「花の購買に関する意識調査」

オークネット総合研究所
「花の購買に関する意識調査」
消費者アンケート結果
オークネット総合研究所
Copyright ©2013 オークネット総合研究所 All rights reserved.
1
オークネット総合研究所
オークネット総合研究所では8月21日から9月9日にかけて、インターネット上にて「花の購買に関する意識調
査」と題したアンケートを実施致しました。。以下にその回答結果を報告致します。
1.実施概要
【調査方法】
インターネット上から回答
【調査期間】
2013年8月21日~2013年9月9日
【モニター数】
1,744人
10代
20代
30代
40代
50代
60代~
合計
構成比
男性
8人
131人
195人
187人
121人
92人
734人
734人
42.1%
女性
32人
323人
353人
178人
94人
30人
1,010人
1,010人
57.9%
構成比
2.3%
26.0%
31.4%
20.9%
12.3%
7.0%
100.0%
職業
回答数
会社員
654人
専業主婦
398人
パート
234人
無職
131人
自営業
94人
学生
87人
公務員・団体職員
56人
その他
90人
公務員・団体
職員 3.4%
その他 5.4%
学生 5.3%
自営業
5.7%
会社員
39.5%
無職 7.9%
パート
14.1%
専業主婦
24.1%
2.アンケート結果概要
過去1年において、「花(切花)を購入した」とする回答者は63.3%に上る。
自宅用に購入する際の予算は「500~1,000円」(36.4%)、プレゼント用に購入する際の予算は「2,000~
3,000円」(42.8%)が最多となった。
花を購入する際には「花屋・園芸店」が最多となるが、自宅用には「スーパーマーケット」(29.7%)、プレゼント
用には「インターネットショップ」(7.5%)が次いで選ばれている。
自宅用に購入する際には「ミニブーケなどの出来合いの花束」を選ぶ女性が多い(51.7%)。
プレゼント用に購入する際には「イメージを伝えた上で、お店任せにする」回答者が最も多い(37.2%)。
花を購入しなかった理由として、「必要性・習慣がない」とする回答者が63.8%に上ったが、女性については
「飾る場所がない」(20.1%)ことや、「手入れが面倒」(17.0%)なことも多く挙げられた。
Copyright ©2013 オークネット総合研究所 All rights reserved.
2
オークネット総合研究所
オークネット総合研究所では昨年に引き続き、花の購買に関する意識調査を行った。
(昨年の結果はこちら⇒http://www.aucnet.co.jp/research/20120809.pdf)
まず過去1年において、花(切花)の購入機会について尋ねたところ、「自宅用に買う機会が多かった」とする回
答者が25.7%、「プレゼント用に買う機会が多かった」とする回答者が37.6%、「買う機会はなかった」とする回答者
は36.7%となった。
これを年代別に見てみると、自宅用では60代以上の60.7%をピークに、若年層ほど購入率が低下している。一
方、プレゼント用では20代の46.7%をピークに、年代が上がるにつれて購入率は低下している。買う機会がなかっ
た、とする回答者も10代の62.5%をピークに、年代が上がると共に減少傾向にある。比較的花を購入する高年層
に対し、プレゼント用にも購入する機会が増加すれば、花の消費の底上げにつながるであろう。
次に、“自宅用の購入者”と“プレゼント用の購入者”にそれぞれ購入した頻度と金額を尋ねたところ、“自宅用
の購入者”については「月に1回程度」(40.6%)で、「500~1,000円程度」(36.4%)とする回答者が最多、“プレゼン
ト用の購入者”については「半年に1回程度」(42.7%)で、「2,000~3,000円程度」(42.8%)とする回答者が最多と
なった。また、購入する場所については“自宅用の購入者”は「花屋・園芸店」(56.9%)が最多となり、次いで「スー
パーマーケット」(29.7%)も多く選ばれた。一方、“プレゼント用の購入者”については「花屋・園芸店」(83.4%)が圧
倒的に多く、次いで「インターネットショップ」(7.5%)が選ばれる結果となった。プレゼント用にインターネットショッ
プが選ばれる理由は、遠方地へ送る際に手軽で便利な点が挙げられるであろう。
