平成19年7月20日 (隔月1回発行) 第226号 ( 1 ) 発 行 所 仙台市宮城野区安養寺三丁目11番24号 電話 022−298−8473 編 集 発 行 人 木 村 春 雄 印 刷 所 ㈱東北プリント 牛乳消費キャンペーン「父の日に牛乳を贈ろう!」 (写真提供 東北酪農青年婦人会議) も く じ C O N T 平成19年度畜産協会事業の概要 …………………2・3 E N T S 第43回宮城県同志会 ホルスタイン共進会受賞結果 ……………………9 平成19年度畜産業振興事業について ……………4・5 宮城県総合畜産共進会開催案内 ………………………9 畜産基幹産地登録制度 …………………………………6 第9回全国和牛能力共進会 宮城県代表牛決定する …………………………………7 <畜試便り> 系統豚「しもふりレッド」の維持状況 ………10 実践大学校生の抱負 …………………………………11 牛乳消費拡大イベント報告 ……………………………8 県種雄牛を活用した改良の促進について …………11 <衛生便り> 口蹄疫について …………………………………8 みやぎの 畜産情報 発信基地 New face ………………………………………………12 宮城県畜産協会ホームページ U R L http://miyagi.lin.go.jp E メール info@mygchiku.or.jp PRINTED WITH SOY INK TM 古紙パルプ配合率100%の再生紙と、 植物性大豆油インキを使用しています。 ( 2 ) 平成19年7月20日 (隔月1回発行) 第226号 平成19年度社団法人宮城県畜産協会事業の概要 社団法人 宮城県畜産協会 本年度事業の推進につきまして、宮城県が打ち出 す農業・農村振興や食の安全・安心確保の実現に向 けた畜産関連施策と連携し推進するとともに、県・ 会員・関係団体のご指導ご協力を頂きながら一体的 に事業を推進いたすこととしておりますので何卒よ ろしくご指導ご協力賜りたくお願い申し上げます。 1.畜産経営の支援事業 1.畜産経営技術高度化促進事業 畜産をめぐる情勢の変化に対応し、経営感覚 に優れた生産性の高い畜産経営体の育成強化を 図るため、畜産経営診断の支援、畜産経営情報 のデータベース化、畜産経営セミナー・研修会 等の諸事業を実施し、経営実態に即した総合的 な支援指導を実施する。 (1)畜産経営支援指導研究会の開催 (2)畜産コンサルト団の設置 (3)個別経営体支援指導 (4)畜産経営技術研修会・交流会の開催 (5)地域畜産経営体相談窓口指導 (6)畜産経営技術指導用機器の整備 (7)情報提供体制整備 (8)地域情報データベースの構築 (9)研修事業への参加 2.肉用牛生産経営技術改善事業 肉用牛の合理的な国内生産による牛肉の安定 供給を基本とした効率的な経営構造の確立と生 産性の向上を図るため、推進員(調査員)50名 を委嘱し、県内各地域において、繁殖和牛、子 牛の調査を実施するとともに、肥育牛の枝肉情 報を集積し、電算機によりデータ処理を行い、 経営技術の改善と優良雌牛群の整備を図る。 3.先進的生産経営実態調査業務 先進技術等を実践する畜産経営体(酪農、肉 用牛、養豚)の実態調査を実施し、高度な生産 経営技術の推進を図る。 4.畜産特別資金借受者指導事業 大家畜経営体質強化資金、肉用牛経営合理化 資金等の畜産特別資金借受者の経営改善を図る ため巡回指導を実施し、経営の安定合理化に努 める。 5.大家畜経営改善支援指導推進事業 大家畜経営改善支援資金借受者の経営改善の ため、支援協議会の開催、経営改善計画の作 成・見直し等の指導を実施する。 6.改良増殖技術実態調査事業 NAR 1 2 地 方 競 馬 全 国 協 会 3 9 土 日 月 月 水 沢 10 月 火 水 月 盛岡 4 火 5 水 6 木 7 金 8 土 木 金 土 日 月 岩手競馬(盛岡・水沢開催)9・10月 開催予定表 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 盛 岡 盛 岡 家畜改良に必要な畜種について、2月1日現 在の飼養頭羽数調査を実施する。 7.畜産機械施設貸付調査指導事業 畜産近代化リース協会より貸付された機械施 設等の借受者を対象に、適性かつ効率的な利用 を図るため調査指導を実施する。 8.畜産関係団体調整機能強化事業 肉牛生産農家並びに酪農家の仲間づくりを推 進するため、専門的な知識や技術の習得並びに 参加者相互の親睦と融和を図るため、女性を対 象に研修会を開催する。 9.宮城県総合畜産共進会の開催 家畜の改良増殖と飼養管理技術の向上を図る ため、乳用牛、肉用牛、養豚(枝肉)を対象と した総合畜産共進会を開催すると共に、消費者 に対し畜産に関する知識の啓発を図る。 10.地域畜産ふれあい体験交流推進事業 ふれあい体験交流により畜産物の生産現場や 畜産の果たす役割等に対する消費者等の理解を 得るため推進会議並びに研修会等を開催する。 11.肉用牛繁殖基盤強化総合対策事業 肉用牛生産基盤の強化拡大を図るため、肉用 牛の振興に必要な事業を実施する肉用牛生産集団 等を対象に補助し、肉用牛の振興発展に資する。 12.地域養豚振興特別対策事業 養豚の生産振興及び生産性の向上を図るた め、必要な事業を実施する養豚集団に対し補助 し養豚の振興、発展に資する。 13.地域養豚振興特別対策事業調査事業 養豚経営者の置かれている実態を把握して適 切な対応を検討するため、関係者の協力により 県内養豚農家を対象に下記の事業を実施する。 (1)優良種豚能力調査事業 遺伝的能力評価の分析のために必要な純粋 豚の繁殖性・産肉性及び肉豚生産段階におけ る交雑種豚並びに産子の能力調査を行う。 (2)養豚基礎調査事業 県内の養豚生産の動向調査(8月1日現在) 及び養豚経営の実態に関する調査を行う。 2.家畜自衛防疫の支援事業 1.自衛防疫推進事業 自衛防疫事業を円滑に推進するため、専門委 員会及び、関係機関・団体による推進会議を開 催するとともに、自衛防疫事業推進に大きな役 割を担う指定獣医師の指導体制強化を図るた 火 水 盛 岡 木 金 土 日 月 盛 岡 火 水 盛 岡 木 金 土 日 月 盛 岡 火 水 盛 岡 木 金 土 日 月 盛 岡 ※開催期間中の重賞レース ・9月9日(日) 第15回 青藍賞(盛岡) ・9月16日(日) 第9回 ジュニアグランプリ(盛岡) ・9月17日 (月) 第22回 ダービーグランプリ(盛岡) ・9月30日(日) 第9回 岩手県知事杯OROカップ(盛岡) ・10月8日 (月) 第20回 マイルCh南部杯(盛岡) ・10月28日(日)第1回 きんもくせい賞(盛岡) 火 水 平成19年7月20日 め、定例会議、研修会を開催し、畜産農家の家 畜衛生に関する知識の普及並びに情報の収集と 伝達に努める。 