ニュースリリース - UML教育研究所

<News Release>
2008 年 1 月 10 日
報道関係者各位
日揮情報ソフトウェア株式会社
日揮情報ソフトウェア、国内初の BPMN オンライントレーニングサービス
「BPMessentials.com」を提供開始
日揮情報ソフトウェア株式会社(本社:横浜市港北区、代表取締役社長:岩田 アキラ)は、BPM(ビジネスプロセス管
理)及び SOA(サービス指向アーキテクチャ)の推進に不可欠なビジネスプロセスモデリング方法論のオンライントレー
ニングを、1 月 10 日(木)より提供を開始いたします。
このトレーニングは、BPM スペシャリストの人材育成ニーズに応えるべく米国を中心に昨春からサービス提供されてい
る「BPMessentials.com」の教育カリキュラムを日本語版として国内市場に投入するもので、今後日本国内でも需要が見
込まれる BPM/SOA の推進役となる業務改善担当者および IT 技術者の人材育成を推進するとともに、BPM スペシャリ
ストのビジネスプロセス可視化スキルを評価するグローバル資格認定制度を合わせて提供します。
本トレーニングカリキュラムは、IT 利用技術の標準化組織である OMG(Object Management Group)が規格化した
BPMN(ビジネスプロセスモデリング表記法)を採用し、業務分析からプロセス改善設計、改善効果分析、SOA アプリケ
ーションへの実装設計など、ビジネスと IT の双方の関係者に必要なビジネスプロセスに関わる分析/設計方法を、ツー
ルを使いながら学習する実践的内容になっています。
このような BPMN モデリングの技術者育成に必要なサービスをオンラインで提供するのは、国内初の試みとなります。
BPMessentials.com は、英語版および今回の日本語版サービスのほか、今春にはドイツ語でのサービス提供も計画し
ており、グローバルなトレーニングサービスとして展開して参ります。
1. 背景
国内におけるアプリケーション統合ソリューション市場規模の拡大に伴い、SOA を技術基盤とし、現状の企業全体の業
務プロセスを明確化し、設定した企業目標の実現に向けた継続的な改善サイクルを実行する BPM の必要性が求めら
れています。
一方、株式会社日本能率協会コンサルティングが毎年実施している「当面する企業経営課題に関する実態調査」によ
ると、日本企業における重要な経営課題項目として 2006 年第 3 位だった「人材強化(採用・育成・多様化)」が 2007 年
調査では第 2 位となり、将来(2010 年頃)の課題認識では第1位となっています。また、IDC Japan 株式会社が発表した
「国内 EAI/SOA ソリューション市場 2006 年の分析と 2007 年~2011 年の予測」では、「IT ソリューションベンダーは
SOA ソリューションについてテクノロジーベースのスキルのみならず、顧客企業のビジネスプロセスを理解し、有効なビ
ジネスプロセスのフローを描くことができるノウハウやスキルを身につける必要がある。」と述べており、ユーザー企業お
よび IT ソリューションベンダーの双方にとってビジネスプロセス指向の人材育成が急務となっています。
日揮情報ソフトウェアは、4年前より OMG 標準である BPMN の国内普及に取り組んで参りましたが、このような人材育
成需要に応えるべく、「BPMessentials.com」の国内向けサービスを開始いたしました。
2. BPMessentials.com について
(1) 概要
このオンライン トレーニングは、米国の独立 BPM アナリストである Bruce Silver 氏が開発し 2007 年 2 月から英語版で
サービス提供している「BPMessentials.com」の教育カリキュラムを、日揮情報ソフトウェアが日本語に翻訳・監修したも
のです。このトレーニングは、受講者のフィードバックを反映し、最新のベストプラクティスを受講者に提供するよう努め
ており、IT 知識のないビジネスサイドの方々でも理解できる内容となっています。受講者は、顧客企業サイドで業務分
析に携わるコンサルタントやビジネス アナリスト、企業内の業務改善担当者および、その業務改善要件を IT 化するシ
ステム アーキテクト、システム開発者、BPM プロジェクトのチーム メンバーなどの方々を対象としています。
(2) サービス内容
このトレーニングは、専用の Web サイトを通じて Flash ビデオ及びテキストをダウンロードし、受講者のペースで進めて
いくオンライントレーニングです。ただし、このトレーニングの有効期間は、初回ログイン後 30 日間となっています。
日揮情報ソフトウェア株式会社
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また、トレーニングでは、BPMN モデリング演習をハンズオンで進めていくために、日揮情報ソフトウェアが販売する itp
commerce 社の BPMN モデリングツール ITP Process Modeler for Microsoft Visio を使用します。トレーニングを購入す
ると、ITP Process Modeler の 30 日限定ライセンスが提供されます。
(3) カリキュラムの概要
BPMessentials.com は、基本編「BPMN Essentials」と応用編「BPMN Deep Dive」の 2 つのセクション、合計 14 のパート、
約 9 時間の内容で構成されています。基本編では、プロセス モデリングに関わるチームの全員が理解すべき基本的
な事項がまとめてあり、BPM やプロセス モデリングの概念、BPMN の概要と表記法、さらにプロセス改善プロジェクトや
プロセス再設計プロジェクトにおいて BPMN を活用するための方法論とベストプラクティスについて解説します。また、
BPMN を使ったシミュレーション分析の概要についても学習します。
応用編は高度な内容であり、イベントと呼ばれるプロセス内で発生するさまざま事象、プロセスにおける例外処理、他