“自宅用の購入者”に対し、購入する際の花の選び方と基準を尋ねてみると、男女共に「ミニブーケなどの出来
合いの花束を選ぶ」ことが多く、半数近い49.3%が回答した。また、その選び方として、「価格が安い」ことが全体の
64.7%を占めた。また女性については「好みの品種・品目」であることが64.2%(男性60.0%)、「好みの色」であること
が60.8%(同43.8%)となるなど、強いこだわりが表れる結果となった。
更に自宅用に購入する理由を尋ねると、男性は「仏壇などへお供えするため」(65.6%)が最多となる一方、女性
については「空間を華やかにしたり、季節感を演出するため」(63.5%)が最多となった。また、「空気をきれいにし
たり、心を落ち着かせるため」とする女性も27.1%に上り、男性の同項目7.5%を大きく上回る結果となり、花の癒し
効果に対する男女の意識差がはっきりと表れる結果となった。
一方、“プレゼント用の購入者”に対し、花の選び方を尋ねると「イメージを伝えた上で、お店の人に任せる」が
男女共に最多(男性39.0%/女性36.2%)となったが、「全て自分で選ぶ」とした回答も多く、男性28.5%、女性28.7%
がそのように回答した。
“花を購入する機会がなかった”と回答した理由については「必要性・習慣がないから」とする回答が全体の
63.8%に上り、花による癒し効果の価値などの訴求や、花を贈り物とする習慣づけなど、花の消費拡大に向けて取
り組むテーマであろう。しかし、女性については「飾る場所や花瓶がない」(20.1%)ことや「手入れが面倒だから」
(17.0%)など、購入後の手間を考えて購入に至らないこともあるようで、手軽に身近におけることも大切な要因に
なりそうだ。
最後に、購入後の一定期間、日持ちを保証する制度について、「知っている」回答者は全体の8.5%にとどまっ
た。“鮮度”を購入基準に選ぶ回答者が26.8%に上る中、認知度の向上を期待したい。
表.自宅用とプレゼント用の比較
自宅用
プレゼント用
主な購入者
50~60代
20~30代
購入頻度
月に1回
半年に1回
予算
1,000円程度
3,000円程度
主な購入場所
花屋・園芸店
インターネットショップ
花屋・園芸店
スーパーマーケット
主な選び方
出来合いの花束
イメージを伝え、お店任せ
Copyright ©2013 オークネット総合研究所 All rights reserved.
3
オークネット総合研究所
3.アンケート結果
【共通設問】回答者 n=1,744
過去1年において、花(切り花)を買った機会について、お答えください。
過去1年においての購入機会について、全体的には「自宅用」(25.7%)よりも「プレゼント用」(37.6%)に買う
機会が多かったことが分かる。しかし、年代別に見てみると、10~40代については「プレゼント用」が多く、50
代以降になると「自宅用」に買う機会が多かったとする回答が多くなり、年代により傾向が変わっていくことが
分かる。
また、「買う機会はなかった」とする回答者も36.7%に上る。
10代
自宅用に買う機会が多かった
20代
30代
40代
50代
60代~
合計
2人
78人
121人
104人
69人
74人
448人
448人
プレゼント用に買う機会が多かった
13人
212人
226人
122人
64人
19人
656人
656人
買う機会はなかった
25人
164人
201人
139人
82人
29人
640人
640人
70.0%
60.0%
50.0%
40.0%
30.0%
20.0%
10.0%
0.0%
買わない
36.7%
自宅用
プレゼント用
37.6%
プレゼント用
買わない
自宅用
25.7%
【条件設問】「自宅用に買う」もしくは「プレゼント用に買う」機会が多かった回答者 n=1,104
お答えいただいた機会で、購入した頻度はどのくらいでしたか。
自宅用に購入する頻度は「月1回」(40.6%)、プレゼント用には「半年に1回」(42.7%)が最多となった。
週1回
自宅用に買う機会が多かった
プレゼント用に買う機会が多かった
月1回
2-3ケ月/回 半年/回
年1回
合計
85人
182人
111人
51人
19人
448人
448人
6人
57人
179人
280人
134人
656人
656人
50.0%
40.0%
30.0%
20.0%
10.0%
自宅用
プレゼント用
0.0%
Copyright ©2013 オークネット総合研究所 All rights reserved.