2.家畜生産農場清浄化支援対策事業 ヨーネ病の防疫対策、豚オーエスキー病の防 疫対策、清浄農場維持支援対策、吸血昆虫媒介 疾病等の発生・流行防止対策を推進し、家畜の損 耗防止を図り、本県畜産の健全な発展に資する。 3.育成馬予防接種推進事業 馬飼養形態の集団化、大規模化及び頻繁な移 動等の実態を踏まえ、競馬場入きゅう前の育成 馬について予防接種(日本脳炎・破傷風・馬イ ンフルエンザ)の徹底を図る。 (1)馬日本脳炎ワクチン接種 30頭 (2)馬三種混合ワクチン接種 60頭 (3)馬インフルエンザワクチン追加接種 35頭 4.繁殖牝馬予防接種推進事業業 生産地における馬飼養形態の集団化および頻 繁な移動等による馬鼻肺炎まん延の実態をふま え、軽種繁殖雌馬に対し予防接種の徹底を図る。 (1)鼻肺炎ワクチン接種 50頭 5.マイクロチップ生産地普及促進事業 競争用軽種馬の個体識別作業の厳正化・効率 化及び国際交流等の交流レースの増加等に対応 するため、軽種馬の競争用当歳馬に対しマイク ロチップの埋め込みを実施する。 (1)マイクロチップ埋め込み頭数 35頭 6.家畜防疫互助基金造成等支援事業 県域推進会議を開催し、生産者、関係団体等 に対する事業の普及、指導、連絡調整等を実施 する。 7.死亡牛緊急検査処理円滑化推進事業 牛海綿状脳症(BSE)を早期に根絶し、生産 者や消費者の安心と信頼を回復するため、牛海 綿状脳症対策特別措置法に基づき、24ヵ月齢以 上の死亡牛全頭検査に伴い、その適正な処理及 び輸送を円滑に推進するため、県畜産課、家畜 保健衛生所、県域団体、死亡牛収集業者等で構 成する宮城県死亡牛緊急処理円滑化施設整備事 業推進協議会を随時開催し、死亡牛の円滑な収 集及び処理のための取り組みと良好な家畜衛生 並びに環境の維持を図り畜産の健全な発展に資 する。 8.特定疾病自衛防疫事業推進事業 次の伝染性疾病に対する予防接種を実施し、 疾病発生による損耗防止に努める。 (1)豚死流産三種混合予防接種 2,500頭 (2)豚伝染性胃腸炎予防接種 700頭 (3)牛五種混合予防接種 22,000頭 (4)牛アカバネ病予防接種 15,500頭 (5)豚日本脳炎予防接種 1,500頭 (6)牛ヘモフィルス病予防接種 21,000頭 (7)豚丹毒病ワクチン接種 89,000頭 (8)豚オーエスキー病ワクチン接種 120,000頭 (9)牛炭疽病ワクチン接種 21,500頭 9.畜産環境清浄化事業 食品の安全性に関する消費者の関心の高まり を踏まえ、生産農場におけるHACCP的方式 による生産衛生の管理が重要な現状を踏まえ、 疾病多発農家を対象に消毒剤等を配布し、衛生 (隔月1回発行) 第226号 ( 3 ) 環境の指導を実施し疾病発生防止に努める。 10.畜産物衛生環境整備円滑化事業 県内で発生する死亡家畜の処理を円滑かつ効 率的に流通させるため、関係者と協議し、一時 保管する冷却保管施設及び冷凍運搬車の活用に より家畜疾病のまん延を未然に防止し、家畜飼 養衛生環境の保全と輸送経費、農家負担の軽減 を図る。 11.食の安全・安心確保交付金事業 家畜伝染病予防のための自衛防疫組織の一層 の強化を図るため、推進協議会の開催並びに衛 生に関する広報活動を実施する。 3.肉用牛価格安定基金事業 1.肉用子牛生産者補給金制度 牛肉の輸入事情の変化が肉用子牛の価格等に 及ぼす影響に対処するため、肉用子牛の価格が 低落し、保証基準価格を下回った場合、生産者 に対して生産者補給金を交付し、肉用子牛生産 経営の安定を図る。 2.肉用子牛生産者補給金制度適正化事業 補給金制度の適正かつ円滑な運用を図るとと もに、全国統一電算システムに基づき、生産者 補給金交付業務の円滑な実施と家畜市場等情報 の収集と提供に努める 3.子牛生産拡大奨励事業 子牛価格の低落時に、繁殖雌牛頭数の維持、 拡大を図るため、発動基準を下回った場合、販 売、保留した生産者に対し奨励金を交付し肉用 専用種繁殖経営者における子牛の生産拡大に資 する。 4.肉用牛肥育経営安定対策事業(特別会計) 肉用牛肥育経営は生産費に占める素畜費の割 合が大きく、素畜価格と枝肉価格の水準によっ て経営収支の悪化が懸念される現状にある。 これを踏まえ中央畜産会補助金及び生産者積 立金をもって「肉用牛肥育経営安定基金」を造 成し、毎四半期の肉用牛肥育経営体の出荷牛1 頭当り所得が家族労働費を下回った場合、肥育 牛補てん金を交付し経営の安定と肉用牛生産基 盤の維持拡大に資する。 4.家畜改良事業 1.家畜人工授精用精液流通調整事業 本県の家畜改良を円滑に推進し、優れた能力 をもった種雄牛の造成、商品性の高い乳牛・肉 牛の生産を拡大するため、県内7カ所にサブセ ンターを設け、宮城県畜産試験場繋養の優良種 雄牛を主体とした凍結精液の供給と液体窒素の 配送を行うとともに、適正使用、計画交配を指 導し、家畜改良に係る関連事業の推進と畜産経 営の安定と発展に資する。 2.種豚登録関連事業 登録関連制度の重要性を啓蒙し、質的向上を 重点に登録対象豚の選抜及び適正な登録事業を 推進するため、能力検定の推進を図るとともに、 交配品種の多様化にともなう素豚の品質低下を 防止するため、一代雑種豚血統証明等を含めた 種豚登録関連事業を実施し経済性の高い能力豚 の」生産確保と種豚の改良に資する。 3.家畜人工授精技術普及事業 4.乳牛改良事業 (総務課) ( 4 ) 平成19年7月20日 (隔月1回発行) 第226号 平成19年度畜産業振興事業について 宮城県農林水産部畜産課 「畜産業振興事業」は、独立行政法人農畜産業振興機構が実施している事業です。本事業は、「独立行政法 人農畜産業振興機構法」に基づき、①国の補助事業を補完するための事業、②畜産をめぐる諸情勢の変化に 対応して緊急に行う事業について、民間における自主的な畜産振興のための取組みを促進することとして実 施されるものであり、機構がその経費を補助しています。 平成19年度は、生乳の需給安定対策、肉用牛対策、飼料対策、環境対策、乳用牛対策、養豚経営対策、食 肉流通等対策、BSE関連対策、その他として実施されることとなりました。 補助を受けることができるのは、全農等の農林水産大臣が定める全国団体がほとんどですが、その下部組 織である県域団体を通じて農協や畜産経営者も間接的に補助を受けることができます。 主な事業は、別表のとおりです。 