のプロセスや外部システムとの連携、ビジネス トランザクションにおけるリカバリ処理といった少し複雑な内容を、BPMN
を使ってモデル化する方法について解説します。また、シミュレーション分析について、より高度な解説も行います。
・
基本編 BPMN Essentials
¾ 概要と基本事項
¾ プロセスの概念
¾ 表記法の概要
¾ プロセス モデリングの方法論
¾ プロセス改善の定量分析
— シミュレーションの概要
¾ すべての BPMN 表記
¾ ゲートウェイ
・
応用編 BPMN Deep Dive
¾ イベント
¾ 例外のモデリング
¾ ビジネス トランザクションのモデリング
¾ 間違い探し
¾ シミュレーションの概要
¾ シミュレーション: リソース稼働率とサービス レベル
¾ シミュレーション: ABC 分析
(4) BPMN プロフェショナル資格認定制度
希望者は、BPMN プロフェッショナルとしての認定資格取得に挑戦できます。資格認定は、「BPMN Essential」と「BPMN
Deep Dive」の 2 レベルがあり、それぞれ、基本編と応用編の最後にモデリング演習した結果(ダイアグラム)の内容で評
定されます。資格取得者は、BPMessentials.com の Web サイトに掲載されます。(希望者のみ)
(5) 販売対象
つぎの企業および個人を想定しています。
z BPM/SOA を推進するユーザー企業のプロジェクトメンバー教育
z SOA ソリューションを提供する IT ソリューションベンダーの企業内教育
z ビジネスプロセス改善/設計サービスを提供するコンサルティング企業
z ビジネスプロセス改善/設計サービスを支援する独立コンサルタント
(6) 受講料/販売方法
・ 受講料 1 名 : \98,000(税込\102,900、初回ログイン後 30 日間有効)
※ ダウンロード販売サイト「コンポーネントソース」(www.componentsource.co.jp)によるオンライン販売
※ 10 名以上の一括受講については、弊社直接販売: \931,000(税込\977,550)から
日揮情報ソフトウェア株式会社
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なお、リリースにあたり関係企業および団体の方々よりお言葉を頂戴しておりますので、併せて発表いたします。
-----------------------------------------------------------------日本 BPM 協会
会長 秋山 守由 様
-----------------------------------------------------------------BPMN オンライントレーニングの開講おめでとうございます。日本 BPM 協会は企業・団体の経営の改善サイクルを人とI
Tで実現するために、BPMコンセプトを確立、普及するとともに、これを支える健全なBPM市場の形成を加速化する
目的で設立しました。ビジネスと IT を結ぶスキルを持った人材育成は BPM の最大の課題であり、BPM人材・スキル体
系の策定、人材育成の市場形成に取り組んでおり、ビジネスプロセスのコミュニケーション言語である BPMN に関する
専門トレーニングコースの開講を待ち望んでおりました。
-----------------------------------------------------------------株式会社 UML 教育研究所
代表取締役社長 碇 利之 様
-----------------------------------------------------------------BPMessentials.com の開講おめでとうございます。IT 利用技術の標準化組織である OMG(Object Management Group)
は、今後急速に普及すると予測される BPM/SOA 活用の最大阻害要因はビジネスアナリスト、IT スペシャリストそれぞ
れのスキル不足にあると考えており、スキルを測定する手段として OMG certified expert in BPM(略称:OCEB)と称する
BPM スペシャリストを対象としたワールドワイドな資格試験制度を構想しています。弊社はこの構想に賛同し 2008 年後
半の試験開始(日本語版試験も同時開始)に向けて OMG との共同作業を開始いたしました。この OCEB 試験委員の
ひとりである Bruce Silver 氏が開発した BPMessentials.com の BPMN トレーニングコースは、OCEB 試験の中核となる
ビジネスプロセスモデリング技術に関する教育カリキュラムを提供しており、資格取得のための必修コースと位置付けて
います。
※UML 教育研究所は資格試験の認定・運営に関して OMG とパートナーシップを結ぶ唯一の企業として、これまでに
OCUP(OMG 認定 UML 技術者資格試験プログラム)、OCRES(OMG 認定組込み技術者資格試験プログラム)の開
発・運営に携わっています。
-----------------------------------------------------------------マイクロソフト株式会社
エンタープライズパートナービジネス本部
業務執行役員 本部長 小山 明 様
-----------------------------------------------------------------BPMN オンライントレーニングの開講おめでとうございます。また演習の素材として Microsoft® Office Visio® を採用い
ただき、誠にありがとうございます。使い慣れたアプリケーションを演習で使っていただくことによって、短期間でトレー
ニングの本質を理解でき、ワールドワイドで通用する人材育成に貢献する画期的な取り組みであると確信しております。
マイクロソフトは、今回の日揮情報ソフトウェア様との協調関係を通して、「People Ready ビジネス」の具現化に向けてお
客様のイノベーションの推進をお手伝いしていきます。
