◆「第15回ITS世界会議ニューヨーク2008」 最新情報 ◆「新交通物流特別委員会」取組み状況 報告 ◆タイ研修生 受入れご協力のお願い ◆J-Safetyプロジェクト(インフラ協調安全運転支援 システムに係わるプロジェクト)進捗報告 ◆「第9回アジア太平洋地域ITSフォーラム シンガポール2008」最新情報 ◆環境ITSプロジェクト状況報告 ◆国際交流について報告 ◆中国道路交通信息化委員会活動報告 ◆「第3回タイITSセミナー」最新情報 ◆「第6回ITSシンポジウム2007」について ◆「記者懇談会(東京)」報告 ◆福岡モーターショーでシンポジウム開催 ◆環境ITS社会実験記者発表(名古屋)報告 ◆産学連携特集:千葉工業大学のITS取り 組み ※写真、図等の著作権はITS Japan及び寄稿者に存するので、利用されたい場合は必ず承諾をとるようにしてください。 ◆ 「第15回ITS世界会議ニューヨーク2008」最新情報 会議テーマ : ITS Connections: Saving Time, Saving Lives” 会期 : 2008年11月16日(日) ∼ 20日(木) 会場 : Jacob K. Javits Convention Center 所在地 : 655 West 34th Street New York, NY 10001-1188 公式ウェブサイト: http://www.itsworldcongress.org/index.php 米国では「ニューヨークITS世界会議2008」が準備されています。 日本としてもこの世界会議を有効に活用することを考えて、準備 活動を立ち上げたいと考えています。今後、世界会議をより有益 なものにしていくため、ご意見、ご要望をいただければと考えて います。 * ニューヨーク世界会議について最新情報が下記サイトより入 手できます: World Congress 2008 Shared Resources” http://www.itsa.org/wc_resources.html 特徴: ・ITS Americaの年次総会との初の同時開催となります。 ・総動員数1万人を目指しています。 Session Programs 全部で250を超えるセッションが組まれる予定です。 マンハッタン市外地図 Session Program 11月17日(月) ∼ 20日(木) ・ Plenary Sessions 2 or 3 ・ Executive Sessions 14 to 16 ・ Special Sessions 50 to 55 (IBEC及びアメリカセッション含む) ・ Technical/Scientific Session: 130 to 135 ・ Poster Sessions Executive Session/Special Session で取り上げるテーマについてご要望などございましたら国際グルー プまでご意見をお寄せください。(12月末 一次締め切り) Call for Papers : 2007年11月より論文投稿サイトがオープンしています。 優秀な論文には下記の著名なITS関連の論文集に掲載されるチャ ンスが与えられます。 Journal of Intelligent Transportation Systems IEEE Transactions on Intelligent Transportation Systems IET Intelligent Transport Systems Exhibition 11月17日(月)∼20日(木) 総面積約14,220平米となる展示会場のブースでは2007年10月現在で約140の企業・団体が出展を予 定しています。展示ブースのお申し込み・お問合せ先は下記までお願いいたします。(受付締切 12月 28日) ピコ インターナショナル㈱ 担当:大塚TEL: 03-3808-0891 Email: exhibition@its-jp.org <展示会場レイアウト図> 添付資料をご参照下さい。 出展者名、およびX印が記入されているスペースはすでに販売済みです。 「ITS Japan」のスペースは、ITS Japan が日本のITSを紹介するスペースとして仮ブロック予約を致 しました。 (有効活用する方策を検討しています。) <出展料> US$40 / 1平方フィート (US$4,000 / 約9平米) ・支払い期限:2008年4月1日 ・キャンセル料: 2008年3月31日まで 0% 2008年6月30日まで 50% 2008年7月1日以降 全額 Demonstration Highlights 1. VII Test Bed: フランシスコ世界会議に続き、今年もニューヨーク市の強力なバックアップにより、ロン グアイランドエキスプレスウェイや会場周辺の公道を使用した大規模なデモが実現される予定です(3 コース)。 Long Island Expresswayコース 会場周辺 北・南コース 2. VII Transportation Management Center of the Future: 展示会場内でリアルタイム/シミュレーショVIIデ ータによる未来のTMCのデモを行います(英語・スペイン語・中国語で実施)。 3. 11th Avenue Theatre: 会場そばの11th Ave.を一部通行止めにし、カーメーカなどによるActive Safety Systemなどのデモを計画中です。 Technical Tours ロングアイランドのニューヨーク州運輸局のINFORM Centerなどの最新施設やジョージワシントンブリッ ジなどへの視察ツアーを計画しています。 Sponsorship Opportunities ・スポンサーシップ募集中です。お申し込み締め切りは12月28日です。 ・お問合せ先は下記までお願いいたします。 ITS America Edgar Martinez, Director of Business Development e-mail: emartinez@itsa.org Accommodations(パートナーホテル) ・Sheraton New York Hotel & Towers (Headquarters Hotel) 811 7th Avenue on 53rd Street New York, NY 10019 Main Tel.: +1 212-581-1000 Reservations: +1 800-325-3535 Rates: $259.00 Single/Double ・Sheraton Manhattan Hotel 790 7th Avenue at 51st Street New York, NY 10019 Main Tel.: +1 212-581-3300 Reservations: Rates: $217.00 Single/Double オンライン予約はこちらへ→ http://www.starwoodhotels.com/sheraton/reservations/index.html 今後の主な予定: ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 論文投稿サイトオープン 2007 November 1 2008 January 14 Technical Paper、Scientific Paper 1次提出締め切り 2008 February 4∼5 IPC #1 “ES ”“SS”のテーマ選定 2008 March 31∼April 1 IPC #2 “Paper Slotting Meeting” Preliminary Program発行 2008 April 採否通知 2008 May 登録サイトオープン 2008 June 2008 July 1 Technical Paper、Scientific Paper 最終締切り ITS Japanとしての対応方針(案) ・ITS関係者の知識の拡充、ネットワークの強化につながる世界会議にしていくことを考えて米国の組 織委員会への協力、国際プログラム委員会活動等の国際活動を行う。 ・日本からの情報発信(セッション、展示、ショーケースなど)をわかりやすく積極的に行って、日本の ITS技術を世界に広げる素地をつくる。(ITS Japan会員、日本政府、学との連携活動) ・アジア・オセアニア地区におけるITS発展につながるようにアジア・オセアニア諸国との連携活動を強 化する。(世界会議プロモーション活動、アジアプログラム委員会の開催など) 日本の皆様の参加・参画が増えるように意義ある世界会議づくりに努力していきたいと考えています。 皆様の世界会議へのご意見、ご要望をお待ちします。 (担当:国際グループ) ◆ タイ研修生 受入れご協力のお願い タイからの研修生が国際グループに在籍して活動します。よろしくご指導のほどお願い致します。 研修生は、下記二名です。 ①Ms. Angkana Mitrsongkroh / Analyst, NECTEC ②Mr. Chadil Tuchinda / Assistant Manager, Toyota Motor Thailand Co., Ltd. 1. 研修目的 ・ 日本とタイのITSの人脈構築の要となってもらう ・ ITSタイランドの設立など、今後のタイITSの発展に貢献する人材の育成 2. 研修日程 10月上旬 10/9∼10/13 バンコクから北京入り 北京ITS世界会議(ITSJ展示説明員、セッション取材など) 北京からバンコクへ一時帰国 バンコクから東京入り(生活立ち上げ) 10/14 11/2 11/5∼4/中旬(予定) ITS Japan 研修 3. 