項 目 肉用牛対策 事 業 名 事 業 の 目 的 事 業 内 容 肉用牛生産は中山間地域の基幹的 1 新規参入円滑化等対策 肉用牛繁殖基盤強化 肉専用種繁殖経営への新規参入を促進するため、農協等が飼養管理施設等 総合対策事業(組替 な農業部門のひとつとして、地域経 の整備を行い、新規参入者等に貸し付けを行う場合に支援を行う。 済の活性化に重要な役割を果たして 新規) きたが、小規模・高齢者層等の離脱 2 肉用牛改良増殖強化対策 優良種雄牛の作出及び広域利用のため、優良な育種資源の確保・利用、集 により、生産基盤の脆弱化が危惧さ 中的な後代検定等を行う。 れるとともに、改良基盤の縮小が大 3 肉用牛繁殖雌牛能力評価等対策 きな問題となっている。 繁殖雌牛等の能力評価の推進のため、枝肉情報の収集、分析、提供等を行 このため、真に肉用繁殖雌牛の増 頭に資する対策を中心に、 新規参入、 うとともに、候補種雄牛生産のための優良雌牛の確保、後代検定推進のため の普及啓発及び広域的な種雄牛評価の推進等を行う。 改良増殖対策、地域の特色ある肉用 牛振興対策を実施し、肉用牛生産基 4 肉用牛増頭強化対策(拡充) 肉用牛繁殖雌牛の増頭を強力に推進するため、生産者集団等が自ら増頭目 盤の強化を図る。 標等を含む地域増頭計画を策定し、この目標の達成に向けた取組について総 合的に支援を行う。 ①子牛の生産性向上対策 ②繁殖雌牛導入推進 ③酪農経営活用肉用牛増頭 ④円滑な雌牛継承 ⑤増頭に資する器具機材等の導入 ⑥遊休農地等を活用した放牧推進 ⑦公共牧場草地資源利活用促進 5 地域の特色ある肉用牛振興対策 地域の特色ある肉用牛振興を図るための取組等の支援を行う。 6 肉用牛振興推進指導(拡充) 上記事業(1及び2を除く。)の推進に必要な推進会議の開催、計画の策 定、連絡調整、調査、指導、研修等を行うとともに、酪農地域や水田地域等、 新たに肉用牛生産に取り組む地域における技術指導等を行う。 都道府県ごとに肥育牛1頭当たりの推定所得が平均家族労働費を下回った場 肉用牛肥育経営の安定を図るた 肉用牛肥育経営安定 め、生産者の拠出と国の助成により 合に、その水準に応じて四半期ごとに肥育牛生産者に補てん金を交付する。 対策事業 生産者:国=1:3 基金を造成し、収益性が悪化したと (1)拠出割合 (2)事業実施期間 平成19年度∼平成21年度(3年間) きに家族労働費を補てんする。 (3)発動基準 地域の直近3カ年の平均家族労働費(全国平均を上限) (4)補てん割合 基準家族労働費と四半期平均推定所得との差額分の8割 (5)対象品種 肉専用種、交雑種、乳用種の3区分 (必要に応じて褐毛・短角の設定も可能) (6)生産者積立金 都道府県ごとに金額を決定 (7)事業対象経営 認定農業者及び認定農業者に準ずる者として都道府県知事 が認定した者 WTO交渉等国際化の一層の進展 1 地域養豚振興促進 養豚経営対策 地域養豚振興特別対 ① 豚改良体制再編整備推進 が予想される中、我が国養豚の安定 策事業 組織的な改良及び優良種豚の確保・効率的利用体制を構築するため、能 的な発展を図るためには、実需者の 力検定の推進、多様な特性を有する育種資源(純粋種)の確保、不良遺伝 需要に対応していくとともに、食品 形質の排除等による、肉質の改善の推進、人工授精の普及、適切な飼養衛 の安全確保といった消費者の新たな 生管理技術の普及等を行う。 ニーズに即した高品質な豚肉の低コ ② 地域銘柄化集団再編整備推進 スト生産が不可欠である。 種豚から、肥育豚まで一貫した、生産性の高い組織的な肉豚生産を推進す このため、各地域における種豚の るため、生産方式の統一、地域的な銘柄化等を行う。 改良や肉豚の生産振興、さらに事故 ③ その他地域養豚の振興に資する対策 率低減等のための多様な活動に対す 地域的な衛生対策や指導者研修等を行う。 る支援を行い、国産豚肉に対する需 要の確保、国際競争力を備えた養豚 2 養豚振興推進指導 1の事業の円滑な推進に必要な計画の策定、地域における課題の検討、 生産基盤の確立に資する。 調査、指導等を行う。 食肉流通等対 食肉等流通合理化総 食肉等の消費・流通構造の変化に 1 食肉等の流通施設整備等(拡充) 策 合対策事業(拡充) 伴い、多様化・高度化している消費 ① 食肉流通施設整備等 者・実需者ニーズに即した流通シス 産地食肉センター、大規模物流施設等における衛生対策強化、高付加価 テムの効率化等が求められている。 値化等総合的な食肉流通施設の整備等 ② 鶏肉流通施設整備等 このため、生産と流通、加工が一 食鳥処理施設の整備、成鶏肉の衛生管理向上及び安定集出荷体制の整備等 体となった産地形成を図るため、産 ③ 家畜流通施設整備等 地食肉センター、食鳥処理施設及び 家畜市場の機能高度化に必要な施設整備、家畜の取引・流通実態に即し 家畜市場における機能向上のための たトレサ制度の活用や家畜流通のあり方等の検討、集出荷計画の策定等 整備を行うほか、ピッシングの中止 や豚副産物の分別等BSE関連規制 2 BSE対応新食肉流通体制整備 産地食肉センターにおけるピッシングの中止、豚原料の分別、SRM に対応した施設整備、牛せき柱の適 (特定危険部位)の焼却等に係る施設の整備等 正管理の推進、食肉処理・加工の効 率化のための技術開発等を総合的に 3 牛せき柱適正管理推進 関係法令の遵守、管理記録の保管等に関する研修、牛せき柱管理の電子 実施することにより、流通コストの 化に対応する取組等を実施した場合に、促進費を交付 低減を図るとともに、安全・安心な 食肉等の流通体制の確立に資する。 4 食肉処理効率化技術開発推進 効率的な部分肉処理等に係る技術開発 5 食肉取引円滑化推進 適切な取引を推進するための委嘱格付員の技術研修、巡回指導等 平成19年7月20日 (隔月1回発行) 第226号 ( 5 ) 項 目 飼料対策 事 業 名 事 業 の 目 的 事 業 内 容 配合飼料の主な原料であるとうも 1 粗飼料自給率向上総合対策(拡充) 国産飼料資源活用促 ① 高位生産草地等への転換促進 進総合対策事業(組 ろこし価格の上昇等により配合飼料 生産性の低下が懸念される草地の高位生産草地への転換を促進する。特 価格は上昇しており、飼料原料の多 替新規) に、とうもろこし等高単収型作物の作付けや耕作放棄地等への牧草作付け くを輸入に依存している我が国の畜 を促進する。 産経営は、極めて厳しい状況に置か ② 粗飼料の効率的利用推進 れつつある。 効率的な飼料利用を図るため、放牧を推進する。 このため、自給可能な国産粗飼料 ③ 飼料作物種子の安定供給 の一層の生産・利用拡大、未活用資 飼料作物種子の増殖保管(稲発酵粗飼料用専用品種の保管等)を行う。 