支部長あいさつ ~支部の意義・目的・体制つくり

平成 24 年(2012)1月1日発行
:支部長あいさつ
(第 28 号)
~支部の意義・目的・体制つくり~
:一事業一役員体制
:平成23年度定時総会報告
~
懇親会
~
:表彰おめでとうございます
:「羅針盤」
~
一宮支部の航路は何処へ
~
:法の日「全国一斉無料法律相談会」報告
:9支部正副支部長会議報告
:支部研修報告
:準優勝
本会ソフトボール大会
:支部対抗ゴルフ大会(春) 司法書士会ゴルフ大会(秋)
:「支部の輪・話・和」
~
1
テーマ自由の寄稿欄
~
支部の意義・目的・体制つくり
平成23年(2011年)9月
支部長 川 本
豊
一宮支部支部長の再任の承認を頂きましてありがとうございます。
今、世界は地球規模で大変な事が起き続けています。
私の場合は、これらの「大変」の情報源は全て、新聞、テレビ、インターネットで
す。そして、誇大広告、悲惨な映像、悲しい出来事の報道、事実を歪曲した報道、
都合のいい一部分の報道、一人の意見をさも多数意見として捕らえたものなどで、
自分の考えや価値観が構築されています。
そして、将来この時代を生きていた者として、これらの情報源を基に、自分の考
え、価値観を加えて、今起きている時代の歴史証人になって行くのだと思います。
それは、余りにも無責任そのものです。
だから、他人を信じてはダメです。
とよく聞いたり言われたりするのはこの無責任さからでしょうか。
アメリカ原油流失事故、東日本大震災、福島原発事故 北朝鮮・中国・ギリシャ
など各国の実情について、目、耳(音)、鼻(におい)、口、手(感触)、足、で感じ
たうえで、歴史証人になりたいものです。
今に思うと、我々司法書士業界の追い風は、私が知る限り、昭和48年頃の日本
列島改造論の高度成長期、平成元年頃の不動産バブル、平成7年頃の株式会社・有
限会社の資本金の増額手続、平成10年頃から始まった住宅ローンの借り換え、平
成15年以降は司法書士の簡裁代理権の認定、多重債務者らの任意整理手続があり、
ベテラン、中堅会員は、資格があれば仕事にあふれる事はなかった時代でした。も
ちろん、その時代の仲間たちは、その時々を追い風とは決して思ってはいません。
それに対して、今は向かい風、事件数の減少、司法書士の増加、報酬の価格競争、
行政書士・弁護士との熾烈な職域争い、若手会員はこの業界の将来性、制度の存続
さえ疑っている声を聞きます。(これは生の声です。また1人の声ではないです)
この向かい風の中で、我々の仲間は、今後、法書士制度をどう担って行けるのだ
ろうかと言う不安を、きっと毎日抱いているに違いないと思います。
これから長い間、司法書士制度を担う若手会員、向かい風がなかった時代のベテ
ラン、一部の中堅会員、価値観は違えども、本当に一緒に考えて行かなくてはなら
ないと思います。
先ずは司法書士法改正大綱の実現。ベテラン、中堅、若手を問わず、ひとつひと
つ実現していく認識を全員が持ち、その上で、個々の会員が、自身で出来る事を確
実に行っていく事だと思います。
2
とりあえず今の私にとって確実にできる事は、超党派で組織している司法書士制
度推進議員連盟の国会議員への応援と日本司法書士会政治連盟への協力です。
残念ながら、現実問題として、会員だけの力では、聞いたふりをされるだけで、何
も聞いて貰えません、何も動きません。地域で応援する議員も大切ですが、この制
度を守るためには、制度の事を理解して推進する議員の力が不可欠です。
さて、これからの2年間、見出しにもありますように、支部の意義・目的・体制
つくりをスローガンとして支部の運営をして行きたいと思っております。
これは「支部の求心力」をスローガンとしていた前期の2年間に、この結論に達し
たものであります。決して「にわかスローガン」ではありません。
この難題のスローガンについて、どうか支部会員のみなさんと一緒に考えて行き
たいと思います。ご意見ご協力宜しくお願いします。
そして、23年度支部総会資料に掲載の一宮支部規則にも、今一度目を通して頂き
たいと思います。
支部管内の法務局が一宮支局の一箇所になったいま、今年度から正副支部長6名、
評議員9名、事務局職員2名の体制で支部を運営し、一事業を一役員が担当し、役
