論文文 論 ORIGINAL ARTICLE オフィス緑化が勤務者に与える心理的効果に関する研究 矢動丸琴子*1)・大塚芳嵩 1)・中村 勝 2)・岩崎 寛 1) 1) 千葉大学大学院園芸学研究科 Graduate School of Horticulture,Chiba Univ. 2) 国土緑化株式会社 Kokudo Ryokuka Corporation 摘要:近年,ストレス対策を目的としたオフィス緑化が注目されているが,業種別の差異について検討されているものはない。そこ で,本研究では,仕事・職場に対する評価として VAS を気分状態に対する評価として POMS を用いて,さまざまな業種を対象とし て現地実験を行い,実際のオフィス空間において,植物設置前後での勤務者の感情状態を測定した。その結果,植物を設置すること で,勤務者の負の感情状態が改善されること及び業種・職種ごとの特徴や社内の雰囲気などにより結果に差が見られるということが 示唆された。また,一度植物を撤去し,再設置した際には,同一の植物ではなく異なる植物を設置した対象者において,より高い効 果が得られた。 キーワード:オフィス緑化,VAS,POMS,業種,愛着 YADOMARU,Kotoko,OTUKA,Yoshitaka,NAKAMURA,Masaru and IWASAKI,Yutaka: Study on the psychological effect of office greening upon the office worker. Abstract: Research has not been conducted on stress relief provided to employees by plants in offices of different businesses. This study employed VAS and POMS to measure the psychological impacts on employees in different businesses before and after installing real plants in their offices. The results indicated that the degree of stress relief differed for each business type and job title. In addition, a better psychological effect was seen in the employee who chose the second established plant which different with the first one. Key words: greening the office, VAS, POMS, business types, attachment 1. 効果に関する研究からも様々な植物がリラックス効果や癒し はじめに 効果を持っていることが明らかとされている 2)。 現在,日本の労働者の 60.9%が精神的ストレスを抱えてお こうした植物の様々な効果に着目したオフィス緑化に関す り,労働者のメンタルヘルス不調が社会問題となっている 5)。 る既往研究も複数見られ,オフィス緑化は,インテリアや内 今後ますますこのようなメンタルヘルス不調者は増加してい 装としての役割に留まらず,勤務者の心理状態の改善に寄与 くと考えられており,その対策が必要である。そこで,2014 する役割もあるとして,注目されている 1 , 7)。 年 6 月 25 日に労働安全衛生法の一部が改正され,2015 年 12 しかし,これらの既往研究は,模擬的なオフィス空間で実 月 1 日より,従業員数が 50 名以上の事業所を対象にストレ 施されたものが多く,実際のオフィス空間で実際の勤務者を 6)。スト 対象とした緑化の実験はほとんど見られない。これらの例外 スチェック制度の実施が義務化されることとなった レスチェック制度とは,労働者のメンタルヘルス不調を未然 として,岩崎ら(2015)による実際のオフィスに植物を設置し, に防止することを目的としたものであり,定期的に労働者の 勤務者の心理的影響を調査した例も見られ,オフィスへの植 ストレス状況を検査し本人にその結果を通知して自らのスト 物設置の有用性及び職場環境の満足度が上昇するという効果 レスの状況について気付きを促すものである。また,検査結 が報告されている 果を集団的に分析し職場環境の改善につなげるための取り組 定した企業を対象に行っており,業種による差異については, みである。