MICROTUNE 社、画期的な車載ソフトウエア・ラジオ用 RF MICRODIGITIZER™ IC を発売 ソフトウエア・ラジオで自動車の車内エンタメが大きく変わる。そしてインダッシュカーラジオの設計・ 製造、業界のビジネスモデルから消費者の好みにまで影響を与える Microtune 社の新型多規格対応 RF デジタルコンバータは、 ソフトウエア・ラジオが将来の主流になるためのキーコンポーネント 東京、ドイツ インゴルシュタット、米国テキサス州プラノ発 2009 年 12 月 9 日 Microtune®, Inc. (NASDAQ: TUNE)は本日、同社の RF デジタルコンバータ製品の第一弾 MT3511 RF MicroDigitizer™,を発表しました。この製品は最先端の高周波技術とデジタル IC の技術を結合し、 ソフトウエア・ラジオを世界中の自動車に普及させるものです。 ソフトウエア・ラジオ(SOFTWARE DEFINED RADIO、以下 SDR と略)について SDR は自動車メーカにとっては車内エンタメ、外部機器の接続、マルチメディアなどの大革新に通じ る道と言っても過言ではありません。SDR は一般的な AM/FM ラジオ、デジタルラジオ、CD や MP3 の演奏、カーナビなどの機能に加えて、iPod®や SD カード、USB やブルートゥースの接続をソフトの みで追加できるのです。SDR は「インフォテイメント」ビジネスの設計や製造の手法を劇的に変える のです。また SDR は自動車メーカにとって世界共通のラジオのプラットフォームとなり、デザインの 柔軟性、大幅なコスト低減をもたらします。新たな規格と優れた機能が将来の普及へのカギとなりま す。 MT3511 に採用されている主な技術 MT3511 は SDR アーキテクチャにとって重要なフロントエンド部品です。当社の次世代高集積 MicroDigitizer アーキテクチャを採用した MT3511 は次のような特長を持っています。 SDR ソリューション対応の一般的な高性能 DSP やマルチメディアプロセッサと連携して動く ように最適化された車載グレードの特製 RF デジタルコンバータです。 最先端の RF チューナー機能と AD コンバータを組込んだ小サイズのシングルチップです。 自動車のアンテナからの放送信号を受信選局、信号をプロセッサのソフトウエアで処理しア ナログ‐デジタル変換します。 世界規格の AM/FM、HD ラジオ™, DRM(デジタルラジオモンディエール)およびウエザーバ ンドに対応します。一般的なラジオのサブシステム内のいくつかのハード部品が不要になる ので、設計を単純化し開発期間を短縮、認定までの時間とコストを削減できます。 12 月 9 日まで公開禁止 機密情報に基づいて株式公開会社の証券の購入、売却、売り渡しを行うことは民事または刑事責任を問われることがあります。 Microtune 社の社長兼 CEO James A. Fontaine 氏は「当社のラジオおよびテレビチューナーは、数 十年にわたって最もポピュラーな車内エンタメ用として、多くの自動車メーカとメジャー部品メーカに採 用されて来ました。そして今当社は、SDR が自動車産業の将来の主流技術になるための一助として、 高性能 RF デジタルコンバータチップを発売します。MT3511 は車内オーディオ・マルチメディアの未 来を作るカギであり、世界の車載エンタメ市場における当社の成長と発展に貢献するものです。」と 語っています。 また Gartner Research のアナリスト Paul O’Donovan 氏は「SDR は自動車産業にとっては『聖杯』 もしくは『魔法の杖』と言えます。自動車メーカは SDR の導入を強く望んで来ましたが、コストの見通 し、厳しい品質と製造仕様に対応できる基本的ハードウエアの技術が無かったのです。最新のマル チメディア用プロセッサはその計算能力が上り、ラジオ信号のソフトウエア処理が可能になり、十分な 接続性機能も持つようになりました。SDR には、移動する自動車で激変するラジオ波を受信、信号を デジタル化する MT3511 のような新しいタイプのフロントエンド技術が必要なのです。」と語っていま す。 MT3511 の主な機能 MT3511 の特長は極めて優れた RF デジタルコンバータとしての性能、高集積度、低コストとチップ の薄さです。高感度、高リニアリティ、コンフィギュアラブル、完全自律型 AGC 回路により MT3511 は安定したクリアなデジタル中間周波数(IF)信号を発生します。最悪の受信環境でも設計者が解決 策を作れる柔軟性を持っています。また良質のラジオ音声出力と SDR のシステム内で必要なマル チメディア処理能力を備えています。 MT3511 の大きな特長の一つに、SDR アーキテクチャのデジタルドメイン内での動作が最適化され、 外付け部品をなるべく使わないボード設計が可能ということがあります。またブロック型データ処理が 可能で特許技術の処理能力内データ量生成方式と組み合わせているため、マイクロプロセッサの演 算能力を画面表示や、他の接続機器、トラフィック管理やカーナビ用に回すことができます。その効 果として MT3511 は、SDR の全体性能を左右する要因であるマイクロプロセッサのリソースを効率 的効果的に管理することができます。 その他の特長として以下のようなものがあります。 極めて低い位相ノイズ 完全自律型チューニングコントロールエンジン セルフキャリブレーション、デジタルエラー補正を備えた高集積高性能 16 ビットプログラマブ ル AD コンバータ FM 位相ダイバーシチ向けの自動データ同期 12 月 9 日まで公開禁止 機密情報に基づいて株式公開会社の証券の購入、売却、売り渡しを行うことは民事または刑事責任を問われることがあります。 MT3511 は当社の車載用 RF マイクロデジタイザファミリの最初の製品であり、今後発売予定の製 品は新しいデジタル規格に対応するとともに、一段と集積度を上げたものになっています。詳しい技 術的説明は MT3511 Product Brief をご覧ください。 