員全員で事業を支えて行く。役員の支部事業の経験と承継のため、事務所経営の傍
らでの役員の負担の軽減も考えたものです。
支部会員の皆さんに於きましては、本年度も含め、平成25年5月までの2年間、
役員一同を宜しくお願いします。
3
一事業一役員体制
平成23年度
一宮支部役員の支部事業の担当は次のとおりです。
登記等無料相談会毎月定期開催
副支部長 岡崎幸子
法の日「全国一斉無料法律相談会」(10月実施)
評議員 安藤隆
相続相談会
評議員 吉江有希子
相続登記はお済ですか月間(翌年2月実施)
一宮総合相談センター事業の支援
評議員 村瀬尚仁
支部だよりを年2回発行(9月:秋号、3月:春号)
評議員 津田真吾
一宮市役所高年福祉課へのサポート
副支部長 戸田誠治
市民法律教室の開催の実施
評議員 井上聡
日本司法書士会連合会総会の派遣
支部長 川本豊
支部会員研修会の実施
評議員 野田隆誠
書籍の購入(但し、本会蔵書分、購入予定分を除く)
評議員 真野健二
支部会計
副支部長 浅井知子
メーリングリストの実施
評議員 丸山洋一郎
支部対抗ソフトボール及びゴルフ大会への参加等
副支部長 松原哲夫
新年会の開催(1月)
副支部長 村手誠
事務改善打合会・意見交換
評議員 高田憲一
支部の目的、事業について支部規則等諸規則の見直し
支部役員全員
事務局の運営
支部長川本豊
電話ガイド
支部長川本豊
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平成23年度
一宮支部定時総会報告
吉江有希子
一宮
平成23年5月6日(金)一宮駅前クラシックホテルで、一宮支部の平成23年度
定時総会が開催されました。
開会の辞、支部長挨拶、来賓挨拶の後、議事に入りま
した。
執行部に対し、収支決算書に対する詳しい説明が求め
られたり、管轄法務局に他業種のポスターが貼られて
おり、登記申請の代理人について、誤認を招くのでは、
など、議論も飛び交いました。
しかし、無事、平成22年度事業報告、収支決算報告
承認、平成23年度事業計画案承認、収支予算承認が、
可決されました。
また、本年度より、支部規則が改正され、支部役員が、
大幅に増員され、支部長1名、副支部長5名、監事2名、評議委員9名が、選任さ
れました。
その後の来賓祝辞で、名古屋法務局一宮支局支局長から、一宮支局へのオンライン
申請率は3割にも満たない、乙号申請に関しても、乙号委託業者に委託してから、
スムーズに業務が行われてないなど、法務局側として、指導もしていくとのお話も
ありました。
すべての議事、報告を、2時間とい
う短い時間で行うのは厳しく、かな
り、時間もおされての総会でしたが、
本年度も無事、総会を終えることが
できました。
本年度も、支部役員が「支部の求心
力」を掲げ、支部事業に取り組んで
いきますので、どうぞ、宜しくお願
いします。
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平成23年5月6日
愛知県司法書士会一宮支部
支部懇親会について
丸山洋一郎・江南市
【懇親】とは、親しく交際すること。親しみ合うこと。(大辞泉より)です。
その懇親の名にふさわしく平成23年5月6日愛知県司法書士会一宮支部 支部懇
親会が始まりました。くじ引きによるグループ分けに基づき、一宮支部の会員及び
来賓の方々の親しみ合いが始まります。まずは、ビールをグラスに乾杯。定時総会
の緊迫した雰囲気がウソのよう。若手はベテランの先生に教えを請い、ベテランの
先生は若手から新鮮さを貰います。クラシックホテルの料理はなかなか美味しく、
量もたっぷり。当然お腹もたっぷりとしてきます。茶目っ気もたっぷり!
懇親会も中盤に差し掛かり、じゃんけん大会に移ります。豪華景品(丸山は、ロ
ールケーキを頂きました ラ・カンパーニュ万歳!)も用意され、懇親の度合いは
さらにヒートアップします。
愛知県司法書士会一宮支部の会員が懇親を深めることでよりよい仕事が出来るよ
うになること。それはひいては支部内の人口78万人のよりよい幸福に繋がります。
我々の懇親は、単なる親しみ合いを超えた公の利益であること、これを認識した時
間でした。
P.S.