これを受けて,職場におけるストレス対策は今後 検討されていない。業種の内容によっては,上記と同様な結 ますます重要視されるであろうと考えられる。 果が得られるのかは,不明である。 4)。しかし,この実験は,単一の業種に限 一方で,植物の持つ多面的な効果がこれまでに明らかにさ そこで本研究では,実際のオフィス空間に植物を設置し, れており,この例として屋内に設置した植物がストレス負荷 勤務者への心理的効果を明らかにすることとした。また,オ を大きく軽減することや,VDT 作業時の疲労に対する自覚症 フィスにおける心理的効果には様々な要因が考えられるた 4 , 8)。また,池井 め,今回は業種に着目し,複数のオフィスで実験を行うこと 状が抑制されることなどが報告されている ら(2013)の,高校生を対象としたバラ生花によるリラックス で,その差異についても検討を行うこととした。 * 連絡先著者(Corresponding author):E-mail:toko_t69@chiba-u.jp 〒271-8510 千葉県松戸市松戸 648 648,Matsudo,Matsudo-shi,Chiba,271-8510,Japan 2. 研究方法 表-1 対象企業の詳細 Table 1 Details of a subject business organization 2.1 研究概要 本研究は,2015 年 4 月~7 月に業種の異なる A 社(IT 企 業),B 社(食品メーカー),C 社(証券会社),D 社(保険調剤薬 会社名 業種 職種 年齢 平均年齢 人数 有効回答 回収率 A IT企業 社長室・企画・管理 20~50代 32.8 25 22 88% B 食品メーカー デザイン開発・販売促進支援 20~60代 38 25 21 84% C 証券会社 総務課 20~40代 26.3 38 32 84% 20~60代 34.4 34 31 91% 20~60代 31.6 59 55 93% 局業),E 社(不動産・建築・デザイン業)の 5 社を対象として 実施した。実験対象者は各社に勤務する 20~60 代の男女計 181 名とし,161 名から有効回答を得た(有効回答率 88.9 %)。 表-1 に対象業種の詳細を示す。 設置植物は,既往研究を参考に,各自のデスクに個別に設 置するため小型の鉢とし,写真-1 のように設置した。また, 植物種はポトスやモンステラなど 16 種から対象者に 1 つ選 定してもらった。実験フローを図-1 に示す。 D 保険調剤薬局業 営業・事務・売上管理・経営 不動産・建築・ デザイン業 E 営業・デザイナー・不動産部 2.2 測定項目 2.2.1 仕事・職場に対する評価 仕事・職場に対する評価として Visual Analog Scale 視覚 的評価スケール(以下 VAS)を用いた。VAS とは,100mm の 直線の両端をそれぞれ最良及び最悪の感覚と定義し,高得点 であるほど最良の感覚であるという,現在の主観的な症状の 程度を対象者に記入してもらう検査手法である。図-2 に記入 例を示す。なお,本研究での測定項目は「仕事への集中力」 「仕事への意欲」「仕事のはかどり」「職場での会話」「職 場環境への満足度」の 5 つとした。 2.2.2 気分・感情状態に対する評価 気分・感情状態に対する評価として POMS 短縮版(以下 POMS)を用い,植物設置前後において測定した。POMS と 写真-1 実験風景 は,対象者の最近の持続的な気分状態を把握し,対象者の気 Photo-1 分・感情状態の変化を測定する指標である。POMS の測定項 The establish state 実験フロー・設置風景 目は,「緊張‐不安」「抑うつ₋落ち込み」「怒り₋敵意」「活 気」「疲労」「混乱」の6項目であり,本研究では,対象者 の負担を軽減するため,質問項目数が 30 問である短縮版を 用いた。また,POMS では,素得点ではなく,偏差値化され た“T 得点”に換算し,統計処理を行う。 2.2.3 質問紙調査・聞き取り調査 植 物 設 置 前 Ⅰ 植( 1 Ⅱ 物ヶ 設月 置) 植( 1 Ⅲ 物ヶ 撤月 去) 植 Ⅳ 物( 1 再ヶ 設月 置) 実験がすべて終了した後,質問紙調査を行い,対象者のデ スク滞在時間や職種,植物に対する関心などの属性について 設置前調査 (VAS,POMS) 調査した。また,聞き取り調査と現地の視察も行った。 3. 結果と考察 3.1 植物設置による効果 設置後調査 (VAS,POMS) 図-1 実験フロー Fig. 1 Experimental flow 図-3 に 5 つの業種すべての被験者を合計した 176 名分の植 物設置前後(図-1 におけるⅠ及びⅡ)の VAS 測定値を示す。