) 福田繭子、高橋史、他2名:「ADHD および対人不安傾向が行動の動機づけに及ぼす影響」日本行動療法学会第 39 回大会 回大会 6) 2013 年 8 月 東京 東京 武部匡也、高橋史、他2名:「怒りの抑制に関するポジティブな信念と怒りの対処方法および社会的スキルの関連 性」 7) 2013 年 8 月 日本行動療法学会第 39 回大会 2013 年 8 月 東京 江口 聡, 吉原美沙紀, 成松 裕美, 北村早希子, 村木 美香, 夏堀 龍暢, 山崎 修道, 管 心, 笠井清登:「東京大学医 学部附属病院におけるメタ認知訓練法の試み」第 33 回日本社会精神医学会 45 2014 年 3 月 20 日 東京 8) 管心、山崎修道、夏堀龍暢、吉原美沙紀、江口聡、成松裕美、北村早希子、村木美香、荒木剛、笠井清登:「外来 におけるメタ認知訓練法の試み」第 9 回日本統合失調症学会 9) 2014 年 3 月 14 日 吉原美沙紀、山崎修道、夏堀龍暢、江口聡、成松裕美、北村早希子、村木美香、管心、荒木剛、笠井清登:「メタ 認知訓練プログラムの有効性の評価研究」第 17 回日本精神保健・予防学会 10) 2013 年 11 月 23 日 2013 年 8 月 23 日 東京 東京 山崎修道:「認知行動療法をやってみて良かったこと~支援者の立場から. 統合失調症に心理療法は役に立つか?~ 当事者の実感から学ぶ~(招待講演)」第 8 回日本統合失調症学会シンポジウム 13) 東京 石垣琢麿、細野正人、山崎修道:「統合失調症のメタ認知トレーニング (招待講演)」第 13 回日本認知療法学会・ 第 14 回認知療法研修会ワークショップ 12) 2013 年 11 月 23 日 市川絵梨子、山崎修道、小池進介、荒木剛、笠井清登:「早期精神病症状評価における精神病様体験尺度の応用~ CAPE42 の信頼性と妥当性の検討~」第 17 回日本精神保健・予防学会 11) 京都 2013 年 4 月 20 日 浦河 山崎修道、石倉習子、葉柴陽子、間美枝子、青野悦子、吉原美沙紀、萩原瑞希、市川絵梨子、西田淳志:「ウェブ によるスーパービジョンを通じた 精神病症状を持つ当事者への 心理社会的支援技術向上の取り組み」第 8 回日本 統合失調症学会 14) 2013 年 4 月 19 日 Yasuko Kitano and SpectrumDisorder 浦河 Kohji Ishihara.: “Impact of DSM-5 on the Education for Adolescents with Autism (poster session)” International Symposium Adolescent Brain & Mind and Self-Regulation (Grants-in-Aid Scientific Research on Innovative Areas, MEXT, JAPAN, “Adolescent Mind & Self-Regulation”), 2013 年 10 月 27 日, 東京 15) Kohji Ishihara.: “The administration of oxytocin and the ethics of the therapy of autism” Extended Colloquium: New Ethical Issues on Autism, 2014 年 3 月 12 日, ハイデルベルク大学ヤスパース図書館 16) 北野安寿子、石原孝二:「オキシトシン関連論文に見られる「社会性の障害」理解とその問題点」ワークショップ 「オキシトシンと自閉症」 17) 2014 年 3 月 29 日 石原孝二:「DSM と ASD(招待講演)」講演会「これからの自閉症スペクトラムを考える-アスペルガー障害・広 汎性発達障害がなくなるって本当?-」 18) 東京大学駒場Ⅰキャンパス 2014 年 1 月 25 日 大阪大学中之島センター 村井俊哉:「物質によらないアディクション:脳画像研究の立場からの提言(シンポジウム)」平成 25 年度アルコ ール・薬物依存関連学会合同学術集会 平成 25 年 9 月 7 日 東京 19) 村井俊哉:「脳画像からみた摂食障害(招待講演)」第 17 回日本摂食障害学会 20) 村井俊哉:「脳画像研究の視点から見たアディクションの病態(教育講演)」第 35 回アルコール関連問題学会 成 25 年 7 月 18 日 21) 平成 25 年 11 月 3 日 神戸 平 岐阜 村井俊哉:「統合失調症の社会認知についての研究:臨床へのインパクト(招待講演)」日本精神保健看護学会第 23 回学術集会・総会 平成 25 年 6 月 15 日 京都 22) 村井俊哉:「社会性の精神医学(教育講演)」第 109 回・日本精神神経学会 23) 中村元昭:「「rTMS の有効性を高める」 シンポジウム 29「ECT の進歩と rTMS への期待」(招待講演)」第 109 回日本精神神経学会学術総会 24) 2013 年 5 月 24 日 中村元昭:「「rTMS の科学的基盤」 福岡 福岡 トピックフォーラム 17「うつ病に対する rTMS 治療の有効な臨床応用にむ けて」」第 109 回日本精神神経学会学術総会 25) 平成 25 年 5 月 23 日 2013 年 5 月 25 日 福岡 Nakamura M, Noda Y, Saeki T, Hayasaka S, Izuno T, Iwanari H, Hirayasu Y.: “Structural and functional brain alterations induced by prefrontal repetitive transcranial magnetic stimulation possibly associated with its antidepressant effect.” Neuro2013, June 22, 2013. 