提案書 章の 綴り 教室

提案書⽂章の
綴り⽅教室
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提案書⽂章の綴り⽅教室
技術提案とは
提案⽂書の書き⽅
Construction Information
Consortium
CIC
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技術提案とは
技術提案とは、発注者を説得するために、技術提案の⼀項⽬ずつについて、
【⽬的】
何の為にその技術提案をするのか、
【⽬標】
また、その結果、何をどれくらい変えるのか、⽬指すのか、
【⼿段】
それをどう施⼯するのか、実現するのか、
を明確にする必要があります。
また 提案項⽬は その必要性を発注者にいかに理解してもらうかに掛
また、提案項⽬は、その必要性を発注者にいかに理解してもらうかに掛
かってくる、
“技術営業”です。
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技術提案書とは( )
技術提案書とは(1)
【⼊札公告、⼊札説明書など】
技術提案書の読み⼿は”発注者”です。故に、まずは発注者の求めているニーズ
(要求定義 要求定義)を正確に把握することから始める必要があります
(要求定義、要求定義)を正確に把握することから始める必要があります。
【ユーザーイン思考】
また、技術提案書は、基本的に”技術営業企画書”といえます。発注者はその提
案書を「あなたの会社の実⼒」として評価します。ですから、⽂⾯においても常に発
注者を意識しながら細⼼の注意をはらって作成すべきです。
【発注者からの課題】
これは、発注者からの”要求事項(要求定義)”と捉えます。これを⽬的として捉え
てはいけません。
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技術提案書とは( )
技術提案書とは(2)
【技術提案】
発注者からの”要求事項(要求定義)”をどのように具現化して実現するかを⽰す
ものが技術提案書です
その提案には「要求事項を実現するための⽬的 ⽬標
ものが技術提案書です。その提案には「要求事項を実現するための⽬的、⽬標、
⼿段」を明確にしなければなりません。
【⽬的と⽬標と⼿段】・・・・・・箇条書きの原則
”⽬的”とは
⽬的 とは、⽬指す的であり、「何のため」、「最終達成状態」、「理想形」です。
⽬指す的であり 「何のため」 「最終達成状態」 「理想形」です
”⽬標”とは、的を⽬がけてどこまで実現するのかという標しであり、「達成⽔準
(管理⽔準)」です。
”⼿段”とは ⽬的と⽬標を 「どのように実現するのか」の具体的な⽅法です
”⼿段”とは、⽬的と⽬標を、「どのように実現するのか」の具体的な⽅法です。
おまけ【効果】
”効果”とは、⽬的と⽬標、⼿段を実現したときの価値です。ときには、効果の表
現が⼤きな説得⼒を得ることができます。
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原⽂施⼯計画 ⽂章(例)
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検討施⼯計画 ⽂章(例)
【評価項⽬】:周辺地域への環境対策に係わる具体的な施⼯計画
【具体的な配慮事項】
当⼯事の⼟砂は、⾞両の速度によって粉塵が⽣じやすく、運⾏⾞
両台数も多いことから、場内における粉塵発⽣を抑制するため、
現状の場内で規制されている制限速度15k /h を厳守し、施⼯場
現状の場内で規制されている制限速度15km/h
を厳守し 施⼯場
所に近接した住宅への粉塵を抑制する必要がある。
【具体的な対応⽅針及び期待される効果】
場内工事用道路に速度重点管理区間を設定し、車両速度検知器と警
場
事用道路 速度 点管
