リリース ノート

Dell™ vRanger™ 7.0.
リリース ノート
2014 年 4 月
このリリース ノートでは、Dell™ vRanger™ リリースに関する情報を提供します。
•
vRanger について 7.0
•
新機能
•
解決された問題
•
既知の問題
•
システム要件
•
製品のライセンス
•
vRanger を次回起動するときにライセンスが有効になります。
•
Dell について
vRanger について 7.0
vRanger Backup and Replication は、仮想環境用の先進的なバックアップ、リカバリ、およびバックアップ管理
ソリューションです。新しいプラットフォーム テクノロジが採用された vRanger は、バックアップ時間を短縮
し、高性能なバックアップ オプションを提供します。また、少ないリソースでより多くのスケーラビリティを
提供することができます。
vRanger の機能は次のとおりです。
• 仮想および物理マシンのイメージの増分、差分、またはフルバックアップを実行可能。
• マシン全体または特定のファイルのみをすばやくリストア可能。
• 仮想環境でディザスタ リカバリ戦略を管理し、重要なデータを保護する。
• 仮想マシンを複数の場所にレプリケートすることができるため、特定のニーズに応じて異なる高可用性目標お
よびディザスタ リカバリ目標を達成可能。
vRanger 7.0 は新機能が追加されたメジャー リリースです。新機能および解決された問題を参照してください。
新機能
vRanger 7.0 の新機能:
•
Microsoft Hyper-V Server 2012 および 2012R2 バックアップとリストアのサポート
•
VMware vSphere 5.5 のサポート
•
Windows 2012 R2 および Windows 8.1 のサポート
•
インベントリのパフォーマンスとスケーラビリティの向上
vRanger 7.0
リリース ノート
1
•
Windows ページファイルおよびハイバネーション ファイルがスキップされるようにアクティブ ブ
ロック マッピング(ABM)の改善
•
64 ビット アーキテクチャへの更新
•
インストーラーの合理化
•
リストア ジョブの優先順位付け
関連項目:
•
解決された問題
解決された問題
このリリースで解決された問題の一覧を以下に示します。
表 1. 解決された一般的な問題
解決された問題
問題 ID
外国語のカタロギングが機能しない
14836
API Get-InventoryEntity で結果が返されない
15968
vRanger 6.1.0 バックアップ タスク レポートに小数が表示されない
16033
Powershell スクリプトが原因でレプリケーション ジョブが失敗する
16476
Remove-BackupGroupMember で GroupMembers テーブルから VM が削除されない
14819
ドキュメントに記載された $inventoryEntity の変数の設定に誤りがある
15874
表 2. 解決されたインストールおよび構成に関する問題
解決された問題
問題 ID
カタログ データベースの名前が変更されるとインストールとアップグレードが失敗する
13544
VM が多数存在する Virtual Center が GUI に「Disconnected(非接続)」と表示される
14707
DDboost リポジトリのインポートに時間がかかりすぎる
15349
FIPS を使用してスタートアップップすると GUI がクラッシュする
15795
日付と時刻の形式が OS の地域設定に応じて変更されない
15934
EMC Data Domain Boost リポジトリをインポートすると、「RS verify enc1 exception(RS 確認
enc1 例外)」エラーがログに記録される
16066
vRanger 期間延長試用ライセンスが有効期限どおりに失効しない
16134
期間延長試用ライセンスが適用されない
16509
VA 配置の確認画面で報告されるサイズが間違っている問題
13952
ドメインを誤って入力すると、不適切なエラー メッセージが表示される
14605
vRanger 7.0
リリース ノート
2
表 3. 解決されたバックアップに関する問題
解決された問題
問題 ID
vRanger で ESX5.1 の 2008R2 が休止されない
15098
既存の vRanger VSS スナップショットが検出された
15516
vCenter ポートが変更されると VDDK バックアップが失敗する
12340
バックアップ ジョブの作成時に、仮想インベントリ パネルと物理インベントリ パネルを切 14812
り替えた後に例外エラーが発生する
[ マイ ジョブ ] ビューからジョブを作成するとエラーが発生する
15709
ページファイル フィルタが原因でエラーが発生し一部の VA ABM タスクが失敗する
15886
バーチャル アプライアンスで HotAdd ドライブがマウント解除されず、保護対象 VM のス
ナップショット統合が必要になる問題
16268
休止された増分バックアップで CBT が正しく機能しない
16375
2.7TB を超えるデータが格納されているディスクを使用した物理マシン バックアップで ABM を使用できない
16495
32 ビット Windows 8.1 VM の Hyper-V バックアップが原因で Hyper-V ホストがフリーズ 16580
し、Windows 8.1 VM がクラッシュする
ユーザー メモリ スナップショットを使用した VM の休止バックアップ機能の追加
16895
表 4. 解決されたリストアに関する問題
解決された問題
問題 ID
フロッピー ドライブが接続されていた VM のバックアップをリストアできない
14982
リストアした VM の電源をオンにできない。vmx ファイルの suspend.directory が間違っている
16822
オフライン / 読み取り専用の接続 LUN へのファイバー SAN リストアが失敗しない
13761
既知の問題
他社製品に起因するものも含め、リリースの時点で存在する既知の問題の一覧を以下に示します。
表 5. インストールに関する既知の問題
問題 ID
既知の問題
vRanger 7.0 でインストールされた SQL Server をアンインストールしようとすると、.NET 16797
3.5 がインストールされていない場合は、アンインストールが失敗すことがあります。SQL の
アンインストールを試みると、アンインストールを続行するには .NET 3.5 が必要であると
いうエラーが表示されます。
対処法:
SQL をアンインストールするには、アンインストールを試みる前に .NET 3.5 機能を追加す
る必要があります。.NET 3.5 機能をインストールした後、vRanger でインストールされた SQL を削除できます。
vRanger には、vRanger SE、vRanger Pro、vReplicator の 3 つのバージョンがあります。1 つのマ
シンに同時にライセンスできる vRanger のバージョンは 1 つだけです。例えば、vRanger SE と
vReplicator を同じマシンにライセンスすることはできません。
