つざわこどもえん えんだより 平成28年7月29日 社会福祉法人 津沢こども園 園 長 中西 千賀子 蝉の声が聞こえ、いよいよ夏本番を迎えました。子どもたちは冷たくて気持ちがいい水に触れ ると、感触を確かめながら泥遊び・水遊び・プール遊びと徐々に大胆な遊びへと展開しています。 夏の水には、不思議な魔法があるようですね。水の心地よさを感じながら元気いっぱいで遊んで います。毎月の身体測定で衣服の着脱が上手になってきた子どもたちですが、水着はちょっと大 変。でも回数を重ねるうちに少しずつ上手になってきました。着替えばかりではありませんが、 子どもたちの生活や遊びの中での経験を重ね成長していく姿を、お家でも見つけてあげましょう。 夏本番。暑さで疲れも出やすい時期です。遊びと休息のバランス、水分補給に注意しながら子 どもたちが快適に過ごせるようにしていきたいと思います。保護者の皆様も健康に十分気をつけ て下さいね。 お泊り保育(まつぐみ) …岩尾滝ふれあい館… 社会福祉法人 ちいさな花の福祉会 幼保連携型認定こども園 津 沢 こ ど も 園 小矢部市清沢1028番地 T E L (0766)61-2413 F A X (0766)53-5443 メール tuzawa-hana@movie.ocn.ne.jp クラスのすがた ◆ つ ぼ み 《 0 歳 》 ◆ ち ゅ う り っ ぷ 《 1 歳 》 ◆ た ん ぽ ぽ 1 《 2 歳 》 ◆ た ん ぽ ぽ 2 《 2 歳 》 写 真 ベランダに象さんプールを設置すると、水遊 びを心待ちにしていた子どもたち。ビニールプ ールを膨らませるのを見たり、空っぽのプール に寝転がったりしながら水遊びへの期待をふ くらませ、ようやく水遊びをすることができま した。さかなつりやシャワーをしながら、水に も少しずつ慣れ、水の気持ちよさを感じられる ようにしていきたいと思います。 8 月には新しいお友だちが 2 人仲間入りし ます。水遊びをしながら、仲良しになっていき たいと思います。 写 真 7月は魚釣りやバーベキューなどで遊びま した。「魚もタコもとれたよー」と釣ったもの を嬉しそうに見せてくれたり、バーベキューの 網にのせてジュージューと焼いて食べたりす ることを楽しみました。また、自分たちのお部 屋だけで楽しのではなく、ちゅうりっぷぐみさ んのお部屋にも持っていき、遊び方を教えてあ げたり見せてあげたりしながら一緒に遊びま したよ。 「貸して」と言われ、 「いいよー」と貸 してあげられる優しいお兄ちゃん、お姉ちゃん でした。 7月に入り、新入園児を迎え、みんなで6名 になったつぼみぐみさん。7日の七夕の日に竹 の前で写真を撮りました。ゆらゆら揺れる竹の 葉や飾りを見て、指をさしたり、「あー」など の声をあげる姿もありました。 「たなばた」の 歌を保育者が歌うと、一緒に体を揺らすつぼみ ぐみさんです。8月にも新入園の子が3人増え みんなで、9人のつぼみぐみ、元気いっぱいで 夏を過ごしたいと思います。 写 真 7 月は砂・水遊びを楽しんだ子どもたち。い つも遊んでいる砂の感触とは違って、水を入れ た途端に「きゃーっ!」と歓声が上がります。 やっぱり暑くなってくると水の冷たさが気持 ちいいですね。 「見て!コーヒー作ったよ。パパ とママ飲んどるんやよ」「おいしいおつゆ作り ました~!」と上手に見立て遊びも楽しんでい ましたよ。7 月後半からはいよいよ水遊びが始 まります。ペットボトルやカップ、牛乳パック やスポンジ、いろいろな道具を用意して暑い夏 を思い切り子どもたちと楽しみたいと思って います。 コーヒーフィルターを使って、にじみ絵をし ました。それを使って、 「あいす屋さん」 「かき 氷屋さん」ごっこを楽しみました♪ グループごとにお店屋さんになる人、お客さ んになる人に分かれて遊びました。お客さん は、あいす券・かき氷券を使って、買いに行き、 お店屋さんは、「いらっしゃいませー!」と声 を出して、子ども同士で上手にやり取りする姿 に成長を感じました! そして、夏祭りごっこでは、「本物のかき氷 食べられるの!?」