間を設定 、車両速度検 器 警
告表示装置を設置する。
工事用道路と住宅の間に丘陵地など遮へい物がなく、粉塵による影響
を受けやすい本線No.2~No.3付近を管理区間とし、進入・退出方向
に各1台設置する。
制限速度超過時に回転灯による警告表示を行い 運転者への注意喚
制限速度超過時に回転灯による警告表示を行い、運転者への注意喚
起により低速走行を徹底することで、粉塵発生の抑制が図られる。
原⽂施⼯計画 ⽂章(例)
【評価項⽬】:切土法面の施工管理に係わる具体的な施工計画
【検討⽂章】
⽬的:住宅への粉塵の⾶散抑制
⽬標:制限速度15km/h を厳守
この様式による提案の場合には「⽬的」、「⽬標」と
「⼿段」は分かれる。
⼿段1:車両速度検知器と警告表示装置を設置
⼿段2:制限速度超過時に回転灯による警告表示
⼿段3:遮へい物がなく、粉塵による影響を受けやすい本線No.2~
No.3付近の進入・退出方向に各1台設置する。
効果:低速走行を徹底することで 粉塵発生の抑制が図られる。
効果:低速走行を徹底することで、粉塵発生の抑制が図られる。
検討施⼯計画 ⽂章(例)
この様式による提案の場合には【提案内容】に「⽬的」、
「⽬標」と「⼿段」はすべて⼊る。
【提案内容】
固結度の低い砂岩等の湧水部に網状透水管を打込み、湧水の集排水
を行う 打込む箇所は施工時に湧水が確認された箇所とする 湧水は
を行う。打込む箇所は施工時に湧水が確認された箇所とする。湧水は
提案№1の多機能フィルター上に排水する。
【検討⽂章】
⽬的:地⼭からの湧⽔による法⾯浸⾷の防⽌
⽬標:湧⽔の集中化(集⽔)
⼿段:網状排⽔管(ポアロ-パイプ)の砂層への打ち込み
【期待される効果】
・ 網状透水管にて湧水を集め排水することで、他の部分からの水の浸
出を抑制し、土砂の流出を低減することができる。
・ 網状透水管の端部を多機能フィルター上に露出させることで、湧水の
流下による侵食を防止することができる。
【期待される効果】
・ 湧水を集め排水することで、他の部分からの湧水を抑制し、土砂の
流出を低減できる。
・ 網状透水管の端部を多機能フィルター上に露出させることで、湧水の
流下による侵食を防止することができる。
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原⽂施⼯計画 ⽂章(例)
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検討施⼯計画 ⽂章(例)
【評価項⽬】:鉄筋コンクリート構造物の品質管理に係わる具体的な
施工計画
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【提案内容】
専用部の壁・柱・梁部に高性能AE 減水剤使用のスランプ12cm のコン
クリートを使用
「⽬的」が無い。
「⽬標」、「⼿段」の記述の仕⽅も「品質管
理」を念頭に置いた記述にすること。
【検討⽂章】
⽬的:緻密化された耐久性の高いコンクリートの構築
⽬標:社内規格値としてスランプ12cm ±2cm、単位水量55%以下
⼿段:壁・柱・梁部に高性能AE 減水剤使用する。
減水剤使用する
なお、社内規格値を管理するため、全台数のスランプ試験、午
前午後の2回の単位水量試験を行い記録管理する。
【期待される効果】
高性能AE 減水剤の使用により、単位水量を増加させずにスランプを大
きくすることが出来るため、鉄筋密度の高い部位や締固めの困難な場
所での充填性を向上でき、緻密化された耐久性の高いコンクリートとす
ることができる
【期待される効果】
・鉄筋密度の高い部位や締固めの困難な場所での充填性を向上できる。
・緻密化された耐久性の高いコンクリートとすることができる
原⽂施⼯計画 ⽂章(例)
検討施⼯計画 ⽂章(例)
【評価項⽬】:切土法面の施工管理に係わる具体的な施工計画
【提案内容】
浸食