研修内容案 事前研修北京 10/9∼10/13北京 11/5∼4/中旬(予定) ITS世界会議期間中の役割・日程を相談、決定 ITS世界会議(ITSJ展示ブース説明員、セッション取材など) ITS Japan 研修 ・日本のITS見学(社外研修) ・日本のITSについての研修(講義) ・APのITSデータベース構築 ・第3回タイITSセミナー開催支援 ・国際実務OJT 4. 幹事企業・団体のみなさまへのお願い 社外研修プログラムの計画表にもとづいて、社外研修(見学)受入れなどを別途お願いさせていただ きます。その折には、よろしくご検討のほどお願い申し上げます。 (担当:国際グループ) ◆ 「第9回アジア太平洋地域ITSフォーラム シンガポール2008」最新情報 会議テーマ : Connecting U & I ” オーガナイザ : シンガポール交通局(Land Transport Authority)、ITSシンガポール : 2008年7月14日(月)∼16日(水) 会期 : Suntec Singapore 会場 : 1 Raffles Boulevard, Suntec City, Singapore 039593 所在地 公式ウェブサイト: http://www.itsasiapacific2008.com/ 公式ウェブサイト画面 会場のSuntec Singapore AP地域のITS普及・発展を目的としたアジア太平洋地域ITSフォーラムは第9回の開催となります。 ITS Japan はITS Asia-Pacific の事務局として、このフォーラムを支援しています。 セッション参加、論文投稿、展示・スポンサー協賛など、ご参加をぜひご検討下さい。 特徴 ・東南アジアでは1999年クアラルンプール以来9年ぶり、シンガポール交通局とITSシンガポールの共 催によって、ロードプライシング(ERP)などでITS整備の実績をもつ同国が満を持して開催します。主 催者は600名の会議登録と1万人の展示会来場を期待しており、北京ITS世界会議ではずみのつい たアジアのITSの普及・促進のために意義深いフォーラムとなるものと期待されます。 Session Programs 以下の<プレリミナリープログラム>の通り、Plenary Session (3)、Executive Session (6)、Technical Session (12)でセッションが構成される計画です。 なお、Keynote Speaker として、ITS Japan 坂内副会長が登壇、ESの Country Updates’ には日本政 府代表にご登壇いただく計画です。 <プレリミナリープログラム> 14 July 2008 (今後、変更の可能性があります。) 0830hrs 0930hrs Registration and Arrival of Guests 0930hrs 1030hrs Opening Ceremony 1030hrs 1100hrs Tea Break / Tour of Exhibition 1100hrs 1230hrs Plenary Session 1230hrs 1400hrs 1400hrs 1530hrs Lunch * Country Updates (I) ** Advanced Vehicle Technology 1530hrs 1600hrs 1600hrs 1730hrs ** ITS Operations Tea Break * Country Updates (II) ** Electronic Road Pricing / Toll Collection 1900hrs ** ITS for Safer Roads Welcome Dinner 15 July 2008 0900hrs 1000hrs Plenary Session 1000hrs 1030hrs Tea Break 1030hrs 1230hrs * ITS Planning & Implementation Strategies ** ITS & Logistics 1230hrs 1330hrs 1330hrs 1530hrs Lunch * Funding of ITS Projects ** ITS for Public Transport / Pedestrians 1530hrs 1600hrs 1600hrs 1730hrs ** Traffic Management (I) ** Traffic Management (II) Tea Break * ITS - From the Users' Perspective ** Electronic Payment & Smart Cards Applications ** Dissemination of Traffic Information & Route Guidance 16 July 2008 0900hrs 1000hrs Plenary Session 1000hrs 1030hrs Tea Break 1030hrs 1230hrs * ITS - The Next Lap ** ITS - Security & Enforcement 1230hrs 1300hrs Closing Ceremony 1300hrs 1400hrs Lunch 1400hrs 1700hrs Technical Visits ** ITS - What're Available Now (From the Contractors' / Suppliers' Perspective) * Executive Sessions ** Technical Sessions Call for Papers 現在、論文投稿を募集中です。公式ウェブサイトの<CALL FOR PAPER>ページのガイダンスに従っ て、11月30日までにEメールで info@itsasiapacific2008.com あてにご送信下さい。 今回の優秀論文をITSジャーナルに掲載する方向で組織委員会、ITSジャーナル編集委員会と調整 中です。 Exhibition 併設展示会は総面積約3,000平米の展示エリアで開催され、1万人の来場者が期待されています。 (主催者発表) 展示ブースのお申し込み・お問合せは下記の担当者あてにお願いします。 <お申し込み・お問合せ先> Ms Jaslyn Tan, MP Asia Pte Ltd Tel: +65 6393 0231 Fax: +65 6296 2670 Email: jaslyntan@mpinetwork.com <出展料> Raw Space Rental: SGD 450 per sqm (minimum 36 sqm) (注) SGD1 = JPY75.66 (2007/11/20) Shell Scheme Booth: SGD 520 per sqm (minimum 9 sqm) *Notes: 1. All space rental rates exclude any taxes.2. Singapore registered companies are subject to the prevailing GST rate. <展示会場レイアウト図> (今後、変更の可能性があります。) ・スポンサーシップも募集中です。お問合せ先は下記までお願いいたします。 <お申し込み・お問合せ先> Ms Jaslyn Tan, MP Asia Pte Ltd Tel: +65 6393 0231 Fax: +65 6296 2670 Email: jaslyntan@mpinetwork.com 会議登録費 (公式ウェブサイトよりお早めにご登録下さい。) Forum Registration Fees Early Bird Fee (Registration & Payment by 30 Jan 2008) SGD 750 / USD 500 Regular Fee (Registration & Payment after 30 Jan 2008) SGD 975 / USD 650 Notes: 1.Forum registration fees include conference proceedings, buffet lunches and tea breaks, welcome dinner, technical visits and access to exhibition. 2. All fees exclude any taxes. 3. Singapore registered companies are subject to the prevailing GST rate. 今後の主な予定 アブストラクト提出期限(注) アブストラクト合否通知 フルペーパー提出期限 ・30 Apr 2008 Speakers must be registered to be included in the Final Programme スピーカー登録期限 (注)アブストラクト提出期限の延長について主催者と別途調整する予定です。 ITS Japanとしての対応方針(案) ・APにおけるITSの普及・発展のために、このフォーラムへの支援活動を行う。 ・日本からの情報発信(セッション、展示)をわかりやすく積極的に行って、日本のITS技術をAPに広げ る素地をつくる。 ・APにおけるITS発展につながるようにAP各国との連携活動を強化する。 皆様のご理解とご協力を宜しくお願い申し上げます。 <添付資料> 1. FACT SHEET (主催者発行の開催概要) 2. ORGANISATION CHART (主催・組織委員会の組織図) (担当:国際グループ) ◆ 国際交流について報告 最近の国際交流の実績について、報告致します。 1.タイ自工会使節団の受け入れ 日 時 : 10月26日(金)午後 場 所 : ITS Japan事務所 訪問者 : タイ自工会使節団(約25名)運輸省など政府関係者、タイ自工会メンバー モーターショーにあわせタイ自工会が企画しているもので政府要人も含まれる。 応対者 : 坂本常務、澁谷担当部長 内 容 : ITS Japanからは、ITS Japan の活動と日本のITSをプレゼンした。 ITSタイランド設立に向けて理解者の拡大に寄与できた。 2.ノルウェー運輸通信議員一行へのプレゼン 日 時 : 11月1日(木)10:00∼12:00 場 所 : ノルウェー大使館 訪問者 : ノルウェー運輸通信議員調査団19名、ノルウェー大使、他大使館関係者。 応対者 : 寺島専務、坂本常務、緑川常務、立松部長 内 容 : 挨拶(専務)、日本のITS及びITSJの活動(坂本)、安全支援システム(緑川・立松) 3.日韓ITSワークショップ協賛 日 時 : 11月2日(金)9:00∼18:05 その後レセプション 場 所 : 慶應義塾大学日吉キャンパス 来往舎 参加者 : 日韓のISO/TC204関係者で、韓国から26名、日本から17名、の計43名 主催者 : 慶応大学川嶋先生、Ajou大、Konkuk大、Yousei大、Seol国立大 協 賛 : ITS Japan Samsung, Vitsrosys, Hansil STM, 韓国地理情報通信(株)、Sejong C&C, Sane System 内 容 : 日韓双方から、通信分野、安全分野、などの技術的なプレゼンあり 4.UAE アブダビ首長国代表団受け入れ 日 時 : 11月6日(火)16:30∼17:30 場 所 : UAE/アブダビ警察 4名 応対者 : 坂本常務、久保部長、澁谷担当部長 内 容 : ITS Japanからは、ITS Japanの組織及 び活動概要について紹介。 先方の関心事は、アブダビ市における 交通管制システムの導入。 大臣が愛宕警察の交通管制センター を訪問しており、ミニチェア版を導入し たいとのこと。 5.タイ政府受け入れ 日 時 : 11月14日(水)10:00∼11:30 訪問者 : タイ政府(ロイヤルポリス、運輸省など計7名) 応対者 : 寺島専務、久保部長、澁谷担当部長 内 容 : ITS Japan寺島専務からITS Japanを代表して歓迎の挨拶。 ITS Japanの組織、活動を紹介。日本のITS概要を説明 先方の関心事は、ITSタイの組織化、ITS普及促進の点火方法など。 先方の質問に答える形で日本の実情について説明。(組織、メンバー、運営費、政府と の連携等) 6.ミシュランフォーラムに登壇参加 日 時 : 11月15日(木)∼17日(土) 場所 : 上海自動車展示センター、上海国際会議センター プログラム : Sustainable Mobilityのための、全体セッション、個別テーマ議論、展示、ラリー(省エ ネ車での効率などを競争)あり。以下、15日の開会式と16日のパネルディスカッション について紹介。 1)開会式(15日午前、登壇者は以下)日 時:11月15日(木)∼17日(土) ミシュラン・ロリエCEO、上海・胡延照副市長、在中国フランス大使、EC研究開発事務局長 中国科技部・万鋼大臣、の6名が参加。 2)パネルディスカッション(16日午前) ①講演 ・環境省 水・大気環境局自動車環境対策課・唐島課長補佐 ・EC環境委員会・Mr. Ouzky 議長 ②パネルディスカッション1。テーマは、Road Transport in a Rapidly Urbanizing World。 ・ITS Japan坂本常務含め、6名のパネリストが参加。 ③パネルディスカッション2。テーマはHybrid and Electric Vehicles :Electric Systems driving Performance。 ・トヨタ・渡邉技監を含め、6名のパネリストが参加。 (担当:国際グループ) ◆ 「第3回タイITSセミナー」最新情報 The 3rd Thailand ITS Seminar 2008 in conjunction with The 29th Bangkok International Motor Show 本年につづいて、来春、「タイITSセミナー」がバンコク国際モーターショーの開催期間中に開催されます。 このセミナーの主催者は、タイ自工会と、ITS Japan と連携関係にあるタイランドITSフォーラム(ITSタイラ ンドへ改組の予定)です。彼らは第3回となる今回は、従来よりさらに国際的なイベントを目指していま す。 セッション・展示などへの、みなさまの積極的なご参画をお願い申し上げます。 <開催概要> 現時点の情報です。逐次、更新情報をご案内させていただきます。 会議テーマ : 未定 オーガナイザ : タイランドITSフォーラム、タイ自工会(TAIA) 会期(予定) : <展示会> 2008年3月28日(金)∼4月6日(日) <セミナー> 未定(上記期間中の1∼2日の見込み) 会 場 : バンコク国際展示場(BITEC) 所 在 地 : 88 Bangna-Trad Road, Bangna, Bangkok 10260, THAILAND 公式ウェブサイト:別途開設の予定 第2回タイITSセミナーの様子(2007年4月) 会場の BITEC 第2回タイITSセミナー 展示会の様子 (右上) モーターショーのにぎわい (右下) ITS展示エリアの様子 (担当:国際グループ) ◆ 「記者懇談会(東京)」報告 「第2回日本ITS推進フオーラム(11/8・9・10)」を 目前にした11月5日(月)13:30∼14:30、ITS Japan 会議室で、記者懇談 会(写真右)を行ないました。 内容は、以下のとおりです。 1.日時:11月5日(月)13:30∼14:30 2.場所:ITS Japan会議室 3.プログラム: ・13:30∼13:32 開会、出席者紹介(司会) 1)ITS Japanから発表・説明 ・13: 32∼13:42 寺島専務理事 挨拶 ・13:42∼14:10 各テーマ発表・説明(担当のグループ長) ①11/8・9・10「第2回日本ITS推進フオーラム」(村井事務局長) ②「ITS世界会議北京2007」報告(坂本常務理事) ③環境ITSプロジェクト活動報告(ITSシンポジウム開催含む)(小出常務理事) 2)質疑応答 ・14:10∼14:30 4. 出席記者26名(テレビ1、新聞15、通信社2、雑誌6、フリージャーナリスト2) 1. NHK 岩間 上里 15. 交通新聞 2. 日経 児玉 沼田 16. 電波タイムス 3. 時事通信 赤間 霊山 17. ルート21 4. 共同通信 桧森 栗原 18. 全石新聞 5. 日刊工業 栗下 19. 日経エレクトロクス 狩集 6. 電波 霜田 船ケ山 20. リックテレコム 7. 交通毎日 二社谷 21. Mobi21 村上 8. 日刊自動車 畑野 22. ジャパンジャーナル 渡辺 9. 日刊自動車 松田 伊吹 23. イーノ 髙橋 矢口 10. 経済産業新聞 24. オーム 竹之内 25. フリージャーナリスト 鈴木 11. カーアンドレジャー 堀 12. 日本流通新聞 26. フリージャーナリスト 牧野 永山 13. 物流ニッポン 14. デザイン ニュース ジャパン 朴 5.質問と回答: マスコミから、「環境ITSプロジェクト」を中心とした質問がありました。 6.掲載: ①11月6日(火)付け 日経産業新聞 (担当:総務グループ広報 下之薗) ◆ 環境ITS社会実験記者発表(名古屋)報告 ITS Japanは、「環境ITS」プロジェクトを立ち上げ、本年度は愛知県名古屋市豊田市地域で社会実験 を行ないます。 地球温暖化が年々進んでいる今、CO2削減は重要なテーマです。「交通」分野におけるCO2削減の鍵を 握るのは、市民一人ひとりが移動の仕方を環境にやさしい方法に変えることであり、このことによって大 きな成果をあげることができます。 ITS(情報通信技術を活用した移動交通システム)は、我々の移動を環境にやさしい方法に変えるた めに大きな手助けになります。「環境ITS」は、そのようなITS施策の総称であり、今年は社会実験により その有効性を検証します。 ついては、環境ITS社会実験について、下記の内容で記者発表会を開きました。 1.日時 : 11月14日(水) 14:00∼15:00 2.場所 : あいちベンチャーハウス 3F セミナー室(愛知県名古屋市中区新栄2-2-24) 3.プログラム: ・14:00∼14:02 開会、出席者紹介(司会) 1)当方から発表・説明(14:00∼14:30) ・14:00∼14:20 環境ITSプロジェクト概略と社会実験のご紹介 (環境ITS推進委員会 森川委員長からPPTによる説明) ・14:20∼14:30 デモンストレーション (システム・実験WG 森島主査) ・パソコンとGPS携帯を使った説明 ・実験参加者のモニター登録から毎日のエコ行動の入力と情報のフィードバック ・GPS携帯操作と情報のフィードバック 2)質疑応答(14:30∼15:00) ・閉会 4.当方の出席者(環境ITS推進委員会森川委員長、森島主査、小出常務) 5.発表リリースは以下の通りです。 