当社の他の車載関連製品と同様に、MT3511 はコンシューマ製品とは比較にならない自動車の過酷 な環境下で動作し、長い製品寿命を持つよう設計されています。自動車用の厳しい条件である-40 ~+85℃の試験に合格し、AEC Q100 の仕様を満足するよう設計されています。AEC: Automotive Electronics Council 価格および納期 MT3511 は現在主要なお客様にサンプルを提供しています。また価格は年間10万個の場合$3.50 となっています。 Fontaine 氏はさらに次のように語っています。「MT3511 マイクロデジタイザは当社の次世代ソリュ ーションファミリーの最新の製品です。当社のデジタルテレビ用のプラットフォーム MicroCeiver™と ともに豊富な市場実績を誇る当社の RF 技術とデジタル信号の機能を組み込んだ全く新しい製品群 といえます。多くのお客様には、新アプリケーションと新ビジネスの機会をつかむというゴールの達成 のために、当社の技術イノベーションがお役に立つと思います。 さらに詳しい情報について MT3511 の詳しい情報や Microtune 社の車載関連製品の冊子については当社のホームページから お求めいただけます。SDR について詳しくお知りになりたい方は、当社のホワイトペーパー“WHAT IS SOFTWARE DEFINED RADIO?”をお読みください。またカーラジオ設計上の問題点やその複雑さにつ いてお知りになりたい方は、当社のホワイトペーパー“CHALLENGES IN DESIGNING CAR RADIO SYSTEMS.”をお読みください。 12 月 9 日まで公開禁止 機密情報に基づいて株式公開会社の証券の購入、売却、売り渡しを行うことは民事または刑事責任を問われることがあります。 背景情報:MICROTUNE 社と車載市場 MICROTUNE は数十年にわたって自動車部品メーカ向けに特殊な RF 製品を開発してきました。現在は車載用の AM/FM、DAB、 HD ラジオ技術やカーテレビなどの先端的 RF 技術を提供しています。世界の主要な自動車メーカを通じて、多くの消費者の皆 様に当社の OEM およびアフターマーケット用 RF 製品を使った車内エンタメ用部品をご利用いただいています。 当社の発表内容に対する警告 このプレスリリースには当社の現時点での予測に基づく希望的発言が含まれている場合があります。これらの希望的発言に はリスクを含むものや不確実なものも入っています。多くの重要な要因が前述の希望的発言で述べられたものから現実として 異なる結果をもたらすこともあり得ます。Microtune 社の財務に影響しうる、また前述の希望的発言とは実質的に異なる結果 を招き得る、それらの要因についての議論については SEC(証券取引委員会)で当社の申し立て書を参照してください。当社 は、新しい情報の結果であれ、将来起こりうる事象であれ、いかなる希望的発言の更新や改定に対しての意図や責任を認め るものではありません。 MICROTUNE 社について: Microtune Inc.は最先端の高周波(RF)及び復調器部品を世界中の顧客に設計販売する受信器ソリューションを提供する会 社です。当社の製品は、ケーブル放送やデジタルテレビ、車載エンターテイメント市場向けであり、HDTV からセットトップボッ クス、ケーブルモデムからカーラジオに至る多様な機器向けに高性能・高信頼のビデオ・音声・データ信号を発生するよう設計 されています。本社をテキサス州プラノに置き、設計及び販売の拠点が世界各所にあります。ウエブサイトは www.microtune.com 翻訳について: Microtune 社はプレスリリースに対してその正確性について英語版のみを確認しておりますので、英語以外に翻訳されたもの の内容の正確性については責任を持ちかねます。このプレスリリースをご覧になる方は英語版をご覧になることを強くお勧め します。 編集者からの注意事項: Microtune は Microtune Inc の登録商標、MicroCeiver は当社の登録商標です。Copyright © 2009 Microtune, Inc. All rights reserved. HD Radio™の技術はiBiquity Digital Corp.のライセンスに基づいています。米国およびその他の国の特許があります。HDお よびHD RadioのロゴはiBiquity Digital Corp.の登録商標です。 MICROTUNE 社 コンタクト先 メディア担当 メディア担当― ヨーロッパ 日本 Kathleen Padula Microtune, Inc. 972-673-1811 kathleen.padula@microtune.com Peter Kipfelsberger Microtune GmbH & Co., KG 49-841-9378-081 peter.kipfelsberger@microtune.com 桜井俊二 マイクロチューン日本支社 Tel: 03-5766-5695 Fax: 03-5766-5696 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷 1-4-7 パークアクシス 202 Steve.Sakurai@microtune.com 韓国 中国 IR 担当 Shone Kim Tele: +82.31.712.8400 Fax: +82.31.712.8433 Bobbi Lin Tele: +86.755.3333.9558 Fax: +86.755.3333.9568 Justin Chapman Microtune, Inc. 972-673-1610 ir@microtune.com 12 月 9 日まで公開禁止 機密情報に基づいて株式公開会社の証券の購入、売却、売り渡しを行うことは民事または刑事責任を問われることがあります。
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