短時間に多量の雨を降らせるゲリラ雷雨等による法面浸食を防止する
ため、携帯電話で情報を受信することのできる気象情報サービスを利
用した法面養生を行う。
【検討⽂章】
⽬的:集中豪⾬による法⾯浸⾷の防⽌
⽬標 事前 的確な情報⼊⼿
⽬標:事前の的確な情報⼊⼿
⼿段:事前予防対策としての有料の気象予報サービスの利⽤
【期待される効果】
1日の作業終了時に 以後の天気予報を現場にて確認できるため夜
・ 1日の作業終了時に、以後の天気予報を現場にて確認できるため夜
間の降雨等に備えることができる。
・ 作業中においても降雨情報を前もって入手することができるため早期
の雨養生が可能である。
・ 従来の方法では予測が難しいとされ、建設工事においても災害を引
き起こしているゲリラ雷雨(局所的に突如起こる集中豪雨)にも対応し
き起こしているゲリラ雷雨(局所的に突如起こる集中豪雨)にも対応し、
発生30分前までに予報を携帯電話のメール機能で受信できる。
・ 入手した降雨情報により早期に法面養生を行うことで法面の侵食によ
る土砂の流出を防止することができる。
【期待される効果】
・ 天気予報を事前に確認できるため、夜間も含めて降雨等に備えるこ
とができる。
・ 従来の方法では予測が難しいとされ、建設工事においても災害を引
き起こしているゲリラ雷雨(局所的に突如起こる集中豪雨)にも対応
できる。
「⽬的」 「⽬標」 「⼿段」の記述が出来
「⽬的」・「⽬標」・「⼿段」の記述が出来
ている。
【期待される効果】の⽂章は⼤幅に整理。
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箇条書き⽂章の書き⽅
原⽂施⼯計画 ⽂章(例)
【評価項⽬】:児童・⽣徒、学校施設利⽤者及び近隣住⺠に対す
る公衆災害の防⽌に関すること
【中項⽬】: ⾞両出⼊り⼝での交通事故防⽌
【提案内容1】
着⼯前に⼯事⾞両搬⼊路計画を⽴て 学校関係者 近隣への説明
着⼯前に⼯事⾞両搬⼊路計画を⽴て、学校関係者、近隣への説明
会の実施及び説明資料の配付、⼯事関係者へは新規⼊場者教育に
て周知徹底する。
【提案内容2】
校庭内に施⼯場所の区分けとして仮囲いを設置し、その仮囲いは
ウレタンカバーでコーナー養⽣及び夜間は常夜灯を設置し平⽇・
夜間・休⽇の利⽤者の安全を確保する。
【提案内容3】
正⾨が搬⼊導線となるため誘導員を作業時間帯は常時2名配置し、
通学・通勤時間(7:30〜8:30)においては児童・職員等の安全確
保のため搬出⼊を禁⽌するとともに、協議会・事前連絡等で関係
者に徹底する。
昨年の札幌の研修会より
検討施⼯計画 ⽂章(例)
【提案1:検討⽂章】
⽬的:中項⽬:⾞両出⼊り⼝での交通事故防⽌
⽬標:⼯事⾞両搬⼊路計画(物・時間・⼿段)を⽴て情報を共有する。
⼿段:学校関係者、近隣への説明会の実施及び説明資料の配付。
⼯事関係者へは新規⼊場者教育にて周知徹底する。
【提案2:検討⽂章】
⽬的:中項⽬:⾞両出⼊り⼝での交通事故防⽌
⽬標:校庭内に仮囲いを設置し学校利⽤者と⼯事を完全に分離する
⼿段:その仮囲いはウレタンカバーでコーナー養⽣を⾏う。
なお、夜間は常夜灯を設置し平⽇・夜間・休⽇の利⽤者の
安全を確保する。(仮囲いの構造・点検頻度なども良い)
【提案3:検討⽂章】
⽬的:中項⽬:⾞両出⼊り⼝での交通事故防⽌
⽬標:通学・通勤時間(7:30〜8:30)においては搬出⼊を禁⽌する
⼿段:なお、作業時間帯は誘導員を常時2名配置し、児童・職員等の
安全確保を徹底する。⼯事関係者には協議会・事前連絡(打ち
合わせ・朝礼・KY)で指⽰徹底する。打ち合わせ簿、安全⽇
誌で指⽰事項・実施内容を記録確認する。
品質管理や施⼯管理以外の⽬標はどのよ
うに考えれば良いか?
⇒⽬的を達成するために⽬指すもの
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