大塚茂吉展 -静寂なる振動

2016・8
│PRESS RELEASE│
株式会社LIXIL
やきもの展のご案内
LIXILギャラリーは株式会社LIXILの文化活動としてやきもの展を開催しています。タイルから茶碗まで、やきもの
は私たちの心豊かな暮らしを彩ります。「生活とアート」をコンセプトに、森 孝一氏(美術評論家・日本陶磁協会常
任理事)をアドバイザーに迎えたセレクションです。
大塚茂吉展
-静寂なる振動-
会期:2016年9月13日(火)~10月31日(月)
会場:LIXILギャラリー
「春」 2016 年
h56×26×22.5 ㎝
撮影:
Giorgio Biserni
│本リリースに関するお問い合わせ先│
LIXIL ギャラリー
所在地:東京都中央区京橋 3-6-18 東京建物京橋ビル LIXIL:GINZA 2F
広報担当:大橋恵美 田村志保
TEL:03‐5250‐6530 Email:xbn@lixil.com
http:// www1.lixil.co.jp/gallery/
┃PRESS RELEASE┃
「大塚茂吉展 ー静寂なる振動ー」
LIXIL ギ ャ ラ リ ー で は 2016 年 9 月 13 日 ( 火 ) ~ 10 月 31 日 ( 月 )
の 期 間 「大塚茂吉展 -静寂なる振動-」を開催します。
大塚茂吉氏は 1994 年よりイタリア・ファエンツアにて陶芸作品を制作して
います。テラコッタによる女性像や猫像などは、静謐でモダンな雰囲気をたた
え、独特の表現が高い人気を得ています。今展では、今春イタリアにて制作発
表された新作 4 点を含む 7 点を展示します。
ぞうがん ぎ ほ う
大塚氏の作品は、象嵌技法により赤土が無数の白点に覆われた表面が特質と
されています。新作では、全ての穴に筆で白土を入れ、乾燥収縮によりアトラン
ダムに穴があくことで、表面が陰影を帯びて瞬いているような動的なイメージ
があります。その様子などを含め「静寂なる振動」と名付け、今展のタイトル
としています。どうぞ会場にて新しい大塚氏の挑戦をご覧ください。
「聖猫」 2016 年
h51×16.5×29 ㎝
撮影 Giorgio Biserni
│開催概要│
「大塚茂吉展 -静寂なる振動-」
会
期
休 館 日
開館時間
企
画
会
場
観 覧 料
会場写真
2016 年 9 月 13 日(火)~10 月 31 日(月)
★アーティスト・トーク&レセプション
日時:2016 年 9 月 13 日(火)18:30~19:30
水曜日
10:00~18:00
株式会社 LIXIL
LIXIL ギャラリー
無料
http:// www1.lixil.co.jp/gallery/
会期開始 5 日目から会場写真をご覧頂けます
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LIXILギャラリー
┃PRESS RELEASE┃
「大塚茂吉展 ー静寂なる振動ー」
│展覧会のみどころ│象嵌技法からの新たなる挑戦
「少女」 2016 年
h45×14×30cm
大塚茂吉氏は画家として訪れたイタリアで、テラコッタに出会い、陶芸
による立体像を制作するようになりました。これまで 20 年に渡り、年に数
ケ月をイタリアで過ごして作品制作を行っています。
その作品の多くは女性と猫で、女性像は古代ギリシャの微笑む女神コレー
像の、聖性と世界を包み込むような優しさを創作の原点としています。特
質として、テラコッタの表面に細かな穴を穿ち、白土を埋めていく象嵌技
法が使われており、無数の白点で覆われた表面は、柔らかな中に原初的な
力強さを感じさせます。また、切れ長に土を穿ってつくられる眼差しは内
面を暗示しており、その微笑は多くの人々を魅了してきました。
これまでも様々な挑戦を続けてきた大塚氏ですが、今回の新作では、全
ての穴に筆で白土を入れ、乾燥収縮によってアトランダムに穴があくこと
で、表面が陰影を帯びて瞬いているような動的なイメージがあります。作
品の内に宿る魂と外形の無数の穴とが振動し、そこに宇宙的なリズム感が
生まれました。
大塚氏の新たなる世界をぜひ会場にてご覧ください。
│作者略歴│大塚茂吉 (OTSUKA Mokichi)
1956
1979
1981
1996
東京に生まれる
東京藝術大学美術学部日本画科卒業
東京藝術大学大学院美術研究科日本画専攻修了
G バッラルディーニ国立陶芸学校卒業
1994
1997
個展 淡路町画廊(東京)
個展 ロッジェッタデル 39(ファエンツァ・イタリア)
「壺の可能性」展 パラッツォチーズィ(ミラノ・イタリア)
第 50 回ファエンツァ国際陶芸ビエンナーレ展 ファエンツァ国際陶芸博物館(ファエンツァ・イタリア)
第 4 回カイロ国際陶芸ビエンナーレ展(カイロ・エジプト)
第 38 回カステッラモンテ陶芸展 パラッツォコムナーレ(トリノ・イタリア)
個展 スタジオ カヴァリエリ(ボローニャ・イタリア)
「イタリアからのテラコッタ~アルド・ロンティーニと大塚茂吉」展 草月美術館(東京)
東美アートフェア個展 東京美術倶楽部(東京)
個展 「大塚茂吉のテラコッタ」 日本橋三越本店美術サロン(東京)
個展 「大塚茂吉のテラコッタ」 大沼山形本店(山形)
東美アートフェア個展 東京美術倶楽部(東京)
第 4 回 21 世紀展 東京美術倶楽部 (東京・名古屋・京都・大阪・金沢)、以後第 15 回(2015 年)まで毎年出品
収蔵作品展「動物のモチーフ」 東京国立近代美術館(東京)
個展「大塚茂吉のテラコッタ」 日本橋三越本店特選画廊(東京)
「内なる微笑み」展 ロッジェッタ デル 39(ファエンツァ・イタリア)
「人のかたち」展 滋賀県立陶芸の森陶芸館(滋賀)、兵庫陶芸美術館(兵庫)、静岡アートギャラリー(静岡)
個展 サロン フォンタノーネ(ファエンツァ・イタリア)
個展 「内なる微笑み」 ティート・バレーストラ近現代美術館(ロンジャーノ・イタリア)
個展 「内なる微笑み」 ニアートギャラリー(ラヴェンナ・イタリア)
個展 「内なる微笑み」 日本橋三越本店特選画廊(東京)
個展 「内なる微笑み」 ファエンツァ国際陶芸美術館(ファエンツァ・イタリア)
個展 「女神と猫」 ギャラリー歩”ら里(山梨)
個展 「内なる微笑み」 パラッツォ エスポズィツィオー二(ファエンツァ・イタリア)
個展 ギャラリーヨシイ(パリ・フランス)
「土の姿」展 益子陶芸美術館(栃木)
個展 「内なる微笑み」 日本橋三越本店特選画廊(東京)
個展 「大塚茂吉-邂逅-2015」 万葉洞みゆき店(東京)
個展 「静寂なる振動」 ニアートギャラリー(ラヴェンナ・イタリア)
「創と造 2016」 東京美術倶楽部(東京・名古屋・京都・大阪・金沢)
1998
1999
2000
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
2015
2016
作品収蔵先
ヴィクトリア&アルバート美術館(イギリス)、ティート・バレーストラ近現代美術館(イタリア)、東京国立近代美術館、兵庫陶芸美
術館、高崎芸術短期大学、高松市美術館、滋賀県立陶芸の森・陶芸館、菊池寛実記念智美術館
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LIXILギャラリー