片脚式歩行支援機 - 今仙技術研究所

片脚式歩行支援機
モーターもバッテリーも使わない、無動力の歩行支援機。
名古屋工業大学 佐野研究室の 10 年以上に亘る、受動歩
行理論の研究から、人々の自由な歩行を賦活する
歩行支援機を共同研究・開発しています。
片脚式歩行支援機を装着することで、装置と人との相互
作用(物理現象)により正常歩行に近い歩行へと同期・
同調されることを目指しています。
脳 卒中 などに よる 片麻痺 者の リハビ リテ ーショ ン や
歩行訓練療法への活用を目指しています。
現在、多くの片麻痺の患者さんに評価して頂いています。
エス・ウォーカー
S-Walker(杖型歩行リズム生成装置)
受動歩行ロボットと義足膝継手の応用研究
「歩行リズム生成装置」の提案。
ステッキに関節を持たせることで第三の足としての
動きとリズムを与えます。
無動力の受動歩行理論によって、メトロノームの
ように私たちの歩行リズムに調和します。
歩きたい人の歩行機会を増し健康増進・介護予防を
目指します。
はじめて杖を持つ人の心の障壁を低くする
ミッションでもあります。
のデザインコンペ)
JAMES DYSON AWARD 2011 受賞(掃除機の
国内 3 位作品
「エス・ウォーカー」
@SyncWalker(#swalker)
カタログダウンロード
http://www.imasengiken.co.jp/s/s-walker.html
株式会社 今仙技術研究所 岐阜県各務原市テクノプラザ 3-1-8
TEL: 058-379-2755
suzuki@imasengiken.co.jp
「 第6 回 ジェームズ ダイソン アワード」
日本最 優 秀賞 、第 一次審査通過作を決 定
ジェームズダイソンアワード Newsletter 2011.9.7
www. jamesdysonaward.org
ジェームズ ダイソン財団主催の国際デザインアワード「第 6 回 ジェームズ ダイソン アワード(JDA)」は
2011 年 9 月 6 日 、国内最優秀賞、ならびに第一次(国内 ) 審査通過作品 10 作品(詳細はオフィシャルホー
ムページ www.jamesdysonaward.org に掲載 )を決定いたしました。
日本の国内審査におきましては、プロダクトデザイナーの山中俊治氏、および日経デザイン編集長の下
川一哉氏の 2 名の審査員による選考を行い、京都工芸繊 維 大学の岩松直明さん・建井信人さんの作品
「 E- leaf(イーリーフ)
」を日本最優秀賞に選出。同作品を含む一次審査通過作品10 点を選定しました。
「E-leaf」は、電磁誘導の仕組みを利用した磁石式の電源タップです。複数の延長コードをたこ足配線でつなぐこ
とで、タップにたまったホコリに引火し火災に至るケースや、複雑な配線により足をとられて転倒することに着目。
電源タップをシンプルにしホコリがたまりにくい形状にデザインする一方、磁石による接続のため、
コードを引っ
掛けてしまった場合にも安全かつ容易に本体からコンセントが外れる仕組みになっています。作品のアイデアに
ついて、岩松さんらは「自宅や大学の研究室など、電気製品の普及が進む日常の風景から発想を得ました。
問題解決にあたっては、複数の葉から効率的、安全にエネルギーを得ている植 物にヒントを得ました」と説明。
日本最優秀賞を受賞した岩松さん、建井さんには、賞金 1,000 ポンド(約 13 万円 )
が贈られます。また、
参加 18 カ国から第一次審査を通過した作品群の中から、第二次審査、第三次審査を経て、財団創始者
ジェームズ・ダイソンの最終審査が行われます。最終審査結果は、2011年11月8日に発表される予定です。
アワード開催概要
募集テーマ:日常での問題を解決する
アイデア
結 果 発 表 :第二次審査 2011 年 9 月 27 日
第三次審査 2011 年 10 月 18 日
最 終 結 果 2011 年 11 月 8 日
賞 品:国際最優秀賞受賞者に、
賞金10,000ポンド
( 約130万円)
*、
受賞者が在籍・卒業の大学に
寄付金10,000ポンド
(約130万円)
*
■ 日本最優秀賞作品 「 E-leaf 」
概 要:
延長コードのたこ足配線により、ホコリがたまり火事を引き起こしている問題を解
決するため、電磁誘導の仕組みを利用した磁石式電源タップ。アダプタ、本体
はコイル等の電磁誘導に必要な機器と磁石から構成 。現状のたこ足配線が持
つ内部構造や外部形状から発生する問題点を洗い出し、
コリのたまらないデ
ザイン、
コンセントが安全かつ容易に本体から外れる仕組みを考案しました。
制作者:
京都工芸繊維大学/岩松直明さん・建井信人さん
■ 2 位作品
「移動、展開で空間の機能を切り替える家具」
■ 3 位作品
「エス・ウォーカー」
概要:
概要:
受動歩行ロボットの原理を応用した、歩行困難高齢者向け
の杖。歩行支援、
転倒防止といった杖としての機能を果た
す一方、杖を使うことから発生する負い目をなくすため、
グリップ、膝間接、円弧足といった一般的な人間の骨格と