この後、丸山はカレーナンハウスにてより【懇親】を深めることとなります。【懇
親】とは決して、「コン○ニ○ン」との「シンボク」ではありません。(笑)
「コン○ニ○ン」と「シンボク」
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表彰おめでとうございます
当支部からは
玉田雅也会員
日本司法書士連合会正也会長表彰
永田雅敏会員
名古屋法務局局長表彰
野田義弘会員
愛知県司法書士会会長表彰
田中重義会員
愛知県司法書士会会長表彰
石井和宏会員
愛知県司法書士会会長表彰
が表彰されました。
右から
田中重義会員
永田雅敏会員
野田義弘会員
石井和宏会員
7
玉田雅也会員
他支部会員
編集担当
津田真吾
ここでは、支部活動に関する事についてテーマを決めて、皆さんから寄せられた原
稿を掲載しています。今回は「お休みします」
これまでの
次回は
テーマ
25号
26号
27号
のテーマは
支部活動
支部のある繰越金の使い途
支部があって良かった事、無いとしたら困る事
「司法書士法改正大綱の実現」
「支部の目的」
について寄稿をお願いします。
8
法の日「全国一斉無料法律相談会」報告
事業担当
評議員 安藤隆
実施日
実施場所・時間
相談員
一宮
10/3
一宮総合相談センター
(一宮支部事務所)
13:00~15:00
戸田
2名
林 (潤)
2件
一宮
10/3
名古屋法務局一宮支局
1F ロビー
13:00~16:00
寺澤
13 名
玉田(幸司)
谷口
今井
井上
蒲生
18 件
犬山
10/3
犬山市役所 205 号室
13:00~15:00
真野
7名
石原(隆次)
小川
宮地
林
10 件
稲沢
10/5
稲沢市役所 第一分庁舎2 高津
階
大野
13:00~15:00
内園
津田
12 名
18 件
江南
10/6
江南市地域情報センター
13:00~15:00
6名
6件
岩倉
10/12
岩倉市役所 1階市民相談 岡村
室
横井
13:00~16:00
村瀬
11 名
12 件
51 名
66 件
大竹
高田
計
男 19 人
女 32 人
相談件数については相談者 1 人につき複数相談あり。
相談者数
男女別
9
相談者数
のべ相談件
数
相談項目内訳
1.登記・供託関係
① 登記・供託全般
② 相続関係
③ 売買関係
④ 贈与関係
2.多重債務関係
① 債務整理全般
② 個人破産関係
3.民事一般(2 を除く)
① 消費者問題
② 貸金関係
③ 土地境界・相隣関係
4.成年後見・家事事件関係
① 後見制度全般
② 法定後見関係
③ 相続関係
④ 夫婦関係
⑤ 親子関係
5.その他
① 他士業関係
② 生活保護関係
③ その他
9
23
2
7
以上
合計 41
以上
合計 3
以上
合計
6
以上
合計
10
1
2
1
1
4
4
1
3
1
1
1
1
4
以上
10
合計
6
相談会場
名古屋法務局
11
一宮支局
平成23年度 九支部合同正副支部長会に参加して
副支部長
開催日
会 場
出席者
平成23年11月19日(土)
午後1時30分から午後4時30分
午後6時30分から午後20時30分
平成23年11月20日(日)
午前9時30分から午前11時30分
豆千待月
19日(土)会議・懇親会
33名
20日(日)会議
38名
岡﨑幸子・一宮
正副部長会議
懇親会
司法書士会役員と9支部の正副支部長
本会役員を交えた会議
2日目
19日(土)お昼前に颯爽と車に乗り込み、浅井知子副支部長を迎えに自宅を出
発しました。浅井さん宅からすぐに高速に乗り女二人の快適ドライブのはずが、二
人とも高速道路が苦手なようで、途中のジャンクションで方向を間違えて少し遠回
りをしました。それでも、暴走ドライバーのおかげで順調に現地近くまで行ったの
で、サービスエリアでコーヒーを飲み少し休憩が取れました。
さて、会場の「豆千待月」の看板が見えたのでその案内にしたがい進んで行くと、
小さな料亭ではありませんか。そんな馬鹿なと、会場ホテルに電話をすると、そこ
は別館のお料理屋さんのようで、会場のホテルは海沿いにありました。ホテル内の
駐車場は満車、隣接の屋外駐車場もほぼ満車、かろうじて一番奥から2番目に空い
ていた小さなスペースに、丁度一番奥に駐車した磯貝会長の誘導でなんとかねじり
込むことができました。