-----------------------------------------------------------------BPMessentials.com コース開発者
Dr. Bruce Silver
-----------------------------------------------------------------私が開発したトレーニングコースが日本で公開されることは非常に光栄です。現在、BPMN はポピラーな標準になって
いますが、ベンダーは方法論もトレーニングも提供していなし、標準を策定した OMG でさえ方法論を提供していない
のが実情です。BPMN は SOA 適用アプリケーションの要求仕様を記述できる従来にないモデリング手法を提供します
が、その扱いはこれまでの伝統的なモデリング手法より複雑です。米国では BPMN を使ったプロセスモデリングの方法
を学びたい強いニーズがあった背景から、この「Process Modeling with BPMN」のコースを開発した次第です。日本でも
このトレーニングコースが活用され、次世代を担う多くのビジネスアナリストや IT スペシャリストが育成されていくことを願
っております。
日揮情報ソフトウェア株式会社
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BPMN について
Business Process Management Initiative(BPMI)によって、2004 年 5 月にパブリックリリースされたビジネスプロセスモデリング表記標
準です(BPMI は、2005 年 6 月に OMG と統合されました)。BPMN は、ビジネスプロセスの流れを描く図形表記法を提供しています。
BPMN は、ビジネスユーザーに理解しやすい表記法を提供することで、テクニカルユーザーとビジネスユーザーの両者が同じ図形
表記法を共有してビジネスプロセスに関わる要件定義のコミュニケーションが円滑にできるようにすることを目的としています。
※なお、BPMI 表記法作業委員会の座長である Stephen A. White 氏の了解を得て、BPMN1.0 を日本語に訳したものを当社の
Web サイト(http://www.jsys-products.com/iwaken/bpmn/)にて公開しております。
ITP Process Modeler for Microsoft Visioについて
スイス itp commerce 社が開発し BPMN1.0 に完全準拠したビジネスプロセスモデリングツールです。同製品の大きな特徴は、ビジネ
スユーザーだけでなく、一般ユーザーでも広く使用されているマイクロソフト株式会社の Visio をプラットフォームとして実現した点で
す。専門ツール独自の複雑な操作を習得する必要なく、Visio のステンシルとして BPMN の基本要素を提供しているため、完成度の
高い Visio の作図機能を活用することができます。
会社概要
・日揮情報ソフトウェア株式会社
日揮情報ソフトウェア株式会社は、総合エンジニアリング会社の日揮株式会社、ならびにシステムインテグレータの日揮情報
システム株式会社で、長年培ってきたデータベース設計、開発および運用管理において活用してきた各種ソフトウェア・プロダ
クトの活用経験を生かし、e ビジネス分野等のソフトウェア・ソリューションを支援するツール群の販売、コンサルテーションを事
業としております。特に、「海外ソフトウェアの国内マーケティングと販売に特化」し、海外の優れた生産性向上ツールを迅速に
お客様へ提供しています。http://www.jsys-soft.co.jp/
・Bruce Silver Associates
Bruce Silver Associates 社は、1994 年から企業向けの要求定義仕様やツール選定においてのサービス、BPM や ECM 分野に
おける製品評価や市場調査サービスを提供しています。代表の Bruce Silver 博士は、BPM とコンテンツマネジメント分野の技
術にフォーカスした独立系 BPM アナリストとして活躍しており、BPMS レポートシリーズの著作、「BPMS Watch」のブログや
「BPM Institute」のコラムニストとして有名です。同氏は「BPM Tools and Technology」、および「Process Modeling with BPMN」
の2つの BPM トレーニングのコース開発者でもあり、全米で定期的に開催されている「BPM Institute」主催 BPM トレーニングの
講師も務めています。 http://www.brsilver.com
・itp-commerce ltd.(ITpearls Ltd.)
Itp-commerce 社は、本社をスイスのベルンに置き、2004 年に BPMI.org によって発表された BPMN(Business Process
Modeling Notation)に関するソリューションとコンサルティングを提供しているビジネスプロセスマネジメントのリーディングカン
パニーです。同社が開発した Process Modeler for Microsoft Visio は、日本語のほか、英語、ドイツ語、フランス語、ポルトガル
語版がラインナップされています。また、同社は、Bruce Silver Associates と共同して BPMessentials.com の運営にあたってい
ます。http://www.itp-commerce.com/
*本文中に記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
本プレス発表に関するお問い合わせ先
日揮情報ソフトウェア株式会社 マーケティング部
Tel: 045-474-7852
Fax: 045-474-7882
E-mail: request@jsys-products.com
ホームページ: http://www.jsys-soft.co.jp/
以上
日揮情報ソフトウェア株式会社
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