ILAS NEWSLETTER No.38 8-7-1998 Improved Limb Atmospheric Spectrometer ニュースレター ADEOS / ILAS No.38 目次 1. 2. 3. 4. 5. 6. 第14 回サイエンスチームミーティング(7 月16 日、名古屋市) 海外出張報告 第21 回大気透過モデル会議(6 月8 日∼11 日、ボストン) COSPAR における研究発表(7 月15 日、名古屋市) ILAS & ILAS-II 衛星データ処理運用施設の作業状況および今後の予定 (その 21) ILAS-II 進捗状況報告 1 2 2 2 3 CMDB の現況 3 7. News from the ILAS Project Leader (July 24 & August 5, 1998) ・ 編集後記 5 6 1.第 14 回サイエンスチームミーティング(7 月 16 日、名古屋市) 7 月 13 日の週に COSPAR 会議が名古屋で開催されたのを機に、7 月 16 日、名古屋クラウンホテルにお いて、第 14 回の ILAS サイエンスチームミーティング(国内メンバーのみ)を開催した。今回のミーティ ングでは、主として、3 月の ADEOS ワークショップ以降のデータ処理アルゴリズムの改訂テスト内容と、 それに伴うプロダクトの検証データとの比較結果の報告が中心に行われた。また、現在取りまとめ中の、 Version 03.10 プロダクトに関する検証解析の状況が報告された。参加者は、サイエンスチームメンバーとそ の関係者が 8 名、国立環境研究所より 9 名、富士通エフ・アイ・ピーから 15 名、松下技研から 3 名、等々、 総勢で 40 名に上った。 ミーティングでは、まず笹野から「ILAS プロジェクトの概況」として、データ処理の状況、データ配布 の状況、アルゴリズムテストの状況をかいつまんで報告し、続いて、検証解析として、オゾン検証作業状況 [中根]、HNO3・NO2 検証作業状況[小池(近藤代理)]、エアロゾル検証作業状況[林田]、CH4・H2 O・ N2O 検証作業状況[神沢、ILAS データのモデル比較[横田]の報告があった。さらに、ILAS 機器特性評価 [鈴木]、可視チャンネルデータ処理[横田]、高度決めについて[鈴木]、ノンガス補正[中島]につい て、詳しい報告と議論がなされた。 今後の予定として、出来得る限り 8 月一杯を目途に、データ処理アルゴリズムの改訂テストの結果を反映 させた Version 04.00 ソフトウェアの開発を終え、データの再処理に着手したいと考えている。 最後に、「ILAS-II プロジェクト」の状況報告として、プロジェクト全般の状況[笹野]、機器開発状況 [茂木 (MRIT)]、データ処理アルゴリズム・運用システム開発状況[谷口 (FIP)]、検証実験計画準備[神 沢]、研究公募 (RA) の準備状況[笹野]を報告した。また、笹野が「ILAS-II 後継機プロジェクト」の準備 状況について、簡単に情勢を報告した。 (笹野 記、7 月 25 日 受理) 1 ILAS NEWSLETTER No.38 2. 海外出張報告 第 21 回大気透過モデル会議(6 月 8 日∼11 日、ボストン) この会議は例年開催されている LOWTRAN、MODTRAN、FASCODE に関する会議である。本年も米国ボ ストン近郊のAFRL(Air Force Research Laboratory、昨年までの名称は Phillips Laboratory であった)の Science Center において開催された。会議には世界各国より 108 名の参加があった。日本からの参加は横田 のみであり、ILAS のデータ処理状況について報告を行った。 会議で得られた情報の概要を以下に示す。 現在、計算コードの開発改良は MODTRAN について精力的に行われており、本年 4 月に最新の Ver. 3.7 がリリースされた後、現在は MODTRAN 4 に向けて改良が行われている。Ver. 4 では 巻雲を含む雲モデル とエアロゾルモデルが改良され、バンドモデルとして correlated-k が使用される予定である。 FASCODE については、数年前に FASCOD3P(Ver. 3 の予備 (Preliminary) バージョン)がリリースされて 以来、大きな進展はなかった。現在は、FASCOD3P における太陽光源データを改良し、フロンのクロスセ クションデータを擬似ラインデータに置換した FASE (FAScode for the Environment) が開発されているが、一 般には公開されていない。いずれ FASCODE4 に移行してリリースされる予定である。 なお、これまでは本会議に連続するように HITRAN データベース会議(2 年に 1 回開催)の開催期間が 合わせられていたが、本年より HITRAN データベース会議は 9 月に行われることとなった。 また、本会議の後、ハーバード・スミソニアンの Kelly Chance 博士を訪問し、GOME のデータ処理状況 を説明していただくとともに、ILAS のデータ処理におけるいくつかの課題について議論を行った。 (横田 記、8 / 3 受理) 3.COSPAR における研究発表(7 月 15 日、名古屋市) 名古屋国際会議場に於いて、7 月 12 日より 19 日の間、第 32 回 COSPAR (Committee on Space Research) 科学集会(Scientific Assembly)が開催された。