2013 N D S G ◆事業計画◆ Ⅰ 教育・研究の重点目標並びに達成のための事業計画 【ノートルダム清心女子大学】 ○建学の精神および教育方針の明確化 教職員に建学の精神が浸透するよう、また同時に学生に建学の精神が深まるよう努める。 ○生涯学習拠点の整備 ヨゼフホール A 棟を整備し、本学の新たな生涯学習の拠点となる生涯学習センター(NDSU Continuing Education Center)を 7 月に開設する。 ○学生確保の強化と広報活動の重点化 積極的な広報活動と新たに開設する生涯学習センター開講講座と高大連携講座等との有機的連携に努め る。情報公開を積極的に行い、教育理念と特色の周知に努める。 ○学生のキャンパスライフの支援 人々に奉仕し、人々と協同して社会貢献に努める指導的な学生の育成を目指す。 ○自己点検・自己評価の恒常化 2009 年度の大学基準協会の評価の際の助言に対する対応策をまとめ、公表する。恒常的な自己点検・自 己評価体制を整える。 【清心中学校・清心女子高等学校】 ○建学の精神にあふれる学校環境作り 教員への浸透を図るため「祈りの集い」を継続する。生徒には、福祉施設等との連携、国際ソロプチミ スト S クラブを核とするボランテイア活動の推進を図る。 ○ユネスコ・スクールとしての活動 平成 25 年度アジアフォーラム(堺市)への参加と平成 26 年度岡山市で開催の世界大会に向け、準備を 進める。 ○進学実績向上 教員の指導力の向上を図るため研究会への参加、研究授業の相互評価を実施する。 アフター・シックスを実施し、学力向上に努める。 ○SSH(スーパーサイエンスハイスクール)事業 ≪第 2 期 3 年目≫ 次代の科学技術を担う女性研究者としての基盤育成を目指した教育モデルの構築と成果普及・地域連携 の強化による、科学技術分野における男女共同参画の推進を目的とする。 ○生徒募集のための広報活動計画 ・オープンスクール、入試対策セミナーの実施 ・ND 杯スピーチコンテスト(小・中学生対象) ・英会話教室(English Hills)の継続(小学生対象と小学校教員のための英語研究教室の継続) ○生徒指導の充実 基本的な生活習慣を身につけるよう指導する。 【ノートルダム清心中・高等学校】 ○建学の精神をすべての教育活動の基本に置き、全人教育を目指した教育活動の充実に努める。 ○人の命の大切さに気づける、社会の中で本当に必要とされているリーダーを育てる。 ○学ぶ喜び、充実感を持ち、学校に通うことに誇りを持ち、愛校心を育てる。 1 ○実践目標に対して連帯意識を持ち、生徒の指導に献身的に関わり、自己の資質向上に意欲的に取り組む職 員集団となるよう努める。 ≪目標達成の事業計画≫ 学校の発展、生徒が成長していくために教職員の資質向上を図る。 ・カトリック学校としての使命を教職員全員が自覚できるような研修活動を行う。 ・人の教育に関わるという使命感、責任感、教育的愛情等について学び高める。 ・専門職としての高度な技術の習得に努める。 ・宗教行事の工夫、充実を図る。 ・学校の紹介、生徒の活動を見てもらえる機会を積極的に設ける。 【ノートルダム清心女子大学附属小学校】 ○授業力、指導力の向上 ・国際人の育成という視点で指導方針を明確にする。 ・学び合う研究を拡充する。 ・各教職員の経験年数等に応じた目標を明確にする。 ○人材の育成 ・各教師が責任感を持てる組織づくりを工夫する。 ・若手の育成のプロセスを制度化する。 ・全体を意識したリーダーの育成を目指す。 ・自分が参加した企画が成功したという経験を積み重ねることができるようにする。 ○子どもと向き合う時間の確保 ・教育活動を検討する時間の持ち方を工夫する。 ・会議で検討すべき内容を精選する。 ・多方面の人材の活用を検討する。 ○同窓会組織の充実 【ノートルダム清心女子大学附属幼稚園】 ○「心の教育」の推進 *愛されていると感じる心 *友達を大切にする心 *困難を乗り越える心 を育てる ○モンテッソーリ教育の更なる充実 モンテッソーリ教育を基盤とした発展的展開、各教具の提示方法等の研究・研修 ○子育て支援の強化 預かり保育の充実、就園前保育の充実 Ⅱ 国際交流の促進 【ノートルダム清心女子大学】 ・夏季海外英語研修の実施 ビクトリア大学(カナダ) 2013 年 8 月実施 ・海外留学協定大学交流 協定大学の 14 大学へ学部生を派遣、大連外国語大学から大学院生 2 名、天主教輔仁大学から学部生 2 名を受け入れるとともに、日本語教育実習に学生を派遣する。 