vRanger 7.0
リリース ノート
3
表 5. インストールに関する既知の問題
問題 ID
既知の問題
Windows 2008 サーバーに vRanger をインストールするときに、オペレーティング システム 16919
が更新されていないと、組み込み SQL Express インストーラーが失敗します。組み込み SQL Express には Windows インストーラー 4.5 が必要ですが、これは Windows 2008 の基
本インストールに含まれていません。
対処法:
Windows 2008 サーバーで Windows Update を実行します。更新プログラムにより Windows
インストーラー 4.5 がインストールされます。
Windows 8 または Windows Server 2012 上に vRanger がインストールされている場合、管理者権 15470
限を使用してアンインストールを実行しないと、[ アンインストール ] アイコンを使用してアプ
リケーションを削除を実行しても失敗に終わります。
対処法 1:
1
画面右上または右下へカーソルを移動します。
2
チャーム バーが表示されたら、画面に表示された [ スタート ] アイコンを選択します。
3
[ スタート ] 画面上のタイルのない場所で右クリックし [ すべてのアプリ ] を選択します。
4
画面下のスクロール バーを使用して、[Quest Software] ラベルまで右スクロールします。
5
[vRanger Backup and Replication] タイル上で [ アンインストール ] ラベルが表示されます。
6
[ アンインストール ] タイルを右クリックし、[ 管理者として実行 ] を選択します。
7
アンインストールが機能通り実行されます。
対処法 2:
[ コントロール パネル ] の [ プログラムと機能 ] を使用して vRanger をアンインストールするこ
ともできます。
vRanger マシン上にプロキシ サーバーが構成されている場合、vRanger は vCenter サーバーまた
は NetVault SmartDisk リポジトリへ接続することはできません。
対処法:
1
3 つの vRanger サービスの実行に使用したアカウントを利用して vRanger マシンにログイ
ンします(アカウント情報が不明な場合は services.msc MMC を使用してください)。
2
正しいアカウントを使用してログインし、Internet Explorer を開きます。[ インターネッ
ト オプション ] ---> [ 接続 ] ---> [LAN の設定 ] の順に選択します(このメニューはマシン
にインストールされた IE のバージョンにより異なります)。
3
[ プロキシ サーバー ] に何も情報が設定されていないこと、プロキシ サーバーが使用され
ていないことを確認します。さらに、特定の環境で自動プロキシ スクリプトが設定され
ている場合は、[ 設定を自動的に検出する ] チェックボックスを選択解除します。
vRanger 7.0
リリース ノート
4
表 5. インストールに関する既知の問題
問題 ID
既知の問題
まれに、vRanger のアップグレード中に vRanger アップグレード インストーラーが以前の
「vRangerPro サービス」イベント ログを正しく削除しないことがあります。これは、vRanger の
UI のハングアップによるもので、アップグレード後に [ サービスに接続できませんでした。]
メッセージが表示されます。
13623
対処法:
1
以下で説明する手順に従い、ログを手動で削除します。
2
Event Log サービスを無効化します。
3
vRanger マシンを再起動します。
4
vRanger マシンの「%SystemRoot%\System32\Config」フォルダから vRanger の「*.evt」
ファイルを削除します。
5
Windows レジストリで、
"HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Eventlog" キーから vRanger
エントリを削除します。
6
Event Log サービスを再起動します。
後で開始するよう vRanger サービスを構成している場合、既存の vRanger サービスが開始される 13687
前に vRanger アップグレード インストーラーを起動すると、vRanger サービスが起動した際に、
アップグレードが失敗します。
対処法:
vRanger サービスが起動し終わるまでアップグレードの実行を待ちます。サービスがすでに実行
中の場合、vRanger アップグレード インストーラーがこれを停止させます。
16034
ローカル管理者アカウントを使用して vRanger をインストールし、vRanger をアンインス
トールした後にこのアカウントが変更された場合、vRanger を再インストールするには、
vRanger とカタロギングの両方のデータベース インストーラーで SQL 認証を使用する必要
があります。
2 番目のローカル管理者アカウントにデータベースへのアクセス権がない場合は、インストール
前にこのアカウントに SQL インスタンスへの管理アクセスを許可する必要があります。
vRanger 7.0
リリース ノート
5
表 6. 一般的な既知の問題
問題 ID
既知の問題
ドメイン コントローラおよびドメイン認証に関する不具合が原因で、以下の様なエラーが発生す 15187
る場合があります。
•
任意のトランスポート タイプを使用した CIFS リポジトリへの仮想マシン バックアップに
「2129 Can't Write」エラーが発生します。
•
物理マシン バックアップ時に「2129 Can't Write errors to CIFS repositories」エラーが発
生します。
•
VA および COS 仮想マシン バックアップ時に「2129 Can't Write errors to CIFS
repositories」エラーが発生し失敗します。
•
物理マシンがインベントリ内で Disconnected ( 非接続 ) として表示されます。
対処法:
上記のエラーを引き起こす可能性のある共通した問題点のいくつかを下記に示します。
•
システム時刻の同期: AD サーバー、DNS サーバーなどのいずれかのシステムの時間変
動が許容範囲でない場合、認証が失敗します。
•
ドメイン メンバーシップ: コンピュータ プロパティを表示した際、マシンがドメイ
ンの一部であるように見えるかもしれませんが、このメンバーシップは実際にはアクティ
ブではなく、リセットする必要がある場合があります。このマシン自体からシステム ド
メイン メンバーシップのステータスを確認するには、netdom verify %computername%
/verbose コマンドを実行します。
CIFS リポジトリのパスは大文字小文字を区別します。このため、CIFS リポジトリを構成する際は 15468
リポジトリのパスの大文字小文字を正しく区別して入力するよう注意してください。
vAPI を使用してリポジトリを作成し、そのリポジトリへのパスにフォワード スラッシュではな
くバックスラッシュが入力された場合、物理サーバー セーブポイントへのリストアが「Error:
