作成日;2015 年 11 月7日 スイス連邦

作成日;2015 年 11 月7日
スイス連邦
特許庁の所在地:
Swiss Federal Department of Justice and Police
Swiss Federal Institute of Intellectual Property (IPI)
Stauffacherstrasse 65, CH-3003
Berne
Switzerland
Tel: 41-(0)31-377-7777
Fax: 41-(0)31-377-7778
Email: info@ipi.ch
Website: http://www.ige.ch
1
目
次
<共通情報>
1.加盟している産業財産権関連の条約
2.特許審査ハイウェイ実施状況
3.現地代理人の必要性有無
4.現地の代理人団体の有無(存在する場合は連絡先も含む)
5.出願言語
6 . そ の 他 関 係 団 体 (連 絡 先 )
7.特許情報へのアクセス方法
<特許制度>
1.現行法令について
2.特許出願時の必要書類
3.料金表
4.料金減免制度について(存在する場合)
5.実体審査の有無
6.出願公開制度の有無
7.審査請求制度の有無
8 . 出 願 か ら 特 許 ま で の 手 続 の 流 れ (フ ロ ー チ ャ ー ト 及 び 期 限 等 を 含 む 説 明 )
9.存続期間及びその起算日(権利の発生日)
10. PCT に 加 盟 し て い る 場 合 、 そ の 国 内 段 階 手 続 の 概 要 (国 内 段 階 移 行 期 限 等 )
11. 留 意 事 項
<実用新案制度>
存在しません。
2
<意匠制度>
1.現行法令について
2.意匠出願時の必要書類
3.料金表
4.料金減免制度について(存在する場合)
5.実体審査の有無
6.出願公開制度の有無
7.審査請求制度の有無
8.出願から登録までの手続の流れ(フローチャート及び期限等を含む説明)
9.存続期間及びその起算日(権利の発生日)
10. 部 分 意 匠 制 度 の 有 無
11. 留 意 事 項
<商標制度>
1.現行法令について
2.商標出願時の必要書類
3.料金表
4.料金減免制度について(存在する場合)
5.実体審査の有無
6.出願公開制度の有無
7.審査請求制度の有無
8.出願から登録までの手続の流れ(フローチャート及び期限等を含む説明)
9.存続期間及びその起算日(権利の発生日)
10. 出 願 時 点 で の 使 用 義 務 の 有 無
11. 保 護 対 象
12. 留 意 事 項
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共通情報
1.加盟している産業財産権関連の条約
(1)パ リ 条 約 ( Paris Convention)
(2)特 許 協 力 条 約 ( PCT)
(3)欧 州 特 許 条 約 ( European Patent Convention)
(4)微 生 物 の 寄 託 の 国 際 承 認 に 関 す る ブ タ ペ ス ト 条 約 ( Budapest Treaty)
(5)WIPO 設 立 条 約 ( WIPO)
(6)植 物 新 品 種 保 護 に 関 す る 国 際 条 約 ( UPOV)
(7)世 界 貿 易 機 構 ( WTO)
(8)標 章 の 国 際 登 録 に 関 す る マ ド リ ッ ド 協 定 ( Madrid Agreement)
(9)標 章 の 国 際 登 録 に 関 す る マ ド リ ッ ド 協 定 議 定 書 (Madrid Protocol)
(10)国 際 特 許 分 類 に 関 す る ス ト ラ ス ブ ー ル 協 定 ( IPC)
(11)外 国 公 文 書 領 事 認 証 免 除 に 関 す る ヘ ー グ 協 定 ( Hague Convention)
(12) 虚 偽 原 産 地 表 示 の 防 止 に 関 す る マ ド リ ッ ド 協 定 ( Madrid Agreement)
(13)商 標 法 条 約 ( TLT)
(14)標 章 の 登 録 の た め の 商 品 及 び サ ー ビ ス の 国 際 分 類 に 関 す る ニ ー ス 協 定
(15)意 匠 の 国 際 登 録 に 関 す る ハ ー グ 協 定 ( Hague Agreement)
(16)意 匠 の 国 際 分 類 を 定 め る ロ カ ル ノ 協 定 ( ロ カ ル ノ 同 盟 )
(17)タ イ プ フ ェ イ ス の 保 護 に 関 す る ウ ィ ー ン 協 定 及 び 追 加 議 定 書 ( 署 名 ・
批准済、未発行)
2.特許審査ハイウェイ実施状況
実施されておりません。
3.現地代理人の必要性有無
スイスに居所又は事業拠点を有していない出願人は、現地代理人を選任し
なければなりません。
4.現地の代理人団体の有無
The Association of Swiss Patent and Trademark Attorneys