と、大喜びのみんなでした よ。 ◆ も も 1 《 3 歳 》 ◆ も も 2 《 3 歳 》 写 真 ◆ さ く ら 《 4 歳 》 ◆ ま つ 《 5 歳 》 写 真 裸足になって砂場で遊ぶことから始め、少し ずつ水を使って遊びました。水に慣れてくる と、初めは遠くから様子を見ていたお友だちも 一緒になって水遊びを楽しみ、泥水遊びでは汚 れを気にせず大胆に遊んでいる子どもたちの 姿が見られました。梅雨が明け、晴れの日が続 く日々の中で、せみの鳴き声が大きくなるにつ れて水に触れて遊ぶことの楽しさ、気持ちよさ も増し、これから始まるプール遊びをとっても 楽しみにしている子どもたちです。 今月は砂・泥遊びや色水遊び、スライム作り をしたりして、夏にしか出来ない遊びを楽しみ ました。 片栗粉でスライム作りをすると、「魔法の粉 みたいだね」とワクワクしている子どもたち。 自分で好きな色の色水を選んで混ぜていくと、 だんだんと固くなり、どろっとした不思議な感 触に!!「スライムになっとる?」「ぼくので きた」とお友だちと作ることや遊ぶことを楽し んでいましたよ。 これからも夏ならではの遊びを楽しみたい と思います。 みんなが楽しみにしていたお泊り保育。当日 写 は、お天気にも恵まれ、園バスで石動駅まで向 かいました。ポシェットの中から、富山駅まで の電車賃を出して、切符販売機の前に並ぶ子ど もたち。ゆっくりと小銭を入れ、背伸びをして ボタンを押し、自分の手で切符を受け取ること ができました。受けとった切符をなくさないよ うに握りしめる姿が可愛らしかったです。電車 の中では、友だちや相席したお客さんと楽しく 会話をする姿がありましたよ☆ 楽しい夏の思い出が1つ増えましたね。 真 今月生まれのお友だち ● まつぐみ ● ● まつぐみ ● ● まつぐみ ● よしたに さやはちゃん まさき あやちゃん やまむろ そらちゃん マーチングの中太鼓で は、大きな声でリズムを取 り、みんなと音を合わせる ことに励んでいますよ♪ 跳び箱4段にチャレン ジ中。なるべく手を遠くに ついて、体を運ぶことに、 頑張っていますよ! キーボードが得意な そ らちゃん。友だちと息を合 わせて、一緒に弾くことを 楽しんでいますね☆ ● まつぐみ ● ● まつぐみ ● ● さくらぐみ ● みやた かえでちゃん いしはた はるとくん わだ まゆかちゃん しっかり者の かえでち ゃん。当番活動では、こど も園みんなのために、水や りや人数調べに一生懸命 です! 跳び箱、マーチングいろ いろなことに積極的で、 「また、○○したい」と自 分から取り組む姿がかっ こいいです♪ 縄跳びの連続跳びを出 来るようになるために、何 回も挑戦する まゆかちゃ ん!コツをつかみ、連続で 跳べるようになったね☆ ● さくらぐみ ● ● さくらぐみ ● ● さくらぐみ ● ひえだ しょうたくん くろかわ らいがくん たかはし しゅんくん 生き物が好きな しょう たくん。外では「ここに〇 〇おった」 「捕まえた」と 色々な生き物を捕まえて お友達に見せてくれるね。 体を動かすことが大好 きな らいがくん。外に行 くと走ったり、木に登った り、汗をかきながら遊んで います☆ 鉄棒で、逆上がりが出来 る しゅんくん!そのカッ コイイ姿に、お友だちは憧 れていますよ☆また新し い技にも挑戦しようね♪ ● もも1くみ ● ● たんぽぽ1くみ ● ● たんぽぽ1くみ ● むらい あんりちゃん こにし かないくん なかやま そうたくん いっぱい食べて、元気い っぱいの あんりちゃん! お友だちと一緒に遊ぶの が大好きで、優しくお話し ているね♪ ウルトラマンが大好きな かないくん。でも、気はと ても優しい男の子。虫に興 味はあるけど、みんなのか げからそっと見てます。 ブロック遊びが大好き な そうたくん。ヒーロー になりきってブロックの 剣で「えいっ!」 。かっこ よく悪と戦っていますよ。 ● たんぽぽ1くみ ● ● ぬまだ ちゆきちゃん たんぽぽ1くみ ● ● にしだ ゆうまくん たんぽぽ1くみ ● かんだ ゆりちゃん 7月が お誕生日 でした♪ おままごとも粘土遊び もお絵かきも、いろんなこ とに興味がある ちゆきち ゃん。「ちゆきもやる!」 と意欲満々です。 ● ちゅうりっぷぐみ ● こいずみ けいくん カエル大好き。カエル跳び も上手だよ。長椅子をぐいぐ い押しちゃうほど力持ちな んですよ。ご飯もいっぱい食 べる けいくんです 苦手だった野菜も乗り 物に見立てて、「お口トン ネルへ出発~!」と食べら れるように。いっぱい食べ て強い男になるんだよね。 ● ちゅうりっぷぐみ ● ぬまだ こうきくん お歌が大好き。「キラキラ 星」や、「小さな世界」も歌 っちゃう。泣いてるお友だち にはなでなでしてあげる優 しい こうきくんです。 7 月から仲間入りした ゆ りちゃん。 「ちゃんと食べな いと大きくなれないよ」と、 すっかりみんなのお姉さん になってくれています。 ● ちゅうりっぷぐみ ● てらぐち かなちゃん お話がとっても上手な かなちゃん。いつも絵本を いっぱい持って「読んで」 と言ってきます。ワクワク しながら聞いています。 今月の行事 日にち 行 事 名 交通安全教室 マーチング(さくら・まつぐみ) 石動高校保育実習 ◆クロスランド盆踊り8月6日(土) 1 月 2 火 3 水 4 木 市民プール・避難訓練・ふれあいデー ※こども園でも楽しく練習をしています 5 金 ボランティアスクール(石動中学) 雨天の場合は、園児による輪踊りは中止 6 土 クロスランド盆踊り(さくら・まつぐみ) をなります。 7 日 8 月 おやべっ子収録(まつぐみ) 9 火 サッカー教室 10 水 11 祝 山の日 12 金 身体測定 13 土 14 日 15 月 16 火 17 水 18 木 19 金 20 土 ◆アートハウス:ワークショップ 21 日 (まつぐみ) 22 月 お誕生会 8月24日(水) 23 火 市民プール 9:00まで登園して下さい。 24 水 アートハウス(まつぐみ) ※ 作品作りに出かけます。 25 木 ふれあいデー 26 金 27 土 28 日 住民運動会(さくら・まつぐみ) 29 月 ※8月の保育料引き落とし日 30 火 31 水 場所:クロスランドおやべ 交流ひろば 集合時間:PM6:40 集合場所:野外ステージ前 ◆メルヘン文庫の日 貸出し日:8月22日(月) 英語教室(さくら・まつぐみ) 返却日 :8月29日(月) ◆ 着替えについて 水遊びや汗をかいたりで、着替えること も多くなります。着替えの補充、名前の無 いものや消えかかったものなどがないか、 もう一度名前を確かめて下さい。 ◆持ち帰りについて◆ ○ズック 12日(金) ○布団 汗をかくので、毎週金曜日にお持ち帰りになります。 ※布団はバスにのせることができません。こども園まで取りにお願いします。 ○着替え 26日(金) 通気性・吸収性の良い服を着ましょう。 ※名前が薄くなったものは、油性マジックで書き直して下さい。 お知らせとお願い ◆ 津沢地区住民運動会(さくら・まつぐみ) 8月28日(日) まつぐみさんのマーチングに合わせてさくらぐみがカラーガード(旗) ・踊りをします。 ※ 雨天:体育館で行います。 詳細は、後日お知らせします。 ◆ お盆について お墓参りをしたり、家族や親せきの方と一緒に過ごすふれあいの時間を大切に、子どもなりに ご先祖を思う気持ちを持たせてあげたいと思います。 ◆ 玄関傘立ての傘について 長い間置かれたままになっている傘があります。心当たりの方は、確認下さい。引き取りのな い場合は処分させていただきますのでご了承下さい。 ◆ 9月の行事予定 18日(日)運動会 ●新しいお友だち● つぼみ よねはら こ うくん なかがわ さ くくん に わ あつとしくん ちゅうりっぷ こくら しゅんたくん いしはた ゆうまくん たんぽぽ2 よねはら みなとくん ◆ふれあいデーの活動について◆ 4日(木) :風船で遊ぼう 25日(木):バスタオルを使って遊ぼう ※ご近所の方を誘って遊びに来てくださ いね。