平成24年度会報 - 桜蔭会富山支部

平成24年度
桜蔭会富山県支部だより
平成24年9月発行
【支部長挨拶】
会員の皆様お元気でしょうか。
今年度の桜蔭会総会は5月19日~20日に行われました。4月より、桜蔭会が一般社団法人として正
式に移行したことが報告されました。これまで本部の役員の方達は移行のために大変ご苦労されました。
予算は新会計方式になり、科目に大幅な変更がありました。会報は、面目を一新してお手元に届いている
と思いますが、年4回発行から3回になるとのことです。
学長から桜蔭会からの長期にわたる奨学金に感謝されました。また、昨年の大震災を受けて年2回避難
訓練をすることになったことや、備蓄庫を増設して3日間対応できるようにしたことなどが報告されまし
た。大学は、21世紀の社会に必要とされる高度な教養と専門性を備えた女性リーダーを育成することを
めざし、先生方のご尽力により国から沢山の運営費交付金を獲得している資料も頂きました。今年の春の
卒業生の就職状況は希望者の89%だったそうです。また、これまでホームカミングデイは毎年行われて
きましたが、これからは隔年に行われるそうです。
東日本大震災の被災地域にあたる6支部に見舞金が送られましたが、それぞれの支部長から感謝の言葉
が述べられました。
昨年の大震災から1年たち、原発に替わる自然エネルギーが大きな関心を集めています。NHKのクロ
ーズアップ現代で取り上げられていた「排熱を利用しよう」というテーマに、大変感動しました。日本は
化石資源を外国に依存していますが、この排熱を利用すればその輸入量が7分の1で済むそうです。
日本は石油や石炭や天然ガスを燃焼して電気を作っていますが、利用されているのは4割であとの6割
は排熱として捨てられています。この排熱を圧縮すれば高熱となり、電気を作ることができ、再利用でき
るので大変経済的なのです。その上、熱は冷めるので他地域に運ぶことができないので、地域の事業とし
て地域経済の活性化や雇用の創出に役立つそうで、それも望ましいことです。
また、今年話題のスカイツリーの冷暖房は地下100メートルの年間15℃前後の地中熱を利用して行
われます。これによりエネルギー消費量が48%削減され、周辺の2駅一帯にも利用されるそうです。更
に、都市に張り巡らされている下水道の熱も、同じように貴重なエネルギー源として利用できるとのこと
に驚きました。
しかし、考えてみれば日本は江戸時代から資源のリサイクルが得意でした。江戸は、人口 100 万の大都
市でしたが、ゴミの少ない世界的にも大変綺麗な町でした。当時の江戸では、3R(リデュース、リユー
ス、リサイクル)が盛んでした。たとえば、着物は古くなると子供用に仕立てたり、雑巾にして使い切り、
最後は燃料にして残った灰は畑の肥料として使いました。人間の排泄物も畑の肥料として商売にする者も
いました。金属類や紙類の修理業者や再生業者もいて、物を長く大切に使うことが徹底していました。排
熱の再利用は、日本が21世紀の世界に発信できる素晴らしい発想だなと明るい気持になりました。
支部長 T・O
【24
【24年度支部総会】 6月10日(
10日(日
日(日) 於: 柿里(ウィングウィング高岡3F)
さる6月 10 日(日)桜蔭会富山県支部の平成24年度
総会が高岡市で行われました。総会に先立ち、国の重要
文化財の「菅野家住宅」を見学しました。明治 33 年の
大火直後に再建されたもので、防火に備え土蔵造りにな
っています。なお、こちらは昭和36年化学科ご卒業の
菅野さんの御自宅でもあります。ガイドの定塚小学校元
校長の松本先生の丁寧なご説明で、知識欲が大いに満た
されました。見学後は隣接する山町茶屋でコーヒーをい
ただきました。
柿里の総会では、
平成 23 年度の会計決算報告と活動報告、
平成 24 年度の活動計画、新入会員・物故会員・転出者など
が報告されました。懇親会では参加者の近況報告があり、
同窓会は先輩の人生を垣間見る貴重な機会である、地元に
帰ってきて自分に関わりのあるところが同窓会しかなかっ
た、という意見も出され、富山県支部の活動をより活発に
する事の意義を確認しました。見学会 13 名、総会 11 名の
参加がありました。
【ご報告】
支部では、総会以外にも同窓生の交流の機会を増やしていきたいと考えています。昨年 8 月
29 日には、前支部長の中西さん(昭 31 国文)を囲んで「夏の食事会~先達に聞く~」を開き
ました。富山大空襲や戦後の復興期を経験された先輩のお話は、深く考えさせられるものでし
た。今年の 7 月 29 日には、高岡市の国泰寺で読売新聞社の主催する「禅の行」に有志で参加
してきました。猛暑の中の人生初の座禅と写経は、得がたい体験だったそうです。 どちらも
HPで紹介しておりますので、是非ご覧になってください。少人数でも「どこかへ出かけよう」
「どなたかの話を伺おう」等々なにか提案がありましたら、HPまたは役員までご連絡くださ
い。
企画は、メールアドレスを登録されている方にお知らせしています。
【桜蔭会富山県支部ホームページ
桜蔭会富山県支部ホームページ】
ホームページ】
http://www14.ocn.ne.jp/~ohinkai/index.html 情報、ご意見をお寄せください。検索ソフト
で「桜蔭会富山支部」と入れて頂いても、ホームページに行きます。
総会案内の返信葉書でもメールアドレスを伺っていますが、手書きですと、読み取りの間違いも起
きています。アドレスをお書きになり、まだ支部からメールの届かない方は、ホームページからメ
ールをお送りください。
桜蔭会富山県支部 ohinkai-toyama@cosmos.ocn.ne.jp
【会費納入のお願い】
今年度支部会費(千円)未納の方は、同封の振替用紙で年内に(
内に(24年12
24年12月
年12月末までに)
今年度支部会費(千円)未納の方は、同封の振替用紙で年内に(24
納入をお願いします。
支部活動は皆さんの会費でまかなっておりますので、ご協力をお願いします。なお、卒業後45年
以上経過された方は会費を免除されます
以上経過された方は会費を免除されます。
た方は会費を免除されます。平成24
平成24年度では、昭和42
昭和42年以前に卒業された方が該当
されます。
平 成 23 年 度
桜蔭会富山県支部・会計決算報告
(平成23年4月1日~平成24年3月 31 日)
■収入の部
項
目
前年度繰越金
収 入 額
備
考
469,934 ①
支部助成金
67,140
支 部 会 費
66,000
1000 円×57名(内1名10年分)
利
子
124
合
計
133,264 ②
■支出の部
項
目
支 出 額
備
総 会 費
23,000
往復はがき、総会補填分
会 報 費
40,208
封筒、ラベル、用紙、発送料
広 報 費
20,000
ホームページ
事 業 費
8,240
‘先輩に聞く’会
会 合 費
10,080
役員会補填分
慶弔費
20,160
合
計
次年度繰越金
考
香典、見舞金、募金
121,688 ③
481,510 ①+②-③
会 計
二俣 和子