Verband Schweizerishcher Patent-und Markenanwalte (VSP)
P.O.Box 638
3000 Bern 7
Email: mail@vsp.ch Website: www.vsp.ch
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5.出願言語
いずれの言語でも出願することが認められています。
ドイツ語、フランス語又はイタリア語の翻訳文が必要です。
6.その他関係団体
JETRO( 日 本 貿 易 振 興 機 構 ) ジ ュ ネ ー ブ 事 務 所
80, rue de Lausanne, 1202 Geneve Switzerland
TEL: 41-22-732-1304
FAX: 41-22-732-0772
7.特許情報へのアクセス方法
http://www.ige.ch
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特許制度
1.現行法令について
2011 年 7 月 1 日 ま で に 改 正 さ れ た 1954 年 の 特 許 法 が 適 用 さ れ て い ま す 。
2.特許出願時の必要書類
(1)願 書 ( Request)
出願人の名称、発明者の氏名、現地代理人の氏名、優先権主張の場合に
はその情報等を記載します。
現地代理人が作成し、署名して提出することができます。
(2)明 細 書 及 び ク レ ー ム ( Specification & Claims)
いずれの言語によっても出願することができます。
特許庁は、指定期間内にドイツ語、フランス語又はイタリア語による翻
訳文の提出を求めます。
(3)必 要 な 図 面 及 び 要 約 ( Drawings, Abstract)
(4)委 任 状 ( Power of Attorney)
出願人が署名します。認証は不要です。
(5)発 明 者 に 関 す る 宣 誓 書 ( Declaration of Inventor-ship)
この宣誓書では、出願人の知る限り発明者以外の誰も発明に関与してい
ない旨等を述べる書類です。
優 先 日 か ら 16 ヶ 月 以 内 に 提 出 す る こ と が で き 、現 地 代 理 人 が 署 名 す る こ
とができます。
(6)優 先 権 証 明 書 ( Priority Document)
優 先 日 か ら 16 ヶ 月 以 内 に 提 出 す る こ と が で き ま す 。
(7)優 先 権 証 明 書 の 翻 訳 文 (Translation of Priority Document)
優 先 日 か ら 16 ヶ 月 以 内 に 提 出 す る こ と が で き ま す 。
3 . 料 金 表 ( 単 位 : ス イ ス フ ラ ン で す 。)
(1)出 願 料 金
① ク レ ー ム 10 個 ま で の 料 金
200
② ク レ ー ム 11 個 か ら 1 個 当 た り の 加 算 料
50
(2)審 査 料 金
500
(3)早 期 審 査 (Expedited Examination)料 金
200
(4)拒 絶 後 の 手 続 続 行 (Further Processing)料 金
100
(5)出 願 (権 利 )回 復 料 金
500
(6)異 議 申 立 料 金
800
(7)年
金
①4 年度
100
6
②5 年度
150
③6 年度
200
④7 年度
250
⑤8 年度
300
⑥9 年度
350
⑦ 10 年 度
400
⑧ 11 年 度
450
⑨ 12 年 度
500
⑩ 13 年 度
550
⑪ 14 年 度
600
⑫ 15 年 度
650
⑬ 16 年 度
700
⑭ 17 年 度
750
⑮ 18 年 度
800
⑯ 19 年 度
850
⑰ 20 年 度
900
4.料金減免制度について
料金減免制度はありません。
5.実体審査の有無
特許出願についての実体審査は行われません。
6.出願公開制度の有無
出 願 日 、又 は 優 先 日 か ら 18 ヶ 月 経 過 後 の 出 願 公 開 制 度 が 採 用 さ れ て い ま す 。
7.審査請求制度の有無
特許出願は実体審査されませんので、審査請求制度はありません。
8 . 出 願 か ら 特 許 ま で の 手 続 の 流 れ (フ ロ ー チ ャ ー ト 及 び 期 限 等 を 含 む 説 明 )
新規性及び進歩性についての審査は行われません。
(1)方 式 審 査
①先ず、特許庁は出願が出願日を享受できる要件を満たしているか否か
を審査し、満たしていない場合は補正する機会を与えることができる
とされておりますが、実務的には書類は返却されるとのことです。
② 1995 年 10 月 1 日 以 降 に さ れ た 出 願 に 関 し て ;
こ れ ら の 出 願 は 限 定 的 な 審 査( Limited examination)の 対 象 と さ れ ま
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す。