待っています。 心・こころ・子頃 平成 28年8月号 園長 中西千賀子 世界中のブームになっている「ボケモンGO」大きな反響の半面、様々なトラブルも報道され ています。今の時代、スマホなしの生活は考えられません。ですので、余計にその使い方を慎重 にすることが大切ではないでしょうか。スマホと子育てについて、公益社団法人日本小児科医会 内海裕美先生の記事をご紹介します。 ○こころ育ちへの影響 子どもたちは、遊びの中で自己主張する、譲る、我慢する、順番を守るなど、社会の中で生き るための学びをしています。一人で、かつ我慢することなく、いつでもリセットできる電子映像 による遊びの時間が多くなっている今日においては、幼児期に育つべき、自律する心が育つはず がありません。加えて、親が子どもの要求に応じて、適切なタイミングで適切に関わらないこと が、子どもの愛着の形成を阻害することになります。 ○視力への影響 子どもたちの視力低下が進む一方です。高校生の裸眼視力 1.0 以下は 7 割を超えています。 近視は、遺伝的な要素も多いのですが、近いものを見続けることで、近視を悪化させます。子ど もたちの生活は、室内の電子映像に接触する時間が長いため、視力悪化に歯止めがかからないの です。最近、電子画面から発するブルーライトが、睡眠に悪影響を与えることが言われいます。 ブルーライトは昼間の光なので、夕方から夜にかけてブルーライトが目にあたると、夜の良質な 睡眠が保障されません。寝る前に布団の中でスマホをチェックすることなどは、大人にも子ども にも、望ましくはないのです。 ○スマホ子守への警鐘 乳幼児期には、アイコンタクトや要求に適切に応答的に関わる大人の存在、危険から身を守っ てくれる大人の存在、体と心の発達に必要な環境を整えてくれる大人の存在が欠かせません。そ ういった関わりをする大人に愛着を形成し、愛着を育んだ大人を安全基地として、子どもたちは、 より他の人やより広い世界に足を踏み出すことができるようになります。 また、乳幼児期は、保護者とともに、眠る・食べる・排泄する・遊ぶなどの生活をする中で、 良い生活習慣を身につけ、言葉を獲得してく大事な時期でもあります。言葉の獲得は、知育ビデ オなどではできないことも明らかになっています。乳児に応答的に関わることの必要性、目と目 を合わせることの意味、共同注意や二項関係から三項関係(「自分」と「他者」の二項の関係以 外に、「もの」を含めたコミュニケーションのこと)への移行とその意味、言葉の発達は、人と のやり取りを通して育つということなど、どれも発達心理学の世界で集積されてきた大事なこ とです。乳幼児期からスマホやタブレット端末などに触れさせて育つとどうなるのか、現段階で は、まだよく分かっていませんが(社会的な人体実験段階と言えるでしょう)、従来からわかっ ている子どもの育ちに必要な要素を奪うことは誰も否定できません。つまり、電子映像メディア に子守をさせてはいけないのです。 また、内海先生は、 「子どもとメディア」の問題に対する5つの提言をしていらっしゃいます。 ① 2歳までのテレビ・ビデオ視聴は控えましょう。 ② 授乳中、食事中のテレビ・ビデオの視聴はやめましょう。 ③ すべてのメディアへ接触する総時間を制限することが重要です。1日 2 時間までを目安と 考えます。 ④ 子ども部屋にはテレビ、ビデオ、パソコンを置かないようにしましょう。 ⑤ 保護者と子どもでメディアを上手に利用するルールを作りましょう。 アメリカの小児科学会は、1999 年と 2011 年に 2 歳までの子どもには電子映像メディアへ の接触をさせないよう警鐘を鳴らしているそうです。子どもたちのよりよい発達を促すためにも、 乳幼児期のスマホ使用は「ちょっと待った」をかけるのは今でしょう。 園に対するご意見、ご希望があればお聞かせ下さい。 ぐみ 氏名 差し支えなければ、ご記入下さい。
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