会場のホテルは知多半島内海海岸に面していて、この日はしぶきのような雨が振
12
り、すごい強風で、駐車場からホテルまでさしていた傘のほねが折れて壊れてしま
いました。時間に余裕を持って自宅を出発したはずが、多少の遅刻。あ~あ~やっ
との思いで会場についた気分でした。
第1日目の会議は、出席者の自己紹介から始まり、各支部からの活動報告、財政
組織検討委員会報告に関する意見交換、司法書士会の求心力増強について提案と続
きました。
9支部の正副支部長会議 1日目
発言する岡崎副支部長
第2日目の会議は、本会会長挨拶から始まり、議事は出席者の自己紹介、本会か
らの報告・質疑応答でした。
副支部長という立場で一宮支部を代表して出席しましたが、正直あまり印象に残
ったことはありませんでした。その場は真剣にふむふむと聞いていましたが、今回
の報告を書くにあたりよくよく考えてもあまり思い出せないのは、会議がとてもス
ムーズに波風なく、しゃんしゃんと進んだとうことでしょうか。とはいえ、他支部
の方々のお話、支部事情を伺えたことは良かったと思いました。
司法書士会の求心力のところでの話でしたでしょうか、新城支部は会員が8~9
名しかいなく、その守備範囲は端から端まで60キロメートルにも及ぶとか。この
ような広いエリアでぽつりぽつりとしか会員がいなければ、会員間の交流・協力体
制も稀薄かと思いきや、非常に結束力の強さを感じました。定時総会を欠席するよ
うな会員はいないようで、万一欠席などしたら非国民扱い(?)されるとのことで
した。反対に中央支部のように会員が多いと定時総会の出席率も低いようでした。
会員間の交流・協力体制は各会員の資質の問題ではなく、地域の特性、エリア、人
数に影響されるといえるのでしょうか。では、一宮支部はどうでしょうと考えた次
第でした。
半田支部の活動報告の中で、支部便りがあり現物をいただきました。全部で8頁
13
カラー刷りでした。どのくらいの頻度で発行されているのかは尋ねませんでしたが、
とてもコンパクトで読む気をそそられる風体・内容でした。一宮支部だよりは勿論
企画担当者や寄稿者が力を注いで良いものにできあがっているとは思いますが、直
近の支部だよりは全部で32頁(表紙を除く)とかなりのボリュームになっていま
す。支部だよりに寄稿して下さる方をさがすのも一苦労ではないかと察するのです
が。個人的には「山椒は小粒でぴりりと辛い」半田支部型コンパクトな支部だより
に1票です。
私が、席上発言を促されて申し上げたことは、財政組織検討委員会報告に関する
意見交換の場面だったと思いますが、会費についてです。
現在本会会費の滞納者が増えていると聞き及んでいます。司法書士業界も不況の
影響で仕事が激減している、また、登録年度の若い会員はそもそも仕事が少ないと
のこと(そうでない会員の方、失礼なこと言ってごめんなさい)。会費の滞納者数が
問題になるほど増えている状況で、新たに支部会費の徴収は大変難しいのではない
かと思います。ここは何とか「入るを量りて出ずるを制す」とはいかないものでし
ょうか。今回の合同正副支部長会は、コンパニオン付きの懇親会がおまけに付いて
いました。勿論個人的出費は無しで、本会或いは支部の費用負担です。なぜ、2日
間で実質5時間の会議にこのようなおまけが必要なのか頭をひねるところです。バ
ブリーな時代の名残なのか、それとも、このおまけも実は合同支部長会の目的であ
るのでしょうか。会費(支部会費の徴収も含め)について考えると複雑な心境にな
りました。
「山椒は小粒でぴりりと辛い」とは真逆なだらだら報告になりましたが、最後ま
でお読みいただきまして有り難うございました。
浅井副支部長
会場となったホテル豆千待月正面玄関
岡崎副支部長 松原副支部長 川本支部長
14
村手副支部長
第3回
支部研修報告
担当評議員
野田隆誠
日 時
平成23年11月26日(土)
場 所
すいとぴあ江南 研修室
研修テーマ 市街化調整区域に住宅を建築するとき
講 師
行政書士 鵜飼徳一氏
(愛知県行政書士会一宮支部)
去る 11 月 26 日に「すいとぴあ江南」にて「市街化調整区域に住宅を建築すると
き」と銘打って農地法・都市計画法に関する研修会が開催されましたので、その報
告をさせていただきます。この研修会は当初 9 月 3 日に開催予定でありましたが台
風の接近により順延されたものであり、日程変更に付き皆様に大変ご迷惑をおかけ