即 ち 、 審 査 は 、 様 式 (Form)、 特 許 性 自 体 (Patentability per se)、 発
明 の 開 示 (Disclosure) 及 び 発 明 の 単 一 性 (Unity of invention) に つ
いて行われ、新規性及び進歩性の審査は行われません。
③ 1996 年 1 月 1 日 以 降 の 出 願 日 を 有 す る 出 願 に 関 し て :
特 許 書 類 の た め の 印 刷 料 金 を 含 む 審 査 料 金( Examination fee)を 特 許
庁から要請された場合は、所定の期間内に納付する必要があります。
なお、特許庁が審査料金の納付を要請する前に、又は審査料金を納付
す る 期 間 内 に 、 審 査 の 延 期 ( Postponement of the examination) が 請
求された場合、審査料金の納付期間は審査延期の期間が満了するまで
延長されます。
(2)調 査
①調査を請求すべき旨の要件は規定されておりませんが、出願人は出願
日 又 は 優 先 日 か ら 14 ヶ 月 以 内 に 、特 許 庁 に 対 し て 先 行 技 術 調 査 を 請 求
することができます。
②第三者も公開されました出願や特許に対して先行技術調査を請求する
ことができるとされております。
(3)実 体 審 査 ( Substantive examination)
新規性や進歩性の実体審査は行われません。
但し、進歩性等の要件を満たしていない発明は、登録後無効・取消の対
象となります。
(4)早 期 審 査 ( Accelerated examination)
必要な料金を納付することにより、方式審査の迅速化を請求することが
できます。
(5)不 特 許 事 由
以下の発明については、特許を受けることができません。
①発明の実施が公序良俗に反する発明の場合
②単なる情報の提示の発明の場合
③算術的方法及びコンピュータ自体に発明の場合
④発見及び科学的理論の発明の場合
⑤人体又は動物体の治療方法や診断方法の発明の場合
⑥知的活動の計画に関する発明の場合
⑦専ら個人的な使用にのみ適する方法の発明の場合
等です。
(6)新 規 性
出願日(又は優先日)前に、書面、口頭、実施又は他の方法により、世
界の何れかの場所で、公衆に利用可能な状態にされた全てのものは、新
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規 性 が あ り ま せ ん ( 絶 対 的 新 規 性 の 採 用 で す 。)
<新規性喪失の例外>
発明の公表が以下の場合において、公表が出願日又は優先日前 6 ヶ月以
内に行われた場合には、新規性喪失の例外規定の適用を受けることがで
きます。
① 特 許 を 受 け る 権 利 を 有 す る 者 に 関 す る 明 ら か な 権 利 濫 用 ( Evident
abuse)
②パリ条約に規定されている国際的博覧会の範疇内において、公認され
た国際博覧会における、特許を受ける権利を有する者による発明の公
表
但し、次の手続きが必要です。
(a)出 願 と 同 時 に 当 該 博 覧 会 の 正 確 な 表 示 を 含 む 宣 誓 書 及 び 発 明 の 内
容に関する宣誓書を提出すること、及び
(b)出 願 日 か ら 4 ヶ 月 以 内 に 、管 轄 当 局 が 発 行 し た 以 下 の 内 容 を 含 む 書
類を提出すること
(i) 発 明 が 博 覧 会 に お い て 実 際 に 展 示 さ れ た 確 認 書
(ii)当 該 博 覧 会 の 開 会 日
(iii)当 該 開 会 日 と 一 致 し な い 場 合 、 博 覧 会 に お け る 発 明 の 最 初 の
展示日の表示
(iv)博 覧 会 当 局 に よ る 認 証 さ れ た ( Authenticated) 発 明 の 説 明
(7)審 査 内 容
①審査の結果、方式的要件不備や不特許事由に該当し、発明の単一性の
要件を満たしていないと判断された場合、オフィシャル・レター(拒
絶理由通知)が発行されます。
②上記オフィシャル・レターに対して、指定された期間内に補正書又は
意見書を提出することができます。
③上記補正書等の提出にも拘わらず、依然としてオフィシャル・レター
で 指 摘 さ れ た 理 由 を 解 消 す る こ と が で き な か っ た 場 合 は 、最 終 的 に 拒 絶
されます、
(8)補 正
審査手続きが終了しない限り、明細書やクレーム等の補正をすることが
できます。
(9)情 報 提 供
実体審査が行われませんので、第三者による情報提供は規定されており
ません。
(10)特 許 付 与
① 出 願 が 認 容 ( Acceptance) さ れ る 状 態 で あ る と 判 断 さ れ た 場 合 、 出 願
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人に審査手続の終了予定日の1ヶ月前に、その旨通知されます。