京都国際会議場 26) Nakamura M, Noda Y, Saeki T, Hayasaka S, Izuno T, Iwanari H, Hirayasu Y.: “Structural brain alterations induced by prefrontal repetitive transcranial magnetic stimulation potentially associated with its antidepressant effect.” 11th World Congress of Biological Psychiatry (WFSBP), June 22, 2013. 京都国際会議場 27) Nakamura M: “Global abnormalities in white and gray matter diffusion properties of chronic male schizophrenia: Neuropil reduction hypothesis revisited in a diffusion tensor imaging study.(招待講演)” 11th World Congress of Biological Psychiatry (WFSBP), June 27, 2013. 京都国際会議場 28) 中村元昭:「ランチョンセミナー2 『精神科治療学におけるニューロモデュレーションの歴史と現在』 (招待講演)」 第 15 回日本ヒト脳機能マッピング学会 29) 2013 年7月 5 日 東京大学伊藤国際学術研究センター 中村元昭:「シンポジウム 7「ECT/TMS の今後」「rTMS の臨床導入に向けて(オープン試験での臨床経験から)」 (招待講演)」第 26 回日本総合病院精神医学会 2013 年 11 月 29 日 46 京都テルサ 30) Nakamura M: “Transcranial brain stimulation for major depression; present and near future(招待講演)” Yokohama International Symposium for Life Design and Engineering 2014, March 6, 2014. パシフィコ横浜 31) 加藤咲、今枝美穂、田中聡、片山寛人、河野直子、幸村州洋、福田奈菜、西岡和郎、尾崎紀夫:「摂食障害に伴う 低栄養による肝逸脱酵素上昇と投与カロリーに関する後方視的検討」第 17 回日本摂食障害学会・学術集会 年 11 月 2 日 32) 2013 神戸市産業振興センター Nagai T, Tada M, Kirihara K, Koike S, Suga M, Araki T, Hashimoto R, Yahata N, Hahimoto K, Kasai K: “Mismatch negativity in at risk mental state and first-episode psychosis” WFSBP 2013 – 11th World Congress of Biological Psychiatry, 2013 年 6 月 26 日, Kyoto, Japan. 33) Koike S, Takizawa R, Nishimura Y, Satomura S, Kawasaki S, Kasai K: “Effects of duration of untreated psychosis on brain function during letter fluency task in first-episode and chronic schizophrenia: A near-infrared spectroscopy study.” WFSBP 2013 – 11th World Congress of Biological Psychiatry, 2013 年 6 月 25 日, Kyoto, Japan. 34) Kasai K: “Adolescent brain and self-regulation: insights from schizophrenia research” WFSBP 2013 – 11th World Congress of Biological Psychiatry, 2013 年 6 月 25 日, Kyoto, Japan. 