特許・実用新案審査ハンドブックを題材にして国内優先の実務傾向を解説

11月度の知的財産セミナー
岐阜大学 知的財産セミナーのお知らせ
(実務者向け/無料)
◇日時
平成28年11月11日(金)
◇場所
岐阜大学研究推進・社会連携機構内
1階ミーティングルーム
◇時間
午後5時00分~午後6時00分 (受講料無料)
◇講師
岐阜大学非常勤講師
特許業務法人 広江アソシエイツ特許事務所
弁理士 服部素明
◇申込先 岐阜大学産官学連携推進本部 知的財産部門
TEL 058-293-3183
FAX 058-293-3346
E-mail chizai@gifu-u.ac.jp
内容
昨年10月に特許庁が公表した特許・実用新案審査ハンドブックの附属書
D(審判決例集)第7番(優先権)を題材にして、国内優先の実務傾向を解
説します。
従前、国内優先権主張を伴う特許出願は、新規事項導入リスクを緩和する
ための安全策と考えられていましたが、平成15年の人口乳首判決(東京高
裁)以降、むしろ法律リスクの高い手続きと評価は一変しました。この流れ
の中で上記附属書Dには、人口乳首判決は当然のことながら、それとは相容
れないようにも見える平成24年知財高裁判決も掲載されており、この問題
に対する特許庁の立場は「極めて微妙」なところにあるように見受けられま
す。
今回のセミナーは、国内優先の意義を今日的視点で再考するものであり、
とりわけ改良発明を頻繁に行う企業・団体等の特許実務者向けです。