②特許が付与されると、登録簿に登録され特許がスイス特許官報に公表
されます。
(11)不 服 申 立 て
特 許 庁 の 決 定 に 対 し て 、連 邦 行 政 裁 判 所( Federal Administration Court)
に抗告することができます。
(12)異 議 申 立 て
①特許付与の公告日から 9 ヶ月以内に、異議申立てをすることが
できます。
② 異 議 申 立 て は 、特 許 事 由( Patentability)の 欠 如 に 基 づ く 理 由 に よ り
請求することができますが、新規性や進歩性欠如を理由に請求するこ
とはできません。
(13)分 割 出 願
分割出願は、特許付与の日又は最終拒絶の日まですることができます。
(14)無 効
利 害 関 係 を 有 す る 者 は 、次 の 理 由 に 基 づ き 、裁 判 所 に 無 効 を 請 求 す る こ
とができます。
①新規性欠如の場合
②産業上利用可能性のない発明の場合
③進歩性欠如の場合
④ 特 許 性 ( Patentability) の な い 発 明 の 場 合
⑤開示不十分な発明の場合
等です。
10
出願から登録までのフローチャート
特許
限定
出願
審査
( 1995 年 10 月 1 日 以 降 の 出 願 )
< 方 式 的 要 件 /不 特 許 事 由 /発 明 の 単 一 性 >
審
不
補正
査
備
具
備
指令
( 補 正 書 /意 見 書 )
不
拒
備
絶
特許 付与
不服申立て
特
許
<異議申立て>
特許権消滅
( 出 願 日 か ら 20 年 )
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9.存続期間及びその起算日(権利発生日)
(1)特 許 権 の 存 続 期 間 は 、 出 願 日 か ら 20 年 で す 。
特許権は、特許日から発生します。
(2)維 持 年 金 は 、 従 来 、 出 願 日 か ら 5 年 目 に 納 付 す る 必 要 が あ り ま し た が 、
2013 年 以 降 、 出 願 日 か ら 4 年 目 に 改 正 さ れ ま し た 。
従 い ま し て 、例 え ば 、2016 年 1 月 1 日 に 出 願 し た 場 合 に は 、最 初 の 年 金 、
第 4 年 度 年 金 を 2019 年 1 月 1 日 、正 確 に は そ の 月 の 月 末 ま で 、即 ち 2019
年 1 月 31 日 ま で に 納 付 し な け れ ば な ら な い よ う に な り ま し た 。
10. PCT に 加 盟 し て い る 場 合 、 そ の 国 内 段 階 手 続 の 概 要 (国 内 段 階 移 行 期 限 等 )
(1)国 内 段 階 移 行 期 限 :
優 先 日 か ら 30 ヶ 月 以 内 で す 。
(2)提 出 す べ き 書 類 :
国際出願時の明細書等のドイツ語、フランス語、又はイタリア語のいず
れかの翻訳文の提出が必要です。
(3)19 条 等 の 補 正 が あ っ た 場 合 :
国際出願時のクレーム及び補正されたクレームの両方の提出が必要とな
ります。
(4)維 持 年 金 納 付 :
国際出願日から 4 年度目に最初の年金を納付する必要があります。
11. 留 意 事 項
(1)出 願 の 際 :
①スイス国で発明の保護を求める場合、直接スイス国へ出願する方法、
又 は EPC 出 願 に よ り ス イ ス を 指 定 し て 保 護 を 求 め る こ と が で き ま す 。
一 般 的 に は 、 EPC 出 願 に よ り 他 の 指 定 国 と 共 に ス イ ス を 指 定 す る こ と
によってスイス国で保護を求める形態が多く採られています。
しかし、企業の事業戦略等から、早期にスイス国において特許権の取
得 を 望 む 場 合 に は 、 EPC 出 願 よ り も 早 期 に 独 占 権 を 得 る こ と が で き る
スイス国への直接出願を検討する必要があるのではないでしょうか。
②出願費用等の点で、問題があるかも知れませんが、スイス国への出願
と EPC 出 願 を 並 行 し て 行 う 方 法 も 検 討 す る に 値 す る か と 思 わ れ ま す 。
EPC 出 願 の 場 合 は 、 実 体 審 査 が 行 わ れ る た め に 権 利 の 安 定 化 の 点 か ら
は優れていますが、権利化を図るまで長期間が必要となります。
そ こ で 、こ の よ う な 場 合 に EPC 出 願 に お い て PACE に よ る 早 期 審 査 制 度
を利用することにより、早期に権利化を図ることが可能になるのでは
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ないでしょうか。
③ EPC 出 願 の 審 査 の 結 果 、 特 許 権 を 取 得 で き そ う も な い と 判 断 し た 場 合