2630 - can't fund uuid」エラーを伴って失敗します。
15409
対処法:
このため、vAPI を使用してリポジトリを構成する場合は、フォワード スラッシュを使用する必
要があります。
vRanger が Windows 2008 VM にインストールされていて、その VM がソース VM またはテンプ
レートからのクローニングによって作成された場合に、同じソースまたはテンプレートからのク
ローニングによって作成された別の VM のバックアップを HotAdd によって実行するとき、
vRanger ディスクとバックアップ対象ディスクが同じディスク シグネチャを共有していることが
原因で、そのテンプレート VM の起動セクターが変更されることがあります。その結果、リスト
アされた VM が適切に起動しなくなります。
推奨事項 : クローニングによって作成された VM をインストールしないよう注意してください。
お互いのクローンである 2 つの Windows 8 または Windows 12 VM を含むグループをバックアッ 15112
プし、そのグループが HotAdd を使用してバックアップされた場合、どちらか 1 つのマシンしか
適切にリストアされません。
vRanger がインストールされている VM で Windows ディスク管理を更新すると、HotAdd バック
アップがネットワーク バックアップにフェールオーバーすることがあります。
12302
2 つの準仮想化(PVSCSI)コントローラを含む VM に vRanger がインストールされている場合、
HotAdd によって準仮想ボリュームをマウントしようとすると失敗します。これにより、構成さ
れたフェールオーバー方法(バックアップの場合はネットワーク、レプリケーションの場合は構
成されたトランスポート フェールオーバー オプション)を介して vRanger の動作が続行されま
す。
対処法:
多くの場合、PVSCSI コントローラの 1 つは空であり、安全に削除できます。この空のコントロー
ラを vRanger マシンから削除すると、HotAdd 操作が正常に動作するようになります。
vRanger 7.0
リリース ノート
6
表 6. 一般的な既知の問題
問題 ID
既知の問題
vRanger マシンの負荷が高い期間、次のメッセージが発生して HotAdd バックアップ タスクが
LAN バックアップにフェールオーバーすることがあります。場合によっては、同じエラーで LAN
バックアップも失敗します。
「VDDK Hot-add を使用したバックアップ タスクに失敗しました : RETRY operation timed out [at
xtimedwait:416]」
これらのエラーは過度のリソース競合によって発生する可能性があり、これによって vRanger
メッセージ キュー間の同期がずれます。
対処法 1:
タスク タイムアウト エラーを回避するには、vRanger マシンで過度のリソース競合が起こらな
いようにジョブをスケジュールします。
対処法 2:
ジョブのスケジュールを変更できない場合は、タイムアウト値を増やして、vRanger メッセージ
キューがリソース競合による問題から回復できるようにする方法もあります。タイムアウト値を
変更するには、以下の手順を実行します。
1
vRanger インストール ディレクトリに移動します。Service ディレクトリに移動します。
Service ディレクトリに移動します。
2
メモ帳で Vizioncore.vRanger.Service.exe.config ファイルを開きます。
3 「CommitTimeout」を検索し、タイムアウト値を「450」に変更します。
4
ファイルを保存します。
5
vRanger サービスを再起動して変更を有効にします。
Hyper-V サーバーのバックアップ ジョブがバックアップ ジョブ サマリ レポートに二度表示さ
れる
16907
表 7. バックアップに関する既知の問題
問題 ID
既知の問題
EMC DataDomain Boost リポジトリへの HotAdd バックアップを実行するときに、バック 16879
アップ タスクがサービス コンソール トランスポートにフェイルオーバーする場合、
「2644 FATAL io_cant_get_size can't access」エラーが発生して管理ファイルのレプリケーションが失敗
することがあります。
vzShadow.exe を使用せずに Windows 2012 VM の静止バックアップを実行すると、スナップ
ショット作成中にシステム予約ボリュームに関するイベント ログ エラーが発生することがあり
ます。
14130
vzShadow.exe 実行プログラムを使用してアプリケーション コンシステント バックアップを実行
する場合、ドライブ文字を使用する必要があります。vzShadow.exe による、データベースを含
むマウント ポイントの休止はサポートされていません。
複数のディスクを持つ Windows 2008 R2 VM をバックアップするときに、[ ゲストの休止を有効
にします ] オプションをオンにした場合、次のエラーが発生して一部のバックアップ タスクが失
敗することがあります。
「API 呼び出しがメッセージと共に失敗しました : A general system error
occurred: Protocol error from VMX」
対処法:
この問題の解決方法については、VMware のナレッジベース記事「Snapshot of a Windows server
fails with the error: Protocol error from VMX」(Windows サーバーのスナップショットがエラー
「Protocol error from VMX」で失敗する)を参照してください。
vRanger 7.0
リリース ノート
7
表 7. バックアップに関する既知の問題
問題 ID
既知の問題
CBT を有効にしてフル バックアップを実行しようとしたときに、エラー「Change Block Tracking
は < ディスク > で有効ではありません」が発生して CBT 操作が失敗することがあります。同じ
VM の増分または差分バックアップを実行するときには、CBT は適切に機能します。
以下のことが原因でこのエラーが発生することが確認されています(ただし、これがすべてでは
ありません)。
•
ESX ホストのクラッシュ
•
VMX のクラッシュ
•
VM のストレージ vMotion(VM が電源オフのとき)
•
VM ディスク構成の変更によるディスク デバイス キーの変更
•
ディスクをいったん切り離してから再度取り付けた
•
HotAdd
対処法 1:
以下の操作を実行することで、この問題が解決する場合があります。
1
VM からスナップショットを削除する。
2
CBT を無効にする。
3
CBT を有効にする。
4
スナップショットを取得する。
対処法 2:
該当する VM の各ディスクの *ctk.vmdk ファイルを削除するとこの問題が解決する場合があります。
Hyper-V バックアップ ジョブを作成するとき、CSV(クラスターの共有ボリューム)を使用す