35) Kiriahra K, Kasai K, Tada M, Nagai T, Araki T: “Impaired neural synchrony during gaze processing in schizophrenia.” WFSBP 2013 – 11th World Congress of Biological Psychiatry, 2013 年 6 月 24 日, Kyoto, Japan. 36) 笠井清登:「ヒトと動物で共通に計測できるトランスレータブル脳指標の開発:精神疾患の病態解明と創薬への架 け橋」第 2 回「霊長類認知ゲノミクス」ワークショップ 2014 年 3 月 29 日 岡崎 37) 笠井清登:「精神疾患の診断と治療に役立つ社会脳研究」第 6 回脳プロ公開シンポジウム 38) 安藤俊太郎、西田敦志、山崎修道、森本裕子、小池進介、菊次彩、藤川慎也、金田渉、杉本徳子、鳥山理恵、長谷 川眞理子、笠井清登:「地域思春期コホート 術集会 39) 2013 年 11 月 20 日 41) 札幌 2013 年 高知 2013 年 9 月 東京 笠井清登:「脳と生活と人生の統合による統合失調症の支援とリカバリー」第 7 回東京精神科医療懇話会 6月2日 43) 精神医学特別セミ 笠井清登:「統合失調症の最新の生物学的理解と薬物療法」PPST 研究会主催 2013 年全国セミナー 13 日 42) Tokyo TEEN Cohort の立ち上げ」第 17 回日本精神保健・予防学会学 笠井清登:「精神疾患のトランスレータブル脳画像・生理指標」第 43 回日本臨床神経生理学会学術大会 11 月 8 日 東京 東京 笠井清登:「思春期のこころの発達・健康を支援する」札幌医科大学医学部神経精神医学講座 ナー 40) 2013 年 11 月 24 日 2014 年 2 月 1 日 2013 年 東京 Po Han Chou, Koike K, Takizawa R, Nishimura Y, Satomura Y, Kawasaki S, Kasai K: “Duration of Untreated Psychosis and Brain Activarion: A NIRS Study.” 第 109 回日本精神神経学会学術総会, 2013 年 5 月 23 日, 福岡. 44) 小池進介、里村嘉弘、西村幸香、滝沢龍、笠井清登:「近赤外線スペクトロスコピィを用いた統合失調症の予後予 測と状態像把握」第 109 回日本精神神経学会学術総会 45) 2013 年 5 月 23 日 福岡 小池進介、岩白訓周、里村嘉弘、多田真理子、夏堀龍暢、永井達哉、西村幸香、高野洋輔、滝沢龍、管心、笠井清 登: 「ARMS の生物学的指標は臨床に応用できるのか」第 109 回日本精神神経学会学術総会 2013 年 5 月 23 日 福 岡 報道発表 ・ 萩原裕子(A02)「自分の声」と「他人の声」を識別する音響学的特徴を解明〜思春期における自己像形成の理解に 向けて〜. 都庁記者クラブ、文部科学記者会. 2013 年 10 月 24 日 ・ 福田正人(A02)うつ症状、高精度で特定−群馬大など光トポグラフィーで. 日経産業新聞. 2013 年 6 月 21 日 ・ 福田正人(A02)精神疾患を客観的に評価—NIRS でうつ症状を鑑別. 日経メディカル. 2013 年 10 月 ・ 福田正人(A02)脳の疾患を可視化する. サイエンスチャンネル(科学医術振興機構 JST)2014 年 1 月 31 日 ・ 福田正人(A02)可視化による鑑別診断補助で客観性・定量性を高める. メディカル朝日. 2014 年 2 月 図書 【A02】 1) Chao Z and Fujii N (2013). Mining spatio-spectro-temporal cortical dynamics: a guideline for offline and online electrodcorticographic analysis, Book chapter: Methods in Neuroethology. Springer. 47 2) 福田正人 (2013): 「発達精神病理としての統合失調症—脳と生活と言葉. In: 福田正人、糸川昌成、村井俊哉、笠井清 登『統合失調症』」医学書院 3) 福田正人、須田真史、小池進介、西村幸香、川久保友紀、野田隆政、吉田寿美子 (2013):「NIRS. In: 山内俊雄、 松田博史『脳画像でみる精神疾患』」新興医学出版社 【A03】 1) 佐藤正二、佐藤容子(2013):「認知行動療法を活用した子どもの教室マネジメント」金剛出版 2) 中村元昭(2013):「うつ病(分担項目).精神保健福祉白書(2014 年版)」中央法規 3) 中村元昭(2013):「【経頭蓋磁気刺激の臨床、研究への応用】 うつ病治療への応用. 精神科」科学評論社 4) 渡部洋実、中村元昭(2013):「【成人の ADHD】 ADHD の脳画像. 精神科」科学評論社 5) 福田正人、糸川昌成、村井俊哉、笠井清登(編集)(2013):「統合失調症」医学書院 その他 【A02】先進医療「光トポグラフィーを用いたうつ症状の鑑別補助診断」の保険適用 48 2014 年 4 月
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