4
オークネット総合研究所
【条件設問】「自宅用に買う」もしくは「プレゼント用に買う」機会が多かった回答者 n=1,104
お答えいただいた機会で、1回あたりの平均購入金額はいくらくらいでしたか。
自宅用に購入した方の平均購入金額は「500~1000円」(36.4%)、プレゼント用に購入した方の平均購入金
額は「2,000~3,000円」(42.8%)が最多となり、用途によって購入金額は異なることが分かる。
~500円 ~1,000円 ~2,000円 ~3,000円 ~4,000円 ~5,000円 ~1万円
自宅用に買う
プレゼント用に買う
1万円~
合計
112人
163人
102人
48人
9人
10人
3人
1人
448人
448人
15人
53人
124人
281人
59人
102人
16人
6人
656人
656人
50.0%
40.0%
30.0%
20.0%
自宅用
10.0%
プレゼント用
0.0%
【条件設問】「自宅用に買う」もしくは「プレゼント用に買う」機会が多かった回答者 n=1,104
お答えいただいた機会で、最もよく購入する場所について、お答えください。
プレゼント用については大半が「花屋・園芸店」(83.4%)で購入していることが分かる。また、インターネット
ショップ(7.5%)の利用も見られる。一方、自宅用については「花屋・園芸店」(56.9%)に次いで、「スーパー」
(29.7%)、「ホームセンター」(8.0%)を利用していることが分かる。
自宅用に
買う
プレゼント
用に買う
花屋・園芸店
255人
547人
花屋・園芸店
スーパーマーケット
133人
33人
スーパー
36人
20人
ホームセンター
コンビニエンスストア
2人
1人
コンビニ
インターネットショップ
2人
49人
ネット
17人
5人
3人
1人
448人
448人
656人
656人
ホームセンター
生産者直売所
その他
合計
自宅用
プレゼント用
直売所
その他
0.0%
20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 100.0%
Copyright ©2013 オークネット総合研究所 All rights reserved.
5
オークネット総合研究所
【条件設問】「自宅用に買う」機会が多かった回答者 n=448
自宅用に購入する際、花はどのように選ぶことが多いですか。
自宅用に購入する際、男女共に「出来合いの花束を選ぶ」ことが多く、特に女性は半数以上の51.7%に上
る。
男性
女性
ミニブーケなどの
出来合いの花束を選ぶ
72人
149人
花束を選ぶ
1本1本自分で選ぶ
48人
85人
自分で選ぶ
お店の方のアドバイス
を受けながら選ぶ
18人
27人 お店のアドバイスを受ける
お店の方に任せる
19人
21人
お店に任せる
3人
6人
その他
160人
160人
288人
288人
その他
合計
男性
女性
0.0%
20.0%
40.0%
60.0%
【条件設問】「自宅用に買う」機会が多かった回答者 n=448
自宅用に購入する際、購入する花の基準を最大3つまで、お答えください。
自宅用に購入する際の基準として、「価格が安い」ことが全体での最多(64.7%)となった。一方、女性につい
ては「好みの品種・品目」(64.2%)、「好みの色」(60.8%)に対してもこだわりが強いことが分かる。
男性
価格が安い
女性
価格が安い
106人
184人
好みの品種・品目
96人
185人
好みの色
70人
175人
鮮度が良い
50人
95人
好みの花の形
34人
76人
香りが良い
22人
38人
長さがある
22人
31人
好みの産地
2人
9人
好みの産地
花言葉が良い
2人
6人
花言葉が良い
男性
手入れが簡単
2人
4人
手入れが簡単
女性
その他
0人
3人
その他
160人
160人
288人
288人
合計
好みの品種・品目
好みの色
鮮度が良い
好みの花の形
香りが良い
長さがある
0.0%
20.0% 40.0% 60.0% 80.0%
Copyright ©2013 オークネット総合研究所 All rights reserved.
