株式会社ビデオリサーチインタラクティブ様

Case Study
24時間止められないデータベースの可用性向上を目指し
FalconStor CDPを導入。リアルタイムなバックアップ環境の構築で
信頼性と即時性が問われる情報提供ニーズに応える。
社名
株式会社ビデオリサーチインタラクティブ
www.videoi.co.jp/
取材時期
2008年8月
株式会社ビデオリサーチインタラクティブ様
ビデオリサーチインタラクティブについて
テレビ番組の視聴率調査、ラジオ番組の聴
24時間休むことなくインターネット上の広告出稿状況をチェックし、その結果に基づ
いてリアルタイムにデータベースを更新。さまざまな業務の基礎データとして活用し
ている株式会社ビデオリサーチインタラクティブでは、ストレージを含めたシステム
二重化に際し、FalconStor
CDPを導入した。ダウンタイムが許されないデータベー
スシステムにおける可用性の向上を実現した、同社の取り組みを紹介する。
取率調査などのメディアリサーチや、マーケ
ティングリサーチ事業を展開する株式会社
ビデオリサーチの関連企業として 2003 年
に設立。インターネットの利用動向調査を中
心に、インターネットにおけるマーケティン
グをサポートする専門家集団として、イン
ターネットユーザー測定や日本最大規模の
課題は絶えず更新され続けるデータベースの可用性向上
テレビ番組の視聴率調査をはじめとするメディアリサーチ事業を展開する株式会社ビ
デオリサーチの関連企業として 2003 年に設立され、インターネットのユーザー調査や
広告統計、効果測定など、さまざまな視点からインターネット関連のサービスを展開す
る株式会社ビデオリサーチインタラクティブ。同社では、インターネット広告の出稿状
況の調査データをOracleを用いたデータベースシステムで管理している。
同社 IT 開発部 部長 地高暢隆氏によれば、
「 24 時間ノンストップで、1 時間当たり4000
ページほどのウェブサイトをチェックしています。およそ 12000 件ほどの広告出稿デー
タが、1 時間ごとに保存されていく状態です」とのこと。システムが対象サイトを巡回し
て広告素材を捕捉、出稿状況を記録していくというこのデータベースに収められてい
るデータは、同社のさまざまなサービスの基礎となる情報。バッチ処理によるデイリー
/ウィークリーの集計処理などを行った上で、ASP サービスとして広告代理店などに
提供されることになる。
「最も大事なデータベースですので、金融系システムほどでは
ないですが、24 時間、止まってはいけないものですね」と地高氏が言うように、スト
レージを含めたシステムの可用性確保は、同社にとって大きな課題の一つだった。
株式会社ビデオリサーチインタラクティブ
執行役員
業務推進本部 本部長
IT開発部 部長
地高 暢隆 氏
パネル数による利用動向調査をはじめ、イ
ンターネット広告の統計調査、効果測定な
ど、インターネットにおけるメディアリサー
チ、マーケティングリサーチを手掛ける。
Case Study
従来のIT資産を活かすソリューションとしてFalconStorをセレクト
2008 年 2 月、同社では、従来から同社のシステム構築、運用をサポート
をデータベースサーバに組み込むことで、リアルタイムにデータをバッ
してきたインテグレータであるディーアイエスソリューション株式会社
クアップ先にコピーし、万一障害が起こっても直近のデータで即座に復
とともに、二重化に向けた検討を開始する。
「頻繁にインサートが発生
旧できること、バックアップイメージからの高速リストアが可能なことに
するためにバックアップがとれない。例えばウィークリーでバックアップ
加え、定期メンテナンス等でデータベースをシャットダウンした際の起
をとったとしても、次の日にはまったく使い物にならないデータになって
動時間も短く、最大でも1 時間程度のダウンタイムしか許されないとい
しまう」と地高氏がいうように、絶えず最新のデータをバックアップする
う同社の要件に最適であったことも大きな要因であった。
必要がある、そんなデータベースシステムの二重化プロジェクトが始
「 FalconStor CDPは、当社の要件に最も近いものでした」と、地高氏。
CDP導入を条件に、同社のニーズにマッチしたストレージとして株式会社
まったのだ。
さまざまなソリューションを比較検討した中で、同社がセレクトしたの
日立製作所の高信頼かつ安価なHitachi Simple Modular Storage100
は、FalconStor CDPだった。FalconStor CDPクライアントモジュール
を選定し、バックアップ環境の構築はスタートした。
ビジネス環境の変化に迅速に対応できる柔軟性、拡張性に期待
「 現 在は、ストレージを完 全に二 重 化 。データベースサーバとバック
タ収集と多様なニーズに合わせた調査でサポートする同社のビジネス
アップサーバ間で 1 時間ごとに同期させながら運用しています」という
にとって、FalconStor CDP は、可用性の確保だけでなく、将来的な業
地高氏。氏にとっては、バックアップや転送状況を単一のウィンドウで
務効率化のための回答の一つになるのかもしれない。
モニタリングできるなど、CDP の操作性の高さにより、新たなバック
アップシステムの導入に伴う運用負荷の増大がほとんど発生しないこ
システム・イメージ
とも魅力だという。現在、業務ごとに複数のデータベースが稼働して
いるという同社では、今回の FalconStor CDP 導入を契機に、将来的
なデータベース統合についても検討が始まろうとしている。
Windows 2003 Server
既存
APサーバ
1U
2U
新規
「すべての業務が停止してしまうリスクを考慮して、業務ごとに複数の
DBサーバ
(DiskSafe)
新規
2U
ストレージ
新規
2U
ストレージ
Redhat/Linux5.0
データベースを運用しているのですが、CDPを導入することで可用性
を確保できるなら、業務効率化の面からもデータベース統合も検討し
たいですね」とのこと。日々進化を続けるインターネットのリアルタイ
1U
2U
新規
・・・
12台
IPStor
サーバ
既存
ストレージ
Hitachi Simple
Modular Storage100
ムな姿を調査し、その活用の可能性を、24 時間止まることのないデー
◆◆
FalconStor CDPのパフォーマンスを最大限に発揮
ディーアイエスソリューション株式会社
ダイワボウ情報システムの全額出資子会社であるディーアイエスソリューショ
ンは、ダイワボウ情報システムをはじめとするグループ間の連携を活かし、顧
客ニーズに対応したシステム構築を支援。本案件では、ソリューション提案か
らシステム構築支援までトータルにサポートしている。
◆◆
株式会社日立製作所 RAIDシステム事業部
RAIDシステム事業部では、ソフトウェア・ハードウェアの両面からストレージ
システムの設計・開発を支援。本案件では、CDPとの親和性が高く、信頼性・可
用性というニーズに応えるソリューションとして、Hitachi Simple Modular
Storage100を提供している。
■お問い合わせは
ファルコンストア・ジャパン株式会社
〒102-0075
東京都千代田区三番町6-26 住友不動産三番町ビル 2F
Tel:03-3556-0211 Fax:03-3556-0212
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2008年10月
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