MIELKA 第2号 2012年10月 龍谷大学社会学部コミュニティマネジメント学科 瀬田学舎「見える化」プロジェクト 発見!!守衛所に住むネコ! 名前:だいちゃん 性別:メス 性格:比較的おだやか 年齢:不明 好物:えさの缶詰(?) 「噴水に飛び込むと停学、もしくは退 学。」――こんなうわさを耳にしたこと はないだろうか。学生手帳の校則には、 そういった記述はない。このうわさの真 相を確かめてみるため、噴水の管理を 行っている瀬田事務部聞いてみることに した。 真相は…? 瀬田事務部の甲野浩史さんによると、 噴水に飛び込んだ場合の懲戒は特に定め られていない。しかし、足を切るなどの 怪我をしてしまう危険があり、噴水内の 水もあまり綺麗とは言えず、衛生的な面 でも好ましくないので、「大学生として 大人な行動をお願いしたい」とのこと だ。 噴水の中の金魚 ところで、現在、噴水の中には20匹 近くの金魚が棲んでいる。さらにあまり 知られてはいないがドジョウも数匹確認 されている。この金魚たちはいったいど こから来たのか、誰が飼っているのか、 気になるところだ。 調べると、この金魚たちは龍谷祭のと きなどに金魚すくいで残ったものが放さ れているらしい。その後はそこで誰かに 飼われているというわけではないらしい mielkamielkamielkamielkamielkamielkamielkamiel- mielkamielkamielkamielkamielkamielkamielkamiel- mielkak- 飛 び 込 ん だ ら 退 学 !? が、金魚の餌らしきものが浮かんでい ることがある。定期的に餌をあげてい る人がいるのかもしれない。 これは「噴水の水を汚してしまう のでやめてほしい」(甲野さん)とのこ とだ。金魚は主に藻や水草を食べて生 きるので、わざわざ餌をあげなくても 生きられるものらしい。 今回調べた「噴水に飛び込むと退 学、もしくは停学」といううわさはガ セネタだったが、停学にはならなくて も怒られないということではない。何 もいいことはないからやめておこう。 私たちは今後もこういった瀬田学舎 にまつわる謎や面白そうなことを取材 していくので、何か調べてほしいこと があれば、ぜひ教えていただきたい。 (雜賀 藤井) 多くの謎がある1号館前の噴水 mielkamielkamielkamielkamielkamielkamielkamiel- mielkamielkamielkamielkamielkamielkamielkamiel- 私たちは最初、普通の野良猫だと思っていた。し かし、実際にだいちゃんに出会い、守衛さんにお 話しを聞くうちにその考えは払拭された。 多くの人々に愛され、見た人に元気を与える。ま さに龍谷大学の「癒し」に成り得ると感じた。 見たことがない方は、一度会いに行って癒されて みてはいかがでしょうか? (西 山本) mielkamielkamielkamielkamielkamielkamielkamiel- 餌は守衛さんや屋外掃除の方々があげている。さ らに京都ナンバーの車でたまに来られる方もおら れ、大量に餌を置いていかれるそうだ。毎月1回 はだいちゃんに会いに来る卒業生の方や、ファン の教授もおられるらしい。私たちの知らない所 で、だいちゃんは様々な人たちから可愛がられて いた。 mielkamielkamielkamielkamielkamielkamielkamiel- mielkamielkamielkamielkamielkamielkamielkamiel- だいちゃんは守衛所の裏にある、休憩スペースの ような所にいつもいる。見た目はかなりのおばあ さん猫だ。10年ほど前から働いておられる守衛さ んによると、当時から年老いていたらしく、そこ から判断するとかなりの年月を生きているよう だ。 mielkamielkamielkamielkamielkamielkamielkamiel- 龍谷大学の守衛所に住む、一匹の猫の存在を 知っているだろうか?話は知っているが、実際に 会った人は少数だろう。今回、私たちは実際に守 衛所へ行き、そこでのんびりと様々な人に愛情を 注がれながら暮してる猫、だいちゃんに会いに いった。 melkakkamiel- What’s Your Major ~瀬田学舎 13学科・コースの○○に迫る ~ ▲ 瀬田には13の学科・コースがある。しかし自分が所属している学科以外は意外と知らないのではないだろうか。そ こでこのコーナーでは瀬田にある13学科・コースの魅力や活動について紹介する。 参 加 さ れ た 住 民 の 方 と C M 学 科 4 回 生 の 藪 さ ん 1/ 13 社会学部コミュニティ・マネジメント学科 教室からフィールドへ… コミュニティをマネジメントする 学科。とても意味が広く、人に伝え るのが難しい学科のように思う。あ るコミュニティ・マネジメント学科 の学生は自分の学科の事を「現場主 義」だと言っていた。