しましたことをまずもってお詫びさせていただきます。
当日は初冬らしく寒空でありましたが、会場には 36 名の会員にお集まりいただ
き、大変盛況な研修会でありました。支部長の挨拶の後、愛知県行政書士会一宮支
部の鵜飼徳一先生による研修会が始まりました。内容としては、市街化調整区域に
専用住宅を建築する場合、どのような制限があり、どのような要件により許可がな
されるのか?という内容でありました。
前半は、都市計画法に関する内容であり、開発許可・建築許可の区分の紹介から
始まり、許可基準の説明として、
「農家の二男・三男が分家する場合」
、
「既存集落内
のやむを得ない自己用住宅」、「既存住宅の増築等のやむを得ない敷地拡大」の説明
があり、その後に、
「相当期間適正に利用された住宅のやむを得ない用途変更」の説
明がありました。私もこれまで住宅を新築したいとの近隣住民からの相談に対し、
農家分家などの要件があるとの認識程度で相談を受け、行政書士の先生に引継ぎを
行なった経験がありましたが、いわゆる新宅地に建築された建物を農家分家などの
要件のない方が購入した場合でも、場合によっては「用途変更」を行なうことによ
り、建替えや住宅ローンの借り換えができるということを知らず、非常に新鮮であ
りました。
後半は農地法に関する内容であり、農地法の届出・許可の区分から農振除外、農
地転用に関する説明を受けました。これまでの私は青地と白地の違いぐらいしか分
かっておらず、平成 21 年 12 月の農地法改正以降、農地転用が厳しくなったとの認
識はあったものの、何が厳しくなったのか分かりませんでした。説明では、甲種か
ら第 1 種乃至第 3 種農地までの区分があり、第 1 種農地の広さ要件が 20ha から 10ha
に縮小されたため、第 1 種農地が拡大し、農地転用が厳しくなったことが問題であ
るとの説明により、理由が良くわかりました。ただし、第 1 種農地といえども、現
15
地の状況によっては第 2 種・第 3 種農地として捉えることが可能であり、まったく
不可能というわけではないということも非常に印象に残りました。
これまで、司法書士専業ということもあり、都市計画法・農地法は面倒かつ大変
であるとの認識の下、許可書を添付しながら不動産登記を行う程度でありましたが、
今後は地元の方からの相談に耳を傾け、基本的な説明をした上で、行政書士の先生
など専門職への橋渡しができるようにしたいと思いました。
支部会員36名が出席
(支部会員総数94名)
今後の研修について
愛知県司法書士会は全国的に見て研修単位取得率が悪く、会員の研修単位取得数
向上に向けて様々な研修を企画しております。今後の研修予定は以下のとおりであ
りますが、一宮支部としても独自の研修企画をしていきたいと考えておりますので、
皆様からの研修希望などお聞かせいただければ幸いです。なお、今後の研修予定の
詳細につきましては、FNX などの正式な発表をご確認ください。
愛知県司法書士会研修
①「家事手続き」(予定)家裁調査官(予定)
平成 24 年 2 月 11 日(土)13:30~16:30
「成年後見制度支援信託について」(予定) 家裁職員(予定)
平成 24 年 2 月 11 日(土)16:30~
②「根抵当権の実務」
平成 24 年 3 月 3 日(土)13:30~16:30
③「司法書士法改正大綱他」+「職務上請求」
平成 24 年 3 月 31 日(土)13:30~16:30
日司連中部ブロック研修
①平成 24 年 3 月 17 日(土)「民事信託」 愛知県
②平成 24 年 3 月 3 日
「会社法」
富山県
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支部対抗ソフトボール
事業担当
準優勝
日時
場所
副支部長
松原哲夫
一宮支部
平成23年10月23日(日)
岡崎市中央総合公園球場
1回戦、不戦勝で2回戦いきなり準決勝へ進出!
対戦相手チームは名古屋中央支部、接戦の末、10対 8 一宮支部勝利!!
小曽川支部長以来8年ぶり決勝戦へ進出!
決勝戦の対戦相手チームは昨年優勝の名古屋東支部
相手の投手は実業団チーム経験のある会員の妹だそうです
この状況で、にわかチームの一宮支部としては善戦!
結果2対6で一宮支部8年ぶりの優勝を逃す!!!