には、平行して出願をしておいたスイス出願において権利化を図る戦
略も考えられます。
(2)そ の 他 :
①スイス国とリヒテンシュタイン国は、二ヶ国条約により、何れかの一
の国で権利を取得すれば、他の一方の国においても権利が自動的に発
生します。
従 い ま し て 、 EPC 出 願 に お い て 両 国 を 指 定 す る 必 要 は あ り ま せ ん 。
② ス イ ス 国 に お い て も 、 ロ ン ド ン 協 定 ( London Agreement) が 適 用 さ れ
ます。
従 い ま し て 、EPC 出 願 が 特 許 に な っ た 場 合 、ス イ ス 国 に お い て 当 該 特 許 の
有 効 化 を 図 る た め に 、 EPC 特 許 の 翻 訳 文 を 提 出 す る 必 要 は あ り ま せ ん 。
但し、後日特許紛争が生じた場合には、特許権者はスイス国の公用語の
一の言語による翻訳文を提出する必要があります。
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意匠制度
1.現行法令について
2002 年 7 月 1 日 施 行 の 「 意 匠 の 保 護 に 関 す る 新 連 邦 法 」 が 適 用 さ れ ま す 。
2.意匠出願時の必要書類
(1)願 書 (Request)
以下の内容を記載します。
出願人及び創作者の氏名・住所、意匠が適用される製品の表示、
公 表 の 繰 り 延 べ 請 求 (希 望 す る 場 合 )、 優 先 権 主 張 の 基 礎 と さ れ る 出 願 の
国
名 及 び 出 願 日 (主 張 す る 場 合 )、 意 匠 の 簡 潔 な 説 明 ( 任 意 で す )
(2)意 匠 の 表 現 物 (Representation of the Design)( 図 面 又 は 写 真 )
(3)委 任 状 (Power of Attorney)
特 許 庁 か ら 要 求 さ れ た 場 合 の み 提 出 が 必 要 で す ( 認 証 不 要 )。
(4)優 先 権 証 明 書 (Priority Document)
原則として提出不要です。
特許庁から要求された場合のみ提出が必要となります。
(5)所 定 の 手 数 料 (Payment of Required Fees)
3 . 料 金 表 ( 単 位 : ス イ ス フ ラ ン で す 。)
(1)出 願 料 金
①一意匠出願の場合
200
② 多 意 匠 出 願 の 場 合 (追 加 意 匠 ご と )
100( 上 限 は 700)
(2)公 開 の 繰 延 料 金 無 料
(3)更 新 料 金
①一意匠登録の場合
200
② 多 意 匠 登 録 の 場 合 (追 加 意 匠 ご と )
100( 上 限 は 700)
③6 ヶ月の猶予期間内の割増料金
(4)手 続 続 行 料 金 (Further Processing)
50
100
4.料金減免制度について
料金の減免制度はありません。
5.実体審査の有無
意匠出願について、新規性及び独自性等の実体審査は行われません。
方式要件、公序良俗違反等のみが審査されます。
な お 、新 規 性 、独 自 性 の 実 体 要 件 を 満 た し て い な い 場 合 に は 、請 求 に よ り
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裁判所で意匠登録が無効にされます。
6.出願公開制度の有無
意匠出願の出願公開制度は採用されていません。
出願内容は、意匠登録後(又は公表の繰り延べ期間の終了後)に公表され
ます。
7.審査請求制度の有無
出願審査請求制度はありません。
8.出願から登録までの手続の流れ(フローチャート及び期限等を含む説明)
(1)意 匠 出 願 は 、 方 式 要 件 、 下 記 の 不 登 録 事 由 に つ い て の み 審 査 が 行 わ れ 、
こ れ ら を 充 足 し て い る 場 合 に は 意 匠 登 録 さ れ ま す 。新 規 性 、独 自 性 等 の
実体要件は、登録後に無効請求があった場合にのみ判断されます。
(2)不 登 録 事 由
①意匠の保護対象に該当しない場合
②国際条約に明らかに違反する場合
③公序良俗に反する場合
④専ら当該製品の技術的機能にのみ基づいて確定される意匠の場合
(3)新 規 性
出願日(又は優先日)前に、同一の意匠がスイス国内の関連業界
(Relevant Circles)に お い て 、知 得 す る こ と が 可 能 で あ り 、知 ら れ 得 る
状態の場合には、新規性を有しません。
<新規性喪失の例外>
次の場合、新規性は喪失しません。
① 出 願 日 前 ( 優 先 権 が 主 張 さ れ て い る 場 合 は 、 優 先 日 ) 12 ヶ 月 以 内 に
おける、意匠登録を受ける権利を有する者による意匠の公表の場合
