2011 年 10 月 6 日 水戸芸術館音楽部門 報道関係各位 ちょっとお昼にクラシック 鈴木大介―ソロでデュオでギター三昧 公演(10 月 22 日[土])のご案内 すてきな出演者の演奏とおはなしで、気軽にクラシック音楽をお届けする水戸芸術館コンサートホ ール ATM の人気シリーズ「ちょっとお昼にクラシック」。10 月 22 日(土)の公演では、いま日本で最 も活躍しているギタリストのひとり、鈴木大介が登場します。 鈴木大介は、マリア・カナルス国際コンクール第三位、アレッサンドリア市国際ギター・コンクー ル優勝など、数々のコンクールで受賞。その後、作曲家の武満徹から、 「今までに聴いたことがないよ うなギタリスト」と評されて以来、斬新な楽曲解釈や、幅広いジャンルのアーティストとの数多くの 共演により、常に注目を集めています。 今回の演奏会では、まずはバッハの作品や「アルハンブラ宮殿の想い出」などの名曲を、彼の瑞々 しく自由闊達なソロでお聴きいただきます。後半は、気鋭の若手ギタリスト、松尾俊介をゲストで迎 え、 「ニュー・シネマ・パラダイス」や、生誕 100 年を迎えたイタリア映画音楽の巨匠ニーノ・ロータ の作品などを、彼らならではの軽妙洒脱なデュオでお楽しみいただきます。 以下、鈴木大介によるコンサートへの抱負を掲載いたします。 「今回は、昔にタイムスリップする曲やモダンなエスプリに富んだ曲など、色々なギターの音色を楽しんでいただ けると思います。ギターは、ホールが良いほど深く楽しめる楽器。本当にいいギターがいいホールで鳴ると、空気 全部がふるえて、ギターの音にさわる感覚が味わえます。「ギターってこんな音がするんだ!」と感じていただけれ ば嬉しいです」(水戸芸術館音楽部門広報紙「vivo」11 月号掲載インタビューより抜粋) つきましては、ぜひ本公演を広くご紹介いただきたく、お願い申し上げます。 【公演概要】 公演名:ちょっとお昼にクラシック 鈴木大介―ソロでデュオでギター三昧 日時:2011 年 10 月 22 日(土)13:00 開場/13:30 開演 会場:水戸芸術館コンサートホール ATM 料金(全席指定):一般¥1,200(1 ドリンク付き) 出演:鈴木大介(ギター)、松尾俊介(ギター/ゲスト) プログラム: J.S.バッハ:組曲 ホ長調 BWV1006a より プレリュード、ロンド風ガヴォット タレガ:アルハンブラ宮殿の想い出 モリコーネ:ニュー・シネマ・パラダイス ピアソラ:〈タンゴ組曲〉より 第 1 楽章“デチーソ” 主催:財団法人 水戸市芸術振興財団 【本企画のお問い合わせ先】高巣真樹(水戸芸術館音楽部門・月曜休館) 電話/029-227-8118 メール/makit@arttowermito.or.jp 住所/水戸市五軒町 1-6-8 【鈴木大介プロフィール】 作曲家の武満徹から「今までに聴いたことがないようなギタリスト」と評 されて以後、新しい世代の音楽家として常に注目され続けている。 横浜生まれ。マリア・カナルス国際コンクール第三位、アレッサンドリア 市国際ギター・コンクール優勝など数々のコンクールで受賞。 内外の演奏家からの信頼も厚く、これまでに、クロード・ボリング、マー ティン・テイラー、渡辺香津美、荘村清志、ブランドン・ロス、古部賢一、 須川展也、天羽明惠らと共演を重ねている。また、小澤征爾が中心となって 行われるサイトウ・キネン・フェスティバル松本には、ゲスト・プレイヤー およびオーケストラ・メンバーとして 1997 年以降頻繁に招かれている。 斬新なレパートリーと新鮮な解釈によるアルバム制作はいずれも高い評価 を受け、 「カタロニア讃歌~鳥の歌/禁じられた遊び~」は 2005 年度芸術祭 優秀賞(レコード部門)を受賞。2006 年には武満徹の没後 10 年を記念し、映画 音楽集「夢の引用」をリリース。2007 年、2008 年にリリースした「キネマ楽園」 、 「キネマ楽園Ⅱ/夜の太陽」は、ギ ター・ソロによる映画音楽のカバーで大ヒットとなった。以降 2011 年までに同シリーズを全4作品リリースしてい る。 横浜生まれ。ギターを市村員章、福田進一、尾尻雅弘に、作曲を川上哲夫、中島良史に師事。ほかに、ザルツブル ク・モーツァルテウム音楽院においてエリオット・フィスク、ホアキン・クレルチに師事。 第 10 回出光音楽賞、平成 17 年度芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。洗足学園音楽大学客員教授。 鈴木大介のブログ http://daisukesuzuki.at.webry.info/ 【松尾俊介プロフィール】 1979年京都市に生まれる。10代より東京国際ギターコンクール、日本ギタ ーコンクールなど、数々のコンクールに受賞歴を持ち、1999年フランスに渡 る。2003年パリ国立高等音楽院ギター科を審査員満場一致の首席で卒業。2004 年には、同音楽院室内楽科を卒業、アントニー国際ギターコンクール(フラ ンス)にて第3位入賞し、5年間のフランス留学を終えて日本に帰国する。 2005年、庄内国際ギターフェスティバルにて第1位オスカー・ギリア賞を受 賞。古楽と現代音楽に焦点を当てたファーストアルバム「ヴァリエ1」をリリ ース、同年、トッパンホールにてデビューリサイタルを開催。 その後、HAKUJUギターフェスタ、美山ギターフェスティバル、NHK-FM名曲 リサイタル、ベオグラード国際ギターアートフェスティバル(セルビア)、サ ラエボの冬(ボスニア・ヘルツェゴビナ)、ヨンジュ国際ギターフェスティバル(韓国)、東京オペラシティ「B→C」 公演等に出演、ソロのみならず室内楽、オーケストラとの共演や新作の初演など、国内外での多彩な演奏活動を展開。 これまでにギターを渡部延男、福田進一、アルベルト・ポンセ、キャレル・アルムス、オリヴィエ・シャッサンに、 古楽をエリック・ベロックに、室内楽をラスロ・ハダディ、上田晴子に師事。 2008年、この年没後60年を迎えたメキシコの作曲家マヌエル・ポンセ作品集「Varie4/Ponce Guitar Works」をリ リース、レコード芸術誌特選盤に選ばれる。
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