リリース 平成19年11月14日 ITS Japan ITS Japanが「環境ITSプロジェクト」社会実験を開始 特定非営利活動法人ITS Japan(会長 豊田章一郎トヨタ自動車株式会社取締役名誉会長、住所: 東京都港区芝公園2-6-8)は、2006年度からITS関係省庁をはじめとする産官学民の方々にご協力を いただき、「環境ITS推進委員会(委員長:森川高行名古屋大学大学院教授)」を立ち上げ環境ITSプ ロジェクトを推進してまいりましたが、このたびその社会実験を、11月1日から、愛知・名古屋・豊田地 域を対象に開始しました。 環境ITSプロジェクトは、(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の支援のもと、市民 参加とITSで地球環境問題の解決(CO2削減)に貢献しようというもので、多くの市民の方々に日常の 移動行動の中で環境に優しい移動手段(環境ITS)をうまく利用してもらう仕組みを作ります。今般、 同地域における社会実験を通じて、市民参加による環境改善活動の効果を実験的に検証し、この仕 組みを同地域に根付かせるとともに、全国にも広げていくことを計画しています。 注)ITS(Intelligent Transport Systems:高度道路交通システム) ITSに関しては、これまで、「安全」、「環境」、「利便」の向上を目的として、カーナビ、VICS、ETC、 ASV等の成功事例が作られてきました。2004年に愛知・名古屋・豊田地域で開催されたITS世界会 議を機に、これまで個別に発展してきたITSが連携し、より日常生活の中に浸透する「セカンドステー ジ」に入ったといわれています。 ITS Japanでは、2004年ITS世界会議、2005年愛・地球博でのITSイベント(ITS EXPO)等の大規模 イベントの機会を通じてITSの実用化促進を図ってまいりました。今回の環境ITSプロジェクトは、その 延長上に位置づけられるもので、日常生活の中で市民の意識変化・行動変化による環境改善を促 す画期的な取り組みです。また、京都議定書の目標値達成、2050年でのCO2 50%削減、環境配慮 型社会の構築等の政府目標に対して有効な施策として期待されています。 環境ITSプロジェクトでは、2006年度の調査研究で、市民の方々が環境ITSを利用して移動した場 合の CO2削減効果をシミュレーション等により事前評価しましたが、今年度は、社会実験で実際に 市民の方々が環境ITSを利用して移動した場合のCO2削減量を測定し、実験参加者全体でのCO2 削減効果、更には地域全体での環境改善可能性についてもシミュレーション等で推定します。 環境ITSプロジェクトの主な特徴は以下の通りです。 (1)「市民参加型環境ITS」の活用 このプロジェクトでは、エコドライブ、時差通勤、先進的経路案内、バス乗り換え案内、交通エコ ポイントなど、市民の方々の意識変化・行動変化により環境改善効果を高めることが出来るシス テムや施策を「市民参加型環境ITS」と呼んでいます。愛知・名古屋・豊田地域には2004年ITS世 界会議以降、ITSの導入が進展し様々な市民参加型環境ITSが実験運用・実用運用されていま す。 社会実験では、市民参加型環境ITSとバス、鉄道、地下鉄などの公共交通機関を連携させて使 いやすくし、かしこいクルマの使い方と公共交通とのバランスの取れた移動の仕組みを作ります。 更に信号制御、ETC、DSRC駐車場等の道路交通インフラも含めた環境ITS全体による相乗効果 も検討します。 (2)市民参加を促進する「環境ITSポータルサイト」 今回の社会実験はどなたでも参加可能です。環境ITSポータルサイト(http://e-its.jp/)にアクセス して参加登録するだけで実験に参加することが出来ます。このポータルサイトには、個人の移動 に伴うカロリー消費量、CO2削減量、及び他の実験参加者との比較などが図表等で提示されま す。更に、このポータルサイトには市民参加型環境ITSをつかったエコ交通行動のノウハウ情報 などが満載されており、市民の環境に対する意識を高め実験参加を促すとともに、環境ITSの利 用を促進する工夫がなされています。 (3)「プローブ情報」の収集と活用 プローブ情報は、道路交通状況を正確に把握する手段として、その活用が期待されています。 今回の社会実験では、愛知県ITS推進協議会の「あいちプローブ情報勉強会」で愛知県における 商用車プローブ情報の現状調査を行っていただき、その成果にもとづき、名古屋市のタクシー事 業者4社(宝交通㈱、つばめ自動車㈱、名鉄交通㈱、明和タクシー協同組合)のご協力により、名 古屋市内において約3000台レベルのタクシープローブ情報を収集できる見通しです。 また、GPS付携帯端末によるプローブパーソン機器を使って、個人のエコ交通行動を正確に記 録するプローブパーソン情報も収集する計画にしています。 タクシープローブ情報の活用により、道路交通状況の推定と予測の精度が飛躍的に向上するこ とが期待されます。また、今回の社会実験では収集されたプローブ情報(タクシープローブ情報/ プローブパーソン情報)を新たな分野へ活用できるかどうかの検討も行います。 (4)「産官学民の連携・協力体制」による社会実験 今回の社会実験は、産官学民の多くの関係機関の方々のご協力により実現に至りました。ITS 関係省庁からの委員会を通じたプロジェクト推進支援やデータ提供、地元自治体(愛知県、名古 屋市、豊田市)の施策との連携、市民団体や地元企業からの実験参加者登録支援、名大等の大 学や民間団体(P-DRGSコンソーシアム、インターネット協議会)のプロジェクトとの連携、名古屋 市タクシー事業者からのプローブ情報の提供、更にはITS Japan理事企業・団体からの協賛(注) 等々、多くの関係機関との連携・協力によって社会実験が実施されます。今回の社会実験の産 官学民の連携・協力体制が、今後のITS実用化体制の雛形になるものと期待しています。 注)協賛をいただいたITS Japan理事企業・団体(11社2団体): ㈱デンソー、トヨタ自動車㈱、富士通㈱ 、アイシン精 機㈱、いすゞ自動車㈱、クラリオン㈱、KDDI㈱、㈱東芝、日本電気㈱、松下電器産業㈱、矢崎総業㈱、(財)日本交 通管理技術協会、(社)日本自動車連盟 (5)期待される成果 今回の社会実験の目標は、市民自らがプレーヤーとして、生活の一部にとけ込んだ環境ITSを 活用して環境改善活動(CO2削減)に参加する仕組みを作ることと、その効果を検証することで す。社会実験では、個人や実験参加者全体のCO2の削減量や地域全体における環境改善可能 性等の効果検証、プローブ情報の活用可能性等の技術検証、このプロジェクトを継続していくた めの事業化方策の有効性検証等も行います。 更に、社会実験の結果をもとに、次年度以降の自立運用の準備や全国展開に向けた要件整理 を行うとともに、かしこいクルマの使い方と公共交通機関の組み合わせにより、名古屋市や豊田 市における交通社会の将来ビジョンを描くことも計画しています。 環境ITS社会実験は、2007年11月1日から2008年1月31日まで実施します。環境改善に興味の ある方はどなたでも自由に参加が出来ます。環境ITSポータルサイトにアクセスし実験に参加を いただき、市民一人ひとり、あるいは参加者全体によるCO2削減量の大きさ、地域全体の取り組 みによる可能性の大きさを感じていただきたいと思います。 市民参加による環境改善活動の立ち上げに皆様方のご支援・ご協力をお願いたします。 以 上 6.出席マスコミ18名 ①朝日 大日向 ②朝日 木村 ③読売 小山内 ④読売 加藤 ⑤日経 木村 ⑥日経 北澤 ⑦毎日 山田 ⑧中日 丸山 ⑨交通毎日 安原 ⑩中部経済 大蔵 ⑪日刊自動車 小室 ⑫日刊自動車 山西 ⑬日刊工業 大崎 ⑭時事通信 渡辺 ⑮日刊建設通信 吉沢 ⑯建通 滝 ⑰日刊建設工業 渡辺 ⑱交通 湊 7.質疑応答 以下の質問がありました。 ①財源は ②実験の参加者数 ③エコマネー換算率について ④プローブタクシーについて ⑤世界の発信・PRについて ⑥PDS(駐車マネジメント)について 8.掲載(11月15日(木)付け7紙、11月19日(月)付け1紙) (担当:総務グループ広報 下之薗) ◆ 「新交通物流特別委員会」取組み状況 報告 「新交通物流特別委員会」の取組み状況について、報告致します。 1.これまでの経過 ITSを通して「新たなモビリティ社会」を目指すITS Japanとして、「政府の長期戦略指針」や「ITS Japanの ミッションと位置づけ」により、「ITS 長期ビジョンの策定」と「ITS民間推進団体として具体的提案」に取 組む 2. 新交通物流特別委員会について 「新交通物流特別委員会」には「都市創生WG」と「高度物流」の2つのWGを置く。また、速やかな委員 会の運営や両WGの調整を行なうために「ステアリング」を設置する。 新交通物流特別委員会の検討成果を実現をするために官側の予算工程も注視しながら具体的な取組 み案を纏める。また、産学官の連携する場の形成の環境作りを行なう。 (担当:総務グループ 尾田) ◆ J-Safetyプロジェクト(インフラ協調安全運転支援システムに係わるプロジェクト)進捗報告 企画グループが事務局を担当して推進しているJ-safetyプロジェクト(インフラ協調安全運転支援シス テムに係わるプロジェクト)のこの1ヶ月の主な動きについて、J-Safety委員会関係と官民連携会議関係 を中心に報告致します。 1.J-Safety委員会関係 1) 効果評価分科会 ① SWG1(SWG1,2,4合同サブワーキング) ・事故削減効果ロジックの摺り合わせ ・ASV4効果評価手法案の紹介 ② SWG3(11/13) ・ドライバーモジュール12月末完、交通流シミュレーション2月末完とほぼ計画通り。 ・シミュレーション対象場所(鎌ヶ谷市の交差点)の実測報告。 