2013 年 1 月 21 日 報道関係各位 TIS 株式会社 TIS、PostgreSQL を中心とした OSS を活用した 『OSS マイグレーションサービス』の提供を開始 ~ 独自検証した OSS 群を活用し、エンタープライズ領域への適用を支援 ~ IT ホールディングスグループの TIS 株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:桑野 徹、 以下 TIS)は、企業の業務システムを新たなプラットフォームへ移行する「マイグレーション」にお いて、オープンソースソフトウェア(以下 OSS)の活用を支援する『OSS マイグレーションサービス』 を本日より提供開始することを発表します。 『OSS マイグレーションサービス』は、処理性能が向上し、今後の普及が期待されるオブジェクト リレーショナルデータベース管理システム(ORDBMS)「PostgreSQL」を中心とした OSS 活用にむけ、 アセスメントからコンサルティング、新プラットフォーム構築、システム移行、その後の保守サポ ートまでをワンストップで提供するサービスです。 TIS では、エンタープライズ領域のミッションクリティカルなシステムへの OSS 適用を目指して、 その活用に関するノウハウをソフトウェアスタック(推奨構成群)「ISHIGAKI Template(イシガキ テンプレート)」として体系化し、独自の実証検証に基づいて蓄積してきました。 『OSS マイグレーシ ョンサービス』では、こうしたノウハウと独立系 SIer として特定ベンダーに依存しない提案力/コ ーディネート力を組み合わせ、企業の OSS 活用を支援します。 また、OSS 活用では移行後のサポートが不安な点の一つですが、本サービスでは、株式会社野村総 合研究所(以下 NRI)の OSS サポートサービス「OpenStandia(オープンスタンディア)」を活用した 保守体制により、移行後も安心して OSS を利用できるサポート体制を整えています。 ■背景 昨今の厳しい経済環境下において、企業は IT 投資に関して慎重な姿勢を継続しており、コスト削 減が可能な OSS へのニーズはこれまで以上に高まると TIS では考えています。 特に、旧システムの更改などを機に新環境を構築し移行する「マイグレーション」においては、 OSS の活用は新プラットフォーム構築費用や保守サポート費用のコスト削減を可能にする有力な手 法として注目されています。また、特定ベンダーへの依存度が高まることによる「保守運用の柔軟 性の低下」や、「技術修得のための人材育成費の高騰」などへの解決策としても、OSS 活用のニーズ が高まっています。 しかし、OSS 活用では、性能や可用性に関する体系化されたドキュメント情報が少なく、サポート などに不安もあるため、実行に移し難いという問題がありました。 そこで TIS では、OSS を活用したマイグレーションを支援する『OSS マイグレーションサービス』 の提供を開始します。 ■『OSS マイグレーションサービス』の概要 本サービスでは、TIS が独自検証したソフトウェアスタック「ISHIGAKI Template」を使い、お客 様要件に合わせて、OSS を活用した「マイグレーション」の企画から、移行先の新プラットフォーム の設計・構築、運用・保守までをワンストップで支援します。 1 <ソフトウェアスタック「ISHIGAKI Template」> 「ISHIGAKI Template」は TIS が独自の視点で検証した OSS の推奨ソフトウェア構成群です。導 入時および運用時の作業手順書を標準ドキュメントとして完備しており、選定 OSS に対する 170 種類以上の推奨設定が事前に設定されているため、OSS を利用する際のデメリットである製品選定 と組合せの難しさからくる、事前検証、導入、運用の負荷を軽減し、OSS 活用のメリットを最大化 します。 対象の OSS は「PostgreSQL」を中心に、基本的なミドルウェアである「Apache」や「JBoss」か ら、高度な運用を実現するための「DRBD」や「Hinemos」などをカバーし、TIS が企業システムへ の OSS 活用を支援します。 また、「ISHIGAKI Template」ではハイ・アベイラビリティ(HA)構成やクラスター構成の設定 を標準装備しているため、ディザスタリカバリ(DR)構築までを含めたミッションクリティカル なエンタープライズシステムでの OSS 活用を実現します。 <サービス体系> 本サービスは、OSS を活用した移行の要となるデータベース(DB)の移行実現性のアセスメントか ら開始し、システム全体のアーキテクチャ設計、新プラットフォーム構築、移行から保守サポー トまでの流れをワンストップで提供します。 <サービス提供イメージ> 2 ■『OSS マイグレーションサービス』の利用料金と導入期間 <利用料金> ・DB アセスメントサービスは 150 万円(税別)~ ・その他のサービスについては、要件に応じて個別見積 <導入期間> ・DB アセスメントサービスは、最短で 1 ヶ月で実施可能 ・その他のサービスについては、要件に応じて期間は変動 『OSS マイグレーションサービス』の詳細情報については下記 URL をご参照下さい http://www.tis.jp/service_solution/ossmigration/ ■今後の展開 TIS は、『OSS マイグレーションサービス』を 2014 年度中に 30 社への提供を目指します。 また、本サービスをより充実させるために「ISHIGAKI Template」の対象 OSS の拡充を継続的に図っ ていきます。 ■エンドースメント 株式会社野村総合研究所 オープンソースソリューション推進室 OpenStandia 事業責任者 寺田 雄一 株式会社野村総合研究所は、TIS 株式会社が提供する、『OSS マイグレーションサービス』を歓迎 いたします。当社は、オープンソース・ワンストップサービス OpenStandia(オープンスタンディア) の中で、PostgreSQL を始め Tomcat や JBoss、OpenAM、LISM、Jaspersoft など約 50 種類のオープン ソースに対して、企業情報システムへの導入支援や OSS の年間サポート業務を行っております。OSS へのマイグレーションサービスは、企業情報システムのコストの削減やクラウド対応などに有効な サービスです。オープンソースを活用しつつ、安定性と信頼性をより重要視し、かつ長期間システ ムを利用したいといったお客様のご要望にお応えするために、当社は今後も TIS 株式会社と共同で ソリューションを開発、提供していきます。 ◆「OpenStandia」について 株式会社野村総合研究所が提供する、オープンソース・ワンストップサービスです。Tomcat、JBoss、 MySQL、PostgreSQL をはじめとした約 50 種類の OSS について、保守サポートサービスや導入支援 サービスなどをワンストップで提供しています。 「OpenStandia」は、2006 年のサービス開始以降、累計で 1,000 を越える企業やプロジェクトに対 して、サービスを提供しております。 http://openstandia.jp/ ◆TIS 株式会社について IT ホールディングスグループの TIS は、SI・受託開発に加え、データセンターやクラウドなどサ ービス型の IT ソリューションを多数用意しています。同時に、中国・ASEAN 地域を中心としたグ ローバルサポート体制も整え、金融、製造、流通/サービス、公共、通信など様々な業界で 3000 社 以上のビジネスパートナーとして、お客様の事業の成長に貢献しています。詳細は以下をご覧下 さい。 http://www.tis.co.jp/ ◆IT ホールディングスグループについて IT ホールディングスグループは、様々なお客様を IT で支援する IT エキスパート集団です。 進化し続ける企業グループとして、グループ各社の個性を活かし総合力で応えます。 3 【本件に関するお問合わせ先】 <報道関係者からのお問い合わせ> TIS 株式会社 コーポレート本部 企画部 広報担当 浄土寺/伊藤 TEL:03-5337-4232 e-mail:tis_pr@ml.tis.co.jp <サービスに関するお問い合わせ> TIS 株式会社 産業事業本部 西日本産業事業部 西日本産業システム営業部 TEL:06-6821-1050 e-mail:ossm@pj.tis.co.jp 4
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