る VM と CSV を使用しない VM の混在はサポートされません。詳細については、
Microsoft サポート技術情報の記事 2771882 を参照してください。
表 8. リストアおよびファイル レベル リストアに関する既知の問題
既知の問題
問題 ID
バックアップ時に ISO が接続されていた VM をリストアするとき、リストアされた VM では ISO
は接続されません。
8366
対処法:
リストア時に VM に ISO イメージが接続されるようにするには、以下の手順を実行します。
•
VM 設定を変更し、cdrom-image デバイスの「StartConnected」の値を「True」に設定し
ます。
•
リストア ジョブ オプションの [ 強制的に電源をオンにします ] を有効にします。
•
バックアップ元 VM とリストア先 VM の両方から ISO イメージのパスにアクセスできるよ
うにします。
リストア タスクによっては「Error: Restore command exited unexpectedly」エラー メッセージ
を伴って失敗する場合があります。
15348
これは、VMware VDDK タイトル「Possible segmentation violation if running multiple backup
processes」に記載された既知の問題によって引き起こされます。詳細については、
「VMware
VDDK 5.0 リリース ノート」を参照してください。
vRanger 7.0
リリース ノート
8
表 8. リストアおよびファイル レベル リストアに関する既知の問題
問題 ID
既知の問題
スタンドアロンの ESXi 5 ホストが vRanger のインベントリに追加されていて、そのホストが
vRanger のインベントリにない vSphere 5 vCenter に「関連付けられている」場合、そのホスト
へのレプリケーション操作は次のエラーで失敗します。
< ホスト > は現在 VirtualCenter によって管理されています。レプリケーションの操作を続行す
る前にホストと VirtualCenter の関連付けを解除するか、該当する VirtualCenter を vRanger に登
録してください。
「関連付け」は vSphere 5 で導入された新しい関係であり、この関係を確立すると、一部のホス
ト リソースがホスト自体ではなく関連付けられた vCenter のみによって管理されます。したがっ
て、このようなホストには VM をレプリケートするために必要な操作を実行する権限がありませ
ん。vCenter が vRanger のインベントリにない場合、vRanger は必要な権限を取得できません。
対処法:
単にホストを切断するのではなく、ホストと Virtual Center の関連付けを解除するか該当する
Virtual Center を vRanger に登録します。
vRanger が Windows 2008 VM にインストールされていて、リストア タスクが HotAdd を使用して
実行するよう構成されている場合、「2129 - can't write [ データストア ]...」エラー メッセージが
表示され、このタスクがネットワーク リストアにフェールオーバーすることがあります。これ
は、SAN が Windows で書き込み禁止として構成されていることが原因で起こる場合があります。
対処法:
この問題を回避するには、vRanger がインストールされている VM の SAN ポリシーを
「OnlineAll」に設定します。
1
vRanger がインストールされている VM で、コマンド プロンプトを開きます。
2
DISKPART と入力します。
3
SAN POLICY=OnlineAll と入力します。
4
SAN と入力します。
5
san policy が Online All になっていることを確認します。
vRanger のインストール時に RDP によって vRanger マシンに接続している場合、FLR に必要な一
部の vRanger コンポーネントが予期しない場所にインストールされ、それらのコンポーネントが
vRanger からの要求時に使用できないことがあります。これにより、FLR タスクが、「読み込み中
...」のメッセージが表示された状態でフリーズします。
対処法:
この問題が発生した場合は、単に RDP セッションを終了させるのではなく、RDP セッションから
ログアウトし再接続します。vRanger により、必要なツールが再インストールされます。
Linux FLR 操作によって次に示す文字を名前に含むファイルやフォルダーをリカバリしようとす
ると、それらのファイルやフォルダーはランダムに生成されたような名前で表示され、その同じ
ランダムな名前で正常にリストアされます。
この動作を引き起こす文字は次のとおりです。
\ : * " ?< > |
Windows 2012 VM からのファイルレベル リカバリについて、マウント ディスクのコンテンツは
表示されません。
14131
対処法:
Windows 2012 サーバーの FLR を実行するには、Windows 2012 上に vRanger をインストールす
る必要があります。
vRanger 7.0
リリース ノート
9
表 8. リストアおよびファイル レベル リストアに関する既知の問題
問題 ID
既知の問題
Windows システムには、しばしばディスク管理スナップインで表示することができない
Microsoft 製の非表示パーティションが含まれます。このパーティションは多くの場合 NTFS で
フォーマットされていないため、vRanger がこの非表示パーティションを含むディスクについて
カタログを作成しようとすると、操作は失敗します。このような場合、vRanger はこのパーティ
ションに関する失敗メッセージをログ ファイルに出力しますが、通常このパーティションの存在
について気が付かないため、混乱を招くことがあります。
vRanger のカタロギング機能は、ダイナミック ディスクに対する操作をサポートしていません。 13755
表 9. 物理バックアップおよびリストアに関する既知の問題
既知の問題
問題 ID
Windows 2012 および 2012 R2 マシンの物理バックアップが、「Failed to create VSS snapshot
(P_VSSUTIL_WRITER_ERR)」メッセージを伴って失敗することがあります。これは多くの場合、
ソース サーバー上のリソース競合によって起こる VSS タイムアウトが原因です。
16589
対処法:
可能な場合は、リソース消費がより少ない時間帯にバックアップが実行されるようにバックアッ
プ スケジュールを調整します。
物理バックアップ タスクまたは物理リストア タスク実行中にディスク ハードウェアが変更され
た場合、目的のディスクを確実に含めるため、該当の変更が反映されるようジョブを更新する必
要があります。場合によっては、ターゲット サーバーの再起動によりディスク ID が変更される
ことがあり(詳細については Microsoft の記事 http://msdn.microsoft.com/enus/library/windows/desktop/bb968801(v=vs.85).aspx を参照してください)、これによりマシン