本会議は毎年開催されている宇宙開発、航行、リモートセン シングに関する大規模な国際研究集会である。例年千数百人の研究者が一同に会し、日本での開催は初めて である。 本会議において、ILAS プロジェクトから複数件の研究発表があった。笹野、神沢、横田、鈴木、中島、 中根をはじめ、プロジェクト関係者として近藤(名大)、塩谷(北大)、林田(奈良女子大)のグループ等 が報告を行った。 ILAS プロジェクトでは、参照大気モデルの一つとして「CIRA(COSPAR International Reference Atmosphere)データ」を利用しているが、その内容を決定し作成しているのもこのコミッティーである。 CIRA のセッションでは、オゾンデータを中心に CIRA 96 データと ILAS 統計量との比較結果について横田 が報告した。また、同様のモデルとして UARS 衛星の参照大気モデル (URAP (UARS Reference Atmosphere Project) データ)が作成されつつあるが、それらに関して Remedios、Cunnold、Gille らの発表が行われ、彼ら と情報交換を行った。 (横田 記、8 /3 受理) 4. ILAS & ILAS-II 衛星データ処理運用施設の作業状況および今後の予定(その 21) 前回(No.37, 6-29-1998の記事参照)以降の進展状況および 6、7 月における作業スケジュールは、以下の とおりです。 1998 年 6 月 1 日 6 月 3 - 5日 6 月 5 日 6 月 13 日 6 月 15 日 6 月 22 日 6 月 25 日 7 月 2 日 7 月 8 日 進展状況 一般ユーザ向け ILAS データ公開開始 研究 III 棟熱交換機点検に伴う空調調整 RS/6000(ILAS WEB 開示用)メモリ増設 国立環境研究所施設一般公開展示 Solaris 2.6 UP (rises01) G-sharp Web Edition インストール(ILAS WEB 開示用) ILAS-II システム運用ガイドライン説明会 大蔵省主計官等視察 第 41 回運用調整会議 長官官房長、企画調整局長視察 D-1 データ ILAS-II 移行検討会 2 ILAS NEWSLETTER No.38 7 月 9 日 落雷による瞬断対処(Server1000) 7 月 16 日 第 14 回 ILAS サイエンス・ミーティング対応(名古屋) 7 月 24 日 一般ユーザ向け ILAS 公開データ改訂 予定 7 月下旬 - 8 月 参照大気モデルの更新および WEB からの提供システム作成 衛星データの Ames フォーマット化 Version 04.00 処理環境整備 Version 03.10データ処理は、7 月 8 日現在で、NASDA 再編集分を含めた 6,743 件の処理を完了しました。 この内、L2 プロダクトまで正常に処理されたものは 5,770 件で、処理完了分の 86 % となっています。処 理エラーとなったデータは、NASDA 再編集後のデータを用いても分断・欠損が改善されなかったものや、 処理アルゴリズム上の制約によるものなどが考えられますが、原因についての詳細は調査中です。なお、 NASDA に再送を要求していたデータで未受信のものが約 40 件あり、改めて送付要請を行いました。 一般ユーザに対する ILAS データの公開を 6 月 1 日よりインターネット上で開始しました。さらに、その 後の Version 03.10 のデータ処理完了を受けて 7 月 24 日に公開データの改訂を実施しました。6 月 1 日より 30 日までの 1 ヶ月間の一般ユーザ登録者数(所内の研究者等を除く)は国内外の合計で約 20 名、アクセス 件数は約 1,500 件でした。 昨年度末に導入された ILAS-II システムの製品のうち、ソフトパッケージの稼働テストは、PC 版につい ては概ね完了し、UNIX 版のテスト作業に入っています。また、ILAS の D-1 データを ILAS-II システムに円 滑に移行する方法についても検討を続けているところです。 (林田、岩間、横田 記、8 / 3 受理) 5 . ILAS-II 進捗状況報告 ILAS-II 搭載モデル (PFM) は、9 月中から始めるベースライン試験を目指して、現在製作の追い込みに入 っています。スケジュールに重大なインパクトを与えたジンバルも漸く入荷し、光学系や電気系等各アセン ブリ単位に最後のチェック、評価を実施しながら全体組立を推進しております。一方では、ユニット試験に 関する内容の詰めと手順書の整備、 NASDA 設備を借用して行う環境試験(振動試験、音響試験、熱真空試 験等)への準備作業も並行して精力的に進めております。 ADEOS-II システム側に関しても現在初期電気試験等システム試験の準備が進められております。従って、 搭載ユニット ILAS-II 側へも同試験に使用する各種データ、資料提出の要請あるいは手順書等のレビュー要 請と連日のように E-mail でのやりとりがされています。 PFM の納入、NASDA への引き渡しは、環境庁の了解の基に NASDA と調整した現在の予定では、来年 1 月末としております。 また、データ処理の立場から、 ADEOS-II 地上部との打合せも進めております。 GPS データ異常時にお ける観測時間決めの対応、再 REQQ におけるコマンド作成スケジュール短縮等の検討を行っています。 