ウ ィルコクソンの順位符号和検定を行った結果,すべての項目 に有意差が見られ,設置後の方が高い値を示していた。この ことから,植物を設置することにより勤務者の主観的な感情 が改善されることがわかった。 図-4 に被験者全体の植物設置前後(図-1 におけるⅠ及びⅡ) の POMS の T 得点値を示す。VAS と同様に検定を行った結 図-2 VAS 記入例 Fig. 2 How to way of VAS 撤去後調査 (VAS,POMS) 再設置後調査 (VAS,POMS, 質問紙調査) 植 物 再 撤 去 果,「緊張‐不安」「抑うつ‐落ち込み」「怒り‐敵意」「疲 今回の結果から,オフィスにおける植物設置は勤務者の仕 労」「混乱」の項目において植物設置後に有意な低下が見ら 事・職場に対する評価だけでなく,POMS によって測定さ れた。有意な低下が見られた項目は,いずれも負の感情状態 れた感情状態にも良好な影響を及ぼすことが明らかとなっ を示すものであり,植物を設置することで勤務者の負の感情 た。よって,オフィスへの植物設置は,勤務者の仕事への意 状態が改善されることがわかった。 欲を上げることや,職場環境への満足度を上昇させるだけで はなく,疲労なども軽減する可能性が示唆された。 3.2 業種別による効果の差異 図-5 に業種ごとの植物設置前後(図-1 におけるⅠ及びⅡ)の VAS の変動値を示す。これは,植物設置後(図-1 におけるⅡ) の対象者の測定値から植物設置前(図-1 におけるⅠ)の測定値 を引き,変動の差を比較したものである。それぞれの項目に クラスカル・ウォリス検定を行い,変動の差を比較した結 果,いずれの項目にも有意差は見られず,仕事・職場に対す る評価では,業種ごとの違いは見られなかった。 図-6 に業種ごとの植物設置前後(図-1 におけるⅠ及びⅡ)の POMS の T 得点の変動値を示す。VAS と同様にして検定を 行い,変動の差を比較した結果「怒り‐敵意」の項目におい て,証券会社と D 保険調剤薬局業の間で有意な差が見られ, 証券会社では値が増悪となり。保険調剤薬局業では,向上し ていた。本研究で対象とした証券会社は,聞き取り調査の結 果や現地調査の印象から,常に緊張感の高い空間で業務をこ なすような職場であった。一方,保険調剤薬局業は,和やか な雰囲気の中で業務をこなし,植物の会話で盛り上がること もある和気藹々とした職場であった。また,聞き取り調査の 図-3 被験者全体の植物設置前後の VAS 値 結果から,保険調剤薬局業は社内全体として,新芽を気にす Fig. 3 ることや,水やりを積極的に行うなど植物の管理について意 The VAS measure before and after all subjects' plant establishment 図-4 被験者全体の植物設置前後の POMS T 得点値 図-5 業種ごとの植物設置前後の VAS の変動値 Fig. 4 Fig. 5 The T score value of POMS before and after all subjects' plant establishment The fluctuation value of VAS before and after plant establishment every business category 象者のみ(n=24)の VAS 値の変動について,「職場での会話」 と「職場環境への満足度」の 2 項目について有意差が見られ, 植物設置後に値が上昇していた。一方,POMS の T 得点につ いては,「活気」以外のすべての負の項目について,有意差 が見られ, 有意に値が減少していた。また,聞き取り調査の結 果から,①IT 企業である A 社では,他業種と比べ机の上の書 類や荷物の量が多く,パソコンの裏などあまり目立たない場 所に設置することが多かったということ,②もともと社員同 士の会話量は多かったということ,③他業種では見られなか ったが若干名の社員に実験前から職場の環境に不満があった こと,の 3 点が明らかとなっている。これらのことから,個 人の「仕事への集中力」や「仕事への意欲」や「仕事のはか どり」については,変化がなかったが,オフィス全体として の環境は植物によって改善されたのではないかと考えられ る。また,仕事・職場に対する評価において正の作用は見ら れなかったが,POMS によって測定された負の感情状態につ いては改善が見られたため,植物設置による効果は見込まれ 図-6 業種ごとの植物設置前後の POMS T 得点の変動値 Fig. 6 The T score fluctuation value of POMS before and after plant establishment every business category る可能性が示唆された。 