奥能登国際芸術祭2017 参加決定アーティスト第二弾発表 - Oku

TO 報道関係者各位
FROM 奥能登国際芸術祭実行委員会
DATE 2016.10.19
奥能登国際芸術祭2017 参加決定アーティスト第二弾発表
能登半島の先端に位置する、周囲を日本海に囲まれた農山漁村、石川
県珠洲市を舞台に、2017年9月3日 ( 日 ) から開催される第一回「奥能登
国際芸術祭」まで1年を切りました。
「奥能登国際芸術祭」は、奥能登
珠洲の土地・生活・人々の魅力を再発見するアーティストたちが参加
し、地元の人、地域外からのサポーターを含め大勢でつくりあげる、
今までにない新しい芸術祭を目指しています。まさに、アートを媒
介とした多ジャンルのネットワークによって、土地に眠るポテンシャ
ルを掘り起し、
“さいはて”から“最先端”の文化を創造する試みです。
この度、新たに8名の参加アーティストが決定しました。
奥能登国際芸術祭 参加予定アーティスト一覧(2016.10.19時点)
:
浅葉克己(日本)/ アデル・アブデスメッド
(アルジェリア / フランス)/ EAT & ART TARO(日本)/ 石川直樹(日本)/ 岩崎貴宏
(日本)/ エコ・ヌグロホ
(インドネシア)/ 河口龍夫
(日本)/ ギム・ホンソック
(韓国)/ 鴻池朋子
(日本)/ さわひらき
(日本)
/ 塩田千春
(日本)/ トビアス・レーベルガー
(ドイツ)/ 中瀬康志
(日本)/ ひびのこづえ
(日本)/ 深澤孝史
(日本)/ ラックス・
メディア・コレクティブ(インド)/ リュウ・ジャンファ(中国)
※下線が第二弾の発表アーティストとなります。
各アーティストのこれまでの作品紹介も含めたプロフィールは、以下の URL からご覧いただけます。
http://oku-noto.jp/artists/
奥能登国際芸術祭2017 参加予定アーティスト(第二弾発表)プロフィール
アデル・アブデスメッド
(アルジェリア / フランス)
1971年アルジェリア生まれ。現在、ロンドン在住。
ヴィデオ作品を中心に国際的に活躍。MoMA PS1、
ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展、サンパウ
ロ・ビエンナーレ、ポンピドゥー・センターなど、
国際的な注目を集める展覧会でたびたび物議を醸
Photo by GILLES BENSIMON
す作品を発表してきた。2006年ワールドカップで
ジネディーヌ・ジダンがマルコ・マテラッツィに
頭突きしている巨大なブロンズ像がポンピドゥー
の前に設置され大きな話題を呼んだことでも知ら
れる。代表作に『リアルタイム(2003)
』
、
『Décor
(2011-2012)』など。主な国際展に、横浜トリエン
ナーレ(2011/日本)
、第50、52、56回ヴェネチア・
ビエンナーレ国際美術展(2003, 2007, 2015/イタリ
ア)
、第27回サンパウロビエンナーレ(2006/ ブラ
ジル)
、個展に「PracKce Zero Tolerance」
(2006/ クリ
エ現代美術センター、ル・プラトー現代アートセ
岩崎貴宏(日本)
1975年広島県生まれ、広島県在住。広島市立大学
芸術学研究科博士課程修了。エジンバラ・カレッ
ジ・オブ・アート大学院修了。2015年、ニューヨー
クのアジアソサイエティにて個展、同年、黒部市
美術館と小山市立車屋美術館で個展を開催。第10
回リヨン・ビエンナーレ(2009年)
、ヨコハマトリ
エンナーレ(2011年)
、第7回アジア・パシフィック・
トリエンナーレ(2012年)
、2013アジアン・アート・
ビエンナーレ(国立台湾美術館)
、第8回深圳彫刻
ビエンナーレ(2014年)などの国際展、
「六本木クロッ
シング2007 未来への脈動」
(森美術館、東京、2007年)
、
「日常の喜び」
(水戸芸術館現代美術センター、水
戸、2008年)
、
「trans×form – かたちをこえる」
(国際
芸術センター青森、青森、2013年)
、
「日産アートア
ワード2015」
(BankART Studio NYK、横浜、2015年)な
どのグループ展への参加多数。第57回ヴェネチア・
ビエンナーレ国際美術展(2017年)日本館展作家。
ンター / フランス)
、
『Adel Abdessemed: Dead or Alive』
(2007, MoMA P.S.1/ニューヨーク)がある。
河口龍夫(日本)