ADEOS-II 打ち上げ後の運用に関しては、ILAS-II 初期チェックアウトの早期化、観測データの早期取得、定 常運用への早期移行を強く要望しています。更に、運用インタフェース仕様書、作業取り決め等地上系イン タフェース文書の詰めも並行して進んでいます。 ADEOS-II 打ち上げ計画は、本年 3 月の詳細設計審査会 (CDR その 1) においては、2000 年 6 月とされて いましたが、その後の NASDA での見直しで、2000 年秋に延期される予定です。 (石垣 記、7 / 31 受理) 6.CMDB の現況 ILAS Correlative Measurement Data Base (CMDB) は、昨年 9 月に開設され、11 ヶ月を経過しました。関係 の皆様のご協力により、7 月末現在、Core Experiment に関するデータの 9 割弱の登録が終わりました。また、 Cooperative Experiment Data も着々と提供されております。現在、26 提供者 (Core Experiments: 17, Cooperative Experiments: 9) による 28 データファイル (約 8.25 MB) が登録され、約 440 件を越える検索があ り、検証解析等に活用されています。CMDB の利用は下記により行って下さい。 1. 利用資格の確認(DHFへ) 2. ILAS & ILAS-II DHF User 登録 3 ILAS NEWSLETTER No.38 未登録ならば、登録フォームにて申請(User's ID および Password の登録) 3. CMDB にアクセスし、CMD ファイルをブラウズし、あるいは、ダウンロードする方法 ・ILAS Project Home Page (http://www-ilas.nies.go.jp/) へアクセスする ・Data Search and Ordering (右下中段) をクリック/ Project Members: Login をクリック ・現れた Edit Box (User ID / Password): 登録の User's ID および Password を書き込み、OK をクリッ ク ・ILAS project members page の3 段目、ILAS CMDB 欄: Login をクリック ・ILAS Correlative Measurement Data Base page の登録 CMD Directory リスト中より所望のものの左端 の丸印をクリック、同リストの下段 Show File Index ボタンをクリック ・ILAS CMDB の所望の directory page の CMD のファイルリストより所望のファイル名をクリック 「.tar.gz」の付いているファイルは FTP でダウンロードする 「.readme」および他の総てのファイルは各人の PC で点検、ダウンロード(コピー)出来る。 コンタクトポイント: ILAS & ILAS-II DHF(国立環境研究所内) Fax.: 0298-56-6995 E-mail: admdhf@ilasris.nies.go.jp CMDB 保管・利用状況一覧(6月末現在) 提供・登録件数(計画 41 件) 検索件数 年・月 コアー (22 件) 協力 (19 件) 計 コアー 協力 計 1997.09 1997.10 1997.11 1997.12 2 5 1 5 0 2 1 2 2 7 2 7 13 46 41 7 9 20 20 55 61 1998.01 1998.02 1998.03 1998.04 1998.05 1998.06 1998.07 3 1 0 1 [2] 0 [1] 0 1 1 0 [1] 3 0 0 0 0 4 1 [1] 3 1 [2] 0 [1] 0 1 52 10 25 67 39 16 33 13 4 9 24 6 6 4 65 14 34 91 45 22 37 計 19 [3] 9 [1] 28 [4] 342 102 444 註:[ ]: Version up。計画達成率:Core : 86%, Coop. : 47%, Total : 68% 最新の CMD 保管情報等は、ILAS Home Page の CMDB ページ中の関連記事を更新するとともに、E-mail による CMDB Notice でその詳細を、関係する皆様に連絡し、適切な利用のための一助としております。現 在、No. 19 (5 月 15 日) まで発行されています。 CMD 登録法に従えば、検証実験で CMD を得た PI は、まず Readme file メールでその内容の概要と CMDB への登録の「諾・否」について ILAS CMDB まで連絡、ついで、CMD ファイルを FTP にて送付す る事を原則としています。受領した CMD は CMDB 評価委員会の検討を受けた後、登録「諾」のものは、 CMDB に登録保管され、検証解析等の用に供することになります。現在までの所、登録「否」のものはあ りませんでした。 Readme File の受領から登録が完了し、利用が可能になるまでの日数は、平均12日(Readme File 受領から CMD Fileの受領まで: 4.6 日 (0 日:4件、 1 日: 4 件、 2 日: 3 件等)、CMD File 受領から 登録完了まで:7.2 日) でありました。また、CMD ファイルの作成は、原則として Ames Format 仕様に従うことになっており、他 のフォーマットによるものはありませんでした。 