Kokusai Junior College Syllabus 授業科目 ビジネスと企業 科目区分 専門科目群(総合ビジネスコース) 単 位 数 2 単位 開 講 期 春学期 授業方法 講義 配当年次 2 年次 担 当 者 寺村絵里子(E-mail : e-teramura@kokutan.net) 到達目標 ○企業と経済のかかわりを理解し、主な経済用語・経済指標に関わる知識を身につける。 ○企業組織に関する理解を深め、社会人として働く上で一般常識となる基礎知識を習得する。 授業内容 本講義では、主な経済用語を理解するとともに、日本の企業と経済との関係に関する基礎的な知識を身につける。企業 がどのように業務を行い、社会とかかわりを持っているのか、ニュースや新聞に出てくる経済用語・経済指標にはどのよ うな意味があるのかなどについて、レポート作成を行っていく。また、テキストの他に新聞及び経済誌、政府統計等の記 事も併用し、4~5 回の講義内で 1 つのレポートを作成していく形で講義を進行する。会社のしくみ、企業で用いられる 略語、マクロ経済指標の意味、雇用に関する用語等を取り扱っていき、それぞれの用語の意味が理解できるようになる。 テキスト 小峰隆夫(編著)『ビジュアル 日本経済の基本 第 4 版』日本経済新聞出版社 成績評価 〔授業中の学習成果〕50% 授業中に提出させるミニレポート(4 回)により評価する。ミニレポートが提出されない場合、理由に関係なく 0 点と なる。 〔授業外の学習成果〕20% 講義内容に関連した宿題を課し、これにより評価する。課題や提出期限などについては授業中に指示する。 〔学期末の学習成果〕30% 定期試験に代えて、学期末にレポートを課す。レポートは Word を用い作成すること。テーマ・提出期限については、 授業内に指示する。 授業スケジュール テーマ 概要/キーワード 1 オリエンテーション 授業概要の説明、使用文献の説明。 2 企業における仕事(1) 企業における職種分類を知り、それぞれがどのようにかかわりながら仕事を遂行し ていくのか、事例を通じて学ぶ。 3 雇用・産業・企業(1) 日本の戦後の産業構造の変化を知り、これからのリーディング産業を予測する。 (P 40~) 4 雇用・産業・企業(2) 雇用と失業、ワーキングプアの現状について統計データ等をもとに理解を深め、日 本の労働市場の現状を知る。 (P 32~) 5 雇用・産業・企業(3) 非正規雇用と日本型雇用について理解し、日本の労働市場の特質とその変容につい て理解する。 (P 34~) 6 雇用・産業・企業(4) 7 雇用・産業・企業(5) 8 日本経済の姿(1) M&A(企業の合併・買収)の事例について触れ、その意義について学ぶ(P 58) 。 CSR(企業の社会的責任)の意義について事例を通じて学ぶ。コーポレート・ガバ ナンスの意義と現状についてまとめる。 (P 56~) ※ミニレポート 1 提出 GDP などの経済統計指標の見方を学ぶ。 (P 10~) - 256 - Kokusai Junior College Syllabus 9 日本経済の姿(2) 景気循環と景気予測、個人消費と貯蓄の関係について学ぶ。 (P 18~) 10 日本経済の姿(3) 内需と外需の違いを知り、その特徴について学ぶ。 (P 22~) 11 日本経済の姿(4) 所得格差の現状とその要因について理解する。 (P 26~) 12 模擬会社経営(1) 模擬会社経営のグループ分け及び企業理念、役割分担の決定を行う。 13 模擬会社経営(2) 商品コンセプト及び販売方法、商品・販路開拓の検討を行う。 14 模擬会社経営(3) 株主向けの事業計画報告会の後、実際に模擬商品を販売し、売り上げを確定させる。 15 模擬会社経営(4) 売り上げをもとに決算書を作成し、株主総会に向けた準備を行う。 16 模擬会社経営(5) 株主総会を開催し、決算の説明を行うとともに配当を配布する。 17 会社のしくみ(1) 株式会社、上場会社と未上場会社について学ぶ。 (P 18~22) 18 会社のしくみ(2) 会社の形態を学ぶ。また証券取引所と上場企業・未上場企業の関連を理解する。 19 会社のしくみ(3) 株主とは何か、取締役とは何か、また経営と執行の分離(執行役員制)について理 解する。 20 会社のしくみ(4) 経済ドラマを視聴し、株主総会の意義・目的を学ぶ。 21 会社のしくみ(5) 企業内における役員の呼称・役割を理解する。 22 会社のしくみ(6) ワークシートによる日本における企業グループの書き込み作業を行う。 23 会社のしくみ(7) 前週に引き続き、企業グループ及びその関連を理解する。 ※ミニレポート 3 提出 24 世界の中の日本(1) グローバル経済の現状と変化を知る。比較優位の概念を学ぶ。 (P 132~) 25 世界の中の日本(2) 貿易構造の変化と為替レートについて理解する。 (P 142~) 26 世界の中の日本(3) 国境を超える企業活動について事例研究を通じて理解する。 (P 144~) 27 世界の中の日本(4) 前週に引き続き、海外で活躍する企業・その活動についてまとめる。 (P 144~) 28 世界の中の日本(5) 2008 年 9 月のリーマン・ショックとその背景となったサブプライムローン問題につ いて理解する。 (P 152~) 29 世界の中の日本(6) 地域別にみた経済政策の動向と日本との関係について理解する。 (P 154~) ※ミ ニレポート 4 提出 30 まとめ ※ミニレポート 2 提出 ミニレポートのうち 1 つを選定し、さらに調べた内容を発表する。 - 257 -
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