ギム・ホンソック(韓国)
1940年神戸生まれ。多摩美術大学卒業。1960年代
1964年ソウル生まれ。ソウル在住。光州、ヴェネ
から国内外で作品展開する日本を代表する現代美
チア、台北、越後妻有などの国際展に参加し、国
術作家の一人。「見えること」と「見えないこと」
際的に知られる。風刺的かつユーモアのあるイン
の「関係」を作品化。種子を鉛で覆う、蓮の花托
スタレーション、ビデオ、テクノロジー、および
を蜜蝋で包む、化石をフロッタージュするなど、
パフォーマンスにより、思想、文化を独特の視点
封印することによって、観客の想像力をかき立て、
で 視 覚 化 す る。Eyes Wide Shut(2001-2002) で は、
観客の様々な意識(時間・空間の意識、美意識、
小さなスペースに7000ワット以上の光源を詰め込
死生観など)を呼び覚ます。筑波大学名誉教授、
2014年から金沢美術工芸大学教授。
み、超大量消費社会の流行性を指摘した。また、
《ボート》
(2001)は一見すると装備万全の緊急避
・主なプロジェクト・展覧会
難ボートにみえるが、載っているのは都市生活に
1970 「東京ビエンナーレ1970 人間と物質」
欠かせない娯楽グッズ(サバイバルには不要の品
東京都美術館 京都市美術館
ばかり)である。
1989 「大地の魔術師」ポンピドゥー・センター/ 2003 大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナー
グラン・ダール・ド・ラ・ヴィレット(パリ)
レ2003
2003 「河口龍夫 大地と水と植物」ヒルサイド・
2003 第50回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展
フォーラム ( 東京 )
2006 第6回光州ビエンナーレ韓国でショー
2007 「河口龍夫 見えないものと見えるもの」兵
2009 ロサンゼルスLACMA
庫県立美術館 名古屋市美術館同時期開催
2014 横浜トリエンナーレ
2009 「河口龍夫展 言葉・時間・生命」東京国立
近代美術館
2000∼2012「大地の芸術祭 越後妻有アートトリ エンナーレ2000、2003、2012」新潟県
奥能登国際芸術祭2017 参加予定アーティスト(第二弾発表)プロフィール
鴻池朋子(日本)
さわひらき(日本)
1960年秋田県生まれ。東京藝術大学日本画卒業後、
1977年石川県生まれ。2003年ロンドン大学スレー
おもちゃデザインを経て1998年より自らの絵画や
ド校美術学部彫刻家修士課程修了。ロンドン在住。
彫刻作品を用いて、人間の境界、現代の神話をトー
自身の心象風景や記憶の中にある感覚といった実
タルインスタレーションで表現。人間の思索や現
体のない領域を、映像・立体・平面作品などで構
象のみに閉じるアートに意識改革を求め、人類学、
成されたビデオインスタレーションで表現する。
おとぎ話研究、教育人間学、考古学とプロジェク
映像や立体造形物を巧みに操り、現実にはありえ
トを重ねている。主な美術館個展に2006年「第0
ない光景を描きながら、どこか親しみを感じさせ
章」大原美術館、2009年「インタートラベラー 神
る世界を展示空間に生み出し、見る者の想像力に
話と遊ぶ人」東京オペラシティ(霧島アートの森
働きかける。近年は映像の配置を彫刻的に捉えた
巡回)
、2015年「根源的暴力」神奈川県民ホール
空間構成や、立体や平面作品を併置させるなど、
(2016年 群馬県立近代美術館、新潟県立万代島美
映像と展示空間とが互いの領域を交差するような
術館 巡回)
。主なグループ展に2008年「広州トリ
作品に取り組んでいる。
エンナーレ」
(中国)
、2010年「釜山ビエンナーレ」
・主なプロジェクト・展覧会
釜山市立美術館(韓国)
、2016年「Nous ぬう」金
リ ヨ ン・ ビ エ ン ナ ー レ(2003、2013、 リ ヨ ン、
沢21世紀美術館、2016年「Temporal Turn」スペン
フ ラ ン ス ) / 横 浜 ト リ エ ン ナ ー レ2005(2005
サー美術館(アメリカ)他多数。最新刊「どうぶ
年、 横 浜 ) /「Six Good Reason to Stay at Home」
つのことば」
(羽鳥書店)を上梓。
National Gallery of Victoria(2006年、メルボルン、
オーストラリア)/「アーティストファイル」