【清心女子高等学校】 2 アメリカ Ⅲ ネブラスカ州 ブレア高等学校より研修生受け入れ 生涯学習の推進プラン 【ノートルダム清心女子大学】 ○生涯学習センターによる講座 生涯学習センター(Continuing Education Center)「清心フェリーチェ」を開設する。 建学の理念であるキリスト教精神の地域への発信や、大学の教育・研究活動の成果の地域への還元の充 実、また在学生や卒業生のためのキャリア教育支援の拡充を含め、地域の方々の生涯学習のニーズに広 く応え、学びの場を提供することを目指す。 ○高大連携講座 高大連携講座に関する協定に基づき、清心女子高等学校との間で、①女性 ②高大連携ハイレベル英語講 座を実施する。 Ⅳ 主な施設設備計画 【ノートルダム清心女子大学】 ・ヨゼフホール A・B 棟の備品の設置 ・ノートルダムホール本館の天井耐震補強工事 ・カリタスホールの外部改修工事 ・一宮校舎外部改修工事 ・パソコン教室、栄養教育実習室及び臨床栄養実習室のパソコンの更新 ・食品栄養学科の教育施設設備の充実整備工事 ・ノートルダムホール東棟屋上防水工事 ・ノートルダムホール東棟の廊下・壁補修工事 ・学内の外灯整備工事 他 【清心中学校・清心女子高等学校】 ・屋外掲示板の設置 ・大判プリンター 【ノートルダム清心中・高等学校】 ・高校校舎特別教室等のボイラー配管更新工事 ・講堂等建設に係わる発注者支援業務 講堂建設にあたり、造成等土木部門並びに建築部門に係わる専門的、技術的な支援業務を委託 ・講堂等建設の着工 ・ポリ塩化ビフェニル(PCB)の廃棄処分の委託 【ノートルダム清心女子大学附属小学校】 ・校内電話の交換器 【ノートルダム清心女子大学附属幼稚園】 ・教材室、職員ロッカールームの改修 ・遊具修理、空調機整備等、安全管理に関わる工事・点検 ・教育研究用機器備品、その他の機器備品の整備 3 2013 N D S G ◇予算書について◇ 資金収支予算書の概略 平成 25 年度の資金収支予算の規模は 70 億 600 万円で、対前年度予算比 1.5%減の予算となっている。 【収入の部】 ほとんどの科目で減少を見込んでいるが、退職予定者の増加により退職金財団交付金収入は 6,900 万円 の増額を見込み、雑収入は増額となっている。特定資産からの繰入に 5 億 9,000 万円を予定し、その他の 収入は 4 億 8,500 万円の増加を見込んでいる。 繰越金を除いた当年度の資金収入合計は 52 億 9,300 万円で、 対前年度予算比 3 億 6,700 万円の増額、7.4% 増となっている。 【支出の部】 退職予定者の増加等により人件費支出は 1 億 1,100 万円の増額を見込んでいる。また、大学のノートル ダムホール天井等耐震補強工事、カリタスホール・一宮校舎の外部改修工事等の修繕費の増や広島中・高 の講堂等に係る発注支援業務委託費の計上などにより、教育研究経費支出は 9,300 万円の増加となった。 また、大学の生涯教育や講義棟のヨゼフホール建設経費、広島中・高の講堂等建設工事やボイラー配管 更新工事の経費等により、施設関係支出は 2 億 9,500 万円の増加となった。設備関係支出も大学のヨゼフ ホール関係の備品やマルチメディアの設置等を予定している。単年度の資金支出合計は 58 億 100 万円とな り、対前年度予算比 4 億円の増額、7.4%増となっている。 消費収支予算書の概要 平成 25 年度の帰属収入は 45 億 4,400 万円で、対前年度予算比 7,900 万円(1.7%)の減少を見込んでい る。基本金に 10 億 8,500 万円を組み入れる予定で、消費支出に充当可能な消費収入は、対前年度予算比 4 億 400 万円減の 34 億 5,900 万円である。 一方、消費支出は 46 億 600 万円で、対前年度予算比 1 億 1,500 万円の増額となった。 その結果、当年度の消費収支差額は 11 億 4,700 万円の支出超過の予算となり、前年度予算と比べて支出超 過額は 5 億 1,900 万円の増となっている。 4
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