敗因は、美人相手投手の豪腕と一宮支部、村手投手のスタミナ切れでした。
前日は雨で開催が危ぶまれましたが、当日は天高くの秋晴れで台風一過
一宮支部の仲間と大きな声を張り上げ、気持ちのいい一日を過ごせました。
選手、応援の皆さんお疲れ様でした。
一宮支部選手と応援団一同
17
スタミナ切れ前の村手投手
バッティングは今一だった
結構様になっている、
丸山正捕手
今年も参加
武鹿選手
支部仲間と昼食弁当
野天では何故か一味違う
18
司法書士会支部対抗ソフトボール大会
一宮支部参加選手・応援団
参加選手(12名)
武鹿正治
丸山洋一郎(兼塁審)
土川充夫(兼塁審)
中瀬幸志
井上聡(兼塁審)
井上颯(井上会員の息子さん)
村手誠
加藤良太
松岡瑞樹
近藤英之
今井拓也(兼塁審) 村手俊介(村手会員の息子さん)
応戦参加者(4名)
川本豊(兼塁審)
松原哲夫(兼監督)
吉江有希子
林潤
大会主催者から以下の支部選手が受賞を受けました。
優秀選手
敢闘賞
ファインプレー賞
加藤良太選手(村手事務所)
井上颯選手(井上会員の息子さん)
村手誠選手
優秀選手賞
加藤良太選手
敢闘賞
19
井上颯選手
春
第2回支部対抗ゴルフ大会
6月11日(土)
レイクグリーンゴルフ倶楽部
準優勝
一宮支部
優 勝
西三河支部
一宮支部
参加選手
安藤喜代司(江南)
石井和宏(犬山)
村手誠(一宮)
川本豊(一宮)
秋
平成23年度
愛知県司法書士会親睦コンペ
11月13日(日)
新南愛知カントリークラブ美浜コース
一宮支部の参加者
村手誠会員
20
川本支部長
PDF
成績表
春日井カントリー
21
PDF 成績表
新南愛知カントリクラブ
22
次号のバトンタッチ先の指定がなか
った方、指名を受けたが寄稿がなかっ
た方後日お尋ねします。
(←スコティッシュフォールドロングヘア)
24号
石井和宏
佐藤恵美
内園陽人
石原隆次
25号
小川博隆
横田公一
岡崎幸子
林昭夫
渡邉志信
横井裕志
川本豊
浅井知子
★真野健二
★永田正敏
★津田真吾
★渡邉志信
☆宮地信男
☆松原哲夫
☆野田隆誠
26号
蒲生充良
大野修平
吉江有希子
丸山洋一郎
脇田敏弘
27号
☆古池秀年
近藤英之
☆津田真吾
★林潤
★谷口了子
★三島美恵
★日比野陽一
★寺澤大介
★今井拓也
★ 小曽川真明
★は次号の指名のなかった方です
☆は指名を受けたが寄稿がなかった方です
23
28号
★井上聡
高田憲一
★村瀬尚仁
駅名であそぼ
井上聡・一宮市
私が、以前勤めていた某貧乏電鉄会社。日本の鉄道史に残る名車パノラマカーが
颯爽と疾駆していたのも今は昔。採算性向上のため路線の廃止や駅の廃止を行い、
路線延長も東武鉄道を下回ってしまいました。とはいえ、今でも444.2kmの
路線に275の駅があります。
今日は、駅名を使って少し頭の体操をしてみましょう。業務で凝り固まった頭を
ほぐすのもよろしいかと。ご多忙中とは存じますがしばしおつきあいを。
まずはウオーミングアップとして、
1 今の名前は?
氏名、名称変更は、婚姻、株主総会の決議、等で発生しますが、駅名は事業者の
都合で変わります。
「犬山橋」、「古知野」、「平田橋」、「中日球場前」、「金山橋」それぞれ、今の駅名
は?・・・簡単ですよね。
ウオーミングアップができたところで、
2 難読駅名
275しか駅がないのに、結構あるんです。代表は「知立」。みなさんはよもや間
違えることはないでしょうが、東京へ行くとまず誰も正解してくれません。
「石刀」、「布袋」、「勝幡」 読めますよね。
「呼続」、「成岩」、「男川」 いかがでしょうか。
ではこれは 「顔戸」
昔は「近ノ島」、「旦ノ島」、「尻毛」、「又丸」なんてのもありました。
3
似た駅名
似ている駅名なのに全く別のところにある駅です。
「尾張横須賀」、「上横須賀」、「高横須賀」 全く違うところにあるのは?
4
出てこない数字は?
「□輪」
、「□子」、「□ツ木」、「二□軒」、「□幡」、「□宝」、「□ノ□」。
これらに一から十の数字を入れていくと駅名ができるのですが、入らない数字2つ
は?