源の飼料利用、家畜の飼養技術の向 ④ 飼料増産受託システムの確立 上等により、更なる生産性の向上等 耕種農家生産集団も含めたコントラクターによる飼料生産を促進する。 を図り、飼料資源をめぐる新たな国 際環境に対応できる畜産の生産構造 2 畜産生産性向上等促進総合対策(新規) ① 未活用資源の飼料化の促進 確立を図る ア 地域エコフィード利用体制確立支援 関係者による連携、地域情報の分析等により、地域での未活用資源の 飼料利用体制を確立する。 イ 未活用・低利用資源の飼料化促進 小規模店の豆腐かす、パンくずやDDGS等新たな飼料原料について、 利用方法の検討を行う。 ウ 飼料米の利活用に向けた調査・実証 飼料米の利用拡大に向け、給与技術等の検討や実態調査を行う。 ② 家畜の生産性向上のための飼養技術等の普及推進 生産性の向上を図るため、飼養技術情報の集約、普及・指導を行う。 ③ 飼料価格高騰等の畜産をめぐる状況変化への理解醸成 畜産をめぐる状況や飼料価格高騰の畜産への影響等について、関係者の 理解の醸成を図る。 配合飼料価格の上昇に対応して、 1 配合飼料価格(補てん金を除く農家実質負担価格)が上昇し、畜産経営の 家畜飼料特別支援資 経営努力を踏まえても、生産費が収益を上回るような水準(指標として単位 金融通事業(新規) 畜産経営に対する飼料購入に要する 当たり配合飼料価格の水準を設定)となった場合、限度額の範囲内において 資金の融通を行うことにより、畜産 畜産経営に対する飼料購入資金の融通を行う融資機関に対して利子補給を行 の安定的発展を図る。 う。 ① 資金の使途飼料費 ② 貸付利率貸付期間に応じ1.30∼1.55%(平成19年3月19日現在) ③ 償還期限10年(うち据置期間3年)以内 ④ 貸付限度額 ア 牛肥育牛 :20千円/頭 乳用牛 :15千円/頭 繁殖雌牛 :4千円/頭 イ 豚 :4千円/頭 ウ 鶏 :20千円/100羽 ⑤ 利子補給率農業近代化資金の基準金利と貸付利率との差 ⑥ 融通機関農協、農協連、農林中央金庫、銀行、信用金庫 2 都道府県農業信用基金協会が行う債務保証に対して支援を行う。 近年、規模拡大が進展している酪 環境と調和した酪農経営の確立に資するため、経産牛1頭当たりの飼料作付 酪農飼料基盤拡大推 農経営においては、個々の経営体が 面積が基準面積(北海道40a/頭、都府県10a/頭)以上であり、環境保全、飼 進事業 「畜産環境問題に適切に対応し得る 料自給率の向上に資する取組を実践している生産者に対し、飼料作物作付面積 飼料基盤」を有し、さらに環境保全、 に応じた奨励金を交付する。 飼料自給率の向上に資する取組を行 ① 環境保全、飼料自給率の向上に資する取組みを実施する酪農経営への支 うことにより、自然循環機能の維持 援(下記の取組みのうち、いずれか一つ) 増進を図る持続性の高い環境調和型 ・デントコーン・ソルガムの作付かつスラリーの土中施用の実施 の酪農生産構造を確立する必要があ ・不耕起栽培の実施かつスラリーの土中施用の実施 る。 ・無化学肥料栽培の実施 このため、飼料基盤に立脚した環 ・無農薬栽培の実施 境調和型の酪農経営を実施している ・緩衝帯の設置による環境保全 生産者を支援する。 ・その他都道府県知事が特別に認める取組みの実施 @7,500円/ha ② ①の取組みに加え、飼養管理の変更による一層の環境負荷軽減、飼料自 給率向上に取り組む酪農経営への支援(下記の取組みのうち、いずれか一 つ) ・濃厚飼料給与量の低減 ・経産牛飼養頭数の削減 ・放牧の実施 ・15,500円/ha 生産者団体は、 19年度も引き続き、 広域指定生乳生産者団体が、発酵乳等向け生乳を17年度の取引数量を上回っ 生乳の需給安 広域指定団体生乳需 要緊急確保事業(新 減産型の計画生産を行うことを決定 て供給した場合に、奨励金(6円/kg以内)を交付する。 定対策 したが、脱脂粉乳等の輸入調整品と 規) の置き換え等が困難な都府県におい て、さらなる需給改善を図るために は、乳飲料を含む発酵乳等向けの供 給を拡大することが課題となってい る。 このため、広域指定団体による、 発酵乳等に仕向けられる生乳の供給 拡大を支援し、もって生乳需給の安 定に資する。 簡易な措置により家畜排せつ物法 1 畜産環境保全施設の整備 畜産環境緊急特別対 環境対策 管理基準に対応した農家等に対する 簡易な措置により家畜排せつ物法管理基準に対応した農家等に対して、家 策事業(拡充) 家畜排せつ物処理施設の整備の推 畜排せつ物処理施設を整備するため、(財)畜産環境整備機構がたい肥化施 進、たい肥の利活用・流通の促進等 設、浄化処理施設等をリースするのに必要な機械施設の購入費の1/2を助成 の事業を緊急かつ総合的に実施し、 する。 環境負荷の低減と資源循環の促進を 2 家畜排せつ物利活用推進事業(拡充) 図り、環境と調和した畜産業の確立 耕畜の連携による、たい肥利用の足がかりとなる実証展示地区の整備や、 を推進する。 家畜排せつ物の高度利用に伴い発生する副産物の利用を推進するモデル的な 取組みに対する支援を行うとともに、シンポジウムの開催等を通じて、それ らの成果の普及や、資源循環についての理解醸成を行う。 3 畜産環境保全指導事業 畜産経営における環境問題を解消するため、経営・地域条件に対応した家 畜排せつ物処理施設の適切な運転・管理技術の普及、高品質なたい肥生産と 適正な施肥の推進等の指導体制の強化を行う。 (企画管理班 遠藤 潤) ( 6 ) 平成19年7月20日 (隔月1回発行) 第226号 畜産基幹産地登録制度 JA全農みやぎ 1.目的 JAグループ(JA・県連・地域別飼料会社・産地食肉センター・全農)は、畜産基幹産地を系統畜産事業 の中核的基盤と位置づけ、県域事業方式のもとグループ一体となった対応を実施することにより、生産者の経 営安定ならびに畜産物の品質向上・安定販路の拡大を推進する。 2.畜産基幹産地登録制度 基幹産地とは、資格要件を具備し、全国委員会により認定・登録された産地および生産者をいう。 登録期間は認定・登録決定後、1年間。 3.資格要件 (1)認定農業者および認定農業者に準ずる生産者。 但し、生産組織(和牛改良組合等)に属し、具体的な経営計画に基づき認定農業者をめざす生産者も含む。 (2)全国配合飼料供給安定基金の加入者および加入予定者。 (3)農場の新築・増改築を行う場合、一定の自己資金を有していること。(畜舎建設費および素畜費合計 の概ね5%を目処とする) 平成19年度畜産基幹産地登録制度事業フロー (4)県本部と事業参画契約を締結すること。 必ずJAを入れ (5年以上の締結) 生産者の 掘起し 4.