倉賀野中学校だより NO.18 平成23年 9月 校長 豊二 田村 7日 暦の上では『白露』(9月7~8日頃で、大気が冷えてきて、露が出き始 める時季)を迎え、季節も少しずつ秋へと向かっています。とは言え、日中 の日差しはまだまだ強く、厳しい残暑が続きそうです。 今年度、高崎市では学校の暑さ対策のために、7月に特別予算を組みまし た。本校ではその予算で遮光ネットを購入して、8月23日に南校舎の2・3階に取り付 けました。ちなみに遮光ネットの取付作業では、本校の丸山校務員さんの他、3名の校務 員さん(倉賀野小・新町第二小・新町中)が共同して行いました。 生徒や職員に遮光ネットの効果を聞いてみたところ、なかなか好評で、教室内の気温の 上昇が抑えられるようです。予算時期の都合で夏休み明け直前での取付でしたが、これか ら続く残暑を少しでも防ぐことができそうです。 国際交流派遣に参加して 今年度の国際交流派遣では、市内中学校から選抜された50名の2年生が、アメリカ、 カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国のグループに分かれて8月12日 (金)に出発しました。本校からは、折原隆志君がニュージーランドのオークランドに、 掛川千波さんがオーストラリアのブリスベンに行きました。ふたりはホームステイをしな がら、学校生活やいろいろな人たちとの交流など、多くの貴重な体験をして22日(月) に無事帰国しました。下に折原君と掛川さんの感想を紹介します。 ○ 僕は、高崎市国際交流派遣団の団員として、11日間ニュージーランドのオークランド市に行っ てきました。ニュージーランドに行く前は、言葉や食事、習慣の面など、様々な不安がありました。 しかし、ホストファミリーがとても優しく、言葉も大体通じました。また、食事も思っていたほど の違いはなく、緑茶も飲めたりしました。ホストブラザーは日本のアニメやゲームが好きで、僕に もやらせてくれました。 ニュージーランドの学校は、日本の学校と異なる部分がたくさんありました。一番驚いたのは、 冬なのに半ズボンや半そででいる人がいたことです。授業には日本語や経済学などがありました。 日曜日には水族館やゲームセンター、ボウリングに連れて行ってくれました。水族館には大きな エイやたくさんのサメがいました。ゲームセンターには、日本のゲーム機がたくさんありました。 ボウリングにはホストブラザーの同級生たちもいて、少し仲良くなれました。最初のうちは質問に 答えることしかできませんでしたが、だんだん自分から質問したりできるようになりました。 僕は、外国で生活するという貴重な体験を通して成長したところを今後の生活や学習に生かした いと思います。(折原隆志) ○ 私は、この夏休みにとても貴重な体験をしました!!たくさんの『初めて』にあふれたこの経験 を一生忘れないと思います。 ブリスベンは一つ一つの家が大きく綺麗で町には自然があふれ、ゴミが一つも落ちていなくてと ても驚きました。滞在した家も広く、庭にはプールがありました。あんな家に住んでみたいなぁ… と本気で思いました。ホストファミリーには、毎日のご飯や洗濯など本当に家族のようにしてもら いました。夕飯の時はテレビを見ず家族で話をしながら食べました。“Do you homesick , Chinami?” と聞かれ、“No!! I don't want to go to Japan!”と言うとみんな笑ってくれました。文法は合っていな かったかもしれませんが、私の英語を理解し、笑ってくれたことが本当に嬉しかったし、自信にな りました。私も何日か経って少しは質問ができたり、ファミリーの言っていることが理解できるよ うになっていく自分に内心驚きつつも、もっと話せるようになりたいという気持ちが強くなってい きました。本場の英語に触れることができてよかったと思います。 ホストシスターと共に数日通った小学校でたくさんの子どもたちと関わることができました。体 育や美術などの授業に参加してとても楽しい時間を過ごせました。特に印象に残っているのは、5 年生と一緒に習字をしたことです。私は習字が得意なので、みんなの前でお手本を見せました。書 き終えると拍手をしてくれて嬉しかったです。みんなが実際に書いてみると、漢字がしっかりと形 になっていました。「日本」「桜」「忍者」という字が人気がありました。私はオーストラリアの小 学校での様子を見ることができたし、現地の生徒達は日本の文化を楽しそうに体験してくれました。 文化の違いをお互いに楽しむことができたのも、海外派遣の目的のひとつだと思いました。 私は、この海外派遣でたくさんの人に出会い、感謝の気持ちを学びました。ホストファミリーや 学校の先生、生徒のみんな、そして一緒にオーストラリアへ向かった団員のみんなと引率の先生方。 全員と出会えて本当によかったです。この出会いのチャンスを与えてくれた親、倉中の先生方、海 外派遣に関わってくださった全ての方々に感謝の気持ちでいっぱいです!自分は本当にラッキーだ なとつくづく思います。ありがとうございました。(掛川千波)
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