オセアニア教育学会・カナダ教育学会共催研究大会 (兼 カナダ教育学会第 44 回研究会) プログラム 1.概要 ・日 時: 2014 年 11 月 23 日(日)、24 日(月・祝) ・会 場:桜美林大学四谷キャンパス(東京都新宿区四谷 1-21) ・会場アクセス:JR 四ツ谷駅、東京メトロ丸の内線・南北線四ツ谷駅より徒歩 3 分(「5. 会場へのアクセス」をご覧ください) ・大会日程: 第 1 日(11 月 23 日) 13:30 受付開始 14:00~14:10 開会式 14:15~17:30 公開シンポジウム 18:00~20:00 懇親会(大会会場近隣のレストランを予定) 第 2 日(11 月 24 日) 9:00 受付開始 9:15~12:15 テーマ研究 12:15~13:30 昼食 13:30~15:30 自由研究発表 (発表者の確定に伴い、当初の予定時刻よりも短縮されました) 15:30~15:40 閉会式 2. 参加申し込み、参加費のご案内 ・大会参加申し込み方法: 大会への参加を希望される会員は 11 月 9 日(日)までにメー ルで大会準備委員児玉(E-mail: nana@edu.shiga-u.ac.jp)までお知らせください。 ・懇親会参加申し込み方法: 懇親会の参加希望についても、11 月 9 日(日)までにメー ルで大会準備委員児玉宛てにお知らせくださいますようお願いいたします。 ・参加費: 大会参加費 2,000 円、懇親会費 5,000 円(予定)は、当日受付でお支払い ください。 3. 受 付 受付は学会ごとに設置します。各日の受付開始時間以降にお越しください。受付の際、 発表要旨集録をお受け取りください。 4.宿泊、昼食について 宿泊は各自でご予約ください。 大会会場に学食等はございません。昼食については、近隣の飲食店をご利用いただくか、 コンビニエンスストア等にてご購入いただくこととなりますので、ご了承ください。 5.会場へのアクセス 6.大会準備委員会連絡先 児玉奈々(滋賀大学) E-mail: nana@edu.shiga-u.ac.jp TEL: 090-8058-0999 【大会準備委員会からのお願い】 カナダ教育学会第 44 回研究会は、オセアニア教育学会との共催研究大会となります。本 大会では、研究交流を目的として会員が執筆した 論文の抜刷等を配布するスペースを設け ます。会員の皆様におかれましては、是非とも、論文の抜刷等をお持ちください。事前に お送りいただくことも可能です。大会準備委員会までお問い合わせください。 7.プログラム ・公開シンポジウム 11 月 23 日(日)14:15~17:30 「グローバル時代における多文化教育を問う」 ・趣 旨: グローバル化がますます進行する近年にあって、これまで「多文化主義」政策を展開し てきた主に英語圏諸国においても、多様な変化がみられるようになってきている。例えば、 オーストラリアでは、特に政権の保守化に伴い「多文化」という概念自体が国レベルでは あまり論じられない状況が現出している。一方カナダでは、英語圏カナダとフランス語圏 カナダという多文化主義政策を採用した当初からの構造問題に加え、先住民との関係を社 会としてどう捉えるのか、さらに急激に多民族化する現状への対応など、多様な課題を内 蔵している。 今回の公開シンポジウムでは、古くから多文化主義を展開してきたとされるそれら 2 か 国の試行錯誤を分析するにあたり、近年ラティーノと呼ばれる中南米からの移民の急増に 直面するアメリカ合衆国での取組や、多文化よりむしろシティズンシップ教育への展開が 活発にみられる英国の状況を考察の対象に加えることにより比較のスコープを広げ、会員 と、そして当日の参加者と共に議論を深めたい。比較分析の視点を取り入れることによっ て、めまぐるしく変化する現状への研究の糸口をぜひ探りたいと考えている。 ○コーディネーター 馬渕 仁 オセアニア教育学会会長(大阪女学院大学) ○登壇者 カナダ:飯笹佐代子会員(東北文化学園大学)、オーストラリア:青木麻衣子 オセア ニア教育学会会員(北海道大学)、イギリス:杉田かおり氏(筑波大学)、アメリカ:松 尾 知明氏(国立教育政策研究所) ・テーマ研究 11 月 24 日(月・祝)9:15~12:15 「カナダとオーストラリアが育成をめざす学力の内実と学力保障に向けた取り組み」 ・趣 旨: OECD による Definition and Selection of Competencies (DeSeCo)プロジェクトや、 ATC21S による「21 世紀型スキル」の摸索など、現代を生きる人々にとって必要となる「学 力」(「リテラシー」や「コンピテンシー」など呼称はさまざま)の内実を問う議論が国 際的にも進められている。また、PISA や TIMSS、PIAAC などの国際学力調査も進められ ている。そして、日本においてもこうした国際的な動向と並行して、PISA への参加や全国 学力・学習状況調査などが実施されている。これらは、学習に際して教育目標を明確にす るとともに、その目標の達成、すなわち学力保障を実現するための重要な取り組みである ただし、こうした取り組みに参加したり実施したりするだけではなく、身につけさせる べき学力の内実はどのようなものでありどのような議論を経て提案されるに至ったのか、 それがなぜ必要なものであると言えるのかという、学力の内実そのものを吟味する必要が ある。また、学力保障を実現するためにどのような政策や制度が設定され、それがどのよ うに運用されているのか、その結果、どのような成果と課題が見られるのかについても十 分に検討する必要がある。 本テーマ研究ではこうした点について、カナダとオーストラリアそれぞれの動向と研究 成果をふまえながら、フロアの参加者とともに議論したい。 ○司 会 小川 洋 カナダ教育学会会長(聖学院大学) ○登壇者 伊井義人 オセアニア教育学会会員(藤女子大学) 「先住民にとって保障されるべき学力の実態と格差:その政策と実践」 木村 裕 オセアニア教育学会会員(滋賀県立大学) 「求められる学力と学力保障のための取り組み―ナショナル・カリキュラムと全国学 力調査を中心に―」 広瀬健一郎 会員(鹿児島純心女子大学) 「ブリティッシュ・コロンビア州における先住民族の学力を保障する取組みの展開― 学力格差是正の施策と教育実践―」 森本洋介 会員(弘前大学) 「求められる学力と学力保障のための実践―21 世紀型スキル、メディア・リテラシー 教育の視点もふまえて―」 ・自由研究発表(発表順は未定) 11 月 24 日(月・祝)13:30~15:30 ○司 会 杉本和弘 オセアニア教育学会会員(東北大学)、平田 淳 会員(弘前大学) ○発表者 嶋原耕一 オセアニア教育学会会員(東京外国語大学大学院生) 「ニュージーランド中等教育機関における日本語教育-その教育目的と教育方法を中 心に―」 大橋 純 オセアニア教育学会会員(メルボルン大学) 「Graduate Attributes と語学教育-オーストラリアにおける日本語教育の場合-」 犬塚典子 会員(京都大学) 「大学教授職とジェンダー―カナダの事例から―」 関口礼子 会員(日本の社会研究所) 「高齢者の学習 ―ビクトリア、ジェームスベイの事例―」
© Copyright 2024 Paperzz