拡大要件 拡大頭数 拡大後規模 拡大期間 既設農場 10頭以上 30頭以上 導入開始後1年間 新規農場 10頭以上 10頭以上 導入開始後1年間 JA担当者会議 平成19年度の 基幹産地説明会 相談窓口 コーナー JA担当者の同行 現地等の 事前調査 畜舎等の施設概要・規模拡大計画の調査 補助事業・資金関係・施設 5.履行義務 (1)JAを通して繁殖雌牛を導入(自家保留は除く) JAからの 事業申請 (2)北日本くみあい飼料の給与 (3)家畜市場への子牛出荷 (4)県本部と一体となった定期的な技術・経営検討 会の開催 事業参画 (5)その他 契約締結 ○ 認定・登録申請の期限について ① 県域から全国本部あての申請期限 毎年4月末日および10月末日 (申請期間平成18年4月∼平成21年10月末まで) 認定・登録申請 書類作成 ② 基幹産地の認定・登録時期 毎年6月および12月 ○ 助成金50,000円/頭 ○ 適用期間 事業申請 平成18年4月1日∼平成22年3月31日 (畜産部 伊藤 信行) JAの申請 3月末及び9月末 事業申請 和牛繁殖事業計画書・計画書明細 契約期間 H19.4.1∼5年間 事業参画契約締結 生産者・JA・本会の三者契約 認定・登録申請 書類作成 認定・登録申請書作成 生産者明細・事業計画書・収支計画書 全国本部へ認定・登録申請 添付書類(計画書一式・補足資料) 申請時期年2回 4月末日及び 10月末日 平成19年7月20日 (隔月1回発行) 第226号 ( 7 ) 第9回全国和牛能力共進会宮城県代表牛決定する JA全農みやぎ 去る7月6日みやぎ総合家畜市場を会場に宮城県最終選考会が開催されました。第9回全国和牛能力共進 会の最終審査は、鳥取県を会場に平成19年10月11日から10月14日まで改良の成果を競う場として開催されます。 本県代表牛は、県種雄牛(神勝福・糸安中・第2波茂・紋政勝・奥北茂)の産子であり、開催テーマ:和 牛再発見!─地域で築こう和牛の未来─を目標に和牛育種組合を中心に取組、次の世代に期待できる出品牛 が選抜されました。 本県代表牛は、下記の表のとおりとなりますので、皆様の応援をよろしくお願い申しあげます。 (畜産部 上野 新英) 出品区 第1区 第2区 第3区 第4区 第5区 第6区 第7区種 第7区肉 第8区 第9区 整理番号 1 106 133 151 155 157 159 173 174 175 176 201 202 203 235 236 239 240 250 251 253 270 271 272 285 294 名 号 神福英 第3なおみ きくやすひら ひらたに いわみかつ なみかつ なみかみ はなきよ 第2なみき なみひらしげ たかなみ あずさ2 みやふじ めい まな いとかなめ おくやすひら みこと 安平茂 奥安平 中田1 八重勝 紋晴 平紋政 菊勝福 奥糸波 代 表 牛 生年月日 H18.5.3 H18.6.24 H18.3.24 H18.4.10 H18.2.2 H17.12.2 H16.2.25 H13.7.3 H13.2.14 H11.12.3 H10.4.11 H9.6.14 H14.9.29 H17.9.7 H18.2.19 H18.1.27 H17.12.12 H17.12.7 H17.11.19 H17.11.18 H17.10.13 H17.11.24 H17.11.21 H17.11.20 H17.10.15 H17.10.17 所有者住所氏名 大崎市岩出山 宮城県畜産試験場 伊具郡丸森町 半沢 仁一 栗原市志波姫 高橋美智江 遠田郡涌谷町 三浦 孝志 遠田郡涌谷町 小竹 義幸 大崎市鹿島台 佐藤 和也 大崎市松山 久本 次男 遠田郡美里町 佐藤 清悦 遠田郡美里町 結城 英文 大崎市田尻 千葉 貢 大崎市田尻 山田 真一 大崎市田尻 後上 孝行 大崎市田尻 後上 孝行 大崎市田尻 後上 孝行 登米市中田町 船島 一芳 登米市登米町 佐藤 義浩 登米市豊里町 佐々木昌典 登米市南方町 高橋 健一 登米市中田町 千葉英軍司 登米市豊里町 千葉 敏 登米市南方町 佐瀬 栗原市瀬峰 鈴木 秀一 栗原市若柳 菅原 徳秀 栗原市栗駒 鈴木 教一 大崎市鹿島台 石川 高雄 登米市登米町 千葉 正憲 ( 8 ) 平成19年7月20日 牛乳消費拡大イベント報告 東北酪農・青年婦人会議 「父の日に牛 乳(ちち)を贈 ろう!」今年も 頑張りました。 東北酪農青年 婦人会議(黒沢 寛寿委員長)で は、低迷する牛 乳の消費拡大を 目的とした牛乳 の消費拡大キャンペーン“父の日に牛乳(ちち)を贈 ろう!”を、今年も東北各地において実施しました。 宮城県内では、6月7日(木)に東北生乳販売農 業協同組合連合会の砂金甚太郎会長と宮城県牛乳普 及協会のミルクキャンペーンキャラクターのお二人 とともに村井嘉浩宮城県知事を表敬訪問し、 「お父さ んの健康のため、父の日には家族みんなで牛乳を贈 りましょう!」と全員揃って牛乳で乾杯しました。 乾杯後の報道機関インタビューの中で村井知事は、 「私も牛乳は毎朝飲んでいます。牛乳は栄養価も高く て健康にも良い。小さなお子さんや成長期にある皆 さんにも飲んでいただきたい。 」と牛乳の消費拡大と 牛乳の素晴らしさをアピールしていただきました。 6月14日(木)には、仙台市青葉区にある「さく ら野百貨店」1階の“父の日ギフトコーナー”にて、 みやぎの酪農青年部・婦人部(みやぎの酪農農業協 同組合)が中心となり、消費者向けのキャンペーン を実施しました。「牛乳に相談だ」「父の日に牛乳 (ちち)を贈ろう!」のキーホルダー、缶バッジ、 ステッカーや牛乳消費の啓蒙パンフレット、そして 牛乳2,000個を来店者へ配布しました。そして、お 父さんへの牛乳プレゼントとともに、健康のために 家族全員で毎日牛乳を飲んでくださいと呼びかけま した。また、牛乳の新しい飲み方として、同店にあ るビネガー専門店の協賛により“牛乳と果実酢のド リンク”をキャンペーン会場にて試飲販売しました。 会場には多くの消費者が詰め掛け、コクのある牛乳 とまろやかな酸味の果実酢(ブルーベリー、さくら んぼ、パイナップル、マンゴー他)の相性の良さ、 おいしさに驚いていました。 このさくら野百貨店でのキャンペーンは、ゆった りとした百貨店の店内で生産者と消費者が和やかに 対話することができ、牛乳の消費拡大へ消費者の理 解を得ることのできた効果的なキャンペーンとなり ました。 また、今回のキャンペーンに協賛・支援いただき ました宮城県庁、東北生乳販売農業協同組合連合会、 宮城県牛乳普及協会、さくら野百貨店の皆様には紙 面をお借りしまして厚く御礼いたします。 (事務局 全酪連・ 仙台支所指導組織課 石本 文樹) (隔月1回発行) 第226号 第43回宮城県同志会ホルスタイン 共進会受賞結果 宮城県ホルスタイン改良同志会 平成19年6月18日(月)みやぎ総合家畜市場にお いて開催し、関係各位のご協力により盛大に終了す ることができました。協同飼料株式会社ブリーディ ングサービス部 細野淳氏により58頭の出品牛につ いて審査が行われ、上位入賞牛は下表のとおりです。 ≪グランドチャンピオン≫ 名 号 住所 氏 名 未経産 種別 出品№ 305 エイトロールダンデイー ロマネスク 大崎市 八巻 誠 経産 705 ブラメリアダーハム ロクス 丸森町 半沢 善幸 住所 氏 名 ≪リザーブグランドチャンピオン≫ 種別 出品№ 名 号 未経産 109 エクセレントフアーム ヘグマン マーク ダンデイ 栗原市 鈴木 義博 経産 510 エクセレントフアームマーシヤン アトロン 鈴木 義博 栗原市 ≪シニアチャンピオン≫ 種別 出品№ 経産 903 名 号 ブラメリアSW レツドマーカー 住所 氏 名 丸森町 半沢 善幸 住所 氏 名 ≪リザーブシニアチャンピオン≫ 種別 出品№ 経産 801 名 号 プレミアエスウインド B フタゴ 涌谷町 (有)岩崎牧場 ≪インターミディエイトチャンピオン≫ 種別 出品№ 経産 705 名 号 ブラメリアダーハム ロクス 住所 氏 名 丸森町 半沢 善幸 ≪リザーブインターミディエイトチャンピオン≫ 種別 出品№ 経産 510 名 号 エクセレントフアームマーシヤン アトロン 住所 氏 名 栗原市 鈴木 義博 住所 氏 名 ≪最優秀賞≫ 部 出品№ 名 号 109 エクセレントフアーム ヘグマン マーク ダンデイ 栗原市 鈴木 義博 113 リトルアイランドBWM ダーハム サム 蔵王町 小島 一也 202 エイトロールダーハム サム ワツシヨイ 大崎市 八巻 誠 203 ナガイフアームダンデイイー イグミ 丸森町 長井 勝 305 エイトロールダンデイー ロマネスク 大崎市 八巻 誠 307 イチジヨウフアームエアローン ダンデイー 丸森町 一條 薫 404 エラ アランバレツト 涌谷町 (有)岩崎牧場 401 エクセレントフアームヘグマン デユス 栗原市 鈴木 義博 510 ◎エクセレントフアームマーシヤン アトロン 栗原市 鈴木 義博 503 エイトロールMM チヤンピオン 大崎市 八巻 誠 603 ◎KH アーロンラデイツク 丸森町 半沢 一良 604 サウスフアームリーガー チヤンピオン 丸森町 長谷部裕行 705 ◎ブラメリアダーハム ロクス 丸森町 半沢 善幸 703 ウツデイーランドロメオ ストーマテイツク 角田市 渡辺 孝一 801 ◎プレミアエスウインド B フタゴ 涌谷町 (有)岩崎牧場 1 2 3 4 5 6 7 8 802 ブラメリアイトー ガール 丸森町 半沢 善幸 903 ◎ブラメリアSW レツドマーカー 丸森町 半沢 善幸 901 クインジスイグナイター クリーメル 涌谷町 (有)岩崎牧場 9 ※名号の前に◎がついているものはベストアダーとなります。 (家畜改良課) 平成19年7月20日 (隔月1回発行) 第226号 ( 9 ) 〈衛生便り〉 口蹄疫について 平成19年度宮城県 総合畜産共進会のお知らせ 社団法人宮城県畜産協会 登米家畜保健衛生所 口蹄疫はウイルスが原因でおこる急性熱性伝染病 で、牛・めん羊・山羊・豚等の家畜をはじめ、ほと んどの偶蹄類動物に感染します。本症が人に感染す ることは一般的には無いと言われており、かりに感 染した動物の乳肉を摂取しても人の健康に影響はり ませんが、家畜間での伝染力はきわめて強く、国あ るいは地域ごとに家畜、畜産物等に厳しい移動制限 が課されるため、国際流通にも大きな影響を及ぼし ます。したがって、国際的に最も警戒すべき家畜伝 染性疾病の一つとして、その制圧と感染拡大防止が 図られています。 口蹄疫ウイルスの性質は多様で、家畜の種類や品 種により伝染力が異なりますが、主な伝播経路とし ては.感染動物や汚染された飼料または敷料等との 接触に加えて、風による飛散、人や鳥を介しての感 染等、様々です。わが国は島国という地理的条件に 加え、輸入検疫の努力もあり、1908年の発生を最後 に長く清浄性を保ってきましたが、2000年に宮崎県 と北海道で92年ぶりとなる発生が確認されました。 通常、本ウイルスに感染すると発熱、元気消失、 多量のよだれが見られるとともに、舌や口の中、蹄 や乳頭に水痘を形成し、食欲不振や足を引きずる等 の症状を示します。このような場合にはすみやかに 最寄りの家畜保健衛生所または獣医師に連絡して下 さい。 東アジアやロシア極東という口蹄疫発生地域に囲 まれ、海外から多くの畜産物が輸入されているわが 国は、常に本症侵入の危機にさらされています。今 回、当所では登米市との協力のもと、口蹄疫発生を 想定した防疫演習を実施し、関係の皆様との連携強 化を図っております。ご協力いただいた方々へは、 この場を借りて御礼申し上げます。 (防疫班 建久 茂樹) 農林水産祭参加平成19年度宮城県総合畜産共進会 は、下記の日程で開催することとなりましたので、 多数ご来場下さいますようご案内申し上げます。 1.開催日程 1)肉豚の部 開催日:平成19年8月28日(火)∼30日(木) 場 所:宮城県食肉流通公社(登米市米山町) 枝肉展示及び褒賞授与式 8月30日午前10:30∼ 2)乳用牛・肉用牛の部 開催日:平成19年9月15日(土)午前9:00∼ 場 所:みやぎ総合家畜市場(美里町) 2.出品頭数 1)肉豚の部 2)乳用牛の部 3)肉用牛の部 180頭 80頭 87頭 3.付帯行事(9月15日開催のみ) ◎消費拡大イベント・抽選会同時開催 ◎女性和牛審査競技会 ◎県学校農業クラブ連盟家畜審査競技会 ◎学校農業クラブ活動紹介 ◎畜産物・地場産品展示即売 ◎家畜改良・家畜衛生相談コーナー ◎堆肥処理相談・電牧・自給飼料紹介コーナー ◎繁殖和牛増頭対策コーナー ◎畜産機械・器具・資材展示コーナー 参加予定 東北TCM株式会社 仙台支店 株式会社 ヤンマー農機東日本 コマツ宮城 株式会社 古川支店 スター農機 株式会社 仙台営業所 株式会社 ヰセキ東北 宮城支社 全農みやぎ 生産資材部 農業機械課 中島鉄工所 他 (経営支援課) (10) 平成19年7月20日 〈畜試便り〉 (隔月1回発行) 第226号 系統豚「しもふりレッド」の維持状況 宮城県畜産試験場 平成14年に完成したデュロック種系統豚「しもふりレッド」は、畜産試験場と全農みやぎGGPセンター において維持増殖を行っています。当場における繋養頭数は、平成19年7月現在雄14頭、雌51頭です。