② 出 願 日 前 ( 優 先 権 が 主 張 さ れ て い る 場 合 は 、 優 先 日 ) 12 ヶ 月 の 期 間
内 に お け る 、意 匠 登 録 を 受 け る 権 利 を 有 す る 者 を 害 す る 、第 三 者 に よ
る意匠の公表の場合
(4)審 査
① 審 査 の 結 果 、方 式 的 要 件 等 を 満 た し て い な い と 判 断 さ れ た 場 合 、出 願
人は指定期間内に補正を求められます。
上 記 方 式 的 要 件 の 不 備 が 解 消 さ れ な か っ た 場 合 、出 願 は 放 棄 又 は 拒 絶
されます。
②意匠出願が登録すべきものと判断されると所定の手数料の全てが期
間内に支払われていることを条件として意匠登録され登録内容が公
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告 さ れ ま す 。但 し 、出 願 時 に 出 願 人 が 公 表 の 繰 り 延 べ 請 求 を し て い る
場 合 に は 、 最 長 で 出 願 日 ( 優 先 日 ) か ら 30 ヶ 月 間 、 公 告 が 繰 り 延 べ
られます。
(5)登 録 後 の 異 議 申 し 立 て 制 度 は 採 用 さ れ て い ま せ ん が 、 登 録 無 効 請 求 が
認 め ら れ て い ま す 。登 録 無 効 は 裁 判 所( Federal Administrative Court)
へ請求します。
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出願から登録までのフローチャート
-------------------------------
出
願
方式的要件等審査
不
備
拒絶理由通知
(補正書等提出)
拒絶
査定
出願日から 5 年
( 最 長 25 年 )
登
録
不服申立て
(知的所有権抗告部)
公
告
<無効審判請求>
(裁判所へ)
--------------------------------- 満
了
9 . 存 続 期 間 及 び そ の 起 算 日 (権 利 の 発 生 日 )
(1)意 匠 権 の 存 続 期 間 は 、 出 願 日 か ら 5 年 で す 。
意匠権は、設定登録により発生します。
(2)5 年 ご と に 4 回 更 新 す る こ と が 可 能 で す の で 最 長 で 出 願 日 か ら 25 年 と
なっています。
10. 部 分 意 匠 制 度 の 有 無
部分意匠制度はありません。
11. 留 意 事 項
(1)ス イ ス は 、 意 匠 の 国 際 登 録 に 関 す る ハ ー グ 協 定 ( Hague Agreement
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Concerning the International Deposit of Industrial Designs) の
締約国です。
従 い ま し て 、こ の 協 定 に 基 づ き 出 願 す る こ と が で き る 者 は 、ス イ ス を 指
定することにより、意匠の保護を求めることができます。
(2)意 匠 の 定 義
「意匠」とは、線、面、輪郭、色彩の組合せによって特徴づけられる、
又 は 適 用 さ れ る 材 料 に よ っ て 特 徴 づ け ら れ る 、製 品 又 は 製 品 の 一 部 の 外
観と定義されています。
意 匠 の 特 徴 が 製 品 の 技 術 的 な 機 能 の み の 場 合 に は 、意 匠 と し て 保 護 を 受
けることはできません。
(3)権 利 の 回 復
特 許 庁 か ら の オ フ ィ シ ャ ル・レ タ ー( 拒 絶 理 由 通 知 )に 対 し て 、出 願 人
が 応 答 期 限 を 遵 守 で き な か っ た た め に 出 願 が 拒 絶 さ れ た 場 合 、出 願 人 は
以下の要件を満たす場合、権利の回復を請求することができます。
<要件>
① 請 求 人 が 、期 限 を 遵 守 で き な か っ た こ と 知 っ た 日 か ら 2 ヶ 月 以 内 に 請
求されること、且つ
②遵守できなかった期限の満了日から 6 ヶ月以内であること、更に
③ 行 な わ れ る べ き 手 続 き が 完 全 に 行 わ れ 、並 び に 当 該 期 限 内 に 手 続 続 行
料 金 (Fee for Further Processing)が 納 付 さ れ た こ と
(4)そ の 他
スイスにおいて意匠権を登録してもリヒテンシュタインに効力が拡張
さ れ る こ と は あ り ま せ ん 。リ ヒ テ ン シ ュ タ イ ン で 意 匠 の 保 護 を 受 け る た
め に は ス イ ス 知 財 庁 で は な く リ ヒ テ ン シ ュ タ イ ン 知 財 庁 に 直 接 、リ ヒ テ
ンシュタイン国内意匠出願を行う必要があります。