同様の構造にデザイン。
狭い居住空間を快適にするための移動式家具。リンク機
構を応用することで、伸縮と脚の折り畳みを同時に行う
仕組みを考案。狭いワンルームでも、利用目的や必要に
応じて空間を切り替えることを可能にします。
制作者:
東北芸術工科大学 大学院/手島信洋さん
制作者:
名古屋工業大学 大学 院/鈴木光久さん
■ 第一次審査通過作( 4 ∼ 10 位)
4 位作品
Pedal Faucet /千葉工業大学
5 位作品
TETRA LOCK /多摩美術大学
6 位作品
Q-aid /京都市立芸術大学
7 位作品
プチプラネット/慶応義塾大学
8 位作品
Unpuzzle Me /多摩美術大学
9 位作品
コンパスライト/デザインアカデミー
アイントホーヴェン
10 位作品
RAIN ROOF /名古屋工業大学
( * )全て受賞時の為替相場に応じて換算
● 医 療・福 祉 分 野 ●
名古屋工業大学 佐野研究室/(株)今仙技術研究所
受 動 歩 行 ロ ボット・
歩行支援機
販路拡大
ビジネスパートナー
募 集
●
担当者:鈴木 光久/技術・製造部
●
所在地:〒509-0109 岐阜県各務原市テクノプラザ3-1-8
●
TEL:058-379-2755 ● FAX:058-379-2754
●
E-MAIL:suzuki@imasengiken.co.jp 資金調達
概要
研究を行ってきました。その間、2008年グッドデザイン受賞。2009年
には受 動 歩 行ロボットのギネス世 界
をミニマル化した片脚式の歩行支援機を新たに開発しました。
主に脳卒中
生 活 分 野
名古屋工業大学佐野研究室では、
10年に亘って受動歩行について基礎
式の歩行支援機からシームレスに使用場面をつなぐことを目的に、機能
片麻痺者の歩行リハや補助歩行支援機として、医療・リハビリの専門家
からも期待されています。
記録となる13時間45分の連続歩行
(約10万歩、約15km)を達成してい
ます。
この応用として、
歩行機の歩容が
医 療・福 祉 分 野
ヒトの歩容と非常に近いという特徴を
活かし、受動歩行に基づく歩行支援機
を提案しています。2011年度は、名
古屋工業大学指定研究「ライフ・イノ
ベ ーションのための 介 護・リハビリ・
生活支援技術の研究開発」にて研究
を加速しています。
防 災 分 野
特徴
世の中の様々な能動型のアシスト装置に対して、私たちの装置は受動
型無動力であり安全性が高いことが特徴です。
シンプルな構成は、故障
しにくく軽量で安価に実用
化できる可能性があり、使
用 者も介 助 者も操作が簡
単です。受動歩行理論より
があります。
S-Walkerは手で支える、2節リンクの歩行支援機です。S-Walkerの
発するリズムや感覚は受動歩行ロボット由来です。
「 歩行リズムに合わせ
公 共 分 野
成る動きは、
ヒトの歩行と極
めて似ており人との親和性
●S-Walker(エス・ウォーカー)
て操ることで歩 行を賦 活する。」という提 案により、James D y s on
Award 2011国内第3位受賞した作品を紹介します。機構として最小
限ですのでロボットの仲間に入るか?是非体験してください。
今後の展開
電動車いす・義足部品メーカーの株式会社今仙技術研究所との共同
歩 行 支 援 機は受 動歩 行ロボットの歩 行 理 論に基づいた設 計をして
研究を進行中です。今後2年以内の実用化を目指して、
より効率的な歩行
います。骨格自体が「歩ける」ように重心や形を工夫しています。歩行を
システムの研究開発を継続します。
要 素 技 術 分 野
開 発 の 背 景・目 的
始めると、円弧足をもつ2重振り子がヒトの歩行にほとんど同期した動き
をします。
この装置の動きが不具合のある歩行を正常歩行へ引き込む
ように働きます。
●両脚式歩行支援機
歩行支援を目的とした両脚式の歩行支援機は、脚受動歩行機の脚の
担当者からの一言 PR
無動力の歩行ロボット。YouTube やWIRED・DEGINFO
の接続部により、使用者に装着されます。介助者が歩行機をアシストする
などで世界的に話題になっている佐野研究室(名古屋工業
ことで受動歩行機が歩き、装置の2重振り子の歩行運動が使用者へ力学
的に作用し、使用者の歩行を支援することができます。
●片脚式歩行支援機
歩行に不具合を抱える方のための、肩かけの片脚歩行支援機です。
リハビリテーション中の機能改善状態や必要な支援レベルに応じて、両脚
そ の 他
左右間隔をヒトの腰から両脚の外側に拡張します。腰部とふくらはぎ部
大学)の受動歩行ロボット研究グループから、最新の歩行支
援機を集結し紹介します。無動力の安全な装置は
「百聞は一
“験”
にしかず」実際に多くの方に触れていただけるよう、体
験デモンストレーションを予定しています。
N E X T
G E N E R A T I O N
R O B O T S
G U I D E
●
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