次に,不動産・建築・デザイン業である E 社は,植物設置 前後での E 社の対象者のみ(n=58)の VAS 値の変動について, 「仕事への意欲」「仕事のはかどり」「職場での会話」につ 欲的であったなど,植物に対する関心が高かった一方,証券 いて有意差が見られ,値が上昇していた。なお,今回対象に 会社では,落ち着く・リラックスするという意見の他に, 「配 した 5 社のうち,「仕事への意欲」に有意差が見られたのは, 布された植物が気持ち悪いため,変更したい」といった意見 不動産・建築・デザイン業である E 社のみであった。一方, も見られ,この割合が半々くらいであったということが明ら POMS の T 得点については,いずれの項目にも有意差は見 かとなっている。 られなかった。また,聞き取り調査の結果から,若干名では これらのことから, 「怒り‐敵意」の項目で,証券会社と保 あるが,「植物の世話をすることにより,自然と周囲に目を 険調剤薬局業の変動値の間に有意な差が見られたのではない むけるようになり,整理整頓を心がけるようになった」など かと考えられた。 の意見があることが明らかとなった。さらに,植物導入前の また, 「活気」の項目において,食品メーカーと証券会社 POMS の「緊張‐不安」「抑うつ‐落ち込み」「疲労」の初 の間で有意な差が見られた。食品メーカーは,デザイン開発 期値が他社と比較して有意差が見られ,低い値となっていた。 や販売促進支援,広告作成業務などを行い,日ごろから創造 これらのことから,もともと創造性に富んだ業務を行うこと 性に富んだ業務を行っている人が多い。また,聞き取り調査 が多く,ストレスも低い可能性があるため,「仕事への意欲」 の結果からも,心が和むという意見の他に「植物をみること などについては改善が見られたが,POMS の T 得点について でリフレッシュすることができた」という意見も見られ,食 は,いずれの項目についても有意差が見られなかったのでは 品メーカーの対象者にとっては,植物の設置が負の感情を改 ないかと考えられた。 善することよりも,正の感情をさらに良くする方向に働いて 3.3 植物再設置後の勤務者の心理 いたのではないかと考えられる。これらのことから,証券会 社比べ「活気」が高くなったのではないかと考えられた。 図-7 に被験者全体の植物再設置前後(図-1 におけるⅢ及び Ⅳ)の VAS 変動値を示す。これは,植物再設置後(図-1 におけ これらの結果から,数種類の業種の社員を対象としてオフ るⅣ)の対象者の測定値から植物撤去後(図-1 におけるⅢ)の測 ィスにおける植物設置の心理的効果に関する現地実験を行っ 定値を引き,①再設置時に同一の植物を選択し,その理由を たところ,違いが見られた。その理由の 1 つとして,今回調 愛着ありと答えた対象者(以下,同・愛着あり),②再設置時に 査した項目が心理的効果であることから,業種ごとの特徴や 同一の植物を選択したが,その理由を愛着ありとは答えなか 社内の雰囲気などが反映したのではないかと考えられた。ま った対象者(以下,同・愛着なし),③再設置時に異なる植物を た,以下に業種間の変動値について統計的な有意差が見られ 選択した対象者(以下,異)の 3 群の変動の差を比較したもの なかった IT 企業(A 社)と不動産・建築・デザイン業(E 社)の である。これによって,植物撤去後の対象者の心理として, 傾向について述べる。 愛着の有無が結果に反映されているのかということを解析し まず,IT 企業である A 社は,植物設置前後での A 社の対 た。それぞれの項目にクラスカル・ウォリス検定を行った結 果,「仕事への意欲」「仕事のはかどり」「職場での会話」 今回の結果から,植物再設置時に同一の植物を選択するこ の項目では,②同・愛着なしと③異の間で,「職場環境への とよりも,異なる植物を選択する方が,仕事・職場に対する 満足度」の項目では,①同・愛着ありと③異,②同・愛着な 評価を改善させることが明らかとなった。この理由として, しと③異の間に有意差が見られ,いずれも再設置時に異なる 異なる植物を設置していた対象者は 1 度目に設置した際の植 植物を選択した対象者の変動が有意に高くなっていた。また, 物に満足していなかった可能性があり,再設置時に選択した 図-8 に同様の手順で検定を行った被験者全体の植物再設置前 植物では,1 度目よりも満足感が得られたからではないかと 後の POMS の T 得点の変動値を示す。いずれの項目にも有 考えられる。