【FdData 中間期末:中学社会地理】 [世界各地のくらしと気候:寒帯のくらし] [問題](2 学期中間) カナダ北部に住み,狩猟や漁業で生活してきた 北アメリカの先住民を何というか。 [解答]イヌイット [解説] ほっきょくかい 北極 海に面したカナダ北部には, イヌイットとよ ばれる人々が生活している。ここは,1 年じゅう かんたい 雪と氷におおわれた寒帯なので農業はできず,生 か 活の中心は狩りであった。夏はあざらしの皮でつ くったテントを建ててカリブー(野生のとなかい) の狩りをおこない,冬は海の氷の雪を固めて積み 上げたドーム型のイグルーに住み,あざらしの狩 りをおこなっていた。しかし,カナダ政府が 1950 ていじゅうか 年代からイヌイットの定住化を進めてきたことも あり,現在では,資源開発や観光業の仕事に従事 する人が多くなった。移動用には犬ぞりを使って きたが,現在ではスノーモービルを使う人も増え ている。 北極に近いこの地域では,夏には,日が沈まない びゃくや 白夜が見られる。 [問題](1 学期中間) 右の写真の人々はカ ナダ北部に住んでいる。 この人たちのくらしに ついて,次の各問いに 答えよ。 (1) カナダ北部に住 み伝統的なくら しをしている右 の写真の人たち のことを何というか。カタカナで答えよ。 (2) 彼らのくらしを説明した次のア~エの文の うち,間違っているものを 1 つ選べ。 ア 彼らは伝統的に犬ぞりを移動に使い,カ リブーやアザラシを狩って生活していた。 イ 狩りで得たものは,肉以外の部分も余す ことなく使ってきた。 ウ 伝統的な住居として,丸太でできたロッ ジに住んでいる。 エ 現在では近代化の影響で,移動にもスノ ーモービルが使われるようになった。 (3) カナダ北部のように,1 年じゅう雪と氷にお おわれた場所を何帯というか。 [解答](1) イヌイット (2) ウ (3) 寒帯 [解説] (2) ウが誤り。イヌイットが生活するカナダ北部 は,樹木の育たない寒帯であるので,伝統的な住 居に丸太を使うことはなかった。 [問題](前期中間) 次の文を読んで,各問いに答えよ。 北極海に面した①カナダ北部には,( ② )と よばれる人々が生活している。かつての生活の中 心は,あざらしやカリブーを追う狩りであった。 ③夏には日が沈まず,冬には太陽がのぼらない日 が続く。 (1) 下線部①について,この地域は 1 年の大半が 雪と氷におおわれている。このような気候帯 を何とよぶか。 (2) ②に適語を入れよ。 (3) 下線部③について,緯度の高い地域で見られ る太陽が沈まない現象を何というか。 [解答](1) 寒帯 (2) イヌイット (3) 白夜 [問題](1 学期期末) 次の各問いに答えよ。 (1) 北極海に面したカナダ北部の地域でくらす 人々(先住民)を何とよぶか。 (2) 次の図は(1)の人々が冬に狩りをするときに 住む,雪を固めて作った家である。この家を 何というか。 (3) (1)の人々が狩る野生のとなかいを何という か。 (4) 北極圏のように高緯度の地域では,太陽が沈 まない時期がある。この現象を何というか。 (5) カナダ北部のように,1 年の大半が雪と氷に おおわれ,1 年じゅう寒い気候帯を何という か。 (6) カナダ北部の気候にあてはまるグラフを次 の A~E から 1 つ選べ。 [解答](1) イヌイット (2) イグルー (3) カリブー (4) 白夜 (5) 寒帯 (6) A [解説] (6) カナダ北部の気候は寒帯である。寒帯は最暖 月の気温が 10℃未満である。この条件にあてはま るのは A である。 [問題](2 学期中間) 今でもイヌイットの人たちがカリブーやアザラ シの生肉を食べる理由を, 「たんぱく質」という言 葉を用いて説明せよ。 [解答]重要なたんぱく質,ビタミンの源であるか ら。 [解説] 現在では,資源開発や観光業の仕事に従事するイ ヌイットの人々が多くなり, 生活も近代化された。 カナダ南部や外国産の食べ物が増えたこともあり, あざらしやカリブーの肉を食べる機会は減った。 しかし,今でも,あざらしやカリブーの生肉を食 べる。これは,たんぱく質やビタミンの源である ほか,寒い環境の中で体温を維持する効果がある からである。 ◆社会地理の各ファイルへのリンク http://www.fdtext.com/dp/sc1/index.html ◆FdData 中間期末の特徴(QandA 方式) http://www.fdtext.com/dp/qanda_k.html ◆製品版(パソコン Word 文書:印刷・編集用) の価格・購入方法 http://www.fdtext.com/dp/seihin.html ※ iPhone でリンク先が開かない場合は, 「iBooks」を開いてリンクをタップください。 【Fd 教材開発】 Mail: info2@fdtext.com
© Copyright 2024 Paperzz