経済政策論

授業科目名
経済政策論
科目コード
S814506
科目区分
専門教育科目
開講時期
後期
学部・学科等
教育学部 生涯教育・地域社会コース
曜日
木曜日
必修・選択区分
選択
時限
3~4
標準対象年次
2,3,4
授業形態
講義
単位数
2
教室名
2202(峰)
電話番号 (代表者名)
028-649-5286
e-mailアドレス
(代表者)
tukamoto@cc.utsunomiyau.ac.jp
担当教員名
オフィスアワー
塚本 純
(前期)火10:30-11:30木13:30-14:30(後期)火13:30-14:30木13:30-14:30:塚本研究室
【授業の目標】
政府活動の経済に与えるマクロ的影響を、理論的裏付けを理解した上で学び、現実の
経済運営についての理解力と判断力を身につけること。
【前提とする知識・経験】
マクロ経済学についての予備知識があるほうが、講義の理解が深まることは事実であ
る。その点では、経済学概論(教育学部)あるいは他学部のマクロ経済学の基礎科目を
履修していることが望ましい。しかし、そのような予備的知識がない受講生をも想定し
て授業を行う。むしろ必要なことは、新しいことを学ぼうとする意欲と、高校卒業程度
の幅広い基礎学力である。
【授業の具体的な進め方】
マクロ的経済政策としての、財政政策と金融政策の効果を中心に解説する。基本的に
は、すべての回で講義をおこなう。財政政策や金融政策が有効需要をどのように管理す
るのかを概観した上で、資産市場に関する理論、基礎的分析道具のIS-LM分析につ
いて説明し、財政政策と金融政策のGDPに与える影響について、経済理論としてはど
のように説明されるのか解説する。そして、このことが、失業やインフレーション・デ
フレーションとどのように結びつき、どのような意味をもつのかについて明らかとす
る。解説の過程でいくとおりかの計算がでてくるので必要に応じて、演習をおこなう。
【授業計画】 教科書
1.経済政策論とは何か
2.経済でマクロ的に問題とされることと経済指標(生産に関する指標) 第1章
3.財政政策の影響(有効需要からの概観)
第2章
4.乗数モデル
第2章
5.マクロの経済指標(資産)、金融政策の影響(有効需要からの概観) 第1章
6.資産について、資産市場の均衡 第3章
7.貨幣の需要と供給
第3章
8.貨幣市場の均衡とLM曲線、投資関数とIS曲線、IS-LM分析
第4章
9.IS-LM分析と財政政策・金融政策の効果(方向)
第4章
10.IS-LM分析と財政政策・金融政策の効果 (有効性) 第4章
11.総需要管理政策、財政赤字の経済学 第4章
12.マクロの経済指標(雇用に関する指標)、失業 第6章
13.マクロの経済指標(物価に関する指標)、インフレーション
第6章
14.ケインズ派と新古典派 第7章
15.期末試験
【教科書・参考書・教材】
吉川洋著 「マクロ経済学」岩波書店(宇大生協で販売)
これは教育学部の授業「経済学概論」で使用する教科書と同一である
【成績評価法】
期末試験(40㌫)と、小テスト(30㌫)課題・レポート(30㌫)を総合して評
価する。
【教員からのメッセージ】
経済学の学習は積み重ねが大事です。仕方なく欠席する場合は、友人のノートを見せ
てもらうなりテキストを読むなりして、次回の講義までに自分で補っておくことが、講
義を理解するためには必要です。