2) 普及促進分科会 ・ニーズ調査・受容性等一般ユーザ向け初期アンケート調査解析中(JAF殿との共同作業):各 1,000件前後の回答を得た。 3) 国際・アーキテクチャ分科会 ・アーキテクチャの課題に関し、自工会の回答を踏まえ、再整理中。 2.官民連携会議関係 1)第4回 大規模実証実験WG ①DSSS関連について ・実証実験に向けたDSSSのシステム構成やアプリケーションが固まってきた。 → 25日にDSSS 関係者への説明会 ②08実証実験向け共用車載機開発計画報告。 ③PREeVENT出張報告(ITS Japan)→大規模実証実験のプラン作成のトリガーとする。 2) 第5回 大規模実証実験WG ・警察庁より光ビーコンによる08大規模実験のアプリケーション案について説明が行われた。 ・08大規模実証実験のデモ・イベントを官民連携して企画して行く上で、道路局よりスマートウェイ 2007デモ・イベントの概要報告が行われた。 ・自交局よりHMI配慮事項のガイドラインの説明が行われた。ガイドラインについてはITS推進協 大規模実証実験WGの事務局であるITS Japanから関連機関・企業へ展開。 ・共用車載機開発の進め方について報告があり、概ね合意された。 ・国際・アーキテクチャ分科会の活動内容を紹介した。 ・WGを3月まで毎月1回行うことになった。(→大規模実証実験実施計画策定) 3. 海外関係 1)ノルウェー国会議員へのITS-Safety2010関係プレゼン(11/1 at ノルウェー大使館) 4. 日本ITS推進フォーラム 1) 交通安全セッション パネルディスカッション 2) ITS世界会議北京報告会 「自動車安全(3極の比較)」 (担当:企画グループ 立松) ◆ 環境ITSプロジェクト状況報告 環境ITSプロジェクトは、第1回環境ITS推進委員会(8/7)でプロジェクトの全体計画をご承認いただ いた後、活動組織であるWG・SWGにおいて、モデル実験システムの構築作業と実験参加者募集や 実験企画等の準備作業を実施し、当初予定の11月1日から環境ITS社会実験を開始しました。 現在は、環境ITSポータルサイトを使って、一般市民、企業市民の方々に日々の行動変更による CO2削減量の把握等の「通常実験」を実施中です。また、11/22(木)∼25(日)にポートメッセなごや1 号館の「ITSワールド in あいち」の中で環境ITS展示ブースを開設するとともに、11/23(金)14:30∼15: 30には「環境ITSステージイベント(トークショー)」を行います。 今後は、2008年1月31日まで社会実験を継続するとともに、実験データの収集・分析を進め、成果を 取りまとめる予定です。 1.社会実験準備作業 WG・SWG(システム・実験WG/プローブ情報SWG/効果WG/事業化WG/広報WG)の活動により下 記の準備作業を行い、社会実験を開始致しました。準備作業の概略は下記の通りです。 1)関係先との連携・協力体制の構築 今回の社会実験は、産官学民の多くの関係機関の方々のご協力により実現に至りました。ITS 関係省庁からの委員会を通じたプロジェクト推進支援やデータ提供、地元自治体(愛知県、名古 屋市、豊田市)の施策との連携、市民団体や地元企業からの実験参加者登録支援、名大等の 大学や民間団体(P-DRGSコンソーシアム、インターネット協議会)のプロジェクトとの連携、名古 屋市 タクシー事業者からのプローブ情報の提供、更にはITS Japan理事企業・団体(11社・2団 体)からの協賛等々、多くの関係機関との連携・協力によって、現在、社会実験が実施されてい ます。 2)モデル実験システムの構築と運用 モデル実験システムは、交通エコポイントやプローブ情報システム、P-DRGS等の外部の基幹シ ステムと連携を図るとともに、環境改善効果の可視化機能を持つシステムとしました。センターシ ステムをあいちベンチャーハウスにおき、全体のモニター機能を持たせています。 環境ITSポータルサイト(http://e-its.jp/)では、個人の移動に伴うカロリー消費量、CO2削減量、及 び他の実験参加者との比較などが図表等で提示されます。更に、このポータルサイトには市民 参加型環境ITSをつかったエコ交通行動のノウハウ情報などが満載されており、市民の環境に 対する意識を高め実験参加を促すとともに、環境ITSの利用を促進する工夫がなされています。 3)実験参加者募集活動 「環境ITS」モニター募集のチラシを1.5万枚印刷し、自治体、市民団体、民間企業、大学等関係 機関に配布をお願いしました。11月1日の実験開始より、環境ITSポータルサイトでモニター受付 も開始し、現時点で実験参加者は約350名となっています。 今後、一般市民で環境に意識の高い方々や企業を通した従業員の方々への実験参加の呼びか けを拡大し実験参加者数の拡大を図っていきます 4)プローブ情報の収集 今回の社会実験では、愛知県ITS推進協議会の「あいちプローブ情報勉強会」で愛知県における 商用車プローブ情報の現状調査と集約方策の検討を行っていただきました。その結果、名古屋 市のタクシー事業者4社(宝交通㈱、つばめ自動車㈱、名鉄交通㈱、明和タクシー協同組合)の ご協力により、名古屋市内において約3000台レベルのタクシープローブ情報を収集できる見通し です。 また、GPS付携帯端末によるプローブパーソン機器を使って、個人のエコ交通行動を正確に記録 するプローブパーソン情報も収集する計画です。 2.マスコミ対応 11/14に名古屋地域のマスコミ約20社を対象に、「あいちベンチャーハウス」において環境ITSの記者 発表会を開催しました。環境ITSプロジェクトの立ち上げの背景、趣旨、特徴等を紹介の後、ポータ ルサイトのメニュー(「チャレンジE−CO2」や「ECOで行こう!」等)を使った実験参加者のシステム利 用のデモを実施しました。 3.今後の予定 1)通常実験(∼2008/1/31) ・実験参加者の交通行動の変更の促進活動を推進し、実験最終日までトータルとしてのCO2削減 量の増大を目指します。 2)名古屋特別実験(2007/11/22∼25) ・前述の通り、ポートメッセなごや1号館の「ITSワールド in あいち」の中で環境ITS展示ブースを開 設するとともに、11/23(金)14:30∼15:30には「環境ITSステージイベント(トークショー)」を行いま した。 3)ITSシンポジウム in 福岡(2007/12/8) ・環境ITSの全国展開の最初の試みとして、福岡モーターショー(12/7∼10)の中で東大ITSセンタ ーと共同でシンポジウム(12/8:@福岡国際会議場)を開催し、九州のITS関係の方々に環境ITS プロジェクトを紹介します。 4)豊田特別実験(2008/1/19) ・豊田商工会議所で、豊田市と連携してエコ交通を市民と一緒に考える「環境ITS市民ワーク ショ ップ」を開催します。 5)プロジェクト終了 ・2008年1/31をもって社会実験を終了し、2008年2/10にNEDOにプロジェクトの成果報告書を納入 します。 従って、第3回環境ITS推進委員会は、2008年1月下旬に開催する予定です。 (実用化/連携促進プロジェクト 小出/日野) ◆ 中国道路交通信息化委員会活動報告 中国道路交通信息化委員会活動について、11月15日に行なわれた「中国道路交通信息化委員会 幹事会」を中心に報告致します。 1) 中国道路交通信息化委員会幹事会(11/15)では、ITS世界会議2007北京並びに第2回日本ITS推 進フォーラムで入手した、道路交通情報配信関連の情報について報告し情報共有を図りました。 表題: 中国道路交通信息化委員会の活動テーマから見たITS世界会議 北京2007 まとめ∼世界 会議及び日本ITS推進フォーラム報告会より∼ 内容: ①中国の動向(全体,北京,上海,広州,その他) ②欧州の動向 ③道路交通情報に関する論文について ④技術テーマ ・収集系,提供系 ・通信技術,デジタル地図 2) 三洋半導体㈱様がITS Japanの一般会員として入会されました。 並行して、中国道路交通信息化委員会幹事会メンバーとしても正式登録を完了しました。 (担当:普及促進グループ 小林) ◆ 「第6回ITSシンポジウム2007」について 第6回ITSシンポジウム2007は、「安全と共生のITS」をテーマに12月6日(木)、7日(金)に神戸市産業 振興センター(http://www.kobe-ipc.or.jp 神戸市中央区東川崎町1丁目8番4号)で開催されます。最終 プログラムが決まりましたのでご案内します。今回は、第1回東京大会に次ぐ2番目の投稿論文数とな り、多くの研究論文の発表と特別セッションでの論戦などで活発な大会になることが期待されます。皆 様の奮っての参加登録と関係部門への展開を宜しくお願い致します。 シンポジウムは特別セッション、論文発表セッション、およびポスターセッションで構成されます。 ●特別セッション: テーマ: 論戦―「企業が学に言いたいこと・学が企業に言いたいこと」― モデレータ: 朝倉 康夫 神戸大学大学院 自然科学研究科 教授 パネリスト: 長谷川 孝明 埼玉大学大学院 理工学研究科 教授 大口 敬 首都大学東京大学院 都市環境科学研究科 教授 堀江 清一 株式会社長大 専務取締役 阿部朋明 松下電器産業株式会社 ITS事業推進室長 ●論文発表セッション: 下記の6つのセッションにて24編の論文が発表されます。 