内で稼動中のハードウェアが変更されます。
14369
vRanger 物理クライアントを物理サーバーへ配置する際、クライアントのインストールと実行に 15278
使用するアカウントには「サービスとしてログオンする」ユーザ権限を持つ必要があります。こ
のコンピュータがクラスタ内のノードである場合、この権限がクラスタ内のすべてのノード上の
クラスタ サービス アカウントに対して割り当てられている必要があります。
このユーザー権限がすでにサービス アカウントに割り当てられていても、このユーザー権限が削
除されることがあります。該当ノードに関連するグループ ポリシー オブジェクトによっては、
この権限が削除される可能性があります。ドメイン管理者に連絡して、この現象が生じているか
どうか確認してください。
手順については、Microsoft TechNet 記事「サービスとしてログオンする権利をアカウントに追加
する」を参照してください。
vAPI を使用してリポジトリを作成し、そのリポジトリへのパスにフォワード スラッシュではな
くバックスラッシュが入力された場合、物理サーバー セーブポイントへのリストアが「Error:
2630 - can't fund uuid」エラーを伴って失敗します。
15409
対処法:
このため、vAPI を使用してリポジトリを構成する場合は、フォワード スラッシュを使用する必
要があります。
物理バックアップ用にダイナミック ディスクを使用することはサポートされていません。このた 14470
め、ダイナミック ディスクを含むソース サーバー上で物理バックアップ タスクを実行すると、
タスクは「Value cannot be null (値を Null にはできません)
」エラーを伴って失敗します。
vRanger 7.0
リリース ノート
10
表 9. 物理バックアップおよびリストアに関する既知の問題
問題 ID
既知の問題
物理ソース サーバーを vRanger インベントリに追加すると、
「The RPC server is unavailable (RPC
サーバーが使用できません )」エラーを伴って失敗する場合があります。
対処法:
このエラーが発生した場合、以下のアクションを実行してください。
1
ソース サーバーで Windows ファイアウォールを開き [ 設定の変更 ] を選択します。[ 例外 ]
タブで [Windows Management Instrumentation (WMI)] を選択します。
2
ソース サーバー上で、Remote Procedure Call (RPC) サービスが開始され [ 自動 ] に設定
されているか確認してください。
3
ソース サーバー上で、Windows Management Instrumentation (WMI) サービスが開始され
[ 自動 ] に設定されているか確認してください。
vRanger 物理クライアントのアンインストール時に、以下に示すファイルは物理クライアントの
インストール ディレクトリ(デフォルトでは、C:\Program Files\Quest Software\
vRangerPhysicalClient)から削除されません。
•
vRanger ツールを含む、番号が割り当てられたディレクトリ(例 : 201020823162)
•
serviceconfig.txt
•
vRangerPhysicalClient.log
14554
対処法:
これらのファイルは手動で削除することができます。
物理サーバーへのリストア実行中は、vRanger はソース サーバーまたはセーブポイントをロック 14507
することはありません。これにより、同一サーバー上に 2 つの同時リストア タスクを作成する
結果となる可能性があり、この手順はサポートされていません。
対処法:
1 つのサーバーに付き、必ず 1 つのリストア タスクのみを構成するように注意してください。
Exchange 2010 サーバーの物理バックアップを実行中に、「Failed to create VSS snapshot on the 14426
target machine (P_VSSUTIL_WRITER_ERR).(ターゲット マシン (P_VSSUTIL_WRITER_ERR)上で
VSS スナップショットを作成できませんでした。)」エラーを伴ってタスクが失敗します。
対処法:
物理バックアップを使用して Exchange 2010 を保護するには、まずソース サーバー上に
Exchange Server 2010 Service Pack 2 をインストールする必要があります。
14711
物理バックアップを実行する場合、バックアップ タスクは「Failed to create VSS snapshot on
the target machine (P_VSSUTIL_UNEXPECTED).(ターゲット マシン (P_VSSUTIL_UNEXPECTED)
上で VSS スナップショットを作成できませんでした。)」エラーを伴って断続的に失敗します。
対処法:
この問題が発生した場合、影響を受けたソース サーバーへログインし、Quest Physical Client
サービスを再起動してください。
14639
vRanger に物理マシンを追加するときに、「The RPC server is unavailable.(Exception from
HRESULT: 0x800706BA) (RPC サーバーが使用できません。(HRESULT: 0x800706BA) からの例外 )」
エラーが発生する場合があります。
物理バックアップを実行する際、vRanger を更新せずに、ソース サーバーを認証するための認証 14712
情報が変更されると、後続のバックアップ タスクが「Failed to acquire shared resources (Unable
to connect to the backup destination. Failed to connect to the backup destination (共有リソー
スの取得に失敗しました。バックアップ先に接続できませんでした。バックアップ先への接続に
失敗しました)」エラーを伴って失敗します。この問題が発生した場合は、vRanger で認証情報
を更新してください。
場合によっては、vRanger リストア CD へデバイス ドライバを追加する必要があります。この手
順の詳細については、以下の vRanger コミュニティ サイト http://communities.quest.com/docs/DOC-13972(英語のみ)で参照することができます。
vRanger 7.0
リリース ノート
11
表 10. レプリケーションに関する既知の問題
既知の問題
問題 ID
vRDM ディスクを含むターゲットへのレプリケーションはサポートされていません。
16612
スタンドアロンの ESX 5 ホストが vRanger のインベントリに追加されていて、そのホストが
vRanger のインベントリにない vSphere 5 vCenter に「関連付けられている」場合、そのホスト
へのレプリケーション操作は次のエラーで失敗します。
< ホスト > は現在 VirtualCenter によって管理されています。レプリケーションの操作を続行す