4 ILAS NEWSLETTER No.38 パラメーター別登録件数(7月末日) Kiruna O3 H2O CH4 NO2 HNO3 N2O N2O5 CFC-11 CFC-12 Aerosols T P 10(1) 件 4 3 7(1) 2(1) 6 2 2 5 6 1 Fairbanks Antarctica Total 3件 1 1(1) 1(1) 3 1 17(1) 件 7 4 9(2) 4(2) 8 1 3 3 6 10 4 4件 2 1 1 1 2 1 1 1 1 1 2 [ ] は、登録件数の内の column 量の数を示す。 CMD 発送方法件数 (-1998.07) CMD 発送方法 FTP E-Mail 郵送 総計 件数 16 11 1 28 また、ILAS Home Page の第一ページの右下段に「ILAS Correlative Measurement Data Registration (New)」と いう項を新設し、CMD 一覧表等、利用の際のより一層の利便アップのための諸情報を掲載していますので、 ご利用下さい。このページには一般の方々も自由にブラウズできます。利用資格については、ILAS MOU の 定めるところにより、データを登録した検証実験チームメンバー、検証解析チーフ、プロジェクトのスタッ フサイエンティスト、ILAS サイエンスチーム メンバー、ILAS 公募研究 (JRA: Joint Research Announcement) PI の 5 カテゴリーに拡大されています。現在、57 名の方々が利用資格を得ております。 ILAS データ検証解析以外の科学的研究に使用し、これを公表する際には、当該データ提供者の書面によ る了解が必要であります。ILAS MOU の定める所を遵守し、有効に活用のほどお願いいたします。 (飯田 記、8 / 3 受理) 7.News from the ILAS Project Leader (July 24 & August 5, 1998) 平成 8 年 8 月 17 日の ADEOS の打ち上げ以後、電子メールを利用して "News from ILAS Project Leader" の タイトルで、ADEOS および ILAS に関する最新情報を、ILAS プロジェクト関係者に提供している。これは また、WWW の ILAS プロジェクトホームページ(http://www-ilas.nies.go.jp/)にも転載している。これらを 紙面により周知させると共に、記録にとどめることを目的として、以下に再掲する(日付の新しいものから 順に掲載する)。 (August 5, 1998) <ILAS (Version 3.10) validation/intercomparison papers> As I wrote in my previous e-mail message (News from ILAS Project Leader, issued on May 21, 1998), we have asked our colleagues to prepare papers regarding ILAS validation, especially on ozone, nitric acid, and aerosol extinction at 780 nm for submission to GRL. I myself have almost finished drafting a paper on the ILAS project overview, and my colleagues here at NIES have been working on their papers regarding ILAS instrument and data processing algorithm. I also understand some of our colleagues outside NIES have been writing papers on validation/intercomparison for ozone, HNO3, and aerosols. I guess there are some more colleagues who are preparing papers for submission to GRL or other journals as the first validation/intercomparison papers. For a purpose of grasping the situation, I would like to gather information from all of you who are preparing papers. Please inform me about the title, authors, expected date of submission, and name of journal you are submitting to. 5 ILAS NEWSLETTER No.38 (July 24, 1998) <Second ILAS Paris Meeting to be held in November 19 and 20, 1998> The meeting we had in Paris last year was a great success not only in exchanging