5
駅名足し算
では、最後に、従業員でさえほとんど正解できない難問を披露します。駅名を足
して別の駅名を作りましょう。
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昔は「やはた」+「しんでん」=「やはたしんでん」があったのですが、
「新田」駅
がなくなり、この式は成り立たなくなりました。でも実はもうひとつあるんです。
「?」+「?」=「??」
正解者には「名鉄駅名マニア」の称号が与えられます。正解は当事務所まで。
まだまだありますが紙面の都合で今回はこのくらいにしておきます。
いかがでしたでしょうか?
編集担当からのお願いです
支部だよりの
輪・話・和
が始まり2年が経ちました。
これまで、31名の会員に寄稿をして頂きました。ありがとうございます。
前編集者から引継ぎ、この輪・話・和は、今
足踏み状態にあります。
折角寄稿して頂いた方の次の指名がなかったり、指名があっても受けた方の寄稿
がなく、足踏み状態で前進する事ができません。
決して急いでいるわけではありませんが、
いつか支部会員全員の輪を完結したいと願っています。
どんな寄稿からでも構いません、気楽に参加して頂きたいと思います。
好きな言葉ひとつ、感動した本の紹介、映画紹介、旅行の土産話、家族写真、
ペットの写真、思い出の写真など、もちろん寄稿文も大歓迎です・・・・・・
お待ちしています。
どうか宜しくお願いします。
編集担当者から寄稿の声がかかりましたら、ご協力宜しくお願いします。
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★★「ガソリン1リットル500円・たばこ1箱 2,000 円。
」★★
高田憲一・江南
自分は無党派で無宗教で主義主張を持たない人間だと自覚しながら,日々平凡に
暮らしていると思っていましたが,タイトルのような主義主張がありました。
(タバ
コ嫌いについて書き出すと,支部便り一冊でも収まりきらないのでここでは割愛し
ます。)
ガソリン1L 当たり500円というのは,車社会に喧嘩を売るようですが,端的
に言えばそのとおりです。私が車に乗らないのかと問われれば,必要な時には乗り
ますが,極力,乗らないようにしています。乗らない理由は,ほとんどのことは自
転車と公共交通機関があれば事足りるからです。今回の話の中心は自転車です。み
なさんの生活に,もっと自転車を取り入れて欲しいという願いを込めた話題です。
ガソリン1リットル500円くらいになれば,もう少し車を控えて,自転車や他の
交通機関の利用が増えるはずです。
自転車の良いところを書き出してみます。
(1)環境負荷が圧倒的に少ない。これは,もちろんガソリンを消費しない事で
す。それ以外にも,自動車は乗らなくても,所有するだけで生産・維持・廃車に至
るまで環境負荷が高すぎると思いますが,目に見える形で,ガソリンの有無が圧倒
的です。私は,止むに止まれず自分1人の移動のためだけに車を使った時でも,何
リットルもガソリンを燃やしてしまうことに自己嫌悪に陥ります。
(2)運動不足解消。私は体重が60kgを超えた事はないです。
(3)車が混み合う市街地内の移動時間では,車での移動と比べて遜色ない。こ
れは,例えば「江南市内で郵便局に行き,市役所にも行き,登記所にも行き,事務
所に戻る」という場合,駐車場の空き待ちや,信号待ちの無駄などで,本当に自転
車のほうが早い場合があります。
ちなみに,江南の私の事務所から一宮市役所(8km)までは約 30 分で行けます。
犬山の登記所(9km)までが約 35 分。1kmの移動に約 4 分,疲れない程度の時
速 15kmでの走行です。
私一人が隣接する市町村への平均 10km前後の距離を移動するために,往復で2
0kmの距離を車だとガソリンを 2-3 リットルは消費します。普段よく目にする 2
リットルのペットボトルの量のガソリンを無駄に燃やすことの罪悪感ってのを,理
解できる人が少なすぎると思う。100 年後の地球や人間や他の生物達に迷惑を掛け
る感覚って無いのかな。
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愛用する自転車は,用途により 3 台を乗り分けています。
頑張れば,時速30kmから35kmは出せますが,長距離で維持できるのは時
速20km前後が限界です。
自転車の不自由な点は,雨が辛いことと,二人乗り以上ができないことぐらいで
しょう。冬の寒さは,自転車を漕いでいれば体が熱くなりますし,夏は,風が涼し
いです。
ちなみに,私は腰が悪いのですが,車を 30 分,深いシートで同じ姿勢で運転し続
けるより,自転車で姿勢を変えながら 30 分漕ぐほうが楽だからという事情もありま
す。
自転車が欲しくなった方は,私に声を掛けて下さい。お勧めの車種などアドバイ
ス致します。
次回の原稿は、稲沢の内園陽人先生にお願いして快諾していただきました。
内園先生、楽しみにしています!
