モバイル通信のインフラコストを 100 分の 1 にする

在日フランス大使館 企業振興部
フランス産業情報
プレスリリース No.453770
仏バズィンビーズ社
モバイル通信のインフラコストを 100 分の 1 にする
M2M 通信ソリューション
2013 年 2 月 20 日
フランスのバズィンビーズ社は、通信機器メーカーおよびソフトウェアベンダー向けに、事業者が各自のネット
ワークを最大限に活用しながら通信をよりシンプルにすることができるソフトウェアを提供しています。同社の
機械間通信(M2M)ソリューションはモバイル通信のインフラコストを 100 分の 1 以下に引き下げ、これによ
り通信事業者は格安な M2M 通信を提供することができます。その革新性は、最も将来性のあるディスラプティ
1)
ブ(破壊的)イノベーションに贈られる SCS 競争力拠点 の審査員特別賞を受賞しました。
通信するモノのインターネットが大規模に展開されるためには、通信費がそのモノ自体の価格のほんの一部に留
まるともに、通信の利用法が単純明快である必要があります。バズィンビーズは、モバイル通信事業者が各社の
既存インフラを再利用できるようにすることで、特定機器の追加を必要としません。こうして通常の電話サービ
スを損なうことなく通信加入料込みで価格 25 米ドル以下の通信するモノを製造販売することを可能にします。
現時点では、モバイルネットワークによる M2M 通信をコスト面で可能にしているのはハイエンドのアプリケー
ション(高級車、物流、遠隔医療など)だけであり、通信事業者が M2M 通信を月額 1 台当たり 50 セント以下で
大規模に提供することはできていません。このため、スタートアップ企業のなかには、通信コストを抑えるため
専用モバイルネットワークの創設を提案しているところもあります。バズィンビーズの革新的なアプローチで
は、新式の無線通信技術を導入したり、新型の専用アンテナを展開する必要がないため、商業的な成功の公算が
はるかに高くなります。
したがって、同社のアプローチであれば、この爆発的な成長を遂げつつあるこのマーケットにおいて、通信事業
者はマーケットのロングテール、つまり尐数の汎用アプリケーションに勝る多数の専用アプリケーションを捉え
ることができます。
バズィンビーズは、6 件の特許により、自社のアクティベーション製品を活性化させており、M2M 市場に欠くこ
とのできないアクターとして位置づけられています。バズィンビーズの「MLR(M2M Location Register:M2M
におけるホームロケーションレジスタ)」を使用すれば、事業者は追加投資なしで、接続機器台数を 100 倍以上
に増やしたり、ローミング先でのアクティベーションやローミング設定解除を行ったり、一括請求またはフレキ
シブル請求を提供したりすることができます。バズィンビーズは同社のフラグシップ製品「Bee-SOON(ビー・
スーン)」を活用して、同社の MLR に確実なインターオペラビリティーと抜群のスケーラビリティーを持たせて
います。
バズィンビーズ、最も将来性のあるディスラプティブイノベーシ
ョン SCS 競争力拠点審査員特別賞を受賞
SCS 競争力拠点のイノベーション受賞式での Jean-René Bouvier 社長
(前列左)と Olivier Jolland 製品部長(後列中央)
。
「当社の M2M ソリューションを展開している事業者は SIM カー
ドを打出の小槌に変え、マシンを縦横無尽に使いこなし、ぶんぶ
ん音を立てて飛ぶミツバチのように自由自在に通信することがで
きます。
」(Jean-René Bouvier)
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バズィンビーズ(Buzzinbees)社について
バズィンビーズは、通信機器メーカーおよびソフトウェアベンダー向けに、事業者が各自のネットワークを最大
限に活用しながら通信をよりシンプルにすることができるソフトウェアを提供しています。同社の製品は、2.5G、
3G、4G ネットワークにさまざまな対処能力を提供し改良しています。バズィンビーズの開発陣は、事業者がリ
スクを抑えながら実証済みの革新的なソリューションを売り出すことを可能にする確固たる専門性を備えてい
ます。そのフラグシップ製品、SIM“on-off node”(Bee-SOON)は、さまざまなネットワークに SIM カードの
自動アクティベーション機能を提供しています。
全世界の通信事業者と通信機器メーカーがバズィンビーズの“carrier grade”技術を利用しており、1988 年から
の累計で 7000 以上のプラットフォームが世界のほぼすべての情報通信ネットワークに展開されています。
全世界で 30 億人以上がバズィンビーズの通信技術を利用しています。
同社は 2 月 25 日からバルセロナで開催されるワールド・モバイル・コングレスのフランスパビリオン(5 ホール エリア I100 - スタンド 43)、3 月には香港で開催される Generation Telecoms Summit Asia に参加します。
企業名:Buzzinbees
www.buzzinbees.com
本社所在地: Buro Club, 18 rue de la Tuilerie, 38171 Seyssinet-Pariset cedex, France
コンタクト:Mr Rémy Muscat
Email : remy.muscat@buzzinbees.com Tel:+33 6 46 042 451
日本連絡先:マクニカネットワークス株式会社
松原 崇
E-mail : press@cs.macnica.net
Tel : 045-476-1960
SCS 競争力拠点について
フランス政府は、産業振興策として、国際的な競争力を持った技術革新と、国際連携拠点の形成をめざして、2005
年よりクラスター政策をスタートました。フランス版産業クラスター“競争力拠点”とは、フランス国内の各地
域に結びついた特定の先端技術産業を強化するための、企業、研究機関、教育機関の連携組織です。
SCS は、フランス政府から認可された情報通信セキュリティソリューションに関する“世界的競争力拠点”です。
プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏(PACA)のマイクロエレクトロニクス、ソフトウェア、テ
レコム、マルチメディア、情報通信技術(ITC)関連サービスの実施主体が参加しています。その使命は、セキ
ュアかつ高信頼性の情報交換・処理用のコンポーネント、ソフトウェア、ネットワークおよびシステムを集約し
た新しいソリューションを設計し開発するため、すべての実施主体(研究者・研究機関、参入業者、教育・養成
機関、地方行政機関)間の革新的な連携協力プロジェクトの創発を促進することにあります。このように、SCS
競争力拠点は、イノベーション、人材育成、パートナーシップの梃子を駆使することにより、経済開発、企業競
争力の向上および雇用促進に寄与しています。
SCS 競争力拠点は、PACA 地域圏議会、MedInSoft、Arcsis、SAME、Telecom Valley、および各ビジネスインキ
ュベーターの支援により、情報通信分野に関する技術革新コンクールを開催しています。
詳細については、次のウェブサイトをご参照ください。www.pole-scs.org および www.innovationpaca.com、
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