information on the ILAS validation experiments and analyses, but also in getting to know each other better among the ILAS validation experiment participants especially from European countries and us from Japan. We had a discussion with CNES and have decided to hold the second ILAS meeting in the afternoon of November 19, and on November 20 (whole day), 1998, in Paris. The main objectives are to exchange the latest information regarding the ILAS validation analyses including the recent progress in data processing algorithm improvement, and to discuss some preliminary results and future research possibilities from scientific interests. Taking this opportunity, we also would like to make reports on the ILAS-II project progress including the status of Research Announcement activity, and to have discussion on a plan for ILAS-II validation experiments. This meeting will be held again in cooperation between Environment Agency of Japan and CNES, and will be open to all those interested in the ILAS/ILAS-II projects. We sincerely hope that many of you will participate in this meeting to make it a productive and fruitful meeting. If you are interested in and plan to attend it, please let us know your intention of participation (and titles of presentation if you plan to make) by the end August. Please send your email message to Mr. Masafumi Shindow, the Project Secretariat, at <sindow@sun61a.nies.go.jp>. [編集後記] ワールドカップサッカー (W-cup) は、熱狂の渦の中、地元のフランスが初優勝して終了しました。日本の サポーターの多くは切符が買えないのに渡仏し応援したそうです。切符は手違いで旅行業者が契約通りに入 手出来なかったとのことです。FIFA からの切符が不透明な流通経路をたどり、バーチャルなチケットが大 量に流通し、そこに悪い業者の計画的な詐欺行為が働いたためという疑いもあるようです。2002 年我が国 と韓国で行われる際にはきちんとやっていただきたいと思います。つくば市近くの鹿嶋市でも何試合かが行 われます。先の話ですが、見に行きたいと考えています。切符!切符!きれいな切符!リアルな切符! 2002 年の W-cup のころは、ILAS-II からの Confirmed Data がほぼリアルタイムに利用され、その後継機の 打ち上げが取り沙汰されていることでしょう。 ILAS チームには 3 月以来、珍しく、外国からの研究者がおりませんでしたが、7 月上・中旬に Franck Lefevre(仏国)さんと Sergey L. Oshchepkov(ベラルーシ)さんが相次いでお見えになり、再び国際色豊か になりました。Franck さんは日本対アルゼンチンの試合のあったツールーズ市からおいでになり、科学技術 庁の外国人技術者招へい制度により 1ヶ月半ほど滞在、研究を行います。Sergey さんは 7ヶ月振り(No. 34 参照)2 度目の来日で、今回は環境庁の EFF (Eco Frontier Fellow) として、長期滞在、研究を行うとのこと です。近日ご家族もおいでになるようです。 (飯田 記、8 / 1 受理) 発行責任者 笹野泰弘 Tel. 0298-50-2444 Fax. 0298-50-2569 E-mail: sasano@nies.go.jp 連絡先 編集担当 飯田隼人 Tel. 0298-50-2460 Fax. 0298-50-2569 E-mail: iida-h@nies.go.jp 国立環境研究所 地球環境研究グループ 衛星観測研究チーム 〒305-0053 つくば市小野川 16 - 2 6
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