「バンコク国際ファッションフェアと最新事情」 ASEAN-日本ビジネス

「バンコク国際ファッションフェアと最新事情」
ASEAN-日本ビジネスパーソン交流事業
2013 年 3 月 12 日(水)~16 日(日)にタイ・バンコクで開催された展示会「バ
ンコク国際ファッション&皮革製品フェア (BIFF&BIL 2014)」と「タイ国際家
具フェア (TIFF 2014)」に一般財団法人日本ファッション協会と日本人のバイヤ
ーを派遣する事業を実施しました。
一般財 団法 人日 本フ ァッシ ョン 協会
(JFW)は日本のストリートファッショ
ンをテーマとしたファッション情報サ
イ ト 「 ス タ イ ル ア リ ー ナ
(http://www.style-arena.jp/)
」を企画運
営しており、今回は BIFF&BIL、バンコ
クのファッション最新事情とストリー
トファッションの取材をしていただき
ました。これらの取材された情報を元に
タイの最新ファッション事情が、スタイ
ルアリーナのサイトに掲載されていま
す。
ASEAN がテーマの展示
バンコクの最新ファッションをチェックするには Siam Center とアソークにあ
る Terminal 21 がおすすめです。Terminal 21 は 2011 年にオープンした空港のタ
ーミナルをテーマにしたショッピングセンターで、各階ごとに「イスタンブー
ル」「東京」「ロンドン」「パリ」など名前がつけられています。Siam Center は
タイのエッジが効いた若手デザイナーのショップが集まる唯一のショッピング
センターで、最先端のファッショ
ンを知りたい方におすすめです。
ちなみに Siam Center に入って
いる若手デザイナーの多くが
BIFF&BIL の Designer’s Room に
出展した経験があります。毎日夕
方になると出没する BTS サイア
ム駅脇の露店も活気溢れるスト
リートの雰囲気を楽しめます。
Terminal 21 のメンズショップ。日本に通じるものがありますね。
20 年ほど前、私が初めてタイに行ったころのタイの人たちのファッションは、
ビーサンにマーケットなどで売っていそうなこだわりのないジーンズ、OL さん
なら素足に革のハイヒールとテロテロの化繊の鮮やかな花柄プリントのブラウ
スとスカートという日本の基準から考える「ファッショナブル」からは程遠い
ファッションが主流だったように記憶しています。
が、最新のバンコクのファッションを侮ってはいけません!オバマ夫人がドレ
スを着用したことでも有名な「Thakoon タクーン(http://www.thakoon.com/)」
やシリコン素材のアクセサリーが人気でコムデギャルソンとコラボもしていた
「Ek Thongprasert エーク・トンプラサート(http://www.ekthongprasert.be/)」
など世界に名だたるタイ出身デザイナーも出てきています。これ以外に個人的
に下記のブランドもおすすめです。
<Indigoskin> http://www.indigoskinjeans.com/about.php
Terminal 21 M 階のメンズジーンズショップ。日本製のデニム生地でディテール
にタイの模様を使っているこだわりジーンズです。
<Wonder Anatomie> https://www.facebook.com/wonderanatomie
Siam Center 3 階のブランド。Anatomie=Anatomy=解剖学・骨格をコンセプト
に、骸骨のモチーフや半透明のプラスチックのコルセットなどエッジが効いた
ユニークなデザイン。
<77th> http://seventy-seventh.blogspot.jp/
Siam Center3 階のアクセサリーショップ。泪ピアスやファー付きのキツネピア
スなどアート作品のようなアクセサリーが特徴。
ワニ兄弟
妙にインパクトのあるベトナムデザイナー
のワンピース
ストリートに目を向けると、ハイブランドではないけれども、思い思いのファ
ッションを楽しんでいる人たちであふれています。タイの最新ストリートファ
ッションは、日本ファッション協会のタイのパートナーである Fashion Product
Development Center(FPDC)作成のスタイルアリーナのタイ版サイト「THAI
TREND SPOTTING(http://thaitrendspotting.wordpress.com/)」(英語のみ)か
ら楽しめます。
FPDC の方によると、タイのファッションは、男性は日本のテイストが好きで
手本にしている方が多いのですが、女性は韓国アイドルを手本にする人が多い
そうです。そう言われると、女性のメイクもなんとなく韓国っぽかったです。
また、タイ若手ブランドの多くが facebook や instagram など SNS を積極的に
使って販売をしており、ここ数年でネットショッピングの割合も増えてきてい
るそうです。(RY)
サイアムスクウェアでストリートファッション
取材中。こちらの男性、靴下の色とかジーンズ
の色落ち具合、丈などディテールがおしゃれだ
と思ったらスタイリストの方でした。