国 立 新 美 術 館(2008年、 東 京 ) / 第 6 回 ア ジ
ア・パシフィック・トリエンナーレ(2009)/
「Carrousel」Musée du Temps and Musée National des
Beaux-Arts de Besançon(2010年、ブザンソン、フ
ランス)/シドニー・ビエンナーレ(2010)
「Lineament」資生堂ギャラリー(2012)/「Whirl」
神奈川県民ホールギャラリー(2012)/「Under
the Box, Beyond the Bounds」東京オペラシティアー
トギャラリー(2014)
トビアス・レーベルガー(ドイツ)
ラックス・メディア・コレクティブ
(インド)
1966年ドイツ エスリンゲン・アム・ネッカー生ま
れ 。ここ20年にわたり、天才性や信頼性といった
1992年にJeebesh Bagchi、Monica Narula、Shuddhabrata
芸術的な理想を蝕むような作品を首尾一貫してう
Sengupta により設立、インド・ニューデリーを拠
み出してきた。デザインの領域における戦略を使
点に活動。現代アートの創作やキュレーション、
いながら、アートの意味やアート制作のこれから
本の制作、教育、そして場作りなどをする。また、
の可能性について考察している。2003年ヴェネチ
思慮深い作品や今日の社会的な問題を取り上げる
ア・ビエンナーレ国際美術展で発表した作品は、
Photo by Barbara Klemm
世界7箇所に設置されたスイッチによって点灯す
る222のガラス製の灯りで、作家と観客の新しい
関係を構築するものだった。他にも、
「フィヒテ(唐
檜)」(大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナー
レ2003)、
「あなたが愛するものは、あなたを泣か
せもする(日本フランチャイズバージョン)
」
(瀬
戸内国際芸術祭2010)
、ダグラス・ゴードンとの
コラボレーションなどに代表されるような、アー
トの地平を広げる作品を作り続けている。主なプ
ロジェクトや展覧会は、第50回および第53回ヴェ
ネチア・ビエンナーレ国際美術展(2003年/2009年
/イタリア)
、大地の芸術祭 越後妻有アートトリエ
ンナーレ(2003年/新潟)
、瀬戸内国際芸術祭(2010
年/豊島)
、横浜トリエンナーレ2011(横浜)、
「Home
and Away and Outside」(2014年/シルン美術館/ドイツ)
などがあり、2009年、ハンス・トーマ賞およびヴェ
ネチア・ビエンナーレ国際美術展金獅子賞を受賞
した。
Photo by Srinivas Kuruganti
プロジェクトで現代の文化に重要な影響を及ぼし
続ける、冷静な扇動者である。
奥能登国際芸術祭2017 作品公募提出期間がスタート
「奥能登国際芸術祭2017」で実施する作品・プロジェクトを募集する作品公募の提出期間が、2016年
10月17日 ( 月 ) よりスタートしました。2016年10月31日 ( 月 ) まで受け付けています。たくさんのご応
募をお待ちしております。詳細は以下の URL をご参照ください。
作品公募について(ウェブサイト)
http://oku-noto.jp/competition/
作品公募資料(PDF)
http://oku-noto.jp/assets/pdf/okunototriennale2017-koubo-detail.pdf
作品公募 現地見学会レポート(2016年9月実施)
http://oku-noto.jp/assets/pdf/okunototriennale2017-inspectiontour-report.pdf
奥能登国際芸術祭2017
会場:石川県珠洲市全域
作品・プロジェクト数:約50点
会期:2017年9月3日 ( 日 ) ∼10月22日 ( 日 )
主催:奥能登国際芸術祭実行委員会
実行委員長:泉谷満寿裕(珠洲市長)
総合ディレクター:北川フラム(アートディレクター)
クリエイティブディレクター:浅葉克己
コミュニケーションディレクター:福田敏也
公式写真:石川直樹(写真家)
ご取材・広報についてのお問い合わせ
奥能登国際芸術祭実行委員会事務局 広報窓口
〒927-1214 石川県珠洲市飯田町13字120番地1
TEL:0768-82-7720 FAX:0768-82-7727
E-mail:press@oku-noto.jp