年間 配付頭数は、表−1に示すとおり種豚を雄約30∼50頭、純粋種肉豚生産用として雌60∼90頭程度です。精液 については毎週(月・木曜日の2回)採精し、年間6,000本弱配付しています。 元来デュロック種は、肉豚生産時の肉質向上を狙った止め雄として利用される雄系品種です。雌系のラン ドレース種や大ヨークシャー種に比べ、泌乳能力や哺育能力が劣っています。さらに、維持開始当初は系統 造成時の1年1産サイクルの分娩から、周年分娩に変更したため、図−1に示すように子豚の育成率が低く 生産頭数の減少が認められました。「しもふりレッド」純粋種肉豚生産農家の場合、子豚の育成率が収入に大 きく影響します。そのため、育成率向上を目指し母豚の①飼養管理方法の見直しと②飼料添加試験を行いま した。 ①飼養管理方法の見直し:平成16年度より、分娩時∼離乳までの期間について行いました。1)経産豚に分娩 誘発剤は使用しない。2)初産豚には分娩誘発剤を用い分娩を軽くする。3)分娩介助を行う。4)分娩開始後 は、子宮収縮剤で後産排出を促し、射乳効果を狙う。5)泌乳量によって代用乳を使用する。6)哺乳期間中 は、分娩柵を撤去しない。7)離乳は、3週齢とする。この7項目を徹底することで子豚のへい死や圧死が減少 し、育成率は61.5%(H15)から78.0%(H16) 、77.2%(H17)に向上しました。 ②飼料添加試験:「しもふりレッド」は夏の暑さに弱く、夏期暑熱ストレスによる泌乳量低下から育成率が 低下します。そこで平成18年度は、良質なアミノ酸(シルクアミノ酸)を飼料添加し、泌乳量増加によるさ らなる育成率向上を図りました。試験区には分娩2ヶ月前より、飼料にシルクアミノ酸を0.5%添加し、対照 区は種豚用市販飼料のみを給与しました。各区8頭ずつ合計16頭の母豚を用いました。その結果は、表−2 に示すとおりです。生産子数は、飼料添加区も対照区 も平均8頭でした。しかし、離乳頭数は対照区の平均6 頭に対して、飼料添加区では平均7.4頭となり、育成率 は対照区71.3%、飼料添加区93.4%と向上しました。ま た、対照区に比べ飼料添加区では哺乳中(分娩∼離乳 までの3週間)の母豚一腹当たりの子豚総体重に増加 傾向が見られ、母豚の泌乳量増加が伺われました。こ れらの試みにより、平成18年度年間平均育成率は80.2% (図−1)と良好な成績となりました。今後も現状の成 績を維持しつつ、需要に応えられるよう種豚および精 液の配付に努めて参りたいと考えております。 種豚および精液配付については、直接当場へお問い 「しもふりレッド」をよろしくお願いいたします。 合わせ下さい。なお、精液配付の際は、毎週月曜日と 木曜日の午前9時30分までに、申し込みいただければ、 表−1 「しもふりレッド」年間配付実績 宅急便にて当日夕方にお届け出来ます。 種豚(頭数) 精液(本数) (種豚家きん部 清水ゆう子) ♂ ♀ 平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 − 43 50 31 − 60 90 74 5,703 5,530 5,857 5,726 図−1 維持開始当初(平成15年度)および 平成18年度育成率 (%) 100 表−2 飼料添加試験成績 a,b:p<0.05 20 H15 H18 3月 2月 1月 12 月 11 月 10 月 0 9月 11.7±2.7 18.0±4.1 32.9±6.5 40 8月 12.2±3.0 14.7±8.4 25.6±16.1 60 7月 4.0±3.3 113.4±0.7 8.9±2.3 8.0±2.5 7.4±2.1 93.4±8.6a 6月 4.0±3.8 113.6±0.7 8.4±2.1 8.4±2.1 6.0±3.6 71.3±32.8b 80 5月 母豚の産次 妊娠期間(日) 総産子数 生産子数 離乳頭数 育成率(%) 一腹子豚総体重(kg) 生時 1週齢 3週齢 飼料添加区 4月 対照区 年 間 平均値 平成19年7月20日 〈実践大学校生の抱負〉 私の夢 宮城県農業実践大学校畜産学部 2年 肉牛専攻 鈴木 貴徳 私はこの4月で、農業実践 大学校の畜産学部に入学し て、1年が過ぎました。私は 入学当初から目標としてい た、家畜人工授精師と削蹄師 の資格取得を目標としてきま した。家畜人工授精師免許取 得に関しては、第一関門であ る、選抜試験が先日行われて、私はその試験を無事 通過し、やっとスタートラインに立ったと思ってい ます。そして、7月の中旬ぐらいから講義が始まり、 8月のはじめには修業試験があります。それに向け て、同じ目標を持った仲間達と日々、勉学に励んで います。また惜しくも選抜試験を通過できなかった 仲間の分まで、努力し、授精師の資格取得をしたい と思っています。 私の家(蔵王町)では、水田と黒毛和種肥育牛約 100頭を飼養していますが、母が会社員として働い ているので、兼業農家ということになります。管理 は主に、父一人でやっていて、祖父母は朝晩の給餌 作業を手伝っています。私は肥育経営の規模拡大を 図るとともに、大学校在学中に、家畜人工授精師の 資格を取得して、和牛繁殖経営をやりたいと考えて います。そして和牛繁殖、肥育の一貫経営を目標と し、増頭、規模拡大に励んで行こうと考えています。 私が目指している経営方法は県内でも多数やってい る農家がいますが、一貫経営には色々なメリットや デメリットがあり、農家の方々の意見は賛否両論で す。それでも、困難な道のりでも一回掲げた夢を簡 単にあきらめずに、父と二人三脚で、努力していき たいと考えています。 私の住む地域では、高齢化によって年々農家が減 少しています。それと同時に後継者や若い担い手の 人達が現れずに、地域の農業が衰退しているように 感じられます。そこで私が就農するにあたり、少し でも農業に貢献し、地域の役に立てるようになりた いです。そして自分の経営を高めていく努力をして、 頑張っていきたいと思います。 (隔月1回発行) 第226号 (11) 県有種雄牛を活用した和牛改良の推進について 社団法人 宮城県畜産協会 (社)宮城県畜産協会は、旧畜産会当時の平成11 年度より家畜人工授精用精液(牛)の供給業務を実 施してきましたが、ここ数年宮城県有種雄牛の精液 取り扱い本数が減少しております。 また、全農みやぎ開設の子牛市場におきましても、 数年前までは、上場頭数の約80%が宮城県有種雄牛 の産子でありましたが、平成18年度の取引頭数 20,360頭中8,975頭と全体の約44%に落ち込んでおり ます。