る前にホストと VirtualCenter の関連付けを解除するか、該当する VirtualCenter を vRanger に登
録してください。
「関連付け」は vSphere 5 で導入された新しい関係であり、この関係を確立すると、一部のホス
ト リソースがホスト自体ではなく関連付けられた vCenter のみによって管理されます。したがっ
て、このようなホストには VM をレプリケートするために必要な操作を実行する権限がありませ
ん。vCenter が vRanger のインベントリにない場合、vRanger は必要な権限を取得できません。
対処法:
単にホストを切断するのではなく、ホストと Virtual Center の関連付けを解除するか該当する
Virtual Center を vRanger に登録します。
(変更を同期せずに)フェールオーバー操作を実行しようとしたときに、レプリケーション元ホ
ストが使用できない場合、フェールオーバー タスクは失敗し、手動でフェールオーバーを行う必
要があります。
対処法:
フェールオーバー操作では主要な 2 つのタスクが実行され、フェールオーバーが失敗した場合は
これらのタスクを手動で実行する必要があります。この 2 つのタスクとは、レプリケーション先
VM の電源をオンにすることと、運用サイトが復帰したときにレプリケーションの方向を逆にし
てレプリケーション先 VM に対する変更が取得されるようにすることです。フェールオーバー タ
スクを手動でレプリケートするには、以下の手順を実行します。
1
元のレプリケーション ジョブを無効にします。
2
レプリケーション先 VM の電源を手動でオンにします。
3
必要に応じて、レプリケーション先 VM を使用した操作を行います。
4
レプリケーション元ホストが再び稼働したら、プレシード機能を使用した新しいレプリ
ケーション ジョブをセットアップし、当初のレプリケーション元ホストをプレシードの
宛先として選択します。
5
プレシード レプリケーション ジョブを実行します。
6
ジョブが正常に完了したら、テスト フェールオーバーを実行して変更が転送されたこと
を確認します。
7
レプリケーション先(D/R)VM の電源をオフにし、当初のレプリケーション元 VM の電源
をオンにします。
8
元のジョブを再び有効にします。次回のレプリケーション パスが成功します。
13817
レプリケーション元 VM のハードウェアをバージョン 4 からバージョン 7 または 8 にアップグ
レードした後にレプリケーション タスクを実行すると、タスクがハングアップしたようになり、
「The operation has timed out」メッセージを伴って失敗する場合があります。このような場合、
vRanger はレプリカ VM のハードウェア バージョンをアップグレードします。これにより、
vSphere プロンプトがトリガされ、レプリカ VM 上の VMware ツールがアップグレードされます。
対処法:
vSphere クライアントで、レプリカ VM に [Continue with the VM Upgrade] を選択してください。
vRanger 7.0
リリース ノート
12
表 10. レプリケーションに関する既知の問題
問題 ID
既知の問題
レプリケーションで vCenter 接続を認証するときに次に示す文字が使用されている場合、バー
チャル アプライアンスによるレプリケーションが失敗します。
| \ / “ ‘ : ; < > , ?[ ] + = *
対処法:
vCenter への認証に使用するユーザー名またはパスワードに上記の文字を使用しないよう注意し
てください。
名前に " ["(半角の角括弧の前に半角スペース)が含まれる仮想マシンについてレプリケーショ
ンを実行すると、12% の確率でレプリケーション タスクがハングアップします。
12163
ハイブリッド レプリケーションを使用して Windows 2008 VM のレプリケーションを実行する際、
以下の状況に合致する場合、レプリケーションにより VM の起動不可能なレプリカが作成される
場合があります。この問題の原因として、以下の項目があげられます。
レプリケーション元 VM が ESX 4.1 ホスト上に位置する場合
vRanger バーチャル アプライアンスがレプリケーション元ホスト上で構成されている場合
レプリケーション ジョブに対してゲストの休止が有効になっている場合
レプリケーション先ホストにバーチャル アプライアンスが構成されていても、この問題の原因
とはなりません。
対処法:
ハイブリッド レプリケーションを使用したい場合、レプリケーション元ホスト上で vRanger
バーチャル アプライアンスを構成しないことをお勧めします。
表 11. バーチャル アプライアンスに関する既知の問題
既知の問題
問題 ID
vRanger バーチャル アプライアンス ハードウェアのバージョンをバージョン 10 にアッ
プグレードすると、バーチャル アプライアンスが起動しなくなります。
16845
既存のバーチャル アプライアンスを編集するときに、バーチャル アプライアンスのデータス
トアとスクラッチ ディスク サイズの両方を変更すると、エラーが発生して失敗します。
16838
対処法:
これらのオプションを個別に変更します。
ホストが VCenter で管理されている場合、バーチャル アプライアンスをスタンドアロン ホストに配置すると失敗します。
16792
VA 配置ウィザードを使用して vRanger バーチャル アプライアンスを配置する場合、ホストにつ
き 1 つの VA のみ配置することができます。
13606
2 番目のバーチャル アプライアンス配置が試行されると、VA 配置ウィザードはバーチャル アプラ
イアンスが既に配置されているホストに対してバーチャル アプライアンス配置を許可しません。
vRanger 7.0
リリース ノート
13
表 11. バーチャル アプライアンスに関する既知の問題
既知の問題
問題 ID
Install-VirtualAppliance vAPI コマンドレットを使用してバーチャル アプライアンスを作成する
と、複数 VA を使用する際、VADeployStatus パラメータを有効にすると障害が発生することがあ
ります。
13834
対処法:
vAPI cmdlets を使用して 3 つ以上のバーチャル アプライアンスを配置する場合、ステータスを返
すために Get-VirtualApplianceDeploymentStatus コマンドレットを使用してください。
環境によっては、vRanger バーチャル アプライアンスに 2 番目の NIC を追加することが
必要になる場合があります。
2 番目のネットワーク カードを追加するには、以下の手順を実行します。
1
vSphere クライアントで、バーチャル アプライアンスに NIC を追加します。
2
バーチャル アプライアンスの電源をオンにするか、再起動します。
3
バーチャル アプライアンスにログインします。
4
dmesg | grep "rename.*eth" コマンドを実行します。
5
実 NIC 名が新しい Udev NIC 名に変更されることを示す 2 つのメッセージが表示
されます。新しい NIC に適切な Udev NIC 名を見つけます。 名前が変更される NIC