また,新鮮味を感じ,それが良い刺激になった 意差は見られず,POMS については,差が見られなかった。 のではないかと考えられる。 4. まとめ 本研究では,実際のオフィスにおいて植物を設置し,設置 前後における勤務者への心理的効果の測定を行った。その結 果,勤務者の「仕事への意欲」や「職場環境への満足度」と いった仕事・職場に対する評価と,「疲労」や「混乱」など といった POMS によって測定された感情状態のどちらにも 良好な影響を及ぼすということが明らかになった。また,異 なる業種により,植物設置の効果を比較した結果,仕事・職 場に対する評価では有意な差は見られなかったが,POMS に おいては業種による違いが見られた。具体的には,「怒り-敵 意」と「活気」において T 得点の変動値に差が見られた。ま た,業種間では有意差が見られなかったものの,他の 2 社に ついても全体の結果とは異なる特徴的な結果が見られた。こ れらの要因として,業種の特徴や社内の雰囲気が影響してい ると考えられた。また,植物再設置後の勤務者への影響につ いては,愛着の有無に関わらず,同一のものを選択した対象 図-7 被験者全体の植物再設置前後の VAS 変動値 者よりも異なる植物を選択した対象者の方が,仕事・職場に Fig. 7 対する評価に対する変動において有意に高い値をとっていた VAS fluctuation before and after all subjects' plant reestablishment ことがわかった。この理由として,異なる植物を選択した対 象者は,以前の植物に不満があり,新しいものを選択するこ とによって新鮮味が得られたからなのではないかと考えられ た。以上の結果から,実際のオフィスへの植物設置は,業種, 職種,職場の雰囲気などによって効果に差異が見られること が示唆された。なお,今回検討した「業種」ではなく,それ ぞれの働き方や業務内容というような営業・事務・企画など の「職種」による影響も大きいと考えられる。よって,今後 は業種の違いだけでなく,職種の違いについても検証する必 要があると考えられた。 謝辞:本研究を進めるにあたり,調査にご協力頂いた対象企 業5社の担当者及び社員の皆様に,この場を借りて深く感謝 申し上げます。 引用文献 図-8 被験者全体の植物再設置前後の POMS T 得点変動値 Fig. 8 T score fluctuation of POMS before and after all subjects' plant re-establishment 1) 橋本幸博・鳥海吉弘 (2012) オフィス空間における植物量 のストレス緩和への影響に関する研究 模擬執務空間にお ける被験者実験結果.日本建築学会計画系論文 集,77(680):2371-2378. 2) 池井晴美・李 宙営・宋チョロン・小松実紗子・日諸恵利 ・ 宮崎良文 (2013) バラ生花の視覚刺激がもたらす生理的リ ラックス効果‐高校生を対象として‐.日本生理人類学会 誌,18(3):97-103. 3) 岩崎 寛・菊池典子・大塚芳嵩・中村 勝 (2015) オフィス における植物の設置が勤務者の心理に及ぼす影響.日本緑 化工学会誌,41(1):239-242. 4) 岩崎 寛・山本 聡・権 孝二・渡邉幹夫(2006)屋内空 間における植物のストレス緩和効果に関する実験.日本緑 化工学会誌,32(1):247-249. 5) 厚生労働省.“労働安全衛生特別調査(労働者健康状況 査)の概況”.厚生労働省ホームページ. http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/h24-46-50.html (参照 :2015 年 4 月 27 日). 6) 厚生労働省.“改正労働安全衛生法のポイント” .厚生 労働省ホームページ. http://kokoro.mhlw.go.jp/etc/kaiseianeihou.html (参照: 2015 年 4 月 27 日) 7) 松本 博・源城かほり(2012) 観葉植物のグリーンアメニ ティ効果に関する研究 (第1報)植物がオフィスワーカー の心理・生理反応及びプロダクティビティに及ぼす影響. 空気調和・衛生工学会大会学術講演論文集,平成 24 年 (1):961-964. 8) 小坂 凛・岩崎 寛(2014):植物の設置による VDT 作業 時の疲労緩和効果に関する基礎的研究.日本緑化工学会誌, 40(1):254-256. (2016.6.20 受理)
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