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商標制度
1.現行法令について
1993 年 4 月 1 日 施 行 の 新 商 標 法 が 適 用 さ れ ま す 。
特許の場合には、スイスでの特許権の効力はリヒテンシュタインにも及び
ますが、商標の場合には、商標権の効力はリヒテンシュタインには及びま
せん。
2.商標出願時の必要書類
(1)願 書 (Request)
フランス語、ドイツ語又はイタリア語のいずれかの言語で、以下の要領
で作成します。
出 願 人 の 名 称 及 び 住 所 、 商 標 見 本 ( 最 大 80 ㎜ ×80 ㎜ )、
文字商標の場合は願書に大文字で記載します。
商品・サービスの表示、一出願多区分制が採用されています。
色彩付商標、3 次元商標、位置商標、又は音響商標である旨の表示(該
当 す る 場 合 )、 音 響 商 標 の 場 合 に は 、 楽 譜 で 表 現 す る こ と 。
保 証 商 標 又 は 団 体 商 標 で あ る 旨 の 表 示( 該 当 す れ ば )、優 先 権 主 張 の 基 礎
と さ れ る 出 願 の 国 名 及 び 出 願 日 ( 主 張 す る 場 合 )。
(2) 優 先 権 証 明 書 (Priority Document) 及 び 優 先 権 翻 訳 (Translation of
Priority Document)
出願日から 6 ヶ月以内に提出(翻訳は、フランス語・ドイツ語・イタリ
ア 語 又 は 英 語 の い ず れ か に よ る も の )。
(3)商 標 の 使 用 管 理 規 則 (Regulations on the Use of the Mark)
保証商標・団体商標の場合に必要です。
(4)委 任 状 ( Power of Attorney)
出願時には、通常は要求されません。
3 . 料 金 表 ( 単 位 : ス イ ス フ ラ ン で す 。)
(1)出 願 料 金
①商標出願(3 区分までの場合)
550
②追加区分料(1 区分当たり)
100
(2)更 新 出 願 料 金
550
(3)譲 渡 又 は ラ イ セ ン ス の 登 録 料 金
無料
(4)早 期 審 査 料 金
400
(5)異 議 申 立 料 金
800
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4.料金減免制度について
減免制度はありません。
5.実体審査の有無
(1)商 標 出 願 は 実 体 審 査 の 対 象 と な り ま す 。
絶対的不登録事由(商標の保護対象か否か、識別性を有するか等)につ
いてのみ審査され、相対的不登録事由(先行商標との類似性等)の審査
は行われません。
(2)相 対 的 不 登 録 事 由 に つ い て は 、 登 録 後 に 異 議 申 立 て が あ っ た 場 合 に の み
審査されます。
6.出願公開制度の有無
出願公開制度は採用されていません。
出願書類の閲覧をするには、出願人(代理人)の承諾が必要となります。
7.審査請求制度の有無
商標出願は全件審査されますので審査請求制度は採用されていません。
8.出願から登録までの手続の流れ
(1)ス イ ス は 、 一 出 願 多 区 分 制 、 オ ン ラ イ ン 出 願 制 度 を 採 用 し て い ま す 。
(2)出 願 は 最 初 に 方 式 要 件 に つ い て 審 査 さ れ ま す 。
その後、下記の絶対的不登録事由についての審査が行われます。
相対的不登録事由(先行商標との類似性等)の審査は、登録後に異議申
立てがあった場合にのみ行われます。
出願後1ヶ月以内に審査が行われない場合には、出願人は早期審査の請
求をすることができます。
(3)絶 対 的 不 登 録 事 由
①商品等の種類、品質、数量、用途、原産地、提供時期等の公共財産と
なっている標識
②商品の機能を確保するために技術的に不可欠な形状
③商品の品質等を誤認させる商標
④公序良俗に反する商標
(4)相 対 的 不 登 録 事 由
①先行商標と同一・類似の商標
②先行商標と混同を生じるおそれがある商標
(5)審 査 の 内 容
①審査の結果、出願が不登録事由に該当しない場合には、登録許可がな
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され、出願は商標登録簿に登録されます。
登 録 は ス イ ス 通 商 公 報 で 公 告 さ れ 、出 願 人 に は 登 録 証 が 発 行 さ れ ま す 。
② 出 願 が 拒 絶 さ れ た 場 合 に は 、 30 日 以 内 に 連 邦 行 政 裁 判 所 (Federal
Administrative Court)に 対 し て 不 服 申 立 て を 行 う こ と が で き ま す 。
この場合、連邦行政裁判所の決定が最終的なものとなります。
(6)登 録 の 公 告 日 か ら 3 ヶ 月 間 、 異 議 申 立 て が 認 め ら れ て い ま す 。