教室で授業を 受けるだけでは無く、実際に地域の 中に飛び込んで学んでいく学科とい う意味だろう。 社会学部には4つの学科が存在す るが、中でもコミュニティ・マネジ メント学科は「実習」を重視してい る学科である。周辺の地域等のコミ ュニティに実際に足を踏み入れ、そ こに取り巻く環境を自分の目で確認 し、現地の人たちの声に耳を傾ける。 そうすることが、それぞれの地域で 何が問題なのかを把握する第一歩と 言える。それが本学科の「実習」で ある。 コミュニティマネジメント学科の 学生達が井上辰樹教授の下で行って いる「実習」のひとつとして、「健 康なまちづくりプロジェクト」があ る。そこで今回、「生活習慣病予防 のためのストックウォーキング教室」 を行っていた滋賀県守山市まで取材 へ行ってきた。この実習のテーマは、 健康なまちの在り方を学び、健康作り の支援方法を獲得することである。 全て学生が主体となり、自治体、関 連会社と交渉を行いながら企画・運 営した。 そもそもストックウォーキングと は一体何なのだろうか。 ストックウォーキングとは、両手 にストックを持って歩くことで,効 果的に体を動かすことが可能となる ウォーキング方法のことである。 ストックウォーキングは,普通の ウォーキングよりも腕や背筋など, 上半身の筋肉も積極的に使うため, 自然と“速歩”となり,ウォーキン グ強度の高い,消費カロリーの多い 全身運動になる。また,ストックの 使い方によって,足の負担を減らす ことができ,体力的弱者においても 長時間のウォーキングが可能となる。 身体がグイグイ前に進み、スピード を上げて歩く爽快感を手軽に味わえ ることが最大の魅力だそうだ。 (桂田 細谷 是澤) 地域ぐるみでの健康維持を目指して 特に、教室開始前の体重や血圧の測 ストックウォーキング教室を企画、 実施したメンバーの一人である、4回 生の藪君にインタビューを行った。 Q. 大変だったこと A. ストックウォーキング教室に関して は、全てが初めてであったので、全体 的に分からないことが多かったですが、 ▲ 地 元 住 民 の 方 と 触 れ 合 う 谷 本 さ ん ス ト ッ ク ウ ォ ー キ ン グ を 通 し て 定の方法がわからず、グダグダにな ってしまったこともありました。し かし、教室を経験するうちに、それ らを含めた全体の要領を理解し、後 半は自分達で動けるようになるまで 成長できたと思います。 Q. 工夫した点 A. 教室自体を楽しいものとするた め、歩く際に住民の方とコミュニケ 参加者の声 私は自治会報やポスターを見て参加しました。他には「龍大の講 演会を聞いたから」という人や、「(教室を知っていた)友人に誘 われたから」という人がおられました。健康面に関しては、「体が 楽になったり体脂肪が減ったり、教授のアドバイスで膝の痛みが緩 和した」という声があがっています。異世代と交流できるのは楽し いですし、手とり足とり色々教えてくれるのでとてもありがたいで すね。 学生が目の前の1つ1つのことに一生懸命に取り組んでいる姿が とても輝かしく映りました。 ーションをとることに重きをおいていました。また、年度末の 修了式の際に配布する個人の1年間の数値(血圧や体重、歩数な ど)が書かれた表を、カラーやグラフを用いて、住民の方が理 解しやすいように作成しました。他には、HP・写真・動画(Youtube) を活用し、情報を発信しています。 Q. 今後の展望 A. ストックウォーキング教室の参加者は、高齢の方が多いです。 ただ、健康教室=高齢の方のみではありません。そこで、現在 の3回生を中心に、子供を対象とした健康と関連のあるイベント やそれに準じたことを行おうと話し合っている所です。そし て、地域ぐるみでの健康維持ができれば素敵ですね。 編集後記 前年度の第一号発行から半年。まさか自分が編集長になり第 二号を作成しているとは思ってもいませんでした。今年度はメ ンバーが3倍以上に増え、前年度とは勝手が違うところもあ り、苦労もしましたが取材チームや編集チームのメンバーたち が時間を惜しまず広報誌作りに励んでくれることで、こうして 無事第二号を発行することができました。取材に関わって頂い た全ての方に感謝いたします。これからも、このMIELKAを通 してまだあまり知られていない瀬田を「見える化」していきま す。 (編集長 庄司友康) 「瀬田学舎『見える化』プロジェクト」とは、私たちが通っている瀬田キャンパスの 普段「見えない事」を「見える化」し、広く伝えていくための「実習」の1つです。 今回発行した「MIELKA」は広報誌を媒体とし、多くの学生に瀬田キャンパスの面 白い点や自慢できる所を知らせ、瀬田キャンパスに通っていること自体を誇りとし て持ってもらうことを目的として作られました。 取材依頼・意見などがあればこちらへ アドレス:mielka.seta@gmail.com
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