を示す名前を使用します。
6
cd /etc/sysconfig コマンドを実行します。
7
このディレクトリには 1 番目の NIC の設定ファイルが 1 つすでに含まれていま
す。以下のコマンドを実行して、新しい NIC の設定ファイルを作成および編集します。
<IFname> は新しい NIC カードの新しい名前です。
vi ifconfig.<IFname>
8
以下の行を追加します。
== DHCP の場合(サンプルの NIC インターフェイス名):
ONBOOT=yes
SERVICE=dhcpcd
IFACE=enps2
DHCP_STOP="-k"
PRINTIP=yes
PRINTALL=no
== 静的の場合(サンプルの NIC インターフェイス名および IP アドレス):
ONBOOT=yes
SERVICE=ipv4-static
IFACE=enps2
IP=192.168.1.1
GATEWAY=192.168.1.254
PREFIX=24
9
/etc/init.d/network restart コマンドを実行してネットワークを再起動します。
10 ifconfig コマンドを実行して新しい NIC および IP 構成を確認します。
vRanger 7.0
リリース ノート
14
表 12. 他社製品に関する既知の問題
問題 ID
既知の問題
13619
vSphere 5 で vStorage API の VixDiskLib_PrepareForAccess() および
VixDiskLib_EndAccess() が導入され、これにより仮想マシンのマイグレーションを個別に
ロック / ロック解除することができます。ただし、場合によって VixDiskLib_EndAccess は
仮想マシンのロック解除に失敗することがあり、結果としてその仮想マシンは vMotion が永久に
無効になったままになります。
対処法:
VMware のナレッジベース記事 http://kb.vmware.com/kb/2008957 で説明されている手順に従
います。
vSphere 5 ドキュメンテーションで説明されているとおり、VMware の制限により、vRanger は名 13840
前にスラッシュ(/)、バックスラッシュ(\)
、およびパーセント(%)記号を含むデータストア
13841
に対する操作をサポートしていません。
Windows 2012 は、ESX(i) 4.1 でサポートされていません。ESXi 5.0 でサポートされる Windows
2012 には、ESXi 5.0 パッチ 4 が必要です。詳細については、VMware のナレッジベース記事
2006859 を参照してください。
VM パラメータに標準外の US-English ASCII 文字を使用すると、パラメータが予期しない動作を引
き起こす場合があります。詳細については、VMware のナレッジベース記事 1003866 で説明され
ています。
ファイル名またはフォルダ名に特殊文字が使用されている場合、vCenter 内のデータストアを参
照する際、それらのファイルまたはフォルダを正しく確認することができません。詳細について
は、VMware のナレッジベース記事 1015650 で説明されています。
vCenter サーバのホスト名に Tomcat がサポートしない文字が含まれる場合、
「Unable to retreive
health data from <server> . . (< サーバ > から健全性データを取得することができません)」
メッセージを伴って健全性データの取得が失敗します。このエラーは、Tomcat ホスト名が RFC
952 に準拠する必要があるために発生します。詳細については、VMware のナレッジベース記事
1013507 を参照してください。
VM コンピュータ名に 拡張 ASCII または非 ASCII 文字が含まれる場合、カスタム Linux VM のク
ローンを正常に作成することができません。詳細については、VMware のナレッジベース記事
2004390 で説明されています。
Hyper-V バックアップ ジョブを作成するとき、CSV(クラスターの共有ボリューム)を使用す
る VM と CSV を使用しない VM の混在はサポートされません。詳細については、
Microsoft サポート技術情報の記事 2771882 を参照してください。
vRanger 7.0
リリース ノート
15
システム要件
vRanger 7.0 をインストールする前に、ご使用のシステムが以下の最小ハードウェアおよびソフトウェアについ
ての必要条件を満たしている必要があります。
ハードウェア要件
表 13. ハードウェア要件
要件
詳細
プロセッサ
4 コア CPU に相当する組み合わせが推奨されます。例えば、1 クアッド コ
ア CPU、2 デュアルコア CPU。
メモリ
4 GB の RAM が必要です。
ハードディスク容量
vRanger マシンに 4GB 以上のハード ディスク空き容量が必要です。
オペレーティング システム
インストールがサポートされるオペレーティング システムは以下のとお
りです。
•
Windows 7
•
Windows 8
•
Windows 8.1
•
Windows Server 2008
•
Windows Server 2008 R2
•
Windows Server 2012
•
Windows Server 2012 R2
サポートされるのは、上記のオペレーティング システムの 64 ビット
バージョンのみです。
アップグレードと互換性
vRanger のこのリリースにアップグレードする前に、以下の注意事項を確認してください。
vRanger バーチャル アプライアンスの変更事項
vRanger 7.0 では、バーチャル アプライアンスが 64 ビット アーキテクチャに更新されました。vRanger バー
チャル アプライアンスをすでに配置している場合、期待どおりの結果を得るには、そのバーチャル アプライア
ンスを 64 ビット バージョンにアップグレードしてから vRanger 7.0 のジョブを実行する必要があります。
以前のバージョンの vRanger バーチャル アプライアンスは、バックアップ、リストア、レプリケーションの各
タスクでは使用されません。このため、別のトランスポート オプション([ 自動トランスポートの選択 ] が使用
されている場合)を使用してタスクが実行されるか、タスク全体が失敗する可能性があります。
サポートされているアップグレード パス
アーキテクチャの違いにより、古いバージョンの vRanger から vRanger 7.x へのアップグレードが正しく完了し
ない場合があります。
•
vRanger 4.x - vRanger 4.x をご使用の場合、最新バージョンの vRanger へ直接アップグレードすること
はできません。サポートされている vRanger 5.5 にアップグレードしてから、vRanger 7.0 にアップグ
レードする必要があります。
•
vRanger 5.x - 以下に示すバージョンの vRanger 5.x は、vRanger 7.0 へのアップグレードが認定されてい