①異議理由は、相対的不登録事由(先行商標との類似性)に限定されて
いますので、異議申立は、先行商標の商標権者であってスイス商標法
上の優先権を有する者(周知商標の所有者も含む)のみが行うことが
できます。
異議申立ては、またスイスにおいて出願された後の出願時に周知であ
っ た 、同 一 又 は 類 似 す る 商 品 又 は サ ー ビ ス に 関 す る 同 一 又 は 類 似 す る 、
商標の所有者も行うことができます。
②異議申立書は当該商標登録の商標権者に送られ、商標権者は答弁の機
会が与えられます。
当該商標権者が、当該異議申立人の先の商標の不使用を主張した場合
には、当該異議申立人は自己の商標の使用(又は法律上の正当な不使
用の理由)を立証しなければなりません。
③ 特 許 庁 の 異 議 申 立 て の 決 定 に 対 し て は 、 30 日 以 内 に 連 邦 行 政 裁 判 所
(Federal Administrative Court) に 不 服 申 し 立 て を す る こ と が で き ま
す。
連邦行政裁判所の決定が最終的なものとなります。
④一方、異議申立てが認められなかった場合には、異議申立人(同一又
は 類 似 の 商 標 の 所 有 者 ) は 、 民 事 裁 判 所 ( Component Civil Court) に
登録無効を請求することができます。
(7)絶 対 的 不 登 録 事 由 に 基 づ く 利 害 関 係 人 の 請 求
異議申立ては、相対的不登録事由に基づき行う制度ですので、絶対的不
登録事由に基づく場合には、民事裁判所に登録無効を請求することにな
ります。
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出願から登録までのフローチャート
出
願
方式 審査
実体 審査
<絶対的不登録事由>
拒絶
理由
( 意 見 書 /補 正 書 提 出 )
《 解
消》
拒絶
査定
( 30
許可
通知
日以内)
不服申立て
(連 邦 行 政 裁 判 所 へ )
(答
登
録
公
告
弁)
<異議申立て>
(3
ヶ月以内)
異議 決定
不服申立て
満
(更
(連 邦 行 政 裁 判 所 へ )
了 (出 願 日 か ら 10 年 )
新)
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9.存続期間及びその起算日(権利の発生日)
(1)商 標 権 の 存 続 期 間 は 出 願 日 か ら 10 年 で す 。
(2)存 続 期 間 は 期 限 満 了 前 6 ヶ 月 以 内 に 更 新 申 請 を す る こ と に よ っ て 、
10 年 ご と に 更 新 す る こ と が で き ま す 。
10. 出 願 時 点 で の 使 用 義 務 の 有 無
出願時点での使用義務はありません。
11. 保 護 対 象
(1)商 標 と は 、 あ る 企 業 の 商 品 若 し く は サ ー ビ ス を 他 の 企 業 の 商 品 若 し く は
サービスから、視覚的に識別できる標識と定義されています。
以下のものは商標登録可能なものとして例示されています。すなわち、
言葉、文字、数字、視覚的表現物、3 次元形状、前記要素と色彩との組
み合わせ、音響商標などです。
視覚的に認識できない芳香商標は登録の対象とはなっていません。
(2)保 護 対 象 と な る 商 標
① 色 彩 商 標 ( Color marks)、 ② 3 次 元 商 標 ( Three dimensional marks)、
③ 団 体 商 標 ( Collective marks)、 ④ 保 証 商 標 ( Certification marks)、
⑤ 音 商 標 ( Sound marks)、 ⑥ 位 置 商 標 ( Position marks) 等 で す 。
12. 留 意 事 項
(1)更 新 時 の 商 標 の 使 用 義 務
商標権の更新時には、使用証明の提出は不要ですので、登録商標を使用
していない場合であっても商標権の更新は可能です。
しかし、登録後 5 年間不使用の場合には、正当な理由がない限り、申し立て
により登録が無効とされます。無効申立ては管轄裁判所に対して行います。
(2)国 際 登 録
①スイスは、標章の国際登録に関するマドリッド協定の加盟国です。
従いまして、加盟国の国民はスイスを指定することにより、国際登録
出願により商標の保護を求めることができます。
②スイスは、又所謂マドプロの加盟国でもありますので、加盟国の国民
はスイスを指定することにより、国際登録出願に基づき商標の保護を
求めることができます。
(3)出 願 ・ 登 録 の 分 割
①商標出願が登録されるまで、その出願に係る商品・サービスごとに分
割することができます。
②登録後も商品・サービスごとに商標権を分割することができます。
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