I) 「事故を減らすITS」 モデレータ: 秋月俊五 本田技研工業株式会社 渉外企画室 主幹 II) 「災害時にも機能するITS」 モデレータ: 藤原章正 広島大学大学院国際協力研究科 教授 III) 「環境と人に優しいITS」 モデレータ: 景山一郎 日本大学生産工学部機械工学科 教授 IV) 「情報通信系」 モデレータ: 東重利 株式会社トヨタマップマスター 代表取締役副社長 V) 「通信系」 モデレータ: 熊澤宏之 三菱電機株式会社 先端技術総合研究所 システム最適化技 術部長 VI) 「運転行動と心理のITS」 モデレータ: 大須賀美恵子 大阪工業大学 工学部生体医工学科 教 授 ●ポスターセッション: 今回は、ショットガン(概略紹介)を復活させ、ポスター(59篇)を一堂に紹介、セッション時間を従来 より長く設定し、参加者との議論がより深められるように工夫しました。発表はプログラム委員会によ り審査が行われ、優秀な発表にはベストポスター賞が授与される予定です。 ●参加登録料: 発表者 一般15,000円 / 学生8,000円 聴講のみ 一般会員15,000円 / 一般非会員23,000円 / 学生3,000円 バンケット参加費: 別途3,000円 尚、この期間中に、神戸の冬を彩る荘厳な光のイベント「神戸ルミナリエ」が会場近くで催されますの で、シンポジウム参加の機会に是非ご覧下さい。(http://www.kobe-luminarie.jp/) 以下は、プログラムです。 第6回ITSシンポジウム2007 ∼安全と共生のITS∼ 2007年12月6日(木)∼7日(金) 会場 神戸市産業振興センター Final Program 主催 特定非営利活動法人ITS Japan 共催 財団法人神戸市産業振興財団 協賛 (社)計測自動制御学会、(社)交通工学研究会、(社)自動車技術会、(社)情報処理学会、(社)人工知能学会 、 (社)電気学会、(社)電子情報通信学会、(社)土木学会、(社)日本機械学会、日本交通心理学会、 (社)日本ロボット学会、情報処理学会ITS研究会、同コンピュータビジョンとイメージメディア研究会、 同ユビキタスコンピューティングシステム研究会、電子情報通信学会ITS研究会、同パターン認識・メディア理解研究会 12月6日(木) 10:00 開場 10:30-10:40 開会式 主催者挨拶 寺島大三郎 (ITS Japan 専務理事) 10:40-11:50 論文発表セッションⅠ 「事故を減らすITS」 3階ホール モデレータ: 秋月俊五 本田技研工業株式会社 渉外企画室 主幹 O1-1* 無信号交差点一時停止支援システムの警告判定法の評価分析 (三谷哲雄 山中英生 上田誠 須藤晃成 鈴江宗大) O1-2* センサネットワークによる臨界領域交通流における衝撃波・危険状況予測 (藤村嘉一 木間俊宏 角谷直樹 上條俊介) O1-3* 交通事故防止のためのヒヤリハット事例の統計分析によるドライバー特性の解析 (宮治正廣 段野幹男 小栗宏次) O1-4* クレスト部近接交差点における運転挙動の空間分析と車内警告情報による影響 (周藤浩司 藤原章正 張峻屹) 11:50-12:50 昼食 12:50-15:25 ポスターセッション 3階ホール/9階会場 12:50-15:20 概要紹介 3階ホール 13:25-15:25 ポスタープレゼンテーション 9階セッション会場 (会議室901および902+903) P1-01* 時間帯別車種別確率的利用者均衡配分の並列計算効率性の検討 (井ノ口弘昭 丸尚孝) P1-04* 都市高速道路における旅行時間予測の実装 (Chong WEI 井料隆雅 朝倉康夫) P1-05* 減災効果の向上を目指した広域動線観測に関する研究 (八木浩一) P1-06* ネットワーク信号制御を目的とした画像センサによる旅行時間計測 (黒岩久人 藤村嘉一 上條俊介) P1-07* 距離画像を用いた乗員頭部と胴体部の分離法 (川村哲也 胡振程 内村圭一) P1-08* Pedestrian Detection with Occupancy Fusion Map using Lidar and Stereovision (陸哲元 胡振程 内村圭一) P1-09* 多視点カメラデータの統合による知的交通流計測 (中山順博 胡振程 Francisco Lamosa 内村圭一) P1-10* 次世代カーナビゲーションシステムにおける高精度リアルタイム位置推定法 (田中仁 胡振程 王臣豪 楠原俊祐 内村圭一) P1-11* 高速白線検知法の開発による3次元道路形状把握と車両位置推定 (前田知樹 胡振程 王臣豪 内村圭一) P1-12* 運転者の安全運転意識と人為的ミスの包括的モデル―大分県交通事故データの分析― (原恭彦 和泉志津恵 小畑経史) P1-13* 未校正カメラの車両間画像協調に基づく死角の仮想映像生成 (市川一樹 佐藤淳) P1-14* 安全運転管理教育システム(ASSIST)における商用車の安全運転度解析 (合志和晃 松永勝也 石橋弘光 林政喜) P1-15* レーザスキャナを用いた車の安全検知への試み -移動型レーザスキャナを用いた移動体の検知とトラッキング (趙卉菁 柴崎亮介 邵肖偉 帷子京市郎) P1-16* Fuzzy Logic based Car-following Model for Microscopic Traffic Simulation on Urban Road Network (エランパリ・マデュー 奥嶋政嗣 秋山孝正) P1-17* 視線誘導標を用いた道路構造認識 (清水彰一 藤吉弘亘 酒井裕史 金出武雄) P1-18* 都市間高速道路における車両感知器を用いた所要時間推定モデルの特性比較 (松本幸正 鈴木忠英 松井寛) P1-19* 車載カメラ映像の固有空間圧縮およびGPUによる実時間復元による写実的ドライビングシミュレータの実現 (佐藤亮 尾池治郎 川崎洋 小野晋太郎 池内克史) P1-20* ITSを活用した災害時の救援オペレーションシステムに関する基礎的研究 (永田尚人 山本幸司 橋本励) P1-21* アップリンク情報を活用した都市間高速道路における旅行時間予測手法の研究 (舌間貴宏 村重至康 山岸肇 大内浩之 堀口良太) P1-22* ミクロ・マクロ両視点からの高速道における車線変更モデルの同定と検証 (結城知彦 森正嘉 近藤啓介 鈴木高宏 國井康晴 桑原雅夫) P1-23 顔構成部品の変化と操舵特性からドライバの運転状態の推定の検討 (伊藤広太 片桐賢樹 山田啓一 山本修身 山本新) P1-24 動的軸重計測技術の活用事例の分析 (佐藤尚良 西田秀志 河合宏 中尾慎一) P1-25 高齢ドライバを意図した自動車教習所向け運転能力測定システム (篠田耕作 平岡雅丈 山本裕 松田克巳 山田宗男 川澄未来子 山本修身 中野倫明) P1-26 中高年の認知症早期発見システムの検討 (嘉藤晃 野田龍臣 山田宗男 川澄未来子 山本修身 中野倫明 山本新) P1-27 眼鏡装着ドライバのまばたき検出 (野村祐介 鈴木麻以 山本修身 山田啓一 山本新) P1-28 高齢ドライバのための運転能力の測定方法 (牛田将弘 足立委昭 棚橋寿行 山田宗男 川澄未来子 山本修身 中野倫明 山本新) P1-29 運転負荷を変化させたときの携帯通話の負担度と顔表情変化 (小林啓一郎 山北真実 井東道昌 川澄未来子 山本修身 山本新) P1-30 動画像を用いた複数車両の追跡 (原田裕里 佐治斉) P1-31 航空画像を用いた広域・局所解析による道路標示抽出 (石野裕一 佐治斉) P1-32 広島都市圏におけるWebを活用したノーマイカーデー運動の取り組み (小笹俊成 木村良一) P1-33 ネットワーク型Active Shape ModelsとRoad Tracking法を併用した未表記道路の抽出 (上瀧剛 植村匠 内村圭一 胡振程) P1-34 車載ステレオカメラにおける測距方式の開発及び評価 (新浩治 曽田敏弘 宮脇治 根岸辰行 岩井和彦 吉田青史 柴原琢磨 青木孝文) P1-35 予測型信号制御SPROUTによる信号制御システムの高度化 (馬渕透 久野雄一郎 國米清治) P1-36 フローティングカーシステムにおける降雪のリンク旅行時間への影響に関する考察 (徳永正尚 柘植正邦 益田卓朗 中野敬介 仙石正和 菅原愛子 今井武) P1-37 首都高速道路におけるOD交通量変動要因分析とその予測手法に関する研究 (西内裕晶 マークフィリップ・ミスカ 割田博 桑原雅夫) P1-38 Self Learning Tool for Travel Time Estimation in Signalized Urban Networks Based on Probe Data (チャリタ・ガヤン・ジャガツプリヤ・ダイアス マークフィリップ・ミスカ シャマス・バジャワ 桑原雅夫) P1-39 HMMを用いた交通状況の一推定法について (阪井勇貴 何立風 村上和人) P1-40 ステレオ画像処理による交通流計測 (鮫田いとじ 遠藤雄二) P1-41 阪神高速道路のシステムアーキテクチャについて (石井康裕 河本一郎 岡本太郎) P1-42 阪神高速道路における旅行時間信頼性の実証分析 (高島知之 日下部貴彦 井料隆雅 朝倉康夫) P1-43 事故発生時の旅行時間予測手法に関する研究 (菅原愛子 今井武 津田博之 桑原雅夫 割田博) P1-44 四輪操舵システムを有する新交通システムの運動制御に関する研究 (海老根卓 金子哲也 景山一郎) P1-45 時間帯を考慮したバスプローブデータに基づく道路ネットワークパフォーマンス分析 (森脇啓介 宇野伸宏 倉内文孝) P1-46 カウントダウン式車両用信号機における車両挙動に関する分析 (藤田素弘 鈴木弘司 ユルマズジハット) P1-47 道路標識自動認識による安全運転管理教育システム(ASSIST)における一時停止箇所DB構築の自動化 (深田純一 松永勝也 合志和晃 花野井歳弘) P1-48 道路の走りやすさランクをカーナビ・Webでの経路検索に活かす -官民共同研究の紹介(金澤文彦 藤本幸司 布施孝志 松林豊 湯浅直美) P1-49 交通事故発生の確率的変動を考慮した道路巡回車の最適運行計画に関する研究 (荒木孝夫 谷口栄一 山田忠史 安東直紀) P1-50 来訪者向けバス案内の改善に関する考察 (平沢隆之 畠中秀人 平井節生 中谷光夫 松本章宏 三好孝明) P1-51 高速バスロケを活用した乗り継ぎ社会実験の評価検証 (今村知人 平井節生 鹿野島秀行 小笠原誠 岩田武夫 阿比留勝吾) P1-52 プローブデータを活用した安全走行支援サービスに関する検討 (畠中秀人 平沢隆之 真部泰幸 渡邊寧 井上洋 竹中憲郎 川 弘太) P1-53 地図連携走行支援サービスの有効性検証について (平井節生 畠中秀人 藤本幸司 重田良二 小笠原誠 久野晃) P1-54 AHS安全合流支援サービスの開発 (平井節生 畠中秀人 平沢隆之 綾貴穂 西井禎克 長野和夫) P1-55 仮想視差画像を用いた障害物検出 - Kalman Filterを用いた路面推定の安定化 (下山真雅 菅沼直樹 曽田敏弘 南里卓也) P1-56 動的システム最適配分の一般ネットワークへの拡張 (坪田隆宏 桑原雅夫 シャマス・バジュワ リチャード・コナーズ) P1-57 携帯電話による都市高速道路の道路交通情報配信サービス (荒川貴之 西田純二 上善恒雄) P1-58 サスティナブルITSの展開 (田中伸治 山口大助 小野晋太郎 鈴木高宏 須田義大 桑原雅夫 池内克史 田中敏久) P1-59 所要時間信頼性評価によるITS等導入効果の検証手法に関する研究 (丸山俊明 岡田知朗 田畑大 割田博) P1-60 カーナビの次世代展開へ向けた国際戦略に関する一考察 (中條覚 関本義秀 松下博俊 金澤文彦) P1-61* 室内実験による傾向情報の経路選択に及ぼす影響分析 (田中光久 宇野伸宏 倉内文孝 安隆浩) 15:25-15:40 休憩 15:40-16:50 論文発表セッションⅡ 「災害時にも機能するITS」 3階ホール モデレータ: 藤原章正 広島大学大学院国際協力研究科 教授 02-1* 峠部道路における霧予測情報の活用 (松山雄馬 三好達夫 松田泰明 加治屋安彦 松澤勝) 02-2 航空画像とデジタル地図を用いた山間部における道路閉塞解析 (浦部和哉 佐治斉) 02-3 カーナビゲーションにおける防災情報の提供について (野川忠文 菅原愛子 今井武) 02-4 プローブカー情報の減災利用の取り組み - 新潟県中越沖地震における通れた道路マップの提供 (秦康範 下羅弘樹 鈴木猛康 菅原愛子 野川忠文 今井武 目黒公郎 小玉乃理子) 16:50-17:00 休憩 17:00バンケット & ベストポスター賞授与式 10階レセプションルーム 12月7日(金) 9:00 開場 9:30-10:40 論文発表セッションⅢ 「環境と人に優しいITS」 3階ホール モデレータ: 景山一郎 日本大学生産工学部機械工学科 教授 O3-1* ITS技術を用いたトンネルの歩行者安全対策の提案と検証 (岡村健志 松本修一 熊谷靖彦) O3-2* 都市間高速道路と鉄道新線の連携によるパーク&ライド施策の実現可能性の検討 (六反雅登 松尾誠太郎 葛西誠 内山久雄 寺部慎太郎 貞清一浩) O3-3* AHSを活用した交通円滑化走行支援サービスの実用化に向けた取組み (平井節生 畠中秀人 浅野美帆 西井禎克 前田雅人 片山恭紀) O3-4* 外国人ドライブ観光を支援するITS (松田泰明 松山雄馬 加治屋安彦) 10:40-11:00 休憩 11:00-12:10 論文発表セッションⅣ 「情報提供系」 3階ホール モデレータ: 東重利 株式会社トヨタマップマスター 代表取締役副社長 O4-1* 道路交通所要時間等情報提供システムの構築 (安藤良輔 三村泰広 草野秀佳) O4-2* 中山間部道路での対向車接近表示システム(中山間道路走行支援システム)の設置前後における運転行動と意識の変化 (加藤瑞穂 寺部慎太郎 熊谷靖彦 松本修一 片岡源宗 内山久雄) O4-3* 「Web2.0」時代におけるドライブ情報提供に関する一考察 (加治屋安彦 松田泰明 松島哲郎 正岡久明 星野洋) O4-4 車両情報をもとにした路面凍結情報システムの構築 (浜岡秀勝 竹内将廣 渡辺央 西田尚司 栗谷将晴) 12:10-13:10 昼食 13:10-14:20 論文発表セッションⅤ 「通信系」 3階ホール モデレータ: 熊澤宏之 三菱電機株式会社 先端技術総合研究所 システム最適化技術部長 05-1* PN符号を路面に割り当てる方式を用いたDS/SS方式でのIVCにおける逐次干渉除去の検討 (﨡原愼一 伊丹誠) O5-2 DSRC 道路交通シミュレータによる安全運転支援システム評価装置の開発 (五十嵐雄治 濱田祐司 伊川雅彦 後藤幸夫 熊澤宏之 森田茂樹 山本彰) O5-3 小電力無線通信を用いた車群内コミュニケーションシステムの構築と実験 (蒔苗耕司 高橋仁) O5-4 首都高速道路におけるETC-IDを活用した前方障害物情報提供サービス (平井節生 畠中秀人 山崎勲 小笠原誠 渡邊寧 大金顕二) 14:20-14:40 休憩 14:40-15:50 論文発表セッションⅥ 「運転行動と心理のITS」 3階ホール モデレータ: 大須賀美恵子 大阪工業大学 工学部生体医工学科 教授 O6-1* 運転状況を考慮した脇見推定手法 (堀口研一 熊野史朗 山口大助 佐藤洋一 須田義大 鈴木高宏) O6-2 運転支援のためのステア・バイ・ワイヤ システムの開発 (葉山良平 前田真悟 川原禎弘 中野史郎 熊本博光) O6-3 アイマークレコーダによる運転中のドライバの視線計測 (小塚一宏 飯田智之 小林一信) O6-4 Head-Up Display視認時における前方注意への影響評価 (江尻剛士 永野恵一 秦誠) 15:50-16:10 休憩 16:10-17:40 特別セッション(パネルセッション) 論戦−「企業が学に言いたいこと・学が企業に言いたいこと」 モデレータ: 朝倉康夫 パネリスト: 長谷川孝明 大口敬 堀江清一 阿部朋明 3階ホール 神戸大学大学院 工学研究科 教授 埼玉大学大学院 理工学研究科 教授 首都大学東京大学院 都市環境科学研究科 教授 株式会社長大 専務取締役 松下電器産業株式会社 パナソニックオートモーティブシステムズ社 ITS事業推進室長 17:40-18:00 閉会式 プログラム委員長全体総括 朝倉康夫 神戸大学大学院 自然科学研究科 教授 次期プログラム委員長挨拶 大口敬 首都大学東京大学院 都市環境科学研究科 教授 3階ホール 備考: *印は査読つき、アンダーラインは発表者 (担当:実用化/連携促進プロジェクト 日野/井出) ◆ 福岡モーターショーでシンポジウム開催 ITS Japan は、福岡モーターショーの機会に、東京大学生産技術研究所先進モビリティ連携研究セン ター(ITSセンター)と連携して「ITSシンポジウム in 福岡」を開催します。 このシンポジウムでは、東京や愛知、九州でのITS(高度道路交通システム)の取り組み事例を紹介し ながら、九州におけるITS のさらなる普及へ発展させる方向性を考えます。 内容は、下記のとおりです。 ●日 時:12 月8 日(土)9:30∼12:30 ●会 場:福岡国際会議場4F 中会議室 (博多市石城町2−1) ●参加者:九州の産官学のITS 関係者150 人 【プログラム】 9:30 第1 部/プレゼンテーション ①「最先端ITS 研究と国際連携」(東京大学ITS セミナーシリーズ②) 発表:桑原 雅夫氏(東京大学生産技術研究所教授) 須田 義大氏(東京大学生産技術研究所教授) 鈴木 高宏氏(東京大学生産技術研究所准教授) ②「環境ITS モデル都市を目指して」 発表:森川 高行氏(名古屋大学大学院教授) 10:40 第2 部/プレゼンテーション「九州を拠点としたITS の取り組み」 ①「九州らしいITS の開発と活用の展望」 発表:溝上 章志氏(熊本大学教授) ②「地域ITS の展開」 発表:平井 節生氏(国土交通省国土技術政策総合研究所室長) ③「にしてつバスでのITS の取り組みについて」 発表:中垣 満政氏(西日本鉄道㈱自動車事業本部IT 推進室室長) 11:25 第3 部/パネルディスカッション 「アジアに視点を置いた九州のITS推進について」 コーディネーター:辰巳 浩(九州産業大学准教授) パネリスト:溝上 章司氏、桑原 雅夫氏、森川 高行氏、中垣 満政氏、 大貝 知子氏(大貝観光研究所所長) (担当:常務理事 小出) ◆ 産学連携特集:千葉工業大学のITS取り組み 千葉工業大学では、主に工学部と情報科学部においてITSに関連する取り組みが行われている。本 稿ではこのうち、情報科学部における取り組みについてご紹介させて頂く。 情報科学部は情報工学科と情報ネットワーク学科の二つの学科から成り立っており、それぞれの学 科においてさまざまな研究活動を行っているが、その中で情報ネットワーク学科の屋代研究室、情報工 学科の長谷川研究室のITSに対する取り組みを紹介する。 1.ネットワーク技術を活用したITS 情報科学部情報ネットワーク学科 准教授 屋代智之 屋代研究室では、発足時よりITSに関するさまざまな研究を行ってきた。路車間通信・車々間通 信を融合した通信システムの提案を日本で最初に行ったのを始めとして、路車間通信システムに 関する研究、車群制御に関する研究、歩行者ナビゲーションや歩行者に対する位置情報サービス に関する研究などを行ってきた。