ます。• vRanger 5.5 - vRanger 5.4 または 5.4.1 からのアップグレードには vRanger 5.5 への中間アップ
vRanger 7.0
リリース ノート
16
グレードが必要です。vRanger 5.4 または 5.4.1 を使用している場合は、vRanger 7.0 にアップグレード
する前に vRanger 5.5 にアップグレードする必要があります。
•
vRanger 6.x - vRanger 6.x のすべてのバージョンで直接アップグレードがサポートされます。
このリリースへのアップグレードの詳細については、『vRanger インストール / アップグレード ガイド』
の章「アップグレード」を参照してください。
製品のライセンス
試用ライセンスを有効にするには、以下の手順を実行します。
1
添付ファイル xxx-135-25746.asc を vRanger のインストール ディレクトリにコピーします。13525746 はユーザー固有のライセンス番号です。
2
[ ヘルプ ] メニュー -> [ ライセンス情報 ] をクリックします。
3
[ ライセンス情報 ] 画面で [Add New License(新規ライセンスの追加)] をクリックします。
4
ライセンス ファイルの保存場所へ移動し、ファイルを選択して [ 開く ] をクリックします。
5
[ ライセンス情報 ] 画面の下部にライセンス情報が表示されます。[ 保存 ] をクリックします。
6
[Exit(終了)] をクリックしてウィザードを閉じます。
vRanger を次回起動するときにライセンスが有効になります。
購入した市販ライセンスを有効にするには、以下の手順を実行します。
1
添付ファイル xxx-135-25746.asc を vRanger のインストール ディレクトリにコピーします。13525746 はユーザー固有のライセンス番号です。
2
[ ヘルプ ] メニュー -> [ ライセンス情報 ] をクリックします。
3
[ ライセンス情報 ] 画面で [Add New License(新規ライセンスの追加)] をクリックします。
4
ライセンス ファイルの保存場所へ移動し、ファイルを選択して [ 開く ] をクリックします。
5
[ ライセンス情報 ] 画面の下部にライセンス情報が表示されます。[ 保存 ] をクリックします。
6
[Exit(終了)] をクリックしてウィザードを閉じます。
vRanger を次回起動するときにライセンスが有効になります。
グローバリゼーション
ここでは、北米以外の地域のお客様に必要な、この製品を英語以外の言語設定でインストールして構成する方法
を説明します。ここでの説明は、製品ドキュメントの別の箇所に記載されているサポートされているプラット
フォームと構成についての説明に代わるものではありません。
このリリースでは、Unicode が利用可能で、すべての文字セットがサポートされています。すべての製品コン
ポーネントが同じまたは互換性のある文字エンコーディングを使用するよう構成する必要があり、同じロケール
および地域オプションを使用してすべての製品コンポーネントをインストールする必要があります。このリリー
スを利用できる対象地域は次のとおりです。北米、西ヨーロッパ、ラテンアメリカ、中央ヨーロッパ、東ヨー
ロッパ、極東アジア、日本
本リリースのリリース・ノートは、簡体中国語、フランス語、ドイツ語、および日本語向けにローカライズされ
ています。
このリリースには次の既知の機能または制限があります。NetVault SmartDisk リポジトリからのファイル レベル
リストアでは、Unicode の使用はサポートされていません。
vRanger 7.0
リリース ノート
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Dell について
Dell では、お客様の声に耳を傾け、お客様が信頼し、高く評価する、世界規模の革新的なテクノロジ、ビジネス
ソリューションおよびサービスを提供します。詳細については、www.quest.com を参照してください。
Dell へのお問い合わせ
テクニカル サポート : オンライン サポート
製品に関する質問およびセールス : (800) 306-9329
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テクニカル サポート リソース
有効なメンテナンス契約で Dell 製品をご購入いただいたお客様、および試用版をお持ちのお客様は、テクニカ
ル サポートをご利用いただけます。サポート ポータルを使用するには、http://software.dell.com/support/ に
アクセスしてください。
サポート ポータルには、問題を自分ですばやく解決するために使用できるセルフ ヘルプ ツールが用意されてい
ます。このツールは、24 時間、年中無休でご利用いただけます。また、ポータルでは、オンライン サービス リ
クエスト システムを使用して、製品サポート エンジニアに直接連絡することもできます。
このサイトでは、以下の操作が可能です。
•
サービス リクエスト(ケース)を作成、更新、管理する
•
Knowledge Base 記事を参照する
•
製品に関する通知を取得する
•
ソフトウェアをダウンロードする。試用版ソフトウェアの場合は、「試用版のダウンロード」にアクセス
してください。
•
使用法に関するビデオを観る
•
コミュニティ ディスカッションに参加する
•
サポート エンジニアとチャットする
本製品に使用されているサードパーティ ソフトウェア
本製品には、以下のサードパーティ コンポーネントが含まれています。サードパーティのライセンス情報につ
いては、http://software.dell.com/legal/license-agreements.aspx を参照してください。アスタリスク (*) の付いたコンポーネントのソース コードは、http://opensource.dell.com から入手可能です。
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または権利の非侵害を含み、これらに限定されない黙示の保証が含まれます。いかなる場合も Quest は、この製品の使用によ
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特許
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の特許は出願中です。
商標
Dell、Dell のロゴ、および vRanger は、Dell Inc. およびその関連会社の商標です。本ドキュメントでは、商標の所有権を主張
する機関とその名前またはその機関の製品を指すために、他の商標および商号を使用する場合があります。Dell は、商標およ
び他の名前に関する所有権を一切否認します。
凡例
注意 : 注意アイコンは、手順に従わないとハードウェア障害またはデータ損失の可能性があることを示します。
警告 : 警告アイコンは、物的損害、けが、死亡の原因となる可能性があることを示します。
重要な注、注、ヒント、モバイル、ビデオ : 情報アイコンは、サポートされる情報を示します。
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