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愛知県司法書士会一宮総合相談センター
センター長
村瀬尚仁
こんにちは、愛知県司法書士会一宮総合相談センターの三代目センター長を拝命し
ました村瀬と申します。
ところで、歴史上の人物には「三代目」に有名な方が多くみえるようで
源実朝、足利義満、徳川家光、小泉純一郎、三代目市川猿之助、ナポレオン三世、
リチャード三世、ルパン三世(?)、ワンピースのルフィ(?)・・・・
私もそんな三代目に仲間入りです。
私がちょっと良い気分に浸っておりますと、「三代目は身上潰す、って言います
よね」
一宮支部の事務局「Iさん」がボソッと仰いました。
記憶に新しいところでは「大王製紙」のティッシュ王子も三代目。
身上を潰さないように頑張ります(笑
さて、一宮にかぎらず「総合相談センター」は現在深刻な「相談者減」の状態にあ
ります。
原因の一つに「面談相談の有料化」があげられますが、こちらは一支部だけではど
うにもできない状況です。
なので、私を含むセンターの運営委員はセンターの広報活動を重点的に行うこと
とし、法務局一宮支局、一宮市役所の全出張所、江南市役所、犬山市役所、大口町
役場、扶桑町役場、稲沢市役所、岩倉市役所、一宮商工会議所、岩倉商工会、犬山
商工会議所に「相談センター」のチラシを置いてもらうことができました(平成2
3年12月19日現在)。
また、一宮支部管内の全自治体については各自治体発行の「広報誌」にもセンタ
ーの広報をしてもらうことが決定しております。
ところで、広報活動はいちいち自治体なり法務局なりに足を運んでお願いに回るわ
けですが、一宮支部管内に関しては足を運んだだけ成果があがります。
まるで「更地に建物を建てていくような」達成感がありますし、
「やらされてる」仕
事ではありませんのでモチベーションも違います。
さらに、一宮支部では本会を含め県内の支部初の「Facebook」による広報活動も始
めました。「Facebook」はホームページ、ブログ、ツイッターとも違う、リアルタ
イムの情報を発信することができますので、興味のある方はアカウントをとって
「Facebook」を楽しんでみてください。ぜひ「いいね!」もポチッとお願いします。
今後とも会員のみなさまにおかれましては、相談センター事業にご理解とご協力い
ただきますよう、よろしくお願いします。
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みんなでリサイクル
皆さんの事務所やご自宅に埋もれた「何か」。
捨てるには勿体ない気がして、ずっと置いてある「何か」。
そんな「何か」をみなさん同士で欲しい人に貰ってもらえば、
エコでロハスなリサイクルとなるわけです。
皆さんからの多数の出品をお待ちしております。
今回もお休みです。
この企画どうなるのかな
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?
一宮支部事務所では、本会並びに一宮支部の総会資料を常備し、会員の
愛知県司法書士会一宮支部事務局よりお願い
自由な閲覧に供したいと考えております。
現在、本会の総会資料は平成 20 年度のみ所蔵。
一宮支部の総会資料は平成 9 年度から 21 年度までを所蔵しています。
上記以外の本会並びに一宮支部の総会資料をお持ちの方がおられましたら、支部事
務所にご提供頂けると幸いです。
ご一報をお待ちしています。
支部からのお知らせ。
一宮支部ではメーリングリストの運用開始を準備しております。一宮支部
にメールアドレスを未だ登録していない方は、ぜひ、この機会に登録をお済
ませください。
愛知県司法書士会一宮支部
shihou-ichimiya@royal.ocn.ne.jp
宛てに登録希望のメールを送付してください。
メーリングリストが開始されれば下記のようなメリットが考えられます。
・ 支部からの連絡のFAXをメールで行う事が可能となる。
(スピード、通
信費用、情報の電子化による各事務所内の効率化、紙の削減)
・ 支部会員間でメールにより業務上の難問事例の相談
・ 支部運営についての意見交換
発行所 愛知県司法書士会一宮支部 shihou-ichimiya@royal.ocn.ne.jp
〒491-0852 一宮市大志一丁目6番17号 ミヤタビル3階
tel 0586-25-4169
編集担当
評議員
fax0586-71-1679
津田真吾(稲沢)
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