学校だより 平成 29 年 1 月 第 401 号 中野区立若宮小学校 学校ホームページ http://nk-wakamiya-e.la.coocan.jp// 節目で伸びる人 校 長 堀 聡明 明けましておめでとうございます。 平成29年の幕が開きました。学校は、年度単位で教育課程を考えるので、3月までがひとつの区切りと なりますが、子どもたちにとっては次のステージへの心構えをしっかりとつくる期間です。12月までの自 分、今日からの自分、そして、4月からの自分、それぞれの姿を明確に意識することができるでしょうか。 成長するということは、そういうことができるということです。「昨日の君の姿を覚えているか?今日の君 がどうなっているか分かるか?明日の君はどうすべきなのだ?毎日、それを考えていれば、自分の姿を見失 うことはありません。」担任をしている頃によく子供たちにそんなことを話していました。私の経験から、 自分を確かに見つめることができる子は、日々成長していることが手応えとして実感できます。学習活動も 然り、行動態様ももちろん、学習集団のリーダーとしてだれもが認める存在になります。一目置かれるとい う表現が合うと思います。子ども集団とはいえ、そういう雰囲気をもっている子は頼もしいものです。年賀 状にいつも「あなたには助けられました」と書いてしまいます。(先方は、いい加減もういいよと思ってい るかも知れませんが…)単にしっかり者というだけではなく、柔軟に人や出来事に対応することができる、 失敗もするけれど自己修正が早い、やはり、自分が見えているのですね。 ところで、本日の講話で、 「竹の節目」の話をしました。竹はとても成長が早い植物です。節目ごとに伸 びていきます。では、この節目は何のためにあるのか、それは、節目があれば〝しなる〟ことができるから です。ただ、伸びていくだけでは力が加わると折れてしまうのですね。人で言えばねばり強い、心が柔軟で あり自分で立ち直る力をもっている、ということです。先ほどまで申し上げた、自分を確かに見つめられる 子は、こういう節目をもっているのでしょう。だから、しなやかに学校生活を送ることができるのでしょう。 年の初めもそうですが、次の節目の「統合」はもうすぐです。若宮時代の自分を振り返る、美鳩としての 目標をもつ、そういうことを考える時間を過ごしてほしいと強く願っています。私も節目と思っています。 先輩の方々(管理職の方も含め)は、重厚でありながら穏健、しかも情熱的、自分もかくありたいと思って いましたが、私にはこの年になってもまだ節目が足りないようです。気恥ずかしさと悔悟の念で一杯です。 さあ、若宮小の子供たち、しっかりした節目をもちましょう!! 昨年の 12 月 16 日(金)、研究発表会を行うことができました。150 人ほどの参観者があり 盛大に発表をすることができました。PTAの役員さんをはじめ、保護者の方々にご支援い ただきました。ありがとうございました。 教育目標 元 気 な 子 な か よ く す る 子 進 ん で 学 ぶ 子 <生活目標> あいさつを しっかりしよう ・友達、先生と元気に声を出してあいさつしよう ・お客さまにもしっかりあいさつしよう ・時と場に応じた言葉づかいを心がけよう あいさつは人と人をつなぐ大事なコミュニケーションです。あいさつにも声を出さな い「会釈」という方法もありますが、子供たちには、しっかり声を出して、相手に気持 ちを伝えることを身に付けてほしいと思っています。あいさつは決まったフレーズです が、声を出すことで自分の感情を伝えたり、自分の感情を切り替えられたりします。ま た、相手の気持ちを変える力もあると思います。お互いに気持ちよく過ごせるようなあ いさつが飛び交う家庭・学校にしていきましょう。
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