一方、家畜改良事業団(ジェネティック北海 道)有種雄牛産子が8,180頭で約40%となっており、 それ以外の種雄牛産子も3,205頭と約16%上場されて おり、しかも、その殆んどが鹿児島県の平茂勝の系統 で占められ、その傾向は年々増え続けており繁殖雌 牛も鹿児島県等から相当数導入され、次第に宮城県 の特色が薄らいできておる現状にあります。 本県は、昭和54年度から産・学・官・民一体とな り、肉用牛集団育種事業を核に種雄牛造成を実施し 今日まで幾多の困難を乗り越えながら推進をしてき ました。その成果は着実に進展しており今年3月に 基幹種雄牛に指定された「茂洋」を始め、「奥北 茂」・「神勝福」・「憲藤」・「幸重波」等いわゆ る質・量兼備型の種雄牛および、 「勝緑」・「安敏 波」等、肉質の改良にウエイトをおいた種雄牛が、 造成されております。 これらの種雄牛を、上手に活用することにより、 宮城県の特長である品位・資質・肉質特に、ロース 芯のサシは勿論、腿へのサシの抜け具合・脂肪の質 等を保ちながら時代のニーズに応じた和牛改良の推 進が図られるものと確信いたします。 今年3月「茂洋」のデビュー以来、人気が高く注 文が殺到しておりますが、精液生産量を大幅に上回 った注文となり、人工授精師・農家の皆様には大変 なご不便をおかけしております。反面、他の種雄牛 については、極端に減少しておる現状です。 「茂洋」にも供給の限度があります。あまり無理 をさせることはできません。できるだけ有効に宮城 県の和牛改良に役立つよう他の県有種雄牛と併せ活 用願いたいものです。 ご存じのとおり、和牛の経済能力は大きく分けて 「種牛能力」と「産肉能力」の2つに分類されます が、その2つの能力の中にも数多くの異なった形質 が内包されております。体積・飼料の利用性・強健 性・哺育性・肉量・肉質(肉の旨み、香味)・ロー ス芯等々、これら形質を充分理解しながら種雄牛の 選択と併せ牝牛との相性もありますので、交配には、 この点を十分留意する必要があります。 「茂洋」は、オールランドプレイヤーではありま せん。どのような雌牛に交配しても良い子供が生ま れるとは限りません。むしろ肉質においては「奥北 茂」 、体積においては「神勝福」の方が優っている かもしれませんので、その他の県有種雄牛も含め交 配方法によっては十分能力を発揮できますので、ご 検討願います。 なお、このことについては、平成18年11月20日発 行の畜産みやぎP.7あなたの牛にはこれがおすすめ 等を参考にしながら、県有種雄牛の特長と生産者が 飼養している繁殖用雌牛の特徴を充分考慮しなが ら、子牛を高く売らんがための交配だけでなく、そ していつまでも他県から雌牛を導入しなくても、そ れぞれの能力に富んだ宮城県有種雄牛を交配し、そ れら産子の保留に努め、特色ある宮城の雌牛集団の 造成に是非取り組んでいただきたいと思います。 (家畜改良課) (12) 平成19年7月20日 (隔月1回発行) 〈New face〉 第226号 〈New face〉 仙台家畜保健衛生所 千葉 直幸 はじめまして、平成19年度か らこのたび仙台家畜保健衛生 所に配属されました、千葉直 幸と申します。出身は岩手県 で、卒業大学は北里大学です。 現在の家畜保健衛生所に勤 務するようになってまず、 日々扱う書類の多さとパソコ ンになれるだけでもやっとでしたが、約三ヶ月が経 過してなんとか環境に慣れてきたところです。現在 の業務は、BSE検査の採材ならびに牛・馬・豚・鶏 の家畜伝染病の予防・防疫にかかわる検査、そのほ か獣医事の書類についての事務手続きなどを行って おります。じっと中にいて仕事をしているだけでな く現場に赴いて作業をすることも多く、どの場面に おいても自分の技術がすこしづつでも向上するよう 心がけて挑んではおりますが、まだまだ教わらなく てはいけないことがたくさんあり、覚えなくてはい けないことだらけです。現在の防疫班の業務に携わ るなかで、慣れないことばかりで先輩方には大変ご 苦労をおかけしていることを心苦しく思うことも 多々ありますが、丁寧に指導していただける環境に あって恵まれていることに感謝しながら仕事に取り 組んでおります。 ところで今ひそかに苦労していることは、宮城の 方言とそのイントネーションです。岩手県でも地方 によって人柄だけでなくその方言とイントネーショ ンが違って苦労するのですが、宮城はまたがらっと 違って意味が分からなかったり聞き取れなかったり することが多く、驚いております。まだ先輩方と一 緒にまわっているので大丈夫ですが、実は会話にお いては気の休むところなく、その特徴をなんとか吸 収しているところです。 それでは最後に、今全体が厳しい情勢にあります が、そのなかで宮城県職員として一人前に貢献でき るよう邁進していきたいと思っておりますので、御 指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。 NOSAI宮城 県北家畜診療センター 大森 慎一 本年度よりNOSAI宮城 (宮城県農業共済組合連合会) に獣医師として勤務しており ます大森慎一と申します。出 身は東京都足立区で東京都武 蔵野市の日本獣医畜産大学 (現在日本獣医生命科学大学 に名称変更)を卒業しました。 4月1日より大衡村にある家畜診療研修所で一ヶ月 間研修を受け、5月から登米市迫町の県北家畜診療 センターに配属となりました。 大学では獣医放射線学教室に所属し、主に腫瘍や 呼吸器病に罹患した犬猫の診療や研究をしておりま した。その間牛や豚にさわる機会は両手の指で数え られるくらいしかなく、自分も周囲の友人と同じよ うに将来小動物の臨床医になるものと自然と考えて いました。考えが変わったのは大学5年の夏にNO SAIへ2週間の実習に行った時でした。実習へ行 く前は「単位を取るため」と簡単に考えていました が、NOSAIの職員の方々の獣医師としての姿勢 に深い感銘を受けました。早朝から深夜まで診療や 研究を行い疲れてヘトヘトになりながらも、乳質や 繁殖成績の向上した農家のデータを、目をキラキラ 輝かせながら私に見せてくれたとき、小動物臨床と は違う「獣医師のやりがい」を感じずにはいられま せんでした。このように畜産業の発展に常に全力を 尽くす獣医師の後ろ姿を見て、私もこうありたいと 強く感じ大動物臨床医を志すようになりました。 東京出身で宮城の地理や方言も分からずまだまだ 勉強しなければならないことが山ほどありますが、 一日も早く農家の方々に安心して牛を任せてもらえ る一人前の獣医師になりたいと考えております。そ して畜産業の発展に貢献できるよう常に初心を忘れ ず精一杯努力していきます。どうぞよろしくお願い いたします。
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