ここでは位置情報サービスのITSへの適用に関する研究につい て紹介する。 モバイルアドホックネットワークの研究が盛んに行われているが、本研究もモバイルアドホックネ ットワークを活用するための研究である。本研究では、Agent技術を用いて自身の物理的位置を固 定しつつ、歩行者の端末上を移動するNomadic Agent(NA)を提案し、これを用いて位置に依存す る情報を効率的に提供することを目標としている。 ・位置情報サービスのためのNomadic Agent Nomadic Agent(NA)とは、端末間を移動する一種のMobile Agentである。ただし、通常のMobile Agentと異なり、特定の所有 者は持たずその代わりに自身の発生位置等を基準として、その 近傍に留まり続け、その地点での情報収集や周辺を通過する端 末への情報提供を行うことを目標とする。 自身の物理的位置を特定の場所周辺に固定するために、自身 を保持している移動端末が特定の場所から離れようとしたとき 図1: Nomadic Agentの動作 に、周辺の適当な端末に移動する(図1)。可能な限りこれを繰り 返すことによって、その場所周辺を通過する端末から位置に依存する情報を収集し、またそれらの 端末にその場所の情報を提供することを可能とする。他の場所にいる端末は、欲しい情報に関連 する場所に問い合わせを行うことで、必要とする情報を持っている端末を探すことなく情報を取得 することが可能となる。 無線通信システムの性能や周辺の端末の移動速度、密度などによって、NAが特定の場所周辺 に存在できる時間は変わってくるが、標準的なモデルで検討すると、多くの人が対応する端末を持 っていれば、主要な場所でのサービス提供は可能であると思われる。適用可能なアプリケーション として、歩行者用のプローブシステムや動的な情報提供を行う歩行者ナビゲーション、歩行者の移 動をトラッキングするシステムなどが考えられる。 ・自動車環境におけるNomadic Agentを用いたサービス 現状では、Nomadic Agentを用いて、主として歩行 者向けのサービスを提供することを検討している が、ここでは車向けのアプリケーションとして考えて いるものを紹介する。 車が周辺の車両と通信を行う車車間通信では、た とえ無指向性アンテナを用いたとしても、建物などに よるシャドウイングにより、交差点近傍での交差交通 との通信は難しいといわれている。しかし、交差点は 重大事故の多発箇所でもあるので、インフラを設置 し、路車間通信を用いて事故を予防するシステムが 多く検討されている。 本研究では、交差点内にNomadic Agentを発生さ 図2: 交差点におけるNomadic Agent せ、これをインフラの代わりに用いることによって、イ ンフラの設置されていない交差点においても事故防止などのアプリケーションの実現を可能とさせ るものである(図2)。ここではNAは、車車間通信のみを用いて車載器間を自律的に移動し、可能 な限り交差点内を走行している車両または赤信号で停止している先頭車両に存在しようとする。こ れによって、交差点周辺の建物などによるシャドウイングの影響を極力排し、交差点近傍の車両 がNAを経由することで交差方向に移動する車両との通信を行えるようにするものである。 これ以外のアプリケーションとして、プローブシステムとの連動による危険箇所・事故発生箇所など での警告システムや混雑情報などの提供システムなどが考えられる。 参考文献 (1) 屋代智之,Thomas F. LaPorta 「Nomadic Agent System: インフラに依存しない位置情報サービ ス提供システム」 情報処理学会論文誌 Vol.46 No.12,pp.2952-2962(2005.12) (2) 仁平和博,井上真吾,沖原光晴,屋代智之 「位置情報サービスが可能なNomadic Agentの耐 障害性に関する提案」 情報処理学会論文誌 Vol.46 No.12,pp.2963-2972(2005.12) (3) Tomoyuki Yashiro, "A New Paradigm of V2V Communication Services Using Nomadic Agent", (Invited Paper) The Second International Workshop on Vehicle-to-Vehicle Communications 2006 (V2VCOM 2006), (July. 2006) (4) 仁平和博,井上 昭,屋代智之 「状況に適応して複製を生成するAdaptive NA(ANA)の提案」 情報処理学会論文誌 Vol.47 No.12,pp.3101-3111(2006.12) (5) 久保田和也,屋代智之, 「交差点におけるNAを用いた仮想インフラの提案」 情報処理学会第 30回高度交通システム研究会(2007-ITS-30), Vol.2007, No.90, pp.27-32(2007.9) 2.画像処理によるITSへの貢献 情報科学部情報工学科 助教 長谷川為春 長谷川研究室では、画像処理技術を用いて社会に貢献することを目指している。中でも、ITS分 野における研究・開発は、当研究室の中核をなしている。今回、当研究室を紹介する機会に際し、 今年度、学会等で発表した「車載カメラ映像」を入力とする研究に関して述べる。 ・レーンマーカーに依存しない走行領域の検出 現在、高速道路などの整備された道路に対して、車線逸脱防止な どの安全運転の支援を行うシステムが数多く研究されている。通 常、こうしたシステムは白線・黄線などのレーンマーカーが存在する ことを前提に構築されているため、レーンマーカーが存在しないよう な市道や林道といった道路では適用できない。また、対象とする道 路領域の輪郭線が必ずしも明瞭でないことや路面の色が一様でな いことから、いわゆる領域分割の方法による道路領域の検出も困難 である。 我々は、こうした道路環境を対象に、短冊状に水平に分割した画 像から局所的な領域情報を得て、全体の領域情報と併用することに よって、走行領域を検出する方法を提案している(図3)。以降、この 分割した画像の全体を分割画像、一枚一枚を短冊画像と呼ぶことに する。 処理のポイントは、走行可能な道路領域を他と区別するための稜 線が必ずしも明瞭でないという前提であるため、エッジ検出によっ 図3: 処理の概要 て、その輪郭、特に走行領域の左右の輪郭が得られるとは限らない という点である。しかし、ドライバーが走行領域を識別できるのであるから明瞭な稜線もあると思 われる。そこで、短冊画像に関して領域分割を行えば、走行領域の左右の境目が望ましい状態で 得られる場合もあれば得られない場合もあるが、前者の場合の方が多いと仮定する。 処理を簡単に説明すると、短冊画像を全体の分割画像として並べ、上下の短冊画像間で局所 的に見るだけでなく元の全体画像での領域分割結果を考慮しながら、走行領域の左右の境目の 凹凸をならす処理を行い最終的な走行領域を得ている。 (a) 画像上方を除いた入力画像 (b) 分割画像のエッジ検出結果 (d) 短冊画像の領域分割結果 (c) 全体の画像の領域分割結果 (e) 検出された走行領域結果 (寄稿:千葉工業大学情報科学部情報ネットワーク学科 准教授 屋代智之) ◆ 人事異動 12月1日(土)付けで、下記の人事異動がありました。 <帰任> 花房 一夫 国際グループ 担当部長 →(株)日立製作所へ 編集後記 1. 秋が深まり各地で芸術・文化の催しが行なわれました。 ・写真下は、某所での生花展の作品。 ・写真下は、早稲田大学祭での「よさこい踊り」。 ・写真下は、東京・日比谷公園の菊花展 2. 夜のイルミネーションスポット ・ 写真下は、東京・南町田グランベリーモールのクリスマスツリーネオン(左)と東京都目黒区の雅 叙園館内のネオン(右) ・写真下はクリスマスツリーとサンタクロース、街は早くもクリスマスムード一杯。 3. 晩秋の国営昭和公園(東京都立川市) 4. 神奈川県伊勢原市逍遥 ・写真下は阿夫利神社下社の紅葉。 ・写真下は日向薬師(神奈川県伊勢原市)。 5. 神奈川県鎌倉市の光明寺山門と本堂、石庭 6. 城ヶ島海岸(神奈川県三浦市城ヶ島) ・写真下は城ヶ島灯台。 ・写真下は北原白秋『城ヶ島の雨』歌碑。 ・写真下は城ヶ島海岸。 7. 写真下は披露山公園から富士山、江の島遠望(神奈川県逗子市) 8. 京都名所巡り ・写真は三千院(大原)。 ・写真は曼殊院(東山)。 ・写真は寂光院(大原)。 ・写真は法然院(東山)。 ・写真は永観堂(東山)。 ・写真は南禅寺(東山)(左)と清水寺(右)。 ・写真はライトアップされた知恩院。 ・写真は金閣寺(左)と銀閣寺(右) ・写真は仁和寺の庭園(左)と天龍寺の庭園(右) ・写真は常寂光寺(嵯峨野)。 ・写真は化野念仏寺(あだしの念仏寺、嵯峨野)。 ・写真は嵯峨野の風景。 ・ 本年も最終月の12月には入り、2007年度も残すところ4ヶ月弱となりました。 新年を迎えるにあたり、ITS Japan事務局は2007年度事業計画の進捗チェックをすると共に、課題を 着実に推進してまいります。(T.S) 上枠をクリックすると12月の風景がスライドショーでご覧いただけます。 編集・発行 ITS Japan 〒105−0011 東京都港区芝公園2−6−8 日本女子会館ビル3階 TEL:03−5777−1012 FAX:03−3434−1755 ホームページhttp://www.its-jp.org/
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