オークネット総合研究所
【条件設問】「自宅用に買う」機会が多かった回答者 n=448
自宅用に購入する際、花を購入する理由について、当てはまるもの全てお答えください。(複数回答)
自宅用に購入する理由として、女性は「空間を華やかにしたり、季節感を演出する」ことが最多(63.5%)となる
一方で、男性は「仏壇などへのお供え」(65.6%)とする回答が最多となった。
男性
空間を華やかにしたり、季節感を演出するため
女性
80人
183人
105人
136人
空気をきれいにしたり、心を落ち着かせるため
12人
78人
花の香りを楽しむため
12人
50人
クラフトやアレンジメントに利用するため
5人
21人
その他
5人
9人
160人
160人
288人
288人
仏壇などへお供えするため
合計
空間を華やかにしたり、季節感を演出するため
仏壇などへお供えするため
空気をきれいにしたり、心を落ち着かせるため
花の香りを楽しむため
クラフトやアレンジメントに利用するため
男性
女性
その他
0.0%
20.0%
40.0%
60.0%
80.0%
【条件設問】「プレゼント用に買う」機会が多かった回答者 n=656
お答えいただいた機会で、どのように選ぶことが多いですか。
プレゼント用に買う際の選び方として、男女に大きな差は見られず、「イメージを伝え、お店に任せる」
(37.2%)が男女共に最多となった。
男性
女性
イメージを伝え、お店に任せる
82人
155人
全て自分で選ぶ
65人
123人
一部の花材を指定した上で、お店に任せる
57人
112人
お店で既に作られている花束を選ぶ
17人
38人
228人
228人
428人
428人
合計
Copyright ©2013 オークネット総合研究所 All rights reserved.
オークネット総合研究所
イメージを伝え、お店に任せる
全て自分で選ぶ
一部の花材を指定した上で、お店に任せる
男性
女性
お店で既に作られている花束を選ぶ
0.0%
10.0%
20.0%
30.0%
40.0%
50.0%
【条件設問】花を買う機会がなかったとする回答者 n=640
花を購入しなかった理由について、当てはまるものをお答えください。(複数回答)
花を購入しなかった理由として「必要性・習慣がない」とした回答者は全体で63.8%に上る。男女で比較して
みると、「手入れが面倒」とする回答が男性6.4%に対し、女性は17.0%に上る。また「飾る場所がない」も同様に
男性12.7%に対し、20.1%となり、購入後の手間を考え、購入を控える女性が多いようだ。
男性
必要性・習慣がないから
女性
235人
173人
飾る場所や花瓶がないから
44人
59人
花にはお金をかけないから
32人
41人
近くに購入する場所がないから
40人
33人
手入れが面倒だから
22人
50人
買いたいと思う花がないから
27人
26人
花屋に入りにくいから
30人
16人
花を持ち歩くことが恥ずかしいから
22人
11人
4人
14人
14人
23人
346人
346人
294人
294人
花粉や匂いが苦手だから
その他
合計
必要性・習慣がないから
飾る場所や花瓶がないから
花にはお金をかけないから
近くに購入する場所がないから
手入れが面倒だから
買いたいと思う花がないから
花屋に入りにくいから
花を持ち歩くことが恥ずかしいから
男性
花粉や匂いが苦手だから
女性
その他
0.0%
20.0%
40.0%
60.0%
80.0%
Copyright ©2013 オークネット総合研究所 All rights reserved.
オークネット総合研究所
【共通設問】回答者 n=1,774
花の日持ち保証制度をご存じですか。
一定期間まで花がきれいに保てなかった際に交換など行う保証制度については91.6%が「知らない」と回答し、
「利用したことがある」回答者は1.1%にとどまった。
知っていて利用したこと
がある
1.1%
回答数
知っていて、利用したことがある
知っているが、利用したことはない
19人
知っているが利用した
ことはない
7.4%
128人
知らない
1,594人
合計
1,741人
1,741人
知らない
91.6%
本資料に記載されている内容についての問合せは以下までご連絡ください。
また、本資料を利用される際は提供元を「オークネット総合研究所」と明記の上、ご利用下さい。
E-Mail:request@ns.aucnet.co.jp
TEL:03-3512-6140
オークネット総合研究所 吉岡・金井
Copyright ©2013 オークネット総合研究所 All rights reserved.
9